JPH05307968A - 内部マニフォールド式固体電解質型燃料電池 - Google Patents
内部マニフォールド式固体電解質型燃料電池Info
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- JPH05307968A JPH05307968A JP4137748A JP13774892A JPH05307968A JP H05307968 A JPH05307968 A JP H05307968A JP 4137748 A JP4137748 A JP 4137748A JP 13774892 A JP13774892 A JP 13774892A JP H05307968 A JPH05307968 A JP H05307968A
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- H01M8/2465—Details of groupings of fuel cells
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- H01M8/0202—Collectors; Separators, e.g. bipolar separators; Interconnectors
- H01M8/0258—Collectors; Separators, e.g. bipolar separators; Interconnectors characterised by the configuration of channels, e.g. by the flow field of the reactant or coolant
-
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- H01—ELECTRIC ELEMENTS
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- H01M8/00—Fuel cells; Manufacture thereof
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- H01M8/241—Grouping of fuel cells, e.g. stacking of fuel cells with solid or matrix-supported electrolytes
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- Y02—TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
- Y02E—REDUCTION OF GREENHOUSE GAS [GHG] EMISSIONS, RELATED TO ENERGY GENERATION, TRANSMISSION OR DISTRIBUTION
- Y02E60/00—Enabling technologies; Technologies with a potential or indirect contribution to GHG emissions mitigation
- Y02E60/30—Hydrogen technology
- Y02E60/50—Fuel cells
Abstract
(57)【要約】
【目的】 コンパクトでシール部分を少なくしてガスの
リークの危険が少なく、発電効率の高い内部マニフォー
ルド式固体電解質型燃料電池を提供すること。 【構成】 固体電解質層９を挟むように複数の燃料極３
を片面に複数の空気極４を反対面に対をなして配置し且
つガスを流通させるための貫通孔５、６、１、２を周辺
および電極対と電極対との間に形成した平板状単電池１
０と、単電池の各燃料極に燃料ガスを流通させるための
溝７を片面に刻設し且つ各空気極に酸化剤ガスを流通さ
せるための溝８を燃料ガス流通溝７に直角方向に反対面
に刻設し且つガスを流通させるための貫通孔６、５、
１、２を周辺および電極対と電極対との間に形成したセ
パレータ１１とを具備し、単電池とセパレータを積層し
たときに形成された貫通孔が互いに連通し、且つ単電池
およびセパレータの貫通孔がセパレータに刻設されたす
べてのガス流通溝の入口を覆う広さを有し、セパレータ
のすべての溝にガスを同時に供給できるようにした
リークの危険が少なく、発電効率の高い内部マニフォー
ルド式固体電解質型燃料電池を提供すること。 【構成】 固体電解質層９を挟むように複数の燃料極３
を片面に複数の空気極４を反対面に対をなして配置し且
