JPH05312662A - 静電容量式圧力センサ - Google Patents

静電容量式圧力センサ

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JPH05312662A
JPH05312662A JP10375991A JP10375991A JPH05312662A JP H05312662 A JPH05312662 A JP H05312662A JP 10375991 A JP10375991 A JP 10375991A JP 10375991 A JP10375991 A JP 10375991A JP H05312662 A JPH05312662 A JP H05312662A
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JP
Japan
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pressure
electrode plate
movable electrode
sensitive diaphragm
pulse
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JP10375991A
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Shinsuke Mochizuki
信助 望月
Juichi Koike
寿一 小池
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Kohden Co Ltd
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Kohden Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【目的】2個の固定電極板と感圧ダイアフラムに結合し
た可動電極板の間の静電容量の変化により、気体や液体
の圧力を間接測定するものである。 【構成】変位方向に平行な面を有する可動電極板を2個
の固定電極板と重畳させて感圧ダイアフラムに結合し、
感圧ダイアフラムの変位にしたがって2個の固定電極板
と可動電極板との重畳幅(静電容量)を変化させる。これ
ら電極板の重畳部の静電容量の比率に等しい幅を有する
パルスを発生するパルス発生回路と、このパルス発生回
路からのパルス出力をパルス幅の比率に比例する直流電
圧に変換するデューティ比変換回路とを設ける。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、気体あるいは液体の圧
力を受けて感圧ダイアフラムが変位することにより圧力
を測定するセンサに関するものである。さらに詳しく
は、感圧ダイアフラムの変位による固定電極板と前記感
圧ダイアフラムに結合した可動電極板との間の静電容量
の変化により圧力を間接測定するセンサに関するもので
ある。
【0002】
【従来の技術】従来の静電容量式圧力センサは、図4に
示すように、気体あるいは液体の圧力を受けて変位する
感圧ダイアフラム(11)の一方の面に可動電極板(12)
を固定し、この可動電極板(12)に対峙させて固定した
固定電極板(26)を設けたものがあった。
【0003】また、図5に示すように、両側をダイアフ
ラム(27)(28)で密閉して作動液(29)を封入し、チ
ャンバー(30)の中央を可動電極板としての感圧ダイア
フラム(11)で密閉区画し、この感圧ダイアフラム(1
1)の両側のチャンバー(30)内部に固定電極板(31)
(32)を設けた差圧式ものがあった。これらの静電容量
式圧力センサは、いずれも固定電極板と可動電極板との
間隔の変化に伴う電極板間の静電容量の変化により圧力
を測定するものである。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】従来の静電容量式圧力
センサのうち、前者は構造が非常に簡単であるが、絶縁
性が低く、温度、湿度の影響を受け易い。また、圧力変
化に対する出力信号の変化、すなわち静電容量の変化を
大きくするためには、可動電極板(12)と固定電極板
(26)の有効面積大きくする必要があり、センサ全体が
大きなものとなるという問題点があった。
【0005】また、後者のものは、絶縁性が高く、圧力
変化に対する出力を大きくすることができるが、温度変
化による作動液(29)の誘電率などの変化が出力に影響
するという問題点があった。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明は以上のような課
題を解決するためになされたもので、被測定圧力を受け
