JPH05304598A - ファクシミリ装置 - Google Patents

ファクシミリ装置

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JPH05304598A
JPH05304598A JP4108192A JP10819292A JPH05304598A JP H05304598 A JPH05304598 A JP H05304598A JP 4108192 A JP4108192 A JP 4108192A JP 10819292 A JP10819292 A JP 10819292A JP H05304598 A JPH05304598 A JP H05304598A
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JP
Japan
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file
station
transmission
received
facsimile apparatus
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JP4108192A
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English (en)
Inventor
Fumihiko Sato
文彦 佐藤
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Ricoh Co Ltd
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Ricoh Co Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 (修正有) 【目的】 最終的に受信ファイルの印字出力を得られな
い障害が発生した場合に送信局に対してその旨を通知
し、受信ファイルのセキュリティ性を高める。 【構成】 相手先のファクシミリ装置(送信局A)から
着呼があると、受信局(受信局B)は、ファクシミリ装
置AのRTI/CSIを読み取り通信履歴管理部22に
登録し、また画像メモリ14へのファイル蓄積に合わせ
てSAFファイル情報管理部20にも登録する。受信局
Bが蓄積ファイルを排出する際、電源断等の理由により
蓄積ファイルが消失の場合、そのファイルに対応するR
TI/CSIデータをSAFファイル管理情報部20か
ら読み出して、対応する相手先(送信局A)の電話番号
を登録・送信管理情報記憶部19から検索する。検索し
た電話番号に網制御部15を介して発呼し、通信履歴管
理部22の受信履歴情報から消失ファイルの指定に必要
なパラメータを得て、相手先(送信局A)に通知する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は受信ファイルを蓄積して
から印字出力するファクシミリ装置に関し、特に蓄積か
ら印字出力までの過程で異常が発生し、最終的に受信フ
ァイルの印字出力が得られなかった場合の打開策を提供
するファクシミリ装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、ファクシミリ装置が多用されてい
るが、このファクシミリ装置は、受信ファイルを一旦蓄
積してから印字出力するタイプのものが主流となってい
る。このようなファクシミリ装置によれば、印字出力動
作とは独立して受信ファイルの蓄積が行われるので、印
字出力の速度が通信(受信)速度より遅くても高速な通
信が可能になり、また蓄積された複数の受信ファイルの
中から同一の送信局によって送信されたものを選別して
印字出力できる、等の利点がある。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、このよ
うな従来のファクシミリ装置にあっては、通信中に行わ
れる受信ファイルの蓄積時、または印字出力されないま
まに受信ファイルが蓄積されている時、停電(瞬断を含
む)や装置自体の異常が発生すると、受信ファイルの蓄
積情報が消失するという欠点があった。また、受信ファ
イルの蓄積情報は操作ミスによっても消失する場合があ
る。このように受信ファイルの蓄積情報が消失してしま
うと、受信局のユーザーはなす術がなく、送信局のユー
ザーは送ったつもりのファイルが実は未送達であるとい
