JPH0530147A - 歪補償回路 - Google Patents

歪補償回路

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JPH0530147A
JPH0530147A JP3207191A JP20719191A JPH0530147A JP H0530147 A JPH0530147 A JP H0530147A JP 3207191 A JP3207191 A JP 3207191A JP 20719191 A JP20719191 A JP 20719191A JP H0530147 A JPH0530147 A JP H0530147A
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Ryoji Hayashi
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  • Digital Transmission Methods That Use Modulated Carrier Waves (AREA)
  • Cable Transmission Systems, Equalization Of Radio And Reduction Of Echo (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 歪補償に必要なRAMの容量を削減が可能な
歪補償回路を得る。 【構成】 標本値の前後のシンボルのシンボル符号、ま
たは絶対位相を表す符号、または位相変化量を表す符
号、あるいはそれら各符号の組み合わせと、シンボル区
間内での標本値の位置を表す符号とを用いて、歪補償に
必要なRAMのアドレッシングを行う。 【効果】 増幅器の非線形性の補償効果を損なうことな
く、歪補償に必要なRAMの容量を大幅に削減すること
ができる歪補償回路が得られる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、直交振幅変調(以
下、QAMという)などの直交変調を用いたディジタル
変調方式にて、送信電力増幅用の増幅器の非線形歪を補
償する歪補償回路に関するものである。
【0002】
【従来の技術】図8は従来の歪補償回路を用いた変調装
置を示すブロック図である。図において、1は送信ビッ
ト系列10が入力される入力端子、2は変調出力が出力
される出力端子であり、3はサンプルクロック21が入
力されるクロック端子である。
【0003】また、100は送信ビット系列10からシ
ンボル符号20a,20bを生成するマッピング回路で
あり、200は読み出し専用メモリ(以下、ROMとい
う)を用いてそのシンボル符号20a,20bより標本
値30a,30bを生成する波形整形フィルタである。
300は後述する電力増幅器による増幅の際に発生する
非直線歪を補償するための、適応形ディジタルプリディ
ストータ( Adaptivedigital predistortor)と呼ばれ
ている歪補償回路である。
【0004】400は増幅器としての前述の電力増幅器
であり、401はこの電力増幅器400の出力の一部を
取り出すカプラである。402はこのカプラ401にて
取り出された信号を減衰させる減衰器である。
【0005】なお、波形整形フィルタ200内におい
て、210はサンプルクロック21を2N 分周(Nは整
数)してシンボルクロック22を作る分周期であり、2
11は前記サンプルクロック21により計数動作をする
N カウンタである。212は前記シンボルクロック2
2によりシフト動作をするシフトレジスタであり、21
3は前記カウンタ211の計数値および前記シフトレジ
スタ212の内容をアドレスとして標本値30a,30
bを読み出す読み出し専用メモリ(以下、ROMとい
う)である。
【0006】また、歪補償回路300内において、31
0は前記標本値30a,30bにより読み出しアドレス
が与えられ、電力増幅器400の非線形性を補償する歪
補償値を出力する書き換え可能なメモリ(以下、RAM
という)であり、311はこのRAM310の出力する
歪補償値と前記標本値30a,30bとを加算する第1
の加算回路である。312はこの第1の加算回路311
の出力するディジタル値をアナログ値に変換するディジ
タル・アナログ変換器(以下、D/A変換器という)、
313は搬送波を生成する発振器であり、314はこの
D/A変換器312の出力で発振器313からの搬送波
を変調する直交変調器である。
【0007】315は前記カプラ401により前記増幅
器400から取り出された出力の一部を復調する直交復
調器であり、316はこの直交復調器315の出力する
アナログ値をディジタル値に変換するアナログ・ディジ
