JPH05307928A - 電磁継電器 - Google Patents

電磁継電器

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Publication number
JPH05307928A
JPH05307928A JP11136692A JP11136692A JPH05307928A JP H05307928 A JPH05307928 A JP H05307928A JP 11136692 A JP11136692 A JP 11136692A JP 11136692 A JP11136692 A JP 11136692A JP H05307928 A JPH05307928 A JP H05307928A
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JP
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card
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movable
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Application number
JP11136692A
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English (en)
Inventor
Takeshi Suzuki
健 鈴木
Kazunari Matsuoka
和成 松岡
Masato Kosaki
正人 幸崎
Hisashi Noguchi
尚志 野口
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Omron Corp
Original Assignee
Omron Corp
Omron Tateisi Electronics Co
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 本発明は、可動接触片に設けた可動接点の位
置決め精度が高いとともに、組立ミスが生じない電磁継
電器を提供することを目的とする。 【構成】 ベース10に設置した電磁石部20の励磁,
消磁に基づいて往復移動するスライド式カード60で可
動接触片52を回動し、前記可動接触片52に設けた可
動接点52aを固定接点51aに接離する電磁継電器に
おいて、前記スライド式カード60に係止部である位置
決め用突部61aを設けるとともに、前記ベース10
に、復帰時に前記スライド式カード60の位置決め用突
部61aに当接して位置規制する係止受け部である位置
決め用突部15を設けたことを特徴とする電磁継電器。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は電磁継電器、特に、その
接点機構およびハウジングの組立構造に関する。
【0002】
【従来の技術と発明が解決しようとする課題】従来、電
磁継電器の接点機構としては、例えば、図7に示すよう
に、ベース10の上面に設置した電磁石部20の励磁,
消磁に基づいて往復移動するスライド式カード60で可
動接触片52を回動し、この可動接触片52の可動接点
52aを固定接点51aに接離するものが考えられる。
【0003】しかしながら、この接点機構では、復帰位
置が可動接触片52のばね力に左右されるので、位置決
め精度のバラツキが大きい。このため、可動接点52a
と固定接点51aとの接点間距離にバラツキが生じ、動
作特性のバラツキが大きい。この結果、動作特性の調整
に手間がかかり、特に、復帰時における可動接触片52
の可動接点52aは不安定であり、接点間距離の微調整
が容易でない。
【0004】そこで、前記可動接触片52をベース10
の一部に当接させて位置規制することも考えられるが、
この方法では接点開閉時における可動接触片52自身の
発熱で樹脂成形品であるベース10が溶融するおそれが
ある。
【0005】一方、電磁継電器のハウジングの組立構造
としては、例えば、図8に示すように、ベース10の上
方にスライド式カード60等の内部構成部品を組み付け
た後、前記ベース10に箱形ケース70を嵌合するもの
が考えられる。
【0006】そして、このものでは、ケース70の隣り
合う角部に段部72,73を設けてあるので、図8で示
す方向と逆方向に前記ケース70を前記ベース10に誤
って組み付けても、前記段部72,73の裏面が内部構
成部品に当接せず、一応の組み付けは可能である。な
お、74はガス抜き孔であり、75は、使用中に生じた
硝酸ガス等を抜くために折り取ってガス抜き孔を形成す
るための突起である。
【0007】しかしながら、前記段部72,73の裏面
は前記ケース70の内部空間内に突出しているため、所
