JPH05309122A - 温灸具及び鍼灸具 - Google Patents

温灸具及び鍼灸具

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JPH05309122A
JPH05309122A JP9788691A JP9788691A JPH05309122A JP H05309122 A JPH05309122 A JP H05309122A JP 9788691 A JP9788691 A JP 9788691A JP 9788691 A JP9788691 A JP 9788691A JP H05309122 A JPH05309122 A JP H05309122A
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moxibustion
acupuncture
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solid fuel
liquid
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Hiroharu Shimizu
弘治 清水
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 煙、匂の発生が少なく、着火性が良く、温
灸、鍼灸効果の高い温灸具、鍼灸具の提供。 【構成】 温灸形状に整えた生物の乾燥粉砕物に液体又
は固体燃料を含ませて燃焼体1として温灸具及び鍼灸具
を構成する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明はエタノール、メタノー
ル、ベンジン等の液体燃料、各種ロウ、各種ワックス等
の固形燃料を薬草、果実、鹿角等の生物の乾燥、粉砕物
に含ませて燃焼体として用いるようにした温灸具及び鍼
灸具の提供に関する。
【0002】
【従来の技術】近時、医療手段として一般に用いられて
いる投与薬剤による薬害の症例が多発する傾向にあり、
近時薬剤を用いずに生体の有する自然治癒力による疾病
治療特に慢性的疾患の治療と健康の維持、増進をなすこ
とが各方面において試みられており、その典型的な治療
あるいは健康増進の手段として温灸並びに鍼灸療法が位
置づけられている。
【0003】この温灸並びに鍼灸療法は、生体に存在す
る360 の正穴と、150 の奇穴に対し温熱刺激を付与する
ことによって神経反射を効果的に生体にもたらし、疾
病、特に慢性疾患の治療をなすようにしていた。
【0004】又、皮膚表面を加熱することによって組織
蛋白の一部を破壊し、この破壊組織蛋白を血液中に吸収
させることで血液中の白血球を増し、免疫体を生成する
保健強壮療法に用いていた。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら従来の温
灸並びに鍼灸療法はこの温灸並びに鍼灸により生ずる効
果の点から多年生の草ヨモギを乾燥して用いることが一
般的であった。
【0006】この草ヨモギは、ヨモギの葉の葉脈あるい
は葉柄が混入されず、ヨモギの葉の裏に密生している柔
毛が主体となるようにヨモギの若葉を蔭干しにより良く
乾燥すると共に遠心分離機により白い綿状の繊維とした
後、これを漂白し長期間ねかせて製作したものであっ
た。
【0007】しかしながら、かゝるもぐさを温灸ないし
は鍼灸の手段として用いる場合、加熱燃焼時に多量の煙
と特有の匂とを生じ、この煙あるいは匂が身体、衣服に
付着し、あるいは施療居室空間の壁面等に付着し、衣
服、壁面等を汚損すると同時に特有の匂が常時残る不都
合を有していた。
【0008】又、特有の強い匂が施療者並びに患者にも
たらされ、この特有の匂に馴染めない施療者並びに患者
に特有の不快感をもたらす不都合があった。
【0009】更に、使用もぐさが湿りを帯びている場合
あるいは硬めに押し固めてある場合等では着火性に難が
あり、着火用の太目の線香を用意する等の処置を必要と
しており、着火操作時に灸が経穴面から落下する等の不
都合があった。
【0010】本発明は、かゝる従来のもぐさを使用主体
としている温灸ないしは鍼灸具の不都合に鑑み、着火性
が良く、しかも煙も臭気も少なく、更に温灸ないしは鍼
灸効果を均一とすることのできる温灸具ないしは鍼灸具
の提供を目的としている。
【0011】
【課題を解決するための手段】本発明にかゝる温灸具並
びに鍼灸具は叙上の目的を達成するべく請求項1の発明
では、温灸形状に整えられた生物の乾燥粉砕物に液体又
は固体燃料を含ませて燃焼体1として温灸具並びに鍼灸
具を構成している。
【0012】次いで請求項2の発明では温灸形状に整え
られた生物の乾燥粉砕物に液体又は固体燃料を含ませた
燃焼体1とし、患部との間に何等の間隙を残すことなく