タル変換器(以下、A/D変換器という)である。31
7はこのA/D変換器316の出力を前記標本値30
a,30bから引き算する減算回路、318は減算回路
317の出力から前記RAM310の内容に対する修正
量を計算する修正量発生回路であり、319はこの修正
量発生回路318の出力と前記RAM310の出力との
加算もしくは減算を行い、その出力によってRAM31
0の内容を適応的に書き換える演算回路である。
【0008】次に動作について説明する。変調方式は直
交変調が可能なディジタル変調方式であれば何でもよい
が、ここでは16値QAMを例にとり、位相平面上の信
号点配置が図9に示すようであったものとして説明す
る。
【0009】マッピング回路100は、入力端子1から
入力した送信ビット系列10からシンボル符号20a,
20bを生成する。ここで、20aは同相成分(I成
分)のシンボル符号、20bは直交成分(Q成分)のシ
ンボル符号であり、以下の説明でも同様に信号のI成分
にa,Q成分にbの添字を付けて表わすことにする。
【0010】16値QAMの場合、マッピング回路10
0で行うマッピングにはいくつかの方法があるが、例え
ば次のようにして送信ビット系列10からシンボル符号
20a,20bを生成する。まず、送信ビット系列10
を先頭から4ビットずつ区切り、C00,C10,C20,C
30|C01,C11,C21,C31|…|C0n,C1n,C2n
3n|…として、S0n,S1nを次の数1のように定め
る。
【0011】
【数1】
【0012】I成分のシンボル符号20aを(a0n,a
1n),Q成分のシンボル符号20bを(b0n,b1n)と
表わすことにすると、S0nのグレイ符号表現がa
0n0n,S1nのグレイ符号表現がa1n1nとなるように
(a0n,a1n),(b0n,b1n)を決める。このように
求められるI,Q各成分のシンボル符号(00),(0
1),(10),(11)に対して、シンボル点におい
て、それぞれ、−3a,−a,a,3aのインパルスを
生成すれば、図9の信号点配置が得られる。
【0013】このようにして生成されたベースバンド信
号のI成分およびQ成分は、例えば図10(a)に示す
ような時間的に不連続な波形となる。通常、変調波の帯
域を制限する目的で、ベースバンド信号は低域通過フィ
ルタ(以下、LPFという)を通し、図10(b)に示
すような時間的に連続な波形とする。
【0014】ここで、このLPFに単位インパルスを入
力したとき、例えば図11(a)に示すようにシンボル
点の前後3シンボルの区間に応答波形を生じたとする。
(あるいはそれ以外の区間の応答波形が無視できるほど
小さいとする。)すると、図10(a)のようなインパ
ルス列を入力した場合にあるシンボル区間でLPFから
出力される波形は、図11(b)に示すようにそのシン
ボル区間の前後3シンボルのインパルス応答波形の重ね
合わせ(たたみ込み)となる。
【0015】このシンボル区間の波形をシンボルロック
の2N 倍(Nは整数)のサンプルクロックで標本化し、
Bビット(Bは整数)の分解能で量子化される。図11
(b)ではN=3の場合を示しており、波形の黒丸印が
各標本を表し、シンボル区間の先頭からn=0,n=
1,…,n=7と番号をつけている。
【0016】以上を説明したように、LPFの出力にお
いて、任意のシンボル区間の任意の位置の標本値は、そ
のシンボル区間の前後のKシンボル(図11では3シン
ボル)とシンボル区間内の位置が決まれば求めることが
できる。従って、あらかじめあらゆるシンボルの組み合
わせ、すべての位置について標本値を計算し、Bビット
で量子化したものでメモリに格納しておけば、前後Kシ
ンボルと標本の位置情報をアドレスとしてメモリを読み
出してゆくことにより、LPFの出力波形が得られる。
【0017】波形整形フィルタ200は、このような原
理に基づき動作をする。クロック端子3から入力したサ
ンプルクロック21は、分周器210で2N 分周されて
シンボルクロック22となり、シフトレジスタ212を
駆動して、マッピング回路100が出力するシンボル符
号20a,20bをシフトしてゆく。シフトレジスタ2
12は常に最も新しい2K個のシンボル符号が保存され
ており、この内容23a,23bが前後Kシンボルのシ
ンボル符号を与える。
【0018】また、サンプルクロック21により2N
ウンタ211が計数動作をし、その出力24がシンボル
区間内の位置を与える。シフトレジスタ212の内容2
3a,23bとカウンタ211のシンボル24とをアド
レスとして、前述のあらゆるシンボルの組み合わせ、お
よびすべての位置について計算された標本値があらかじ
め格納されているROMの読み出しを行うと標本値30
a,30bが得られる。
【0019】このベースバンド信号の標本値30a,3