ることにより変位する感圧ダイアフラムをチャンバー内
に設けることによりチャンバーを被測定圧力導入室と圧
力基準室とに気密に区画し、前記感圧ダイアフラムの変
位方向に平行な面を有し、感圧ダイアフラムの変位にし
たがって進退する可動電極板を感圧ダイアフラムに連結
し、この可動電極板と隙間をもって第1および第2の固
定電極板を対面させて固着し、感圧ダイアフラムの変位
にしたがって可動電極と第1および第2の固定電極との
重畳幅が変化するようにしたものである。感圧ダイアフ
ラムをばねで保持して被測定圧力によりばね圧に抗して
感圧ダイアフラムおよび可動電極板を変位させるように
してもよい。
【0007】また、このセンサ本体からの出力信号を処
理するために、第1の固定電極板と可動電極板とで形成
される第1のキャパシタにより負のパルス幅が設定さ
れ、第2の固定電極板と可動電極板とで形成される第2
のキャパシタにより正のパルス幅が設定されるパルス発
生回路を設けて被測定圧力に応じた幅のパルスを発生
し、このパルス出力をパルス幅の比率に比例する直流電
圧に変換するデューティ比変換回路を設けたものであ
る。
【0008】導入室に被測定圧力が導入されると、被測
定圧力に応じた量だけ感圧ダイアフラムが変位し、可動
電極板と第1、第2の固定電極板との重畳面積が変化す
る。これにより、第1のキャパシタの静電容量および第
2のキャパシタの静電容量が変化する。そして、これら
の第1と第2のキャパシタの静電容量により負のパルス
幅と正のパルス幅とが設定されて第1、第2の固定電極
板と可動電極板の重畳幅、すなわち被測定圧力に応じた
幅のパルスが出力される。このパルスがデューティ比変
換回路により被測定圧力に応じた直流電圧に変換され
る。
【0009】
【実施例】本発明の一実施例を図1ないし図3に基づい
て説明する。図1において(1)は円筒形の本体ケースで
あり、この本体ケース(1)の上部に圧力導入ポート(2
5)を設けたカバーケース(2)が取付けられてチャンバ
ー(3)が形成され、チャンバー(3)は本体ケース(1)と
カバーケース(2)との間に気密に挾まれた感圧ダイアフ
ラム(11)により区画されている。チャンバー(3)の上
側はカバーケース(3)と感圧ダイアフラム(11)による
被測定圧力の導入室(6)が形成され、下側は本体ケース
(1)と感圧ダイアフラム(11)による圧力基準室(9)が
形成されている。この圧力基準室(9)は本体ケース(1)
の底部に設けられた孔(24)によって大気に開放されて
いる。
【0010】本体ケース(1)の圧力基準室(9)の内側面
には、内径の等しい円筒形の第1の固定電極板(13)お
よび第2の固定電極板(14)が上下に配置されて固着さ
れ、これらの固定電極板(13)(14)は前記ダイアフラ
ム(11)の変位方向に対して平行な内面を有している。
これらの第1の固定電極板(13)と第2の固定電極板
(14)の内側には円筒形の可動電極板(12)が設けら
れ、この可動電極板(12)はブラケット(10)を介して
前記感圧ダイアフラム(11)に連結されている。第1、
第2固定電極板(13)(14)と可動電極板(12)の間に
は、間隔を一定に保ち、かつ短絡させないための絶縁体
(誘電体)(26)が摺動抵抗とならないように設けられて
いる。これにより、第1の固定電極板(13)と可動電極
板(12)の重畳面に静電容量C1を生じて図2の回路図
に示す第1のキャパシタ(18)が形成され、第2の固定
電極板(14)と可動電極板(12)の重畳面に静電容量C
2を生じて図2に示す第2のキャパシタ(19)が形成さ
れる。
【0011】前記ブラケット(10)の上側には感圧ダイ
アフラム(11)を挾んで上押さえ板(4)が設けられ、こ
の上押さえ板(4)とカバーケース(2)の下面の間にばね
(7)を挾んで感圧ダイアフラム(11)と可動電極板(1
2)が下に向かって付勢されている。また可動電極板(1
2)の下側には下押さえ板(5)が設けられ、この下押さ
え板(5)と本体ケース(1)の底面に設けられた調整ねじ
(15)との間にばね(8)を挾んで感圧ダイアフラム(1
1)と可動電極板(12)が上に向かって付勢されてい
る。
【0012】図2において、(33)は第1、第2の単安
定マルチバイブレータ(16)(17)からなるパルス発生
回路であり、第1、第2の単安定マルチバイブレータ
(16)(17)の中のA1、A2は正のトリガ入力端子、B
1、B2は負のトリガ入力端子、CD1、CD2はクリア入
力端子、QF1、QF2は正相出力端子、QR1、QR2
反転出力端子、T11、T12はコンデンサアース端子、
T21、T22は抵抗とキャパシタの共通端子である。
【0013】第1の単安定マルチバイブレータ(16)の
コンデンサアース端子T11はアースに接続されるとと
