JPH05311879A - 多段ブーム装置 - Google Patents

多段ブーム装置

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JPH05311879A
JPH05311879A JP4120656A JP12065692A JPH05311879A JP H05311879 A JPH05311879 A JP H05311879A JP 4120656 A JP4120656 A JP 4120656A JP 12065692 A JP12065692 A JP 12065692A JP H05311879 A JPH05311879 A JP H05311879A
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hydraulic cylinder
hydraulic
cylinder
damping
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Abstract

(57)【要約】 (修正有) 【目的】 本発明は、ブーム先端部の振動を抑制し、且
つブーム駆動シリンダの誤動作を防止できる多段ブーム
装置を提供することを目的とする。 【構成】 スラリをパイプ輸送する複数のブームを関節
部を介して連結し、前記関節部に油圧シリンダ9を組込
み前記ブーム間の屈曲を行う多段ブーム装置において、
(1)前記油圧シリンダ9に2個の油圧ピストン51,
54を収容し且つ両方のピストン51,54の間を仕切
って2個の油圧シリンダ9を形成し、一方の油圧シリン
ダを前記ブームの姿勢を制御するブーム屈曲用油圧シリ
ンダ47とし、他方の油圧シリンダを前記ブームの振動
を抑制するブーム制振用油圧シリンダ48とする、或い
は、(2)前記油圧シリンダに連続してブーム制振用油
圧シリンダ48を配置し、前記ブーム制振用油圧シリン
ダ48にピストンの運動を一定範囲に限定するストッパ
を設ける。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、コンクリートポンプ車
等のスラリ輸送多段ブームに関する。
【0002】
【従来の技術】従来のコンクリートポンプ車の構造及び
機能を図5、図6により説明する。同図中において、1
はキャビン、2は根本ブーム、3は中間ブーム(前段ブ
ーム)、4は先端ブーム、5は根本ブームと中間ブーム
を結合する関節部、6は中間ブームと先端ブームを結合
する関節部、7、8、9は根本、中間、先端のそれぞれ
のブームを垂直方向に作動させる油圧シリンダ、10、
11、12、13は結合リンク、14、15、16は根
本ブーム、中間ブーム、先端ブームに沿わせたコンクリ
ート輸送管、17は先端ホース、18は先端ホースガイ
ド、19はこれらのブーム装置を支持して水平方向に旋
回する上部架台、20はこの上部架台19と根本ブーム
2を結合する関節部、21は下部架台、22、23、2
4、25はブームの転倒を防ぎ車体を支えるアウトリ
ガ、26、27はホッパ28から生コンクリートを交互
に吸入するコンクリートシリンダである。
【0003】コンクリートシリンダに吸込んだ生コンク
リートは油圧ピストン29、30、ピストンロッド3
1、32、コンクリートピストン33、34の往復動に
よって交互に輸送管35、14、15、16と先端ホー
ス17を経て目的の箇所へ吐出されるようになってい
る。ブーム2、3及び4は、図5に示すように、生コン
車(図示省略)より供給を受けた生コンクリートを任意
の箇所までパイプ輸送する手段として使われる装置であ
り、これらを関節部5、6、20よりなる姿勢可変機構
で連結し、油圧シリンダ7、8、9により駆動して、広
い範囲のコンクリート打設を行うことができ、かつ、車
輛として自走する場合に格納が容易となるようになって
いる。
【0004】コンクリートポンプは、構造の違いからピ
ストン式とスクイズ式の2種類がある。コンクリート圧
送する際は、ピストン式では、往復動する2個のピスト
ンによる脈動流が発生し、また、スクイズ式ではゴムチ
ューブを押しつぶしながら回転する複数のローラーによ
る、それぞれの作動周期に寄って脈動流が発生する。こ
