JPH0530751U - 入射na変換装置 - Google Patents
入射na変換装置Info
- Publication number
- JPH0530751U JPH0530751U JP086691U JP8669191U JPH0530751U JP H0530751 U JPH0530751 U JP H0530751U JP 086691 U JP086691 U JP 086691U JP 8669191 U JP8669191 U JP 8669191U JP H0530751 U JPH0530751 U JP H0530751U
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- fiber
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- Testing Of Optical Devices Or Fibers (AREA)
- Optical Couplings Of Light Guides (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【目的】 レンズ交換が不要で、GIファイバへの入射
NAを様々な種類のNAのGIファイバに一致させるこ
とができる。 【構成】 モジュール本体1にはGIファイバ18が着
脱可能な出射ポート17がある。発光素子2とGIファ
イバ18との間には、平行光をGIファイバ18に集光
するための第2のレンズ5と第3のレンズ12とが所定
間隔を置いて配設されている。第1,第2の調整リング
8,15の回転操作により、第2のレンズ5と第3のレ
ンズ12間の距離L1と、第3のレンズ12とGIファ
イバ18間の距離L2を可変して入射NAをGIファイ
バ18自身の持つNAに一致させるNA調整部6が配設
されている。
NAを様々な種類のNAのGIファイバに一致させるこ
とができる。 【構成】 モジュール本体1にはGIファイバ18が着
脱可能な出射ポート17がある。発光素子2とGIファ
イバ18との間には、平行光をGIファイバ18に集光
するための第2のレンズ5と第3のレンズ12とが所定
間隔を置いて配設されている。第1,第2の調整リング
8,15の回転操作により、第2のレンズ5と第3のレ
ンズ12間の距離L1と、第3のレンズ12とGIファ
イバ18間の距離L2を可変して入射NAをGIファイ
バ18自身の持つNAに一致させるNA調整部6が配設
されている。
Description
【0001】
本考案は、光通信用測定器に使用される入射NA変換装置に関し、特に、GI ファイバの損失を測定するための測定器に最適な入射NA変換装置に関するもの である。
【0002】
図3は従来よりGIファイバ用の光源モジュールとして使用されている入射N A変換装置の構造を示している。 この入射NA変換装置は、所定波長のレーザ光を出射する発光素子としてのレ ーザダイオード31、レーザダイオード31からのレーザ光を平行ビームに変換 する第1のレンズ32、第1のレンズ32からの平行ビームを出射ポート33に 接続されたGIファイバ34に集光する第2のレンス35が各々モジュール本体 36内に直線上に配列して設けられている。
【0003】 ところで、GIファイバのNA(開口数)は、ファイバのコアの屈折率分布に よって様々なものがある。 ここで、NAはFFP(ファーフィールドパターン)において光強度が中心か ら1/100(−20dB)に減少する広がり角θからsin(θ/2)として 算出されるものである。
【0004】 そして、従来の入射NA変換装置では、GIファイバ34への入射NAはO. 2に設定されており、GIファイバ34自身のNAが0.2よりも大きい場合( 図4に示す状態)には、第2のレンズ35の交換を行い、第2のレンズ35とG Iファイバ34との距離を調整してGIファイバ34への入射NAをGIファイ バ34自身が持つNAに一致させていた。つまり、GIファイバ自身が持つNA に応じて第2のレンズ35を交換することにより個別に対応していた。
【0005】
従って、上述した従来の入射NA変換装置では、GIファイバ34への入射N Aを特定NA(例えば0.2)のファイバに合わせることができる。 しかしながら、GIファイバ自身が持つ入射NAが大きい場合には、GIファ イバ側のレンズ(第2のレンズ35)及びレンズ35とGIファイバ34との距 離を変更しなければ、そのGIファイへの入射NAを大きくすることができなか った。このため、装置自身の構造を大幅に変更する必要があった。