0bを用いて搬送波313を直交変調した後、電力増幅
器400で増幅するときに発生する非線形歪を補償する
ため、歪補償回路300は以下のように動作する。
【0020】すなわち、標本値ごとに、電力増幅器40
0の出力の一部を取り出して復調し、標本値との差をと
る。これにより、電力増幅器400のその標本値に対す
る歪の量がわかるので、これをメモリに格納しておく。
再びベースバンド信号に同じ標本値が現れたとき、電力
増幅器400によって付加される歪と等量の歪を標本値
に対してあらかじめ逆に付加しておくことにより、電力
増幅器400による歪を打ち消すことができる。これ
は、メモリに格納しておいたその標本値に対する歪の値
を読み出し、標本値に加算することで行われる。
【0021】以下、図8に示される回路についてこの動
作を説明する。RAM310には電力増幅器400の非
線形性により生ずる歪を補償するためにあらかじめ標本
値30a,30bに加える歪成分が格納されている。従
って、まず標本値30aと30bとをアドレスとして、
RAM310からその標本値に対する歪補償量を読み出
す。
【0022】第1の加算回路311で標本値30a,3
0bとこのRAM310の出力とを加え、歪補償された
ベースバンド信号31a,31bを得る。このベースバ
ンド信号31a,31bをD/A変換器312でアナロ
グ信号に変換する。直交変調器314はD/A変換器3
12の出力により搬送波313を変調する。変調された
搬送波を電力増幅器400で増幅し、出力端子2から出
力する。
【0023】この電力増幅器400の出力の一部をカプ
ラ401で取り出し、減衰器402で適切なレベルに減
衰して直交復調器315でベースバンド信号に復調す
る。このベースバンド信号をA/D変換器316でディ
ジタル値に変換し、減算回路317で本来送信されるべ
き標本値30a,30bから引き算する。
【0024】RAM310が、電力増幅器400の非線
形性による歪を打ち消すだけの歪補償量を出力していれ
ば、減算回路317の出力は0となる。修正量発生回路
318は、この減算回路317の出力をα倍(0<α≦
1)して出力し、演算回路319でRAM310の出力
と加算してRAM310に書き込む。このようにしてR
AM210補償する歪量を適応的に制御し、書きかえて
ゆく。
【0025】なお、上記説明においては、減算回路31
7が標本値30a,30bから復調されたベースバンド
信号のディジタル値を引き算して出力し、演算回路31
9が加算回路として機能する場合を示したが、復調信号
値から標本値を引き算したものを減算回路317により
出力し、演算回路319を減算回路として機能させて、
RAM310の出力から修正量発生回路318の出力を
引き算するようにしてもよい。
【0026】なお、このような従来の歪補償回路300
が記載された文献としては、例えば特開昭61−214
843号公報などがあり、また、波形整形フィルタ20
0が記載された文献としては、例えばエヌ ブーチン
(N.Boutin)他の「ア ディジタル フィルタ モジュ
レーション コンビネーションフォー データ トラン
スミッション(A Digital Filter-Modulation Combinat
ion for Date Transmission )」アイ トリプルイー
トランザクション オン コミニュケーション(IEE
E Ttr-ns.on Commu.)第25巻第10号(1977年
10月)などがある。
【0027】
【発明が解決しようとする課題】従来の歪補償回路は以
上のように構成されているので、RAM310には、標
本値30aと30bとをアドレスとして、その標本値に
対応する歪補償量の読み出し、書き込みが行なわれてお
り、そのため、標本値の量子化誤差を小さくしようとし
て量子化ビット数を多くすると、RAM310の容量が
指数関数的に増大するものであり、例えば、標本値を1
6ビットで量子化すると、RAM310には、I成分,
Q成分それぞれに対して次の数2で与えられる容量が必
要となって実現が困難になるという問題点があった。
【0028】
【数2】
【0029】この発明は上記のような問題点を解消する
ためになされたもので、量子化分解能を高くしても歪補
償に必要なRAMの容量があまり大きくならないような
歪補償回路を得ることを目的とする。
【0030】
【課題を解決するための手段】請求項1に記載の発明に
係る歪補償回路は、標本値を増幅器の非線形性を補償す
るようにあらかじめ歪ませた信号の同相成分と直交成
分、もしくは増幅器の非線形性を補償するための歪補償
量の同相成分の直交成分が格納されたRAMを、標本値
の前後のシンボルのシンボル符号と、シンボル区間内で
の標本値の位置を表す符号を用いてアドレッシングする
ものである。
