JPH05301537A - 車両用後方監視装置及び文字信号処理装置 - Google Patents
車両用後方監視装置及び文字信号処理装置Info
- Publication number
- JPH05301537A JPH05301537A JP4110097A JP11009792A JPH05301537A JP H05301537 A JPH05301537 A JP H05301537A JP 4110097 A JP4110097 A JP 4110097A JP 11009792 A JP11009792 A JP 11009792A JP H05301537 A JPH05301537 A JP H05301537A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- monitor
- rear monitoring
- video signal
- character information
- displayed
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Granted
Links
Landscapes
- Fittings On The Vehicle Exterior For Carrying Loads, And Devices For Holding Or Mounting Articles (AREA)
- Studio Circuits (AREA)
- Closed-Circuit Television Systems (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【目的】 本発明は車両用後方監視装置及びこの装置の
モニタを利用する文字信号処理装置に関し、左右反転像
を表示するために使用する反転モニタを文字情報表示に
も使用できるようにすることを目的とする。 【構成】 車両100の後方の光景を撮影する後方監視
テレビジョンカメラ1と、後方監視テレビジョンカメラ
1の映像信号を左右反転して表示する運転席に設けられ
た反転モニタ2とを備える車両用後方監視装置であっ
て、表示しようとする文字情報の左右反転した映像信号
を発生して反転モニタ2に出力する反転文字情報発生手
段3を備える。
モニタを利用する文字信号処理装置に関し、左右反転像
を表示するために使用する反転モニタを文字情報表示に
も使用できるようにすることを目的とする。 【構成】 車両100の後方の光景を撮影する後方監視
テレビジョンカメラ1と、後方監視テレビジョンカメラ
1の映像信号を左右反転して表示する運転席に設けられ
た反転モニタ2とを備える車両用後方監視装置であっ
て、表示しようとする文字情報の左右反転した映像信号
を発生して反転モニタ2に出力する反転文字情報発生手
段3を備える。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、車両の後方監視装置に
関し、特に後方の映像を表示するモニタを文字情報の表
示にも利用する後方監視装置とその文字信号処理装置に
関する。
関し、特に後方の映像を表示するモニタを文字情報の表
示にも利用する後方監視装置とその文字信号処理装置に
関する。
【0002】
【従来の技術】トラック等の大型の車両では、ルームミ
ラーの使用ができない等の理由により、車両の後方を充
分に見ることができない。そのため車両の後退時の運転
操作が難しく安全上も好ましくない。そこで図5に示す
ように車両の後方に、後方に向けたテレビジョンカメラ
(TVカメラ)を設け、その映像を運転席に設けたモニ
タ52に表示することが行われる。このような後方の光
景を運転席で見えるようにした装置は後方監視装置と呼
ばれる。
ラーの使用ができない等の理由により、車両の後方を充
分に見ることができない。そのため車両の後退時の運転
操作が難しく安全上も好ましくない。そこで図5に示す
ように車両の後方に、後方に向けたテレビジョンカメラ
(TVカメラ)を設け、その映像を運転席に設けたモニ
タ52に表示することが行われる。このような後方の光
景を運転席で見えるようにした装置は後方監視装置と呼
ばれる。
【0003】後方監視装置のモニタ52に表示する映像
は、これまでの習慣上の理由から運転者がバックミラー
を介して後方を見る時の光景と同じであることが望まし
く、後方監視用TVカメラ51の映像を左右反転してモ
ニタ52に表示する必要がある。そのような反転表示を
実現するためには、TVカメラ51に左右反転の映像信
号を出力する反転TVカメラを用いるか、又はモニタ5
2に通常の映像信号を左右反転して表示する反転モニタ
を使用する必要がある。反転モニタの方が普及している
ことや監視用TVカメラが大型化することが好ましくな
