JPH05306996A - 原子吸光分光光度計 - Google Patents

原子吸光分光光度計

Info

Publication number
JPH05306996A
JPH05306996A JP13991792A JP13991792A JPH05306996A JP H05306996 A JPH05306996 A JP H05306996A JP 13991792 A JP13991792 A JP 13991792A JP 13991792 A JP13991792 A JP 13991792A JP H05306996 A JPH05306996 A JP H05306996A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
sample
graphite tube
atomization
measurement
arm
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP13991792A
Other languages
English (en)
Inventor
Hidehisa Nishigaki
日出久 西垣
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Shimadzu Corp
Original Assignee
Shimadzu Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Shimadzu Corp filed Critical Shimadzu Corp
Priority to JP13991792A priority Critical patent/JPH05306996A/ja
Publication of JPH05306996A publication Critical patent/JPH05306996A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Investigating, Analyzing Materials By Fluorescence Or Luminescence (AREA)
  • Investigating Or Analysing Materials By Optical Means (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 オートサンプラーのアームの長さを短かくし
て小型にするとともに、アームの回転方向の分解能が低
くてすむようにする。 【構成】 測定装置本体2にオートサンプラー8が組み
込まれ、オートサンプラー8のアーム16はノズル12
を試料容器の位置、混合容器の位置及び試料注入位置に
配置されたグラファイトチューブ6の試料導入穴14の
位置へ移動させる。試料注入位置はグラファイトチュー
ブ6が分析位置にあるときよりもオートサンプラー8に
近い位置にある。フレームレス方式の測定の前に、原子
化部が前方に引き出されてグラファイトチューブ6の試
料注入穴14が試料注入位置へ位置決めされ、調合され
た試料がノズル12によってグラファイトチューブ16
内に導入される。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は原子吸光分光光度計に関
し、特に原子化部としてフレームレス方式の原子化部を
少なくとも備え、フレームレス方式の原子化部のグラフ
ァト炉へ試料を注入するためのオートサンプラー(試料
自動注入装置)が組み込まれた自動測定方式の原子吸光
分光光度計に関するものである。
【0002】
【従来の技術】フレームレス方式の原子吸光測定におい
ては、測定光の光束上に設置された原子化部のグラファ
イト炉のグラファイトチューブに試料が導入される。グ
ラファイトチューブへの試料導入は、グラファイトチュ
ーブの上面に開けられた穴にオートサンプラーのノズル
を差し入れて行なっている。グラファイトチューブが設
置されている原子化部は外気からの汚染などの影響を避
けるために狭くしてあるので、オートサンプラーを使用
する場合にはノズルを移動させるための長いアームが必
要である。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】オートサンプラーのア
ームが長くなるとオートサンプラーの寸法が大きくな
り、また、アームの回転方向の角度分解能の高いものが
必要となる。アームの長さを短かくするとオートサンプ