【0031】また、請求項2に記載の発明に係る歪補償
回路は、前記RAMを、標本値の前後のシンボルの絶対
位相を表す符号と、シンボル区間内での標本値の位置を
表す符号を用いてアドレッシングするものである。
【0032】さらに、請求項3に記載の発明に係る歪補
償回路は、前記RAMを、標本値の前後のシンボルの位
相変化量を表す符号と、シンボル区間内での標本値の位
置を表す符号を用いてアドレッシングするものである。
【0033】
【作用】この発明における歪補償回路は、歪補償に必要
なRAMを標本値ではなく、標本値の前後のシンボルの
シンボル符号、または絶対位相を表す符号、または位相
変化量を表す符号、あるいはそれらの組み合わせと、シ
ンボル区間内での標本値の位置を表す符号とを用いてア
ドレッシングすることにより、前記RAMの容量を大幅
に削減可能な歪補償回路を実現する。
【0034】
【実施例】実施例1.以下、この発明の実施例を図につ
いて説明する。図1は請求項1に記載の発明の一実施例
を示すブロック図であり、従来のものと同一、もしくは
相当部分には、同一符号を付してその説明を省略する。
【0035】また、320は波形整形フィルタ200の
カウンタ211が出力する標本値のシンボル区間内での
位置情報23a,23bと、シフトレジスタ212が出
力する標本値の前後のシンボル符号24とを用いてアド
レッシングされる点で、図8に符号310を付したもの
とは異なるRAMであり、301はこのようなRAM3
20を備えている点で、図8に符号300を付したもの
とは異なる歪補償回路である。
【0036】次に動作について説明する。ここで、基本
的な動作は従来のものと同等であるためその説明は省略
し、RAM320のアドレッシングを中心に説明を進め
る。
【0037】ここで、標本値は、その前後のシンボル符
号とシンボル区間内での位置情報をもとに決められるた
め、標本値の代わりにこれらの情報を用いても歪補償の
効果は変わらない。従って、図1のように構成された歪
補償回路301では、標本値そのものの代わりにカウン
タ211とシフトレジスタ212の出力をアドレスとし
てRAM320を制御している。
【0038】即ち、標本値が異なればそれに対応する歪
の補償量が異なるので、補償量を格納するRAM320
のアドレスが異なる必要がある。しかしながら、そもそ
も標本値はカウンタ211とシフトレジスタ212の出
力をアドレスとしてROM213より読み出した出力で
あるので、異なる標本値を出力するようなROM213
のアドレス(即ちカウンタ211とシフトレジスタ21
2の出力)は当然異なる。そのため、このような置き換
えを行っても歪補償の効果は全く変わらない。
【0039】従って、先の例のように、インパルス応答
の影響がシンボル点の前後3シンボルの計6シンボル
で、シンボル区間に8個の標本で標本化していると、1
シンボルがI成分,Q成分各2ビットの計4ビットで表
されることから、RAM320の容量は、I成分,Q成
分それぞれに、次の数3のように計算できる。
【0040】
【数3】
【0041】このように、当該実施例において、RAM
320は従来の場合(数2の計算値)に比べて、その容
量を1/32に削減することが可能となる。
【0042】また、これまでの説明では、ROM213
のアドレスとRAM320のアドレスが同一である場合
について示したが、先の例において、LPFのインパル
ス応答がシンボル点の前後の第3シンボル目の区間にお
よぼす影響が比較的に小さい場合、前後の2シンボルを
考慮して計算しても、その標本値は前後3シンボルを考
慮して計算した値と大きくは変わらない。従って、その
標本値に対する歪の補償量は、前後2シンボルを考慮し
て計算した標本値に対応するもので近似できる。
【0043】すなわち、標本値を出力するROM213
のアドレスは、シフトレジスタ212に格納した前後3
シンボルで与えていても、歪補償用のRAM320のア
ドレスはそのうちの前後2シンボルとすることができ
る。このように構成すれば、歪補償の効果はわずかに劣
化するが、RAM320の容量はI成分,Q成分それぞ
れ数4のようになり、その容量をさらに削減することが
できる。
【0044】
【数4】
【0045】同様のことはカウンタ211の出力の下位
ビットについても言える。つまり、RAM320のアド
レスはROM213のアドレスの一部であっもよい。こ
のことは以下に示す他の実施例においてもあてはまる。
【0046】実施例2.図2は請求項1に記載の他の実
施例を示す、歪補償回路302の部分のみの構成を示し
ブロック図であり、図1とは一点鎖線で囲んだ部分の構
成のみが異なる。
【0047】即ち、RAM321はアドレス入力として
標本値のシンボル区間内での位置情報23a,23bと