う事実を認識することができない。
【0004】そこで、請求項1記載の発明は、最終的に
受信ファイルの印字出力を得られない障害が発生した場
合に送信局に対してその旨を通知することにより、受信
ファイルのセキュリティ性を高めることができるファク
シミリ装置を提供することを目的としている。次に、従
来技術において、印字出力されていない受信ファイルの
蓄積情報がマシンの異常等の理由により失われた場合、
受信局のユーザーは消失した受信ファイルに対する情報
を得ることができなかった。
【0005】そこで、請求項2記載の発明は、送信局に
対する通知内容を受信局側のオペレータにも報知するこ
とにより、印字出力されていない受信ファイルの存在と
その送信局を受信局のユーザーが認識できるファクシミ
リ装置を提供することを目的としている。次に、従来技
術において、送信局は通信中に発生したエラーの内容し
か知ることができなかったが、前記請求項1記載の発明
により送信終了後であっても受信局で発生した異常を認
識することができる。これに対して迅速な対応が望まれ
る。
【0006】そこで、請求項3記載の発明は、受信局側
で異常の発生したファイルを送信局が再送することによ
り、送信ファイルが受信局にて印字出力されるまでの安
全性を確保するファクシミリ装置を提供することを目的
としている。また、請求項4記載の発明は、受信局から
受け取った通知内容を送信局においてオペレータに報知
することにより、受信局にて印字出力できない送信ファ
イルの存在を送信局のユーザーが認識できるファクシミ
リ装置を提供することを目的としている。
【0007】
【課題を解決するための手段】請求項1記載の発明は、
上記目的を達成するために、受信ファイルを蓄積する蓄
積部と、蓄積された受信ファイルを印字出力する印字部
と、を備えたファクシミリ装置において、前記受信ファ
イルの蓄積または印字出力に支障のある異常が発生した
場合に送信局に対してその旨を通知する通知部を備えた
ことを特徴とする。
【0008】また、請求項2記載の発明は、上記目的を
達成するために、請求項1記載のファクシミリ装置にお
いて、送信局に対する通知内容を受信局としてオペレー
タに報知する報知部を備えたことを特徴とする。また、
請求項3記載の発明は、上記目的を達成するために、請
求項1記載のファクシミリ装置において、送信局として
受け取った通知内容から受信局側で異常の発生したファ
イルを解析し、このファイルを受信局に向けて再送する
再送部を備えたことを特徴とする。
【0009】また、請求項4記載の発明は、上記目的を
達成するために、請求項3記載のファクシミリ装置にお
いて、受信局から受け取った通知内容を送信局としてオ
ペレータに報知する報知部を備えたことを特徴とする。
【0010】
【作用】上記構成を有する請求項1記載の発明において
は、受信ファイルの蓄積または印字出力に支障のある異
常が発生した場合に、通知部が送信局に対してその旨を
通知する。また、上記構成を有する請求項2記載の発明
においては、送信局に対する通知内容を報知部が受信局
としてオペレータに報知する。
【0011】また、上記構成を有する請求項3記載の発
明においては、送信局として受け取った通知内容から受
信局側で異常の発生したファイルを解析し、このファイ
ルを再送部が受信局に向けて再送する。また、上記構成
を有する請求項4記載の発明においては、受信局から受
け取った通知内容を報知部が送信局としてオペレータに
報知する。
【0012】
【実施例】以下、本発明を実施例に基づいて説明する。
図1は請求項1〜4いずれかに記載された発明の一実施
例に係るファクシミリ装置を示すブロック構成図であ
る。まず、構成を説明する。図において、スキャナ11
は、原稿読取装置であり、原稿画像から所定解像度の画
情報を読み出す。プロッタ12は、印字部としての記録
装置であり、画情報を記録紙に記録する。符号化・復号
化部13は、送信する画情報を符号化し、また受信した
画情報を復号化する。画像メモリ14は、蓄積部として
受信ファイルを蓄積するために備えられたSAF(Stor
e And Forward)メモリであり、蓄積された受信ファイ
ルは前記プロッタ12によってその画情報が印字出力さ
れる。また、蓄積送信の場合には前記スキャナ11で読
み取った送信原稿の画情報が画像メモリ14に一旦蓄積
され、蓄積された送信ファイルが相手先に対して送信さ
れる。
【0013】網制御部15は、回線の捕捉、発信先電話
