JPH05307403A - プログラム管理方法及びプログラム管理装置とプラントコントローラシステム - Google Patents

プログラム管理方法及びプログラム管理装置とプラントコントローラシステム

Info

Publication number
JPH05307403A
JPH05307403A JP11133992A JP11133992A JPH05307403A JP H05307403 A JPH05307403 A JP H05307403A JP 11133992 A JP11133992 A JP 11133992A JP 11133992 A JP11133992 A JP 11133992A JP H05307403 A JPH05307403 A JP H05307403A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
program
module
plc
function
functional
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP11133992A
Other languages
English (en)
Inventor
Haruyoshi Kumayama
治良 熊山
Yoshihiro Uekane
良博 上金
Masami Ito
正巳 伊藤
Shohei Fukuoka
昇平 福岡
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Hitachi Ltd
Original Assignee
Hitachi Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Hitachi Ltd filed Critical Hitachi Ltd
Priority to JP11133992A priority Critical patent/JPH05307403A/ja
Publication of JPH05307403A publication Critical patent/JPH05307403A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Programmable Controllers (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 PLCのソフトウエアを変更無しでどのPL
Cにも移動可能とする。 【構成】 管理用計算機31では、ソースプログラムを
コンパイラで翻訳しオブジェクトモジュールを作成し、
メモリエディタにてリンケージメモリと内部メモリを機
能モジュール毎に管理するメモリ管理情報を作成し、端
末2よりプログラムの実行順序定義が入力されたとき、
ロードモジュールエディタがプログラムの実行を管理す
る機能モジュール制御情報を作成し、機能モジュール内
に同期制御機能を結合したロードモジュールを作成す
る。タスクエディタは、ロードモジュールを機能モジュ
ールの実行順にタスクとして登録する。このタスク情報
をダウンロード機能でPLC50,60へダウンロード
し、PLC内の機能モジュール制御情報51,61にて
タスクA,Bが機能モジュール間の同期を確保しながら
実行する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は複数のPLC(プログラ
マブルコントローラ)で構成されるプラントコントロー
ラシステムとそのプログラム管理方法に係り、特に、プ
ログラムをどのPLCに配置してもソフトウエアを変更
すること無く実行を可能とするプログラム管理方法及び
その装置に関する。
【0002】
【従来の技術】図8は、従来のプログラム管理装置の構
成図である。従来のプログラム管理装置の管理用計算機
1は、プログラム作成用の端末2からの入力指示によ
り、プログラムソース8,オブジェクトモジュール9,
ロードモジュール10,タスク情報11の作成と管理を
行い、PLC(#1)20,PLC(#n)21へネッ
トワーク14を経由してタスク情報11をダウンロード
する。PLC20、PLC21では、ダウンロードされ
たタスクA,タスクBを実行する。
【0003】管理用計算機1がプログラムを作成する場
合、先ず、ソースエディタ3でプログラムソース8を作
成する。次に、コンパイラ4でこのプログラムソース8
を翻訳し、実行可能前の中間プログラムであるオブジェ
クトモジュール9を作成する。ロードモジュールエディ
タ5は、このオブジェクトモジュール9から実行可能な
ロードモジュール10を作成する。このプログラム作成
に際し、プログラムのPLC内での実行アドレス情報,
メモリ容量のチェック情報,作業用エリアの割当アドレ