のコンクリートの脈動流が先端ホース17を通過し吐出
する際、コンクリート流の運動量の変動が先端ホース1
7を介し、ブーム先端部に伝播されブームを振動させ
る。
【0005】筒先作業の安全性確保、ブームの疲労安全
率の低下防止等のため、この振動を抑える目的で、油圧
シリンダを、ブームの振動を抑える目的で利用すること
がある。このような振動防止の技術を図7、図8により
説明する。図7は図5の関節部6についての詳細システ
ム図、図8は図7の油圧系統図である。図7、図8にお
いては、36、39は電磁切換弁、37、40は油圧ポ
ンプ、38、41は油タンクである。42は電磁切換弁
36、油圧ポンプ37、油タンク38からなり、ブーム
の屈曲動作の為、油圧シリンダ9の伸縮動作を制御する
油圧系統、43は電磁切換弁39、油圧ポンプ40、油
タンク41からなり、ブームの制振動作の為、油圧シリ
ンダ9の伸縮動作を制御する油圧系統である。44は油
圧ピストン、45は油圧シリンダ本体、46はピストン
ロッド、56は油圧シリンダ9のストローク位置を検出
する、ストロークセンサであり、その他の符号は図5と
同様である。
【0006】図7、図8において、油圧系統42が作動
する時は、油圧系統43は休止し、油圧系統43が作動
する時は、油圧系統42は休止し、油圧系統42と43
が同時に作動する事は無く、切り換えて用いられるが、
油圧系統42及び43において、それぞれ油圧ポンプ3
7、40によって生じた高圧の油は、電磁切換弁36、
39の働きで油圧シリンダ9内への油の流入量、及び流
入方向をコントロールされ、これにより油圧シリンダ9
が作動する。
【0007】尚、油圧系統43での制御時、油圧シリン
ダ9がブームの制振の目的で使用される時は、作動スト
ローク長が短い範囲しか必要としない事が多い。それは
次の理由による:特願平3−307794号発明によれ
ば、制振用油圧シリンダの働きは、ブーム先端の振動を
抑制する力を作用させる事であり、つまり制振における
油圧シリンダの働きは、ブームに変位を与えると言うよ
りもむしろ、ブームに力(衝撃力)を与えることであ
り、この為にはストローク長はあまり長く必要でない。
このことは、例えば壁にボールをぶつける場合では、壁
の変形量(へこみ量)は極わずかであっても壁に大きな
力(衝撃力)を与える事が出来る事からも分かる。
【0008】次に、特願平3−307794号明細書に
記載されている他の従来の制振防止技術を図9、図10
により説明する。図9は、図5の関節部6において、リ
ンク13のかわりに制振用シリンダ147を取付けたシ
ステム図であり、図10は図9の中の制振に関する部分
の油圧系統を取り出した図である。図9、図10におい
て、36、39は電磁切換弁、37、40は油圧ポン
プ、38、41は油タンクである。42は、電磁切換弁
36、油圧ポンプ37、油タンク38からなり、ブーム
の屈曲動作のため、ブーム屈曲用油圧シリンダ9の伸縮
動作を制御する油圧系統であり、43は、電磁切換弁3
9、油圧ポンプ40、油タンク41からなり、ブーム制
振用油圧シリンダ147の伸縮動作を制御する油圧系統
である。144は油圧ピストン、145は油圧シリンダ
本体、146はピストンロッド、148は油圧シリンダ
47のストローク位置を検出するストロークセンサであ
り、その他の符号は図5と同様である。
【0009】図9、図10において、40の油圧ポンプ
によって生じた高圧の油は39の電磁切換弁の働きで油
圧シリンダ147内への油の流入量及び流入方向をコン
トロールされ、これにより制振用油圧シリンダ147が
作動する。なお、特願平3−307794号明細書にあ
る通り、制振用油圧シリンダ147の働きはブーム先端
の振動を抑制する力を作用させる事であり、油圧系統4
3での制御時、油圧シリンダ147がブームの制振の目
的で使用される時は、作動ストローク長が短い範囲しか
必要としない事が多い。
【0010】なお、一般に油の持つ性質として、圧縮性
と粘性があり、これらはそれぞれ、閉じた系の中で圧力
に対してのばね要素としての働き、流動抵抗に起因す
る、ダンパ要素としての働きに相当する。ブームの制振
動作には、図10のヘッド側空間149及びロッド側空
間150内での閉じた系の作動油に、振動をパッシブに