番号である選択信号の送出、または着信の検出等を行
い、所定の発呼動作および着信動作を制御する。モデム
16は、画情報を変復調して伝送すると共に、伝送制御
手順における各種手順信号を伝送する。通信制御部17
は、前記網制御部15とモデム16を制御して、CCI
TT(国際電信電話諮問委員会)勧告による例えばG3
規格に準拠した所定の伝送制御手順によりファクシミリ
伝送を実現する。
【0014】操作表示部18は、操作ガイダンス等を表
示する表示装置や、そのガイダンスに従って、このファ
クシミリ装置に所定の送受信処理を実行させるための各
種操作キーが設けられている。登録・送信管理情報記憶
部19は、登録情報、ジョブファイル格納用のRAMエ
リアであり、例えば頻繁に交信を行う相手先の発呼番号
と識別情報(例えばRTI/CSI等)を対応させて登
録する。SAFファイル情報管理部20は、前記画像メ
モリ14に蓄積されているファイル(画情報)をアクセ
スするための情報や、ファイル毎の送信元を識別するた
めの情報たとえばRTI/CSI等を管理する。なお、
RTIは送信先確認表示(Receiver Terminal Identifi
cation)、CSIは被呼端末識別信号(Called Subscri
ber Identification)である。
【0015】システム制御部21は、CPU、ROM、
RAM等で構成され、上記各部を制御してファクシミリ
装置の所定の動作を実現するマイクロコンピュータであ
る。通信履歴管理部22は、送信履歴、受信履歴を各宛
先のRTI/CSIおよびTSI(Transmitting Subsc
riber Identification:送信端末識別信号)と対応させ
て登録管理する。この通信履歴管理部22で管理可能な
交信に関する送信、受信ファイルは全て前記画像メモリ
14に蓄積される。システムバス23は、上記各部間で
やり取りされるデータの信号ラインである。
【0016】上記構成を有する請求項1記載の実施例に
おいては、相手先のファクシミリ装置(送信局Aとす
る)から着呼があると、受信局(受信局Bとする)とし
て、ファクシミリ装置AのRTI/CSIを読み取り、
このRTI/CSIを通信履歴管理部22に登録し、ま
た画像メモリ14へのファイル(画情報)蓄積に合わせ
てSAFファイル情報管理部20にも登録する。受信局
であるファクシミリ装置Bが蓄積ファイルを排出(印字
出力)する際、電源断等の理由により蓄積ファイルが消
失してしまった場合、消失した蓄積ファイルに対応する
RTI/CSIデータをSAFファイル管理情報部20
から読み出して、対応する相手先(ファクシミリ装置
A)の電話番号を登録・送信管理情報記憶部19から検
索する。検索した電話番号に網制御部15をして発呼
し、通信履歴管理部22の受信履歴情報から消失ファイ
ルの指定に必要なパラメータを得て、相手先(ファクシ
ミリ装置A)に通知する。これら一連の通知処理は、シ
ステム制御部21を通知部としてソフトウェア的に実行
される。
【0017】同時に、請求項2記載の実施例すなわち受
信局であるファクシミリ装置Bにおいては、操作表示部
18に例えばLCDパネルとして設けられた報知部か
ら、異常発生ファイルに関する送信元(ファクシミリ装
置A)の情報たとえば電話番号や消失ファイル数等を、
ファクシミリ装置Bのユーザー側に報知する。次に、請
求項3記載の実施例すなわち送信局であるファクシミリ
装置Aにおいては、ファクシミリ装置Bから通知された
異常発生ファイルを、通信履歴管理部22の送信履歴情
報から検索する。次いで、検索したファイルを画像メモ
リ14から読み出し、網制御部15をして受信局である
ファクシミリ装置Bに発呼する。そして、前記読み出し
たファイルをファクシミリ装置Bに対して再送する。こ
れら一連の再送処理は、システム制御部21を再送部と
してソフトウェア的に実行される。
【0018】同時に、請求項4記載の実施例すなわち送
信局であるファクシミリ装置Aにおいては、操作表示部
18の報知部から、異常発生ファイルの再送を行う旨を
ファクシミリ装置Aのユーザー側に報知する。次に、作
用を説明する。図2は図1に示す受信局としてのファク
シミリ装置Bの動作を示すフローチャートであり、図3
は図1に示す送信局としてのファクシミリ装置Aの動作
を示すフローチャートであり、図4は両ファクシミリ装
置A、B間で行われる通知および再送手順を示す通信フ
ローである。
【0019】まず、図2を参照しながら受信局であるフ
