JPH0530839Y2 - - Google Patents
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- Publication number
- JPH0530839Y2 JPH0530839Y2 JP1987068439U JP6843987U JPH0530839Y2 JP H0530839 Y2 JPH0530839 Y2 JP H0530839Y2 JP 1987068439 U JP1987068439 U JP 1987068439U JP 6843987 U JP6843987 U JP 6843987U JP H0530839 Y2 JPH0530839 Y2 JP H0530839Y2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- mold
- cooling
- cooling hole
- stirring device
- electromagnetic stirring
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Lifetime
Links
- 238000001816 cooling Methods 0.000 claims description 36
- 238000003756 stirring Methods 0.000 claims description 11
- 238000009749 continuous casting Methods 0.000 claims description 8
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- 239000000498 cooling water Substances 0.000 description 6
- RYGMFSIKBFXOCR-UHFFFAOYSA-N Copper Chemical compound [Cu] RYGMFSIKBFXOCR-UHFFFAOYSA-N 0.000 description 2
- 229910052802 copper Inorganic materials 0.000 description 2
- 239000010949 copper Substances 0.000 description 2
- 230000000694 effects Effects 0.000 description 2
- 238000005266 casting Methods 0.000 description 1
- 230000003247 decreasing effect Effects 0.000 description 1
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- 230000008646 thermal stress Effects 0.000 description 1
Landscapes
- Continuous Casting (AREA)
Description
【考案の詳細な説明】
〔産業上の利用分野〕
本考案は連続鋳造用鋳型に係り、特に鋳型の温
度を均一化し寿命の延長を図れる連続鋳造用鋳型
に関する。
度を均一化し寿命の延長を図れる連続鋳造用鋳型
に関する。
連続鋳造用鋳型は主として銅板から成つてお
り、第２図Ａ，Ｂ，Ｃに示す如く鋳型２の冷却を
するため冷却孔４を設け通水して冷却を行つてい
る。鋳型２は高さが1000mm程度が一般的であり、
通常下方の入口８から給水して上方の出口１０か
ら排水している。冷却孔４は円形が一般的で銅板
厚みの中央付近に開孔している。冷却孔４の孔加
工は長さが1000mm程度であるから、その断面積は
一定で、小径とすることが不可能で通常10mm以上
の径となる。従つて、従来は鋳型全面について
は、冷却能力である抜熱量は一定である。近時、
電磁攪拌装置や電磁ブレーキ装置１２（以下両者
を含めて電磁攪拌装置等と称する）が利用されて
いるが、これらの装置が使用されると設置された
部分は第３図Ａ，Ｂに示す如く冷却不十分で鋳型
が局部的に高温になる。従つて、従来、鋳型２は
局部的に発生する熱応力でクラツクを発生する等
により鋳造中にトラブルを発生し寿命が短くな
り、ひいてはコストの上昇を来す原因となつてい
る。
り、第２図Ａ，Ｂ，Ｃに示す如く鋳型２の冷却を
するため冷却孔４を設け通水して冷却を行つてい
る。鋳型２は高さが1000mm程度が一般的であり、
通常下方の入口８から給水して上方の出口１０か
ら排水している。冷却孔４は円形が一般的で銅板
厚みの中央付近に開孔している。冷却孔４の孔加
工は長さが1000mm程度であるから、その断面積は
一定で、小径とすることが不可能で通常10mm以上
の径となる。従つて、従来は鋳型全面について
は、冷却能力である抜熱量は一定である。近時、
電磁攪拌装置や電磁ブレーキ装置１２（以下両者
