JPH05305295A - 過酸化水素含有排水の処理方法及びその装置 - Google Patents

過酸化水素含有排水の処理方法及びその装置

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JPH05305295A
JPH05305295A JP4135832A JP13583292A JPH05305295A JP H05305295 A JPH05305295 A JP H05305295A JP 4135832 A JP4135832 A JP 4135832A JP 13583292 A JP13583292 A JP 13583292A JP H05305295 A JPH05305295 A JP H05305295A
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憲二 杉井
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 簡便な操作、簡単な装置により短時間、かつ
極めて低コストでH22 を確実に除去し、H2 2
ークの心配を皆無とする過酸化水素含有排水の処理方法
及びその装置を提供する。 【構成】 H2 2 を含有する酸性排水11の流入口と
微生物汚泥供給口を設けた槽内に攪拌機4を設けると共
に、この槽に中和処理装置を設けてH2 2 の分解反応
槽1とし、これを沈澱槽2に連絡する。この沈澱槽の沈
澱汚泥排出口は脱水工程3に、上澄水流出口は必要によ
り、直接又は脱F工程を介して、生物処理工程にそれぞ
れ連絡する。 【効果】 従来の薬剤投入法に伴う処理水塩分増の問題
がなくなるうえ、既設の排水処理装置に汚泥供給ライン
を新設するだけでH2 2 の確実な処理が可能となる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、排水中の過酸化水素
(H2 2 )を微生物汚泥により還元無害化する方法に
関する。
【0002】
【従来の技術】H2 2 は各産業分野で使用されている
が、最近は特に半導体製造業のウェーハ製造プロセス及
びデバイス形成プロセスにおいて他の無機薬品と組み合
わされ、HF/H2 2 ,NH3 /H2 2 ,HCl/
2 2 というような構成で洗浄プロセスで多量に用い
られている。これらの洗浄プロセスより多量に排出され
るH2 2 は洗浄工程自体では殆ど還元されておらず、
ほぼそのままの量が排水処理場へ流入し、何らかの還元
処理を施し、あるいは影響のないレベルにまで希釈して
放流されている。H2 2 は3%程度で消毒殺菌剤とし
て使用されていることは周知の通りで、もし無処理で放
流すれば下流生物への影響があり、またH2 2 排水に
有機物が混っている場合は生物処理工程で処理すること
が多く、そのようなシステムでは、生物処理工程以前で
無害なレベルまでH2 2 を除去する必要がある。
【0003】H2 2 を分解する方法は理論上各種ある
が、従来の一般的な処理方法は下記の3方法である。 (1)活性炭によるH2 2 の還元法 反応式:2H2 2 +C→CO2 +2H2 O (2)無機系還元薬品によるH2 2 の還元法 反応式:2NaHSO3 +2H2 2 →Na2 SO4
2 SO4 +2H2 O Na2 SO3 +H2 2 →Na2 SO4 +H2 O (3)有機系還元薬品による還元法 H2 2 分解酵素を含有する薬品(水処理薬品メーカー
より販売されている)により処理するものである。 反応式:2H2 2 +C→CO2 +2H2
【0004】
【発明が解決しようとする課題】H2 2 が確実に濃
度、水量共一定で排水処理設備に排出される場合には、
対H2 2 反応当量より少し過剰の還元薬品を定量的に
投入すればよい。またH2 2 排水が高濃度で少水量で
あれば回分的に確実な処理が、従来方法によっても容易
に可能である。しかし、通常どんな排水においても、そ
の水量変動、濃度変動が激しいのが一般的である。それ
らを処理設備以前に均一に調整できるような巨大なバッ
ファタンクをもつようなことは常識的には不可能であ
