JPH05304403A - マイクロ波帯域通過ろ波器 - Google Patents
マイクロ波帯域通過ろ波器Info
- Publication number
- JPH05304403A JPH05304403A JP13137492A JP13137492A JPH05304403A JP H05304403 A JPH05304403 A JP H05304403A JP 13137492 A JP13137492 A JP 13137492A JP 13137492 A JP13137492 A JP 13137492A JP H05304403 A JPH05304403 A JP H05304403A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- coupling
- mode
- resonators
- cylindrical cavity
- resonator
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
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- Control Of Motors That Do Not Use Commutators (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【目的】 不要モードの共振器間結合による帯域外減衰
特性の劣化を防ぐとともに、共振器間の結合調整用のネ
ジが設置できるようにする。 【構成】 ＴＥ０１１モードの円筒空洞共振器１〜３お
よび５〜７の間に同一径で２倍の長さのＴＥ０１２モー
ドの円筒空洞共振器４を設置することにより、各々の共
振器の入出力結合孔の円筒軸に対する相対角度を９０°
として不要共振モード間の結合を防ぐとともに、結合調
整ネジ１６〜２３の設置を容易にする。
特性の劣化を防ぐとともに、共振器間の結合調整用のネ
ジが設置できるようにする。 【構成】 ＴＥ０１１モードの円筒空洞共振器１〜３お
よび５〜７の間に同一径で２倍の長さのＴＥ０１２モー
ドの円筒空洞共振器４を設置することにより、各々の共
振器の入出力結合孔の円筒軸に対する相対角度を９０°
として不要共振モード間の結合を防ぐとともに、結合調
整ネジ１６〜２３の設置を容易にする。
Description
【０００１】
【産業上の利用分野】本発明はマイクロ波帯域通過ろ波
器に係り、特に高い周波数で低損失な特長をもつマイク
ロ波帯域通過ろ波器に関するものである。
器に係り、特に高い周波数で低損失な特長をもつマイク
ロ波帯域通過ろ波器に関するものである。
【０００２】
【従来の技術】従来のマイクロ波帯域通過ろ波器の例を
図２および図３に示し説明する。従来のＴＥ０１１モー
ド共振器を用いた帯域通過ろ波器においては、不要モー
ドの共振器間結合による高域側の減衰特性の劣化を抑制
するためこの図２に示すように、円筒形空洞共振器の入
出力それぞれの結合孔の方向を円筒共振器の円筒軸から
見て９０°になるように設置していた。ここで、この図
２は７段フィルタの例であるが、共振器１〜７はすべて
ＴＥ０１１モード円筒形空洞共振器であり、結合孔９〜
１４によって互いに結合している。また、結合孔８と１
５は入出力の導波路との結合孔である。１６，１７，１
９，２１〜２３は結合調整ネジである。
図２および図３に示し説明する。従来のＴＥ０１１モー
ド共振器を用いた帯域通過ろ波器においては、不要モー
ドの共振器間結合による高域側の減衰特性の劣化を抑制
するためこの図２に示すように、円筒形空洞共振器の入
出力それぞれの結合孔の方向を円筒共振器の円筒軸から
見て９０°になるように設置していた。ここで、この図
２は７段フィルタの例であるが、共振器１〜７はすべて
ＴＥ０１１モード円筒形空洞共振器であり、結合孔９〜
１４によって互いに結合している。また、結合孔８と１
５は入出力の導波路との結合孔である。１６，１７，１
９，２１〜２３は結合調整ネジである。
【０００３】前述したように、結合孔８〜１５は円筒形
空洞共振器１〜７の中心軸に対してそれぞれ９０°の相
対方向で結合している。ここで、図３の円筒形空洞共振
器２，３，６のように共振器の入出力の結合孔の相対位
置を１８０°とした場合、帯域通過ろ波器としての減衰
特性が、帯域通過ろ波器の帯域外減衰特性を示す特性図
である図４に示すように劣化してしまうという不都合を
生ずる。図３において図２と同一符号のものは相当部分
を示し、１８，２０は結合調整ネジである。そして、図
