JPH05302756A - １缶２回路型瞬間加熱式熱交換器 - Google Patents
１缶２回路型瞬間加熱式熱交換器Info
- Publication number
- JPH05302756A JPH05302756A JP4131901A JP13190192A JPH05302756A JP H05302756 A JPH05302756 A JP H05302756A JP 4131901 A JP4131901 A JP 4131901A JP 13190192 A JP13190192 A JP 13190192A JP H05302756 A JPH05302756 A JP H05302756A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- circuit
- heat exchange
- combustion
- exchange pipe
- hot water
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Abstract
(57)【要約】
【目的】 燃焼缶体部分で熱交換パイプの破損が生じに
くい、耐久性のある１缶２回路型瞬間式熱交換器の提供
を目的とする。 【構成】 燃焼缶体10内に給湯回路20と風呂追い焚き回
路30の２回路を導入して、それぞれの回路に流れる水を
瞬間加熱するようにした１缶２回路型瞬間加熱式熱交換
器であって、前記給湯回路はその熱交換パイプ21を前記
燃焼缶体に巻き付けた後燃焼缶体内に通し、前記風呂追
い焚き回路はその熱交換パイプを前記燃焼缶体に巻き付
けることなく直接燃焼缶体内に通す。
くい、耐久性のある１缶２回路型瞬間式熱交換器の提供
を目的とする。 【構成】 燃焼缶体10内に給湯回路20と風呂追い焚き回
路30の２回路を導入して、それぞれの回路に流れる水を
瞬間加熱するようにした１缶２回路型瞬間加熱式熱交換
器であって、前記給湯回路はその熱交換パイプ21を前記
燃焼缶体に巻き付けた後燃焼缶体内に通し、前記風呂追
い焚き回路はその熱交換パイプを前記燃焼缶体に巻き付
けることなく直接燃焼缶体内に通す。
Description
【０００１】
【産業上の利用分野】本発明は１個の燃焼缶体によって
２つの回路を流れる水をそれぞれ瞬間加熱することがで
きる１缶２回路型瞬間加熱式熱交換器に関する。
２つの回路を流れる水をそれぞれ瞬間加熱することがで
きる１缶２回路型瞬間加熱式熱交換器に関する。
【０００２】
【従来の技術】従来、例えば実開平３−13066 号公報に
記載の熱交換器においては、給湯回路と風呂追い焚き回
路の各熱交換パイプを、それぞれ燃焼缶体に巻き付けた
後燃焼缶体内に通すようにしている。このように熱交換
パイプを燃焼缶体に巻き付けることで、熱の吸収を一層
効果的にせんとする趣旨である。
記載の熱交換器においては、給湯回路と風呂追い焚き回
路の各熱交換パイプを、それぞれ燃焼缶体に巻き付けた
後燃焼缶体内に通すようにしている。このように熱交換
パイプを燃焼缶体に巻き付けることで、熱の吸収を一層
効果的にせんとする趣旨である。
【０００３】
【発明が解決しようとする課題】ところが、上記従来例
のように、給湯回路と風呂追い焚き回路の両熱交換パイ
プを燃焼缶体に巻き付けるようにした場合には、給湯回
路の熱交換パイプと風呂追い焚き回路の熱交換パイプに
おける熱膨張の違いにより、それぞれの熱交換パイプに
引っ張り、圧縮の各繰り返し応力が加わりやすく、熱交
換パイプが破損やそれによる水漏れなどの欠点があっ
た。またこのため、２つの熱交換パイプをうまく配置せ
ねばならず、構造的な制約が多く、又コストが高くなる
問題点があった。特に、風呂追い焚き回路は不使用時に
管内の水が空になったりするので、給湯単独運転の際に
風呂追い焚き回路が空だきの状態となり、問題があっ
た。
のように、給湯回路と風呂追い焚き回路の両熱交換パイ
プを燃焼缶体に巻き付けるようにした場合には、給湯回
路の熱交換パイプと風呂追い焚き回路の熱交換パイプに
おける熱膨張の違いにより、それぞれの熱交換パイプに
引っ張り、圧縮の各繰り返し応力が加わりやすく、熱交
換パイプが破損やそれによる水漏れなどの欠点があっ
た。またこのため、２つの熱交換パイプをうまく配置せ
ねばならず、構造的な制約が多く、又コストが高くなる
問題点があった。特に、風呂追い焚き回路は不使用時に