標本値の前後のシンボル符号24を受けて、標本値と歪
補償量とを加えた信号を出力する。このRAM321の
出力する信号は図1に31a,31bで示した歪補償さ
れたベースバンド信号に相当する。RAM321には、
この信号と修正量発生回路318の出力を演算回路31
9で加算した結果を書き込み、内容を適応的に制御す
る。
【0048】なお、上記各実施例では、修正量発生回路
318が減算回路317の出力をα倍(0<α≦1)す
る場合について説明したが、ある一定の微小な値に減算
回路317の出力の符号をつけた値を生成するようなも
のであってもよい。
【0049】また、上記各実施例では、説明を簡単にす
るため、D/A変換器312の入力からA/D変換器3
16の出力までの間に遅延がないものとして説明した。
しかし、現実には、この遅延時間を補償するため、標本
値の入力端子から減算回路317までの間に遅延回路を
挿入し、減算回路317に入力する標本値がA/D変換
器316の出力と等しく遅延するようにしなければなら
ない。
【0050】この遅延時間が1サンプル周期以上の場合
には、標本値の遅延に加えて、RAMを書き換えるたの
の制御アドレス(すなわち、演算回路319への出力を
行なう読み出しアドレスと演算回路319からの入力を
行なう書き込みアドレス)も同様に遅延させて、標本値
に対する歪補償量の読み出しアドレスと切り換える必要
がある。
【0051】実施例3.なお、上記実施例では、変調方
式としては16値QAMを例に説明をしてきたが、位相
偏移変調(以下、PSKという)のように位相平面上の
信号点配置が位相情報のみで表現できる場合には、歪補
償回路301,302のRAM320あるいは321の
アドレスに前後のシンボルのシンボル符号を用いるより
も、前後のシンボルの位相を表す符号を用いた方が、R
AM320あるいは321の容量をより小さくすること
ができる。
【0052】以下、請求項2に記載の発明の一実施例
を、変調方式として8相PSKを用いた場合について説
明する。ここで、図3は8相PSKの位相平面上の信号
点配置を示す説明図である。各信号はI,Q各2ビット
計4ビットのシンボル符号により表わされる。しかし、
信号点は8個しかないので、絶対位相に着目すれば図に
示したように3ビットの位相符号で表わせる。
【0053】これを利用して、標本値の前後のシンボル
を表わすシンボル符号23a,23bを位相符号をに置
き換えれば、RAM320あるいは321の容量を削減
できる。例えば、帯域制限フィルタのインパルス応答を
シンボル点の前後3シンボルまで考慮し、シンボル間8
個の標本を16ビットで量子化する場合、8相PSK方
式の歪補償に要するRAM320あるいは321の容量
は、I,Q各成分につき次の数5のようになる。
【0054】
【数5】
【0055】以上、8相PSKについて説明したが、P
SKであれば何でも絶対位相の順に信号点に順番をつけ
ることにより、このようなことができる。また、PSK
に限らずQAMのような方式でも、全ての信号点に対し
0から順番に適当な番号をつけることで同様の制御が可
能である。
【0056】図4は、PSKについて以上の方式を実現
する構成の一例を示すブロック図で、歪補償用回路30
1,302内のRAM320あるいは321のアドレス
の制御部分を表わしたものである。PSKの場合、通
常、入力端子1より入力される送信ビット系列10をグ
レイ符号化された位相変化量とみなし、マッピング回路
100で差動符号化する。
【0057】そのため、マッピング回路100は、グレ
イ符号を自然2進符号に変換する符号変換回路110
と、信号点の絶対位相に位相変化量を加算して次の信号
点の絶対位相を表わす位相符号12を出力する加算回路
111と、位相符号で表わされた信号点のシンボル符号
のI成分20a,Q成分20bを出力するシンボル符号
変換回路112とから成っている。
【0058】例えば、8相PSKの場合、符号変換回路
110は、送信ビット系列10を先頭から3ビットずつ
区切り、C00,C10,C20|C01,C11,C21|…|C
0n,C1n,C2n|…とし、(C0n,C1n,C2n)をグレ
イ符号とみなして自然2進数220n+2d1n+d0n
変換する。加算回路111は、この位相変化量を表わす
自然2進数11を法8で累算し、数6で示される絶対位
相を表わす3ビットの符号Sn を出力する。
【0059】
【数6】
【0060】そして、シンボル符号変換部112は、こ
の位相符号12で表わされた信号点のシンボル符号のI
成分20aとQ成分20bとを出力する。例えば、図3
において(000)と付けられた信号点に対しI成分
(11)とQ成分(10)とを出力する。
【0061】このように構成されたマッピング回路10
0の途中で得られる位相符号12をインパルス応答長に
