JPH05305599A - カッティングペン - Google Patents
カッティングペンInfo
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- JPH05305599A JPH05305599A JP13969092A JP13969092A JPH05305599A JP H05305599 A JPH05305599 A JP H05305599A JP 13969092 A JP13969092 A JP 13969092A JP 13969092 A JP13969092 A JP 13969092A JP H05305599 A JPH05305599 A JP H05305599A
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- Japan
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- cutter
- holder
- insertion hole
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Abstract
(57)【要約】
【目的】マグネットのような高価な構成部品の使用を排
除するとともに、簡潔な構成により、ホルダー部にカッ
ター部を回転自在に位置決めして保持する。 【構成】一方の端部に刃部14aを形成するとともに、
他方の端部に回動支点14bを形成し、かつ他方の端部
側の周部に、カム溝26を形成したカッター部14と、
軸方向に延長して穿設されるとともにカッター部14の
回動支点14bを支持する上面18aが形成されたカッ
ター部挿入孔18bおよびカッター部挿入孔18b内に
突出するように付勢されたスチールボール22を備えた
ホルダー部12とを有し、カッター部14が回動支点1
4bを上面18aに支持させるようにしてカッター部挿
入孔18b内に挿入された際に、スチールボール22が
カム溝26内に転動自在に着座するように構成した。
除するとともに、簡潔な構成により、ホルダー部にカッ
ター部を回転自在に位置決めして保持する。 【構成】一方の端部に刃部14aを形成するとともに、
他方の端部に回動支点14bを形成し、かつ他方の端部
側の周部に、カム溝26を形成したカッター部14と、
軸方向に延長して穿設されるとともにカッター部14の
回動支点14bを支持する上面18aが形成されたカッ
ター部挿入孔18bおよびカッター部挿入孔18b内に
突出するように付勢されたスチールボール22を備えた
ホルダー部12とを有し、カッター部14が回動支点1
4bを上面18aに支持させるようにしてカッター部挿
入孔18b内に挿入された際に、スチールボール22が
カム溝26内に転動自在に着座するように構成した。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、カッティングペンに関
し、特に、カッティングプロッタなどに使用されるカッ
ティングペンに関する。
し、特に、カッティングプロッタなどに使用されるカッ
ティングペンに関する。
【0002】
【従来の技術】近年、コンピュータ制御によって作動さ
れ、予め設定された形状にシートをカットするための装
置たるカッティングプロッタが、広く用いられてきてい
る。このようなカッティングプロッタに使用されるカッ
ティングペンは、シートのカットを円滑に行うために、
カッター部がホルダー部に取り付けられた際に、ホルダ
ー部に対してカッター部が、その軸心周りに回動自在の
状態となるような構造とされている。
れ、予め設定された形状にシートをカットするための装
置たるカッティングプロッタが、広く用いられてきてい
る。このようなカッティングプロッタに使用されるカッ
ティングペンは、シートのカットを円滑に行うために、
カッター部がホルダー部に取り付けられた際に、ホルダ
ー部に対してカッター部が、その軸心周りに回動自在の
状態となるような構造とされている。
【0003】このような構造の従来のカッティングペン
として、例えば、本願出願人により、特開平2−781
71号公報に示すカッティングペンが提案されている。
として、例えば、本願出願人により、特開平2−781
71号公報に示すカッティングペンが提案されている。
【0004】図4には、上記特開平2−78171号公
報に開示されたカッティングペンが示されており、カッ
ティングペン100は、筒状のカッターホルダー102
の上部側に止めネジ104をネジ結合させ、その下側に
マグネットホルダー106を介してマグネット108を
固定している。そして、マグネット108の下側にピボ
ットベアリング110を設けるとともに、カッターホル
ダー102の下端開口にミニチュアベアリング112を
設け、先端部に刃部114を加工して取り付けた磁性体
で構成されるカッター116を、上端部をピボットベア
リング110の中央部に位置決めし、下端側をミニチュ
アベアリング112内に挿通させた状態で、マグネット
108の吸引力によって、カッターホルダー102に支
持させている。
報に開示されたカッティングペンが示されており、カッ