【0006】 また、GIファイバ自身が持つNAよりも小さいNAで光を入射させた場合、 光パルス試験器や光源では、GIファイバに入射した光がGIファイバの中心付 近を伝搬し、外周部分に伝搬されない現象が生じる。このため、GIファイバの 損失を測定した場合、GIファイバの損失が真の値よりも大きくなり、測定値に 誤差が生じ、正確な測定が行えないという問題があった。例えば光源からの光の 波長を0.85μmとした場合、NAが0.2と0.29とでは0.15dB/ Km程度の差が生じる。
【0007】 そこで、本考案は上記問題点に鑑みてなされたものであって、その目的は、レ ンズ交換が不要で、GIファイバへの入射NAを様々な種類のNAのGIファイ バに一致させることができる入射NA変換装置を提供することにある。
【0008】
上記目的を達成するため、本考案による入射NA変換装置は、GIファイバ1 8が着脱可能な出射ポート17と、平行光を前記GIファイバのフェルールに集 光するべく所定間隔置きに配設された複数のレンズ10,12,19,20と、 該各レンズ間の距離L1と、出射端側のレンズ12,20cと前記GIファイバ との間の距離L2を可変する距離可変手段6とを備え、前記GIファイバに入射 するビーム光の入射NAを前記GIファイバ自身の持つNAと一致させることを 特徴としている。
【0009】
GIファイバ18に入射するビーム光の入射NAが、GIファイバ18自身の 持つNAと一致するように、距離可変手段6により各レンズ10,12,19, 20a,20b間の距離L1と、出射端側のレンズ12とGIファイバ18との 間の距離L2を可変する。
【0010】
図1は本考案による入射NA変換装置の一実施例を示す図である。 箱型に形成されたモジュール本体1内の一端側には、発光素子として所定波長 のレーザ光を出射するレーザダイオード2が配設されている。このレーザダイオ ード2の出射端側の光軸L0−L0上には、第1のレンズ3が近接して配設され ており、レーザダイオード2からのレーザ光を、図中一点鎖線で示すように平行 ビームに変換してモジュール本体1の他端側に透過している。
【0011】 光軸L0−LO上で、モジュール本体1の他端側の側面1bには、第1の可動 部4と第2の可動部5からなるNA調整部(距離可変手段)6が配設されており 、第1の可動部4は固定リング7、第1の調整リング8、外筒レンズ固定部材9 、第2のレンズ10を備えて構成されている。
【0012】 固定リング7の中心には、第1のレンズ3からの平行ビームを通過させるため の貫通穴7aが形成されており、この貫通穴7aにおけるビーム光の出射端側に は、第1の調整リング8を回転操作した際に、外筒レンズ固定部材9の逃げのた めの凹部7bが形成されている。また、この固定リング7の外周先端部分には、 雄ネジ部7cが形成されており、この雄ネジ部7cには第1の調整リング8が螺 合している。
【0013】 第1の調整リング8の中心には、貫通穴8aが形成されており、この貫通穴8 aには、外筒レンズ固定部材9が固設されている。また、この第1の調整リング 8の固定リング7側には、凹部8bが形成されており、この凹部8bの内周には 、固定リング7の雄ネジ部7cに螺合する雌ネジ部8cが形成されている。
【0014】 外筒レンズ固定部材9の中空部9aで、ビーム光の入射端側には、第2のレン ズ10が固設されており、固定リング7に対して第1の調整リング8を回転操作 することで、第2のレンズ10が光軸L0−L0に沿って移動する構成となって いる。
【0015】 第2の可動部5は内筒レンズ固定部材11、第3のレンズ12、中継リング1 3、レセプタクル14、第2の調整リング15を備えて構成されている。 内筒レンズ固定部材11における中空部11aで、ビーム光の出射端側には、 第3のレンズ12が固設されている。また、内筒レンズ固定部材11の入射端側 の外周11bには、フランジ部11cが形成されており、このフランジ部11c は外筒レンズ固定部材9の中空部9a内に抜け止めされた状態で摺動自在に取り 付けられている。
【0016】 中継リング13の外周には、雄ネジ部13aが形成されて第2の調整リング1 5が螺合している。また、この中継リング13には、第2の調整リング15を回 転操作した際に、内筒レンズ固定部材11の外周11bをガイドするガイド穴1 3bが形成されている。