ス等の必要データは、メモリ管理機能12で作成された
メモリ管理情報13のデータを使用する。タスクエディ
タ6は、各々作成された複数のロードモジュール10を
タスク内の実行順番に従って結合し、PLC内の管理単
位としてのタスク情報11を作成し、このタスク情報1
1をPLCにダウンロードする。
【0004】以上の様にして作成されダウンロードされ
たプログラムつまりタスクは、例えばPLC20のタス
クAで説明すると、モジュールA1,モジュールA2,
…,モジュールAnの如く、複数のモジュールがタスク
内での実行の順番通りに配置された構造となっている。
さらに、各モジュールA1,A2,…,Anが参照する
作業用メモリaは、どのモジュールからでも自由に作
成,参照できる構造となっている。これは、タスク内の
モジュールの実行順番が同一PLC内で保証されている
ためである。
【0005】上述した従来のプログラムは、PLCのメ
モリ容量が小さく、しかも1台のPLCで実行する制御
機能が限られていることが前提であり、また、シーケン
ス動作をするためタイマ周期で実行(周期タスク)する
タスクと、周期タスクの実行の空き時間に動作するエン
ドレスなタスク(ベースタスク)が主体となっている。
このため、従来は、1台のPLCで実行するタスク数を
少なくし、機能の優先順位によりタスクを分類し実行す
るようになっている。従って、上述した様に、1個のタ
スク内では複数の機能を処理の実行順番に従って連続的
に並べた構造を採っている。また、シーケンスプログラ
ムでは入出力データが単一の情報であり配列を持たない
場合が多いため、プログラムが使用する作業エリアは、
タスク内の各モジュールが自由に作成,参照を可能とす
る配置となっている。これにより、プログラム間でデー
タの入出力が自由に行えるプログラムミングを可能とし
ている。
【0006】尚、従来技術に関連するものとして、例え
ば特開平2−76001号等がある。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】PLCの機能を増強あ
るいは改造してプログラム容量がPLCのメモリ容量を
越えたり、PLCの負荷が大きくなりPLCのマシン性
能を越える事態が生じたとき、複数のPLCで構成され
ているシステムでは、余裕のある別のPLCへ、また余
裕の無いシステムではPLCを新設して、機能を追加,
変更する作業を行う必要がある。斯かる場合、従来のプ
ログラム管理の仕方では、移動したいプログラムのデー
タの入出力関係を調査し、作成したデータを参照するプ
ログラムが有れば移動するプログラムのデータ作成部分
のソフトウエアを残し、移動する部分を分離するといっ
た変更が必要となる。移設すべき機能が単一の閉じた処
理であって他の機能とデータの入出力が全く無い場合
は、他のPLCへの移設をプログラムロジックを変更せ
ずに移動前のPLCのから削除し、移動後のPLCへ追
加することが可能である。しかし、プログラム間でデー
タの入出力が無いケースは少なく、システムを大幅に変
更する時には、稼働実績のあるプログラムを変更をしな
ければならず、ソフトウエア製作者にとっては神経を使
う作業になるという問題がある。また、これと同時に、
変更後の機能確認にも多くの時間を費やさねばならず、
この機能の確認が不十分であった場合には、稼働後のト
ラブルの要因にもなり、生産性を低下させることにな
る。
【0008】このように、上述した従来技術は、PLC
のタスク内の構造が1タスクで複数の機能を処理してい
るにもかかわらず、各々の機能を独立した機能単位とし
て管理せずに1つのまとまった機能として管理し、プロ
グラムが扱うデータがどの機能からも参照できる構造と
なっているため、タスクの一部の機能を別なPLCに又
は別のタスクに移動しようとすると、機能間のデータの
入出力部分の変更が必須となり、ソフトウエアの変更無
しで移設することができないといった問題がある。
【0009】本発明の目的は、他のどのPLCへもソフ
トウエアのロジックを変更せずに移設を可能とするプロ
グラム管理方法及びその装置並びにプラントコントロー
ラシステムを提供することにある。
【0010】
【課題を解決するための手段】上記目的は、PLCのプ
ログラムソースと、該プログラムソースをコンパイルし
たロードモジュールを管理する管理用計算機と、前記ロ
ードモジュールを実行させる複数のPLCと、前記管理
用計算機と前記PLCとの間を通信機能とメモリ転写機
能で接続するネットワーク装置とを備えるプログラム管
理装置において、シーケンスプログラムを複数の機能モ
ジュールであって機能モジュール単位の入れ換えを可能
とする単位で分割して構成し、あるPLC内のシーケン
スプログラムを入れ換えるとき必要な機能モジュールの