ティングペン100は、筒状のカッターホルダー102
の上部側に止めネジ104をネジ結合させ、その下側に
マグネットホルダー106を介してマグネット108を
固定している。そして、マグネット108の下側にピボ
ットベアリング110を設けるとともに、カッターホル
ダー102の下端開口にミニチュアベアリング112を
設け、先端部に刃部114を加工して取り付けた磁性体
で構成されるカッター116を、上端部をピボットベア
リング110の中央部に位置決めし、下端側をミニチュ
アベアリング112内に挿通させた状態で、マグネット
108の吸引力によって、カッターホルダー102に支
持させている。
【0005】従って、図4に示すカッティングペン10
0にあっては、カッター116が、ピボットベアリング
110を介してマグネット108により吸引されること
によって、カッターホルダー102に保持されているの
で、カッター116のカッターホルダー102からの落
下防止が図られるとともに、カッター116がカッター
ホルダー102に対して、その軸心周りに回転自在に配
置されることになるものである。
0にあっては、カッター116が、ピボットベアリング
110を介してマグネット108により吸引されること
によって、カッターホルダー102に保持されているの
で、カッター116のカッターホルダー102からの落
下防止が図られるとともに、カッター116がカッター
ホルダー102に対して、その軸心周りに回転自在に配
置されることになるものである。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】上記した従来の技術に
あっては、カッター部たるカッターを保持するためのホ
ルダー部たるカッターホルダーに、カッター部を吸着す
るためのマグネットを配置し、マグネットの磁力を利用
して、ホルダー部からのカッター部の落下防止を図って
いたので、強力なマグネットが必要となり、マグネット
のコスト高が製造コストを上昇させる原因となっていた
という問題点があった。
あっては、カッター部たるカッターを保持するためのホ
ルダー部たるカッターホルダーに、カッター部を吸着す
るためのマグネットを配置し、マグネットの磁力を利用
して、ホルダー部からのカッター部の落下防止を図って
いたので、強力なマグネットが必要となり、マグネット
のコスト高が製造コストを上昇させる原因となっていた
という問題点があった。
【0007】また、カッター部をホルダー部に対して回
転自在に位置決めするためのピボットベアリングを、マ
グネットの下側に配設しなければならないため、組立作
業が煩雑になるという問題点があった。
転自在に位置決めするためのピボットベアリングを、マ
グネットの下側に配設しなければならないため、組立作
業が煩雑になるという問題点があった。
【0008】本発明は、従来の技術の有するこのような
問題点に鑑みてなされたものであり、その目的とすると
ころは、マグネットのような高価な構成部品の使用を排
除するとともに、簡潔な構成により、ホルダー部にカッ
ター部を回転自在に位置決めして保持することができる
ようにして、製造コストの低減を図るとともに、組立作
業を簡易化して作業工数を低減させたカッティングペン
を提供しようとするものである。
問題点に鑑みてなされたものであり、その目的とすると
ころは、マグネットのような高価な構成部品の使用を排
除するとともに、簡潔な構成により、ホルダー部にカッ
ター部を回転自在に位置決めして保持することができる
ようにして、製造コストの低減を図るとともに、組立作
業を簡易化して作業工数を低減させたカッティングペン
を提供しようとするものである。
【0009】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、本発明におけるカッティングペンは、一方の端部に
刃部を形成するとともに、他方の端部に回動支点を形成
した棒状体であり、さらに他方の端部側の周部に、凹所
を周方向に連続して無端状に形成したカッター部と、軸
方向に延長して穿設されるとともにカッター部の回動支
点を支持する当接部が形成された、カッター部を挿入す
るためのカッター部挿入孔およびこのカッター部挿入孔
内に突出するように付勢された転動体を備えたホルダー
部とを有し、カッター部が回動支点を当接部に支持させ
るようにしてカッター部挿入孔内に挿入された際に、転
動体が凹所内に転動自在に着座して、ホルダー部に対し
てカッター部を位置決めするとともに、軸心周りに回転
自在に保持するように構成したものである。
に、本発明におけるカッティングペンは、一方の端部に
刃部を形成するとともに、他方の端部に回動支点を形成
した棒状体であり、さらに他方の端部側の周部に、凹所
を周方向に連続して無端状に形成したカッター部と、軸
方向に延長して穿設されるとともにカッター部の回動支
点を支持する当接部が形成された、カッター部を挿入す
るためのカッター部挿入孔およびこのカッター部挿入孔
内に突出するように付勢された転動体を備えたホルダー
部とを有し、カッター部が回動支点を当接部に支持させ
るようにしてカッター部挿入孔内に挿入された際に、転
