JPH0530356U - 物置用可動装置 - Google Patents

物置用可動装置

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JPH0530356U
JPH0530356U JP8544091U JP8544091U JPH0530356U JP H0530356 U JPH0530356 U JP H0530356U JP 8544091 U JP8544091 U JP 8544091U JP 8544091 U JP8544091 U JP 8544091U JP H0530356 U JPH0530356 U JP H0530356U
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JP
Japan
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caster
caster support
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support plates
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Pending
Application number
JP8544091U
Other languages
English (en)
Inventor
義頼 斎藤
Original Assignee
株式会社日本パツク
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Abstract

(57)【要約】 【目的】災害時など必要な場合には物置を自由に移動さ
せることができるようにして、集合住宅のベランダなど
における非常時の避難路の確保を可能にし、また、物置
への取付け作業が容易であると共に、寸法の異なる物置
に対しても容易に適合させることができる物置用可動装
置を提供する。 【構成】全体の長さを調節可能に連結された2枚のキャ
スター支持プレート6,8からなるキャスター支持体5
と、キャスター支持体5に取付けられたキャスター11
とを有してなり、上記支持体5の長さを物置の下部寸法
にあわせて物置の下部に固定することを特徴とする。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
本考案は、物置の下部に取付けることにより物置を移動可能にするための物置 用可動装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
近年、家庭での物品の整理のために、スチールなどでできた物置が多く用いら れるようになってきた。このような事情は集合住宅でも例外ではなく、集合住宅 のベランダに物置が設置される例が増えてきた。
【0003】
【考案が解決しようとする課題】
しかるに、集合住宅でのベランダは、火災その他の非常時に隣家との仕切板を 破壊することにより避難路として用いることができるように考慮されているため 、この避難路に物置が設置されていると避難の障害となり、最悪の場合は人命に かかわることもあった。
【0004】 本考案は、このような問題点を解消するためになされたもので、災害時など必 要な場合には物置を自由に移動させることができるようにして、集合住宅のベラ ンダなどにおける非常時の避難路の確保を可能にした物置用可動装置を提供する ことを目的とする。
【0005】 本考案はまた、物置への取付け作業が容易であると共に、寸法の異なる物置に 対しても容易に適合させることができる物置用可動装置を提供することを目的と する。
【0006】
【課題を解決するための手段】
本考案は、上記目的を達成するために、全体の長さを調節可能に連結された2 枚のキャスター支持プレートからなるキャスター支持体と、このキャスター支持 体に取付けられたキャスターとを有してなり、上記支持体の長さを物置の下部寸 法にあわせて物置の下部に固定するようにしたことを特徴とする。
【0007】
【作用】
2枚のキャスター支持プレートからなるキャスター支持体を物置の下部に固定 すると、キャスター支持体に取付けられたキャスターによって物置を任意の向き に自由に移動させることができるようになる。2枚のキャスター支持プレートは 全体の長さを調節することにより物置の寸法にあわせることができる。
【0008】
【実施例】
以下、図面を参照しながら本考案にかかる物置用可動装置の実施例について説 明する。 図1において、物置本体1の下部には台枠2があり、この台枠2上に側板、背 板等が組付けられ、さらに天板や扉などが組付けられることによって物置が組立 られている。台枠2の下面側はくぼみになっており、台枠2の天井板3は物置本 体1の底板となっている。この天井板3の下面側には、上記くぼみ内において適 宜数(図示の例では2本)の補強リブ4が物置本体1の間口と平行な方向に固定 されている。台枠2内には対をなすキャスター支持体5が左右に取付けられてい る。