みを入れ換えることで、達成される。
【0011】
【作用】あるPLC内のシーケンスプログラムを変更す
る場合には、そのシーケンスプログラムを書換えるので
はなく、書換えの必要な箇所の機能モジュールのみを入
れ換える。これにより、ソフトウエアの生産性が向上
し、プログラムの改造時間が短縮され、改造システムの
信頼性が大きく向上する。
【0012】
【実施例】以下、本発明の一実施例について説明する。
本実施例では、PLC内のシーケンス動作をする複数の
機能で構成されたプログラム(以下タスクと呼ぶ)にお
いて、タスクを構成する複数の機能を各々まとまった機
能モジュールに分割し、各々の機能モジュール単位にモ
ジュールを識別する名称と実行PLC番号、PLC内の
格納アドレス、機能モジュールの前に実行する機能モジ
ュールの名称と実行PLC番号、PLC内の格納アドレ
ス、同期信号参照アドレス、機能モジュールが処理を終
了した後、次に実行する機能モジュール名称と実行PL
C番号、PLC内の格納アドレス、同期信号格納アドレ
スを管理し、機能モジュール単位にプログラムの配置と
実行順番を同時に管理する機能モジュール制御情報管理
機能を持たせる。
【0013】機能モジュールを他のPLCへ移動する場
合、機能モジュール間のリンケージデータの管理が必要
となる。そこで、本実施例では、管理用計算機がソフト
ウエアを作成する時点で、機能モジュール単位に、モジ
ュール内部のみで使用するデータメモリエリアと機能モ
ジュール間のリンケージ情報を格納するために使用する
メモリエリアを分割する。そして、各メモリエリアのメ
モリ名称に属性を持たせて区分しておくことにより、自
動的にリンケージメモリエリアを作成,管理する。この
リンケージメモリエリアの名称はシステム全体でユニー
クなものとする。さらに、リンケージメモリの物理的な
配置についても、同一PLCで扱う場合はPLCの内部
メモリとし、複数のPLC間にまたがる場合はネットワ
ーク上のメモリへ配置し、これらを管理するためのメモ
リ管理機能を設ける。
【0014】シーケンス動作をする機能モジュールを複
数PLC間に配置した場合に問題となるのは、各PLC
で実行する機能モジュールが各々のPLCで非同期に動
作しているため、リンケージデータを使用する機能モジ
ュールはリンケージされたデータが確実に書き込まれた
後で実行しないと、誤った処理を行うことになる。従っ
て、機能モジュール間の実行順番の同期を確保するため
の同期制御が必要となる。
【0015】この同期制御を行うに当り、本実施例で
は、各機能モジュールのプログラムの先頭と最後に同期
処理機能をもたせる。つまりプログラムの先頭では、現
機能モジュールの前に実行した機能モジュールの実行P
LC番号が今実行中の機能モジュールが実行しているP
LC番号と異なる場合は、同期信号格納アドレスの同期
データ(具体的には今実行している機能モジュールの格
納アドレス)がセットされていれば同期が確立されたと
して同期データをリセットした後、プログラム処理を実
行する。しかし同期データがリセット状態であれば、同
期確立するまで待ち状態とし確立した時点で処理を実行
する。一方、機能モジュールの前に実行する機能モジュ
ールの実行PLC番号が今実行中の機能モジュールが実
行しているPLC番号と同一の場合は同期処理は不要と
してプログラム処理を実行する。
【0016】プログラムの最後で同期制御する場合に
は、現機能モジュールの次に実行する機能モジュールの
実行PLC番号が今実行中の機能モジュールが実行して
いるPLC番号と異なるとき、同期信号格納アドレスに
同期データをセットする。しかし、同期データがリセッ
ト状態となっていないときはリセット状態になるまで実
行中の機能モジュールは待ち状態とする。一方、現機能
モジュールの前に実行する機能モジュールの実行PLC
番号が今実行中の機能モジュールが実行しているPLC
番号と同一のときは、同期制御は不要として処理を終了
する。以上の同期制御を実行するために同期制御管理機
能を機能モジュール毎に持たせる。
【0017】機能モジュール制御情報管理機能に、各機
能モジュールの実行順番、実行PLCを管理するための
情報を持ちシステム全体でのプログラムを管理させる。
またメモリ管理機能に、機能モジュール間リンケージエ
リアの物理メモリ配置を管理させ、リンケージメモリの
物理配置が変更されてもプログラムの変更を不要とす
る。さらに、同期制御管理機能に、機能モジュールがど
のPLCへ移動しても一連の機能モジュールの実行順番
を保証するように動作させる。これにより、リンケージ
データの保証も行わせ、プログラムの正常な動作を確保
する。
【0018】以下、具体的実施例について図面を参照し
ながら説明する。図1は、本発明の一実施例に係るプロ
