JPH0531237Y2 - - Google Patents

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JPH0531237Y2
JPH0531237Y2 JP1987013429U JP1342987U JPH0531237Y2 JP H0531237 Y2 JPH0531237 Y2 JP H0531237Y2 JP 1987013429 U JP1987013429 U JP 1987013429U JP 1342987 U JP1342987 U JP 1342987U JP H0531237 Y2 JPH0531237 Y2 JP H0531237Y2
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exhaust
governor
internal combustion
insulating material
combustion engine
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  • Control Of Throttle Valves Provided In The Intake System Or In The Exhaust System (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】 考案の目的 (産業上の利用分野) 本考案は内燃機関の調速機、詳しくは霜付着防
止機構付き調速機に関するものである。
(従来の技術) 第5図に示すように内燃機関の調速機1の内部
は、キヤブレタ2において形成された噴霧状の燃
料3の気化熱により冷却されるので、調速機本体
4の内壁4a、スロツトルバルブ5及びその支持
部材5aに霜6が付着し、同スロツトルバルブ5
が作動不良になるという問題点がある。
そこで従来からこの問題点を解決するために、
例えば、次の二つの手段が提案されている。
第一手段は、内燃機関本体7の温水(内燃機関
本体との熱交換によつて昇温された冷却水)の一
部をホース8及びウオータポンプ9により導いて
調速機本体4を加熱して霜6が付着しないように
する手段である。しかしながら、この手段では温
水がサーモスタツト(図示なし)により80℃以上
にならないように制御されているので、充分に霜
6を溶かすことはできない。
第二手段は、調速機本体に内燃機関本体のエキ
ゾーストマニホールド付近の高温空気をエアクリ
ーナの吸引作用によつてパイプに導いて、その高
温空気で前記調速機本体を加熱した後、その高温
空気をエアクリーナに通して濾過して調速機に供
給するという手段である(実開62−3949号公報)。
この手段は前者の手段より霜付着防止効果は格
段に優れているが、前記エキゾーストマニホール
ド付近の高温空気を吸引するための吸引手段(ク
リーナ)を設ける必要があること、その高温空気
を清掃する必要があること、クリーナ全体が高温
化してクリーナ内の濾材や、クリーナの本体−蓋
間のシール部材等の熱劣化がある等の問題がある
ことが第二の手段が提案された後に顕在化してき
た。
本考案の目的はスロツトルバルブ等に霜が付着
するのを完全に防止できるとともに、クリーナ等
の積極的な吸引手段を使用することなくコンパク
トに構成された調速機を提供することにある。
考案の構成 (問題点を解決するための手段) この考案は前記の問題点を解決するために内燃
機関のエキゾーストマニホールドに対して該エキ
ゾーストマニホールド内の排気の一部を流通させ
る排気分流パイプを接続し、前記排気分流パイプ
の中間部には保温材を設け、この保温材を前記内
燃機関の調速機本体の外周に取り付け、前記排気
分流パイプの中間部を前記内燃機関の調速機本体
に直接又は間接的に接触させてなることをその要
旨とする。
(作用) 調速機本体に配設された排気分流パイプにエキ
ゾーストマニホールドからの排気の一部が流通さ
れる。該排気は内燃機関本体の温水よりも著しく
高い温度を有するとともに調速機本体は前記排気
分流パイプの中間部と直接又は間接的に接触して
いるので、排気の熱はその排気分流パイプの壁を
伝わつて高い温度で調速機本体を加熱する。調速
機本体が高温で加熱されると、その内壁が加熱さ
れるとともに、該調速機本体に設置されているス
ロツトルバルブも熱伝導により加熱される。その
ため前記内壁及びスロツトルバルブ及びその支持
部材に霜が付着しない。又、調速機本体の外周に
設けられた保温材は調速機本体の温められた熱を
外部に放出しないようにするため、調速機本体が
効率よく温められる。更に、調速機本体の外周の