を含めて電磁攪拌装置等と称する）が利用されて
いるが、これらの装置が使用されると設置された
部分は第３図Ａ，Ｂに示す如く冷却不十分で鋳型
が局部的に高温になる。従つて、従来、鋳型２は
局部的に発生する熱応力でクラツクを発生する等
により鋳造中にトラブルを発生し寿命が短くな
り、ひいてはコストの上昇を来す原因となつてい
る。
本考案の目的は、上記従来技術の問題点を解決
し、鋳型の温度分布を均一化し寿命を延長できる
連続鋳造用鋳型を提供するにある。
し、鋳型の温度分布を均一化し寿命を延長できる
連続鋳造用鋳型を提供するにある。
本考案の要旨とするところは次の如くである。
すなわち、背面に電磁撹拌装置を有し上下に通
ずる中心に丸形冷却孔を有して成る連続鋳造用鋳
型において、前記電磁撹拌装置設置部分の冷却孔
の内部に長さ方向に貫通して設けられ前記電磁撹
拌装置設置部分の断面積を大とする棒状物と、前
記冷却孔の入り口に設けられたオリフイスと、を
有して成ることを特徴とする連続鋳造用鋳型であ
る。
ずる中心に丸形冷却孔を有して成る連続鋳造用鋳
型において、前記電磁撹拌装置設置部分の冷却孔
の内部に長さ方向に貫通して設けられ前記電磁撹
拌装置設置部分の断面積を大とする棒状物と、前
記冷却孔の入り口に設けられたオリフイスと、を
有して成ることを特徴とする連続鋳造用鋳型であ
る。
本考案の詳細を第１図に図示の実施例により説
明する。鋳型２は多数のほぼ等間隔に並んだ冷却
孔４が設けられ、冷却孔４は入口８、出口１０か
ら給排水され、電磁攪拌装置等１２が設置されて
いるのは従来通りである。
明する。鋳型２は多数のほぼ等間隔に並んだ冷却
孔４が設けられ、冷却孔４は入口８、出口１０か
ら給排水され、電磁攪拌装置等１２が設置されて
いるのは従来通りである。
冷却孔４の上下端は孔加工の都合で通し孔であ
つて、栓１４で閉塞されている。入り口８には後
述する棒状物１８が挿入された後の冷却孔４の冷
却水路に見合う冷却水流量を供給するための流路
制限用オリフイス１６が設けられている。冷却孔
４の内部には本考案の特徴とする棒状物１８が長
さ方向に貫通して設けられている。棒状物１８は
断面積が図示の如く変化し上、下には冷却孔４に
近い径を有する拡大部１９が設けられ、上部の拡
大部１９には出し入れ時に使用するアイボルト孔
２０が設けられ、更に水洩れを防止するＯリング
２２がセツトされている。また上部の拡大部１９
上には皿ばね２４が設けられ、棒状物１８は皿ば
ね２４を介して上下の栓１４間に押圧支持されて
いる。
つて、栓１４で閉塞されている。入り口８には後
述する棒状物１８が挿入された後の冷却孔４の冷
却水路に見合う冷却水流量を供給するための流路
制限用オリフイス１６が設けられている。冷却孔
４の内部には本考案の特徴とする棒状物１８が長
さ方向に貫通して設けられている。棒状物１８は
断面積が図示の如く変化し上、下には冷却孔４に
近い径を有する拡大部１９が設けられ、上部の拡
大部１９には出し入れ時に使用するアイボルト孔
２０が設けられ、更に水洩れを防止するＯリング
２２がセツトされている。また上部の拡大部１９
上には皿ばね２４が設けられ、棒状物１８は皿ば
ね２４を介して上下の栓１４間に押圧支持されて
いる。
本考案の鋳型２は入口８にオリフイス１６を設
け、冷却孔４の内部に断面積を変化させた棒状物
を長さ方向に貫通させることによつて部分的に強
冷あるいは弱冷をすることができる。
け、冷却孔４の内部に断面積を変化させた棒状物
を長さ方向に貫通させることによつて部分的に強
冷あるいは弱冷をすることができる。
すなわち、鋳型２の全体の温度レベルを低下さ
せるには冷却水量の増大と流速の上昇が必要があ
るが、局部的に冷却を強化するには、その部分の
冷却孔４の個数の増加、水量の増大、流速の上昇
等で達成できる。
せるには冷却水量の増大と流速の上昇が必要があ
るが、局部的に冷却を強化するには、その部分の
冷却孔４の個数の増加、水量の増大、流速の上昇
等で達成できる。
冷却孔４の大きさや数は構造上限界があるが、
冷却水量のコントロールは冷却孔４の入口８のオ
リフイス１６の操作で容易に実施できる。
冷却水量のコントロールは冷却孔４の入口８のオ
リフイス１６の操作で容易に実施できる。
更に、本考案では冷却孔４の断面積を変化させ
ることで冷却能の上昇を図つた。すなわち、鋳型
２の流水による抜熱時の熱伝達係数αは下式で示
される如く流速と関係がある。
ることで冷却能の上昇を図つた。すなわち、鋳型
２の流水による抜熱時の熱伝達係数αは下式で示
される如く流速と関係がある。
α∝V0.8／ｄ
ただし Ｖ：流水の流速
ｄ：冷却孔４の直径
従つて冷却孔４の内部に設けた棒状物１８の断
面積を変化して冷却孔４の流路断面積を変化さ
せ、流速を調節して冷却をコントロールすること
ができる。第３図に示す如く、従来、鋳型２の電
磁攪拌装置等１２を設けた部分は局部的に温度が
上昇するが、本考案においては、第１図に示す如
くこの部分の棒状物１８の断面積を増加し、流路
断面積を減少し、流速を上昇させこの部分を強冷