る。一般的には、一日当たりの平均濃度に対してピーク
値は数十倍になることが多い。上記3方法において最も
一般的な手法ではNaHSO3 (重亜硫酸ソーダ)が使
われる。この場合、流入変動に対応する方法としては、
2 2 の存在を感知する自動モニターというものが未
だ開発されていない為、唯一の手段は酸化還元電位計に
より制御する方法である。
【0005】しかし、酸化還元電位計(以下ORP)は
pH中性下でしか正しい電位を指示しない為、確実な中
和設備を必要とする。しかるにNaHSO3 との反応で
は、H2 SO4 を生成する為、確実な中和が通常困難で
あるという欠点を有する。Na2 SO3 ならばH2 SO
4 を生成する欠点がないが、Na2 SO3 が一般的手段
として採用されていない理由は、薬剤コストが高いこと
と、市場において液状品が流通していないので溶解させ
る設備が必要となる為である。これらの無機薬品のかわ
りとして最近使用され始めているのが、H2 2 分解酵
素という液状薬品である。この薬品を用いる方法の長所
は大きな設備を要せず、簡単な注入設備だけあれば良い
ということであるが、逆に短所はH2 2 分解に要する
半減期が30分で、ほぼ完全に反応させるのには2時間
以上の反応時間、即ち反応槽を必要とし流入変動の激し
い場合は反応当量より過剰なコストをしいられることで
ある。活性炭充填槽にH2 2 排水を送水する方法が最
も安全確実な方法である。この方法は、薬剤処理方法と
異なり、対H2 2 反応当量当たり過剰なランニングコ
ストになることはないが、設備費用が巨大となる欠点が
ある。
【0006】以上、現状の代表的なH2 2 処理方法を
紹介したが、いずれの方法も新たな設備投資が必要とな
り、かつランニングコストは流入H2 2 に比例し膨大
なコストとなる。また、確実なH2 2 モニターが存在
しない為、通常過剰な薬剤を投入しがちである。さもな
くば、多少のH2 2 のリークは無視することとなって
しまう。いずれにしても、添加薬剤を多用する方法はコ
ストばかりでなく地球環境的視野に立ってみれば、排水
浄化プロセスとして極めて不合理である。すなわち、処
理という名のもとに、処理用添加薬剤を使用しそれによ
る塩分増加は全く無視するような従来の排水処理手段
は、コスト面だけではなく地球環境面でみても最良では
ない。活性炭は添加薬剤を使わぬ点では良い方法ではあ
るが、再生の為、新炭製造と同程度のエネルギーを消耗
する点で最良とはいえない。
【0007】本発明者らがH2 2 の完全な処理を必要
とした理由を以下に述べる。すなわち従来HF,HNO
3 ,CH3 COOHその他を含有する混合排水を処理す
る、図3に示すような前段の脱F工程31と、後段の脱
BOD脱N工程41とからなる系統へ新たにHF/H2
2 が合流することになった場合、F処理の後段の微生
物反応によるBOD成分や窒素化合物の生物酸化還元処
理の前にH2 2 を、如何にすれば微生物に無害なレベ
ルにまで処理できるであろうかということが課題となっ
た。上記脱BOD脱N工程41は、脱F工程31の沈澱
槽35からの上澄水36中のBOD成分(CH3 COO
Hなど)を好気性菌により、窒素化合物(HNO3,N
3 等)を硝化菌及び脱窒菌によりそれぞれ除去すると
共に、生物脱N槽42、後曝気槽43で増殖した微生物
を生物沈澱槽44で微生物汚泥として沈澱分離し、その
一部を生物脱N槽42への返送汚泥48とし、残部を余
剰汚泥49とするものである。
【0008】ところで、排水の生物処理に関する文献等
によると、BOD除去だけの好気性菌だとH2 2 のリ
ークは大した影響はないという事例があるようである
が、どの程度だという詳細な事例はない。硝化菌は阻害
が大きいという事例が多い。脱Nに関する事例は少ない
が、H22 のリーク分、脱N効率が低下することは明
白である。また、通常の生物処理では菌は浮遊混合型な
ので影響が少ないとされているが、円転円板方式のよう
な生物膜付着方式では、H2 2 のリークにより生物膜
が剥がれるという事例が多い。上記のように生物処理に
対するH2 2 のリークの事例は少ないが、リークは生
物処理に対しミニマムであった方が良いと言える。