管内の水が空になったりするので、給湯単独運転の際に
風呂追い焚き回路が空だきの状態となり、問題があっ
た。
【０００４】そこで本発明は、上記従来技術の欠点を解
消し、燃焼缶体部分で熱交換パイプの破損が生じにく
い、耐久性のある１缶２回路型瞬間式熱交換器の提供を
目的とする。
消し、燃焼缶体部分で熱交換パイプの破損が生じにく
い、耐久性のある１缶２回路型瞬間式熱交換器の提供を
目的とする。
【０００５】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するた
め、本発明は、燃焼缶体内に給湯回路と風呂追い焚き回
路の２回路を導入して、それぞれの回路に流れる水を瞬
間加熱するようにした１缶２回路型瞬間加熱式熱交換器
であって、前記給湯回路はその熱交換パイプを前記燃焼
缶体に巻き付けた後燃焼缶体内に通し、前記風呂追い焚
き回路はその熱交換パイプを前記燃焼缶体に巻き付ける
ことなく直接燃焼缶体内に通すことを特徴としている。
め、本発明は、燃焼缶体内に給湯回路と風呂追い焚き回
路の２回路を導入して、それぞれの回路に流れる水を瞬
間加熱するようにした１缶２回路型瞬間加熱式熱交換器
であって、前記給湯回路はその熱交換パイプを前記燃焼
缶体に巻き付けた後燃焼缶体内に通し、前記風呂追い焚
き回路はその熱交換パイプを前記燃焼缶体に巻き付ける
ことなく直接燃焼缶体内に通すことを特徴としている。
【０００６】
【作用】風呂追い焚き回路の熱交換パイプは燃焼缶体に
巻き付けられていないので、給湯単独運転の場合、燃焼
缶体の回りで水の通った給湯回路の熱交換パイプが加熱
されるが、風呂追い焚き回路の熱交換パイプは燃焼缶体
の回りで空焚きされることがなくなる。よって風呂追い
焚き回路に加わる熱応力が減少する。勿論、従来生じて
いた給湯回路の熱交換パイプと風呂追い焚き回路の熱交
換パイプとの間での大きな温度差が生じなくなる。また
風呂追い焚き単独運転の場合には、水の流れのない給湯
回路の熱交換パイプが燃焼缶体の回りで加熱されるが、
中に水が入っているので、過熱状態にはならず、また燃
焼缶体や風呂追い焚き回路の熱交換パイプとの温度差も
そんなに大きくならない。また給湯と追い焚きの同時運
転の場合には、従来からあまり問題にならない。
巻き付けられていないので、給湯単独運転の場合、燃焼
缶体の回りで水の通った給湯回路の熱交換パイプが加熱
されるが、風呂追い焚き回路の熱交換パイプは燃焼缶体
の回りで空焚きされることがなくなる。よって風呂追い
焚き回路に加わる熱応力が減少する。勿論、従来生じて
いた給湯回路の熱交換パイプと風呂追い焚き回路の熱交
換パイプとの間での大きな温度差が生じなくなる。また
風呂追い焚き単独運転の場合には、水の流れのない給湯
回路の熱交換パイプが燃焼缶体の回りで加熱されるが、
中に水が入っているので、過熱状態にはならず、また燃
焼缶体や風呂追い焚き回路の熱交換パイプとの温度差も
そんなに大きくならない。また給湯と追い焚きの同時運
転の場合には、従来からあまり問題にならない。
【０００７】
【実施例】以下に本発明を実施例に基づいて説明する。
図１は本発明の実施例である１缶２回路型瞬間加熱式熱
交換器の概略を示す断面構成図で、図２は斜視図であ
る。燃焼缶体10の下部にバーナ11が配置され、運転時に
燃焼される。燃焼缶体10内上部に熱交換部12が設けら
れ、該熱交換部12に給湯回路20の熱交換パイプ21と風呂
追い焚き回路30の熱交換パイプ31が通されている。13は
前記両熱交換パイプ21、31に共通の吸熱フィンである。
図１は本発明の実施例である１缶２回路型瞬間加熱式熱
交換器の概略を示す断面構成図で、図２は斜視図であ
る。燃焼缶体10の下部にバーナ11が配置され、運転時に
燃焼される。燃焼缶体10内上部に熱交換部12が設けら
れ、該熱交換部12に給湯回路20の熱交換パイプ21と風呂
追い焚き回路30の熱交換パイプ31が通されている。13は
前記両熱交換パイプ21、31に共通の吸熱フィンである。
【０００８】前記、給湯回路20の熱交換パイプ21は燃焼
缶体10の外まで延長され、燃焼缶体10に巻き付けられて
いる。一方、風呂追い焚き回路30の熱交換パイプ31は燃
焼缶体10に巻き付けられることなく、回路30に接続され
ている。各熱交換パイプ21、31は銅製パイプとしてい
る。給湯回路20は市水道に接続され、運転停止中も回路
