JPH05312255A - 無段変速機の変速制御装置 - Google Patents

無段変速機の変速制御装置

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JPH05312255A
JPH05312255A JP11764292A JP11764292A JPH05312255A JP H05312255 A JPH05312255 A JP H05312255A JP 11764292 A JP11764292 A JP 11764292A JP 11764292 A JP11764292 A JP 11764292A JP H05312255 A JPH05312255 A JP H05312255A
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 常に最良の制御状態となるように設定された
制御マップに基づいて無段変速機の変速比を適正に制御
する。 【構成】 エンジン2の作動状態に対応する制御目標値
が設定された制御マップに基づいて制御目標値を読出す
目標値読出手段18と、この制御目標値に応じて無段変
速機1の変速比を制御する変速駆動手段12とを備えた
無段変速機の変速制御装置において、エンジ2ンの作動
状態と燃料消費率とをパラメータとして制御目標値が設
定された制御マップを記憶するマップ記憶手段17と、
エンジン21の作動状態に応じて燃料消費率を求める燃
費率算出手段19と、燃料消費率の算出値に応じて上記
マップ記憶手段17において記憶された制御マップを更
新するマップ更新手段20とを設けた。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、予め設定された制御マ
ップに基づいて制御目標値を読出し、この制御目標値に
応じて無段変速機の変速比を制御する無段変速機の変速
制御装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、例えば特開昭58−180864
号公報に見られるように、燃料消費率が最も小さくなる
ように予め設定された最小燃料消費率曲線に基づいて上
記無段変速機の制御目標値を読出し、この制御目標値に
応じて無段変速機の変速比を制御するように構成された
Vベルト式無段変速機において、車速の変化から実加速
度を検出し、この実加速度が予め設定された比較基準加
速度よりも小さい場合に、変速比大側の変速パターンを
用いることにより、燃費性能の良い低回転側が多用され
ることに起因した登坂時の動力不足等を防止することが
行なわれている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】上記のように予め設定
された最小燃料消費率曲線に基づいて制御目標値を読出
し、その値に応じて無段変速機の変速比を制御するよう
に構成された上記従来装置では、最小燃料消費率曲線か
らなる制御マップが経時変化、外気条件もしくは使用ガ
ソリンの種類の変化等に起因するエンジン特性の変化ま
たは量産によるエンジン性能のバラツキ等に応じて変化
するということが考慮されていないため、上記制御マッ
プが実情に適合していない場合に、燃費性能が低下する
ことがある等の問題があった。
【0004】本発明は、上記問題を解決するもので、常
に最良の制御状態となるように設定された制御マップに
基づいて無段変速機の変速比を適正に制御することがで
きる無段変速機の変速制御装置を提供することを目的と
する。
【0005】
【課題を解決するための手段】請求項1に係る発明は、
エンジンの作動状態に対応する制御目標値が設定された
制御マップに基づいて制御目標値を読出す目標値読出手
段と、この制御目標値に応じて無段変速機の変速比を制
御する変速駆動手段とを備えた無段変速機の変速制御装
置において、エンジンの作動状態と燃料消費率とをパラ
メータとして制御目標値が設定された制御マップを記憶
するマップ記憶手段と、エンジンの作動状態に応じて燃
料消費率を求める燃費率算出手段と、この燃料消費率の
算出値に応じて上記マップ記憶手段において記憶された
制御マップを更新するマップ更新手段とを設けたもので
ある。
【0006】請求項2に係る発明は、請求項1記載の無
段変速機の変速制御装置において、エンジンの作動状態
と燃料消費率とをパラメータとして制御目標値が設定さ