【0009】 上記キャスター支持体5は2枚のキャスター支持プレート6,8からなる。各 キャスター支持プレート6,8は鉄板などによって作られ、その各一端部は直角 に折り曲げられ、かつ、さらに直角に折り返された折曲部7,9となっている。 各キャスター支持プレート6,8にはその折曲部7,9の近くにおいてキャスタ ー11が取付けられている。キャスター11は、周知のように走行車輪を有する と共に、支持軸を中心に自由に回転することができ、これによって任意の方向に 走行することができる。2枚のキャスター支持プレート6,8はボルト15とナ ットによって一体に連結することができるが、2枚のキャスター支持プレート6 ,8からなるキャスター支持体5の長さを調節することができるようになってい る。対をなすキャスター支持体5,5は台枠2の底面側に奥行き方向に固定され ている。
【0010】 次に、上記キャスター支持体5の長さ調節機構の例について説明する。図1な いし図3において、キャスター支持プレート6の他端部には2個の長孔14がキ ャスター支持プレート6の長手方向に形成されている。これに対してキャスター 支持プレート8の他端部には上記長孔14に嵌まるべき打ち出し部18が円筒状 に形成されている。キャスター支持プレート4の長孔14に対するキャスター支 持プレート8の打ち出し部18の嵌合位置を調節することにより、キャスター支 持プレート6,8全体の長さを調節した上で、長孔14と打ち出し部18にボル ト15を通し、このボルト15にナット22を螺入することによりキャスター支 持プレート6,8を一体に連結する。なお、ボルト15の頭部とキャスター支持 プレート6との間及びキャスター支持プレート8とナットと22との間にはそれ ぞれ座金20,21が介装されている。キャスター支持プレート6,8の全体の 長さを再調節するときは、ボルト15、ナット22を緩めた上で再調節し、その 後ボルト15、ナット22を再び締め付ける。キャスター支持プレート6,8の 全体の長さは、図1に示すように、台枠2の奥行き方向の寸法Lに合わせて調節 する。
【0011】 次に、キャスターの取付け機構の例について説明する。図5において、キャス ター11は取付け軸41と、この取付け軸41に対して回転自在に取付けられた 車輪支持枠42とを有してなり、キャスター支持プレート6に形成された取付け 孔16(図1参照)に上記取付け軸41を挿通し、この取付け軸41にナット4 4を螺入することによりキャスター11がキャスター支持プレート6に取付けら れている。なお、車輪支持枠42とキャスター支持プレート6との間及びキャス ター支持プレート6とナット44との間にはそれぞれ座金45,43が介装され ている。キャスター支持プレート8にも同様の構成によってキャスター11が取 付けられている。
【0012】 ここで、車輪支持枠42とキャスター支持プレート6との間の座金45の枚数 を変えることにより、キャスター支持プレート6に対するキャスター11の取付 け高さ位置を調節することができる。このようにキャスター11の高さ位置を調 節できるということは、物置を例えばベランダに設置する場合に有効である。す なわち、ベランダは排水を考慮して多少傾斜させてあるが、傾斜面の上側に位置 するキャスター11と下側に位置するキャスター11の高さ位置を調節すれば、 物置を水平状態に設置することができるからである。
【0013】 さて、上記のように構成されたキャスター支持体5を物置の台枠2に固定する 手段は各種考えられるが、組付けが容易で十分な強度が得られる両面接着テープ を使用すれば便利である。図3は両面接着テープの使用例を示すもので、前述の ようにして長さを調節したキャスター支持プレート6,8を両面接着テープ24 ,25で前記リブ4に接着し固定したものである。両面接着テープ24,25と しては、接着強度が大きいアクリルフォーム接合剤を用いたものが推奨される。 この両面接着テープは、アクリルフォームを基材としてその両面にアクリル系粘 着層を形成したもので、強靱な接合力で金属、樹脂板等の各種材料を簡単に接合 することができ、既に各種分野において広く用いられ、信頼性も確認されている 。
【0014】 2枚のキャスター支持プレート6,8は重ねあわせて連結するため、相互間に 段差を生じる。そこで図3の例では、下側のキャスター支持プレート6のリブ4 への固定部分に上記段差分の打ち出し部27を上に向かって形成し、この打ち出 し部分27を両面接着剤25の介在のもとにリブ4に固定している。
【0015】 以上説明した実施例では、2枚のキャスター支持プレートをボルトとナットに よって連結していたが、強靱な接合力を有する上述のようなアクリルフォーム接 合剤を用いた両面接着テープによって連結してもよい。図4はその例を示すもの で、2枚のキャスター支持プレート36,38をこれら全体の長さを調節した上 で両面接着テープ29で接着し連結している。各キャスター支持プレート36, 38の各一端部には折曲部37,39が形成されている。各キャスター支持プレ ート36,38は前記実施例と同様に台枠の下部のリブ4に両面接着剤24,2 5によって固定されている。また、この例では上下に重ねたキャスター支持プレ ート36,38の段差をなくすために、キャスター支持プレート38のキャスタ ー支持プレート36との連結部分を上記段差分だけ上側に折り曲げている。
【0016】 物置本体の下部の構成は各種仕様によって異なる。例えば、図6に示すように 、物置の台枠2には補強リブ46が1本だけしか設けられていない場合がある。 1本のリブ46に対してだけ2枚のキャスター支持プレート51,53の一方5 1を両面接着テープ56で固定したのでは固定強度が不足する。そこで、図6の 例では、各キャスター支持プレート51,53の一端部の折曲部52,54も台 枠2の天井板3に両面接着テープ57,58で接着し固定して十分な強度を得て いる。図示されていないが、各キャスター支持プレート51,53にはキャスタ ーが取付けられる。この実施例でも2枚のキャスター支持プレート51,53の 連結に両面接着テープ55が用いられている。
