JPH0530404A - 合焦検出装置の積分器 - Google Patents

合焦検出装置の積分器

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JPH0530404A
JPH0530404A JP3186188A JP18618891A JPH0530404A JP H0530404 A JPH0530404 A JP H0530404A JP 3186188 A JP3186188 A JP 3186188A JP 18618891 A JP18618891 A JP 18618891A JP H0530404 A JPH0530404 A JP H0530404A
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JP3186188A
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Inventor
Nobuhiro Takeda
伸弘 竹田
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Canon Inc
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 ES手法における画像信号のエッジ部の明る
さを算出するため合焦検知装置積分器において、積分対
象のエッジ部が1個のみとなるように積分範囲を可変設
定する。 【構成】 符号判別器202により微分出力波形の異な
る2点の符号の一致の有無を調べ符号の一致する微分出
力を加算器203により加算して積分出力を得る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、電子スチルカメラ等の
合焦検出装置に用いる積分器に関するものである。
【0002】
【従来の技術】図8は、撮像面に結像された被写体像の
ぼけ量を検出するための方法の1つであるES法の説明
をする図である。ES法に関しては米国特許USP48
04831に開示されているので簡単な説明にとどめ
る。同図において波形aは映像信号波形であり合焦時は
エッジが立ち、非合焦時はエッジが寝た状態にあること
を示している。波形bは映像信号の微分波形を示し、振
幅Dは、映像信号のエッジ部の明るさの勾配を表す。
【0003】波形c,dはそれぞれ微分波形Dの遅延信
号DL1,DL2の信号波形であり、eは積分波形I
(=D+DL1+DL2)であり映像信号のエッジ部の
明るさの振幅をあらわす。波形fは上記DをIで割算す
ることによって得られる値を示し、ES値と呼ばれエッ
ジの鋭さを示す。このES値を用いてぼけ量を検出する
ES法は、被写体の大きさやコントラスト,照明によっ
て影響されないという特徴がある。
【0004】このような手法を用いた従来のディジタル
ESフィルターの構成例を図9に示す。
【0005】図9において801は微分演算器、802
は絶対値回路である。803は遅延器、804は積分演
算器、805は割算器である。806はピークホールド
回路である。ディジタルESフィルターに入力された信
号f(x)は微分演算器801で、差分D(x)=f
(x)−f(x−1)を求めることにより微分される。
さらに絶対値が計算され、エッジ部の明るさの勾配|D
(x)|が算出される。エッジ部の明るさの振幅を表す
I(x)は|D(x)|をそのエッジ部の区分、積分す
ることにより算出できる。したがって、たとえばI
(x)は、|D(k)|をk=x−5からk=x+5ま
で加算することにより求められ積分演算器804より出
力される。ES値は、|D(x)|をI(x)で割るこ
とにより求められ、画像情報の中で最もES値の高かっ
た値ESmaxをその被写体のES値としESフィルタ
ーより出力する。
【0006】図10は合焦位置を求めるためにAF(合
焦)動作を行う際にレンズ位置とES値の変化を示した
図である。
【0007】レンズ送りは最小位置から最大位置まで連
続的に送り、その間1垂直走査期間毎(1Vと略す)に
画像情報を固体撮像素子に蓄積し、その信号を読み出し
その画像情報からES値を求めて最もES値が大きかっ
た位置を合焦位置とする。レンズ送り量を横軸に合焦信
