JPH0531180A - 医療用接続器具 - Google Patents
医療用接続器具Info
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- JPH0531180A JPH0531180A JP3210296A JP21029691A JPH0531180A JP H0531180 A JPH0531180 A JP H0531180A JP 3210296 A JP3210296 A JP 3210296A JP 21029691 A JP21029691 A JP 21029691A JP H0531180 A JPH0531180 A JP H0531180A
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- connector
- connecting device
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Abstract
(57)【要約】
【目的】 接続器具の接続箇所から細菌が侵入しても、
内部の輸液通路にくるまでに滅菌され、感染を防止する
医療用接続器具を提供すること。 【構成】 ルア−テ−パ−状の外壁をした連通パイプと
該パイプを取り囲む内壁にネジ条が形成された外側キャ
ップとからなる雄型接続具と、前記連通パイプの外壁と
嵌合する内壁がルア−テ−パ−状をした凹部と前記外側
キャップの内壁のネジ条と係合するネジ条が形成された
外壁とからなる雌型接続具とを接続する接続器具におい
て、雌型接続具の凹部に嵌合する連通パイプの嵌合部分
より後端の位置に滅菌剤を含有した環状の多孔材が設け
られてなる医療用接続器具。
内部の輸液通路にくるまでに滅菌され、感染を防止する
医療用接続器具を提供すること。 【構成】 ルア−テ−パ−状の外壁をした連通パイプと
該パイプを取り囲む内壁にネジ条が形成された外側キャ
ップとからなる雄型接続具と、前記連通パイプの外壁と
嵌合する内壁がルア−テ−パ−状をした凹部と前記外側
キャップの内壁のネジ条と係合するネジ条が形成された
外壁とからなる雌型接続具とを接続する接続器具におい
て、雌型接続具の凹部に嵌合する連通パイプの嵌合部分
より後端の位置に滅菌剤を含有した環状の多孔材が設け
られてなる医療用接続器具。
Description
【０００１】
【産業上の利用分野】本発明は医療用接続器具に関し、
更に詳しくは腹膜透析、血液浄化および輸液治療等に使
用される医療用接続器具に関し、特に腹膜透析において
灌流液の腹腔への注入、腹腔内透析液の廃棄等の際に行
う接続器具の装着および脱着を安全に行うための医療用
接続器具に関する。
更に詳しくは腹膜透析、血液浄化および輸液治療等に使
用される医療用接続器具に関し、特に腹膜透析において
灌流液の腹腔への注入、腹腔内透析液の廃棄等の際に行
う接続器具の装着および脱着を安全に行うための医療用
接続器具に関する。
【０００２】
【従来の技術】患者の腹腔内に透析液を導入して腹腔内
透析を行う腹膜透析を図４の腹膜透析の説明図で説明す
る。腹腔21で腹腔内透析を終了すると、接続器具25に被
せられていたキャップ28をはずしてＹセット27と連結し
てから腹腔内透析液は排液タンク23へ排液される。次
に、Ｙセットの他端の接続器具24を灌流液タンク22と接
続し、灌流液を一部排液タンク23へ排液した後、灌流液
は腹腔21へ注入される。灌流液の腹腔21への注入が終了
した後、Ｙセットをはずし接続器具25にキャップ28を被
せ腹腔内透析を行う。
透析を行う腹膜透析を図４の腹膜透析の説明図で説明す
る。腹腔21で腹腔内透析を終了すると、接続器具25に被
せられていたキャップ28をはずしてＹセット27と連結し
てから腹腔内透析液は排液タンク23へ排液される。次
に、Ｙセットの他端の接続器具24を灌流液タンク22と接
続し、灌流液を一部排液タンク23へ排液した後、灌流液
は腹腔21へ注入される。灌流液の腹腔21への注入が終了
した後、Ｙセットをはずし接続器具25にキャップ28を被
せ腹腔内透析を行う。
【０００３】このように腹膜透析においては、灌流液を
