JPH05303990A - 電線の接続方法 - Google Patents

電線の接続方法

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JPH05303990A
JPH05303990A JP14980292A JP14980292A JPH05303990A JP H05303990 A JPH05303990 A JP H05303990A JP 14980292 A JP14980292 A JP 14980292A JP 14980292 A JP14980292 A JP 14980292A JP H05303990 A JPH05303990 A JP H05303990A
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JP
Japan
Prior art keywords
tube
wire
wires
rubber
deformed
Prior art date
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Pending
Application number
JP14980292A
Other languages
English (en)
Inventor
Tadaaki Shiina
直礼 椎名
Hideo Wakizaka
英男 脇阪
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
KOTOU KOGYO KK
Original Assignee
KOTOU KOGYO KK
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Abstract

(57)【要約】 【目的】電線の接続方法であって、多心の電線の接続を
容易かつ完全にする方法を提供する。 【構成】電線を接続するに当り、多心側の電線の内側
に、常温で形状を保持するが圧力を加えると変形し易い
物質を入れ、この接続部の上に加熱すると収縮するチュ
ーブをかぶせ、加熱してチューブを収縮させてシール絶
縁させる電線の接続方法。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は自動車用等に用いる多心
の電線の接続方法に関するものである。
【0002】
【従来の技術】最近の自動車は極めて多くの場所で電気
を使用するため電線を分岐接続することが多い。 此の
接続は絶縁電線の端末を裸にして、1心と多心とを接続
し、此の上にホットメルト系のコンパウンドを内側にコ
ートした収縮チューブをかぶせ、これを収縮せしめて絶
縁している。 この方法では2心を分岐するのは良い
が、3心以上に分岐する時には多心側の電線の中央に空
隙があり、これをふさぐことが難しいので目的を達しな
い。 そして、この傾向は多心になる程著しく、通常5
心以上では実施不可能である。
【0003】
【問題を解決するための手段】発明者等はこのジョイン
トに関し、多心側の電線の中央に、常温で形状を保持す
るが圧力を加えると変形するゴム・プラスチック等の絶
縁物(以下単に組成物と記す)を入れ、この絶縁物の上
に加熟すると収縮するプラスチックチューブをかぶせ、
加熱してこのチューブを収縮せしめると、チューブの収
縮で電線の外側は圧縮被覆され、又、この収縮の圧力で
内側にある組成物が変形して中央部の空隙を埋めると共
に電線に密着し、完全に絶縁シールすることを見出し
た。 そして、この方法によれば3心以上いかなる多心
の場合でも確実に絶縁することが出来る。
【0004】
【作 用】本発明の方法では、常温で形状を保持するが
圧力を加えると変形一体化する組成物を分岐する方の電
線の中央に入れ、この上に収縮チューブをかぶせ、加熱
してこのチュ−ブを収縮せしめる。 チューブは収縮し
て電線の外側部を被覆絶縁するのと同時に、この収縮力
で電線を強く圧縮するので、中央に入れられた組成物は
圧縮され変形して電線の中央にある空隙を完全に埋めて
シールし完全に絶縁する。従来の接続方法は、ホットメ
ルト系のコンパウンドを内側にコートした収縮チューブ
を加熱するものであるが、収縮チューブが収縮して先ず
多心の電線を圧縮して相互に強く接触せしめ、次いで溶
融したホットメルトコンパウンドをこの強く接触された
電線の内側に入れようとした点に、その欠点があると思
われる。そのため不確実で、5心以上の多心に用いるこ
とは不可能であった。これに対して本発明の方法では、
多心の中央に圧力で変形一体化し易い組成物を入れてお
き、収縮チューブの収縮力によりこの組成物を単に圧縮
変形させればよいので、いかなる多心でも中央部の空隙
を埋め完全に絶縁することが可能なものである。
【0005】本発明の組成物は、常温で流動せず、圧力
を加えると変形するゴム・プラスチック等の絶縁物であ
る。 好ましいのは自己融着性のテープに用いられてい
るゴムコンパウンドのごときものである。 自己融着性
のテープは、電線のジョイント部の絶縁に用いられてい
るテープで、ポリエチレンや塩化ビニルの基材と融着性
のゴムから成り、このテープを少し延伸してジョイント