つガスを流通させるための貫通孔５、６、１、２を周辺
および電極対と電極対との間に形成した平板状単電池１
０と、単電池の各燃料極に燃料ガスを流通させるための
溝７を片面に刻設し且つ各空気極に酸化剤ガスを流通さ
せるための溝８を燃料ガス流通溝７に直角方向に反対面
に刻設し且つガスを流通させるための貫通孔６、５、
１、２を周辺および電極対と電極対との間に形成したセ
パレータ１１とを具備し、単電池とセパレータを積層し
たときに形成された貫通孔が互いに連通し、且つ単電池
およびセパレータの貫通孔がセパレータに刻設されたす
べてのガス流通溝の入口を覆う広さを有し、セパレータ
のすべての溝にガスを同時に供給できるようにした
Description
【０００１】
【産業上の利用分野】本発明は内部マニフォルド式固体
電解質型燃料電池に関する。
電解質型燃料電池に関する。
【０００２】
【従来の技術】最近、酸素と水素をそれぞれ、酸化剤お
よび燃料として、燃料が本来持っている化学エネルギー
を直接電気エネルギーに変換する燃料電池が、省資源、
環境保護などの観点から注目されており、特に固体電解
質型燃料電池は、作動温度が８００〜１０００℃と高い
ことから、リン酸型、溶融炭酸塩型の燃料電池に比べて
原理的に発電効率が高く、排熱を有効に利用することが
でき、構成材料がすべて固体であり取扱が容易であるな
どの多くの利点を有するため、研究・開発が進んできて
いる。
よび燃料として、燃料が本来持っている化学エネルギー
を直接電気エネルギーに変換する燃料電池が、省資源、
環境保護などの観点から注目されており、特に固体電解
質型燃料電池は、作動温度が８００〜１０００℃と高い
ことから、リン酸型、溶融炭酸塩型の燃料電池に比べて
原理的に発電効率が高く、排熱を有効に利用することが
でき、構成材料がすべて固体であり取扱が容易であるな
どの多くの利点を有するため、研究・開発が進んできて
いる。
【０００３】従来、この種の固体電解質型燃料電池は上
から単電池、セパレータ（またはインターコネクターと
称する）、単電池およびセパレータの順に縦方向に複数
段に積層され、最終的に一体的に固定されて固体電解質
型燃料電池を構成している。セパレータは単電池を相互
に隔離し且つ該単電池を次々に電気的に直列に接続する
機能を有する。
から単電池、セパレータ（またはインターコネクターと
称する）、単電池およびセパレータの順に縦方向に複数
段に積層され、最終的に一体的に固定されて固体電解質
型燃料電池を構成している。セパレータは単電池を相互
に隔離し且つ該単電池を次々に電気的に直列に接続する
機能を有する。
【０００４】単電池は平板状固体電解質層の表面に空気
極または酸素極、裏面に燃料極が配置されており、これ
らの極のそれぞれに酸化剤ガス例えば空気と燃料ガスを
接触させることにより起電力を発生させる。このように
極の表面にガスを均等に流すための流通路としてセパレ
ータの両面には複数列の溝が縦方向または横方向に整然
と刻設されている。
極または酸素極、裏面に燃料極が配置されており、これ
らの極のそれぞれに酸化剤ガス例えば空気と燃料ガスを
接触させることにより起電力を発生させる。このように
極の表面にガスを均等に流すための流通路としてセパレ
ータの両面には複数列の溝が縦方向または横方向に整然
と刻設されている。
【０００５】
【発明が解決しようとする課題】固体電解質型燃料電池
に酸化剤ガスおよび燃料ガスを供給するため、その外周
に外部マニフォールドを設ける型式のものと内部にマニ
フォールドを有する型式のものがある。
に酸化剤ガスおよび燃料ガスを供給するため、その外周
に外部マニフォールドを設ける型式のものと内部にマニ
フォールドを有する型式のものがある。
【０００６】従来、この外部マニフォールド式固体電解
質型燃料電池において、そのサイドおよびコーナでのシ
ールをタイトに施すのが困難なため燃料ガスや酸化剤ガ
スの漏洩がひんぱんに発生し、そのため発電効率が低下
する欠点がある。また、外部マニフォールド式はスタッ
ク全体が大型になる欠点がある。
質型燃料電池において、そのサイドおよびコーナでのシ
ールをタイトに施すのが困難なため燃料ガスや酸化剤ガ
スの漏洩がひんぱんに発生し、そのため発電効率が低下
する欠点がある。また、外部マニフォールド式はスタッ
ク全体が大型になる欠点がある。
【０００７】内部マニフォールド式固体電解質型燃料電
池として次のようなものがある。 （１）特開平２−２１５０５２号の発明は各セパレータ
と一体に、上方の隣接セパレータの外周に間隔を設けて
溜部を形成し、この中に非導電性高粘度融体を満たして
シール性を保つようにしたものであるが、ガスの導入・
排出孔が小さく、電極全面にガスが供給されない欠点が