保温材の保温力によつて調速機本体全体が均一に
温めるられる。
調速機本体を加熱した排気は特別の装置装置等
に通されることなく排気分流パイプによりエキゾ
ーストマニホールドに返還され、他の排気と合流
して処理される。
(実施例) 次に、本考案を具体化した一実施例を第1図に
基づいて説明する。
キヤブレタ2の下端面には調速機1が連接され
ている。該調速機1はほぼ円筒状をなす調速機本
体4と、その内部の内燃通路Pの開口度を調節す
るためのスロツトルバルブ5とからなつている。
前記調速機本体4には石綿等からなる保温材10
がバンド金具等の固定部材11等により固定され
ている。
そして、その保温材10には次のように排気分
流パイプ12が配設され、その中にエキゾースト
マニホールド13から排気gが分流するようにな
つている。
内燃機関本体7のエキゾーストマニホールド1
3において排気gの流れに関して上流側の外壁部
分には短管状の金属製接続部材14aが排気gの
流れにほぼ対向するように取付けられ、高温の排
気gの取入口を形成している。前記接続部材14
aには金属製のメーンパイプ12aの基端部が接
続され、その他端部が前記保温材10にまで延び
ている。
前記保温材10において少なくとも調速機本体
4内とスロツトルバルブ5と対峙する部分には側
面ほぼ横U字形の加熱パイプ12bがその両端部
を残して埋め込まれ、その一端部に前記メーンパ
イプ12aの先端部が接合されている。この排気
分流パイプ12は保温材10において調速機本体
4の外周の一部又は全体に設けることができる。
前記加熱パイプ12bの他端部にはもう1本の
メーンパイプ12cの基端部が接続され、その他
端部がエキゾーストマニホールド13にまで延び
ている。
前記エキゾーストマニホールド13において前
記接続部材14aの取付部位より下流側にはもう
1個の接続部材14bが該エキゾーストマニホー
ルド13の排気gの流れ方向に近い角度で取り付
けられ、その接続部材14bに前記メーンパイプ
12cの先端部が接続されている。
なお、接続部材14a,14bの取付部位、方
向等はエキゾーストマニホールド13中の排気g
を分流させることができる限度において種々変更
することができるが、両接続部材14a,14b
は極力離れた部位で、しかも後者を前者より下流
側に設ける方がよい。
そして、エキゾーストマニホールド13から前
記接続部材14aを通じて取り入れられた数百度
の排気gが、メーンパイプ12a、加熱パイプ12b
及びメーンパイプ12c等からなる排気分流パイ
プ12の中を流れて、その中間部である加熱パイ
プ12bから前記調速機本体4に熱を与え、接続
部材14bを通じてエキゾーストマニホールド1
3内に戻るようになつている。
次に、上記の構成を採用するこの実施例の作
用、効果について述べると、内燃機関が駆動中、
キヤブレタ2内で噴霧され、空気と混合した混合
ガスが調速機本体4を通過するとき、その混合ガ
ス中のミスト状の燃料3の気化熱等により該混合
ガスが冷却され、その結果、調速機本体4も冷却
される。
しかしながら、調速機本体4には排気分流パイ
プ12が保温材10を介して配設されており、そ
の排気分流パイプ12内にはエキゾーストマニホ
ールド13から高温の排気gが流通しているの
で、同排気分流パイプ12の途中の加熱パイプ1
2bによつて、保温材10及び調速機本体4が加
熱される。従つて、スロツトルバルブ5等の着霜
が防止され、スロツトルバルブ5が作動不良にな
ることは全くない。
加熱パイプ12bで調速機本体4に熱を与えた
排気gはメーンパイプ12c及び接続部材14b
を通つて、エキゾーストマニホールド13に返還
される。前記接続部材14bは該エキゾーストマ
ニホールド13に対してその中の排気gの流れ方
向に近い角度で取り付けられているので、接続部
材14bを通つた排気gはエキゾーストマニホー
ルド13内の排気gに乗せられて排気処理され
る。
従つて、本考案の調速機1は前記従来技術のよ
うにメーンパイプ12cの途中にエアクリーナ等
の排気処理装置を設けて排気を処理する必要がな
く、設備的にもコンパクになる。
この実施例では保温材10はどこにでも取付け
可能であるので、調速機本体4外周のうち最も加
熱したい部位に任意に取付けることができるばか
りでなく、内燃機関本体7の振動が排気分流パイ
プ12に伝わることがあつても、保温材10は石
綿から形成されているので前記振動を吸収して調
速機本体4に伝達させないようにするという特有
の効果を発揮する。
又、調速機本体4の外周に対して保温材12を
配設し、この保温材12によつて調速機本体4を