定の方向と逆方向に組み付けた場合には、前記カード6
0が前記段部72,73の裏面に当接し、動作不能に陥
るという問題点がある。
【0008】本発明にかかる電磁継電器は、前記問題点
に鑑み、可動接触片に設けた可動接点の位置決め精度が
高いとともに、組立ミスが生じない電磁継電器を提供す
ることを目的とする。
【0009】
【課題を解決するための手段】本発明は、可動接点の位
置決め精度を高めるため、ベースに設置した電磁石部の
励磁,消磁に基づいて往復移動するスライド式カードで
可動接触片を回動し、前記可動接触片に設けた可動接点
を固定接点に接離する電磁継電器において、前記スライ
ド式カードに係止部を設けるとともに、前記ベースに、
復帰時に前記スライド式カードの係止部に係止して位置
規制する係止受け部を設けた構成としたものである。ま
た、組立ミスを生じないようにするため、ベースにケー
スを嵌合してなる内部空間内に、前記ベースに設置した
電磁石部の励磁,消磁に基づいて往復移動するスライド
式カードで駆動される接点機構を設けた電磁継電器にお
いて、前記ケースの内向面に、前記ベースに前記ケース
を所定の方向に組み付けた場合には、復帰時に前記スラ
イド式カードに当接して位置規制するとともに、所定の
方向以外で組み付けた場合には、前記内部構成部品に当
接して組み付けを妨げる少なくとも1つの突部を設けた
構成としたものである。さらに、前記突部には、外部と
内部空間とを連通するガス抜き孔を設けておいてもよ
い。
【0010】
【作用と発明の効果】したがって、本発明の請求項1に
よれば、復帰時にスライド式カードが位置規制されるこ
とになるので、このスライド式カードで回動する可動接
触片も位置規制されることになる。このため、可動接触
片の可動接点と固定接点との接点間距離、特に、復帰時
における接点間距離が正確になり、動作特性にバラツキ
が生じないので、調整作業に手間がかからない。特に、
復帰時においては、可動接触片がカードを介して位置決
めされ、安定した状態にあるので、動作特性の徴調整が
容易になる。また、請求項2によれば、ケースの内向面
に設けた突部が、カードを位置規制するだけでなく、所
定の方向以外で組み付けた場合に内部構成部品に当接し
て誤った組み付けを防止するので、組立ミスが生じな
い。さらに、請求項3によれば、前記突部がガス抜き孔
を有するので、前記突部をガス抜き孔と別個に設ける場
合よりも、成形金型の製造に手間がかからないという効
果がある。
【0011】
【実施例】以下、本発明の実施例を図1ないし図6に従
って説明する。本実施例にかかる電磁継電器は、大略、
ベース10と、ヒンジばね40を介して可動鉄片30を
組み付けた電磁石部20と、接点機構部50と、スライ
ド式カード60と、ケース70とからなるものである。
【0012】ベース10は、上面中央部に断面略コ字形
の枠体11を一体成形して空洞部12を形成したもの
で、この空洞部12の奥側開口部は図2に示すように枠
体11の絶縁壁13で仕切られている。そして、この絶
縁壁13は、その内側面に位置決め用突起13aを突設
している。さらに、ベース10は、図1に示すように、
前記絶縁壁13の外方側に位置する部分に、圧入溝14
(図1中、奥側の2本の圧入溝は図示せず)を千鳥状に
交互に設けてあり、前記圧入溝14に後述する可動接触
片52等を側方から組み付けることにより、接点機構部
50が形成される。一方、前記枠体11の上面には、係
止受け部である位置決め用突部15を突設してあるとと
もに、前記空洞部12の開口部近傍に位置する両側壁に
は係止孔16,16を対向するように設けてある。
【0013】電磁石部20は、両端部に鍔部21,22
を有するスプール23の胴部にコイル24を巻回し、前
記胴部に設けた貫通孔(図示せず)に断面略T字形状の
鉄芯25を挿通し、鍔部21の正面から露出する一端部
を磁極部25aとし、鍔部22から突出する他端部を略
L字形に屈曲したヨーク26の垂直部にカシメ固定した
ものである。
【0014】前記ヨーク26は、図1に示すように、そ
の水平部先端面26aの両側縁部に位置決め用突部26
b,26bを突設し、この位置決め用突部26b,26
bをスプール23の鍔部21の正面から突出している。
さらに、ヨーク26の水平部両側面には位置決め用爪部
26c(奥側は図示せず)を設けてある。
【0015】前記スプール23の鍔部21は、図1に示
すように、その正面両側縁部に後述するヒンジばね40
を係止するスリット21a,21aを有しているととも
に、その対向する外側面にコイル端子27,27を側方
から圧入,固定してある。
【0016】このコイル端子27は、図3に示すよう
に、その上端に位置するからげ部27aと、その下端に
位置する端子部27bとの間を中間部27cとし、前記
からげ部27aの直下に位置する前記中間部27cの上
端に突起を設けて圧入部27dとしたものである。
【0017】そして、前記圧入部27dを鍔部21の外