い等の理由により、反転モニタを使用して左右反転を実
現するのが一般的である。
は、これまでの習慣上の理由から運転者がバックミラー
を介して後方を見る時の光景と同じであることが望まし
く、後方監視用TVカメラ51の映像を左右反転してモ
ニタ52に表示する必要がある。そのような反転表示を
実現するためには、TVカメラ51に左右反転の映像信
号を出力する反転TVカメラを用いるか、又はモニタ5
2に通常の映像信号を左右反転して表示する反転モニタ
を使用する必要がある。反転モニタの方が普及している
ことや監視用TVカメラが大型化することが好ましくな
い等の理由により、反転モニタを使用して左右反転を実
現するのが一般的である。
【0004】近年トラックを使用した荷物の集荷配送業
務では、移動通信を利用して業務途中の各トラックに集
配指令を出す集配指令システムが広く利用されている。
図6は、移動通信を利用した集配指令システムの説明図
である。指令所610からの各トラック向けの集配指令
は制御局620から送信され、宛先のトラック600は
自車宛の指令であることを識別してその指令情報を運転
者に報知する。逆に各トラック600から指令所610
に情報を送信する時には、キーボード等から情報を入力
して送信する。
務では、移動通信を利用して業務途中の各トラックに集
配指令を出す集配指令システムが広く利用されている。
図6は、移動通信を利用した集配指令システムの説明図
である。指令所610からの各トラック向けの集配指令
は制御局620から送信され、宛先のトラック600は
自車宛の指令であることを識別してその指令情報を運転
者に報知する。逆に各トラック600から指令所610
に情報を送信する時には、キーボード等から情報を入力
して送信する。
【0005】トラック600で受信した指令所からの集
配指令は、モニタ等の表示装置に表示した文字情報の形
で運転者に報知される。そのため移動通信を利用した集
配指令システムでは、各トラックの運転席にモニタ等の
表示装置を備えることが必要である。
配指令は、モニタ等の表示装置に表示した文字情報の形
で運転者に報知される。そのため移動通信を利用した集
配指令システムでは、各トラックの運転席にモニタ等の
表示装置を備えることが必要である。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】集配指令システムの対
象下にあるトラックに後方監視装置を設ける場合、運転
席にそれぞれの装置用のモニタを設けることは空間上の
問題や費用の点から好ましくない。そこで後方監視装置
のモニタを集配指令システムの指令情報の表示に利用す
ることが考えられる。
象下にあるトラックに後方監視装置を設ける場合、運転
席にそれぞれの装置用のモニタを設けることは空間上の
問題や費用の点から好ましくない。そこで後方監視装置
のモニタを集配指令システムの指令情報の表示に利用す
ることが考えられる。
【0007】しかし前述のように後方監視装置では車両
後方のTVカメラの映像を左右反転してモニタに表示す
る必要がある。そのため通常は反転モニタが使用される
が、この反転モニタに文字情報の映像信号を通常の形式
で与えたのでは左右反転した映像になってしまう。図7
はこのことを説明するための図であり、図7の(a) に示
すような通常のモニタで文字情報が正常に表示される映
像信号を反転モニタに与えた時には、図7の(b) に示す
ような左右反転した表示画面になってしまうという問題
がある。
後方のTVカメラの映像を左右反転してモニタに表示す
る必要がある。そのため通常は反転モニタが使用される
が、この反転モニタに文字情報の映像信号を通常の形式
で与えたのでは左右反転した映像になってしまう。図7
はこのことを説明するための図であり、図7の(a) に示
すような通常のモニタで文字情報が正常に表示される映
像信号を反転モニタに与えた時には、図7の(b) に示す
ような左右反転した表示画面になってしまうという問題
がある。
【0008】もちろん後方監視TVカメラに反転TVカ
メラを使用すれば、モニタは通常の正像モニタを使用で
きるため上記のような問題は生じないが、前述のように
反転TVカメラは大型であると共に普及していないため
高価であるという問題がある。また既に後方監視装置を
有する車両を対象として集配指令システムを構築する場
合、モニタの種類にかかわらず既存のモニタを集配指令
の表示装置として使用できることが望ましい。しかし現
状の集配指令システムの文字情報処理装置は文字情報を
正像の映像信号として出力するだけであり、モニタを共
用するためには後方監視装置のTVカメラを反転TVカ
メラにモニタを正像モニタにする必要があり、既存の装
置がそのまま使用できないという問題があった。
メラを使用すれば、モニタは通常の正像モニタを使用で