し、温度の局部上昇を防止したので、鋳型２の均
熱化が可能となつた。
面積を変化して冷却孔４の流路断面積を変化さ
せ、流速を調節して冷却をコントロールすること
ができる。第３図に示す如く、従来、鋳型２の電
磁攪拌装置等１２を設けた部分は局部的に温度が
上昇するが、本考案においては、第１図に示す如
くこの部分の棒状物１８の断面積を増加し、流路
断面積を減少し、流速を上昇させこの部分を強冷
し、温度の局部上昇を防止したので、鋳型２の均
熱化が可能となつた。
なお、棒状物１８の上下には冷却孔４の径に近
い拡大部１９を有しているので、全体の振動を防
止することができる。
い拡大部１９を有しているので、全体の振動を防
止することができる。
第１図に示す如く、冷却孔の入口にオリフイス
を設け、径18mmの冷却孔に径が８mmから14mmまで
変化する棒状物を長さ方向に貫通させて、冷却水
の流量と流速を管理することによつて、鋳型の温
度ばらつきを従来の140℃から、本考案では100℃
以下まで減少し均一化することができた。
を設け、径18mmの冷却孔に径が８mmから14mmまで
変化する棒状物を長さ方向に貫通させて、冷却水
の流量と流速を管理することによつて、鋳型の温
度ばらつきを従来の140℃から、本考案では100℃
以下まで減少し均一化することができた。
本考案は、上記実施例からも明らかな如く、冷
却孔の入口にオリフイスを設け、冷却孔の内部に
断面積を変化させた棒状物を長さ方向に貫通させ
ることによつて、冷却水を管理し、鋳型の温度を
均一化し鋳型の変形やクラツクを防止し鋳型の寿
命を延長することができた。
却孔の入口にオリフイスを設け、冷却孔の内部に
断面積を変化させた棒状物を長さ方向に貫通させ
ることによつて、冷却水を管理し、鋳型の温度を
均一化し鋳型の変形やクラツクを防止し鋳型の寿
命を延長することができた。
第１図は本考案実施例の構成を示す鋳型の断面
図、第２図は従来の冷却孔を有する鋳型を示しＡ
は平面図、Ｂは正面図、Ｃは側面図、第３図は従
来の鋳型の温度変化を示す線図でＡは垂直方向、
Ｂは水平方向を示している。 ２……鋳型、４……冷却孔、８……入口、１０
……出口、１２……電磁攪拌装置等、１６……オ
リフイス、１８……棒状物。
図、第２図は従来の冷却孔を有する鋳型を示しＡ
は平面図、Ｂは正面図、Ｃは側面図、第３図は従
来の鋳型の温度変化を示す線図でＡは垂直方向、
Ｂは水平方向を示している。 ２……鋳型、４……冷却孔、８……入口、１０
……出口、１２……電磁攪拌装置等、１６……オ
リフイス、１８……棒状物。
Claims (1)
- 背面に電磁撹拌装置を有し上下に通ずる中心に
丸形冷却孔を有して成る連続鋳造用鋳型におい
て、前記電磁撹拌装置設置部分の冷却孔の内部に
長さ方向に貫通して設けられ前記電磁撹拌装置設
置部分の断面積を大とする棒状物と、前記冷却孔
の入り口に設けられたオリフイスと、を有するこ
とを特徴とする連続鋳造用鋳型。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP1987068439U JPH0530839Y2 (ja) | 1987-05-07 | 1987-05-07 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP1987068439U JPH0530839Y2 (ja) | 1987-05-07 | 1987-05-07 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPS63180141U JPS63180141U (ja) | 1988-11-21 |
| JPH0530839Y2 true JPH0530839Y2 (ja) | 1993-08-06 |
Family
ID=30908259
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP1987068439U Expired - Lifetime JPH0530839Y2 (ja) | 1987-05-07 | 1987-05-07 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH0530839Y2 (ja) |
Family Cites Families (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPS6385357U (ja) * | 1986-11-21 | 1988-06-03 |
-
1987
- 1987-05-07 JP JP1987068439U patent/JPH0530839Y2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPS63180141U (ja) | 1988-11-21 |
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