グラム管理システムの全体構成図であり、図2は図1に
示す管理用計算機31の詳細構成図である。本実施例に
係る管理用計算機31は、プログラム作成用の端末32
からの入力指示により、プログラムソース39,オブジ
ェクトモジュール40,ロードモジュール(機能モジュ
ール)41,タスク情報42までの作成と管理を行い、
PLC(#1)50,PLC(#n)60へ、ネットワ
ーク46を経由してタスク情報42をダウンロードす
る。PLC50,60は、ダウンロードされたタスク
A,タスクBを夫々実行する。
【0019】管理用計算機31がプログラムを作成する
場合、先ず、ソースエディタ33にてプログラムソース
を作成する。コンパイラ34は、このプログラムソース
を翻訳して、実行可能前の中間プログラムであるオブジ
ェクト40を作成し、さらに、あらかじめ定めた名称の
規定(例えば先頭文字がLで始まる名称は機能モジュー
ル間のリンケージメモリとする)に従い、ソースプログ
ラム39で使用している作業用メモリを管理する。この
とき、メモリ管理情報43として、メモリ単位に作成機
能モジュール,参照機能モジュールを管理する。
【0020】メモリエディタ35は、メモリ管理情報4
3に基づいて、ある機能モジュールが作成しているメモ
リを参照している機能モジュールをまとめてグループ化
を行い、リンケージ用のテーブルをリンケージメモリに
作成する。
【0021】ロードモジュールエディタ36は、オブジ
ェクトモジュール40から実行可能なロードモジュール
41を作成する。その際、プログラムのPLC内での実
行アドレス情報,メモリ容量のチェック情報,モジュー
ル間リンケージメモリエリア53,モジュール内部メモ
リ54の割当アドレスの情報等として、メモリ管理情報
43のデータを使用する。さらに、同期制御を行うため
の同期制御機能プログラムを同期制御情報45から持っ
てきて、機能モジュールの先頭と最後に合成し、実行可
能なロードモジュール41を作成する。ロードモジュー
ルエディタ36にて作成された複数のロードモジュール
41は、端末2より入力されるタスク内の機能モジュー
ル実行順番の定義に従って、機能モジュール毎に、モジ
ュールのPLCでの実行制御をおこなうための機能モジ
ュール制御情報44を作成する。
【0022】タスクエディタ47は、PLC内の管理単
位としてのタスク情報42を作成する。ダウンロード4
8は、管理用計算機1で作成したタスク情報42,機能
モジュール制御情報44を、ネットワーク46を経由し
て、PLC50のタスクA,機能モジュール制御情報5
1へ、また、PLC60のタスクB,機能モジュール制
御情報61へダウンロードする。
【0023】PLC内でプログラムが動作するとき、例
えばPLC(#1)50のタスクAは、機能モジュール
FMA1,FMA2,…,FMAnが、機能モジュール
制御情報51の制御データに従って、順次実行される。
その際、各機能モジュールFMAi(i=1〜n)は、
同期制御機能(実際には各機能モジュール内に組み込ま
れている共通処理)52とリンクし、モジュール間の同
期をとりながら実行される。モジュール間リンケージ用
メモリ53は、機能モジュールFMA1と機能モジュー
ルFMA2とのデータリンケージメモリで、モジュール
内部メモリ54は、PLC内部専用の作業用メモリであ
る。PLC間(例えば#1PLC50と#nPLC6
0)の機能モジュールリンケージは、ネットワーク46
に配置したPLC間リンケージ用メモリ47と同期制御
データ48にて行う。
【0024】図3は、メモリ管理情報43の構成図であ
る。このメモリ管理情報は、図2のコンパイラ34によ
り、メモリ名称,属性,作成機能モジュール名,参照機
能モジュール名がメモリ名称別に整理されている。そし
て、属性により、リンケージ用メモリLと、内部メモリ
Iに分類されている。このメモリ管理情報43により、
図2のメモリエディタ35が、参照機能モジュール別に
リンケージ用メモリLをグループ化する。例えば図3で
は、PI/Oデータ入力モジュールが作成したデータa
から、トラッキング表示用データb,巻取重量計算用デ
ータc,コイル径計算用データdにグループ化してい
る。これにより、機能モジュール単位にリンケージ用と
内部メモリ用に作業エリアが管理される。
【0025】図4は、機能モジュール制御情報44の構
成図である。機能モジュール制御情報43は、タスク制
御用テーブル300と、機能モジュール制御用テーブル
400の2種類のテーブルで構成されている。機能モジ
ュール制御用テーブル400は、機能モジュール単位に
ナンバリングされたPLC内の一貫した番号つまり機能
モジュール番号に対応している。タスク制御用テーブル
300は、同一PLC内で実行される機能モジュール番
号を、実行順に格納したものである。この機能モジュー