れ、かつこの制御目標値に燃料消費率に対応した優先順
位が付された優先順位制御マップを記憶するマップ記憶
手段を設けたものである。
【0007】請求項3に係る発明は、請求項2記載の無
段変速機の変速制御装置において、車両の加速状態を検
出する加速検出手段と、車両が加速状態にあるとことが
検出された場合に、目標値読出手段において読出される
制御目標値をエンジン回転数が低下することのない範囲
に補正する目標値補正手段とを設けたものである。
【0008】請求項4に係る発明は、請求項3記載の無
段変速機の変速制御装置において、加速検出手段によっ
てエンジン負荷の変化率を求め、このエンジン負荷の変
化率に応じて制御目標値の補正範囲を設定するように構
成したものである。
【0009】
【作用】上記請求項1記載の発明によれば、燃費率算出
手段によって算出された燃料消費率に応じ、逐次更新さ
れた制御マップから無段変速機の制御目標値が読出さ
れ、常に最良の燃費率が得られるように設定された最新
のデータに基づいて無段変速機の変速比制御が実行され
ることになる。
【0010】上記請求項2記載の発明によれば、燃費率
算出手段によって算出された燃料消費率に応じ、逐次更
新された優先順位制御マップからその優先順位に基づき
制御目標値が読出されることにより、最良の燃費率が得
られるように無段変速機の変速比制御が実行されること
になる。
【0011】上記請求項3記載の発明によれば、車両が
加速状態にある場合に、無段変速機の変速比制御が実行
されたとしても、エンジン回転数が低下することがな
く、車両の走行フィーリングの悪化が防止されることに
なる。
【0012】上記請求項4記載の発明によれば、車両が
急激な加速状態にある場合等に、車両の状態に応じてエ
ンジン回転数が事前に高めに設定された範囲内で制御目
標値が設定されるため、上記加速状態に適合したより適
正な変速比制御が実行されることになる。
【0013】
【実施例】図1は、本発明の実施例に係る無段変速機1
の変速制御装置を備えた車両の駆動系統を示している。
上記無段変速機1は、エンジン2のクランク軸3に電磁
クラッチ4を介して連結された入力軸5と、車両の駆動
輪6に連結された終減速機7に駆動力を伝達する出力軸
8と、入力軸5および出力軸8に取付けられた駆動プー
リ9および従動プーリ10と、この両プーリ9,10に
巻き掛けられた伝導ベルト11とを備えている。
【0014】そして油圧駆動式の変速制御弁からなる変
速駆動手段12によって上記両プーリ9,10の有効径
を変化させることにより、上記入力軸5と出力軸8との
回転速度比からなる変速比が無段階に変更されるように
なっている。なお、上記電磁クラッチ4に代えて流体継
手、トルクコンバータもしくは遠心クラッチ等を使用し
た構造としてもよい。
【0015】上記変速駆動手段12は、変速制御装置か
ら出力される制御信号に応じて上記駆動プーリ9および
従動プーリ10に供給されるライン油圧もしくは流量を
調節することにより、両プーリ9,10の有効径を調節
して無段変速機1の変速比を目標値に一致させるように
構成されている。上記変速制御装置は、エンジン回転数
ESPを検出する回転数センサ13の検出信号と、スロ
ットル開度TVOを検出するスロットルセンサ14の検
出信号と、単位時間当たりの燃料流量を検出する燃料流
量検出手段15の検出信号とに基づいてエンジン2の作
動状態に対応した目標変速比を読出し、この目標変速比
に無段変速機1の実変速比を一致させるようにフィード
バック制御する制御部16を備えている。
【0016】すなわち、上記制御部16には、図2に示
すように、スロットル開度TVOおよび燃料消費率(単
位馬力当たりの燃料消費量の割合)をパラメータとして
設定されたエンジン回転数ESPからなる制御目標値
を、図3に示すような制御マップとして記憶するマップ
記憶手段17と、スロットルセンサ14の検出信号に応
じて上記制御マップから制御目標値を読出す目標値読出
手段18とが設けられている。そして上記目標値読出手
段18から上記制御目標値に対応した変速指令信号が変
速駆動手段12に出力されることにより、上記フィード
バック制御が実行されるようになっている。
【0017】図4は、上記制御マップにおいて所定領域
に区画されたスロットル開度TVOごとに、予め計算も
しくは測定によって求めた燃料消費率に応じて優先順位
が付された優先順位制御マップを示し、燃料消費率が小
