JPH05303859A - 浮動式磁気ヘッド及びその支持機構 - Google Patents

浮動式磁気ヘッド及びその支持機構

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JPH05303859A
JPH05303859A JP13173292A JP13173292A JPH05303859A JP H05303859 A JPH05303859 A JP H05303859A JP 13173292 A JP13173292 A JP 13173292A JP 13173292 A JP13173292 A JP 13173292A JP H05303859 A JPH05303859 A JP H05303859A
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JP
Japan
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floating
magnetic disk
spring
suspension spring
electrostrictive element
Prior art date
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Withdrawn
Application number
JP13173292A
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English (en)
Inventor
Hirofumi Furusawa
弘文 古沢
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Alps Alpine Co Ltd
Original Assignee
Alps Electric Co Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 (修正有) 【目的】 浮動式磁気ヘッドの浮上量を磁気ディスクの
内周から外周まで一定にする。 【構成】 浮動式磁気ヘッドのサスペンションばね3の
両面あるいは片面に電歪素子4,5を接合し、電歪素子
の変位を制御する信号発生部7と信号を増幅して電歪素
子に駆動電圧を印加する駆動回路6とを設ける。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、磁気ディスク装置に用
いられる浮動式磁気ヘッドに関する。
【0002】
【従来の技術】一般に磁気ディスク装置における浮動式
磁気ヘッドとしては、動圧型の気体軸受である浮動ヘッ
ドスライダが用いられている。装置の大容量・高密度化
に伴って浮動ヘッドスライダの浮上量は極めて小さくな
ってきており、現在はサブミクロンオ−ダのものが実用
化されている。浮動ヘッドスライダは、高速で回転する
磁気ディスクのランナウトや微小な突起に対して安定に
その浮上量を保持して走行し、装置の信頼性を高めるべ
く浮動ヘッドスライダの自由な運動を拘束しない極めて
フレキシブルなばねであるジンバルばねによって支えら
れている。そしてジンバルばねには、一般には浮動ヘッ
ドスライダに荷重を負荷するとともに浮動ヘッドスライ
ダを支える役割を持つサスペンションばねが接合されて
いる。
【0003】図5は従来の浮動式磁気ヘッドを示す斜視
図であり、1は浮動ヘッドスライダ、2はジンバルば
ね、3はサスペンションばねである。
【0004】浮動式磁気ヘッドは、図示せぬアクチュエ
−タ機構に穴10で固定され、磁気ディスク面上に位置
決めされる。浮動ヘッドスライダ1と磁気ディスク間に
は、装置稼働中には、空気の流体力学作用によって高い
圧力が発生し、その結果浮動ヘッドスライダ1は磁気デ
ィスク面上を浮上するが、その浮上量を最適に保持する
ため、浮動ヘッドスライダ1にはサスペンションばね3
の根元部に曲げ加工によって設けられたサスペンション
ばね曲げ部11のばね圧効果によって適切な荷重が負荷
される。
【0005】通常の磁気ディスク装置は、コンタクト・
スタ−ト・ストップ方式を用いている。この方式では、
磁気ディスク回転時、浮動ヘッドスライダと磁気ディス
クは接触しているため大きな起動トルクが必要となる。
また磁気ディスクの記録再生には、磁気ディスクの全面
を使用するため、内周と外周では磁気ディスクの回転に
よって浮動ヘッドスライダが受ける圧力が変わることか
ら、浮動ヘッドスライダの浮上量が異なる。さらに浮動
式磁気ヘッドは磁気ディスク面上に位置決めされるた
め、位置決め時、サスペンションばね3が共振する。こ
の共振を解決するため、サスペンションばね3に防振材
12が接合されている。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】通常磁気ディスク装置
は、コンタクト・スタ−ト・ストップを繰返すため、磁
気ディスクの低速回転時、浮動ヘッドスライダには浮揚
力がほとんど発生しないため、浮動ヘッドスライダと磁
気ディスクは接触摺動することになる。この接触摺動を
繰返すことにより、浮動ヘッドスライダと磁気ディスク
面に発生する摩擦力は増加し、ついては磁気ディスクが
回転起動できなくなってしまうことになる。
【0007】また、最近高記録密度化が進み、これを実
現するため、磁気ディスクの内周から外周まで効率よく
使用する目的から、ゾ−ン・ピット記録という方式があ
る。この方式は、磁気ディスク面上の記録半径にあわせ
て、記録周波数を変え、記録密度を一定にしようとする
ものであるが、この場合、浮上量が一定である必要があ
る。通常の浮動ヘッドスライダイは、磁気ディスクの内
周から外周に向うに従って、周速が大きくなってしまう