側面に設けた圧入溝21bに圧入するとともに、前記中
間部27cの一部を鍔21の外側面に設けた一対のカシ
メ用突起21c,21cの間に圧入して位置決めした
後、前記カシメ用突起21c,21cに熱カシメあるい
は冷間カシメを施して固定してある。
【0018】ついで、前記スプール23の胴部にコイル
24を巻回した後(図4)、その引き出し線を前記コイ
ル端子27のからげ部27aにからげてハンダ付けして
ある。
【0019】なお、コイル端子27の固定方法は前述の
もの限らず、例えば、前記中間部27cの下端を圧入部
27dとして圧入する一方、前記中間部27cの上端を
カシメ固定してもよい。また、圧入した前記圧入部27
dをカシメ固定してもよく、あるいは、前記中間部27
c全体を熱カシメ等によってカシメ固定してもよいこと
は勿論である。
【0020】可動鉄片30は、図1に示すように、前記
鍔部21の正面中央部に組み付け可能な平面形状を有
し、下端部近傍の両側縁部に、前記ヨーク26の位置決
め用突部26b,26bに係合可能な位置決め用切り欠
き部31,31を設けるとともに、上端面近傍の両側面
に、一対の係合用切り欠き部32,32を設けてある。
【0021】そして、図5に示すように、前記切り欠き
部31,31をヨーク26の位置決め用突部26b,2
6bにそれぞれ係合すると、前記鉄芯25の磁極部25
aに可動鉄片30が接離可能に対向する。
【0022】前記ヒンジばね40は正面略E字形を有す
る薄板状ばね材からなり、両側の腕部41,42を前記
スプール23のスリット21a,21aに圧入固定する
と、中央部から延在する長舌部43が前記可動鉄片30
の背面下端部を押圧し、前記ヨーク26の水平先端面2
6aを支点として可動鉄片30が回動可能にヒンジ支持
される。
【0023】そして、前記ヒンジばね40を介して可動
鉄片30を組み付けた電磁石部20を、前記ベース10
の空洞部12に側方から挿入すると、前記絶縁壁13の
内側面に突設した位置決め用突起13aにヨーク26の
垂直部が圧接すると同時に、ヨーク26の位置決め用爪
部26cが前記枠体11の係止孔16に係止し、ガタツ
キなく高い組立精度で固定される。このため、動作特性
にバラツキが生ぜず、調整作業が容易になる。また、本
実施例によれば、可動鉄片30の背面下方側にヒンジば
ね40を配することにより、可動鉄片30の背面側に生
じるデッドスペースを有効に利用できるので、装置の小
型化を図れるという利点がある。
【0024】接点機構部50は、固定接触片51と可動
接触片52とからなるもので、前記固定接触片51の固
定接点51aおよび前記可動接触片52の可動接点52
aは、各接触片の巾方向の中心線から所定の距離だけ偏
心した位置に設けられている。このため、接点51a,
52aには曲げモーメントだけでなく、捩りモーメント
も作用するので、耐溶着性が良い。
【0025】しかも、固定接触片51、可動接触片52
の各取付基部にかかる巾寸法の中心線から偏心した位置
に接点が設けられているので、前記中心線上に接点が設
けられた場合よりも各接触片の実質的な有効ばね長さが
長くなり、その分だけ背の低い電磁継電器を得ることが
できるという利点がある。
【0026】さらに、前記可動接触片52は可動接点5
2aの上方両側部を切り欠いて形成したガイド部52
c,52cを有している。なお、固定接触片51、可動
接触片52は真直なものに限らず、材料取りを考えて折
れ曲がった形状を有するものであってもよい。
【0027】そして、固定接触片51の端子部51bお
よび可動接触片52の端子部52bを、前記ベース10
に設けた圧入溝14に側方からそれぞれ圧入することに
より、可動接点52aと固定接点51aとが接離可能に
対向する(図2)。
【0028】本実施例によれば、固定接触片51、可動
接触片52をベース10の圧入溝14に側方からそれぞ
れ圧入,固定してあるので、端子部間の沿面距離が長
い。しかも、各接触片の巾寸法を大きくできるので、大
電流を流しても接触片自身の発熱温度が低いとともに、
接触片のばね力が大きいという利点がある。
【0029】スライド式カード60は、図1に示すよう
に、平面略長方形の合成樹脂製板材からなり、その中央
部に方形の嵌合孔61を有し、両側端部に係止金具6
2,63をそれぞれインサート成形したものである。さ
らに、スライド式カード60は、一方の端面中央部から
駆動用突部64を突設し、その両側面から前記係止金具
62の位置規制用舌片62aを突出する一方、他方の端
面中央部から前記係止金具63の押圧舌片63aと、そ
の両側に位置する長舌部63bとを突出している。さら
に、前記嵌合孔61の内側面には、前記ベース10の位
置決め用突部15に係止する係止部である位置決め用突
部61aを設けてある。
【0030】そして、スライド式カード60の長舌部6
3b,63bを可動接触片52のガイド部52c,52