４の４１は図２のろ波器の帯域外減衰特性を示し、４２
は図３のろ波器の減衰特性であり、特性４１に比較し劣
化しているのがわかる。
空洞共振器１〜７の中心軸に対してそれぞれ９０°の相
対方向で結合している。ここで、図３の円筒形空洞共振
器２，３，６のように共振器の入出力の結合孔の相対位
置を１８０°とした場合、帯域通過ろ波器としての減衰
特性が、帯域通過ろ波器の帯域外減衰特性を示す特性図
である図４に示すように劣化してしまうという不都合を
生ずる。図３において図２と同一符号のものは相当部分
を示し、１８，２０は結合調整ネジである。そして、図
４の４１は図２のろ波器の帯域外減衰特性を示し、４２
は図３のろ波器の減衰特性であり、特性４１に比較し劣
化しているのがわかる。
【０００４】
【発明が解決しようとする課題】上述した従来のマイク
ロ波帯域通過ろ波器では、所要とする中心周波数と通過
帯域幅を得るために、正確な共振周波数と結合量の設定
が必要となる。しかし、図２に示す従来の構造では、共
振器２，３間および共振器４，５間の結合調整ネジを設
置することが難しいという課題があった。また、図３に
示した構造ではすべての結合調整ネジの設置が可能であ
るが、前述したように高域側の減衰量劣化が生じるとい
う課題があった。
ロ波帯域通過ろ波器では、所要とする中心周波数と通過
帯域幅を得るために、正確な共振周波数と結合量の設定
が必要となる。しかし、図２に示す従来の構造では、共
振器２，３間および共振器４，５間の結合調整ネジを設
置することが難しいという課題があった。また、図３に
示した構造ではすべての結合調整ネジの設置が可能であ
るが、前述したように高域側の減衰量劣化が生じるとい
う課題があった。
【０００５】
【課題を解決するための手段】本発明のマイクロ波帯域
通過ろ波器は、円筒形空洞共振器を少なくとも２個以上
縦続に結合孔を介して接続し、上記円筒形空洞共振器の
共振モードのうち少なくとも１つ以上をＴＥ０１２モー
ドとし、残りの共振モードをＴＥ０１１モードとするよ
うにしたものである。
通過ろ波器は、円筒形空洞共振器を少なくとも２個以上
縦続に結合孔を介して接続し、上記円筒形空洞共振器の
共振モードのうち少なくとも１つ以上をＴＥ０１２モー
ドとし、残りの共振モードをＴＥ０１１モードとするよ
うにしたものである。
【０００６】
【作用】本発明においては、ＴＥ０１１モードとＴＥ０
１２モードの円筒形空洞共振器を組み合わせることによ
り、不要モードの共振器間結合による帯域外減衰特性の
劣化を防ぐとともに、共振器間の結合調整を容易にす
る。
１２モードの円筒形空洞共振器を組み合わせることによ
り、不要モードの共振器間結合による帯域外減衰特性の
劣化を防ぐとともに、共振器間の結合調整を容易にす
る。
【０００７】
【実施例】図１は本発明によるマイクロ波帯域通過ろ波
器の一実施例を示すブロック図で、７段帯域通過ろ波器
の例を示すものである。この図１において、（ａ）は上
面図を示し、（ｂ）は正面図、（ｃ）は、右側面図、
（ｄ）は下面図を示す。そして、１〜７は円筒形空洞共
振器で、この円筒形空洞共振器は少なくとも２個以上縦
続に結合孔を介して接続されている。この円筒形空洞共
振器１〜７のうち、１〜３と５〜７はＴＥ０１１モード
の共振器、４はＴＥ０１２モードの共振器となってい
る。このＴＥ０１１モードとＴＥ０１２モードは円筒の
径が同一である場合、軸方向の長さをちょうど１：２の
長さに選ぶと同一周波数で共振する。
器の一実施例を示すブロック図で、７段帯域通過ろ波器
の例を示すものである。この図１において、（ａ）は上
面図を示し、（ｂ）は正面図、（ｃ）は、右側面図、
（ｄ）は下面図を示す。そして、１〜７は円筒形空洞共
振器で、この円筒形空洞共振器は少なくとも２個以上縦
続に結合孔を介して接続されている。この円筒形空洞共
振器１〜７のうち、１〜３と５〜７はＴＥ０１１モード
の共振器、４はＴＥ０１２モードの共振器となってい
る。このＴＥ０１１モードとＴＥ０１２モードは円筒の
径が同一である場合、軸方向の長さをちょうど１：２の
長さに選ぶと同一周波数で共振する。
【０００８】また、結合孔８，１５は入出力導波路との
結合孔、結合孔９〜１４は共振器間の結合穴となってい
る。ここで結合孔８と結合穴９は円筒径空洞共振器１の
中心軸に対して９０°の相対位置にあり、以降同様に各
共振器の入出力結合孔は中心軸に対して９０°の相対位
置にある。１６〜２３は結合調整ネジ、２４，２６〜２
８，３０は周波数調整ネジである。そして、この図１を
見てわかるように、結合調整ネジ１６〜２３は共振器を
構成するケースの外側面から容易に立てることができ
る。