動体が凹所内に転動自在に着座して、ホルダー部に対し
てカッター部を位置決めするとともに、軸心周りに回転
自在に保持するように構成したものである。
【0010】さらに、転動体をカッター部挿入孔に対し
て直交する方向に付勢された球体として形成するととも
に、凹所を略V字形状のカム面を形成されたカム溝部と
して形成し、球体の中心とカム溝部の頂部とを偏倚して
配設し、これらの球体とカム面との係合によるカム作用
により、当接部に対して回動支点が常時付勢されるよう
に、カッター部にスラスト力が発生されるように構成し
たものである。
て直交する方向に付勢された球体として形成するととも
に、凹所を略V字形状のカム面を形成されたカム溝部と
して形成し、球体の中心とカム溝部の頂部とを偏倚して
配設し、これらの球体とカム面との係合によるカム作用
により、当接部に対して回動支点が常時付勢されるよう
に、カッター部にスラスト力が発生されるように構成し
たものである。
【0011】
【作用】カッター部は、カッター部に対して付勢されて
凹所内に着座した転動体を介して、ホルダー部に穿設さ
れたカッター部挿入孔内に保持されるため、転動体が凹
所と転動自在に係合するので、カッター部が重力によっ
て下方に落下することが防止されるとともに、位置決め
されて軸心周り方向に容易に回転できるようになる。
凹所内に着座した転動体を介して、ホルダー部に穿設さ
れたカッター部挿入孔内に保持されるため、転動体が凹
所と転動自在に係合するので、カッター部が重力によっ
て下方に落下することが防止されるとともに、位置決め
されて軸心周り方向に容易に回転できるようになる。
【0012】また、転動体を球体として構成するととも
に、凹所をカム溝として構成した場合には、両者の間の
カム作用により、カッター部にスラスト力が発生され、
回動支点が常時当接部に付勢されるようになり、一層安
定してカッター部の位置決めを行うことができるように
なる。
に、凹所をカム溝として構成した場合には、両者の間の
カム作用により、カッター部にスラスト力が発生され、
回動支点が常時当接部に付勢されるようになり、一層安
定してカッター部の位置決めを行うことができるように
なる。
【0013】
【実施例】以下、図面に基づいて、本発明によるカッテ
ィングペンを詳細に説明するものとする。
ィングペンを詳細に説明するものとする。
【0014】図1乃至図3は、本発明によるカッティン
グペンの一実施例を示している。カッティングペン10
は、ホルダー部12と、先端部に形成された刃部14a
を下方へ突出するようにして、ホルダー部12内に内挿
された棒状のカッター部14とよりなる。
グペンの一実施例を示している。カッティングペン10
は、ホルダー部12と、先端部に形成された刃部14a
を下方へ突出するようにして、ホルダー部12内に内挿
された棒状のカッター部14とよりなる。
【0015】ホルダー部12は、略円筒状であって、上
部側に大径凹所16aを形成するとともに、この大径凹
所16aと連通するようにして、軸方向に貫通したカッ
ター部挿入孔16bを形成したカッターホルダー16
と、大径凹所16a内に装着されたボールケース18
と、カッター部挿入孔16bの下端部に、接着あるいは
圧入などの適宜の手段により配設されたベアリング20
とより構成されている。
部側に大径凹所16aを形成するとともに、この大径凹
所16aと連通するようにして、軸方向に貫通したカッ
ター部挿入孔16bを形成したカッターホルダー16
と、大径凹所16a内に装着されたボールケース18
と、カッター部挿入孔16bの下端部に、接着あるいは
圧入などの適宜の手段により配設されたベアリング20
とより構成されている。
【0016】ボールケース18は、カッターホルダー1
6の大径凹所16a内に、接着あるいは圧入などの適宜
の手段により固定されている。そして、ボールケース1
8の下部略中央部位には、カッター部14の上部を、そ
の上端部の回動支点14bを上面18aに当接させて配
置するためのカッター部挿入孔18bが、軸方向に延長
して形成されている。
6の大径凹所16a内に、接着あるいは圧入などの適宜
の手段により固定されている。そして、ボールケース1
8の下部略中央部位には、カッター部14の上部を、そ
の上端部の回動支点14bを上面18aに当接させて配
置するためのカッター部挿入孔18bが、軸方向に延長
して形成されている。
【0017】さらに、ボールケース18には、カッター
部挿入孔18bと直交する方向に延長する孔18cが穿
設されている。孔18cは、夾角が120度の等角度と
なるように三箇所形成されている。この孔18c内に
は、転動体たるスチールボール22が転動自在に配置さ
れており、このスチールボール22は、付勢部材たるス
プリング24によって、軸心の中心方向に付勢されて、
カッター部挿入孔18b内に突出するようになされてい
る。なお、孔18cの軸心側の開口部18dは、スプリ
ング24によって付勢されたスチールボール22が、開
口部18dから落下しないようにするために、スチール
ボール22の直径よりも若干細径となるように形成され
ている。
部挿入孔18bと直交する方向に延長する孔18cが穿
設されている。孔18cは、夾角が120度の等角度と