【0017】 レセプタクル14はネジ16を介して中継リング13に固設されている。また 、このレセプタクル14の中心には、貫通穴14aが形成されて出射ポート17 を構成しており、この出射ポート17には、GIファイバ18が着脱自在に取り 付けられている。
【0018】 第2の調整リング15の中心には、貫通穴15aが形成されており、この貫通 穴15aの入射端側には、第2の調整リング15を回転操作した際に、外筒レン ズ固定部材9の逃げのための小径凹部15bが形成されている。また、貫通穴1 5aのビーム光の出射端側には、大径凹部15cが形成されており、この大径凹 部15cの内周には、中継リング13の雄ネジ部13bに螺合する雌ネジ部15 dが形成されている。
【0019】 なお、固定リング7および中継リング13には、第1の調整リングあるいは第 2の調整リングを回転操作した際に、距離L1,L2を目視により確認できるよ うに目盛り(図示せず)が刻まれている。
【0020】 以上説明した構成において、GIファイバ18に供給される光の入射NAをG Iファイバ18自身が持つNAと一致させる場合には、第1の調整リング8およ び第2の調整リング15を目盛りを目視しながら各リング8,15を所定量回転 操作する。これにより、第2のレンズ10の固設された外筒レンズ固定部材9と 第3のレンズ12の固設された内筒レンズ固定部材11とが光軸L0−L0に沿 って直線移動し、第2のレンズ10と第3のレンズ12との間の距離L1と、第 3のレンズ12とGIファイバ18との間の距離L2が可変される。
【0021】 すなわち、この実施例において、コア・クラッド径比が62.5/125μm で、ファイバ自身が持つNAが0.29のGIファイバ18を出射ポート17に 接続し、第2のレンズ10の焦点距離f1を2.625、第3のレンズ12の焦 点距離f2を1.5とした場合には、第2のレンズ10と第3のレンズ12との 間の距離L1を5.2mmに、また、第3のレンズ12とGIファイバ18との 間の距離L2を1.03mmに設定するべく、第1の調整リング8および第2の 調整リング15を回転操作し、GIファイバ18への入射NAを0.29に調整 する。
【0022】 この結果、レーザダイオード2からのレーザ光は、第1のレンズ3により平行 ビームとなって第2のレンズ10に入射され、第2のレンズ10に入射した光は 、焦点を結んだ後に第3のレンズ12に入射し、第3のレンズ12に入射した光 は、第1,第2の調整リング8,15の回転操作によってGIファイバ18自身 の持つNAと一致した状態でGIファイバ18に入射される。
【0023】 従って、上述した実施例では、NA調整部6を構成する第1,第2の調整リン グ8,15を回転操作するだけの極めて簡単な作業により、第2のレンズ10と 第3のレンズ12との間の距離L1および第3のレンズ12とGIファイバ18 との間の距離L2が調整できるので、様々なNAのGIファイバに対応すること ができる。また、その際、従来のような煩わしいレンズ交換が不要で、作業効率 を向上させることができる。さらに、光パルス試験器や光源に用いた場合にも、 NA調整部6の第1,第2の調整リング8,15を回転操作するだけで、GIフ ァイバ18への入射NAをGIファイバ18自身が持つNAに一致させることが できるので、測定値に誤差が生じることなく、常に正確な測定を行うことが可能 になる。
【0024】 ところで、上述した実施例では、第1のレンズ3からの平行光を、第2のレン ズ10と第3のレンズ12との中間で反転させてGIファイバ18に集光する2 個のレンズ10,12を移動可能とした構成について説明したが、図2(a)に 示すように平行光を凹レンズ19(第2のレンズ10に対応)で一旦広げ、第3 のレンズ12でGIファイバ18のフェルール18aに集光する構成としてもよ い。また、図2(b)に示すように複数のレンズ20(20a,20b、第2の レンズ10に対応)を直線上に配設し、各レンズ20a,20b,12間の距離 とレンズ12とGIファイバ18との間の距離が調整できる構成としてもよい。 なお、図示の例では、平行光をレンズ20aで一旦広げ、レンズ20bとレン ズ12との中間で光を反転させてGIファイバ18に集光する構成となっている 。
【0025】
以上説明したように、本考案の入射NA変換装置によれば、従来のようなレン ズ交換が不要で、作業効率を向上させてGIファイバへの入射NAを様々な種類 のNAのGIファイバに一致させることができる。