さいものほど、高い優先順位が付され、優先順位の数字
が小さい値に設定されている。また、上記優先順位制御
マップの制御目標値は、所定領域ごとにマップ番号mが
付されて区画され、このマップ番号mは、エンジン回転
数ESPの増大に応じて数字が大きくなるように設定さ
れている。
【0018】また、上記制御部16には、上記燃料流量
検出手段15の検出信号に応じて燃料消費率を算出する
燃費率算出手段19と、車両が後述する定常走行状態に
ある場合に上記燃料消費率の算出値に基づいて制御マッ
プを更新するマップ更新手段20と、上記スロットル開
度TVOの変化状態に応じて車両の加速状態を検出する
加速検出手段21と、車両の加速時に上記目標値読出手
段18において制御マップから読出される制御目標値を
エンジン回転数ESPが低下することのない範囲内に補
正する目標値補正手段22とが設けられている。
【0019】上記制御部における制御動作を図5に示す
フローチャートに基づいて説明する。上記制御動作がス
タートすると、ステップS1において、回転数センサ1
3、スロットルセンサ14および燃料流量検出手段15
検出信号に応じてエンジン回転数ESP、スロットル開
度TVOおよび単位時間当たりの燃料流量Qの検出値を
入力する。次いで、ステップS2において、後述するよ
うに上記制御マップおよび優先順位制御マップを更新す
る更新制御を実行した後、ステップS3において、更新
後の優先順位制御マップから現在のエンジン回転数ES
Pに対応するマップ番号mを読出す。
【0020】その後、ステップS4において、スロット
ル開度TVOの変化率(dTVO/dt)が0以上であるか否
か、つまり現在、車両が加速状態もしくは定常状態にあ
るか否かを判定する。このステップS4でNOと判定さ
れ、車両が減速状態にあることが確認された場合には、
ステップS5において、現在のスロットル開度TVOに
対応する領域で、上記マップ番号m以下の範囲内にある
優先番号の高い制御目標値を読出す。例えば現在のスロ
ットル開度TVOおよびマップ番号mに対応する領域
が、図4の※印の領域にあることが確認された場合に
は、この領域以下の範囲内で優先番号の高いもの、つま
り優先番号1を選択する。
【0021】また、上記ステップS4においてYESと
判定され、車両が加速状態もしくは定常状態にあること
が確認された場合には、ステップS6において、上記ス
ロットル開度TVOの変化率(dTVO/dt)に基づいて上
記制御目標値を高速側に補正する補正値nを求める。す
なわち、図6に示すように、スロットル開度TVOの変
化率(dTVO/dt)が大きくなるほど補正値nが大きくな
るように予め設定されたマップから、上記変化率(dTVO
/dt)に対応する補正値nを読出す。
【0022】そしてステップS7において、上記ステッ
プS3で読出した現在のエンジン回転数ESPに対応す
るマップ番号mの値に上記補正値nを加算することによ
り、補正後のマップ番号rを算出する。その後、ステッ
プS8において、現在のスロットル開度TVOに対応す
る領域で、上記マップ番号r以上の範囲内にある優先番
号の高い制御目標値を読出す。上記図3の例において、
補正値nが1であることが確認された場合には、この補
正値nに応じて上記※印の領域を1ブロックだけ高速側
にスライド変位させた領域以上の範囲a内で優先順位の
高いもの、つまり優先番号4を選択する。
【0023】また、ステップS9において、上記ステッ
プS5もしくはステップS8で読出した優先番号に対応
するエンジン回転数ESPの制御目標値を読出した後、
ステップS10において上記エンジン回転数ESPの制
御目標値と、実エンジン回転数ESPとに基づいて目標
変速比を算出するとともに、ステップS11において上
記目標変速比に応じた制御信号を変速駆動手段12に出
力する。
【0024】次に、上記ステップS2における制御マッ
プの更新ルーチンを図7に示すフローチャートに基づい
て説明する。上記更新ルーチンがスタートすると、まず
ステップS21において、エンジン回転数ESP、スロ
ットル開度TVOおよび実エンジントルクTEの単位時
間当たりの移動平均esp,tvo,teを算出する。
上記実エンジントルクTEは、エンジン3の作動状態に
応じて図外のマップから読出し、あるいは図外のトルク
センサによって検出する。
【0025】ステップS22において、現在のエンジン