ため、浮上量が高くなってしまう。これを解決する為、
負圧スライダやTPCスライダのような特殊な形状の浮
動ヘッドスライダが必要となってしまう。
【0008】本発明の目的は、通常の浮動ヘッドスライ
ダを用いて磁気ディスク回転時の起動トルクを小さく
し、かつ浮上量が、磁気ディスクの内周から外周まで一
定となる浮動式磁気ヘッドを提供することにある。
【0009】
【課題を解決するための手段】上記のような課題を解決
する為に、本発明は浮動ヘッドスライダを支持するジン
バルばねとこのジンバルばねを一端において支持するサ
スペンションばねとで構成された浮動式磁気ヘッドにお
いて、サスペンションばねの両面あるいは片面に電歪素
子を接合した。また、前記浮動式磁気ヘッドにおいて、
電歪素子の変位を制御する信号発生部と信号を増幅して
電歪素子に駆動電圧を印加する駆動回路とを設けた。
【0010】
【作用】本発明の浮動式磁気ヘッドにおいて、サスペン
ションばねに接合された電歪素子に磁気ディスク回転
時、駆動電圧を印加し、サスペンションばねのばね圧を
軽減することにより、磁気ディスク回転時の起動トルク
を軽減することができる。また、磁気ディスク面上への
位置決め時、サスペンションばねのばね圧を制御し、位
置決め半径が内周から外周側に進むに従い、ばね圧を大
きくすることで、浮動ヘッドスライダと磁気ディスク間
の浮上量を一定に保つことができる。
【0011】
【実施例】次に本発明の実施例について図面を参照して
説明する。
【0012】図1は本発明の一実施例に係わる浮動式磁
気ヘッドの構成及び浮動式磁気ヘッド支持機構の構成を
示す図である。図1において1は浮動ヘッドスライダ、
2はジンバルばね、3はサスペンションばね、4,5は
電歪素子、6は駆動回路、7は信号発生部である。
【0013】浮動ヘッドスライダ1は、ジンバルばね2
に接合され、ジンバルばね2はサスペンションばね3の
一端に接合される。電歪素子4,5は、サスペンション
ばね3の両面に接合され、電気的手段によって接続され
た駆動回路6から供給される電圧によって駆動する。駆
動回路6から供給される電圧は、駆動回路6に電気的に
接続された信号発生部7が発生する信号に従って決定さ
れる。電歪素子4,5は供給電圧に従って変位を発生す
る。故に電歪素子4または5が発生する変形によって電
歪素子4,5を接合したサスペンションばね3が変形
し、ばね圧を変形させることができる。
【0014】図2は、電歪素子4をサスペンションばね
3の片面に接合した場合の一実施例である。
【0015】以上の構成において、磁気ディスク8が回
転していない停止時から回転加速時までの間は、電歪素
子4に駆動電圧が供給され、電圧に応じて電歪素子4が
変位し、結果としてサスペンションばね3のばね圧が変
化する。図4のように信号発生部7は磁気ディスク起動
時、サスペンションばね3のばね圧が小さく、回転速度
の上昇とともにばね圧が高くなるような信号を発生させ
る。
【0016】また、回転減速時から回転停止時までの間
は、同様に電歪素子4に駆動電圧が供給され、回転速度
の低下とともに、ばね圧が小さくなるように信号を発生
させる。この結果浮動ヘッドスライダと磁気ディスクの
摺動時の摩擦力は従来と比較して小さくすることができ
る。
【0017】一方、回転中の磁気ディスク面上への位置
決め時、電歪素子5に駆動電圧が供給され、図3のよう
に位置決め半径が内周から外周側に向かうに従って、サ
スペンションばね3のばね圧が高くなるように制御す
る。この結果、ディスクの内周から外周まで浮上量を一
定に保つことができる。
【0018】
【発明の効果】本発明の浮動式磁気ヘッドにおいては、
サスペンションばねに接合された電歪素子に磁気ディス
ク回転時駆動電圧を印加し、サスペンションばねのばね
圧を軽減することにより、浮動ヘッドスライダと磁気デ
ィスクの摺動時の摩擦力を軽減でき、結果として磁気デ
ィスク回転時の起動トルクを軽減することができる。一
方、回転中の磁気ディスク面上への位置決め時、サスペ
ンションばねに接合された電歪素子に駆動電圧を印加
し、位置決め半径に応じてサスペンションばねのばね圧
を制御することにより、浮動ヘッドスライダと磁気ディ
スク間の浮上量を一定に保つことができる。また、サス
ペンションばねに電歪素子を接合したことにより、磁気
ディスク面上への高速位置決め時に発生するサスペンシ
ョンばねの共振をおさえることができる。従って高信頼
性・高記録密度化への対応が可能な浮動式磁気ヘッドを
提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】(a) 本発明に係わる浮動式磁気ヘッドの構成の
一実施例を示す正面図である。 (b) 本発明に係わる浮動式磁気ヘッド支持機構の構成の
一実施例を示す側面図である。
【図2】(a) 本発明に係わる浮動式磁気ヘッドの構成の
他の実施例を示す正面図である。 (b) 本発明に係わる浮動式磁気ヘッド支持機構の構成の
他の実施例を示す側面図である。
【図3】(a) 本発明に係わる浮動式磁気ヘッドの浮上量
と半径の関係を示すグラフである。 (b) 本発明に係わる浮動式磁気ヘッドのばね圧と半径の
関係を示すグラフである。
【図4】(a) 磁気ディスク装置の起動・停止時のディス
ク回転数を示すグラフである。 (b) 本発明に係わる浮動式磁気ヘッドの起動・停止時の
ばね圧を示すグラフである。
【図5】従来の浮動式磁気ヘッドを示す斜視図である。
【図6】従来の浮動式磁気ヘッドの磁気ディスク面上の
ヘッド位置決め半径と浮上量の関係を示すグラフであ
る。
【符号の説明】
1…浮動ヘッドスライダ 2…ジンバルばね 3…サスペンションばね 4…電歪素子 5…電歪素子 6…駆動回路 7…信号発生部 8…磁気ディスク