ラーの寸法は小さくなるが、そのアームでノズルをグラ
ファイトチューブの試料導入穴に搬送できるところまで
オートサンプラーを原子化部に接近させて設置しなけれ
ばならない。原子化部にフレームレス方式の原子化部と
フレーム方式の原子化部をともに備えた原子吸光分光光
度計もあり、その場合には、グラファイト炉が手前に設
けられ、フレーム方式のバーナヘッドが奥側に設けられ
るのが普通であるので、フレーム方式の測定を行なうと
きには測定光束がフレーム中を通過するように原子化部
を前方に引き出すように原子化部を移動させる必要があ
る。原子化部に接近してオートサンプラーを設置した場
合には原子化部の移動の妨げになるので、オートサンプ
ラーも可動式とする必要がある。しかし、オートサンプ
ラーは通常測定装置の前面に設置されるので、オートサ
ンプラーを移動させるときには操作者がオートサンプラ
ーと測定装置の間に指を挾まれる危険性がある。また、
オートサンプラーを移動させないで放置したときには測
定が不能になるなどの問題が生じる。そこで、本発明は
オートサンプラーのアームの長さを短かくして原子吸光
分光光度計全体の大きさを小型にするとともに、アーム
の回転方向の分解能も実現しやすい程度のものとするこ
とを目的とするものである。
【0004】
【課題を解決するための手段】本発明ではオートサンプ
ラーは固定とし、フレームレス方式の原子化部のグラフ
ァイトチューブに試料を注入するときは、測定光束が原
子化部のグラファイトチューブを通過する分析位置での
グラファイトチューブの試料導入穴よりもオートサンプ
ラーに近い位置の試料注入位置へグラファイトチューブ
を移動させる。
【0005】
【作用】フレームレス方式の測定を行なうときは、グラ
ファイトチューブの試料導入穴が試料注入位置にくるま
で原子化部を前方に引き出し、オートサンプラーのアー
ムによって試料をノズルでグラファイトチューブの試料
導入穴に注入する。その後、グラファイトチューブを測
定光束が通過する分析位置に戻して測定を行なう。試料
をグラファイトチューブに注入するときは原子化部が試
料注入位置まで移動するので、オートサンプラのアーム
を長くする必要がなくなり、オートサンプラが小型にな
り、ひいては原子吸光分光光度計全体が小さくなる。ア
ームを長くする必要がなくなることから、アーム回転方
向の分解能が高くなくてもすむようになり、安価なオー
トサンプラーですむようになる。移動箇所が原子化部の
内部になるので、操作者が指を挾むなどの危険性がなく
なる。
【0006】
【実施例】図1は一実施例の外観斜視図である。(A)
はフレーム方式による測定時の状態を表わし、(B)は
フレームレス測定時の状態を表わしている。光源、分光
器及び検出部を含む測定装置本体2に、原子化部として
バーナヘッド4を含むフレーム方式の原子化部とグラフ
ァイトチューブ6を含むフレームレス方式の原子化部と
が一体化されたものが前後方向(X方向)及び上下方向
(Z方向)に移動可能に設けられている。原子化部の移
動機構は図1では省略されており、後で図2において詳
しく説明する。
【0007】測定装置本体2にはオートサンプラー8が
組み込まれている。オートサンプラー8は複数の試料容
器を保持して回転するターンテーブル10と、ターンテ
ーブル10上の試料をターンテーブル10上又はターン
テーブル10の外側に配置された混合容器を用いて標準
試料や希釈液と調合するノズル12、及びノズル12を
試料容器の位置、混合容器の位置及び試料注入位置に配
置されたグラファイトチューブ6の試料導入穴14の位
置へ移動させるアーム16を備えている。試料注入位置
はグラファイトチューブ6が分析位置(グラファイトチ
ューブ6を測定光束が通過する位置)にあるときよりも
オートサンプラー8に近い位置にある。
【0008】図1(A)に示されるフレーム方式の測定
状態では、フレーム18を測定光束が通過するように原
子化部が位置決めされており、霧化器に試料が吸入さ
れ、バーナヘッド4から発生するフレーム18中で試料
が原子化されて分析される。図1(B)に示されるフレ
ームレス方式の測定状態では、グラファイトチューブ1
6が測定光束の光軸上に位置決めされている。この測定
の前に、原子化部が前方に引き出されてグラファイトチ
ューブ6の試料注入穴14が試料注入位置へ位置決めさ
れ、調合された試料がノズル12によってグラファイト
チューブ16内に導入される。
【0009】図2に原子化部を移動させる移動機構の一
例を示す。支持台24がガイド26に案内されて水平面
内で光軸28方向(Y方向)に直交する前後方向(X方