収容したバッグ22とＹセット27、腹腔内カテ−テル26と
Ｙセット27との接続、脱着等の操作が多く、特に連続腹
膜透析においては患者自身が操作することが多くなって
いる。そのために簡単な操作でチュ−ブの接続や脱着が
行える接続器具の開発が要望されており、かかる接続器
具としてル−エル係止コネクタ−（特公平１-19903号公
報）、コネクタ−とバッグとの間に設けられたエア−チ
ャンバ−を指で押すことによってコネクタ−の透析液を
エア−に置換してコネクタ−の液垂れを防止しながら脱
着する医療用器具（特開平３-63063号公報）等が紹介さ
れている。
収容したバッグ22とＹセット27、腹腔内カテ−テル26と
Ｙセット27との接続、脱着等の操作が多く、特に連続腹
膜透析においては患者自身が操作することが多くなって
いる。そのために簡単な操作でチュ−ブの接続や脱着が
行える接続器具の開発が要望されており、かかる接続器
具としてル−エル係止コネクタ−（特公平１-19903号公
報）、コネクタ−とバッグとの間に設けられたエア−チ
ャンバ−を指で押すことによってコネクタ−の透析液を
エア−に置換してコネクタ−の液垂れを防止しながら脱
着する医療用器具（特開平３-63063号公報）等が紹介さ
れている。
【０００４】更にこれらの接続器具は細菌が付着し、細
菌がチュ−ブ内へ侵入すると腹膜炎を起こす恐れがあ
り、細菌汚染を防止しながら接続器具の装着、脱着をす
る必要がある。かかる接続器具として、接続部位をプロ
テクタ−で包囲し、該プロテクタ−の内壁に消毒液を含
浸させたガ−ゼまたはスポンジを設けて接続器具の汚染
を防止するプロテクタ−（特開昭57-64056号公報）、接
続器具の連結部材を滅菌可能な温度以上に電気的に加熱
して無菌状態を維持しながら接続解離を行う方法（特開
平３-73161号公報）等が紹介されている。
菌がチュ−ブ内へ侵入すると腹膜炎を起こす恐れがあ
り、細菌汚染を防止しながら接続器具の装着、脱着をす
る必要がある。かかる接続器具として、接続部位をプロ
テクタ−で包囲し、該プロテクタ−の内壁に消毒液を含
浸させたガ−ゼまたはスポンジを設けて接続器具の汚染
を防止するプロテクタ−（特開昭57-64056号公報）、接
続器具の連結部材を滅菌可能な温度以上に電気的に加熱
して無菌状態を維持しながら接続解離を行う方法（特開
平３-73161号公報）等が紹介されている。
【０００５】
【発明が解決しょうとする課題】しかしながら、これら
の接続器具の装着、脱着の滅菌方法はいずれも接続器具
を包囲するプロテクタ−を設けて滅菌を行うために、滅
菌用に大型装置を必要とし、接続器具の装着、脱着を如
何なる場所でも出来ない欠点があり、連続腹膜透析に際
して不都合である。本発明の目的は如何なる場所でも接
続器具の装着および脱着ができる小型で携行可能な滅菌
設備を内蔵した接続器具を提供することである。
の接続器具の装着、脱着の滅菌方法はいずれも接続器具
を包囲するプロテクタ−を設けて滅菌を行うために、滅
菌用に大型装置を必要とし、接続器具の装着、脱着を如
何なる場所でも出来ない欠点があり、連続腹膜透析に際
して不都合である。本発明の目的は如何なる場所でも接
続器具の装着および脱着ができる小型で携行可能な滅菌
設備を内蔵した接続器具を提供することである。
【０００６】
【課題を解決するための手段】本発明は接続部がルア−
テ−パ−状をした雌型接続具と雄型接続具とを接続する
ための接続器具であって、前記接続具の夫々の接続側の
反対の末端側は液体流入口または液体流出口でチュ−ブ
またはカテ−テルと接続されてなり、雄型接続具は先端
部がルア−テ−パ−状の外壁をした連通パイプと該パイ
プを取り囲む外側キャップとからなり、該キャップの内
壁には前記雌型接続具の外壁のネジ条と係合するネジ条
が形成されてなり、雌型接続具は雄型接続具の前記連通
パイプの外壁と嵌合する内壁がルア−テ−パ−状をした
凹部と、雄型接続具の前記外側キャップの内壁のネジ条
と係合するネジ条が形成された外壁とからなる医療用接
続器具において、雄型接続具の外側キャップの内側で、
雌型接続具の凹部に嵌合する連通パイプの嵌合部分より
後端の位置に滅菌剤を含有した環状の多孔材が設けられ