ァクシミリ装置Bの動作を説明する。なお、ファクシミ
リ装置Bでは、異常発生ファイルを送信局であるファク
シミリ装置Aに通知するために、通信モードをECM
(Error Collection Mode)に選択しているものとす
る。また、ファクシミリ装置Aおよびファクシミリ装置
Bは、互いのRTI/CSIが電話番号と対応して登録
・送信管理情報記憶部19に登録されているものとす
る。
【0020】図2において、ファクシミリ装置Aから着
呼があると、ファクシミリ装置Bは、受信ファイルを画
像メモリ14に蓄積し、その送信局Aを特定する識別情
報をSAFファイル情報管理部20および通信履歴管理
部22に記憶する(ステップS1)。その後、受信ファ
イルをプロッタ12によって印字出力するに際し(ステ
ップS2)、正常に印字出力が完了したかどうかを判断
し(ステップS3)、正常に完了した場合は処理を終わ
るが、異常が発生した場合には異常発生ファイルが画像
メモリ14に残っているかどうかを判断する(ステップ
S4)。
【0021】ここで、異常発生ファイルが画像メモリ1
4に残っており、再印字出力が可能な場合は処理を終わ
って再出力を待機する。しかし、停電等の異常により異
常発生ファイルが画像メモリ14に残っておらず、再印
字出力が不可能な場合には、SAFファイル情報管理部
20は、異常発生ファイルに対する送信元AのRTI/
CSIを検索し(ステップS5)、検索したRTI/C
SIに対応する電話番号を登録・送信管理情報記憶部1
9から検索する(ステップS6)。
【0022】続いて、異常発生ファイルに対して検索さ
れた送信元AのRTI/CSIおよび電話番号を、操作
表示部18の報知部に表示し(ステップS7)、検索し
た宛先(電話番号)に網制御部15をして発呼する(ス
テップS8)。ここで、発呼した相手機Aに再送機能が
あるかどうかを判断し(ステップS9)、再送機能がな
い場合は本実施例の通知処理を断念するが、再送機能が
ある場合は相手機Aに対してファイルの異常発生とファ
イルを特定するための情報を通知する(ステップS1
0)。
【0023】このために、再送機能の有無を通知しあう
ためのビットを、図4に示す非標準機能識別信号NSF
(Non-Standard Facilities)等、どこかにアサインし
ておく。また、ファイルの異常発生と特定情報は、例え
ば図4に示す非標準機能命令信号NSC(Non-Standard
Facilities Command)に付加するものとする。なお、
再送を依頼するファクシミリ装置Bは、ポーリングの手
順に従ってNSCを送出するものとする。
【0024】その具体的な一例を以下に示す。ファクシ
ミリ装置Bは、通信履歴管理部22の受信履歴を参照
し、対象とする受信ファイルが、同一宛先からの最も新
しい受信から数えて何番目かをHEXコードまたASCII
コード等でNSCに入れ込む。再送依頼先(ファクシミ
リ装置A)は、通信履歴管理部22から自身の送信履歴
を参照し、依頼局(ファクシミリ装置B)への最も新し
い送信と、NSCで指定されたHEXコードを比較する
ことにより、再送要求がなされたファイルを特定する。
【0025】その後、ファクシミリ装置Bは、ポーリン
グ受信によるファクシミリ装置Aからのファイル再送を
待機し(ステップS11)、再送ファイルを受信すると
(ステップS12)、このファイルを異常発生ファイル
の代わりに印字出力して(ステップS13)、処理を終
了する。なお、本実施例ではステップS2およびS3に
示すように、ファイルの印字出力時に異常発生の有無を
判断したが、印字出力時にかかわらず常に異常発生を監
視して、最終的に受信ファイルの印字出力が得られない
異常が発生した場合に、その時点で送信局に通知するよ
う構成しても構わない。この場合、最終的に印字出力で
きないファイルをSAFファイル情報管理部20が判断
し、複数のファイルが存在するときは、ファイル毎の送
信局を特定し、各送信局に対してファイルの再送を通知
する。また、このとき再送を希望するファイルが1つの
送信局に対して複数あっても構わない。
【0026】このように、請求項1記載の実施例におい
ては、通信後に受信ファイルを蓄積している時、または
受信ファイル排出時に、停電または操作ミス等の異常が
発生し、印字出力されていない受信ファイルが画像メモ
リ14から消失してしまった場合でも、通知によって送
信局に再送信を依頼でき、過失によるファイルの消失に