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 浮動ヘッドスライダを支持するジンバル
    ばねとこのジンバルばねを一端において支持するサスペ
    ンションばねとで構成された浮動式磁気ヘッドにおい
    て、サスペンションばねの両面あるいは片面に電歪素子
    を接合したことを特徴とする浮動式磁気ヘッド。
  2. 【請求項2】 浮動ヘッドスライダを支持するジンバル
    ばねとこのジンバルばねを一端において支持するサスペ
    ンションばねとで構成された浮動式磁気ヘッドにおい
    て、サスペンションばねの両面あるいは片面に電歪素子
    を接合し、電歪素子の変位を制御する信号発生部と信号
    を増幅して電歪素子に駆動電圧を印加する駆動回路とを
    設けたことを特徴とする浮動式磁気ヘッドの支持機構。
JP13173292A 1992-04-24 1992-04-24 浮動式磁気ヘッド及びその支持機構 Withdrawn JPH05303859A (ja)

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JP13173292A JPH05303859A (ja) 1992-04-24 1992-04-24 浮動式磁気ヘッド及びその支持機構

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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
EP1152401A1 (en) * 1998-09-16 2001-11-07 Matsushita Electric Industrial Co., Ltd. Head support mechanism, information recording / reproducing apparatus, and method of manufacturing head support mechanism
JP2008198321A (ja) * 2007-02-16 2008-08-28 Fujitsu Ltd 磁気ディスク装置

Cited By (4)

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EP1152401A4 (en) * 1998-09-16 2003-01-15 Matsushita Electric Ind Co Ltd HEAD SUPPORT MECHANISM, INFORMATION RECORDING / REPRODUCING APPARATUS, AND METHOD FOR MANUFACTURING A HEAD SUPPORT MECHANISM
US6943990B1 (en) 1998-09-16 2005-09-13 Matsushita Electric Industrial Co., Ltd. Head support mechanism, information recording/reproducing apparatus, and method of manufacturing head support mechanism
JP2008198321A (ja) * 2007-02-16 2008-08-28 Fujitsu Ltd 磁気ディスク装置

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Legal Events

Date Code Title Description
A300 Withdrawal of application because of no request for examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A300

Effective date: 19990706