号(この場合はES値)を縦軸にとった時に描かれる合
焦位置をピークとする曲線を山登り曲線というが、ES
法の山登り曲線は、急峻であり合焦検出の精度がよい。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、従来の
ESフィルターにおいては、積分範囲は、固定であり、
図11のような入力信号f(x)においても積分値が正
確に求められるように積分範囲を設定するために、図1
2のような入力信号f(x)では、積分範囲の中に隣の
エッジ部が含まれ、微分出力に対する積分値が大きな値
となり、その結果、ES値が小さくなる。したがって、
このような画像信号が得られる被写体に対して正しい合
焦情報を算出することができないという問題があった。
【0009】そこで、上述の点に鑑みて、本発明は、エ
ッジ部1個のみが積分対象となるように微分出力の積分
範囲を自動的に可変設定することのできる合焦検出装置
の積分器を提供することを目的とする。
【0010】
【課題を解決するための手段】このような目的を達成す
るために、本発明の第1形態は、合焦状態の判定に用い
るパラメータを、画像信号のエッジ部分における明るさ
の振幅の値から求めるために、前記画像信号の微分出力
を一定範囲、積分することにより前記振幅の値を算出す
る合焦検出装置の積分器において、前記一定範囲の中の
微分出力の値の符号が一致する範囲を検出する検出手段
と、当該検出された範囲の微分出力の各値を加算し、そ
の加算結果を前記微分出力に対する積分結果とする加算
手段とを具えたことを特徴とする。
【0011】また、本発明の第2形態は、合焦状態の判
定に用いるパラメータを、画像信号のエッジ部分におけ
る明るさの振幅の値から求めるために、前記画像信号の
微分出力を一定範囲、積分することにより前記振幅の値
を算出する合焦検出装置の積分器において、前記一定範
囲の端部から他方の端部まで微分出力の値を順次に加算
して行く加算手段と、該加算手段において順次に得られ
る加算結果の絶対値を算出する絶対値算出手段と、当該
算出された絶対値の中の最大値を検出し、当該検出した
最大値を前記微分出力の積分結果として出力する最大値
検出手段とを具えたことを特徴とする。
【0012】
【作用】本発明の第1形態は、画像信号の立ち上りエッ
ジでは微分出力が山波形となり、立ち下がりエッジで谷
波形となって微分出力の値の符号が反転することに着目
し、微分出力の値が同一符号となる範囲すなわち、山ま
たは谷の部分を検出し、その範囲について積分を行う。
【0013】本発明の第2形態は、積分範囲の中の微分
出力の各値の加算により積分値を算出する場合、符号の
反転する微分出力値が存在すると、累積加算値が減算さ
れて、小さくなることに着目し、積分範囲の端部から微
分出力の値を累積加算し、その絶対値が最大となる部分
すなわち、同一符号の微分出力で構成される値について
の積分値を得る。
【0014】
【実施例】以下、図面を参照して本発明の実施例を詳細
に説明する。
【0015】図1は、本発明のディジタルESフィルタ
ーの構成図である。
【0016】図1において図9と同一の構成要素は、同
一の番号を付しその説明を省略する。101は、符号判
別積分器である。
【0017】図2に符号判別積分器101の回路構成を
示す。図2において201は信号を遅らせる遅延器であ
り、202は符号判別器である。符号判別器202は、
信号AとBの符号が同じ場合には信号Bを出力し、異な
る場合にはレベル“0”の信号を出力する。203は加
算器である。204は絶対値回路である。
【0018】図3は、本発明のESフィルターでES値
を算出する過程を示す図である。図3を用いて、本発明
のESフィルターの動作を説明する。同図において波形
gは入力される映像信号の信号波形である。波形hは微
分出力波形である。ところでk点のES値を算出する場
合の積分値は、本実施例のESフィルターにおいては積
分範囲が最大11点の加算であるが、本発明の検出手段
として動作する符号判別器101により、微分出力波形
上のD(k)点と符号が異なる範囲の加算器203への
入力は0となるため、実際に積分される範囲はそれより
狭い範囲となり、したがって積分出力波形は、波形iの
ようになる。波形jはES値であり、従来のESフィル