対処してファイル排出(印字出力)までの安全性を確保
できる。
【0027】また、請求項2記載の実施例においては、
通信後に受信ファイルに異常が発生した場合でも、その
ファイルに関する送信局の情報をユーザーに報知するこ
とができるので、印字出力されていない受信ファイルの
存在とその送信局を受信局のユーザーが認識でき、ファ
イルの伝達ミスを解消できる。次に、図3を参照しなが
ら送信局であるファクシミリ装置Aの動作を説明する。
図3において、ファクシミリ装置Aが着呼を受けると
(ステップT1)、その着呼がファクシミリ装置Bから
のファイル再送要求通知であるかどうかを判断し(ステ
ップT2)、NOすなわち通常の着呼であれば処理を終
わるが、YESならば異常ファイルの発生した再送依頼
局すなわちファクシミリ装置BのRTI/CSIを検出
して、通信履歴管理部22に確保する(ステップT
3)。
【0028】次いで、このRTI/CSIに対応するフ
ァクシミリ装置Bの電話番号を、登録・送信管理情報記
憶部19から検索し(ステップT4)、異常発生ファイ
ルに対して検索された受信局BのRTI/CSIおよび
電話番号を、操作表示部18の報知部に表示する(ステ
ップT5)。次に、再送依頼に指定されたファイルが画
像メモリ14に存在するかどうかを検索し(ステップT
6)、指定されたファイルがあるかどうかを判断する
(ステップT7)。ここで、指定されたファイルが既に
消去されている場合は再送処理を断念するが、ある場合
は、このファイルをファクシミリ装置Bに向けて再送す
る(ステップT8)。
【0029】このように、請求項3記載の実施例におい
ては、受信局Bにて印字出力できないファイルを送信局
Aが再送するので、受信局Bにおける異常または過失に
よるファイルの消失に対処してファイル排出(印字出
力)までの安全性を確保でき、ファイルの伝達ミスを解
消できる。また、請求項4記載の実施例においては、受
信局Bにて印字出力できないファイルを通信後であって
も送信局のユーザーに報知することができるので、印字
出力されていないファイルの存在とその受信局を送信局
のユーザーが認識でき、ファイルの伝達ミスを解消でき
る。
【0030】次に、図4を参照しながら異常発生ファイ
ルの通知手順および再送手順を説明する。ファクシミリ
装置Bにおいて、蓄積ファイル排出中に瞬断等の理由で
ファイルが消失してしまった場合、装置BはSAFファ
イル情報管理部20からその送信局のRTI/CSIを
読み出し、登録・送信情報管理記憶部19から対応する
電話番号を検索する。次いで、装置Bは再送要求を行う
ファイルを特定するために、通信履歴管理部22の受信
履歴を参照して、前記HEXコードを確保する。なお、
このとき装置Bの操作表示部18には、装置Aの電話番
号とRTI/CSIが表示されている。
【0031】装置Bは装置Aに対して発呼し、まず被呼
端末識別信号CED(Called Station Identificatio
n)を送出する。これを受けた装置Aは、再送機能を許
可するためのビットがセットされている非標準機能識別
信号NSFまたはデジタル識別信号DIS(Digital Id
entification Signal)を返信する。装置Bは、装置A
のNSFを参照して再送機能が有ることを確認すると、
再送依頼ファイルを特定するためのHEXコードを付加
した非標準機能命令信号NSCを送出し、再送依頼ファ
イルを通知すると共に、ポーリングの手順を開始するこ
とを宣言する。
【0032】NSCを受けた装置Aは、指定されたファ
イルが存在するかどうかを通信履歴管理部22の送信履
歴、HEXコード、および再送依頼局BのRTI/CS
Iを基に検索する。存在する場合は、非標準機能設定信
号NSSの送出によりファイルの再送を行う旨を装置A
に通知して、トレーニングチェックTCF(TrainingCh
eck)の送出によりトレーニングを行う。
【0033】トレーニングが終了すると、装置Bは受信
準備確認信号CFR(Confirmationto Receive)を送出
し、装置Aからのファイル再送を待機する。受信準備確
認信号CFRを受けた装置Aは、再送ファイルのデータ
(RETRANS DATA)を送出し、データ送出が終了すると、
終了信号PPS−EOM(Partial Page Signal-End of
Message)を送出する。
【0034】これを確認した装置Bは、確認信号MCF
(Message Confirmation)またはPPRを送出し、装置