てなる医療用接続器具である。また、本発明は前記医療
用接続器具において、雄型接続具の外側キャップの先端
付近の内壁に設けられた環状凹部にＯ−リングが嵌め込
まれてなる医療用接続器具である。
テ−パ−状をした雌型接続具と雄型接続具とを接続する
ための接続器具であって、前記接続具の夫々の接続側の
反対の末端側は液体流入口または液体流出口でチュ−ブ
またはカテ−テルと接続されてなり、雄型接続具は先端
部がルア−テ−パ−状の外壁をした連通パイプと該パイ
プを取り囲む外側キャップとからなり、該キャップの内
壁には前記雌型接続具の外壁のネジ条と係合するネジ条
が形成されてなり、雌型接続具は雄型接続具の前記連通
パイプの外壁と嵌合する内壁がルア−テ−パ−状をした
凹部と、雄型接続具の前記外側キャップの内壁のネジ条
と係合するネジ条が形成された外壁とからなる医療用接
続器具において、雄型接続具の外側キャップの内側で、
雌型接続具の凹部に嵌合する連通パイプの嵌合部分より
後端の位置に滅菌剤を含有した環状の多孔材が設けられ
てなる医療用接続器具である。また、本発明は前記医療
用接続器具において、雄型接続具の外側キャップの先端
付近の内壁に設けられた環状凹部にＯ−リングが嵌め込
まれてなる医療用接続器具である。
【０００７】
【作用】雄型接続具１の連通パイプ３は雌型接続具２の
第１凹部12と嵌合し、外側キャップ４は雌型接続具のネ
ジ条11と螺合することによって、接続具１と接続具２と
は確固に装着される。また滅菌剤含有多孔材６は雌型接
続具２の第２凹部13の内壁にほぼ接触しながら配置され
ているために外部から細菌が薬液通路10および14へ侵入
するのを防止することができる。
第１凹部12と嵌合し、外側キャップ４は雌型接続具のネ
ジ条11と螺合することによって、接続具１と接続具２と
は確固に装着される。また滅菌剤含有多孔材６は雌型接
続具２の第２凹部13の内壁にほぼ接触しながら配置され
ているために外部から細菌が薬液通路10および14へ侵入
するのを防止することができる。
【０００８】
【実施例】以下実施例で本発明の一例を説明する。図１
は本発明の雄型接続具および雌型接続具の接続前の断面
図であり、図２は雄型接続具と雌型接続具の接続したと
きの断面図であり、図３は本発明の他の実施例を示す雄
型接続具の断面図であり、図４は腹膜透析の説明図であ
る。図中、１は雄型接続具、２は雌型接続具、３は連通
パイプ、４は外側キャップ、６は滅菌剤含有多孔材、９
はＯ−リングを示す。
は本発明の雄型接続具および雌型接続具の接続前の断面
図であり、図２は雄型接続具と雌型接続具の接続したと
きの断面図であり、図３は本発明の他の実施例を示す雄
型接続具の断面図であり、図４は腹膜透析の説明図であ
る。図中、１は雄型接続具、２は雌型接続具、３は連通
パイプ、４は外側キャップ、６は滅菌剤含有多孔材、９
はＯ−リングを示す。
【０００９】雄型接続具１は先端部15がルア−テ−パ−
状の外壁をした連通パイプ３と、該パイプ３を取り囲む
外側キャップ４とからなる。連通パイプ３の先端部15は
雌型接続具２の第１凹部12と嵌合するように外壁がルア
−テ−パ−状に形成されている。連通パイプ３の後端部
16は液体流入口または液体流出口になっており、チュ−
ブまたはカテ−テル（図示せず）と連結している。連通
パイプ３の先端部15の後方の外壁には、環状の滅菌剤を
含有した多孔材６が嵌着または接着されている。該多孔
材６は雌型接続具２の第２凹部13の内壁とほぼ接触する
ような大きさに形成される。多孔材としては有機または
無機材料からなる多孔性材料で、プラスチック発泡材、
編織物、不織布、焼結金属等が挙げられ、多孔材に滅菌
剤が液状に含浸されていたり、粉末状に分散されていた
りする。
状の外壁をした連通パイプ３と、該パイプ３を取り囲む
外側キャップ４とからなる。連通パイプ３の先端部15は
雌型接続具２の第１凹部12と嵌合するように外壁がルア
−テ−パ−状に形成されている。連通パイプ３の後端部
16は液体流入口または液体流出口になっており、チュ−
ブまたはカテ−テル（図示せず）と連結している。連通
パイプ３の先端部15の後方の外壁には、環状の滅菌剤を
含有した多孔材６が嵌着または接着されている。該多孔