ル番号の順番に、機能モジュール番号に対応したモジュ
ール制御用テーブル400内のPLC内モジュール格納
アドレスから、実行機能モジュールのロードモジュール
へリンクし実行する。機能モジュール制御用テーブル4
00は、機能モジュール名称の格納アドレスの他に、機
能モジュール間の同期制御を行うための実行PLC番
号,同期処理要否データ,同期信号格納アドレスを、現
機能モジュール用情報401,前実行機能モジュール用
情報402,次実行機能モジュール用情報403別に機
能モジュール単位に持っている。図5,図6,図7は、
同期制御手順の説明図である。図5は、機能モジュール
FMA1と機能モジュールFMB1との間で同期制御を
行う場合の説明図である。機能モジュールFMA1は、
機能モジュールの先頭に同期制御が設けられ、その後に
処理Aが、最終にまた同期制御が設けられた構成となっ
ている。また、機能モジュールFMB1も同様に、先頭
に同期制御が、その後に処理Bが、最終に同期制御23
が設けられた構成となっている。
【0026】機能モジュールFMA1の最終処理では、
図6に示す様に、機能モジュールFMA1の機能モジュ
ール管理情報(図5参照)の次実行モジュールの実行P
LC番号と現実行モジュールPLC番号とを比較する。
この比較結果が同じ場合は、同一PLC内のモジュール
であるため同期制御が必要ないので、本処理を終了す
る。比較結果が異なる場合は、同期処理を必要とする。
しかし、異なるPLCのモジュール間でリンケージデー
タの保証を必要としない場合があるため、同期処理要否
の判定を行う。同期処理が不要の場合は、本処理を終了
する。同期処理が必要な場合は、リンケージされるモジ
ュール(ここでは機能モジュールFMB1)が前回にリ
ンケージしたデータの正常処理を確認するために同期デ
ータがリセットされているかをチェックする。リセット
されていなければ、機能モジュールFMB1が処理中で
あると判断し、リセットされるまで待機する。そして、
リセットされたとき、そのタイミングで今回の同期デー
タをセットし、本処理を終了する。ここでリンケージす
るデータはすでに処理Aでセット済みである。
【0027】機能モジュールFMB1の先頭処理では、
図7に示す様に、機能モジュールFMB1の機能モジュ
ール管理情報(図5参照)の前実行モジュールの実行P
LC番号と現実行モジュールPLC番号とを比較する。
比較結果が同じ場合は、同一PLC内のモジュールであ
るため同期制御が必要ないので、本処理を終了し、処理
Bの実行を開始する。比較結果が異なる場合は、同期処
理を必要とする。しかし、異なるPLCのモジュール間
でリンケージデータの保証が特に必要で無い場合がある
ため、同期処理要否の判定を行う。同期処理が不要の場
合は、同期データをリセットして、処理Bの実行を開始
する。同期処理が必要な場合は、リンケージする前のモ
ジュール(ここでは機能モジュールFMA1)がすでに
リンケージしたかどうかを確認するために、同期データ
がセットされているかをチェックし、同期が確立されて
いなければ、機能モジュールFMA1から未だリンケー
ジされていないと判断し、同期が確立されるまで待機す
る。そして、同期が確立したタイミングで、今回のリン
ケージデータをPLC内のメモリに取り込み、同期デー
タをリセットして本処理は終了し、処理Bの実行を開始
する。また、機能モジュールFMB1の同期制御最終の
処理は、機能モジュールFMA1と同様の処理となる。
【0028】本実施例によれば、PLC内の機能モジュ
ールを他のPLCへ移動するときに、移動する機能モジ
ュールと、この機能モジュールの前に実行する機能モジ
ュールの機能モジュール制御情報テーブルを同時に変更
して、機能モジュールを移動先のPLCへダウンロード
するので、ソフトウエアを変更すること無くどのPLC
にも移動が可能となる。
【0029】また、PLCのプログラムを機能モジュー
ル単位に管理するので、機能モジュール単位の変更が容
易となる。つまり、機能モジュール単位にPLCでの格
納アドレスを持たせているので、従来タスク単位でダウ
ンロードしていたものが機能モジュール単位でダウンロ
ードすることが可能となる。このため、ローディング時
間の短縮が図れる。更に、従来のタスク単位でのダウン
ロード時(プログラムの入れ替え)にはPLCを停止さ
せる必要があったが、本実施例では、PLCを停止する
こと無くオンライン中にプログラムの入れ替えが可能と
なり、設備停止時間の大幅な短縮を図ることが可能とな
る。
【0030】更に、プログラムを別なPLCへ移動する
場合、従来は移動するプログラムはもちろん、移動する
プログラムとリンケージ関係にあるプログラムを改造し
なければならなかったが、本実施例では、管理テーブル
を変更するだけでプログラム自体を変更せずにプログラ