密着する台座2の面上に該燃焼体1を固着して温灸具並
びに鍼灸具を構成している。
【0013】更に請求項3の発明では、温灸形状に整え
られた生物の乾燥粉砕物に液体又は固体燃料を含ませて
燃焼体1とし、患部との間に何等の間隙を残すことなく
密着する粘着剤層3を一方の面に有し、且つ他方の面に
熱伝導性の良好な金属層4を有する保熱性の良好な台座
2の前記金属層4の面に前記燃焼体1を固着して温灸具
並びに鍼灸具を構成している。
【0014】
【作用】又、燃焼体1を生物の乾燥粉砕物に液体又は固
体燃料を含ませて形成していることから着火性が良く、
煙ないしは臭気の発生が少なく、短時間に加熱されると
共に、燃焼滓の発生を回避し得るように作用する。
【0015】
【実施例】以下、本発明に係る典型的な温灸具並びに鍼
灸具の典型的な一実施例を添付の図面について詳細に説
明する。こゝで用いられる燃焼体1は、生物の乾燥粉砕
物に液体燃料又は固体燃料を含ませて構成してある。
【0016】そして、この生物の乾燥粉砕物としては、
各種の草の茎、葉等の乾燥粉砕物、ニンニク、ショウ
ガ、ニンジン等の根菜類の乾燥粉砕物、アンズの種子等
の果実、種子の乾燥粉砕物、ユリ、サフラン等の薬用効
果の高い花の乾燥粉砕物、杉等の木材の乾燥粉砕物、セ
ミのぬけ殻等の昆虫類の乾燥粉砕物、鹿角等の動物の乾
燥粉砕物等が用いられる。
【0017】このようにして用いられる乾燥粉砕物は繊
維状であっても良く、又微粉状とされても良く、スター
チその他の澱粉系接着剤、合成樹脂接着剤その他の接着
剤を配合して保形されていても良い。又、温灸形状に整
えられる燃焼体1は、前記の各種の乾燥粉砕物を適宜混
合しても良く、温熱効果、薬用効果、発香効果等が互に
助長されるように配合して用いるのが好ましい。
【0018】又、こゝで用いられる液体燃料と固体燃料
とは着火性の面から気化温度の低いもの、例えば、メタ
ノール、エタノール等のアルコール類、ガソリン類、各
種の液化ガス類等の他に固形アルコール等の各種ロウ、
ワックス類を用いるのが良い。
【0019】この生物の乾燥粉砕物に液体又は固体燃料
を含ませてなる燃焼体1は、その気化を防止する意図並
びに保形の手段として図1に示すように樹脂フィルム8
を用いてパッケージされているのが好ましい。
【0020】又、燃焼体1の形状は角錐形、紡錐形、円
錐形等の任意の形状で良く、図1の実施例では燃焼時の
熱伝達が良好となるように底辺の比較的大きい帽状体を
なすものとしている。
【0021】更に図2では上記の熱伝達が経穴等患部面
に対しより伝達され易いように燃焼体1をピラミッド形
状のものとし、その底面々積を拡げた構成としてある。
【0022】かゝる燃焼体1は、この燃焼体1を生体の
経穴上に直接載置し、これに点火して灸具としても良
く、所謂有痕灸として用いても良い。
【0023】又、この燃焼体1を図1〜図7に示される
ように台2上に設け、この台2を介して生体の経穴部を
加熱する所謂無痕灸具として用いても良い。
【0024】更に、図8で示されるように鍼5の頭部5a
に燃焼体1を設け、所謂鍼灸具として用いても良い。
【0025】図1で示される温灸具は鍼灸具としても併
用し得る構成としてあり、燃焼体1を金属層4を介して
台2の上面に固定し、この台2の底面には生体の経穴部
上に安定に灸具が保持使用できるように粘着剤層3を設
け、この粘着剤層3を保護する剥離紙6を該粘着剤層3
上に添着してある。
【0026】又、台2の上面にはアルミシート等の熱伝
導性の良好な金属層4を介在させ、燃焼体1を設けてい
ることから燃焼体1の発生熱は、この金属層4によって
台2の全面に均一に伝達されることゝなり、台2の全面
から経穴部に温熱効果をもたらすことができる。
【0027】この台2は、保熱性に優れたものが良く、
セラミックス、板紙等を用いると共に、燃焼体1の設け
られている側に凹部7を形成して燃焼体1に含まれてい
る燃料、特に固体燃料の液化に伴う漏れ出しを防止する
構成とするのが好ましい。
【0028】又、前述のように燃焼体1を樹脂フィルム
8で覆う場合、この燃焼体1と台2とを一体にパッケー
ジするのが好ましく、使用に先立って該樹脂フィルム8
を取り外すと共に剥離紙6を取り除き、経穴部上に台2
の面を粘着させた状態で着火して使用する。
【0029】又、台2から燃焼体1に到るように中空の
鞘9を設け、この中空の鞘9に鍼5の頭部5aを嵌着して
鍼灸手段として用いることもできる。
【0030】図2で示される実施例は台2を平らな盤状
になすと共に、この盤状の台2の中心に四角錐の保熱具
10を設けてある。この保熱具10は、セラミック等のよう
な熱保有量の大きいものが好ましい。又、この実施例で
は鍼5の取付け部分が台2と保熱具10とされていること
から中空の鞘を用いずに直接孔11を設け、この孔11に鍼
5の頭部5aを嵌着使用できる構成としてある。