きるため上記のような問題は生じないが、前述のように
反転TVカメラは大型であると共に普及していないため
高価であるという問題がある。また既に後方監視装置を
有する車両を対象として集配指令システムを構築する場
合、モニタの種類にかかわらず既存のモニタを集配指令
の表示装置として使用できることが望ましい。しかし現
状の集配指令システムの文字情報処理装置は文字情報を
正像の映像信号として出力するだけであり、モニタを共
用するためには後方監視装置のTVカメラを反転TVカ
メラにモニタを正像モニタにする必要があり、既存の装
置がそのまま使用できないという問題があった。
【0009】上記のような問題は集配指令システムに限
らず、後方監視装置のモニタを他の目的に共用しようと
する時には頻繁に生じる。本発明は上記問題点に鑑みて
なされたものであり、後方監視装置の反転モニタを利用
して文字情報を表示可能にすることとした後方監視装置
の実現を第一の目的とし、後方監視装置でどのようなモ
ニタが使用されていようともモニタを利用しての文字情
報の表示を可能にする文字情報処理装置の実現を第二の
目的とする。
らず、後方監視装置のモニタを他の目的に共用しようと
する時には頻繁に生じる。本発明は上記問題点に鑑みて
なされたものであり、後方監視装置の反転モニタを利用
して文字情報を表示可能にすることとした後方監視装置
の実現を第一の目的とし、後方監視装置でどのようなモ
ニタが使用されていようともモニタを利用しての文字情
報の表示を可能にする文字情報処理装置の実現を第二の
目的とする。
【0010】
【課題を解決するための手段】図1は本発明の後方監視
装置の基本構成を示す図である。この後方監視装置は、
車両100の後方の光景を撮影する後方監視テレビジョ
ンカメラ1と、後方監視テレビジョンカメラ1の映像信
号を左右反転して表示する反転モニタ2とを備える車両
用後方監視装置であるが、上記の第一の目的を達成する
ため、表示しようとする文字情報の左右反転した映像信
号を発生して反転モニタ2に出力する反転文字情報発生
手段3を備えることを特徴とする。
装置の基本構成を示す図である。この後方監視装置は、
車両100の後方の光景を撮影する後方監視テレビジョ
ンカメラ1と、後方監視テレビジョンカメラ1の映像信
号を左右反転して表示する反転モニタ2とを備える車両
用後方監視装置であるが、上記の第一の目的を達成する
ため、表示しようとする文字情報の左右反転した映像信
号を発生して反転モニタ2に出力する反転文字情報発生
手段3を備えることを特徴とする。
【0011】更に、図2は本発明の第二の態様である後
方監視用文字信号処理装置201の基本構成を示す図で
ある。図2において、200は後方監視装置が設けられ
る車両である。後方監視装置は、車両200の後方の光
景を撮影する後方監視テレビジョンカメラ21と、後方
監視テレビジョンカメラ21の映像信号を表示するモニ
タ22とを備えており、後方監視テレビジョンカメラ2
1又はモニタ22のいずれかに左右反転機能のものを使
用することにより、モニタ22には後方の映像が左右反
転して表示される。本発明の後方監視用文字信号処理装
置201は、この後方監視装置のモニタ22に表示する
文字情報を発生するものであって、上記第二の目的を達
成するため、表示する文字情報の正像映像信号を発生す
る正像文字情報発生手段23と、表示する文字情報の左
右反転映像信号を発生する反転文字情報発生手段24
と、正像映像信号と左右反転映像信号のいずれかが発生
されるように切り換える切換手段25とを備える。
方監視用文字信号処理装置201の基本構成を示す図で
ある。図2において、200は後方監視装置が設けられ
る車両である。後方監視装置は、車両200の後方の光
景を撮影する後方監視テレビジョンカメラ21と、後方
監視テレビジョンカメラ21の映像信号を表示するモニ
タ22とを備えており、後方監視テレビジョンカメラ2
1又はモニタ22のいずれかに左右反転機能のものを使
用することにより、モニタ22には後方の映像が左右反
転して表示される。本発明の後方監視用文字信号処理装
置201は、この後方監視装置のモニタ22に表示する
文字情報を発生するものであって、上記第二の目的を達
成するため、表示する文字情報の正像映像信号を発生す
る正像文字情報発生手段23と、表示する文字情報の左
右反転映像信号を発生する反転文字情報発生手段24
と、正像映像信号と左右反転映像信号のいずれかが発生
されるように切り換える切換手段25とを備える。
【0012】
【作用】本発明の後方監視装置では、反転モニタ2で表
示する文字情報の映像信号は反転文字情報発生手段3に
よって左右反転映像信号として発生されるので、反転モ
ニタ2には正像の文字情報が表示される。本発明の後方
監視用文字信号処理装置201は、切換手段25を切り