ある。 （２）特開平１−１９７９７２号の発明は板状構造物の
四隅に通気孔を設けてガスを供給するようにしている
が、これらの通気孔が小さく、この部分に圧力損失が生
じ、各単電池にガスが均一に供給されず、発電能力が低
下する欠点がある。 （３）特開平３−２１９５６３号の発明は中央部と周辺
部にガスを導くとともに電気接続を行う案内物と、積層
された単セルとガス分配手段の中央部を貫通し両極にガ
スを並列的に送入排出するマニフォールドを有するもの
であるが、ガスの入口から遠ざかるにつれてガスが著し
く希釈する欠点がある。
池として次のようなものがある。 （１）特開平２−２１５０５２号の発明は各セパレータ
と一体に、上方の隣接セパレータの外周に間隔を設けて
溜部を形成し、この中に非導電性高粘度融体を満たして
シール性を保つようにしたものであるが、ガスの導入・
排出孔が小さく、電極全面にガスが供給されない欠点が
ある。 （２）特開平１−１９７９７２号の発明は板状構造物の
四隅に通気孔を設けてガスを供給するようにしている
が、これらの通気孔が小さく、この部分に圧力損失が生
じ、各単電池にガスが均一に供給されず、発電能力が低
下する欠点がある。 （３）特開平３−２１９５６３号の発明は中央部と周辺
部にガスを導くとともに電気接続を行う案内物と、積層
された単セルとガス分配手段の中央部を貫通し両極にガ
スを並列的に送入排出するマニフォールドを有するもの
であるが、ガスの入口から遠ざかるにつれてガスが著し
く希釈する欠点がある。
【０００８】上述のいずれの発明もガスが入口から遠ざ
かるにつれて希釈が激しくなり、その結果燃料電池の発
電効率が低下する。
かるにつれて希釈が激しくなり、その結果燃料電池の発
電効率が低下する。
【０００９】本発明は上述の点にかんがみてなされても
ので、一枚の固体電解質層の片面に複数個の燃料極を設
け且つその反対面にそれと同数の空気極を対向して設け
ることにより発電部分を複数個に分割した平板状単電池
と、この平板状単電池の発電部分に対応してガス流通溝
を両面に直交状態に形成したセパレータとを具備し、単
電池およびセパレータの周辺と中間部にその表裏を貫通
するガス流通孔を設け、そのガス流通孔から一度に前記
セパレータのガス流通溝にガスを流入し且つ一度に排出
できるように構成し、もってコンパクトでシール部分を
少なくしてガスのリークの危険が少なく、発電効率の高
い内部マニフォールド式固体電解質型燃料電池を提供す
ることを目的とするものである。
ので、一枚の固体電解質層の片面に複数個の燃料極を設
け且つその反対面にそれと同数の空気極を対向して設け
ることにより発電部分を複数個に分割した平板状単電池
と、この平板状単電池の発電部分に対応してガス流通溝
を両面に直交状態に形成したセパレータとを具備し、単
電池およびセパレータの周辺と中間部にその表裏を貫通
するガス流通孔を設け、そのガス流通孔から一度に前記
セパレータのガス流通溝にガスを流入し且つ一度に排出
できるように構成し、もってコンパクトでシール部分を
少なくしてガスのリークの危険が少なく、発電効率の高
い内部マニフォールド式固体電解質型燃料電池を提供す
ることを目的とするものである。
【００１０】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するた
め、本発明は固体電解質層を挟むように複数の燃料極を
片面に複数の空気極を反対面に互に対をなして配置し且
つガスを流通させるための貫通孔を周辺および前記電極
対と電極対との間に形成した平板状単電池と、前記単電
池の各燃料極に燃料ガスを流通させるための溝を片面に
刻設し且つ各空気極に酸化剤ガスを流通させるための溝
を前記燃料ガス流通溝に直角方向に反対面に刻設し且つ
ガスを流通させるための貫通孔を周辺および前記電極対
と電極対との間に形成したセパレータとを具備し、前記
単電池とセパレータを積層したときにそれぞれに形成さ
れた貫通孔が互いに連通し、且つ前記単電池およびセパ
レータの貫通孔が前記セパレータに刻設されたすべての
ガス流通溝の入口を覆う広さを有し、セパレータのすべ
てのガス流通溝にガスを同時に供給できるようにしたこ
とを特徴とする。
め、本発明は固体電解質層を挟むように複数の燃料極を
片面に複数の空気極を反対面に互に対をなして配置し且
つガスを流通させるための貫通孔を周辺および前記電極
対と電極対との間に形成した平板状単電池と、前記単電
池の各燃料極に燃料ガスを流通させるための溝を片面に
刻設し且つ各空気極に酸化剤ガスを流通させるための溝
を前記燃料ガス流通溝に直角方向に反対面に刻設し且つ
ガスを流通させるための貫通孔を周辺および前記電極対