部に巻くと、基材の収縮力でゴムコンパウンドが圧縮さ
れて融着一体化し、完全に絶縁する。 そしてこのよう
なテープで絶縁することは、古くから広く実施されてい
る。 本発明の方法では組成物は収縮チューブの収縮力
によって圧縮変形一体化してシール絶縁するものであ
る。 好ましいのは、天然又は合成ゴム、プロセスオイ
ル、ポリブテン、等の軟化材を主成分とするゴムコンパ
ウンドで、ムーニー粘度(JISK6300準拠)が1
0乃至40、加熱変形率(JISK6723準拠)40
ないし70、フロー(JISK7210準拠)1ないし
30の範囲ものであり、最も好ましいのは、ムーニー粘
度15ないし30、加熱変形率30乃至60、フロー2
乃至15の範囲のものである。組成物は紐状にして短く
カットし、多心の電線の中央部に入れる。 多心の中の
1心に巻き、残りの心をその回りに置くようにしてもよ
い。 組成物の入れる量は多心の間隙を数mmシールす
る量があればよい。 本発明の組成物は軟らかく変形し
易いが、また融着性があるので中央部に入れたり、電線
に巻いたりし易い。
【0006】本発明の収縮チューブとは、加熱により収
縮する延伸されたプラスチックチューブで、通常加熱に
よりその径が1/2乃至1/4に収縮するものである。
この収縮チューブはジョイント部の裸になった部分の
電線の長さより少し長くしてかぶせ、加熱して径を1/
2乃至1/4に収縮させる。 収縮チューブは径の収縮
とともに長さ方向にも幾分収縮するので、その分余分の
長さが必要なものである。 収縮チューブはポリエチレ
ン、EVA等のポリオレフインが用いられ加熱は通常2
00℃以上の炉の中で短時間加熱される。 自動車用の
電線はビニル線が用いられるので、あまり高温に加熱す
るのは好ましくない。収縮チューブは難燃性のものもあ
り、透明なチューブもあるが、透明なチューブは収縮後
完全にシールされているか見るのに都合が良い。
【0007】本発明では多心の方の中央に入れる組成物
と同じような材料をテープ状にしジョイントのため裸に
してつないだ部分に巻きつけたり、上下から2枚のテー
プで押えて両端を圧縮し、その上に収縮チューブをかぶ
せて収縮させることがあり、これによってジョイント部
分は二種類の材料で絶縁されるので好ましい。 単心の
側は線が細いので圧縮が不十分になり易いので、テープ
を巻くことがある。
【0008】
【実施例】次で本発明の実施例を示す。仕上り径1.5
mmのビニル線の端末をむいて銅線を出し、ビニル線1
本と7本とをジョイントした。 裸の部分の長さは合せ
て20mmであった。 7本の側の電線1本の裸線とビ
ニル被覆との境目に厚さ0.5mm幅5mm長さ5mm
のゴムテープを巻いた。 そしてこの周りに残りの6本
の電線を並べた。 又1本の方の電線にはビニル被覆の
所から5mmを、厚さ0.5mm幅5mm長さ5mmの
テープで巻いた。 次いでジョイント部分全部に、厚さ
0.5mm幅15mm長さ30mmのゴムテープを上下
から当て、両端部を圧縮して圧着させた。このゴムテー
プに使用した材料はブチルゴム、プロセス油、ポリブテ
ンを主体とするもので、ムーニー粘度23、加熱変形率
55、フロー4であった。 この上に内径9mm肉厚
0.25mm収縮率1/3の収縮チューブ(長さ40m
m)をかぶせ、200℃の熱風で3分間加熱収縮させ
た。 得られたジョイント部の絶縁抵抗は3×10オー
ムであり、48時間浸水後にも絶縁抵抗は変化しなかっ
た。
【0009】
【発明の効果】このように本発明の方法は簡単な施工方
法で、多心の電線のジョイントを確実に絶縁シールでき
るものであり、工業上有用なものである。

Claims (1)

  1. 【請求項1】 【特許請求の範囲】 電線を接続するに当り、多心側の電線の内側に、常温で
    形状を維持するが圧力を加えることにより変形し易いゴ
    ム又はプラスチック等を入れ、此の接続部の上に加熱す
    ると収縮するチューブをかぶせ、加熱して此のチューブ
    を収縮させてゴム又はプラスチック等を変形させ、絶縁
    させることを特徴とする電線の接続方法。
JP14980292A 1992-04-24 1992-04-24 電線の接続方法 Pending JPH05303990A (ja)

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JP14980292A JPH05303990A (ja) 1992-04-24 1992-04-24 電線の接続方法

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JP14980292A JPH05303990A (ja) 1992-04-24 1992-04-24 電線の接続方法

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JPH05303990A true JPH05303990A (ja) 1993-11-16

Family

ID=15483038

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