もに可動電極板(12)が接続され、共通端子T21は第
1の固定電極板(14)が接続されるとともに抵抗(20)
を介して電源Epに接続されている。すなわち、コンデ
ンサアース端子T11と共通端子T21の間に第1のキャ
パシタ(18)が接続されている。第2の単安定マルチバ
イブレータ(17)のコンデンサアース端子T12はアー
スに接続されるとともに可動電極板(12)に接続され、
共通端子T22は第1の固定電極板(13)に接続される
とともに抵抗(21)を介して前記電源Epに接続されて
いる。すなわち、コンデンサアース端子T12と共通端
子T22の間に第2のキャパシタ(19)が接続されてい
る。
【0014】第2の単安定マルチバイブレータ(17)の
正相出力端子QF2は、デューティ比変換回路(221)を
介して差動増幅器(23)の+側に接続されるとともに、
第1の単安定マルチバイブレータ(16)の負のトリガ入
力端子B1に接続され、反転出力QR2はデューティ比変
換回路(222)を介して差動増幅器(23)の−側に接続
されている。第1の単安定マルチバイブレータ(16)の
反転出力端子QR1は第2の単安定マルチバイブレータ
(17)の正のトリガ入力端子A2に接続され、正のトリ
ガ入力端子A1はアースに接続されている。
【0015】前記電源Epは前記抵抗(20)(21)に接
続されるとともに、第2の単安定マルチバイブレータ
(17)のクリア入力端子CD2と負のトリガ入力端子B2
および第1の単安定マルチバイブレータ(16)のクリア
入力端子CD1に接続されている。以上の第1、第2の
単安定マルチバイブレータ(16)(17)からなるパルス
発生回路(33)には、電源を投入してから一定時間後に
起動パルスを与える起動回路(34)が接続されている。
前記デューティ比変換回路(221)(222)は、2段の積
分回路(35)(36)で構成されるている。
【0016】つぎに、以上の構成における圧力センサの
動作を説明する。まず、本体ケース(1)の底面に設けら
れた調整ねじ(15)によって、可動電極板(12)の位置
を調整する。導入室(6)に大気圧と等しい被測定圧力が
与えられているときは、感圧ダイアフラム(11)は変位
せず、第1、第2の固定電極板(13)と可動電極板(1
2)とのそれぞれの重畳面の幅l1、l2も変化しない。
圧力導入ポート(25)を介して、導入室(6)に大気圧よ
り高い被測定圧力Pが導入されると、被測定圧力Pに比
例した距離d=P/(k1+k2)だけ、ばね(7)(8)に抗
して感圧ダイアフラム(11)が下方に変位する。この感
圧ダイアフラム(11)の変位により、被測定圧力Pに比
例した幅だけ、第1の固定電極板(13)と可動電極板
(12)との重畳面の幅l1が狭く、そして第2の固定電
極板(14)と可動電極板(12)との重畳面の幅l2が広
くなるように変位する。但し、k1およびk2は、ばね
(7)(8)のばね定数である。
【0017】第1、第2のキャパシタ(18)(19)の静
電容量C1、C2は、常に C1=2π・ε0・εr・l1/log(ro/ri) …式(1) C2=2π・ε0・εr・l2/log(ro/ri) …式(2) で表わされる。但し、ε0は真空の誘電率、εrは絶縁
体(26)の誘電率、roは第1、第2の固定電極板(1
3)(14)の内径の半径、riは可動電極板(12)の外
径の半径である。
【0018】図2に示す回路において、電源を投入直後
は第1および第2の単安定マルチバイブレータ(16)
(17)は安定状態、すなわち、正相出力QF1とQF2
0、反転出力QR1とQR2は1である。そこで、電源を
投入して一定時間後に、第1または第2のマルチバイブ
レータ(16)または(17)のいずれかの入力A1、B1
2またはB2に起動回路(34)から起動用トリガパルス
を与えて起動する。
【0019】起動すると、第2の単安定マルチバイブレ
ータ(17)は、第1の単安定マルチバイブレータ(16)
の反転出力QR2による負のパルスが正のトリガ入力端
子A2に与えられて負のパルスの立上りでトリガされ、
正相出力端子QF2からステーブル時間C2・R2の幅の
正のパルスが出力される。R2は抵抗(21)の抵抗値で
ある。この正のパルスが第1の単安定マルチバイブレー
タ(16)の負のトリガ入力端子B1に与えられて正のパ
ルスの立ち下がりでトリガされ、反転出力端子QR1
らステーブル時間C1・R1の幅の負のパルスが出力され
る。R1は抵抗(20)の抵抗値である。
【0020】この負のパルスが第2の単安定マルチバイ
ブレータ(17)の正のトリガ入力端子A2に与えられて
再び負のパルスの立上りでトリガされ、以下同様にし
て、第1および第2の単安定マルチバイブレータ(16)
(17)が交互にトリガされてゆく。この間、第2の単安