【0031】図3に示される実施例は、台2に四角錐状
の燃焼体1を設け、この燃焼体1に鍼5の頭部5aが直接
埋没される構成としてあり、鍼5に直接燃焼熱が伝達さ
れる構成としている。
【0032】図4及び図5に示される実施例は、台2を
二枚重ねの状態で用いることで燃焼体1に生じた発生熱
を上部の台2の金属層4で拡散した後、下部の台2の金
属層4で再拡散し、生体の経穴面を均一に加熱する構成
としている。
【0033】図6及び図7で示される実施例は、燃焼体
1をアルミ箔等のハウジング12で覆ったものであり、燃
焼体1の火炎が周方向に向くのを防止すると共に燃焼灰
の落下8お防止し、しかも愛を包んで処理することがで
きる。特に毛髪近くでの灸処理等のように経穴の近くに
可燃性のものが存在する場合あるいは汚れて困る部分で
の使用に都合が良い。
【0034】図8で示される実施例は燃焼体1に鍼5を
直接設けたものであって、鍼5の頭部5aにセラミック等
の鍔13を取付け、この鍔13に燃焼体1が押し止まるよう
に燃焼体1に鍼5の頭部5aを埋設した構成としてある。
【0035】
【発明の効果】本発明に係る温灸具並びに鍼灸具は、使
用時に煙と匂とを殆ど生ずることがなく快適な温灸並び
に鍼灸施療をなすことができる。又、反復使用によって
も衣服あるいは室内等に匂が付着したり、タール分が付
着したりすることが少なく快適に温灸施療、鍼灸施療を
なすことができる。
【0036】更に、生物の乾燥粉砕物に液体又は固体燃
料を含ませて燃焼体1としていることから発生熱量が多
く、しかも温灸ないしは鍼灸の熱量を正確にコントロー
ルできる利点を有している。
【0037】又、燃焼体1が生物の乾燥粉砕物に液体又
は固体燃料を含ませてあることから、燃焼滓が少なく、
着火性が良好である。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の典型的な一実施例を示す断面図
【図2】他の実施例を示す断面図
【図3】更に他の実施例を示す断面図
【図4】更に他の実施例の部品分離状態の断面図
【図5】同使用状態を示す断面図
【図6】更に他の実施例を示す断面図
【図7】更に他の実施例を示す断面図
【図8】更に他の実施例を示す断面図
【符号の説明】
1 燃焼体 2 台 3 粘着剤層 4 金属層 5 鍼 6 剥離紙 7 凹部 8 樹脂フィルム 9 鞘 10 保熱具 11 孔 12 ハウジング 13 鍔
【手続補正書】
【提出日】平成3年5月16日
【手続補正1】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0033
【補正方法】変更
【補正内容】
【0033】図6及び図7で示される実施例は、燃焼体
1をアルミ箔等のハウジング12で覆ったものであり、
燃焼体1の火炎が周方向に向くのを防止すると共に燃焼
灰の落下防止し、しかもを包んで処理することがで
きる。特に毛髪近くでの灸処理等のように経穴の近くに
可燃性のものが存在する場合あるいは汚れて困る部分で
の使用に都合が良い。

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 温灸形状に整えられた生物の乾燥粉砕物
    に液体又は固体燃料を含ませて燃焼体としたことを特徴
    とする温灸具及び鍼灸具。
  2. 【請求項2】 温灸形状に整えられた生物の乾燥粉砕物
    に液体又は固体燃料を含ませて燃焼体になすと共に、患
    部との間に何等の間隙を残さずに密着する台座面上に該
    燃焼体が固着されていることを特徴とする温灸具及び鍼
    灸具。
  3. 【請求項3】 温灸形状に整えられた生物の乾燥粉砕物
    に液体又は固体燃料を含ませて燃焼体になすと共に、患
    部との間に何等の間隙を残さずに密着する粘着剤層を一
    方の面に有し、且つ他方の面に熱伝導性の良好な金属層
    を有する保熱性の良好な台座の該金属層上に前記燃焼体
    が固着されていることを特徴とする温灸具及び鍼灸具。
JP9788691A 1991-04-04 1991-04-04 温灸具及び鍼灸具 Pending JPH05309122A (ja)

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH11347099A (ja) * 1998-06-11 1999-12-21 Yamasho:Kk 灸治療具

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH11347099A (ja) * 1998-06-11 1999-12-21 Yamasho:Kk 灸治療具

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