換えることにより表示する文字情報の映像信号を正像信
号と左右反転信号の間で切り換えることが可能であり、
モニタ22の種類に応じて切り換えれば常に正像の文字
情報が表示できる。
示する文字情報の映像信号は反転文字情報発生手段3に
よって左右反転映像信号として発生されるので、反転モ
ニタ2には正像の文字情報が表示される。本発明の後方
監視用文字信号処理装置201は、切換手段25を切り
換えることにより表示する文字情報の映像信号を正像信
号と左右反転信号の間で切り換えることが可能であり、
モニタ22の種類に応じて切り換えれば常に正像の文字
情報が表示できる。
【0013】
【実施例】本発明の実施例の構成を図3に示す。図3に
おいて、31は後方監視装置用TVカメラであり、車両
の後方に設けられ、後方の光景を撮影する。32は運転
席に設けられたモニタであり、TVカメラ31の撮影し
た映像を表示する。ここではTVカメラ31又はモニタ
32のいずれかに左右反転機能を有するものを使用する
ことによって、モニタ32には左右反転した映像が表示
される。
おいて、31は後方監視装置用TVカメラであり、車両
の後方に設けられ、後方の光景を撮影する。32は運転
席に設けられたモニタであり、TVカメラ31の撮影し
た映像を表示する。ここではTVカメラ31又はモニタ
32のいずれかに左右反転機能を有するものを使用する
ことによって、モニタ32には左右反転した映像が表示
される。
【0014】301は、無線による移動通信を利用した
集配指令システムの車両用端末装置であり、集配指令を
モニタ32に表示する。端末装置301は図示の通り、
以下のものを備えている。331は受信機であり、集配
指令のデータを受信してディジタル信号として出力す
る。333から339はマイクロコンピュータを形成す
る部分であり、すべてバスで接続されている。
集配指令システムの車両用端末装置であり、集配指令を
モニタ32に表示する。端末装置301は図示の通り、
以下のものを備えている。331は受信機であり、集配
指令のデータを受信してディジタル信号として出力す
る。333から339はマイクロコンピュータを形成す
る部分であり、すべてバスで接続されている。
【0015】333は入出力(I/O)ポートであり、
受信機331からの集配指令のデータが入力される。3
34はマイクロプロセッサであり、335はROMであ
り、336はRAMであり、337は表示する文字をド
ットの集合で表わしたフォントを記憶したキャラクタR
OMである。338はビデオRAMであり、339はC
RTコントローラであり、340はパラレルデータをシ
リアルデータに変換する変換器(P−S変換器)であ
る。341はモニタ32に入力する映像信号を、TVカ
メラ31からの信号とP−S変換器からの文字情報の映
像信号との間で切り換える切換スイッチであり、車両の
ギアが後退に入ると自動的にTVカメラ31側に切り換
わり、モニタ32に後方の映像を表示する。バックギア
が入っている時以外はP−S変換器340の出力がモニ
タ32に表示される。そして332はI/Oポートであ
り、この信号処理装置301が出力する映像信号の形態
を選択する信号が入力される。
受信機331からの集配指令のデータが入力される。3
34はマイクロプロセッサであり、335はROMであ
り、336はRAMであり、337は表示する文字をド
ットの集合で表わしたフォントを記憶したキャラクタR
OMである。338はビデオRAMであり、339はC
RTコントローラであり、340はパラレルデータをシ
リアルデータに変換する変換器(P−S変換器)であ
る。341はモニタ32に入力する映像信号を、TVカ
メラ31からの信号とP−S変換器からの文字情報の映
像信号との間で切り換える切換スイッチであり、車両の
ギアが後退に入ると自動的にTVカメラ31側に切り換
わり、モニタ32に後方の映像を表示する。バックギア
が入っている時以外はP−S変換器340の出力がモニ
タ32に表示される。そして332はI/Oポートであ
り、この信号処理装置301が出力する映像信号の形態
を選択する信号が入力される。
【0016】次に集配指令を受信して表示するまでの処
理を簡単に説明する。MPU334、ROM335及び
RAM336で構成されるコンピュータは、I/Oポー
ト333を介して受信機331の受信した集配指令のデ
ータを読み取る。そしてこのデータを解読して表示する
映像画面を決定する。更に画面に表示する文字のドット
情報をキャラクタROM337から読み出してビデオR
AM338の表示位置に対応したアドレスに格納する。
これを繰り返して画面が形成されるとCRTコントロー
ラ339を動作させて映像信号の形式に従ってビデオR
AM338のデータを読み出す。読み出されるデータは
バイト単位のパラレルデータであるからこれをP−S変