向)に移動可能に支持されており、支持台24をX方向
に移動させるために支持台24の側面にはラック30が
設けられ、前後方向駆動用ステッピングモータ32の回
転軸に取りつけられたギア34がラック30と噛み合っ
ている。支持台24には第2の支持台36がガイド棒3
8と支持台24に設けられたガイド穴40とにより上下
方向(Z方向)に移動可能に支持されている。支持台3
6の裏面には支持台36の表面と直交する方向に延びる
ラック42が設けられ、ラック42には上下駆動用ステ
ッピングモータ44の回転軸に取りつけられたギヤ46
が噛み合っている。
【0010】支持台36上にはフレーム式原子化部とフ
レームレス式原子化部が一体化されて取りつけられてい
る。フレーム式原子化部のバーナヘッド4はX方向の奥
側に配置され、フレームレス式原子化部のグラファイト
チューブ6はX方向の手前側に配置されている。ステッ
ピングモータ32が作動することにより支持台24がX
方向に移動し、バーナヘッド4及びグラファイトチュー
ブ6は測定光束の光軸28に対して前後方向に移動す
る。ステッピングモータ44が作動することにより支持
台36がZ方向に移動し、バーナヘッド4とグラファイ
トチューブ6が上下方向に移動する。X方向とZ方向の
移動によりグラファイトチューブ6の試料導入穴14は
試料注入位置にも移動させられる。
【0011】次に、この実施例においてフレームレス方
式の測定を行なうときのグラファイトチューブ6の移動
と測定のタイミングを説明する。初めにオートサンプラ
ー8で試料が調合される。グラファイトチューブ6の試
料導入穴14がオートサンプラー8のノズル12の届く
位置まで、つまり試料注入位置まで移動する。グラファ
イトチューブ6に試料が注入され、グラファイトチュー
ブ6が測定光束の光軸28の位置まで戻されて測定が行
なわれる。
【0012】上記の動作ではオートサンプラー8で試料
を調合した後に原子化部のグラファイトチューブ6を試
料注入位置へ移動させているが、試料の調合と原子化部
の移動を同時に行なってもよく、その場合には測定時間
を短縮することができる。また、フレームレス方式の測
定では、乾燥・灰化及び原子化の段階を得なければなら
ず、1回の測定には約3分を要する。測定は灰化の終わ
りごろから原子化時に行なわれる。上記の動作の例では
グラファイトチューブ6に試料を注入し、グラファイト
チューブ6を測定光束28の光軸位置まで戻した後に測
定のための乾燥、灰化及び原子化を行なうようになって
いるが、グラファイトチューブ6が光軸28の位置まで
戻される前に試料注入後の乾燥から灰化にいたる工程を
開始し、グラファイトチューブ6が光軸28の位置に戻
ったころには測定を開始できるようにタイミングを計る
ことによって、測定時間をさらに短縮することができ
る。実施例は原子化部にフレーム方式とフレームレス方
式を一体的に備えたものを例として示しているが、本発
明はフレームレス方式の原子化部のみを備えた原子吸光
分光光度計にも適用することができる。
【0013】
【発明の効果】本発明では原子化部を試料注入位置まで
移動可能にし、オートサンプラーでフレームレス方式の
原子化部のグラファイトチューブに試料を注入するとき
にはグラファイトチューブの試料導入穴が試料注入位置
にくるようにしたので、オートサンプラーのアームを長
くする必要がなくなり、オートサンプラが小型になり、
ひいては原子吸光分光光度計全体が小さくなる。アーム
を長くする必要がなくなることから、アーム回転方向の
分解能が高くなくてもすむようになり、安価なオートサ
ンプラーですむようになる。移動箇所が原子化部の内部
になるので、操作者が指を挾むなどの危険性がなくな
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】一実施例を示す斜視図であり、(A)はフレー
ム方式の測定状態を示す図、(B)はフレームレス方式
の測定状態を示す図である。
【図2】同実施例における原子化部の移動機構の一例を
示す斜視図である。
【符号の説明】
2 測定装置本体 4 バーナヘッド 6 グラファイトチューブ 8 オートサンプラー 10 ターンテーブル 12 ノズル 14 グラファイトチューブの試料導入穴 16 オートサンプラーのアーム
─────────────────────────────────────────────────────
【手続補正書】
【提出日】平成4年5月11日
【手続補正1】
【補正対象書類名】図面
【補正対象項目名】全図
【補正方法】変更
【補正内容】
【図2】
【図1】