【0009】本発明は、上記諸問題を解決するものであ
り、その目的は簡便な操作、簡単な装置により極めて短
時間、かつ低コストで排水中の過酸化水素を確実に還元
無害化することができる過酸化水素含有排水の処理方法
及びその装置を提供することにある。
【0010】
【課題を解決するための手段】請求項1に記載の過酸化
水素含有排水の処理方法は、過酸化水素含有排水に、排
水の生物学的処理工程で増殖した微生物汚泥を添加混合
して、過酸化水素を還元無害化することを特徴とする。
【0011】請求項2に記載の過酸化水素含有排水の処
理方法は、過酸化水素及び、BOD成分として少なくと
も酢酸を含有する酸性排水を中和処理したのち、微生物
汚泥を添加混合して過酸化水素を還元無害化し、この無
害化処理液中の汚泥を沈澱分離し、上澄水を生物学的処
理工程に導入して前記BOD成分を除去すると共に、こ
の生物学的処理工程で増殖した微生物汚泥を前記還元無
害化処理工程用の微生物汚泥として利用することを特徴
とする。
【0012】請求項3に記載の過酸化水素含有排水の処
理方法は、過酸化水素と、無機酸として少なくともフッ
化水素と、BOD成分として少なくとも酢酸とを含有す
る酸性排水を中和脱フッ素処理したのち、微生物汚泥を
添加混合して過酸化水素を還元無害化し、この無害化処
理液中の汚泥を沈澱分離し、上澄水を生物学的処理工程
に導入して前記BOD成分を除去すると共に、この生物
学的処理工程で増殖した微生物汚泥を前記還元無害化処
理工程用の微生物汚泥として利用することを特徴とす
る。
【0013】請求項9に記載の過酸化水素含有排水の処
理方法は、過酸化水素と、無機酸として少なくともフッ
化水素と、BOD成分と窒素化合物とを含有する排水を
脱フッ素処理工程の第1反応槽に導入し消石灰を添加混
合してフッ化水素をフッ化カルシウムとなし、次いでこ
の排水を第2反応槽に導入し鉱酸を添加混合して前記フ
ッ化カルシウムを造粒すると共に、これら第1反応槽、
第2反応槽の少なくとも一方に微生物汚泥を添加混合し
て過酸化水素の還元無害化処理を行い、さらに第2反応
槽からの無害化処理液に高分子凝集剤を添加混合して前
記微生物汚泥及び造粒物を凝集処理したのち、沈澱槽に
導入して沈澱汚泥と上澄水に分離し、この上澄水中のB
OD成分及び窒素化合物は生物学的硝化脱窒素工程で処
理し、この工程の生物汚泥沈澱槽で分離された生物沈澱
汚泥を前記還元無害化処理用の微生物汚泥として利用す
ることを特徴とする。
【0014】請求項10に記載の過酸化水素含有排水の
処理装置は、中和剤注入口及び微生物汚泥供給口を有す
る槽内に攪拌機とpH電極を設けた過酸化水素の分解反
応槽を、直接又は沈澱槽を介して脱水装置に連絡し、前
記中和剤注入口は中和剤注入装置に連絡し、前記pH電
極はpH指示調節計を介して前記中和剤注入装置と連絡
し、前記微生物汚泥供給口は、排水の生物学的処理装置
における生物汚泥沈澱槽の生物沈澱汚泥排出口に連絡し
たことを特徴とする。
【0015】
【作用】請求項1に記載の過酸化水素含有排水の処理方
法においては、過酸化水素は微生物汚泥中の微生物(好
気性細菌、嫌気性細菌、原生動物など)の細胞と反応し
て水と酸素に還元分解され、微生物は反応により死滅す
る。
【0016】請求項9に記載の過酸化水素含有排水の処
理方法においては、過酸化水素は脱フッ素処理工程の第
1反応槽及び/又は第2反応槽で微生物汚泥中の微生物
と反応して水と酸素に還元分解され、フッ化水素は第1
反応槽で消石灰と反応して微粒子状のフッ化カルシウム
となり、第2反応槽では鉱酸によるpH調整でこのフッ
化カルシウムの造粒が進行し、さらに高分子凝集剤の添
加により第2反応槽内の微生物汚泥及び上記造粒物の凝
集反応が進行し、この凝集物は沈澱槽において沈澱汚泥
となり脱フッ素処理ずみの上澄水と分離される。この上
澄水中に残留するBOD成分及び窒素化合物は、次段の
生物学的硝化脱窒素工程で処理され、ここで増殖した微
生物は生物沈澱汚泥として分離され、その一部が第1反
応槽及び/又は第2反応槽に供給されて過酸化水素の還
元分解に利用される。
【0017】請求項10に記載の過酸化水素含有排水の