ムの移動が可能となる。このため、ソフトウエアの生産
性が向上し、プログラムの改造時間が短縮され、更に改
造システムの信頼性を大きく向上させることができる。
【0031】
【発明の効果】本発明によれば、機能モジュール単位に
入れ換えを可能にするので、ソフトウエアの生産性が向
上し、プログラムの改造時間が短縮され、改造システム
の信頼性が大きく向上するという効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例に係るプログラム管理システ
ムの全体構成図である。
【図2】図1に示す管理用計算機の詳細構成図である。
【図3】メモリ管理情報の構成図である。
【図4】機能モジュール制御情報の構成図である。
【図5】同期制御手順の説明図である。
【図6】同期制御手順のフローチャートである。
【図7】同期制御手順のフローチャートである。
【図8】従来のプログラム管理装置の構成図である。
【符号の説明】
31…管理用計算機、43…メモリ管理情報、44…機
能モジュール制御情報、45…同期制御情報、46…ネ
ットワーク、50,60…PLC、47,48…ネット
ワークメモリ、53,63…モジュール間リンケージ用
メモリ、54,64…モジュール内部メモリ。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 福岡 昇平 茨城県日立市大みか町五丁目2番1号 株 式会社日立製作所大みか工場内

Claims (12)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 プログラマブルコントローラ(以下PL
    Cと称す)のプログラムソースと、該プログラムソース
    をコンパイルしたロードモジュールを管理する管理用計
    算機と、前記ロードモジュールを実行させる複数のPL
    Cと、前記管理用計算機と前記PLCとの間を通信機能
    とメモリ転写機能で接続するネットワーク装置とを備え
    るプログラム管理装置において、シーケンスプログラム
    を複数の機能モジュールであって機能モジュール単位の
    入れ換えを可能とする単位で分割して構成し、あるPL
    C内のシーケンスプログラムを入れ換えるとき必要な機
    能モジュールのみを入れ換えることを特徴とするプログ
    ラム管理方法。
  2. 【請求項2】 PLC内のシーケンス動作をする複数の
    機能モジュールで構成されたプログラム(以下タスクと
    呼ぶ)において、タスクを構成する複数の機能を各々ま
    とまった機能モジュールに分割し、各々の機能モジュー
    ル単位にモジュールを識別する名称とPLC内の格納ア
    ドレスと機能モジュールが実行終了後の次に実行する機
    能モジュール名称と格納アドレスを管理し機能モジュー
    ル単位にプログラムの配置と実行順番を同時に管理する
    ようにしたことを特徴とするプログラム管理方法。
  3. 【請求項3】 PLC内のシーケンス動作をする複数の
    機能モジュールで構成されたタスクにおいて、機能モジ
    ュールの作業用エリアを機能モジュールのみで使用する
    エリアと複数の機能モジュール間でリンケージするエリ
    アに分け、複数の機能モジュール間でリンケージするエ
    リアは作成する機能モジュールが参照する機能モジュー
    ル数分作成するようにしたことを特徴とするプログラム
    管理方法。
  4. 【請求項4】 1つの機能をシーケンス処理するプログ
    ラムを複数のPLCに配置し、実行終了したPLCから
    次に実行するPLCのプログラムへ同期して動作させる
    ようにしたことを特徴とするプログラム管理方法。
  5. 【請求項5】 複数のPLCと管理用計算機とをメモリ
    情報転写用メモリを有するネットワークにて接続したプ
    ログラム管理装置において、シーケンスプログラムを複
    数の独立した機能モジュールに分割して構成すると共
    に、機能モジュール間の管理情報を作成し、関連する複
    数の機能モジュールが別々のPLCに移動されたとき当
    該機能モジュール間の管理情報を前記メモリ情報転写用
    メモリに置いて管理することを特徴とするプログラム管
    理方法。
  6. 【請求項6】 PLCのプログラムソースと、該プログ
    ラムソースをコンパイルしたロードモジュールを管理す
    る管理用計算機と、前記ロードモジュールを実行させる
    複数のPLCと、前記管理用計算機と前記PLCとの間
    を通信機能とメモリ転写機能で接続するネットワーク装
    置とを備えるプログラム管理装置において、シーケンス