定マルチバイブレータ(17)の正相出力端子QF2から
は、図3(b)に示すように、T1=C2・R2の幅の1レ
ベルとT0=C1・R1の幅の0レベルを交互に繰り返す
パルスが出力され、反転出力端子QR2からはこれの反
転したパルスが出力される。
【0021】この第2の単安定マルチバイブレータ(1
7)の正相出力QF2は、デューティ比変換回路(221)
により、図2(b)の破線で示すように、パルスを平均化
して1レベルの時間の比率を表わすデューティ比の直流
電圧E1として出力され差動増幅器(23)の+側に入力
される。すなわち、1レベルの電圧をEpとして、 E1=Ep・T1/(T1+T0) =Ep・(C2・R2/(C1・R1+C2・R2)) …式(3) である。ここで、R1=R2=RとすればRが消去され
て、 E1=Ep・(C2/(C1+C2)) …式(4) である。式(1)(2)を式(4)に代入し、Epを左辺に移
項すると、 E1/Ep=l2/(l1+l2) …式(5) となり、また、可動電極板(12)と第1および第2の固
定電極板(13)(14)の重畳面の和(l1+l2)は常に一
定の幅lcであり、 E1/Ep=l2/lc …式(6) である。
【0022】すなわち、デューティ比変換回路(221)
の出力電圧E1と電源電圧Epとの比は、第1および第
2の固定電極板(13)(14)と可動電極板(12)の重畳
面の幅の和lcと第2の固定電極板(14)と可動電極板
(12)の重畳面の幅l2との比となる。また、被測定圧
力Pの導入により、可動電極板(12)がd=P/(k1
2)だけ移動したとすれば、 E1/Ep=d/lc+l2/lc =P/(lc・(k1+k2))+(l2/lc) …式(7) となり、(lc・(k1+k2))=A、l2/lc=B1とお
けば、 E1/Ep=P・A+B1 …式(8) となる。すなわち、被測定圧力Pが0のときの出力を定
数B1として、被測定圧力Pが加えられたときの出力の
増加分は被測定圧力Pに比例する。
【0023】また、同様にして、この第2の単安定マル
チバイブレータ(17)の反転出力QR2は、デューティ
比変換回路(222)により、パルスを平均化して1レベ
ルの時間の比率を表わすデューティ比の直流電圧E0
して出力され差動増幅器(23)の−側に入力される。こ
の直流電圧E0は、正相出力QF2の0レベルの時間の比
率を表わすものとなる。デューティ比変換回路(222)
の出力は、正相出力QF2と同様に、 E0/Ep=−d/lc+l1/lc =−P/(lc・(k1+k2))+(l1/lc) …式(7’) で表わされ、l1/lc=B0とおけば、 E0/Ep=−P・A+B0 …式(8’) となる。
【0024】ここで、被測定圧力P=0のときの第1の
固定電極板(13)と固定電極板(12)の重畳幅l1、と
第2の固定電極板(14)と固定電極板(12)の重畳幅l
2を、調整ねじ(15)で調整してl1=l2とすれば、B1
=B0=Bとなり、差動増幅器(23)の出力Eは、 E=P・A+B−(−P・A+B)=2P・A となる。
【0025】以上の実施例では、圧力基準室(9)を大気
に開放してゲージ厚を測定するようにように構成した
が、本発明はこれに限られるものではなく、圧力基準室
(9)を密閉して真空とし、絶対圧を測定するようにして
もよいし、測定目的に合わせた特定の圧力に設定しても
よい。また、圧力基準室(9)に対して正圧のみならず負
圧を測定するようにしてもよい。
【0026】以上の実施例では、円筒形の可動電極板を
内側に、そして円筒形の第1、第2の電極板を外側とし
て計算・その他を説明したが、本発明はこれに限られる
ものではなく、多角筒形や平板状、これらを組み合わせ
たものでもよく、また、電極板の内外などの位置関係が
限定されるものでもない。すなわち、感圧ダイアフラム
の変位方向に対して平行なキャパシタの有効面積を有
し、第1および第2の固定電極板の幅が、可動電極板の
幅と感圧ダイアフラムの変位量を充分にカバーできる形
状であればよい。
【0027】以上の実施例では、第1の単安定マルチバ
イブレータ(16)の反転出力端子QR1を第2の単安定
マルチバイブレータ(17)の正のトリガ入力端子A2
接続し、第2の単安定マルチバイブレータ(17)の反転
出力端子QR2を第1の単安定マルチバイブレータ(1
6)の正のトリガ入力端子A1に接続したが、本発明はこ
れに限られるものではなく、負のパルス幅と正のパルス
幅がそれぞれ第1、第2のキャパシタ(18)(19)で設
定される構成ならどのようなものでもよい。
【0028】以上の実施例では、第2の単安定マルチバ
イブレータ(17)の正相出力QF2と反転出力QR2の双
方ををデューティ比の直流電圧に変換して差動増幅する
ようにしたが、本発明はこれに限られるものではない。