材６は雌型接続具２の第２凹部13の内壁とほぼ接触する
ような大きさに形成される。多孔材としては有機または
無機材料からなる多孔性材料で、プラスチック発泡材、
編織物、不織布、焼結金属等が挙げられ、多孔材に滅菌
剤が液状に含浸されていたり、粉末状に分散されていた
りする。
【００１０】外側キャップ４の内壁には、雌型接続具２
の外壁のネジ条11と係合するネジ条５が形成されてお
り、雄型接続具１と雌型接続具２とを螺合することによ
って確固とした接続をすることができる。外側キャップ
４は連通パイプ３と分離しており、連通パイプ３を取り
囲むように形成されている。外側キャップ４は連通パイ
プ３の先端部15が雌型接続具２の第１凹部12に嵌合した
後に、外側キャップ４を旋回しながら雌型接続具２のネ
ジ条11と螺合して接続される。
の外壁のネジ条11と係合するネジ条５が形成されてお
り、雄型接続具１と雌型接続具２とを螺合することによ
って確固とした接続をすることができる。外側キャップ
４は連通パイプ３と分離しており、連通パイプ３を取り
囲むように形成されている。外側キャップ４は連通パイ
プ３の先端部15が雌型接続具２の第１凹部12に嵌合した
後に、外側キャップ４を旋回しながら雌型接続具２のネ
ジ条11と螺合して接続される。
【００１１】図３は本発明の他の実施例を示す雄型接続
具の断面図で、外側キャップ４は連通パイプ３と一体に
成形してなり、連通パイプ３の雌型接続具の第１凹部12
への嵌合は外側キャップ４のネジ条５による雌型接続具
２のネジ条11への螺合と同時に行われる。この接続具の
場合、雌型接続具と接続したとき外部からの細菌の侵入
はＯ−リングの箇所からしかないので、図１の接続具と
比較して細菌が輸液通路に侵入する可能性は少ない。
具の断面図で、外側キャップ４は連通パイプ３と一体に
成形してなり、連通パイプ３の雌型接続具の第１凹部12
への嵌合は外側キャップ４のネジ条５による雌型接続具
２のネジ条11への螺合と同時に行われる。この接続具の
場合、雌型接続具と接続したとき外部からの細菌の侵入
はＯ−リングの箇所からしかないので、図１の接続具と
比較して細菌が輸液通路に侵入する可能性は少ない。
【００１２】また、外側キャップ４の内壁の先端部には
環状の凹部９が形成されており、その凹部９に環状のＯ
−リング７が嵌め込まれており、雌型接続具２の外壁を
押圧して外部の細菌が薬液通路10および14へ侵入するの
を防止することができる。更に、外側キャップ４の外壁
の先端部には、雄型接続具１を雌型接続具２と接続する
際に手の指が雄型接続具１の先端部に触れて細菌が雌型
接続具２の内部に侵入するのを防止するために、突条部
８が設けられて指止め作用をする。
環状の凹部９が形成されており、その凹部９に環状のＯ
−リング７が嵌め込まれており、雌型接続具２の外壁を
押圧して外部の細菌が薬液通路10および14へ侵入するの
を防止することができる。更に、外側キャップ４の外壁
の先端部には、雄型接続具１を雌型接続具２と接続する
際に手の指が雄型接続具１の先端部に触れて細菌が雌型
接続具２の内部に侵入するのを防止するために、突条部
８が設けられて指止め作用をする。
【００１３】雌型接続具２は、雄型接続具１の連通パイ
プ３の先端部15の外壁と嵌合するようになっている内壁
がルア−テ−パ−状をした第１凹部12と、雄型接続具１
の外側キャップ４の内壁のネジ条５と係合するネジ条11
が形成された外壁とからなる。雌型接続具２の薬液通路
14の後端部18は液体流入口または液体流出口になってお
り、チュ−ブまたはカテ−テル（図示せず）と連結して
いる。雌型接続具２の先端部には第２凹部13が設けられ
ており、第２凹部13には連通パイプ３の滅菌剤含有多孔
材６の部分が嵌め込まれ、滅菌剤含有多孔材６は第２凹
部13の内壁と殆ど接触するような大きさに形成される。
雌型接続具２の外壁には手の指がネジ条11の部分に触れ
ないように突条部17が設けられている。
プ３の先端部15の外壁と嵌合するようになっている内壁
がルア−テ−パ−状をした第１凹部12と、雄型接続具１
の外側キャップ４の内壁のネジ条５と係合するネジ条11
が形成された外壁とからなる。雌型接続具２の薬液通路
