JPH05309505A - Nc旋盤 - Google Patents

Nc旋盤

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JPH05309505A
JPH05309505A JP14323792A JP14323792A JPH05309505A JP H05309505 A JPH05309505 A JP H05309505A JP 14323792 A JP14323792 A JP 14323792A JP 14323792 A JP14323792 A JP 14323792A JP H05309505 A JPH05309505 A JP H05309505A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
spindle
chuck
headstock
work
main shaft
Prior art date
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Pending
Application number
JP14323792A
Other languages
English (en)
Inventor
Akihiro Nishikawa
明宏 西川
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Hitachi Seiki Co Ltd
Original Assignee
Hitachi Seiki Co Ltd
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Filing date
Publication date
Application filed by Hitachi Seiki Co Ltd filed Critical Hitachi Seiki Co Ltd
Priority to JP14323792A priority Critical patent/JPH05309505A/ja
Publication of JPH05309505A publication Critical patent/JPH05309505A/ja
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Abstract

(57)【要約】 [目的]ワークの両側から同時加工を可能とする。 [構成]主軸台2に両端が開口した円筒形の主軸10を
設け、主軸10にチャック手段25,27,29,32
を設ける。主軸台2の両側には刃物台3a,3bを対向
して設ける。主軸10の内部に被加工物Wを挿入配置し
て、チャック手段25,27,29,32によって被加
工物を把持し、刃物台3a,3bの各工具によって被加
工物の両側から加工する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明はNC旋盤に関する。さ
らに詳細には、ワーク(被加工物)の両側から同時加工
するためのNC旋盤に関する。
【0002】
【従来の技術】例えば、ワークを油井管用カップリング
のように内径加工が主体で、左右対称形のものに加工す
る場合、従来は主軸に設けた円筒形のチャックボディ内
にワークを保持し、片側を加工した後、ワークを180
度反転して反対側を加工していた。また、油圧シリン
ダ、印刷機用ロールのようにシャフト中央部を正確に両
端加工を行う必要がある場合は、片側加工後ワークを外
し反転してチャックしなおして反対側を加工していた。
【0003】このような加工に使用されるチャックは、
そのチャックボディが主軸に固定されているので、ワー
クの反加工側が閉鎖されている。このため切屑をチャッ
クボディの後部に設けた穴から外周方向に出すか、ある
いは刃物側に出すしかなく、特にねじ切りのような連続
加工を行う場合に切屑の自動処理に困難を伴っていた。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】この発明は上述のよう
な技術的背景に基づいてなされたものであって、次の目
的を達成するものである。
【0005】この発明の目的は、チャック機能と主軸機
能を一体化することにより、ワークを両側から同時加工
を可能としたNC旋盤を提供することにある。
【0006】この発明の別の目的は、自動処理が困難な
切屑を加工進行と反対側へ導くことにより、切屑の自動
処理を容易にすることを可能としたNC旋盤を提供する
ことにある。
【0007】この発明の更に別な目的は、ワークを反転
することなく、ワークの両側の同時加工により生産性の
向上が図れ、また両側の同心精度が向上するNC旋盤を
提供することにある。
【0008】
【課題を解決するための手段】この発明は、上述の目的
を達成するために次のような手段を採用している。
【0009】すなわちこの発明は主軸台(2)と、この
主軸台(2)に設けられ、両端が開口した主軸(10)
と、この主軸(10)を回転駆動させる駆動手段(2
2)と、この主軸(10)の内部に挿入配置された被加
工物の外周を把持するためのチャック手段(25),
(27),(29),(32)と、前記主軸台(2)の
両側に対向して設けられ、前記主軸(10)の軸線方向
および該軸線の直角方向に移動自在な刃物台(3a),
(3b)と、各刃物台を独立して駆動するための駆動手
段(8a),(8b)とを備えてなるNC旋盤である。
【0010】前記チャック手段は、前記主軸(10)に
その半径方向に移動自在に設けられた複数の爪(2
9),(31)と、各爪(29),(31)を駆動する
ための駆動手段(25),(32)とからなる。
【0011】
【作用】被加工物は、主軸の一方側の開口端から主軸内
