JPH0367844B2 - - Google Patents

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JPH0367844B2
JPH0367844B2 JP58247554A JP24755483A JPH0367844B2 JP H0367844 B2 JPH0367844 B2 JP H0367844B2 JP 58247554 A JP58247554 A JP 58247554A JP 24755483 A JP24755483 A JP 24755483A JP H0367844 B2 JPH0367844 B2 JP H0367844B2
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JP
Japan
Prior art keywords
mold
heating
air
particles
fluidized bed
Prior art date
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Expired - Lifetime
Application number
JP58247554A
Other languages
English (en)
Other versions
JPS60139410A (ja
Inventor
Toshio Kumagai
Eiji Tsuyuki
Kenichi Nakajo
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Honda Motor Co Ltd
Original Assignee
Honda Motor Co Ltd
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Publication date
Application filed by Honda Motor Co Ltd filed Critical Honda Motor Co Ltd
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Publication of JPS60139410A publication Critical patent/JPS60139410A/ja
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  • Moulds For Moulding Plastics Or The Like (AREA)
  • Moulding By Coating Moulds (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】 本発明はスラツシユ成形用金型の加熱方法に関
する。
車両シートの表皮材などを所定形状に成形する
手段として従来からインジエクシヨン成形、ブロ
ー成形等を適用している。しかしながら斯る手段
による場合には型製作に時間とコストがかかり、
且つ複雑形状の製品を得るのが困難である。その
ためゾル状樹脂を金型成形面に付着させ、金型を
加熱することで溶融樹脂層を形成し、これを冷却
して製品として取り出すスラツシユ成形、或いは
加熱された金型を回転せしめることで金型成形面
に樹脂層を形成するようにした回転成形が考えら
れる。
そして、スラツシユ成形或いは回転成形におい
て金型を加熱する一般的な手法として、熱風によ
り金型を加熱する方法、高温の液体又は蒸気によ
り加熱する方法、ヒータを金型内に埋設する方法
或いは高周波、マイクロ波による誘導加熱方法等
が考えられるが、先ず、熱風による加熱は時間が
かかり、液体或いは蒸気などの熱媒体を用いる加
熱では金型の構造が複雑且つ高価となり、高周波
又はマイクロ波若しくはヒータによる加熱では均
一加熱が困難ある等の不利がある。
このため第1図に示すように、炉101内に受
台102を設け、この受台102上に金型103
を成形面103aを下側してセツトし、上方から
加熱されたアルミナ粒子104等を充填して金型
103を加熱する方法が考えられるが、この方法
による場合には金型103と接触する粒子104
の温度が急激に低下し金型を所望の温度まで加熱
するのに時間がかかり、また粒子104の温度低
下も部分毎に異なるため、金型103を均一加熱
できないという問題がある。
本発明は上述した従来の金型の加熱における問
題点を改善すべく成したものであり、金型の加熱
時間を短縮でき、且つ均一加熱が可能で、もつて
金型により成形される樹脂表皮材の厚みを一定に
でき、作業能率の向上を図れるスラツシユ成形用