と電極対との間に形成したセパレータとを具備し、前記
単電池とセパレータを積層したときにそれぞれに形成さ
れた貫通孔が互いに連通し、且つ前記単電池およびセパ
レータの貫通孔が前記セパレータに刻設されたすべての
ガス流通溝の入口を覆う広さを有し、セパレータのすべ
てのガス流通溝にガスを同時に供給できるようにしたこ
とを特徴とする。
【００１１】
【作用】セパレータのすべてのガス流通溝に電池の中央
部から同時にガスを流入し、電池の周辺から同時に排出
できるので、ガス中の燃料あるいは酸化剤の濃度の低下
が少なくなり、発電能力の低下が起きない。
部から同時にガスを流入し、電池の周辺から同時に排出
できるので、ガス中の燃料あるいは酸化剤の濃度の低下
が少なくなり、発電能力の低下が起きない。
【００１２】
【実施例】以下、本発明の実施例を図面に基づいて説明
する。
する。
【００１３】図１は本発明の固体電解質型燃料電池の組
込まれる単電池１０の平面図、図２は図１の線II−IIに
おける断面図である。
込まれる単電池１０の平面図、図２は図１の線II−IIに
おける断面図である。
【００１４】単電池１０は一枚の固体電解質層２を挟む
ように４個の燃料極３とこれらに対向する４個の空気極
４をそれぞれ上面と下面に備え、複数個の電極対を構成
している。これらの電極のそれぞれに酸化剤ガス例えば
空気と燃料ガスを接触させることにより起電力を発生す
る。したがって、この単電池１０は４個の発電部分を有
することになる。
ように４個の燃料極３とこれらに対向する４個の空気極
４をそれぞれ上面と下面に備え、複数個の電極対を構成
している。これらの電極のそれぞれに酸化剤ガス例えば
空気と燃料ガスを接触させることにより起電力を発生す
る。したがって、この単電池１０は４個の発電部分を有
することになる。
【００１５】単電池１０は図示の実施例では正方形をな
し、その四辺すなわち周縁８個所に殆ど全長に亘り長方
形貫通孔５、６を備えている。この貫通孔５、６は酸化
剤ガスや燃料ガスを流通させるものである。
し、その四辺すなわち周縁８個所に殆ど全長に亘り長方
形貫通孔５、６を備えている。この貫通孔５、６は酸化
剤ガスや燃料ガスを流通させるものである。
【００１６】また、４個の電極対の間に４個の長方形貫
通孔１、２が設けられている。これらの貫通孔１、２も
ガスを流通させるためのものである。
通孔１、２が設けられている。これらの貫通孔１、２も
ガスを流通させるためのものである。
【００１７】図３は本発明の固体電解質型燃料電池に組
み込まれるセパレータ１１の平面図、図４は図３の線IV
−IVにおける断面図である。
み込まれるセパレータ１１の平面図、図４は図３の線IV
−IVにおける断面図である。
【００１８】セパレータ１１は単電池１０を相互に隔離
し且つ単電池１０を電気的に直列接続するものである。
単電池１０の両極面にそれぞれのガスを均等に分布して
流れるようにするため、セパレータ１１の上面と下面に
それぞれ５列のガス流通溝８、７が４群刻まれている。
これら上面と下面の溝８、７は直交している。
し且つ単電池１０を電気的に直列接続するものである。
単電池１０の両極面にそれぞれのガスを均等に分布して
流れるようにするため、セパレータ１１の上面と下面に
それぞれ５列のガス流通溝８、７が４群刻まれている。
これら上面と下面の溝８、７は直交している。
【００１９】セパレータ１１の周辺８個所に沿って長方
形貫通孔５、６を備えている。また４群のガス流通溝
８、７の各群の間に長方形貫通孔１、２が形成されてい
る。これらの貫通孔１、２、５、６は酸化剤ガスや燃料
ガスを流通させるものである。
形貫通孔５、６を備えている。また４群のガス流通溝
８、７の各群の間に長方形貫通孔１、２が形成されてい
る。これらの貫通孔１、２、５、６は酸化剤ガスや燃料
ガスを流通させるものである。
【００２０】セパレータ１１の貫通孔１、２、５、６は
単電池の貫通孔１、２、５、６と上下にぴったりと重な
り、同一断面積のガス流通路を形成する。
単電池の貫通孔１、２、５、６と上下にぴったりと重な
り、同一断面積のガス流通路を形成する。
【００２１】又、セパレータ１１の貫通孔１、２、５、
６は図３、４に示すようにすべての溝７または溝８のガ
ス入口面積を覆う広さを有している。図示の実施例では
溝７、８の数はそれぞれ５個であり、これら５個の溝の
ガス入口面積すなわち端部面積の合計より貫通孔１、
２、５、６のそれぞれの面積が広くなっている。
６は図３、４に示すようにすべての溝７または溝８のガ
ス入口面積を覆う広さを有している。図示の実施例では
溝７、８の数はそれぞれ５個であり、これら５個の溝の
ガス入口面積すなわち端部面積の合計より貫通孔１、