なるように三箇所形成されている。この孔18c内に
は、転動体たるスチールボール22が転動自在に配置さ
れており、このスチールボール22は、付勢部材たるス
プリング24によって、軸心の中心方向に付勢されて、
カッター部挿入孔18b内に突出するようになされてい
る。なお、孔18cの軸心側の開口部18dは、スプリ
ング24によって付勢されたスチールボール22が、開
口部18dから落下しないようにするために、スチール
ボール22の直径よりも若干細径となるように形成され
ている。
【0018】また、カッター部14の回動支点14b側
の周部には、凹所たるカム溝部26が形成されている。
このカム溝26は、カッター部14がカッターホルダー
16のカッター部挿入孔16bおよびボールケース18
のカッター部挿入孔18b内に挿入され、回動支点14
bがカッター部挿入孔18bの上面18aと当接した際
に、スチールボール22の中心Oよりも若干下方に、頂
部26aが位置するような寸法に設定されたV字形状の
カム面26bを形成されている。
の周部には、凹所たるカム溝部26が形成されている。
このカム溝26は、カッター部14がカッターホルダー
16のカッター部挿入孔16bおよびボールケース18
のカッター部挿入孔18b内に挿入され、回動支点14
bがカッター部挿入孔18bの上面18aと当接した際
に、スチールボール22の中心Oよりも若干下方に、頂
部26aが位置するような寸法に設定されたV字形状の
カム面26bを形成されている。
【0019】以上の構成において、カッティングペン1
0を組み立てるには、まずカッターホルダー16にボー
ルケース18およびベアリング20を固定することによ
り、ホルダー部12を形成する。その後に、カッター部
14を、カッター部挿入孔16bの下端部に固定された
ベアリング20内を挿通するようにして、カッター部挿
入孔16b内に挿入する。そして、さらにスチールボー
ル20の付勢力に抗して、カッター部14を上方に押し
込み、カッター部挿入孔18a内に挿入し、カッター部
14の回動支点14bをカッター部挿入孔18bの上面
18aと当接させる。
0を組み立てるには、まずカッターホルダー16にボー
ルケース18およびベアリング20を固定することによ
り、ホルダー部12を形成する。その後に、カッター部
14を、カッター部挿入孔16bの下端部に固定された
ベアリング20内を挿通するようにして、カッター部挿
入孔16b内に挿入する。そして、さらにスチールボー
ル20の付勢力に抗して、カッター部14を上方に押し
込み、カッター部挿入孔18a内に挿入し、カッター部
14の回動支点14bをカッター部挿入孔18bの上面
18aと当接させる。
【0020】この際に、等間隔に三箇所形成された孔1
8c内に配置されたスチールボール22が、スプリング
24による付勢力により、カム溝部26内に等間隔の三
方向から転動自在に嵌合着座するため、カッターホルダ
ー16に対してカッター部14が位置決めされて、軸心
周りに回転自在かつ下方への落下を防止されて保持され
ることになる。
8c内に配置されたスチールボール22が、スプリング
24による付勢力により、カム溝部26内に等間隔の三
方向から転動自在に嵌合着座するため、カッターホルダ
ー16に対してカッター部14が位置決めされて、軸心
周りに回転自在かつ下方への落下を防止されて保持され
ることになる。
【0021】スチールボール22とカム溝26との係合
関係は、図3に示すように、カム溝26の頂部26aよ
りもスチールボール22の中心Oが、常に上方に位置さ
れるような寸法に設定されているため、スチールボール
22はカム溝26の頂部26aより上方に位置するカム
面26bに常時付勢されることになる。このため、カム
作用により、スプリング24による図3上矢印A方向の
付勢力が、上方への矢印B方向の力に変化されるため、
常時カッター部14の回動支点14bを上面18dに対
して押しつけることができるようになり、カッター部1
4を一層安定して位置決めすることができる。
関係は、図3に示すように、カム溝26の頂部26aよ
りもスチールボール22の中心Oが、常に上方に位置さ
れるような寸法に設定されているため、スチールボール
22はカム溝26の頂部26aより上方に位置するカム
面26bに常時付勢されることになる。このため、カム
作用により、スプリング24による図3上矢印A方向の
付勢力が、上方への矢印B方向の力に変化されるため、
常時カッター部14の回動支点14bを上面18dに対
して押しつけることができるようになり、カッター部1
4を一層安定して位置決めすることができる。
【0022】
【発明の効果】本発明は、以上説明したように構成され
ているので、以下に記載されるような効果を奏する。
ているので、以下に記載されるような効果を奏する。
【0023】一方の端部に刃部を形成するとともに、他
方の端部に回動支点を形成した棒状体であり、さらに他
方の端部側の周部に、凹所を周方向に連続して無端状に
形成したカッター部と、軸方向に延長して穿設されると
ともにカッター部の回動支点を支持する当接部が形成さ
れた、カッター部を挿入するためのカッター部挿入孔お