に挿入される。挿入された被加工物は、その外周におい
てチャック手段によって把持される。主軸は駆動手段に
よって回転駆動され、主軸台の両側に設けられた刃物台
の工具によって、被加工物が両側から加工される。
【0012】
【実施例】この発明の一実施例を添付図面を参照しなが
ら以下に説明する。図1は、この発明によるNC旋盤の
平面図、図2は正面図、図3は主軸台の断面図である。
ベッド1上の中央に円筒形の主軸10を有する主軸台2
が設けられ、その両側に一対の刃物台3a,3bが設け
られている。刃物台3a,3bはサドル4a,4b上に
クロススライド5a,5bを介して搭載されている。
【0013】サドル4a,4bはベッド1上に形成した
案内面6a,6b上を摺動自在に設けられ、主軸10の
軸線方向と平行な方向であるZ軸線方向に移動自在とな
っている。サドル4a,4bはボールねじ7a,7bに
結合され、サーボモータ8a,8bによってZ軸線方向
に駆動される。
【0014】クロススライド5a,5bは、サドル4
a,4b上に形成した各案内面9a,9b上を摺動自在
に設けられ、主軸10の軸線と垂直な方向であるX軸線
方向に移動自在となっている。クロススライド5a,5
bは、図示しないサーボモータによってX軸線方向に駆
動される。このクロススライド5a,5bに搭載された
刃物台3a,3bには、それぞれ複数の工具11とクー
ラントの供給パイプ45が設けられている。
【0015】主軸台2は図3にその詳細が示されるよう
に、ハウジング12を有し、このハウジング12内に両
端が開放した円筒形の主軸10が水平向きに収容されて
いる。主軸10は、軸受13を介してハウジング12に
支持され、回転自在となっている。ハウジング12およ
び主軸10の各端部間には、切屑がハウジング12内に
侵入するのを防止するためのラビリンスシール14が設
けられている。
【0016】主軸10の外周には駆動伝達のためのギヤ
15がナット16によって固定されている。このギヤ1
5は、ドライブピニオン17、ギヤ18、プーリ19、
ベルト20およびプーリ21を介して主軸駆動用モータ
22に駆動連結されている。主軸10は、この主軸駆動
用モータ22によって回転駆動される。
【0017】ギヤ15とハブ23はチャックボディを構
成している。ギヤ15、ハブ23およびシリンダ50に
より環状のシリンダ室24が形成され、このシリンダ室
24に環状のピストン25が摺動自在に配置されてい
る。ピストン25には摺動子26が固定され、この摺動
子26には半径方向内方に延びかつ内周面が傾斜面とな
っているほぞ脚27が形成されている。
【0018】ほぞ脚27は120度の角度間隔をおいて
3つ設けられ、これらのほぞ脚27はハブ23および主
軸10に対応して半径方向に設けられた3つの孔28に
受け入れられている。各孔28には、チャックマスタ爪
29が半径方向に移動自在に配置されている。各チャッ
クマスタ爪29は、外周端に底面が傾斜面となっている
ほぞ溝30を有し、このほぞ溝30にほぞ脚28が鳩尾
結合している。各チャックマスタ爪29の内周端は主軸
10内に突出し、把持部(爪)31がボルト結合されて
いる。
【0019】ギヤ15には、複数の圧縮スプリング32
が円周上に配置されている。環状のピストン25は、こ
れらの圧縮スプリング32によって常時一方向に付勢さ
れ、これによってチャックマスタ爪29は常時半径方向
内方すなわちクランプ位置に向けて付勢されている。
【0020】またハブ23には、シリンダ室24に連通
する圧油の流路33が形成されている。流路33の入口
に固定カプラ33aが設けられている。一方ハウジング
12には、固定カプラ33aに対向して可動カプラ34
が設けられている。チャック開閉時には、主軸ポジショ
ニング機能により主軸10を定位置に停止させ、必要な
油圧結合を行わしめる。すなわち可動カプラ34は、主
軸10の半径方向に移動自在となっており、駆動シリン
ダ35の駆動によって固定カプラ33a側に移動し、両
カプラ33a,34が結合される。
【0021】可動カプラ34は、図示しない方向切換弁
を介して油圧源に接続されている。この油圧源からカプ
ラ34,33aおよび流路33を経て圧油がシリンダ室
24に供給されると、ピストン25が圧縮スプリング3
2に抗して移動し、チャックマスタ爪29が半径方向外
方すなわちアンクランプ位置に移動する。ハウジング1
2に設けた近接スイッチ36,37は、それぞれクラン
プ位置およびアンクランプ位置を確認するためのスイッ
チである。
【0022】図4は、ワークの供給搬出装置を示す正面
図である。水平フレーム38に走行自在にワークのロー
ディングロボット39aおよびアンローディングロボッ
ト39bが設けられている。各ロボット39a,39b
は、昇降自在なアーム40a,40bを有し、各アーム
40a,40bの下端にはハンド41a,41bが設け
られている。
【0023】動作 前回のワークの加工が終了すると、主軸10が所定の停
止位置に停止し、両刃物台3a,3bが後退すなわち主
軸台2から離れる。次にアンローディングアーム40b
が下降し、さらに前進すなわち主軸台2に向けて移動
し、ハンド41bが主軸10内の加工済ワーク内に挿入
される。また駆動シリンダ35が作動して可動カプラ3
4が固定カプラ33aに結合される。
【0024】次にアンローディングアーム40bのハン
ド41bが開き加工済ワークを把持する。また方向切換
弁が作動して、シリンダ室24に圧油が供給され、チャ
ックマスタ爪29が開き、ワークがアンクランプされ
る。このとき、摺動子26に結合されているピンにより
近接スイッチ37がアンクランプ状態を確認し、アンク
ランプが異常であれば警報が発せられる。
【0025】次にアンローディングアーム40bが後退