結合孔、結合孔９〜１４は共振器間の結合穴となってい
る。ここで結合孔８と結合穴９は円筒径空洞共振器１の
中心軸に対して９０°の相対位置にあり、以降同様に各
共振器の入出力結合孔は中心軸に対して９０°の相対位
置にある。１６〜２３は結合調整ネジ、２４，２６〜２
８，３０は周波数調整ネジである。そして、この図１を
見てわかるように、結合調整ネジ１６〜２３は共振器を
構成するケースの外側面から容易に立てることができ
る。
【０００９】
【発明の効果】以上説明しように本発明は、ＴＥ０１１
モードとＴＥ０１２モードにモードの円筒空洞共振器を
組み合わせるようにしたので、減衰特性が劣化すること
なく、しかも結合調整が容易にできる構造とすることが
できるという効果を有する。
モードとＴＥ０１２モードにモードの円筒空洞共振器を
組み合わせるようにしたので、減衰特性が劣化すること
なく、しかも結合調整が容易にできる構造とすることが
できるという効果を有する。
【図１】本発明によるマイクロ波帯域通過ろ波器の一実
施例を示す構造図である。
施例を示す構造図である。
【図２】従来のマイクロ波帯域通過ろ波器の一例を示す
構造図である。
構造図である。
【図３】従来のマイクロ波帯域通過ろ波器の他の例を示
す構造図である。
す構造図である。
【図４】帯域通過ろ波器の帯域外減衰特性を示す特性図
である。
である。
１〜７ 円筒径空洞共振器 ８〜１５ 結合孔 １６〜２３ 結合調整ネジ ２４ 周波数調整ネジ ２６〜２８ 周波数調整ネジ ３０ 周波数調整ネジ
Claims (1)
- 【請求項１】 円筒形空洞共振器を少なくとも２個以上
縦続に結合孔を介して接続し、前記円筒形空洞共振器の
共振モードのうち少なくとも１つ以上をＴＥ０１２モー
ドとし、残りの共振モードをＴＥ０１１モードとするよ
うにしたことを特徴とするマイクロ波帯域通過ろ波器
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP13137492A JPH05304403A (ja) | 1992-04-27 | 1992-04-27 | マイクロ波帯域通過ろ波器 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP13137492A JPH05304403A (ja) | 1992-04-27 | 1992-04-27 | マイクロ波帯域通過ろ波器 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH05304403A true JPH05304403A (ja) | 1993-11-16 |
Family
ID=15056451
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP13137492A Pending JPH05304403A (ja) | 1992-04-27 | 1992-04-27 | マイクロ波帯域通過ろ波器 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH05304403A (ja) |
Cited By (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| KR20030078346A (ko) * | 2002-03-29 | 2003-10-08 | 주식회사 에이스테크놀로지 | 다중 공진 모드를 갖는 공진기 및 그를 이용한 다중 모드대역통과 필터 |
| CN100364169C (zh) * | 2005-11-28 | 2008-01-23 | 浙江三维通信股份有限公司 | 带可调电容耦合结构的腔体滤波器 |
-
1992
- 1992-04-27 JP JP13137492A patent/JPH05304403A/ja active Pending
Cited By (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| KR20030078346A (ko) * | 2002-03-29 | 2003-10-08 | 주식회사 에이스테크놀로지 | 다중 공진 모드를 갖는 공진기 및 그를 이용한 다중 모드대역통과 필터 |
| CN100364169C (zh) * | 2005-11-28 | 2008-01-23 | 浙江三维通信股份有限公司 | 带可调电容耦合结构的腔体滤波器 |
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