相当するシンボル数だけシフトレジスタ220に格納
し、この出力と波形整形フィルタ200のカウンタ21
1の出力とをRAM320あるいは321のアドレスと
している。
【0062】実施例4.また、変調方式がPSKであっ
て、しかも、シンボル毎に位相符号が偶数番目の信号点
と奇数番目の信号点を交互にとるような、例えばπ/4
シフトQPSKなどの場合には、歪補償回路301,3
02のRAM320あるいは321のアドレスとして、
前後のシンボルのそれぞれの位相符号よりも、前後のシ
ンボルのうち少なくとも1つのシンボルの位相符号と他
のシンボルへの移相量を表す符号(例えば送信ビット系
列)を用いることで、さらにRAM320あるいは32
1の容量を削減することが可能である。
【0063】以下に、そのような請求項3に記載の発明
の一実施例について説明する。ここで、図5はπ/4シ
フトQPSKの信号点配置を示した説明図である。信号
点の配置は8相PSKと同じだが、ある信号点から次の
信号点へ移るときの位相変化量は、±π/4,±3π/
4の4種しかない。
【0064】従って、実施例3のように連続する6個の
シンボルのそれぞれを各3ビットの位相符号で表わすよ
りも、6シンボル中の少なくとも1つのシンボルの位相
符号と、他のシンボルへ移る際の位相変化量を表わす2
ビットの符号を決めれば、6個全ての信号点が確定する
のでより効率がよい。これによると、π/4シフトQP
SK方式での歪補償RAMの容量は、実施例3と同様の
例の場合、I,Q各成分それぞれ次の数7のようにな
る。
【0065】
【数7】
【0066】図6は、この方式を実現するRAMアドレ
ス制御回路を示すブロック図で、符号は実施例3と同一
部分には同一符号を付して説明を省略している。なお、
シフトレジスタ221には、位相符号12ではなく、移
相量を表わす符号13が入力される。即ち、前後3シン
ボル計6シンボル分の位相符号が格納される代わりに、
あるシンボルに隣接する5つのシンボルへの移相量を表
わす符号が格納される。
【0067】以上π/4シフトQPSKを例に説明した
が、変調方式がπ/2シフトBPSK,π/8シフトO
PSK等であっても同様の構成が適用できる。
【0068】実施例5.また、上記実施例3,4におい
て、歪補償量が絶対位相に関係なく、位相平面上の標本
値の振幅だけで決まる場合には、歪補償回路301,3
02のRAM320あるいは321のアドレスは、標本
値のシンボル区間内での位置情報と移相量を表わす符号
だけから構成できる。
【0069】図7はこの方式を実現するRAMアドレス
制御回路を示すブロック図である。この方式では信号点
間の位相変化しか用いないので絶対位相が定まらず、信
号点を確定することができない。しかし、歪が標本値の
振幅(絶対値)だけで決まる場合は、歪補償の量も絶対
位相に無関係になるから、この方法で同様の効果が得ら
れる。即ち、π/4シフトQPSKについて実施例4と
同様の例でRAM320あるいは321の容量を求める
と、I,Q各成分次の数8のようになる。
【0070】
【数8】
【0071】以上π/4シフトQPSKを例に説明した
が、変調方式はPSKであればどんなものでもよい。ま
た、QAMのような方式でも信号点間のパスに対して0
から順番に適当な番号付けを行うことにより同様のこと
ができる。
【0072】
【発明の効果】以上のように、この発明によれば、標本
値の前後のシンボルのシンボル符号、または絶対位相を
表す符号、または位相変化量を表す符号、あるいはそれ
らの組み合わせと、シンボル区間内での標本値の位置を
表す符号とを用いて、歪補償に必要なRAMのアドレッ
シングを行うように構成したので、振幅器の非線形性の
補償効果を損なうことなく、前記RAMの容量を大幅に
削減することが可能な歪補償回路が得られる効果があ
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】請求項1に記載の発明の一実施例による歪補償
回路を用いた変調装置を示すブロック図である。
【図2】請求項1に記載の発明の他の実施例を示すブロ
ック図である。
【図3】8相PSKにおける信号点配置を示す説明図で
ある。
【図4】請求項2に記載の発明の一実施例のアドレス制
御部を示すブロック図である。
【図5】π/4シフトQPSKにおける信号点配置を示
す説明図である。
【図6】請求項3に記載の発明の一実施例のアドレス制
御部を示すブロック図である。
【図7】請求項2あるいは3に記載の発明の他の実施例
のアドレス制御部分を示すブロック図である。
【図8】従来の歪補償回路を用いた変調装置の一例を示
すブロック図である。
【図9】16値QAMにおける信号点配置を示す説明図
である。
【図10】ベースバンド信号を示す波形図である。