14の後端部18は液体流入口または液体流出口になってお
り、チュ−ブまたはカテ−テル（図示せず）と連結して
いる。雌型接続具２の先端部には第２凹部13が設けられ
ており、第２凹部13には連通パイプ３の滅菌剤含有多孔
材６の部分が嵌め込まれ、滅菌剤含有多孔材６は第２凹
部13の内壁と殆ど接触するような大きさに形成される。
雌型接続具２の外壁には手の指がネジ条11の部分に触れ
ないように突条部17が設けられている。
【００１４】図２は雄型接続具１と雌型接続具２とが接
続したときの断面図である。連通パイプ３の先端部15は
雌型接続具２の第１凹部12に嵌合し、外側キャップ４の
ネジ条５は雌型接続具２のネジ条11と螺合することによ
って雄型接続具１と雌型接続具２は確固に装着される。
薬液通路10および14に外部から細菌が侵入する前に滅菌
剤含有多孔材６によって細菌は滅菌される。図２におい
て、通常雄型接続具１の薬液通路の後端部16が液体流入
口になり、雌型接続具２の薬液通路の後端部18が液体流
出口になるが、逆であってもよい。Ｏ−リング７は雌型
接続具２の外壁を圧接することによって外部の細菌が薬
液通路内に侵入するのを防止する。
続したときの断面図である。連通パイプ３の先端部15は
雌型接続具２の第１凹部12に嵌合し、外側キャップ４の
ネジ条５は雌型接続具２のネジ条11と螺合することによ
って雄型接続具１と雌型接続具２は確固に装着される。
薬液通路10および14に外部から細菌が侵入する前に滅菌
剤含有多孔材６によって細菌は滅菌される。図２におい
て、通常雄型接続具１の薬液通路の後端部16が液体流入
口になり、雌型接続具２の薬液通路の後端部18が液体流
出口になるが、逆であってもよい。Ｏ−リング７は雌型
接続具２の外壁を圧接することによって外部の細菌が薬
液通路内に侵入するのを防止する。
【００１５】次に、本発明接続器具を腹膜透析に使用し
た場合の実施例を図４で説明する。灌流液タンク22に収
容された灌流液は第１接続器具24、第２接続器具25およ
び腹腔カテ−テル26を経て患者の腹腔21に注入される。
その後、第２接続器具25の雄型接続具をはずし、雌型接
続具にキャップ28を取りつける。腹腔21へ注入された灌
流液は腹腔内で腹膜透析が行われる。腹膜透析が終了す
ると、第２接続器具25のキャップ28をはずし、Ｙセット
27を取りつけ排液タンク23と結合する。次いで第１接続
器具24の雄型接続具をキャップで封緘し、腹腔21の灌流
液を第２接続器具25、Ｙセット27を経て排液タンク23に
廃棄する。その後、第１接続器具24のキャップをはず
し、灌流液タンク22と連結した雌型接続具を接続し灌流
液タンク22の新鮮灌流液を最初排液タンクへ少量流した
後、Ｙセットの排液タンク23側のチュ−ブをクランプ等
で閉じ、新鮮灌流液を第２接続器具25を経て腹腔21へ供
給する。
た場合の実施例を図４で説明する。灌流液タンク22に収
容された灌流液は第１接続器具24、第２接続器具25およ
び腹腔カテ−テル26を経て患者の腹腔21に注入される。
その後、第２接続器具25の雄型接続具をはずし、雌型接
続具にキャップ28を取りつける。腹腔21へ注入された灌
流液は腹腔内で腹膜透析が行われる。腹膜透析が終了す
ると、第２接続器具25のキャップ28をはずし、Ｙセット
27を取りつけ排液タンク23と結合する。次いで第１接続
器具24の雄型接続具をキャップで封緘し、腹腔21の灌流
液を第２接続器具25、Ｙセット27を経て排液タンク23に
廃棄する。その後、第１接続器具24のキャップをはず
し、灌流液タンク22と連結した雌型接続具を接続し灌流
液タンク22の新鮮灌流液を最初排液タンクへ少量流した
後、Ｙセットの排液タンク23側のチュ−ブをクランプ等
で閉じ、新鮮灌流液を第２接続器具25を経て腹腔21へ供
給する。
【００１６】
【効果】本発明接続器具は、滅菌剤を接続具に内蔵して
雄型接続具と雌型接続具とを接続しているので、従来の
プロテクタ−を設けて滅菌する方法と比較して小型で携
行可能であり、如何なる場所でも接続器具の装着、脱着
が可能である。しかも滅菌剤は雄型接続具の連通パイプ
が雌型接続具の凹部に嵌合する入口付近で該凹部の内壁
に殆ど接触しながら設けられているので、外部からの細