【図1】本考案による入射NA変換装置の一実施例を示
す図
す図
【図2】(a),(b) 同入射NA変換装置における
他のレンズ構成を示す図
他のレンズ構成を示す図
【図3】従来の入射NA変換装置の一構成例を示す図
【図4】図3におけるGIファイバへのビーム光の入射
部分を示す拡大図
部分を示す拡大図
6 NA調整部(距離可変手段) 8 第1の調整リング 10 第2のレンズ 12 第3のレンズ 15 第2の調整リング 17 出射ポート 18 GIファイバ 19,20 レンズ L1 レンズ間の距離 L2 出射端側のレンズとGIファイバとの間の距離
Claims (1)
- 【請求項1】 GIファイバ(18)が着脱可能な出射
ポート(17)と、平行光を前記GIファイバに集光す
るべく所定間隔置きに配設された複数のレンズ(10,
12,19,20)と、該各レンズ間の距離(L1)
と、出射端側のレンズ(12,20c)と前記GIファ
イバとの間の距離(L2)を可変する距離可変手段
(6)とを備え、前記GIファイバに入射するビーム光
の入射NAを前記GIファイバ自身の持つNAと一致さ
せることを特徴とする入射NA変換装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP086691U JPH0530751U (ja) | 1991-09-30 | 1991-09-30 | 入射na変換装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP086691U JPH0530751U (ja) | 1991-09-30 | 1991-09-30 | 入射na変換装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0530751U true JPH0530751U (ja) | 1993-04-23 |
Family
ID=13893995
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP086691U Withdrawn JPH0530751U (ja) | 1991-09-30 | 1991-09-30 | 入射na変換装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH0530751U (ja) |
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2012083163A (ja) * | 2010-10-08 | 2012-04-26 | Yokogawa Electric Corp | 分光装置 |
WO2015076097A1 (ja) * | 2013-11-19 | 2015-05-28 | タイコエレクトロニクスジャパン合同会社 | 光学特性の測定用機器 |
CN107942452A (zh) * | 2017-12-25 | 2018-04-20 | 苏州长光华芯光电技术有限公司 | 一种激光器光纤组合装置 |
-
1991
- 1991-09-30 JP JP086691U patent/JPH0530751U/ja not_active Withdrawn
Cited By (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2012083163A (ja) * | 2010-10-08 | 2012-04-26 | Yokogawa Electric Corp | 分光装置 |
WO2015076097A1 (ja) * | 2013-11-19 | 2015-05-28 | タイコエレクトロニクスジャパン合同会社 | 光学特性の測定用機器 |
JP2015099066A (ja) * | 2013-11-19 | 2015-05-28 | タイコエレクトロニクスジャパン合同会社 | 光学特性の測定用機器 |
CN107942452A (zh) * | 2017-12-25 | 2018-04-20 | 苏州长光华芯光电技术有限公司 | 一种激光器光纤组合装置 |
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Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
LAPS | Cancellation because of no payment of annual fees |