回転数ESP、スロットル開度TVOおよび実エンジン
トルクTEと、上記移動平均esp,tvo,teとに
基づき、エンジン回転数の変動率Xesp、スロットル
開度の変動率Xtvoおよび実エンジントルクの変動率
Xteをそれぞれ算出する。そしてステップS23〜S
25において、上記各変動率Xesp,Xtvo,Xt
eが基準値X1,X2,X3よりも小さいか否かをそれ
ぞれ判定する。
【0026】上記全ての変動率Xesp,Xtvo,X
teがそれぞれ基準値X1,X2,X3よりも小さく、
車両が定常走行状態にあることが確認された場合には、
ステップS26において、燃料流量検出手段18によっ
て検出した単位時間当たりの燃料流量Qと、上記実エン
ジントルクTEおよびエンジン回転数ESPとに基づい
て実燃料消費率BEを算出する。すなわち、上記実エン
ジントルクTEおよびエンジン回転数ESPから下式
(1)に基づいてエンジン3の軸出力Heを算出すると
ともに、この軸出力He、上記燃料流量Qおよび燃料比
重ρから下式(2)に基づいて実燃料消費率BEを算出
する。
【0027】 He=(TE×ESP/716.2) ………………(1) BE=(Q×ρ×103/He)………………………(2) また、ステップS27において、上記実燃料消費率BE
の算出値に基づいて図3に示す制御マップを更新する。
すなわち、現在のスロットル開度TVOおよびエンジン
回転数ESPの領域に記憶された燃料消費率の値を上記
算出値に変更することにより、制御マップの更新を行な
う。次に、ステップS28において、上記制御マップの
更新に応じて燃料消費率の優先順位が変化したか否かを
確認する。そして上記優先順位が変化した場合に、ステ
ップ29において、変化後の状態に対応するように優先
順位の書換えを行なうことにより、優先順位制御マップ
を更新する。
【0028】このように燃費率算出手段19によって算
出された燃料消費率に応じ、マップ記憶手段17に記憶
された制御マップを逐次、更新するように構成したた
め、常に最新のデータに基づいて制御目標値を読出し、
この制御目標値に対応した適正な変速制御を実行するこ
とができる。したがって、製造段階で適正状態に設定さ
れた制御マップが経時変化等に応じて実情に適合しなく
なるという事態の発生を防止することができるととも
に、上記制御マップから燃料消費率が最小となる制御目
標値を読出すことにより、車両の走行状態およびエンジ
ン2の作動状態に適合した無段変速機1の変速比制御を
実行することができる。
【0029】また、上記実施例では、車両が定常走行状
態にあることが確認された場合にのみ、上記制御マップ
を更新するように構成したため、急減速時もしくは急加
速時等の特殊な走行状態において算出された異常な燃料
消費率に応じ、不適正な制御マップの更新が行なわれる
のを確実に防止することができる。そして、上記のよう
にエンジン回転数ESPからなる制御目標値に、燃料消
費量に対応した優先順位が付された優先順位制御マップ
に基づき、制御目標値を読出すように構成した場合に
は、燃料消費率が最小となる制御目標値を迅速かつ適正
に読出すことができる。
【0030】さらに上記実施例に示すように、車両が加
速状態等にあることが確認された場合に、上記目標値読
出手段18において読出される制御目標値を目標値補正
手段22によって補正し、つまりエンジン回転数ESP
を低下させることのない範囲で、優先順位が高い制御目
標値が選択されるようにした構成によると、上記変速比
制御が実行されることに起因して加速時にエンジン2の
駆動力が不足するのを防止することができる。したがっ
て上記優先順位に応じた変速比制御を執行することによ
って燃料消費率を良好状態に維持しつつ、変速比の制御
動作時にエンジン2の駆動力を確保することによって走
行フィーリングが悪化するのを防止できるという効果を
達成することができる。
【0031】なお、上記実施例では、車両が減速状態に
あることが確認された場合に、上記目標値補正手段22
による補正を解除し、現在のエンジン回転数ESP以下
の範囲内にある制御目標値を優先順位に応じて選択する
ように構成したため、減速時にエンジン3の駆動力が不
必要に増大するのを防止することができるとともに、燃
料消費率を効果的に低減することができる。
【0032】また、図6に示すマップに基づき、エンジ
ン負荷の変化状態、つまりスロットル開度TVOの変化