抑える為のダンパ要素や、制振用シリンダで生ずる力を
リンクに大きく作用させる為のばね要素としての働きを
期待出来る。
【0011】従ってこのばね要素やダンパ要素としての
働きを積極的に利用するには、この閉じた系の油の体積
が大きい方が有利である事が多い。
【0012】
【発明が解決しようとする課題】前述の従来技術には次
のような問題点がある。図7、図8に示すような従来の
装置では、油圧系統42、43に流れる作動油は油圧シ
リンダ9で混合してしまう為、例えば油圧系統43に比
べ油圧系統42の油が汚染されている場合には、油圧系
統43の作動油汚染を防ぐのが困難になる。この事は、
特願平3−307794号明細書で述べられている様
に、電磁サーボ弁を39に用いている場合、電磁サーボ
弁は油汚染に弱い事から時に問題となる。
【0013】また油圧系統42を休止、油圧系統43を
作動させ、ブームの制振の目的で油圧シリンダ9を制御
している時、万一制御システムが誤動作したときにシリ
ンダ9が大きく誤動作し、ブームが大きく動くことがあ
り、これは安全面で大きな問題である。更に、油圧系統
43による制振制御には、油圧シリンダのストローク位
置の上方を得ることがあり、その為、油圧シリンダ内に
高精度のストローク位置検出装置56を組込む事があ
る。しかし、前述の様にブームの制振にシリンダを使用
する時には、シリンダのストロークは極少ししか必要と
しない事が多く、従って、長い全ストローク中での極く
わずかの区間のストローク位置をしかも高精度に得るに
は、ストローク位置検出装置の取付方法、ストローク位
置検出装置の働く範囲までのストローク位置決め等に問
題がある。
【0014】また、制振動作等で高精度な加工が必要な
のはシリンダ全ストロークのうち極一部である場合であ
っても、図7、図8に示すような従来の例では、製作上
の制限から全ストローク範囲を高精度に加工せざるを得
ないと言う問題もある。更に、ブームの屈曲に油圧シリ
ンダを用いている時、同じ油圧シリンダを同時に制振に
用いる事は出来ない、つまりシリンダ1本ではブーム屈
曲動作中の制振が出来ないという問題が有る。
【0015】また、図9、図10に示すような従来の装
置では、通常の油圧シリンダを普通に用いた場合、制振
動作中にバルブ等に不具合が生じた場合や、油圧配管に
破損が生じた場合等に、シリンダが大きく誤動作する事
があり、これは安全面で大きな問題となる。また、スト
ロークの短いシリンダを用いる事で上記不具合を避けよ
うとすると、閉じた系の油の体積は小さくなり、作動油
の持つばね要素やダンパ要素としての働きを積極的に利
用することが出来ない。本発明は、ブーム先端部の振動
を抑制し、且つブーム駆動シリンダの誤作動を防止する
ことのできる多段ブーム装置を提供することを目的とす
るものである。
【0016】
【課題を解決するための手段】
(1) 1本の油圧シリンダに複数のピストンを有する
構造の油圧シリンダ、すなわち複数の油圧シリンダを縦
につなげた形の油圧シリンダを用いる。この複数のピス
トン(シリンダ部分)は、ブーム伸縮用とブーム制振用
に割り当てがされており、それぞれ専用の働きを行う。
【0017】(2) シリンダの全ストロークのうちの
一部区間に、運動を限定するストッパを設けたシリンダ
を用いる。
【0018】
【作用】
(1) 1本のシリンダに複数のピストンを設けること
により、独立した複数の油圧シリンダを直列につなげた
構造となるため、複数の系の油が混ざりあうことも無く
なり、コンタミネーション管理が容易になる。また、制
振動作に用いられる側のシリンダは、ブーム屈曲に用い
られる側のシリンダから独立しているので、ストローク
長、シリンダ径(ピストン径)加工精度等を、ブーム屈
曲に用いられるシリンダの使用に囚われる事無く、自由
に設計が出来る。特にストローク長に関して、ブーム制
振に必要最小限のストローク長にする事が出来、制御系
に不具合が発生した際などの、シリンダの誤動作を小さ
く出来、安全性が向上する。更に、油圧シリンダのう
ち、ブーム屈曲用部分とブーム制振用部分とが独立して
いる為、ブーム屈曲、制振が同時に行える、つまり、ブ
ーム屈曲動作中の制振動作が行える。
【0019】(2) シリンダ内の油体積は特に少なく