【図11】帯域制限フィルタのインパルス応答と、その
重ね合わせを示す波形図である。
【符号の説明】
314 直交変調器 315 直交復調器 317 減算回路 318 修正量発生回路 319 演算回路 320 メモリ(RAM) 321 メモリ(RAM) 400 増幅器(電力増幅器)
─────────────────────────────────────────────────────
【手続補正書】
【提出日】平成4年2月27日
【手続補正1】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】特許請求の範囲
【補正方法】変更
【補正内容】
【手続補正2】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0003
【補正方法】変更
【補正内容】
【0003】また、100は送信ビット系列10からシ
ンボル符号20a,20bを生成するマッピング回路で
あり、200は読み出し専用メモリ(以下、ROMとい
う)を用いてそのシンボル符号20a,20bより標本
値30a,30bを生成する波形整形フィルタである。
300は後述する電力増幅器による増幅の際に発生する
非直線歪を補償するための、適応形ディジタルプリディ
ストータ(Adaptive digital predistorter)と呼ばれ
ている歪補償回路である。
【手続補正3】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0005
【補正方法】変更
【補正内容】
【0005】なお、波形整形フィルタ200内におい
て、210はサンプルクロック21を2N 分周(Nは整
数)してシンボルクロック22を作る分周であり、2
11は前記サンプルクロック21により計数動作をする
N カウンタである。212は前記シンボルクロック2
2によりシフト動作をするシフトレジスタであり、21
3は前記カウンタ211の計数値および前記シフトレジ
スタ212の内容をアドレスとして標本値30a,30
bを読み出す読み出し専用メモリ(以下、ROMとい
う)である。
【手続補正4】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0015
【補正方法】変更
【補正内容】
【0015】このシンボル区間の波形をシンボルロック
の2N 倍(Nは整数)のサンプルクロックで標本化し、
Bビット(Bは整数)の分解能で量子化る。図11
(b)ではN=3の場合を示しており、波形の黒丸印が
各標本を表し、シンボル区間の先頭からn=0,n=
1,…,n=7と番号をつけている。
【手続補正5】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0026
【補正方法】変更
【補正内容】
【0026】なお、このような従来の歪補償回路300
が記載された文献としては、例えば特開昭61−214
843号公報などがあり、また、ROMを用いた波形整
形フィルタ200が記載された文献としては、例えばエ
ヌ ブーチン(N.Boutin)他の「ア ディジタル フィ
ルタ モジュレーションコンビネーション フォーデー
タ トランスミッション(A DigitalFilter-Modulation
Combination for Data Transmission )」アイ トリ
プルイー トランザクション オン コミニュケーショ
ン(IEEE Trans. on Commu.)第25巻第10号
(1977年10月)などがある。
【手続補正6】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0028
【補正方法】変更
【補正内容】
【0028】
【数2】
【手続補正7】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0032
【補正方法】変更
【補正内容】
【0032】さらに、請求項3に記載の発明に係る歪補
償回路は、前記RAMを、標本値の前後のシンボルの位
相変化量を表す符号と、シンボル区間内での標本値の位
置を表す符号を用いてアドレッシングするものである。
また、請求項4に記載の発明に係る歪補償回路は、前記
RAMを、標本値の前後のシンボルの位相変化量を表す
符号と、シンボル区間内での標本値の位置を表す符号を
用いてアドレッシングするものである。
【手続補正8】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0051
【補正方法】変更
【補正内容】
【0051】実施例3.なお、上記実施例では、変調方
式としては16値QAMを例に説明をしてきたが、位相
変調(以下、PSKという)のように位相平面上の信号