温める熱を外部に放出しないようにしているた
め、調速機本体4を効率よく温めることができ
る。特に、冷間始動時に調速機本体4を温める時
間を短時間で行うことができる。この結果、調速
機本体4の霜付き防止を確実に行うことができ
る。
更に、保温材12の保温力によつて調速機本体
4から外部に熱が放出されにくくなるため、調速
機本体4全体を均一に温めることができる。この
結果、調速機本体4を温めるときの温度分布に差
が発生しないため、調速機本体4の霜付き防止を
確実に行うことができる。
本考案は前記の実施例に限定されることなく、
例えば、次の態様で実施することもできる。
(1) 第2図に示すように保温材10に加熱パイプ
12bの固定位置を調整できるスペース10a
を設けることができる。また、保温材10の厚
みを変更して加熱パイプ12bと調速機本体4
との距離を調整することができる。このように
すると、季節又は外気の温度によつて調速機本
体4の加熱温度を調整できる。
(2) 第3図に示すように保温材10において加熱
パイプ12bと調速機本体4との間には保温材
10より遮熱性に優れた遮熱板、例えば、保温
材10が石綿からなる場合、極細ガラス繊維か
らなる遮熱板15を使用して、その遮熱板15
の遮熱度、例えば面積、厚み等を変更すること
によつて着霜防止効果を調整することができ
る。
また、保温材10としては種々の無機質断熱
材及び100℃を越える温度で使用可能な有機質
断熱材が使用される。
(3) 第4図に示すように、メーンパイプ12aに
フイン16や流量調節弁17等の温度調節部を
設けて、調速機本体4の加熱温度を調整するこ
とができる。また、このようにして加熱温度を
低くできる場合、調速機本体4に加熱パイプ1
2bを直接接触させることもできる。
(4) 本考案は霜付着防止が必要な種々の内燃機
関、特に産業用車輌の内燃機関に適用される。
考案の効果 以上詳述したように、本考案は調速機本体の外
周に対して保温材が取り付けられており、排気分
流パイプの中間部をこの保温材を介して調速機本
体に対して直接又は間接的に接触させているた
め、排気分流パイプの中間部が調速機本体を温め
たときの熱が保温材によつて外部に放出されにく
く、かつ調速機本体を均一に温めることができる
という優れた効果を発揮する。
【図面の簡単な説明】
第1図は実施例の縦断面図、第2図は排気分流
パイプの配設態様の別例を示す部分縦断面図、第
3図は同様にさらに他の別例を示す部分縦断面
図、第4図は排気の温度制御例を示す概略説明
図、第5図は従来技術の縦断面図である。 4……調速機本体、10……保温材、12……
排気分流パイプ、13……エキゾーストマニホー
ルド、15……遮熱板、g……排気。

Claims (1)

  1. 【実用新案登録請求の範囲】 1 内燃機関のエキゾーストマニホールドに対し
    て該エキゾーストマニホールド内の排気の一部
    を流通させる排気分流パイプを接続し、前記排
    気分流パイプの中間部には保温材を設け、この
    保温材を前記内燃機関の調速機本体の外周に取
    り付け、前記排気分流パイプの中間部を前記内
    燃機関の調速機本体に直接又は間接的に接触さ
    せてなる内燃機関の霜付着防止機構付き調速
    機。 2 調速機本体に対して排気分流パイプが保温材
    を介して間接的に接触している状態において、 前記保温材は排気分流パイプの振動を吸収す
    るものである実用新案登録請求の範囲第1項記
    載の内燃機関の霜付着防止機構付き調速機。 3 調速機本体に対して排気分流パイプが保温材
    を介して間接的に接触している状態において、 前記調速機本体と排気分流パイプとの間にお
    ける保温部材には該排気分流パイプより熱伝導
    率の小さい遮熱板が挿入されている実用新案登
    録請求の範囲第1項記載の内燃機関の霜付着防
    止機構付き調速機。 4 排気分流パイプはその途中に温度を調節する
    ための温度調節部を備えている実用新案登録請
    求の範囲第1項記載の内燃機関の霜付着防止機
    構付き調速機。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JPS59103853U (ja) * 1982-12-28 1984-07-12 トヨタ自動車株式会社 気化器の氷結防止装置
JPS59196560U (ja) * 1983-06-14 1984-12-27 愛三工業株式会社 気化器のアイシング防止装置

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