２、５、６のそれぞれの面積が広くなっている。
【００２２】図５は本発明の固体電解質型燃料電池の縦
方向断面図である上述の単電池１０とセパレータ１１を
交互に積層し、それらの間にスペーサ（図示せず）を介
在させ、一番上に天板１２を、一番下に座板１３を重ね
て、締めつけることにより４個の発電部分を備えた固体
電解質型燃料電池ができ上がる。なお、天板１２には貫
通孔１、２と同じ面積のガス入口１４が４個と、貫通孔
５、６と同じ面積のガス出口１５が８個設けられてい
る。
方向断面図である上述の単電池１０とセパレータ１１を
交互に積層し、それらの間にスペーサ（図示せず）を介
在させ、一番上に天板１２を、一番下に座板１３を重ね
て、締めつけることにより４個の発電部分を備えた固体
電解質型燃料電池ができ上がる。なお、天板１２には貫
通孔１、２と同じ面積のガス入口１４が４個と、貫通孔
５、６と同じ面積のガス出口１５が８個設けられてい
る。
【００２３】単電池１０の貫通孔１、２、５、６とセパ
レータ１１の貫通孔１、２、５、６は縦方向全体に連通
して合計１２本のガスの流通路を形成する。
レータ１１の貫通孔１、２、５、６は縦方向全体に連通
して合計１２本のガスの流通路を形成する。
【００２４】上記構成になる固体電解質型燃料電池の酸
化剤ガス入口１４より酸化剤ガスを供給すれば、ガスは
前述の縦方向のガス流通路１に流入下降し、更に各セパ
レータ１１のすべての溝８に一度に流入し、各単電池１
０の各発電部分の空気極４の表面を分布して流れ、反対
側の縦方向のガス流通路５に集合して上昇し、酸化剤ガ
ス出口１５から外部へ排出される。同様に燃料ガス入口
１４（図示せず）から燃料ガスを供給すればガス流通路
２を下降し、各セパレータのすべての溝７に一度に流入
し、各単電池１０の燃料極３の表面を流れ、反対側の縦
方向のガス流通路６に集合し上昇し、燃料ガス出口１５
（図示せず）から排出される。矢印はガスの進路を示
す。このようにして電力が発生される。
化剤ガス入口１４より酸化剤ガスを供給すれば、ガスは
前述の縦方向のガス流通路１に流入下降し、更に各セパ
レータ１１のすべての溝８に一度に流入し、各単電池１
０の各発電部分の空気極４の表面を分布して流れ、反対
側の縦方向のガス流通路５に集合して上昇し、酸化剤ガ
ス出口１５から外部へ排出される。同様に燃料ガス入口
１４（図示せず）から燃料ガスを供給すればガス流通路
２を下降し、各セパレータのすべての溝７に一度に流入
し、各単電池１０の燃料極３の表面を流れ、反対側の縦
方向のガス流通路６に集合し上昇し、燃料ガス出口１５
（図示せず）から排出される。矢印はガスの進路を示
す。このようにして電力が発生される。
【００２５】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば固
体電解質型燃料電池を構成する単電池とセパレータの中
間と周辺に長いガス流通用貫通孔を設けたので、単電池
とセパレータを積層することにより縦方向に広いガス流
通路が形成され、ここから全セパレータ上の複数群のガ
ス流通溝に一度にガスが流入流出できるようになる。そ
の結果単電池の複数の電極対に均等にガスが分布して流
れることができ、ガス中の燃料あるいは酸化剤の濃度の
低下が少なくなり、発電効率が向上する。
体電解質型燃料電池を構成する単電池とセパレータの中
間と周辺に長いガス流通用貫通孔を設けたので、単電池
とセパレータを積層することにより縦方向に広いガス流
通路が形成され、ここから全セパレータ上の複数群のガ
ス流通溝に一度にガスが流入流出できるようになる。そ
の結果単電池の複数の電極対に均等にガスが分布して流
れることができ、ガス中の燃料あるいは酸化剤の濃度の
低下が少なくなり、発電効率が向上する。
【００２６】また、内部マニフォールド式であるため、
外部マニフォールド式に比較して電池がコンパクトにな
り、シールを必要とする部分が減少する。
外部マニフォールド式に比較して電池がコンパクトにな
り、シールを必要とする部分が減少する。
【図１】本発明の内部マニフォールド式固体電解質型燃
料電池に使用する単電池の平面図である。
料電池に使用する単電池の平面図である。
【図２】図１の線II上矢視図である。
【図３】本発明の内部マニフォールド式固体電解質型燃
料電池に使用するセパレータの平面図である。
料電池に使用するセパレータの平面図である。
【図４】図３の線IV−IV上矢視図である。
【図５】本発明の内部マニフォールド式固体電解質型燃
料電池の縦断面図である。
料電池の縦断面図である。
１ 貫通孔 ２ 貫通孔 ３ 燃料極 ４ 空気極 ５ 貫通孔 ６ 貫通孔 ７ 溝 ８ 溝 １０ 単電池 １１ セパレータ
Claims (1)