処理装置においては、分解反応槽に過酸化水素含有排水
を導入し、攪拌機を作動すると共にpH指示調節計によ
りpHを所定値に設定すれば、このpH指示調節計と中
和剤注入装置との連動により上記排水のpHが上記所定
値に調整され、ここで生物沈澱汚泥(微生物汚泥)を供
給すれば、過酸化水素の還元分解が進行する。そして、
上記分解反応槽内の汚泥混合液の微生物汚泥濃度が比較
的高い場合には、これを直接脱水装置で処理して過酸化
水素処理水と脱水ケーキに分離し、濃度が比較的低い場
合には微生物汚泥を沈澱槽で濃縮したのち、脱水処理す
る。
【0018】
【実施例】次に本発明を、図面に示す実施例によりさら
に詳細に説明する。 実施例1 図1は、過酸化水素(H2 2 )を比較的低濃度に含有
する酸性排水の処理装置を示しており、この装置はH2
2 の分解反応槽1と、これに連絡した沈澱槽2とによ
り構成され、この沈澱槽の沈澱汚泥排出口は脱水工程3
に連絡されている。上記分解反応槽1は、中和剤注入口
及び微生物汚泥供給口(いずれも図示せず)を有する槽
内に攪拌機4とpH電極(図示せず)を設けたもので、
このpH電極は、槽外に設けたpH指示調節計を介して
中和剤注入装置(いずれも図示せず)に連絡されてい
る。上記微生物汚泥供給口は、BODや窒素化合物を含
有する排水の生物学的処理装置における生物汚泥沈澱槽
(図示せず)の生物沈澱汚泥排水口に連絡されている。
【0019】そして、この装置では、例えば最高H2
2 濃度2000ppm、平均H2 2 濃度100ppm
で流量水量が数十m3 /hのH2 2 を含有する酸性排
水11は、分解反応槽1でpH6〜10、好ましくは7
〜8の範囲内にpH調整されたのち、微生物汚泥12の
添加混合によりH2 2 が還元無害化される。この無害
化処理液(汚泥混合液)13は沈澱槽2において濃縮汚
泥14と上澄水15に分離される。濃縮汚泥14は脱水
工程3に導入され上澄水15は、放流可能であればその
まま放流される。
【0020】上記酸性排水11中にBOD成分として少
なくとも酢酸や窒素化合物も含まれている場合には、上
記上澄水15は活性汚泥処理工程あるいは脱BOD脱窒
素工程による生物学的処理装置に導入される。酸性排水
11中にBOD成分として少なくとも酢酸と、窒素化合
物と、無機酸として少なくともフッ化水素(HF)も含
まれている場合には、上澄水15は脱フッ素装置、次い
で生物学的処理装置に導入される。このような酸性排水
を図1の装置により処理する別の方法としては、分解反
応槽1において酸性排水11に消石灰、次いで硫酸など
の鉱酸を添加混合して、中和処理を行うと共にフッ化水
素をフッ化カルシウムの造粒物に変化させたのち、微生
物汚泥12を添加混合してH2 2 を還元無害化処理
し、この無害化処理液(汚泥混合液)に凝集剤を添加混
合して沈澱槽2で上記造粒物を含む汚泥を分離し、上澄
水15を脱BOD脱N工程に導入してBOD及び窒素化
合物を除去する方法も推奨できる。なお、上記脱水工程
3による分離水は分解反応槽1に返送され、脱水ケーキ
は別途に汚泥処理工程(図示せず)で処理される。そし
て、これらの場合では、生物学的処理装置で発生する生
物沈澱汚泥を分解反応槽1に返送してH2 2 の分解に
利用することができる。なお、上澄水15の生物学的処
理装置が設けられていない場合には、別に設けられた生
物学的処理装置で増殖した微生物汚泥を使用すればよ
い。
【0021】図1では、分解反応槽1にpH調整装置す
なわち中和処理装置を付設したが、中和処理槽(脱フッ
素処理を兼ねる場合もある)を分解反応槽1の前段に設
け、分解反応槽1をH2 2 の分解のみに使用すること
もでき、この場合にはH2 2 の分解工程以降を連続的
に行うことが可能となる。
【0022】実施例2 図2は、例えばH2 2 濃度10000ppmで流入水
量が数m3 /dのような、H2 2 を高濃度に含有する
少量の酸性排水11を回分式に処理する装置を示してい
る。H2 2 の分解反応槽1の構成は図1のものと同様
であり、無害化処理液13は直接脱水工程3で処理され
る。この場合、酸性排水11中にBOD、窒素化合物、