はならない為、油のばね要素、ダンパ要素としての働き
を減らす事がなく、しかもシリンダ誤動作時にストロー
クが短いので、シリンダ誤動作量が小さくなり、安全性
が向上する。
【0020】
【実施例】
第1実施例 本発明の第1実施例を図1について説明する。本実施例
は、スラリー輸送ブームの屈曲用及び制振用の2つのピ
ストンを有する油圧シリンダを用いるものであり、図1
において、油圧シリンダ9は、ブーム屈曲の目的で用い
る油圧シリンダ47と、ブーム制振の目的で用いる油圧
シリンダ48とから構成されている。油圧シリンダ47
と48は仕切り49により完全に独立しており、またそ
れぞれ独立したピストン51,54を有している。
【0021】また、42はブームの屈曲動作の為に油圧
シリンダ47の伸縮を制御する油圧系統であり、43は
ブームの制振動作の為に油圧シリンダ48の伸縮を制御
する油圧系統である。油圧系統42と43及び油圧シリ
ンダ47と48は、それぞれ独立して別々の動作を行
い、また同時に動作する事が出来る。本実施例では、1
本のシリンダに2つのピストンをもうけることにより、
2つの油圧シリンダを直列につなげた構造となる為、2
つの独立した系の油が混ざり合う事も無くなり、コンタ
ミネーション管理が容易になる。また、2つの油圧系統
で必ずしも同一の作動油を用いる必要も無くなる。
【0022】更に、制振動作等に用いられる側のシリン
ダは、ブーム屈曲等に用いられる側のシリンダとは独立
しているので、ストローク長、シリンダ径(ピストン
径)、加工精度等を、ブーム屈曲等に用いられるシリン
ダの性質に囚われる事無く自由に設計が出来る。特にス
トローク長に関して、ブーム制振等に必要最小限のスト
ローク長にする事が出来、制御系に不具合が発生した際
などの、シリンダの誤動作を小さく出来、安全面で有利
である。
【0023】第2実施例、第3実施例、第4実施例 本発明の第2、第3、第4実施例を図2、図3、図4に
ついて説明する。これ等の実施例は、図9におけるブー
ム制振用油圧シリンダ147に、同シリンダにおける油
圧ピストン144の運動を制限するストッパ151を設
けたものであり、図2は油圧シリンダ本体145の内面
に油圧ピストン144の両側にストッパ151a及び1
51bを設け、図3は油圧シリンダ本体145内部にス
トッパ151c,ピストンロッド146にストッパ15
1dを設け、図4は油圧シリンダ本体145とピストン
ロッド146の間にストッパ151eを形成したもので
ある。
【0024】上記の各実施例において、油圧シリンダ本
体145内部の油の体積は特に減少しないので、油のば
ね要素、ダンパ要素としての作用は低下しない。しかし
ピストン144の移動可能範囲はストッパ151の間隙
のみであり、シリンダ誤動作時におけるシリンダ誤動作
量が小さく、安全性が高い。なお、上記の各実施例で
は、油圧シリンダの伸長側と収縮側の両方にストッパを
設けているが、必要に応じてどちらか一方とすることも
できる。
【0025】また、第4実施例において、油圧シリンダ
本体145に設けたストッパを着脱可能とし、ストッパ
を使用せず、ストロークを限定しないシリンダ動作を行
い、又はストッパを交換し、ピストン運動の限定範囲及
び位置を変更、調整を行うことができる。
【0026】
【発明の効果】
(1) 本発明による多段ブーム装置は、スラリをパイ
プ輸送する複数のブームを関節部を介して連結し、前記
関節部に油圧シリンダを組込み前記ブーム間の屈曲を行
う多段ブーム装置において、前記油圧シリンダに2個の
油圧ピストンを収容し且つ両方のピストンの間を仕切っ
て2個の油圧シリンダを形成し、一方の油圧シリンダを
前記ブームの姿勢を制御するブーム屈曲用油圧シリンダ
とし、他方の油圧シリンダを前記ブームの振動を抑制す
るブーム制振用油圧シリンダとしたことにより、次の効
果を有する。
【0027】1本の油圧シリンダに複数の性質を持たせ
る事が出来るので、1本の油圧シリンダを複数の目的で
使用するのが極めて容易になる。しかも各部の機能が独
立しており、同時に複数の働きをする事が出来る。ブー
ム屈曲用油圧シリンダとブーム制振用油圧シリンダの油
圧系統を全く別系統にする事が可能であり、油圧系統中
の電磁弁におけるごみ混入などによる誤動作を防止する