よびこのカッター部挿入孔内に突出するように付勢され
た転動体を備えたホルダー部とを有し、カッター部が回
動支点を当接部に支持させるようにしてカッター部挿入
孔内に挿入された際に、転動体が凹所内に転動自在に着
座するように構成したため、カッター部は、カッター部
に対して付勢されて凹所内に着座した転動体を介して、
ホルダー部に穿設されたカッター挿入部内に保持される
ので、転動体が凹所と転動自在に係合して、カッター部
が重力によって下方に落下することを防止できるととも
に、カッター部が位置決めされて、軸心周り方向に容易
に回転することができる。
方の端部に回動支点を形成した棒状体であり、さらに他
方の端部側の周部に、凹所を周方向に連続して無端状に
形成したカッター部と、軸方向に延長して穿設されると
ともにカッター部の回動支点を支持する当接部が形成さ
れた、カッター部を挿入するためのカッター部挿入孔お
よびこのカッター部挿入孔内に突出するように付勢され
た転動体を備えたホルダー部とを有し、カッター部が回
動支点を当接部に支持させるようにしてカッター部挿入
孔内に挿入された際に、転動体が凹所内に転動自在に着
座するように構成したため、カッター部は、カッター部
に対して付勢されて凹所内に着座した転動体を介して、
ホルダー部に穿設されたカッター挿入部内に保持される
ので、転動体が凹所と転動自在に係合して、カッター部
が重力によって下方に落下することを防止できるととも
に、カッター部が位置決めされて、軸心周り方向に容易
に回転することができる。
【0024】従って、簡潔な構成により、また高価なマ
グネットやピボットベアリングを使用することなく、ホ
ルダー部にカッター部を回転自在に位置決めして保持す
ることができるようになるため、製造コストの低減を図
ることができるとともに、組立作業を簡易化して作業工
数を低減させることが可能となる。
グネットやピボットベアリングを使用することなく、ホ
ルダー部にカッター部を回転自在に位置決めして保持す
ることができるようになるため、製造コストの低減を図
ることができるとともに、組立作業を簡易化して作業工
数を低減させることが可能となる。
【0025】さらに、転動体をカッター部挿入孔に対し
て直角方向に付勢された球体として形成するとともに、
凹所を略V字形状のカム面を形成されたカム溝部として
形成し、球体の中心とカム溝部の頂部とを偏倚して配設
し、これらの球体とカム面との係合によるカム作用によ
り、回動支点が当接部に対して常時付勢されるように、
カッター部にスラスト力が常時発生されるように構成し
たものにあっては、このスラスト力によって、回動支点
が常時当接部に付勢されるようになり、一層安定してカ
ッター部の位置決めを行うことができるようになる。
て直角方向に付勢された球体として形成するとともに、
凹所を略V字形状のカム面を形成されたカム溝部として
形成し、球体の中心とカム溝部の頂部とを偏倚して配設
し、これらの球体とカム面との係合によるカム作用によ
り、回動支点が当接部に対して常時付勢されるように、
カッター部にスラスト力が常時発生されるように構成し
たものにあっては、このスラスト力によって、回動支点
が常時当接部に付勢されるようになり、一層安定してカ
ッター部の位置決めを行うことができるようになる。
【0026】また、カッター部の上端部側のホルダー部
に、カッター部を吸引するマグネットを配置するための
スペースを設ける必要がないので、軸方向の全長を短く
することができ、カッティングペンを小型化することが
できる。
に、カッター部を吸引するマグネットを配置するための
スペースを設ける必要がないので、軸方向の全長を短く
することができ、カッティングペンを小型化することが
できる。
【0027】さらに、マグネットに吸引される磁性体に
よりカッター部を構成する必要がないので、カッター部
の材料として任意の材料を選択できるので、設計の裕度
を広げることができる。
よりカッター部を構成する必要がないので、カッター部
の材料として任意の材料を選択できるので、設計の裕度
を広げることができる。
【0028】さらにまた、マグネットによりカッター部
を吸引した場合には、カッター部の上端部を磁性体で構
成する必要があったが、刃部に関しては強度増加のため
に磁性体以外の材料を先端部に取り付けるために特別な
加工を施していた。しかしながら、本発明においては、
任意の材料を選択できるため、刃部のみの加工を特別に
行う必要がないので加工工数を低減することができる。
を吸引した場合には、カッター部の上端部を磁性体で構
成する必要があったが、刃部に関しては強度増加のため
に磁性体以外の材料を先端部に取り付けるために特別な
加工を施していた。しかしながら、本発明においては、
任意の材料を選択できるため、刃部のみの加工を特別に
行う必要がないので加工工数を低減することができる。
【図1】本発明によるカッティングペンの一実施例を示
し、図2のI−I線による一部断面説明図である。
し、図2のI−I線による一部断面説明図である。
【図2】図1のII−II線による断面図である。
【図3】図1の要部拡大説明図である。
【図4】従来のカッティングペンを示す、図1に対応す
る一部断面説明図である。