Aからの切断命令信号DCN(Disconnect)を待って通
信を終了する。なお、以上の実施例で報知部は操作表示
部18に設けられたLCDパネル等の表示装置として説
明したが、通知内容をレポート等に印字出力するプロッ
タ12を報知部として構成しても構わない。
【0035】
【発明の効果】以上説明したように、請求項1記載の発
明に係るファクシミリ装置によれば、受信ファイルの蓄
積または印字出力に支障のある異常が発生した場合に、
通知部が送信局に対してその旨を通知するので、送信局
に再送信を依頼でき、ファイルの消失に対処してファイ
ル排出(印字出力)までの安全性を確保できる。
【0036】また、請求項2記載の発明に係るファクシ
ミリ装置によれば、送信局に対する通知内容を報知部が
受信局としてオペレータに報知するので、印字出力され
ていない受信ファイルの存在とその送信局を受信局のユ
ーザーが認識でき、ファイルの伝達ミスを解消できる。
また、請求項3記載の発明に係るファクシミリ装置によ
れば、送信局として受け取った通知内容から受信局側で
異常の発生したファイルを解析し、このファイルを再送
部が受信局に向けて再送するので、受信局におけるファ
イルの消失に対処してファイル排出(印字出力)までの
安全性を確保でき、ファイルの伝達ミスを解消できる。
【0037】また、請求項4記載の発明に係るファクシ
ミリ装置によれば、受信局から受け取った通知内容を報
知部が送信局としてオペレータに報知するので、印字出
力されていないファイルの存在とその受信局を送信局の
ユーザーが認識でき、ファイルの伝達ミスを解消でき
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】請求項1〜4いずれかに記載された発明の一実
施例に係るファクシミリ装置を示すブロック構成図であ
る。
【図2】図1に示す受信局としてのファクシミリ装置B
の動作を示すフローチャートである。
【図3】図1に示す送信局としてのファクシミリ装置A
の動作を示すフローチャートである。
【図4】両ファクシミリ装置A、B間で行われる通知お
よび再送手順を示す通信フローである。
【符号の説明】
12 プロッタ(印字部) 14 画像メモリ(蓄積部) 15 網制御部 18 操作表示部(報知部) 19 登録・送信管理情報記憶部 20 SAFファイル情報管理部 21 システム制御部(通知部、再送部) 22 通信履歴管理部

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】受信ファイルを蓄積する蓄積部と、 蓄積された受信ファイルを印字出力する印字部と、を備
    えたファクシミリ装置において、 前記受信ファイルの蓄積または印字出力に支障のある異
    常が発生した場合に送信局に対してその旨を通知する通
    知部を備えたことを特徴とするファクシミリ装置。
  2. 【請求項2】請求項1記載のファクシミリ装置におい
    て、 送信局に対する通知内容を受信局としてオペレータに報
    知する報知部を備えたことを特徴とするファクシミリ装
    置。
  3. 【請求項3】請求項1記載のファクシミリ装置におい
    て、 送信局として受け取った通知内容から受信局側で異常の
    発生したファイルを解析し、このファイルを受信局に向
    けて再送する再送部を備えたことを特徴とするファクシ
    ミリ装置。
  4. 【請求項4】請求項3記載のファクシミリ装置におい
    て、 受信局から受け取った通知内容を送信局としてオペレー
    タに報知する報知部を備えたことを特徴とするファクシ
    ミリ装置。
JP4108192A 1992-04-28 1992-04-28 ファクシミリ装置 Pending JPH05304598A (ja)

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2006229499A (ja) * 2005-02-16 2006-08-31 Fuji Xerox Co Ltd 画像形成装置

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2006229499A (ja) * 2005-02-16 2006-08-31 Fuji Xerox Co Ltd 画像形成装置

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