換器340でシリアルデータに変換して切換スイッチ3
41からモニタ32に出力する。
理を簡単に説明する。MPU334、ROM335及び
RAM336で構成されるコンピュータは、I/Oポー
ト333を介して受信機331の受信した集配指令のデ
ータを読み取る。そしてこのデータを解読して表示する
映像画面を決定する。更に画面に表示する文字のドット
情報をキャラクタROM337から読み出してビデオR
AM338の表示位置に対応したアドレスに格納する。
これを繰り返して画面が形成されるとCRTコントロー
ラ339を動作させて映像信号の形式に従ってビデオR
AM338のデータを読み出す。読み出されるデータは
バイト単位のパラレルデータであるからこれをP−S変
換器340でシリアルデータに変換して切換スイッチ3
41からモニタ32に出力する。
【0017】本実施例ではI/Oポート332を介して
文字情報の映像信号の出力形態を正像とするか左右反転
とするかが選択できるようになっている。すなわちモニ
タ32が通常の正像モニタであれば出力する文字情報の
映像信号を正像とし、モニタ32が反転であれば左右反
転映像信号を出力するようにする。そのため選択した出
力形態に応じてビデオRAM338に正像又は反転の文
字画面を形成する。この画面形成方法を図4を参照して
説明する。
文字情報の映像信号の出力形態を正像とするか左右反転
とするかが選択できるようになっている。すなわちモニ
タ32が通常の正像モニタであれば出力する文字情報の
映像信号を正像とし、モニタ32が反転であれば左右反
転映像信号を出力するようにする。そのため選択した出
力形態に応じてビデオRAM338に正像又は反転の文
字画面を形成する。この画面形成方法を図4を参照して
説明する。
【0018】図4の(a) はキャラクタROMの一種であ
る漢字ROMの一文字のデータ形式を示している。図示
のように一文字は24×24ドットで表わされる。デー
タはバイト単位で処理されるため横方向を3バイトとし
て、一文字を表わすのに72バイトのデータが必要であ
り、図示のような順番でROMに記憶されている。ビデ
オRAM338は図4の(c) に示したような表示する画
面に対応したビット配列を有しており、左上の角からま
ず横方向に一行目のデータを順に読み出し、モニタ32
と同期して順次下の行を読み出す。従って表示画面を形
成するには表示する文字の図4の(a) で示したような一
文字のドットデータをビデオRAM338の所定の位置
に記憶させればよい。
る漢字ROMの一文字のデータ形式を示している。図示
のように一文字は24×24ドットで表わされる。デー
タはバイト単位で処理されるため横方向を3バイトとし
て、一文字を表わすのに72バイトのデータが必要であ
り、図示のような順番でROMに記憶されている。ビデ
オRAM338は図4の(c) に示したような表示する画
面に対応したビット配列を有しており、左上の角からま
ず横方向に一行目のデータを順に読み出し、モニタ32
と同期して順次下の行を読み出す。従って表示画面を形
成するには表示する文字の図4の(a) で示したような一
文字のドットデータをビデオRAM338の所定の位置
に記憶させればよい。
【0019】正像の映像信号を出力する時には上記のよ
うにすることで文字情報の画面が形成されるが、左右反
転した映像信号を出力する時には、ビデオRAM338
上に図4の(c) を左右反転した画面を作成する必要があ
る。以下にその方法を説明する。まず図4の(a) の漢字
ROMのデータを左右反転した図4の(b) に示すような
反転文字パターンを作成する。前述のようにデータはバ
イト単位で扱われるため、各バイト内のデータの順序を
逆にした上で、各バイトデータの配列順序を変換する。
そしてビデオRAM338に画面を作成する時には、左
右の角を基準として所定の位置に反転文字パターンのデ
ータを格納する。このようにして作成された画面を左上
の角から通常通り読み出すことにより反転映像信号とな
る。
うにすることで文字情報の画面が形成されるが、左右反
転した映像信号を出力する時には、ビデオRAM338
上に図4の(c) を左右反転した画面を作成する必要があ
る。以下にその方法を説明する。まず図4の(a) の漢字
ROMのデータを左右反転した図4の(b) に示すような
反転文字パターンを作成する。前述のようにデータはバ
イト単位で扱われるため、各バイト内のデータの順序を
逆にした上で、各バイトデータの配列順序を変換する。
そしてビデオRAM338に画面を作成する時には、左
右の角を基準として所定の位置に反転文字パターンのデ
ータを格納する。このようにして作成された画面を左上
の角から通常通り読み出すことにより反転映像信号とな
る。
【0020】以上が本実施例において、正像及び左右反
転の映像信号を発生させる方法であるが、他にビデオR