    プログラムを複数の機能モジュールであって機能モジュ
    ール単位の入れ換えを可能とする単位で分割して構成す
    る手段と、あるPLC内のシーケンスプログラムを入れ
    換えるとき必要な機能モジュールのみを入れ換える手段
    とを備えることを特徴とするプログラム管理装置。
  7. 【請求項7】 PLC内のシーケンス動作をする複数の
    機能モジュールで構成されたプログラム(以下タスクと
    呼ぶ)を管理するプログラム管理装置において、タスク
    を構成する複数の機能を各々まとまった機能モジュール
    に分割する手段と、各々の機能モジュール単位にモジュ
    ールを識別する名称とPLC内の格納アドレスと機能モ
    ジュールが実行終了後の次に実行する機能モジュール名
    称と格納アドレスを管理し機能モジュール単位にプログ
    ラムの配置と実行順番を同時に管理する手段を設けたこ
    とを特徴とするプログラム管理装置。
  8. 【請求項8】 PLC内のシーケンス動作をする複数の
    機能モジュールで構成されたタスクを管理するプログラ
    ム管理装置において、機能モジュールの作業用エリアを
    機能モジュールのみで使用するエリアと複数の機能モジ
    ュール間でリンケージするエリアに分ける手段と、複数
    の機能モジュール間でリンケージするエリアは作成する
    機能モジュールが参照する機能モジュール数分作成する
    手段を設けたことを特徴とするプログラム管理装置。
  9. 【請求項9】 1つの機能をシーケンス処理するプログ
    ラムを複数のPLCに配置する手段と、実行終了したP
    LCから次に実行するPLCのプログラムへ同期して動
    作させる手段とを設けたことを特徴とするプログラム管
    理装置。
  10. 【請求項10】 複数のPLCと管理用計算機とをメモ
    リ情報転写用メモリを有するネットワークにて接続した
    プログラム管理装置において、シーケンスプログラムを
    複数の独立した機能モジュールに分割して構成する手段
    と、機能モジュール間の管理情報を作成する手段と、関
    連する複数の機能モジュールが別々のPLCに移動され
    たとき当該機能モジュール間の管理情報を前記メモリ情
    報転写用メモリに配置して管理する手段とを備えること
    を特徴とするプログラム管理装置。
  11. 【請求項11】 複数のPLCと管理用計算機とをネッ
    トワークにて接続したプログラム管理装置において、シ
    ーケンスプログラムを複数の機能モジュールであって機
    能モジュール単位の入れ換えを可能とする単位で分割し
    て構成する手段と、あるPLC内のシーケンスプログラ
    ムを入れ換えるとき必要な機能モジュールのみを当該P
    LCを停止させることなくオンライン中に入れ換える手
    段とを備えることを特徴とするプログラム管理装置。
  12. 【請求項12】 プラントを構成する複数の被制御装置
    を制御する複数のPLCと、各PLCで実行されるシー
    ケンスプログラムを管理する管理用計算機と、各PLC
    間及び各PLCと管理用計算機間を接続するメモリ情報
    転写用メモリを有するネットワークとを備えるプラント
    コントローラシステムにおいて、シーケンスプログラム
    を複数の独立した機能モジュール単位に分割して管理す
    る手段と、PLCのシーケンスプログラムを入れ換える
    ときに必要な機能モジュールのみを入れ換えて1つのシ
    ーケンスプログラムを構成する手段と、ネットワークを
    通してあるPLCに移動した機能モジュールが他のPL
    Cの機能モジュールと関連するときはこれらの機能モジ
    ュール間の管理情報を前記メモリ情報転写用メモリに格
    納して該管理情報にて機能モジュール間の管理を行う手
    段と、シーケンスプログラムを実行するときに該シーケ
    ンスプログラムを構成する各機能モジュール間で同期制
    御が必要なときは同期制御を行う手段とを備えることを
    特徴とするプラントコントローラシステム。
JP11133992A 1992-04-30 1992-04-30 プログラム管理方法及びプログラム管理装置とプラントコントローラシステム Pending JPH05307403A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP11133992A JPH05307403A (ja) 1992-04-30 1992-04-30 プログラム管理方法及びプログラム管理装置とプラントコントローラシステム