点配置が位相情報のみで表現できる場合には、歪補償回
路301,302のRAM320あるいは321のアド
レスに前後のシンボルのシンボル符号を用いるよりも、
前後のシンボルの位相を表す符号を用いた方が、RAM
320あるいは321の容量をより小さくすることがで
きる。
【手続補正9】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0058
【補正方法】変更
【補正内容】
【0058】例えば、8相PSKの場合、符号変換回路
110は、送信ビット系列10を先頭から3ビットずつ
区切り、C00,C10,C20|C01,C11,C21|…|C
0n,C1n,C2n|…とし、(C0n,C1n,C2n)をグレ
イ符号とみなして自然2進数22 2n +2d1n+d0n
変換する。加算回路111は、この位相変化量を表わす
自然2進数11を法8で累算し、数6で示される絶対位
相を表わす3ビットの符号Sn を出力する。
【手続補正10】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0059
【補正方法】変更
【補正内容】
【0059】
【数6】
【手続補正11】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】図7
【補正方法】変更
【補正内容】
【図7】請求項4に記載の発明の実施例のアドレス
御部を示すブロック図である。

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 標本値の前後のシンボルのシンボル符
    号、およびシンボル区間内での前記標本値の位置を表す
    符号を用いてアドレッシングされ、前記標本値を増幅器
    の非線形性を補償するようにあらかじめ歪ませた信号、
    もしくは前記増幅器の非線形性を補償するための歪補償
    量の同相成分と直交成分とを出力する書き換え可能なメ
    モリと、前記増幅器の非線形性が補償された信号によっ
    て変調された信号を生成して前記増幅器に出力する直交
    変調器と、前記増幅器の出力の一部を取り出して復調す
    る直交復調器と、前記直交変調器の出力と前記標本値と
    の差を算出する減算回路と、前記減算回路の出力より前
    記メモリの内容の修正量を算出する修正量発生回路と、
    前記メモリの出力と前記修正量発生回路の出力との和ま
    たは差を算出し、それに基づいて前記メモリの内容を適
    応的に書き換える演算回路とを備えた歪補償回路。
  2. 【請求項2】 標本値の前後のシンボルの絶対位相を表
    す符号、およびシンボル区間内での前記標本値の位置を
    表す符号を用いてアドレッシングされ、前記標本値を増
    幅器の非線形性を補償するようにあらかじめ歪ませた信
    号、もしくは前記増幅器の非線形性を補償するための同
    相成分と直交成分とを出力する書き換え可能なメモリ
    と、前記増幅器の非線形性が補償された信号によって変
    調された信号を生成して前記増幅器に出力する直交変調
    器と、前記増幅器の出力の一部を取り出して復調する直
    交復調器と、前記直交復調器の出力と前記標本値との差
    を算出する減算回路と、前記減算回路の出力より前記メ
    モリの内容の修正量を算出する修正量発生回路と、前記
    メモリの出力と前記修正量発生回路の出力との和または
    差を算出し、それに基づいて前記メモリの内容を適応的
    に書き換える演算回路とを備えた歪補償回路。
  3. 【請求項3】 標本値の前後のシンボルの位相変化量を
    表す符号、およびシンボル区間内での前記標本値の位置
    を表す符号を用いてアドレッシングされ、前記標本値を
    増幅器の非線形性を補償するようにあらかじめ歪ませた
    信号、もしくは前記増幅器の非線形性を補償するための
    歪補償量の同相成分と直交成分とを出力する書き換え可
    能なメモリと、前記増幅器の非線形性が補償された信号
    によって変調された信号を生成して前記増幅器に出力す
    る直交変調器と、前記増幅器の出力の一部を取り出して
    復調する直交復調器と、前記直交復調器の出力と前記標
    本値との差を算出する減算回路と、前記減算回路の出力
    より前記メモリの内容の修正量を算出する修正量発生回
    路と、前記メモリの出力と前記修正量発生回路の出力と
    の和または差を算出し、それに基づいて前記メモリの内
    容を適応的に書き換える演算回路とを備えた歪補償回
    路。
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