し、主軸台2から離れる。また次のワークを把持したロ
ーディングアーム40aが前進し、ワークWが主軸10
内に挿入される。
【0026】次にアンローディングアーム40bが上昇
し、図示しないアンローディングシュートに加工済ワー
クを搬出する。また、一方の刃物台3bが主軸台2に接
近し、加工の待機をする。
【0027】次に方向切換弁が作動して、シリンダ室2
4への圧油の供給が停止し、圧縮スプリング32の付勢
力によってチャックマスタ爪29が閉じ、主軸10内に
挿入されたワークWが把持される。このとき近接スイッ
チ36がクランプ状態を確認し、クランプが異常であれ
ば警報が発せられる。
【0028】次にハンド41aが閉じてローディングア
ーム40aのハンド41aによる把持が解除され、ロー
ディングアーム40aは後退して主軸台2から離れる。
また駆動シリンダ35が不作動となり、可動カプラ34
が固定カプラ33aから離れる。
【0029】次に駆動モータ22が作動し、主軸10が
回転する。またローディングアーム40aが上昇し、図
示しないローディングシュートで次のワークを受け取
る。また、他方の刃物台3aが主軸台2に接近し、加工
の待機をする。
【0030】次に両刃物台3a,3bが前進し、ワーク
Wの加工が開始する。その際、クーラントパイプ45か
らクーラントが吐出される。また、加工中にはローディ
ングアーム40aおよびアンローディングアーム40b
が次のハンドリングのための準備を行い、準備が完了す
ると上昇位置で待機する。
【0031】ワークの加工が完了すると、クーラントの
吐出が停止し、両刃物台3a,3bが後退位置に移動す
る。また主軸10が定位置に停止する。以下、このよう
な工程がワークごとに繰り返される。
【0032】第2実施例 図5は、チャックマスタ爪29の駆動機構の別の実施例
を示す断面図である。第1実施例はスプリングおよび油
圧でチャックマスタ爪を駆動する方式である。この実施
例は、スクロール方式によるチャック駆動方式である。
【0033】すなわち、チャックボディを構成するギヤ
15とハブ23にはスクロール50が回転自在に設けら
れている。スクロール50は渦巻状の突起51を有し、
この突起51は各チャックマスタ爪29に設けた円板5
2に係合している。スクロール50には、環状の歯が設
けられ、この歯にベベルギヤ53が噛合している。
【0034】ハウジング12には、ベベルギヤ53を回
転させるためのロッド55が主軸10の半径方向に移動
自在に設けられている。ロッド55は、ベベルギヤ53
の端面に設けた穴54に係合し、ロッド55が回転駆動
されることによってベベルギヤ53が回転する。これに
よってスクロール50が回転し、チャックマスタ爪29
が半径方向に移動する。
【0035】
【発明の効果】以上詳述したように、この発明によれば
チャック機能と主軸機能とを一体化したので、ワークの
両側からの同時加工が可能となった。したがって、ワー
クを反転する必要がなく、生産性が向上し、同心精度も
良くなる。さらに切屑が加工進行と反対側へ導かれ、切
屑の自動処理が容易になる。
【図面の簡単な説明】
【図1】図1は、この発明によるNC旋盤の実施例の平
面図である。
【図2】図2は、図1の実施例の正面図である。
【図3】図3は、主軸台の断面図である。
【図4】図4は、ワークの供給および搬出装置の正面図
である。
【図5】図5は、チャックの駆動機構の別な実施例を示
す主軸台の断面図である。
【符号の説明】
1…ベッド 2…主軸台 3a,3b…刃物台 10…主軸 12…ハウジング 22…主軸駆動モータ 24…環状のシリンダ室 25…ピストン 27…ほぞ脚 29…チャックマスタ爪 30…ほぞ溝

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】主軸台(2)と、 この主軸台(2)に設けられ、両端が開口した主軸(1
    0)と、 この主軸(10)を回転駆動させる駆動手段(22)
    と、 この主軸(10)の内部に挿入配置された被加工物の外
    周を把持するためのチャック手段(25),(27),
    (29),(32)と、 前記主軸台(2)の両側に対向して設けられ、前記主軸
    (10)の軸線方向および該軸線の直角方向に移動自在
    な刃物台(3a),(3b)と、 各刃物台を独立して駆動するための駆動手段(8a),
    (8b)とを備えてなるNC旋盤。
  2. 【請求項2】前記チャック手段は、前記主軸(10)に
    その半径方向に移動自在に設けられた複数の爪(2
    9),(31)と、各爪(29),(31)を駆動する
    ための駆動手段(25),(32)とからなることを特
    徴とするNC旋盤。
JP14323792A 1992-05-08 1992-05-08 Nc旋盤 Pending JPH05309505A (ja)

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JP14323792A JPH05309505A (ja) 1992-05-08 1992-05-08 Nc旋盤

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Family

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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2006239802A (ja) * 2005-03-02 2006-09-14 Yamazaki Mazak Corp 非円形加工装置
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