フッ化水素等が含まれているときは、図1実施例と同様
のプロセスによりこれらを除去すればよい。
【0023】実施例3 図3は過酸化水素、BOD成分として少なくとも酢酸、
窒素酸化物及び無機酸として少なくともフッ化水素を含
有する酸性排水を処理する装置を示している。この装置
は、HF、酢酸(BOD成分)及び硝酸(HNO3 )を
含有する従来排水61を処理する装置に新設ライン46
(図中、太線で示す)を追加することにより、H
2 2 、HF、アンニモア(NH3 )及び塩酸(HC
l)を含有する新規排水62を上記従来排水61と合併
して処理できるように構成したものであり、大別して原
水槽21、脱F工程31及び脱BOD脱N工程41及び
脱水機51から構成されている。
【0024】上記脱F工程31は第1反応槽32、第2
反応槽33、第3反応槽34及び沈澱槽35をこの順に
連絡して構成され、脱BOD脱N工程41は、生物学的
硝化脱窒素工程であって、生物脱N槽42、後曝気槽4
3及び生物沈澱槽44をこの順に連絡して構成されてい
る。そして、上記沈澱槽35の上澄水流出口は生物脱N
槽42に、汚泥排出口は汚泥混合槽52にそれぞれ連絡
され、上記生物沈澱槽44の汚泥排出口は、ポンプ45
を介して汚泥計量函47と上記汚泥混合槽52に分岐連
絡され、この汚泥混合槽52は脱水機51を介して原水
槽21に、原水槽21はポンプ22を介して第1反応槽
32に、さらに上記新設ラインすなわち汚泥供給ライン
46は第1反応槽32及び第2反応槽33に、それぞれ
連絡されている。なお、図中pHCはpH指示調節計で
ある。
【0025】この排水処理装置では従来排水61、新規
排水62及び脱水分離水53が、原水槽21で攪拌混合
されて、例えばH2 2 60〜1000ppm、フッ素
1000ppm、pH1〜3の混合排水となり、第1反
応槽32ではCa(OH)2を添加混合することにより
pH9へのpH調整と並行してHFからのCaF2 微粒
子の生成反応(CaF2 の一次核の生成)が進行する。
このpH調整が終了後、生物沈澱槽44からの返送汚泥
48の一部が第1反応槽32に添加混合されてH2 2
が瞬時ないし5分以内に水に分解される。
【0026】第1反応槽32からの汚泥混合液は、第2
反応槽33においてH2 SO4 の添加混合によりpH7
〜8に調整され約30分間、CaF2 の造粒が行われた
のち、第3反応槽34において高分子凝集剤の添加混合
により約30分間、汚泥及びCaF2 造粒物の凝集反応
が行われ、次いで沈澱槽35に流入して上澄水36と引
抜き汚泥37に分離され、上澄水36は脱BOD脱N工
程41に流入し、引抜き汚泥37は汚泥混合槽52に流
入する。
【0027】脱BOD脱N工程41においては、BOD
成分である酢酸と、窒素化合物であるNH3 が除去され
る。生物沈澱槽44からの生物処理水63は活性炭吸着
装置(図示せず)に導入して残留するフッ素分(Fとし
て約5ppm)が除去され、引抜き汚泥64の一部は返
送汚泥48、残部は余剰汚泥49となり、さらに返送汚
泥48の一部は生物脱N槽42に返送され、残部は第1
反応槽32に供給される。余剰汚泥49は汚泥混合槽5
2で引抜き汚泥37と混合して脱水機51で処理され、
脱水ケーキ54と脱水分離水53に分離され、この脱水
分離水は原水槽21に返送され、残留する汚濁成分の処
理が行われる。脱水ケーキ54は産排ケーキとして焼却
等により処分される。
【0028】なお、生物沈澱槽44からの汚泥は、第1
反応槽32に代えて第2反応槽33に供給してもよく、
第1、第2反応槽の両方に分けて供給してもよい。ま
た、余剰汚泥49を汚泥混合槽52を介することなく直
接第1反応槽32に供給することもできるし、所望によ
り生物脱N槽42もしくは後曝気槽43の汚泥混合液又
は脱水ケーキ54の一部を供給してH2 2 の分解に使
用することも可能である。
【0029】図4は、図3工程における脱F工程31の
代わりに、一次脱F工程71と二次脱F工程81とを直
結して設けたもので、他の工程は図3と同様である。上
記一次脱F工程71は脱F工程31と実質的に同一の工
程であって、一次反応槽72、二次反応槽73、一次凝