菌が薬液通路に侵入するのを防ぎ、腹膜炎に感染するの
を防止することができる。
雄型接続具と雌型接続具とを接続しているので、従来の
プロテクタ−を設けて滅菌する方法と比較して小型で携
行可能であり、如何なる場所でも接続器具の装着、脱着
が可能である。しかも滅菌剤は雄型接続具の連通パイプ
が雌型接続具の凹部に嵌合する入口付近で該凹部の内壁
に殆ど接触しながら設けられているので、外部からの細
菌が薬液通路に侵入するのを防ぎ、腹膜炎に感染するの
を防止することができる。
【図１】本発明の雄型接続具および雌型接続具の接続前
の断面図である。
の断面図である。
【図２】本発明の雄型接続具と雌型接続具の接続したと
きの断面図である。
きの断面図である。
【図３】本発明の他の実施例を示す雄型接続具の断面図
である。
である。
【図４】腹膜透析の説明図である。
１ 雄型接続具
２ 雌型接続具
３ 連通パイプ
４ 外側キャップ
６ 滅菌剤含有多孔材
９ Ｏ−リング
Claims (2)
- 【請求項１】 接続部がルア−テ−パ−状をした雌型接
続具と雄型接続具とを接続するための接続器具であっ
て、前記接続具の夫々の接続側の反対の末端側は液体流
入口または液体流出口でチュ−ブまたはカテ−テルと接
続されてなり、雄型接続具は先端部がルア−テ−パ−状
の外壁をした連通パイプと該パイプを取り囲む外側キャ
ップとからなり、該キャップの内壁には前記雌型接続具
の外壁のネジ条と係合するネジ条が形成されてなり、雌
型接続具は雄型接続具の前記連通パイプの外壁と嵌合す
る内壁がルア−テ−パ−状をした凹部と、雄型接続具の
前記外側キャップの内壁のネジ条と係合するネジ条が形
成された外壁とからなる医療用接続器具において、雄型
接続具の外側キャップの内側で、雌型接続具の凹部に嵌
合する連通パイプの嵌合部分より後端の位置に滅菌剤を
含有した環状の多孔材が設けられてなる医療用接続器
具。 - 【請求項２】 雄型接続具の外側キャップの先端付近の
内壁に設けられた環状凹部にＯ−リングが嵌め込まれて
なる請求項１記載の医療用接続器具。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP3210296A JPH0531180A (ja) | 1991-07-26 | 1991-07-26 | 医療用接続器具 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP3210296A JPH0531180A (ja) | 1991-07-26 | 1991-07-26 | 医療用接続器具 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH0531180A true JPH0531180A (ja) | 1993-02-09 |
Family
ID=16587053
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP3210296A Pending JPH0531180A (ja) | 1991-07-26 | 1991-07-26 | 医療用接続器具 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH0531180A (ja) |
Cited By (6)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| WO2008035422A1 (fr) * | 2006-09-21 | 2008-03-27 | Asahi Kasei Kuraray Medical Co., Ltd. | Joint pour outils médicaux et instrument médical |
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- 1991-07-26 JP JP3210296A patent/JPH0531180A/ja active Pending
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