ターによるES値を破線で示す。従来では、積分値が大
きくなるために、ES値が小さくなってしまったが、本
発明のESフィルターでは、正確に積分が行われ、した
がって正確なES値が算出される。
【0019】以下に本発明のディジタルESフィルター
を電子スチルカメラの合焦検出装置として用いた場合に
ついて説明する。
【0020】図4は被写体を撮像する固体撮像素子の出
力より画像のぼけ量を検出し自動的に合焦させる機能を
持った自動焦点機能付電子スチルカメラのブロック図で
ある。
【0021】図4において1はレンズユニット、2はレ
ンズ駆動モーターであり、3は絞り、4は絞り駆動回路
である。5は被写体像を電気信号に変換する固体撮像素
子であり、6は固体撮像素子を駆動するための固体撮像
素子駆動回路である。7は固体撮像素子5の出力をアナ
ログ−デジタル(A/D)変換するA/D変換回路であ
る。
【0022】8はA/D変換回路7の出力を記憶するメ
モリーである。9は、ぼけ量をあらわすES値を算出す
るESフィルターである。10はシステム全体を制御す
るシステム制御回路である。11はメモリー8の出力に
たいしてγ変換,帯域制限等の処理を行う撮像信号処理
回路である。12は撮像信号処理回路11の出力をデジ
タル−アナログ(D/A)変換するD/A変換回路であ
る。
【0023】13はD/A変換回路12の出力をFM変
調するFM変調回路である。14はFM変調回路13の
出力を電流増幅するRECアンプである。15は磁気ヘ
ッド、16は記録媒体である磁気シート、17は磁気シ
ート16を回転させるモーター、18はモーターの回転
を安定させるためのモーターサーボ回路である。19は
被写体の明るさを測定するための測光素子である。20
はレリーズスイッチでありこのスイッチの投入とともに
一連の撮影動作が開始される。
【0024】図5に固体撮像素子5として用いるインタ
ーライン転送型固体撮像素子の構成を示す。図5におい
て、501はインターライン転送型固体撮像素子であ
る。502は光を電荷に変えて蓄積するフォトダイオー
ド、503はフォトダイオードで発生した電荷を垂直方
向に転送する垂直CCDである。V1〜V4は垂直CC
D503の転送電極であり、V1はフォトダイオードの
奇数行の電荷を転送する転送ゲートを兼ねている。
【0025】同様に、V3はフォトダイオードの偶数行
の電荷を転送する転送ゲートを兼ねている。垂直CCD
503は、4相の転送パルスで駆動される。504は、
垂直CCD503より転送されてくる電荷を水平方向に
転送する水平CCDである。H1,H2は水平CCD5
04の転送電極であり、2相の転送パルスで駆動され
る。505は、電荷を電圧に変換し出力する出力アンプ
である。506は、不要電荷を逆転送により掃き捨てる
ためのトップドレインである。507は、不要電荷を順
転送により掃き捨てるためのボトムドレインである。
【0026】図6は自動焦点機能付電子スチルカメラの
動作シークエンスを示した図である。時刻T0にレリー
ズスイッチ20が投入されると一連の撮影シークエンス
が開始される。測光素子19の出力より最適絞り値Av
および最適シャッタースピードTvを算出する。時刻T
1からT2の間に絞りを開放に設定し時刻T2からT3
の間にn段ステップもしくは連続的に無限遠から至近ま
でのピント位置までレンズユニット1をレンズ駆動モー
ター2によって移動させるとともにn回の不要電荷の掃
き捨て,露光,信号電荷読み出しといった一連の動作す
なわちAF動作を行いn回の信号電荷読み出しにおける
固体撮像素子5の出力からぼけ量を算出することによっ
て最もぼけ量の少ない位置すなわち最適ピント位置を算
出する。時刻T3からT4の間に絞り値をAvに設定す
ると同時にレンズユニット1を合焦レンズ位置に設定す
る。時刻T4から不要電荷を逆転相によりトップドレイ
ン506に掃き捨てるクリア動作を行い、その後、本露
光を行う。次にT5から信号電荷の読み出しを行うとと
もに磁気シート16に処理信号を記録する。
【0027】図8に本発明のESフィルターの範囲可変
積分器の第2の実施例を示す。図8において図2と同じ
構成要素には、同じ番号を付しその説明を省略する。1
21はスイッチであり、外部のコントローラーにより制