cにそれぞれ係合し、押圧舌片63aで可動接触片52
の上端部を押圧する一方、位置規制用舌片62a,62
aを可動鉄片30の切り欠き部32,32にそれぞれ上
方から弾性係合して組み付けることにより、前記スライ
ド式カード60がワンタッチでスライド移動可能に支持
される。
【0031】本実施例によれば、カード60の両端部に
係止金具62,63をインサート成形してあるので、可
動接触片52が発熱しても、カード60に熱変形や反り
が生じにくい。しかも、カード60がスライド移動して
も、係止金具63を介してカード60を可動接触片52
に連結してあるので、樹脂部分から摩耗粉が生ぜず、摩
耗粉による接触不良が生じない。さらに、係止金具63
は融点が高いので、カード60が熱溶融しにくいととも
に、組み立てが容易であるので、生産性が向上するとい
う利点がある。
【0032】ケース70は、前記ベース10に嵌合可能
な箱形状を有し、その天井面中央部から円環状突部71
が内方に向けて突出している。そして、ケース70の上
面隅部近傍の縁部には段部72,73を設けてあり、さ
らに、一方の段部72にはガス抜き孔74を設けてある
とともに、他方の段部73には、使用中に生じた硝酸ガ
スを抜くために折り取ってガス抜き孔を形成できる突起
75を設けてある。
【0033】そして、電磁石部20等の内部構成部品を
組み付けたベース10に前記ケース70を嵌合すると、
突部71の下端部がカード60の嵌合孔61を介してベ
ース10の枠体11の上面に当接する一方(図2)、前
記段部72,73の内方に突出する裏面がカード60の
突部64の両側に位置することになる。そして、ベース
10の底面にシール剤(図示せず)を注入,固化してシ
ールし、ガス抜き孔72から内部のガスを抜いた後、前
記ガス抜き孔72を熱溶融させて密封することにより、
組み立て作業が完了する。
【0034】なお、前記段部72,73の裏面はケース
70の内部空間内に突出しているので、ケース70の組
み付け方向を誤って所定の方向以外でベース10に組み
付けても、前記段部72,73の裏面がカード60に当
接し、組立ミスを防止するという利点がある。
【0035】本実施例によれば、突部71を介してケー
ス70の天井面が位置規制されるので、ケース70の上
面に外力が加わっても、ケース70の天井面が撓まない
ので、カード60の動作が妨げられない。また、前記突
部71の軸心上に成形金型のゲートを配するようにすれ
ば、成形樹脂の流れが良くなり、成形性が向上するとい
う利点がある。
【0036】なお、ケース70に設けた突部71をベー
ス10に設けた枠体11の上面に当接させるものに限ら
ず、例えば、突部71を電磁石部20のスプール23に
当接するようにしてもよく、あるいは、枠体11の上面
に突部を設けてケース70の天井面に当接させてもよ
い。さらに、カード60には嵌合孔でなく切り欠き部を
設けておいてもよい。
【0037】次に、前述の構成からなる電磁継電器の動
作について説明する。電磁石部10が無励磁の場合、可
動接触片52のばね力でカード60が図2において左方
向に付勢されているが、前記カード60の位置決め用突
部61aがベース10の位置決め用突部15に係止し、
可動接触片52を位置規制しているので、可動接点52
aが固定接点51aから正確な接点距離で開離してい
る。
【0038】コイル24に電圧を印加して電磁石部10
を励磁すると、鉄芯25の磁極部25aが可動鉄片30
を吸引するため、可動鉄片30が回動し、可動鉄片30
の上端部がカード60に設けた突部64の先端面を押圧
する。このため、可動接触片52のばね力に抗してスラ
イド式カード60が図2において右方向にスライドし、
カード60の押圧舌片63aが可動接触片52の上端部
を押圧する。この結果、可動接触片52が回動し、可動
接点52aが固定接点51aに接触する。
【0039】そして、前記電磁石部10の励磁を解く
と、可動接触片52は自己のばね力でスライド式カード
60が押し戻されるが、その位置決め用突部61aがベ
ース10の位置決め用突部15に係止して可動接触片5
2を位置規制する。このため、可動接点52aが固定接
点51aから所定の接点間開離を保持しつつ、元の状態
に復帰する。
【0040】第2実施例は、図6に示すように、前述の
第1実施例がケース70を支持する突部71と、段部7
2,73とを別々に設けた場合であるのに対し、前記突
部71を設けず、前記段部72,73の裏面を前記ベー
ス10の枠体11の上面に当接させて支持するようにし
たものである。このため、第2実施例では、前記カード
60の円滑な動作を妨げないようにするため、前記カー
ド60の両側縁部の一方側を切り欠いて位置決め用切り
欠き部65,66を設けてある。この結果、前述の第1
実施例と同様に組立ミスを防止できることになる。ただ
し、第2実施例では、復帰時に前記段部72,73の裏
面に前記切り欠き部65,66が係合するので、復帰時