事が出来る。
【0028】更にブーム制振用油圧ピストンのストロー
ク長を必要最小限とする事で、制御システム誤動作時の
フェイルセイフ性を確保しやすい。またブーム屈曲用油
圧シリンダとブーム制振用油圧シリンダとは必ずしも同
じ加工精度である必要は無く、それぞれが必要な加工精
度で加工すれば良いので、過剰品質を防げる。また、一
般に適度に小さなもの、短いものを精度良く製作するの
は、大きなもの、長いものの場合に比べて簡単であり、
油圧シリンダについて言えば長いストローク全体を精度
良く加工するのよりも短いストローク範囲のみを精度良
く加工する方が簡単であり、制振用シリンダの高精度な
製作は、全ストロークについて高精度な製作が必要な従
来装置に比べて容易となる。
【0029】(2) 本発明による多段ブーム装置は、
スラリをパイプ輸送する複数のブームを関節部を介して
連結し、前記関節部に油圧シリンダを組込み前記ブーム
間の屈曲を行う多段ブーム装置において、前記油圧シリ
ンダに連続してブーム制振用油圧シリンダを配置し、前
記ブーム制振用油圧シリンダにピストンの運動を一定範
囲に限定するストッパを設けたことにより、次の効果を
有する。
【0030】シリンダ制御用バルブとシリンダによって
閉じられた系の油体積を減少させる事無く、作動油のも
つばね要素やダンパ要素としての働きを積極的に利用で
きる。またシリンダ誤動作時ののシリンダストローク長
が短く、安全性の高い制振装置を実現できる。更に、第
4実施例の形式では、ストッパを着脱可能とし、ストロ
ーク長を調整可能とする事で、例えばスラリー輸送ブー
ムの屈曲等に用いる、長いストロークを必要とするシリ
ンダと、制振に用いる、短いストロークの望ましいシリ
ンダ(前述の閉じた系に大きな油体積が必要なシリン
ダ)を共有する事が出来る。すなわち、ブーム制振用シ
リンダをブーム屈曲用シリンダとして、使う事も出来
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の多段ブーム装置に使用する油圧シリン
ダの第1実施例の構成図である。
【図2】第2実施例の構成図である。
【図3】第3実施例の構成図である。
【図4】第4実施例の構成図である。
【図5】従来のコンクリートポンプ車の全体斜視図であ
る。
【図6】図5のコンクリートポンプ部分の拡大図であ
る。
【図7】図5の関節部6に設けたブーム屈曲兼制振用油
圧シリンダのシステム図である。
【図8】図7の油圧系統図である。
【図9】図5の関節部6に設けた図7とは異る形式の制
振用油圧シリンダのシステム図である。
【図10】図9の油圧系統図である。
【符号の説明】
9 油圧シリンダ 42 ブーム屈曲用油圧系統 43 ブーム制振用油圧系統 47 ブーム屈曲用油圧シリンダ 48 ブーム制振用油圧シリンダ

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 スラリをパイプ輸送する複数のブームを
    関節部を介して連結し、前記関節部に油圧シリンダを組
    込み前記ブーム間の屈曲を行う多段ブーム装置におい
    て、前記油圧シリンダに2個の油圧ピストンを収容し且
    つ両方のピストンの間を仕切って2個の油圧シリンダを
    形成し、一方の油圧シリンダを前記ブームの姿勢を制御
    するブーム屈曲用油圧シリンダとし、他方の油圧シリン
    ダを前記ブームの振動を抑制するブーム制振用油圧シリ
    ンダとしたことを特徴とする多段ブーム装置。
  2. 【請求項2】 スラリをパイプ輸送する複数のブームを
    関節部を介して連結し、前記関節部に油圧シリンダを組
    込み前記ブーム間の屈曲を行う多段ブーム装置におい
    て、前記油圧シリンダに連続してブーム制振用油圧シリ
    ンダを配置し、前記ブーム制振用油圧シリンダにピスト
    ンの運動を一定範囲に限定するストッパを設けたことを
    特徴とする多段ブーム装置。
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Cited By (6)

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