JPH05305127A - 脱臭剤及びその製造方法 - Google Patents

脱臭剤及びその製造方法

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Publication number
JPH05305127A
JPH05305127A JP4054492A JP5449292A JPH05305127A JP H05305127 A JPH05305127 A JP H05305127A JP 4054492 A JP4054492 A JP 4054492A JP 5449292 A JP5449292 A JP 5449292A JP H05305127 A JPH05305127 A JP H05305127A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
porous body
plating
powder
iron
filler
Prior art date
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Pending
Application number
JP4054492A
Other languages
English (en)
Inventor
Kiyoshi Inoue
潔 井上
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INR Kenkyusho KK
Original Assignee
INR Kenkyusho KK
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Publication date
Application filed by INR Kenkyusho KK filed Critical INR Kenkyusho KK
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Pending legal-status Critical Current

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  • Disinfection, Sterilisation Or Deodorisation Of Air (AREA)
  • Treating Waste Gases (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 本発明は脱臭剤に関し、脱臭能力が大きく、
且つその能力を長期間維持することができる脱臭剤を提
供する。 【構成】 鉄材の径が10〜100μmφ程度か、それ
以下の粉末もしくはフイラー又は多孔体1の表面にセラ
ミックスのμmオーダーの薄膜2を形成する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は脱臭剤及びその製造方法
に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、脱臭剤には活性炭が使われてい
る。活性炭は吸着性が強く、気体あるいは蒸気を吸着
し、溶剤の回収、ガスの精製、脱臭等に利用される。こ
れは通常、木材、褐炭、泥炭などを活性化剤の塩化亜
鉛、リン酸などで処理して乾留するか、或は木炭などを
水蒸気で活性化したもので、粉末あるいは粒状体であ
る。この活性炭は初期消臭能力は高いが、寿命が短い欠
点がある。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】本発明は前記従来の点
に鑑み、脱臭能力が大きく且つその能力を長期に維持す
ることができる脱臭剤の提供を目的とする。
【0004】
【課題を解決するための手段】鉄材の径が10〜100
μmφ程度か、それ以下の粉末もしくはフィラー又は多
孔質体の表面にセラミックスのμmオーダーの簿膜を形
成したことを特徴とする。又、鉄材の径が10〜100
μmφ程度かそれ以下の粉末もしくはフィラーの混合体
又は多孔体に液相メッキによりセラミックスをμmオー
ダーに薄くコーティング処理することを特徴とする。
【0005】
【作用】本発明は前記のように、脱臭機能材として鉄材
を用い、この鉄材の径が10〜100μmφ程度か、そ
れ以下の粉末もしくはフィラー又は多孔質体の表面にセ
ラミックスのμmオーダーの簿膜を形成して成ることを
特徴とする脱臭剤であり、脱臭 能力が大きく且つ活性
反応を長期間保持することができ、長寿命の脱臭剤とし
て利用することができる。又、前記多孔体へのセラミッ
クス薄膜の形成に、液相メッキによりμmオーダーに薄
くコーティング処理することにしたから、多孔体の表面
から孔の内部にも滲透してコーティングすることがで
き、脱臭寿命の長い脱臭剤が容易に製造できる。
【0006】
【実施例】以下、図面の一実施例により本発明を説明す
る。図1において、1は鉄材の多孔質体で、これは径が
10〜100μmφ程度かそれ以下の鉄粉、フィラーを
混合し焼結して粉末間に連通する多数孔が存在し接触表
面積が大きい多孔体とか、鉄材の発泡体又は樹脂との混
台焼結体等が用いられる。2はこの多孔体1の表面から
穴壁にかけて電気メッキ、非電気メッキ、どぶ漬等の液
相メッキとか、蒸着、イオンプレーティング等の気相メ
ッキによって薄くコーティングしたセラミックス膜であ
る。セラミック膜2は厚さが1〜5μm程度の簿膜に形
成された酸化物簿膜で、アルミナ、ハイドロキシアパタ
イト、酸化カルシウム、酸化カリウム、酸化ナトリウム
等であって、この薄膜は分子と同じ位の微細な多孔を有
し、気体や水分などを吸着したり化学反応を促進する特
性を有する。従って、この活性化膜を介して内部鉄材に
よる脱臭性能は長期に亘って維持され、寿命の長い脱臭
剤として利用することができる。
【0007】例えば、リエン酸に弗化カリウム(K
)と酸化マグネシウム(MgO)を溶解(飽和)さ
せ、これに多孔率96%の発泡鉄活性体を挿入して多孔
内に滲透させ、しかる後、150℃の温度で時間3Hの
乾燥処理を行い、鉄材表面に厚さ約1.2〜2.2μm
のKF・MgO簿膜を付着せしめた。このように製造
された脱臭剤の消臭能力を比較テストしたところ、耐用
年数は図2のグラフのようであった。比較例は活性炭と
鉄多孔質体を用いた。グラフから明らかなように、消臭
能力が初期値から50%以下に低下したときを寿命とし
て判定したとき、前記本発明のものは約15年以上の耐
用年数であった。活性炭では約2年弱、鉄多孔質体で約
10年間であり、これに比較して本発明のものは、寿命
ののびが顕着であった。又、前記表面処理の溶液中にZ
nO,TiO等の微粉末を懸濁して付着させたとき更
に有効であり、又リン酸を含ませたときは殺菌効果があ
り、黄色ぶどう球菌、大腸菌に対して有効であった。
【0008】尚、以上は鉄活性体として多孔質を用いた
例について説明したが、粉末、フィラーを用い、この表
面に薄いセラミックスコーティングの処理をしたものを
多孔性容器に詰め込み充填して利用することができる。
又、セラミックスのコーティングは電解メッキ無電解メ
ッキ、その他が任意に利用できる。
【0009】
【発明の効果】以上のように本発明は、脱臭機能材に鉄
材を用い、この鉄材の径が10〜100μmφ程度か、
それ以下の粉末もしくはフィラー又は多孔質体の表面に
セラミックスのμmオーダーの薄膜を形成して成る脱臭
剤であり、脱臭能力が大きく、且つ活性反応を長期間保
有することができ、長寿命の脱臭剤として利用すること
ができる。又、前記多孔体へのセラミックス薄膜の形成
に、液相メッキを利用したから孔の内部にも容易に滲透
してコーティングすることができ、脱臭寿命の艮い脱臭
剤が容易に製造できるものである。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例の断面構造図。
【図2】本発明の実験結果のグラフ図。
【符号の説明】 1 鉄械多孔体 2 セラミックス薄膜

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 鉄材の径が10〜100μmφ程度か、
    それ以下の粉末もしくはフィラー又は多孔質体の表面に
    セラミックスのμmオーダーの簿膜を形成したことを特
    徴とする脱臭剤。
  2. 【請求項2】 鉄材の径が10〜100μmφ程度か、
    それ以下の粉末もしくはフィラー又は多孔体に、液相メ
    ッキによりセラミックスをμmオーダーに薄くコーティ
    ング処理することを特徴とする脱臭剤の製造方法。
JP4054492A 1992-01-29 1992-01-29 脱臭剤及びその製造方法 Pending JPH05305127A (ja)

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2002301330A (ja) * 2001-04-09 2002-10-15 Hisayoshi Suzuki 環境浄化部材

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2002301330A (ja) * 2001-04-09 2002-10-15 Hisayoshi Suzuki 環境浄化部材

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