に可動接触片52が前述と同様に位置規制される。本実
施例によれば、成形金型の製造が容易になるという利点
がある。他は前述の第1実施例とほぼ同様であるので、
説明を省略する。
【0041】なお、前述の第1,第2実施例では、復帰
時、すなわち、無励磁時に可動接点が固定接点から開離
している電磁継電器について説明したが、必ずしもこれ
に限らず、無励磁時に可動接点が固定接点に接触してい
る電磁継電器に適用してもよく、また、可動接点を間に
して固定接点を対向するように配置した電磁継電器に適
用してもよいことは勿論である。いずれの電磁継電器に
おいても、スライド式カードを介して可動接触片を位置
規制することにより、所望の接点圧を確保しやすいとい
う利点がある。また、ケース70に段部72,73を設
けず、ケース70の内面に位置決め用突部を直接設けて
もよいことは勿論である。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の第1実施例にかかる電磁継電器の分
解斜視図である。
【図2】 本発明の第1実施例にかかる電磁継電器の横
断面図である。
【図3】 本発明の第1実施例にかかるスプールの側面
図である。
【図4】 本発明の第1実施例にかかる可動鉄片を組み
付けた電磁石部の側面図である。
【図5】 本発明の第1実施例にかかる可動鉄片を組み
付けた電磁石部の部分断面正面図である。
【図6】 本発明の第2実施例にかかる電磁継電器の組
立斜視図である。
【図7】 従来例にかかる電磁継電器の横断面図であ
る。
【図8】 従来例にかかる電磁継電器の組立斜視図であ
る。
【符号の説明】
10…ベース、11…枠体、12…空洞部、13…絶縁
壁、 13a…位置決め用突起、14…圧入溝、15…
位置決め用突部(係止受け部)、16…係止孔、20…
電磁石部、21,22…鍔部、21b…圧入溝、21c
…カシメ用突起、23…スプール、24…コイル、25
…鉄芯、25a…磁極部、26…ヨーク、26a…水平
部先端面、26b…位置決め用突部、26c…位置決め
用爪部、27…コイル端子、27a…からげ部、27b
…端子部、27c…中間部、27d…圧入部、30…可
動鉄片、31…切り欠き部、32…係合用切り欠き部、
50…接点機構部、51…固定接触片、51a…固定接
点、51b…端子部、52…可動接触片、52a…可動
接点、52b…端子部、60…カード、61…嵌合孔、
61a…位置決め用突部(係止部)、70…ケース、7
1…突部、72,73…段部、74…ガス抜き孔、75
…突部。
フロントページの続き (72)発明者 野口 尚志 京都府京都市右京区花園土堂町10番地 オ ムロン株式会社内

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ベースに設置した電磁石部の励磁,消磁
    に基づいて往復移動するスライド式カードで可動接触片
    を回動し、前記可動接触片に設けた可動接点を固定接点
    に接離する電磁継電器において、 前記スライド式カードに係止部を設けるとともに、前記
    ベースに、復帰時に前記スライド式カードの係止部に係
    止して位置規制する係止受け部を設けたことを特徴とす
    る電磁継電器。
  2. 【請求項2】 ベースにケースを嵌合してなる内部空間
    内に、前記ベースに設置した電磁石部の励磁,消磁に基
    づいて往復移動するスライド式カードで駆動される接点
    機構を設けた電磁継電器において、 前記ケースの内向面に、前記ベースに前記ケースを所定
    の方向に組み付けた場合には、復帰時に前記スライド式
    カードに当接して位置規制するとともに、所定の方向以
    外で組み付けた場合には、前記内部構成部品に当接して
    組み付けを妨げる少なくとも1つの突部を設けたことを
    特徴とする電磁継電器。
  3. 【請求項3】 前記突部に、外部と内部空間とを連通す
    るガス抜き孔を設けたことを特徴とする請求項2の電磁
    継電器。
JP11136692A 1992-04-30 1992-04-30 電磁継電器 Pending JPH05307928A (ja)

Priority Applications (1)

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JP11136692A JPH05307928A (ja) 1992-04-30 1992-04-30 電磁継電器

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN102426992A (zh) * 2011-09-20 2012-04-25 珠海艾迪西软件科技有限公司 一种节能继电器

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