例えば、第2の単安定マルチバイブレータ(17)の正相
出力QF2のみをデューティ比変換回路によって直流電
圧に変換して増幅するようにしてもよい。さらに、第1
の単安定マルチバイブレータ(16)の出力QF1、QR1
を逆に用いてデューティ比変換回路(221)(222)に入
力するようにしてもよく、第1、第2の単安定マルチバ
イブレータ(16)(17)の出力の取り方が限定されるも
のではない。
【0029】以上の実施例では、2段の積分回路(35)
(36)によって、デューティ比変換回路(221)(222)
を構成したが、本発明はこれに限られるものではなく、
パルス幅の比率を正確に直流電圧に変換できるものなら
ばどのようなものでもよい。
【0030】
【発明の効果】本発明は、以上のように構成したので、
可動電極板と第1、第2の固定電極板間の静電容量の温
度・湿度特性を補償し、温度や湿度による影響を受けず
に、常に電源電圧に対しての正確な比率のリニア出力と
して圧力を測定することができる。したがって、温度や
湿度の変化に影響されず圧力変化を正確に出力すること
ができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例を示す静電容量式圧力センサ
の断面図である。
【図2】本発明の一実施例を示す静電容量式圧力センサ
の回路図である。
【図3】図2の回路図の各点の出力を示すタイムチャー
ト図である。
【図4】第1の従来例を示す断面図である。
【図5】第2の従来例を示す断面図である。
【符号の説明】
(1)…本体ケース、(2)…カバーケース、(3)…チャン
バー、(4)…上押さえ板、(5)…下押さえ板、(6)…導
入室、(7)(8)…ばね、(9)…圧力基準室、(10)…ブ
ラケット、(11)…感圧ダイアフラム、(12)…可動電
極板、(13)…第1の固定電極板、(14)…第2の固定
電極板、(15)…調整ねじ、(16)…第1のマルチバイ
ブレータ、(17)…第2のマルチバイブレータ、(18)
…第1のキャパシタ、(19)…第2のキャパシタ、(2
0)(21)…抵抗、(221)(222)…デューティ比変換
回路、(23)…増幅回路、(24)…孔、(25)…圧力導
入ポート、(26)…絶縁体(誘電体)、(33)…パルス発
生回路、(34)…起動回路、(35)(36)…積分回路。

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】被測定圧力を受けることにより変位する感
    圧ダイアフラムをチャンバー内に設けることによりチャ
    ンバーを被測定圧力導入室と圧力基準室とに気密に区画
    し、前記感圧ダイアフラムの変位方向に平行な面を有
    し、感圧ダイアフラムの変位にしたがって進退する可動
    電極板を感圧ダイアフラムに連結し、この可動電極板と
    隙間をもって第1および第2の固定電極板を対面させて
    固着し、感圧ダイアフラムの変位にしたがって第1、第
    2の固定電極と可動電極との重畳幅が変化することを特
    徴とする静電容量式圧力センサ。
  2. 【請求項2】感圧ダイアフラムをばねで保持し、被測定
    圧力によりばね圧に抗して感圧ダイアフラムおよび可動
    電極板を変位させることを特徴とする請求項1記載の静
    電容量式圧力センサ。
  3. 【請求項3】第1の固定電極板と可動電極板とで形成さ
    れる第1のキャパシタにより負のパルス幅が設定され、
    第2の固定電極板と可動電極板とで形成される第2のキ
    ャパシタにより正のパルス幅が設定されるパルス発生回
    路と、このパルス発生回路からのパルス出力をパルス幅
    の比率に比例する直流電圧に変換するデューティ比変換
    回路とを具備してなる請求項1記載の静電容量式圧力セ
    ンサ。
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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH0612934U (ja) * 1992-07-22 1994-02-18 株式会社ユニシアジェックス 荷重検出装置
KR101401201B1 (ko) * 2010-01-18 2014-05-28 미쓰비시덴키 가부시키가이샤 진공밸브

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JPH0612934U (ja) * 1992-07-22 1994-02-18 株式会社ユニシアジェックス 荷重検出装置
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