る一部断面説明図である。
10 カッティングペン 12 ホルダー部 14 カッター部 14a 刃部 14b 回動支点 16 カッターホルダー 16a 大径凹所 16b カッター部挿入孔 18 ボールケース 18a 上面 18b カッター部挿入孔 18c 孔 18d 開口部 20 ベアリング 22 スチールボール 24 スプリング 26 カム溝 26a 頂部 26b カム面
Claims (2)
- 【請求項1】 一方の端部に刃部を形成するとともに、
他方の端部に回動支点を形成した棒状体であり、前記他
方の端部側の周部に、凹所を周方向に連続して無端状に
形成したカッター部と、 軸方向に延長して穿設されるとともに前記カッター部の
前記回動支点を支持する当接部を形成した、前記カッタ
ー部を挿入するためのカッター部挿入孔と、前記カッタ
ー部挿入孔内に突出するように付勢された転動体とを備
えたホルダー部とを有し、 前記カッター部が、前記回動支点を前記当接部に支持さ
せるようにして前記カッター部挿入孔内に挿入された際
に、前記転動体が前記凹所内に転動自在に着座して、前
記ホルダー部に対して前記カッター部を位置決めすると
ともに、軸心周りに回転自在に保持したことを特徴とす
るカッティングペン。 - 【請求項2】 前記転動体は前記カッター部挿入孔に対
して直交する方向に付勢された球体であるとともに、前
記凹所は略V字形状のカム面を形成されたカム溝部であ
り、前記球体の中心と前記カム溝部の頂部とを偏倚して
配設し、前記球体と前記カム面との係合によるカム作用
により、前記当接部に対して前記回動支点を常時付勢す
るように、前記カッター部にスラスト力を発生させた請
求項1記載のカッティングペン。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP04139690A JP3117787B2 (ja) | 1992-05-01 | 1992-05-01 | カッティングペン |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
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JP04139690A JP3117787B2 (ja) | 1992-05-01 | 1992-05-01 | カッティングペン |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
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JPH05305599A true JPH05305599A (ja) | 1993-11-19 |
JP3117787B2 JP3117787B2 (ja) | 2000-12-18 |
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ID=15251157
Family Applications (1)
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JP04139690A Expired - Fee Related JP3117787B2 (ja) | 1992-05-01 | 1992-05-01 | カッティングペン |
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JP (1) | JP3117787B2 (ja) |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
CN102198470A (zh) * | 2010-03-25 | 2011-09-28 | 康准电子科技(昆山)有限公司 | 冲头组件及应用该冲头组件的模具 |
US11311024B2 (en) | 2009-12-23 | 2022-04-26 | Cricut, Inc. | Foodstuff crafting apparatus, components, assembly, and method for utilizing the same |
-
1992
- 1992-05-01 JP JP04139690A patent/JP3117787B2/ja not_active Expired - Fee Related
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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CN102198470A (zh) * | 2010-03-25 | 2011-09-28 | 康准电子科技(昆山)有限公司 | 冲头组件及应用该冲头组件的模具 |
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Publication number | Publication date |
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