【0017】 以上説明した各実施例によれば、物置本体1の下部にキャスター11を有して なるキャスター支持体5を取付けたため、物置を必要に応じて自由に移動させる ことができ、特に、集合住宅のベランダに物置を設置している場合は、非常時に 物置を移動させて避難路を確保することができ、人命にかかわる重大な事故を未 然に防止することができる。また、キャスター支持体5は全体の長さを調節可能 に連結された2枚のキャスター支持プレート6,8からなり、キャスター支持体 5全体の長さを物置の寸法にあわせて調節することができるため、各種仕様の物 置に適合させることができる。
【0018】 さらに、キャスター支持体5を物置本体に取付ける手段としてアクリルフォー ム接合剤を用いた両面接着テープを使用すれば、キャスター支持体5を簡単かつ 迅速に物置本体に取付けることができるし、十分な強度も得られる。
【0019】 なお、物置本体への可動装置の取付けは、物置の設置現場において行ってもよ いし、物置の製造工程において台枠2に組付けておいてもよい。また、既に設置 してある物置を可動式にするために、可動装置の部分のみを製造販売してもよい 。この場合、キャスター支持体の長さ調節が可能であることが特に有効となる。
【0020】
【考案の効果】
本考案によれば、物置の下部にキャスターを有してなるキャスター支持体を取 付けたため、物置を必要に応じて自由に移動させることができ、特に、集合住宅 のベランダに物置を設置している場合は、非常時に物置を移動させて避難路を確 保することができ、人命にかかわる重大な事故を未然に防止することができる。 また、キャスター支持体は全体の長さを調節可能に連結された2枚のキャスター 支持プレートからなり、キャスター支持体全体の長さを物置の寸法にあわせて調 節することができるため、各種仕様の物置に適合させることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案にかかる物置用可動装置の実施例を示す
分解斜視図。
【図2】同上実施例中のキャスター支持プレート連結部
分の正面断面図。
【図3】上記実施例中のキャスター支持プレート連結部
分及び物置への可動装置取付け部分の側面断面図。
【図4】本考案に適用可能なキャスター支持プレート連
結部分の別の例を示す側面断面図。
【図5】上記実施例中のキャスター取付け機構部分の側
面断面図。
【図6】本考案に適用可能な物置への可動装置取付け部
分の別の例を示す側面断面図。
【符号の説明】
5 キャスター支持体 6 キャスター支持プレート 8 キャスター支持プレート 11 キャスター

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 物置の下部に取付けることにより物置を
    移動可能にするための物置用可動装置であって、全体の
    長さを調節可能に連結された2枚のキャスター支持プレ
    ートからなるキャスター支持体と、このキャスター支持
    体に取付けられたキャスターとを有してなり、上記支持
    体の長さを物置の下部寸法にあわせて物置の下部に固定
    することを特徴とする物置用可動装置。
JP8544091U 1991-09-24 1991-09-24 物置用可動装置 Pending JPH0530356U (ja)

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JP8544091U JPH0530356U (ja) 1991-09-24 1991-09-24 物置用可動装置

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JP8544091U JPH0530356U (ja) 1991-09-24 1991-09-24 物置用可動装置

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Publication Number Publication Date
JPH0530356U true JPH0530356U (ja) 1993-04-20

Family

ID=13858928

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Application Number Title Priority Date Filing Date
JP8544091U Pending JPH0530356U (ja) 1991-09-24 1991-09-24 物置用可動装置

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Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5720302B2 (ja) * 1976-03-17 1982-04-27

Patent Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5720302B2 (ja) * 1976-03-17 1982-04-27

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