御される。始めにスイッチaが接続され微分出力D
(x)の絶対値が最大値検出器204に記憶される。次
にスイッチaaはそのままでスイッチbbも接続され
る。したがって絶対値回路203からは|D(x−1)
+D(x)+D(x+1)|が出力される。最大値検出
回路204では、この出力値と記憶している値とを比較
し大きい値を再び記憶する。同様にしてスイッチffま
で接続しながら大きさの比較を行うことにより積分値の
最大値が計算され、積分出力I(x)として出力され
る。出力が終ると範囲可変積分器は、次の映像信号の積
分を行うために記憶している最大値をリセットしスイッ
チを全て開放する。その後映像信号が入力され、同様に
次の積分出力I(x+1)を算出する。
【0028】この場合、始めにスイッチを全て閉じてお
いてスイッチffから順番に開放し最大の積分値を計算
してもよい。
【0029】
【発明の効果】以上、説明したように、本発明によれ
ば、積分範囲の中の同一符号で構成される微分出力の値
を用いて積分を行うので、積分範囲の中で微分出力波形
に山,谷すなわち、画像信号におけるエッジ部1つのみ
が積分対象となる。その結果、従来のようにES値が小
さくなることもないので、合焦精度が向上するという効
果も得られる。また、同一符号部分の検出に際し、オペ
レータの操作を必要としないので自動焦点検出(AF)
機能を損ねることもない。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明のディジタルESフィルターの構成図で
ある。
【図2】本発明の符号判別積分器の構成図である。
【図3】本発明のESフィルターによりES値を算出す
る過程を示す波形図である。
【図4】本発明を適用した自動焦点機能付電子スチルカ
メラのブロック図である。
【図5】インターライン転送型固体撮像素子の構成図で
ある。
【図6】自動焦点機能付電子スチルカメラの動作シーケ
ンスを示す説明図である。
【図7】本発明第2実施例としての積分器の構成図であ
る。
【図8】従来のES法を説明する説明図である。
【図9】従来のESフィルターの構成図である。
【図10】AF動作を行う際のレンズ位置とES値の変
化を示す説明図である。
【図11】従来のESフィルター内の信号波形を示す波
形図である。
【図12】従来のESフィルター内の信号波形を示す波
形図である。
【符号の説明】
101 符号判別積分器 201 遅延器 202 符号判別器 203 加算器 801 微分演算器 803 遅延器 805 割算器 806 ピークホールド回路

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 合焦状態の判定に用いるパラメータを、
    画像信号のエッジ部分における明るさの振幅の値から求
    めるために、前記画像信号の微分出力を一定範囲、積分
    することにより前記振幅の値を算出する合焦検出装置の
    積分器において、 前記一定範囲の中の微分出力の値の符号が一致する範囲
    を検出する検出手段と、 当該検出された範囲の微分出力の各値を加算し、その加
    算結果を前記微分出力に対する積分結果とする加算手段
    とを具えたことを特徴とする合焦検出装置の積分器。
  2. 【請求項2】 合焦状態の判定に用いるパラメータを、
    画像信号のエッジ部分における明るさの振幅の値から求
    めるために、前記画像信号の微分出力を一定範囲、積分
    することにより前記振幅の値を算出する合焦検出装置の
    積分器において、 前記一定範囲の端部から他方の端部まで微分出力の値を
    順次に加算して行く加算手段と、 該加算手段において順次に得られる加算結果の絶対値を
    算出する絶対値算出手段と、 当該算出された絶対値の中の最大値を検出し、当該検出
    した最大値を前記微分出力の積分結果として出力する最
    大値検出手段とを具えたことを特徴とする合焦検出装置
    の積分器。
JP3186188A 1991-07-25 1991-07-25 合焦検出装置の積分器 Pending JPH0530404A (ja)

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