20内に水が満たされている。風呂追い焚き回路30は浴槽
40内に水がない場合等においては回路30内の水は抜け出
ている。
缶体10の外まで延長され、燃焼缶体10に巻き付けられて
いる。一方、風呂追い焚き回路30の熱交換パイプ31は燃
焼缶体10に巻き付けられることなく、回路30に接続され
ている。各熱交換パイプ21、31は銅製パイプとしてい
る。給湯回路20は市水道に接続され、運転停止中も回路
20内に水が満たされている。風呂追い焚き回路30は浴槽
40内に水がない場合等においては回路30内の水は抜け出
ている。
【０００９】図示しない給湯カランが開放されることに
より給湯運転が開始されると、バーナ11が燃焼を開始
し、給湯回路20を送られてくる水が熱交換パイプ21を通
る間に燃焼缶体10により瞬間加熱される。また図示しな
い追い焚き運転スイッチのオンにより、循環ポンプ32が
駆動し、浴槽内の水が追い焚き回路30を循環し、熱交換
パイプ31を通る間に燃焼缶体10により瞬間加熱される。
より給湯運転が開始されると、バーナ11が燃焼を開始
し、給湯回路20を送られてくる水が熱交換パイプ21を通
る間に燃焼缶体10により瞬間加熱される。また図示しな
い追い焚き運転スイッチのオンにより、循環ポンプ32が
駆動し、浴槽内の水が追い焚き回路30を循環し、熱交換
パイプ31を通る間に燃焼缶体10により瞬間加熱される。
【００１０】給湯単独運転がなされる場合には、燃焼缶
体10の銅板、及び給湯回路20の熱交換パイプ21の巻き付
け部は従来と同様に加熱される。が、風呂追い焚き回路
30の熱交換パイプ31は燃焼缶体10に巻き付けられていな
いので、該部分が空焚きとならず、過熱状態となるのが
防止される。よって勿論、従来生じていた給湯回路20の
熱交換パイプ21と風呂追い焚き回路30の熱交換パイプ31
との大きな温度差も解消され、大きな引っ張り、圧縮の
各応力が各熱交換パイプ21、31に加わるのが防止され
る。
体10の銅板、及び給湯回路20の熱交換パイプ21の巻き付
け部は従来と同様に加熱される。が、風呂追い焚き回路
30の熱交換パイプ31は燃焼缶体10に巻き付けられていな
いので、該部分が空焚きとならず、過熱状態となるのが
防止される。よって勿論、従来生じていた給湯回路20の
熱交換パイプ21と風呂追い焚き回路30の熱交換パイプ31
との大きな温度差も解消され、大きな引っ張り、圧縮の
各応力が各熱交換パイプ21、31に加わるのが防止され
る。
【００１１】風呂追い焚き運転を単独で行う場合には、
給湯回路20側は、運転停止状態でその熱交換パイプ21の
巻き付け部分が燃焼缶体10から熱を受け加熱されるが、
給湯回路20の場合には水が管内にあるので、過熱状態と
なるのが避けられる。よって熱交換パイプ21の加熱冷却
に伴う繰り返し伸縮の程度が抑制される。また給湯運転
と風呂追い焚き運転を同時運転する場合には、給湯回路
20の熱交換パイプ31の巻き付け部分には水が流れている
ので、勿論過熱状態にはならず、また風呂追い焚き回路
30の熱交換パイプ31も問題はない。
給湯回路20側は、運転停止状態でその熱交換パイプ21の
巻き付け部分が燃焼缶体10から熱を受け加熱されるが、
給湯回路20の場合には水が管内にあるので、過熱状態と
なるのが避けられる。よって熱交換パイプ21の加熱冷却
に伴う繰り返し伸縮の程度が抑制される。また給湯運転
と風呂追い焚き運転を同時運転する場合には、給湯回路
20の熱交換パイプ31の巻き付け部分には水が流れている
ので、勿論過熱状態にはならず、また風呂追い焚き回路
30の熱交換パイプ31も問題はない。
【００１２】
【発明の効果】本発明は以上の構成よりなり、請求項１
に記載の１缶２回路型瞬間加熱式熱交換器によれば、給
湯回路はその熱交換パイプを前記燃焼缶体に巻き付けた
後燃焼缶体内に通し、前記風呂追い焚き回路は前記燃焼
缶体に巻き付けることなく熱交換パイプを直接燃焼缶体
内に通すようにしたので、空焚きされやすい追い焚き回
路の熱交換パイプが過熱されるのが防止され、また給湯
回路の熱交換パイプと風呂追い焚き回路の熱交換パイプ
との間の大きな温度差が防止される結果、各熱交換パイ
プに対する熱歪みの発生が抑制され、耐久性が増す。勿
論２つの熱交換パイプを同時に燃焼缶体に巻き付ける必
要がないので、熱交換パイプの配管構造及び組み立て作
業が非常に簡単になり、設計の自由度も大きくなる。風