集槽74及び一次沈澱槽75により構成され、二次脱F
工程81は三次反応槽82、二次凝集槽83及び二次沈
澱槽84により構成されている。
【0030】この装置では、H2 2 、HF、HNO3
及びCH3 COOHを含有する酸性排水中のH2 2
びHFの殆どは一次脱F工程で除去される。そして、一
次沈澱槽75からの上澄水76は、無機凝集剤PACを
添加されたのち三次反応槽82において返送汚泥48の
一部が添加混合され、次いで二次凝集槽83で高分子凝
集剤と返送汚泥48の一部が添加混合される。これによ
り上澄水76中に残留する微量のH2 2 は全量還元分
解され、上澄水76中に残留するCaF2 等の汚泥及び
新たに添加した上記微生物汚泥は凝集処理される。この
凝集処理汚泥は二次沈澱槽84で分離され、上澄水85
は脱BOD脱N工程41に流入して生物処理される。な
お、図4において77,86は引抜き汚泥である。
【0031】本発明では、H2 2 の分解に使用する汚
泥量は揮発性生物汚泥乾重量(MLVSS)に換算した
場合、排水中のH2 2 1kgに対し0.1kg以上と
することが好ましく、H2 2 の全量を分解することが
できるが、過剰に使用するのがさらに好ましい。これ
は、過剰使用によりH2 2 リークの可能性を皆無にす
ることができるうえ、脱F工程や脱BOD脱N工程に何
ら特別な不利をもたらすものではなく、沈澱槽35の負
荷がわずかに増大するのみだからである。
【0032】次に、本発明の実験例について説明する。
【0033】実験例 微生物汚泥のH2 2 分解能力及びそのメカニズムを知
る為、以下のようなテストを試みた。 使用汚泥: 生物脱N槽の汚泥、MLSS 5g/l MLVSS 3g/l H2 2 試薬: 濃度30wt% 0.3g/ml試薬 1)6本のビーカーに同一の汚泥を1lずつ投入 2)全て60rpmにて攪拌する 3)各ビーカーにH2 2 の量を変えて投入し、経過時
間毎に残留H2 2 をH2 2 試験紙にて測定したうえ
容量を乗じて、残留H2 2 重量を調査した結果を〔表
1〕に示す。
【0034】
【表1】
【0035】RUN No.1〜4により、H2 2 の全量
を分解するのに必要なMLVSSすなわち有機汚泥重量
は、H2 2 重量の約1/10以上であることがわか
る。同様のテストをし尿系の有機汚泥でもテストしたが
同様に約1/10以上であった。また、RUN No.4〜
6により、過剰H2 2 を投入分に関してはいくら時間
が経過しても、以降分解していない。これは、汚泥を分
解しうる細胞が全く死滅していることを示すものであ
る。H2 2 を分解可能な細胞が残存している内は、H
2 2 を投入しても発泡しているが、細胞すべてが死滅
した後、過剰のH2 2 を投入しても全く発泡現象は見
られなかった。このことによって汚泥がH2 2 を分解
することが証明されたと共に、生物処理工程に誤ってH
2 2 をリークさせたケースの状況メカニズムも推測で
きる。即ち、H2 2 は菌に阻害を与えるかという次元
ではなく、完全に菌を死滅させてしまう。但し生物反応
系の菌の全存在量に対してわずかなH2 2 のリークで
あれば、その分だけ死滅するだけであって、生物処理機
能が致命的な状態に至るものではないと推測できる。次
いで、H2 2 排水は通常他の酸、アルカリと混合され
中性でない場合が多いので、汚泥がH2 2 を分解する
うえでの適正なpHはどうかという調査もした。その結
果、極端な酸、アルカリ雰囲気では汚泥はH2 2 を分
解する以前に、その分解機能を損ずること、及び適正p
Hは6〜10であり、7〜8が最適で、微生物汚泥は酸
に弱く、多少アルカリには強いことがわかった。
【0036】
【発明の効果】以上の説明で明らかなように、請求項1
に記載の過酸化水素含有排水の処理方法によれば、排水
の生物学的処理工程で増殖する微生物汚泥(有機汚泥)
を、余剰汚泥等の形体でH2 2 含有排水に添加混合す
るという極めて簡単な操作によってH2 2 の全量を還
元無害化することができ、処理装置としては攪拌機と、
必要により中和処理装置を付設した反応槽とすることで
足りるものであって、新たに大きな反応槽を必要とせ