金型の加熱方法を提供することを目的とする。
以上の課題を解決すべく本発明は、加熱炉内を
エアー分散板により上下の室に区画し、下部室内
にエアー導入口を設け、上部室には、ヒータを配
設するとともに、該ヒータにより加熱される金属
又は無機物などの多数の粒子を充填して、前記エ
アー導入口より前記エアー分散板を介して吹き込
まれるエアーによる粒子群に流動を与えて流動床
を形成した流動層式加熱炉において、内面を成形
面としたスラツシユ成形用金型の外面のみを、前
記流動床内に浸漬し、前記スラツシユ成形用金型
の外面に、加熱媒体としての前記粒子を前記エア
ー吹き込みによる流動により順次接触させて、前
記スラツシユ成形用金型との間で熱交換を行なう
ことで、金型全体を加熱するようにしたスラツシ
ユ成形用金型の加熱方法を特徴とする。
以下にに本発明の実施例を第2図乃至第6図に
基いて説明する。
第2図は本発明の方法を説明する一例としての
加熱装置の縦断面図であり、1は加熱炉であり、
この加熱炉1は略々ボツクス状を成し、その上端
を開口2としている。加熱炉1内には水平方向に
フイルター3が架設され、このフイルター3にて
加熱炉1内を上部室S1及び下部室S2に区画してい
る。フイルター3は第3図Aの拡大平面図及び第
3図Bの拡大断面図に示すようにステンレス繊維
4等の金属繊維からなる板状体を焼結してなり、
フイルター3の空孔5の径は例えば4〜25μmと
する。
また、下部室S2の側壁にはエアー導入口6を設
け、下部室S2内に圧縮エアーを供給するようにし
ており、上部室S1内には金属又は無機物などの粒
子、例えばアルミナ粒子7を充填し、更にこのア
ルミナ粒子7を加熱するヒータ8を配設してい
る。ここでアルミナ粒子7は例えば80メツシユで
比重2.5のものを用いる。
次に上記の如き構成の加熱装置を用いた金型の
加熱方法について述べる。
先ず、ヒータ8によつてアルミナ粒子7を200
〜500℃に加熱するとともにエアー導入口6を介
して下部室S2にエアーを導入し、下部室S2内に導
入されたエアーをフイルター3を介して上部室S1
内に供給する。するとアルミナ粒子7は吹き込ま
れたエアーにより流動状態となり、流動床9が形
成される。ここで、供給するエアー量は1500〜
3000/minとする。そして、上部室S1内に供給
されるエアーはフイルター3が多孔質の焼結板か
らなつているので、極めて細かい気泡となつて供
給され、従来の如くバブリングを生じることがな
い。
次いで、所定温度の流動床9内に金型10を浸
漬する。この浸漬にあたつては成形面である金型
10の内面10aに粒子7が接着しないように金
型10の外面10bを流動床9内に20〜60秒程度
浸漬する。すると、第4図に示す如く、加熱媒体
としてのアルミナ粒子7が金型10の外面10b
に接触し、金型10との間で熱交換を行う。とこ
ろで、流動床9内にあつては常にアルミナ粒子7
が流動しているため、金型10の外面10bには
次々に高温のアルミナ粒子7が接触し、短時間の
うちに金型10を150〜350℃まで加熱する。
次いで、金型10を流動床9から引き上げ次工
程に移す。次工程ではスラツシユ成形により高温
の金型内面10aに溶融樹脂層を形成し、これを
冷却することで樹脂製表皮材を得る。
第5図は加熱装置の別実施例を示すものであ
り、前記実施例と同一の部材については同一の番
号を付している。
即ち、前記第2図のものと異なる点は、ステン
レス焼結フイルター3の代りに多数の孔11を穿
設したエアー分散板12を設け、更に加熱炉1の
開口2を例えばステンレス焼結フイルター材から
なる蓋体13で覆い、この蓋体13の中央に形成
した孔14に金型10のフランジ部10cを載
せ、金型10の外面10cを流動床9内に浸漬せ
しめたまま保持するようにした点にある。
このように、エアー分散板12によつて分散さ
れる気泡の大きさは前記第2図のものに比べ大き
くなり、バブリングを生ずることも考えられる
が、蓋体13を設けているため金型10の内面1
0aに飛散したアルミナ粒子7が付着することは
ない。
尚、エアー導入口6から供給されたエアーはフ
イルター材からなる蓋体13中を透過して外部に
排出される。
また、実施例において、金型10の上面開口は
開放しているが、該開口を別体として用意した蓋
体で塞ぐようにしてもよい。このようにすれば、
粒子7の金型10内への飛散を更に確実に防止で
きるとともに、加熱された金型10の放熱を極力
抑えることが可能となる。更に、ステンレス焼結
フイルター3と蓋体13のいずれをも備えた加熱
装置を用いるようにしてもよい。
第6図は本発明方法と第1図に示した従来方法
による場合の金型昇温特性を示すグラフであり、