呂追い焚き回路側は燃焼缶体に巻き付けないので、通水
抵抗も低減し、小さなポンプで循環をよくすることがで
きる。
に記載の１缶２回路型瞬間加熱式熱交換器によれば、給
湯回路はその熱交換パイプを前記燃焼缶体に巻き付けた
後燃焼缶体内に通し、前記風呂追い焚き回路は前記燃焼
缶体に巻き付けることなく熱交換パイプを直接燃焼缶体
内に通すようにしたので、空焚きされやすい追い焚き回
路の熱交換パイプが過熱されるのが防止され、また給湯
回路の熱交換パイプと風呂追い焚き回路の熱交換パイプ
との間の大きな温度差が防止される結果、各熱交換パイ
プに対する熱歪みの発生が抑制され、耐久性が増す。勿
論２つの熱交換パイプを同時に燃焼缶体に巻き付ける必
要がないので、熱交換パイプの配管構造及び組み立て作
業が非常に簡単になり、設計の自由度も大きくなる。風
呂追い焚き回路側は燃焼缶体に巻き付けないので、通水
抵抗も低減し、小さなポンプで循環をよくすることがで
きる。
【図１】本発明の実施例である１缶２回路型瞬間加熱式
熱交換器の概略を示す断面構成図である。
熱交換器の概略を示す断面構成図である。
【図２】本発明の実施例である１缶２回路型瞬間加熱式
熱交換器の概略を示す斜視図である。
熱交換器の概略を示す斜視図である。
10 燃焼缶体 20 給湯回路 21 熱交換パイプ 30 風呂追い焚き回路 31 熱交換パイプ 40 浴槽
Claims (1)
- 【請求項１】 燃焼缶体内に給湯回路と風呂追い焚き回
路の２回路を導入して、それぞれの回路に流れる水を瞬
間加熱するようにした１缶２回路型瞬間加熱式熱交換器
であって、前記給湯回路はその熱交換パイプを前記燃焼
缶体に巻き付けた後燃焼缶体内に通し、前記風呂追い焚
き回路はその熱交換パイプを前記燃焼缶体に巻き付ける
ことなく直接燃焼缶体内に通すことを特徴とする１缶２
回路型瞬間加熱式熱交換器。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP13190192A JP3170866B2 (ja) | 1992-04-24 | 1992-04-24 | １缶２回路型瞬間加熱式熱交換器 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP13190192A JP3170866B2 (ja) | 1992-04-24 | 1992-04-24 | １缶２回路型瞬間加熱式熱交換器 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH05302756A true JPH05302756A (ja) | 1993-11-16 |
| JP3170866B2 JP3170866B2 (ja) | 2001-05-28 |
Family
ID=15068821
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP13190192A Expired - Fee Related JP3170866B2 (ja) | 1992-04-24 | 1992-04-24 | １缶２回路型瞬間加熱式熱交換器 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JP3170866B2 (ja) |
Cited By (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2016029314A (ja) * | 2014-07-25 | 2016-03-03 | 株式会社ノーリツ | 熱交換器 |
Families Citing this family (52)
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1992
- 1992-04-24 JP JP13190192A patent/JP3170866B2/ja not_active Expired - Fee Related
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| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
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