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 測定光を発する光源、試料を原子化する
    フレームレス方式の原子化部、原子化部を通過した測定
    光を分光する分光器、及び分光された測定光を検出する
    検出部を備えた測定装置と、この測定装置に組み込ま
    れ、測定光束が原子化部のグラファイトチューブを通過
    する分析位置でのグラファイトチューブの試料導入穴よ
    りも近い位置の試料注入位置へ試料を搬送して注入する
    試料自動注入装置と、原子化部のグラファイトチューブ
    を測定光がその中を通る分析位置及びグラファイトチュ
    ーブの試料導入穴が前記試料注入位置にくる位置の間で
    移動させる移動機構とを備えたことを特徴とする原子吸
    光分光光度計。
JP13991792A 1992-04-30 1992-04-30 原子吸光分光光度計 Pending JPH05306996A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP13991792A JPH05306996A (ja) 1992-04-30 1992-04-30 原子吸光分光光度計

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP13991792A JPH05306996A (ja) 1992-04-30 1992-04-30 原子吸光分光光度計

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH05306996A true JPH05306996A (ja) 1993-11-19

Family

ID=15256661

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP13991792A Pending JPH05306996A (ja) 1992-04-30 1992-04-30 原子吸光分光光度計

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH05306996A (ja)

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US7050165B2 (en) * 2003-01-30 2006-05-23 Hitachi Naka Instruments Co., Ltd. Atomic absorption spectrophotometer
JP2014505872A (ja) * 2011-01-12 2014-03-06 瀋陽華光精密儀器有限公司 原子吸光光度計

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US7050165B2 (en) * 2003-01-30 2006-05-23 Hitachi Naka Instruments Co., Ltd. Atomic absorption spectrophotometer
JP2014505872A (ja) * 2011-01-12 2014-03-06 瀋陽華光精密儀器有限公司 原子吸光光度計

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US4361401A (en) Automatic sample deposition in flameless analysis
US6292532B1 (en) Fluorescent X-ray analyzer useable as wavelength dispersive type and energy dispersive type
CN217651241U (zh) 用于pcr仪的进出仓装置和扩增设备
JP5181650B2 (ja) 分析システム
JPH05306996A (ja) 原子吸光分光光度計
CN112964362A (zh) 一种基于光谱仪的用于检测物体表面颜色的检测装置
US6222626B1 (en) Atomic absorption spectrometer
TWI788691B (zh) 原子吸光分光光度計
JPH0827232B2 (ja) 原子吸光分光光度計および原子吸光分光分析において光源−検出器の変動を補償する方法
JP7477072B2 (ja) 可変光路長システムのための光源
JP2513082B2 (ja) 原子吸光分析装置
US11143668B2 (en) Sampler device
JPH0197842A (ja) 原子吸光分光分析計
CN108731809A (zh) 原子吸收光谱仪及系统
JP2001165857A (ja) Icp発光分光分析装置
JP2002098659A (ja) 分析装置
JP3239914B2 (ja) 試料濃縮機能を備えた原子吸光分光光度計
CN219574493U (zh) 量子显微镜
JPS58132647A (ja) 黒鉛管へ試料を導入する装置
Stahl et al. Automation of a wire-filament atomiser helium microwave-induced plasma system
DE10163619B4 (de) Vorrichtung für die spektrometrische Analyse von Feststoffproben
JP3296862B2 (ja) 顕微鏡
EP0514678B1 (en) Sample setting method and apparatus for flame type atomic absorption spectrophotometry
JP2802413B2 (ja) Icp発光分光分析装置
JPS5866839A (ja) 発光分光分析装置