グラフ中、線分aは本発明方法における金型温度
と加熱時間との関係を示し、線分bは従来方法に
おける金型温度と加熱時間との関係を示し、線分
cは本発明におけるアルミナ粒子温度と加熱時間
との関係を示し、線分dは従来方法におけるアル
ミナ粒子温度と加熱時間の関係を示す。
先ず線分a,bを比較すれば明らかな如く本発
明方法によれば短時間で金型を所定温度まで加熱
し得ることが分かる。また線分c,dを比較すれ
ば、本発明方法による場合は金型外面と接触する
アルミナ粒子の温度低下がないことが分かる。
以上の説明で明らかなように本発明によれば、
内面を成形面としたスラツシユ成形用金型の外面
のみを、流動層式加熱炉の流動床内に浸漬し、ス
ラツシユ成形用金型の外面に、加熱媒体としての
粒子をエアーの吹き込みによる流動により順次接
触させて、スラツシユ成形用金型との間で熱交換
を行なうことで、金型全体を加熱するようにした
スラツシユ成形用金型の加熱方法のため、金型自
体に加熱のための特別な構造を設ける必要がない
ので金型の製作が容易でコスト的に有利であり、
加熱時間が短いので作業能率のの向上につなが
り、また金型を均一に加熱できるため後工程で金
型内側面に形成される溶融樹脂層の厚さも均一と
なり良好な製品を得ることができ、且つ400℃程
度まで金型を加熱することも可能なため溶融温度
の高い樹脂も容易に成形できる。
【図面の簡単な説明】
第1図は従来の加熱装置の概略断面図、第2図
は本発明の方法を説明する一例としての加熱装置
の断面図、第3図Aはフイルターの拡大平面図、
第3図Bはフイルター拡大断面図、第4図は粒子
が金型外面に接触している状態の拡大図、第5図
は加熱装置の別実施例を示す断面図、第6図は金
型昇温特性を示すグラフである。 尚、図面中1は加熱炉、2は開口、3はフイル
ター、6はエアー導入口、7は粒子、8はヒー
タ、9は流動床、10は金型、10aは金型内
面、10bは金型外面、12はエアー分散板、1
3は蓋体、S1は上部室、S2は下部室である。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1 加熱炉内をエアー分散板により上下の室に区
    画し、下部室内にエアー導入口を設け、上部室に
    は、ヒータを配設するとともに、該ヒータより加
    熱される金属又は無機物などの多数の粒子を充填
    して、前記エアー導入口より前記エアー分散板を
    介して吹き込まれるエアーによる粒子群に流動を
    与えて流動床を形成した流動層式加熱炉におい
    て、 内面を成形面としたスラツシユ成形用金型の外
    面のみを、前記流動床内に浸漬し、 前記スラツシユ成形用金型の外面に、加熱媒体
    としての前記粒子を前記エアーの吹き込みによる
    流動により順次接触させて、前記スラツツシユ成
    形用金型との間で熱交換を行なうことで、 金型全体を加熱するようにしたことを特徴とす
    るスラツシユ成形用金型の加熱方法。
JP24755483A 1983-12-27 1983-12-27 樹脂成形用金型の加熱方法及び装置 Granted JPS60139410A (ja)

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JPS60139410A JPS60139410A (ja) 1985-07-24
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Publication number Priority date Publication date Assignee Title
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JP2508696B2 (ja) * 1987-03-26 1996-06-19 トヨタ自動車株式会社 スラッシュ成形装置
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Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS565917A (en) * 1979-06-28 1981-01-22 Komatsu Ltd Fluidized bed hardening device
JPS57152417A (en) * 1981-03-16 1982-09-20 Komatsu Ltd Heating furnace of fluidized bed type

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