率(dTVO/dt)に応じて上記目標値補正手段22による
補正値nを変化させるようにした構成によると、車両が
急激な加速状態にある場合等に、これに応じてエンジン
回転数ESPが事前に高めに設定されることになるた
め、上記加速状態に適合したより適正な変速制御を実行
し、走行フィーリングを効果的に良化させることができ
る。
【0033】なお、上記加速時等の変速比制御をスムー
ズに実行するため、例えば図8に示すように、所定の変
速時間tをもってエンジン回転数ESPの制御目標値A
を徐々に増加させて制御目標値Bに移行させるようにす
ることが望ましい。
【0034】
【発明の効果】以上説明したように、本発明は、エンジ
ンの作動時に燃費率算出手段によって算出された燃料消
費率に応じ、マップ記憶手段に記憶された制御マップを
順次、更新するように構成したため、常に最新のデータ
に基づいて制御目標値を読出し、この制御目標値に対応
した適正な変速比制御を実行することができる。したが
って、製造段階で適正状態に設定された制御マップが制
御マップが経時変化、外気条件もしくは使用ガソリンの
種類の変化等に起因するエンジン特性の変化または量産
によるエンジン性能のバラツキ等に応じて変化し、実情
に適合しなくなるという事態の発生を防止することがで
きる。したがって、上記制御マップから燃料消費率が最
小となる制御目標値を読出すことにより、車両の走行状
態およびエンジンの作動状態等に適合させて無段変速機
の変速比制御を実行することができるという利点があ
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施例に係る無段変速機の変速制御装
置を有する車両の駆動系統を示す概略図である。
【図2】上記変速制御装置の制御部の構成を示すブロッ
ク図である。
【図3】制御マップを示す図表である。
【図4】優先順位マップを示す図表である。
【図5】変速制御装置の制御動作を示すフローチャート
である。
【図6】補正値とスロットル開度との関係を示すグラフ
である。
【図7】制御マップの更新ルーチンを示すフローチャー
トである。
【図8】制御目標値の制御特性を示すグラフである。
【符号の説明】
1 無段変速機 2 エンジン 12 変速駆動手段 17 マップ記憶手段 18 目標値読出手段 19 燃費率算出手段 20 マップ更新手段 21 加速検出手段 22 目標値補正手段

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 エンジンの作動状態に対応する制御目標
    値が設定された制御マップに基づいて制御目標値を読出
    す目標値読出手段と、この制御目標値に応じて無段変速
    機の変速比を制御する変速駆動手段とを備えた無段変速
    機の変速制御装置において、エンジンの作動状態と燃料
    消費率とをパラメータとして制御目標値が設定された制
    御マップを記憶するマップ記憶手段と、エンジンの作動
    状態に応じて燃料消費率を求める燃費率算出手段と、こ
    の燃料消費率の算出値に応じて上記マップ記憶手段にお
    いて記憶された制御マップを更新するマップ更新手段と
    を設けたことを特徴とする無段変速機の変速制御装置。
  2. 【請求項2】 エンジンの作動状態と燃料消費率とをパ
    ラメータとして制御目標値が設定され、かつこの制御目
    標値に燃料消費率に対応した優先順位が付された優先順
    位制御マップを記憶するマップ記憶手段を設けたことを
    特徴とする請求項1記載の無段変速機の変速制御装置。
  3. 【請求項3】 車両の加速状態を検出する加速検出手段
    と、車両が加速状態にあるとことが検出された場合に、
    目標値読出手段において読出される制御目標値をエンジ
    ン回転数が低下することのない範囲に補正する目標値補
    正手段とを設けたことを特徴とする請求項2記載の無段
    変速機の変速制御装置。
  4. 【請求項4】 加速検出手段によってエンジン負荷の変
    化率を求め、このエンジン負荷の変化率に応じて制御目
    標値の補正範囲を設定するように構成したことを特徴と
    する請求項3記載の無段変速機の変速制御装置。
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