- 【請求項１】 固体電解質層を挟むように複数の燃料極
を片面に複数の空気極を反対面に互に対をなして配置し
且つガスを流通させるための貫通孔を周辺および前記電
極対と電極対との間に形成した平板状単電池と、前記単
電池の各燃料極に燃料ガスを流通させるための溝を片面
に刻設し且つ各空気極に酸化剤ガスを流通させるための
溝を前記燃料ガス流通溝に直角方向に反対面に刻設し且
つガスを流通させるための貫通孔を周辺および前記電極
対と電極対との間に形成したセパレータとを具備し、前
記単電池とセパレータを積層したときにそれぞれに形成
された貫通孔が互いに連通し、且つ前記単電池およびセ
パレータの貫通孔が前記セパレータに刻設されたすべて
のガス流通溝の入口を覆う広さを有し、セパレータのす
べてのガス流通溝にガスを同時に供給できるようにした
ことを特徴とする内部マニフォールド式固体電解質型燃
料電池。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP4137748A JPH05307968A (ja) | 1992-04-28 | 1992-04-28 | 内部マニフォールド式固体電解質型燃料電池 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP4137748A JPH05307968A (ja) | 1992-04-28 | 1992-04-28 | 内部マニフォールド式固体電解質型燃料電池 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH05307968A true JPH05307968A (ja) | 1993-11-19 |
Family
ID=15205913
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP4137748A Withdrawn JPH05307968A (ja) | 1992-04-28 | 1992-04-28 | 内部マニフォールド式固体電解質型燃料電池 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH05307968A (ja) |
Cited By (3)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| KR100418626B1 (ko) * | 2001-10-17 | 2004-02-14 | 한국전력공사 | 용융탄산염형 연료전지 |
| JP2008084792A (ja) * | 2006-09-28 | 2008-04-10 | Dainippon Printing Co Ltd | 固体酸化物形燃料電池及びそのスタック構造 |
| JP2013187005A (ja) * | 2012-03-07 | 2013-09-19 | Ngk Spark Plug Co Ltd | 固体酸化物形燃料電池及び燃料電池ユニット |
-
1992
- 1992-04-28 JP JP4137748A patent/JPH05307968A/ja not_active Withdrawn
Cited By (3)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| KR100418626B1 (ko) * | 2001-10-17 | 2004-02-14 | 한국전력공사 | 용융탄산염형 연료전지 |
| JP2008084792A (ja) * | 2006-09-28 | 2008-04-10 | Dainippon Printing Co Ltd | 固体酸化物形燃料電池及びそのスタック構造 |
| JP2013187005A (ja) * | 2012-03-07 | 2013-09-19 | Ngk Spark Plug Co Ltd | 固体酸化物形燃料電池及び燃料電池ユニット |
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Legal Events
| Date | Code | Title | Description |
|---|---|---|---|
| A300 | Application deemed to be withdrawn because no request for examination was validly filed |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A300 Effective date: 19990706 |