AMの横方向のアドレスのみを逆方向に変化させて読み
出し、各バイトデータを逆方向にパラレル−シリアル変
換するように別のP−S変換器を使用する等の各種の方
法がある。いずれにしろ本実施例のように文字情報の映
像信号を正像と左右反転のいずれも選択可能にすること
により、どのような後方監視装置のモニタであっても文
字情報を表示するための表示装置として使用することが
可能になる。
転の映像信号を発生させる方法であるが、他にビデオR
AMの横方向のアドレスのみを逆方向に変化させて読み
出し、各バイトデータを逆方向にパラレル−シリアル変
換するように別のP−S変換器を使用する等の各種の方
法がある。いずれにしろ本実施例のように文字情報の映
像信号を正像と左右反転のいずれも選択可能にすること
により、どのような後方監視装置のモニタであっても文
字情報を表示するための表示装置として使用することが
可能になる。
【0021】
【発明の効果】本発明により、後方監視装置のモニタが
反転モニタであっても文字情報の表示装置として使用で
き、更に後方監視装置のモニタがどのようなものであっ
ても文字情報の表示装置として使用可能で、システムの
構築が容易になる。
反転モニタであっても文字情報の表示装置として使用で
き、更に後方監視装置のモニタがどのようなものであっ
ても文字情報の表示装置として使用可能で、システムの
構築が容易になる。
【図1】本発明の後方監視装置の基本構成を示す図であ
る。
る。
【図2】本発明の後方監視用文字信号処理装置の基本構
成を示す図である。
成を示す図である。
【図3】本発明の実施例の構成を示す図である。
【図4】正像と左右反転像の文字情報画面の作成方法の
説明図である。
説明図である。
【図5】後方監視システムを示す図である。
【図6】移動通信を利用した集配指令システムを示す図
である。
である。
【図7】左右反転モニタでの文字情報表示の説明図であ
る。
る。
1,21…後方監視TVカメラ 2,22…反転モニタ 3…反転文字情報発生手段 23…正像文字情報発生手段 24…反転文字情報発生手段 25…切換手段 100,200…車両 201…後方監視用文字信号処理装置
Claims (2)
- 【請求項1】 車両(100)の後方の光景を撮影する
後方監視テレビジョンカメラ(1)と、該後方監視テレ
ビジョンカメラ(1)の映像信号を左右反転して表示す
る反転モニタ(2)とを備える車両用後方監視装置であ
って、 表示しようとする文字情報の左右反転した映像信号を発
生して前記反転モニタ(2)に出力する反転文字情報発
生手段(3)を備えることを特徴とする車両用後方監視
装置。 - 【請求項2】 車両(200)の後方の光景を撮影する
後方監視テレビジョンカメラ(21)と、該後方監視テ
レビジョンカメラ(21)の映像信号を表示するモニタ
(22)とを備え、該モニタ(22)には後方の映像が
左右反転して表示される後方監視装置の前記モニタ(2
2)に表示する文字情報を発生する後方監視用文字信号
処理装置(201)であって、 表示する文字情報の正像映像信号を発生する正像文字情
報発生手段(23)と、 表示する文字情報の左右反転映像信号を発生する反転文
字情報発生手段(24)と、 前記正像映像信号と前記左右反転映像信号のいずれかが
発生されるように切り換える切換手段(25)とを備え
ることを特徴とする後方監視用文字信号処理装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP11009792A JP3219459B2 (ja) | 1992-04-28 | 1992-04-28 | 車両用後方監視装置及び文字信号処理装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP11009792A JP3219459B2 (ja) | 1992-04-28 | 1992-04-28 | 車両用後方監視装置及び文字信号処理装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH05301537A true JPH05301537A (ja) | 1993-11-16 |
JP3219459B2 JP3219459B2 (ja) | 2001-10-15 |
Family
ID=14526962
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP11009792A Expired - Fee Related JP3219459B2 (ja) | 1992-04-28 | 1992-04-28 | 車両用後方監視装置及び文字信号処理装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP3219459B2 (ja) |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2006275823A (ja) * | 2005-03-29 | 2006-10-12 | Pioneer Electronic Corp | 画像表示装置、画像表示方法、画像表示プログラム、および記録媒体 |