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP11133992A JPH05307403A (ja) 1992-04-30 1992-04-30 プログラム管理方法及びプログラム管理装置とプラントコントローラシステム

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH05307403A true JPH05307403A (ja) 1993-11-19

Family

ID=14558694

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP11133992A Pending JPH05307403A (ja) 1992-04-30 1992-04-30 プログラム管理方法及びプログラム管理装置とプラントコントローラシステム

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH05307403A (ja)

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2009199146A (ja) * 2008-02-19 2009-09-03 Toshiba Mach Co Ltd プログラマブル・ロジック・コントローラ
CN103684175A (zh) * 2013-12-23 2014-03-26 广西大学 一种可重构的交流伺服驱动控制系统

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2009199146A (ja) * 2008-02-19 2009-09-03 Toshiba Mach Co Ltd プログラマブル・ロジック・コントローラ
CN103684175A (zh) * 2013-12-23 2014-03-26 广西大学 一种可重构的交流伺服驱动控制系统

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US5032975A (en) Controller for automatic assembling apparatus
US7380100B2 (en) Data processing system and control method utilizing a plurality of date transfer means
JP2001510651A (ja) 実行期間中のプログラミング可能なコンポーネントのための再構成方法
JPWO2002042853A1 (ja) プログラミング装置及びプログラミング方法
US6629165B1 (en) Programmable controller including intelligent module
US20020198970A1 (en) Programmable controller system
JPH05307403A (ja) プログラム管理方法及びプログラム管理装置とプラントコントローラシステム
JP6119452B2 (ja) プログラマブルコントローラシステム、その支援装置、プログラマブルコントローラ、プログラム
JP2004280299A (ja) コントローラ、開発装置及びシステム
JP2005141435A (ja) ツール
US20020099757A1 (en) Method and control unit for controlling technical procedures in a motor vehicle
US20070093917A1 (en) Storing and accessing relay ladder logic modules in a relational database
JPS59114602A (ja) プログラマブルコントロ−ラ
JPH03248204A (ja) プログラマブルコントローラの制御方法
JP2573251B2 (ja) プログラマブルコントローラの送信指定方法
CN219285720U (zh) 一种可级联计量芯片量产烧录系统
JP2621631B2 (ja) プログラマブルコントローラ
JP3331357B2 (ja) プログラマブルコントローラ
JPH11259308A (ja) プログラマブルコントローラ
JP2658578B2 (ja) プログラマブルコントローラ
JP3413860B2 (ja) デバッグ方式
CN107430385B (zh) 运算单元、工程设计工具及存储有工程设计工具程序的存储装置
JP2000250612A (ja) プログラマブルコントローラ
JP3328714B2 (ja) プログラマブルコントローラ
JPH02181831A (ja) プログラム制御方法