ず、既設の処理時間5〜15分程度の中和反応槽に微生
物汚泥を投入するだけで足り、従来市販されているH2
2 分解酵素液と異なり迅速な分解が可能で、pHがほ
ぼ中性の条件下においては微生物汚泥1kg当たり約1
0kgのH2 2 を、数分以内の反応時間で分解するこ
とができる。また、H2 2 感知モニターというものが
存在しない現状においては従来、H2 2 を確実に処理
することにより、生物処理系にリークさせないようにす
るためには薬剤を過剰投入するほかなかったが、本発明
では、本来廃棄処分されるべき余剰汚泥等を有効利用す
るものであるから、ランニングコストは薬剤を使用する
場合に比べてゼロであり、微生物汚泥を過剰投入した場
合にはH2 2 リークの心配が皆無となるうえ、H2
2 分解処理液を生物学的処理する際、その前段工程にお
ける汚泥処理量が多少増大するだけで何ら特別な障害は
生じない。さらに、本発明では薬剤投入によりH2 2
を分解するものではないから、従来方法の問題点すなわ
ち、薬剤投入による処理水の塩分増という二次的汚染が
発生し、そのため排水処理のクローズドシステム化に逆
行することとなる問題点も解消されるし、微生物汚泥の
投入量がH2 2 の全量分解に必要な量より少ない場合
においてもその分、従来法の薬剤コストが削減できるも
のであり、上記した従来の3つの方法の問題点を一挙に
解決できる効果がある。また、請求項9に記載の過酸化
水素含有排水の処理方法によれば、脱フッ素処理工程内
に、この後段の生物処理工程で発生する生物沈澱汚泥を
例えば返送汚泥の一部を分流させて投入するだけでH2
2 を分解できるものであり、そのための装置として
は、例えば生物脱N槽への返送汚泥ラインを脱フッ素処
理工程へ分岐するだけで足りるから、既設の装置に汚泥
供給配管を新設するだけで、これをH2 2 処理を兼ね
た装置に改造することができる効果がある。さらに請求
項10に記載の過酸化水素含有排水の処理装置によれ
ば、中和処理装置に生物汚泥沈澱槽の生物沈澱汚泥排水
口を連絡した構成となっているから、構造は極めて簡単
であり、既設の中和処理装置に汚泥供給ラインを新設す
るだけで、これをH2 2 分解反応槽として機能させる
ことができるものである。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例を示すフローチャートであ
る。
【図2】別の実施例を示すフローチャートである。
【図3】さらに別の実施例を示すフローチャートであ
る。
【図4】さらに別の実施例を示すフローチャートであ
る。
【符号の説明】
1 分解反応槽 2 沈澱槽 3 脱水工程 4 攪拌機 11 酸性排水 12 微生物汚泥 13 無害化処理液 14 濃縮汚泥 15 上澄水 21 原水槽 22 ポンプ 31 脱F工程 32 第1反応槽 33 第2反応槽 34 第3反応槽 35 沈澱槽 36 上澄水 37 引抜き汚泥 41 脱BOD脱N工程 42 生物脱N槽 43 後曝気槽 44 生物沈澱槽 45 ポンプ 46 新設ライン(汚泥供給ライン) 47 計量函 48 返送汚泥 49 余剰汚泥 51 脱水機 52 汚泥混合槽 53 脱水分離水 54 脱水ケーキ 61 従来排水 62 新規排水 63 生物処理水 64 引抜き汚泥 71 一次脱F工程 72 一次反応槽 73 二次反応槽 74 一次凝集槽 75 一次沈澱槽 76 上澄水 77 引抜き汚泥 81 二次脱F工程 82 三次反応槽 83 二次凝集槽 84 二次沈澱槽 85 上澄水 86 引抜き汚泥
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.5 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 C02F 9/00 A 8515−4D

Claims (10)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 過酸化水素含有排水に、排水の生物学的
    処理工程で増殖した微生物汚泥を添加混合して、過酸化
    水素を還元無害化することを特徴とする過酸化水素含有