WO2012144452A1 (ja) * | 2011-04-21 | 2012-10-26 | シャープ株式会社 | 画像表示装置および画像表示方法 |
-
1992
- 1992-04-28 JP JP11009792A patent/JP3219459B2/ja not_active Expired - Fee Related
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2006275823A (ja) * | 2005-03-29 | 2006-10-12 | Pioneer Electronic Corp | 画像表示装置、画像表示方法、画像表示プログラム、および記録媒体 |
JP4652099B2 (ja) * | 2005-03-29 | 2011-03-16 | パイオニア株式会社 | 画像表示装置、画像表示方法、画像表示プログラム、および記録媒体 |
WO2012144452A1 (ja) * | 2011-04-21 | 2012-10-26 | シャープ株式会社 | 画像表示装置および画像表示方法 |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JP3219459B2 (ja) | 2001-10-15 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
EP0786720B1 (en) | Multiple screen display apparatus | |
JP2006287826A (ja) | 車両用画像生成装置および方法 | |
JP3490472B2 (ja) | ピクセル・ストリームを転送するアーキテクチャ | |
JPH05213113A (ja) | 多目的表示装置 | |
JPH11348659A (ja) | 車載画像表示装置 | |
JPH07311569A (ja) | 画像処理装置および方法 | |
US8477080B2 (en) | Device and method for outputting different images on at least two display units | |
WO2005006772A1 (ja) | 画像表示装置及び画像表示方法 | |
CN208021321U (zh) | 一种标清输入高清输出的车载环视系统 | |
JP3219459B2 (ja) | 車両用後方監視装置及び文字信号処理装置 | |
JP3784964B2 (ja) | 書画カメラ付きデータプロジェクタ | |
JP2020135206A (ja) | 画像処理装置、車載用カメラシステム及び画像処理方法 | |
CN111105523A (zh) | 可用于行车记录仪的可移动式回放画面系统及方法 | |
JP2961737B2 (ja) | 遠隔制御装置 | |
JP3350998B2 (ja) | 表示装置 | |
JP2004015233A (ja) | 画像処理システム及び画像処理装置 | |
JPH02218279A (ja) | デジタルtv受像機間画像伝送装置 | |
JP2000081867A (ja) | 映像出力装置および映像出力制御方法 | |
JP2005184397A (ja) | 表示方法、表示システム、表示装置および撮影装置 | |
JP4804036B2 (ja) | 画像処理システム | |
JPH10187127A (ja) | 表示装置 | |
KR100686180B1 (ko) | 이동통신 단말기 및 알지비 색상을 이용한 데이터 송수신방법 | |
JPH11317915A (ja) | 表示装置 | |
JP2000175184A (ja) | プレゼンテ―ション用pdp表示装置、プレゼンテ―ション装置および表示制御方法 | |
JPH0410886A (ja) | 静止画テレビ電話機 |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A01 | Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01 Effective date: 20010703 |
|
LAPS | Cancellation because of no payment of annual fees |