    排水の処理方法。
  2. 【請求項2】 過酸化水素及び、BOD成分として少な
    くとも酢酸を含有する酸性排水を中和処理したのち、微
    生物汚泥を添加混合して過酸化水素を還元無害化し、こ
    の無害化処理液中の汚泥を沈澱分離し、上澄水を生物学
    的処理工程に導入して前記BOD成分を除去すると共
    に、この生物学的処理工程で増殖した微生物汚泥を前記
    還元無害化処理工程用の微生物汚泥として利用すること
    を特徴とする過酸化水素含有排水の処理方法。
  3. 【請求項3】 過酸化水素と、無機酸として少なくとも
    フッ化水素と、BOD成分として少なくとも酢酸とを含
    有する酸性排水を中和脱フッ素処理したのち、微生物汚
    泥を添加混合して過酸化水素を還元無害化し、この無害
    化処理液中の汚泥を沈澱分離し、上澄水を生物学的処理
    工程に導入して前記BOD成分を除去すると共に、この
    生物学的処理工程で増殖した微生物汚泥を前記還元無害
    化処理工程用の微生物汚泥として利用することを特徴と
    する過酸化水素含有排水の処理方法。
  4. 【請求項4】 前記微生物汚泥として、前記上澄水を前
    記生物学的処理工程で処理した生物処理水中の汚泥を沈
    澱分離して得られる生物沈澱汚泥を添加混合することを
    特徴とする請求項2又は3に記載の過酸化水素含有排水
    の処理方法。
  5. 【請求項5】 前記微生物汚泥として、前記上澄水の生
    物学的処理工程における生物処理槽へ返送される返送汚
    泥の一部を添加混合することを特徴とする請求項4に記
    載の過酸化水素含有排水の処理方法。
  6. 【請求項6】 前記微生物汚泥として、余剰汚泥を添加
    混合することを特徴とする請求項4に記載の過酸化水素
    含有排水の処理方法。
  7. 【請求項7】 前記微生物汚泥の添加混合量を、過酸化
    水素含有排水中の過酸化水素1kgに対し、揮発性生物
    汚泥乾重量に換算して0.1kg以上とすることを特徴
    とする請求項5又は6に記載の過酸化水素含有排水の処
    理方法。
  8. 【請求項8】 前記還元無害化処理を、排水のpHを6
    〜10の範囲に設定して行うことを特徴とする請求項7
    に記載の過酸化水素含有排水の処理方法。
  9. 【請求項9】 過酸化水素と、無機酸として少なくとも
    フッ化水素と、BOD成分と窒素化合物とを含有する排
    水を脱フッ素処理工程の第1反応槽に導入し消石灰を添
    加混合してフッ化水素をフッ化カルシウムとなし、次い
    でこの排水を第2反応槽に導入し鉱酸を添加混合して前
    記フッ化カルシウムを造粒すると共に、これら第1反応
    槽、第2反応槽の少なくとも一方に微生物汚泥を添加混
    合して過酸化水素の還元無害化処理を行い、さらに第2
    反応槽からの無害化処理液に高分子凝集剤を添加混合し
    て、前記微生物汚泥及び造粒物を凝集処理したのち沈澱
    槽に導入して沈澱汚泥と上澄水に分離し、この上澄水中
    のBOD成分及び窒素化合物は生物学的硝化脱窒素工程
    で処理し、この工程の生物汚泥沈澱槽で分離された生物
    沈澱汚泥を前記還元無害化処理用の微生物汚泥として利
    用することを特徴とする過酸化水素含有排水の処理方
    法。
  10. 【請求項10】 中和剤注入口及び微生物汚泥供給口を
    有する槽内に攪拌機とpH電極を設けた過酸化水素の分
    解反応槽を、直接又は沈澱槽を介して脱水装置に連絡
    し、前記中和剤注入口は中和剤注入装置に連絡し、前記
    pH電極はpH指示調節計を介して前記中和剤注入装置
    と連絡し、前記微生物汚泥供給口は、排水の生物学的処
    理装置における生物汚泥沈澱槽の生物沈澱汚泥排出口に
    連絡したことを特徴とする過酸化水素含有排水の処理装
    置。
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