JPH05301238A - 下水道の既設人孔補修用ライニング材の製造法 - Google Patents

下水道の既設人孔補修用ライニング材の製造法

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JPH05301238A
JPH05301238A JP4109948A JP10994892A JPH05301238A JP H05301238 A JPH05301238 A JP H05301238A JP 4109948 A JP4109948 A JP 4109948A JP 10994892 A JP10994892 A JP 10994892A JP H05301238 A JPH05301238 A JP H05301238A
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 下水道の既設人孔補修用ライニング材の製造
法であって、ライニング材の周壁外面に、ライニング材
の成形と同時に多数の突起を形成する。各突起の先端部
に係止用張出部を形成し、アンカー効果を有する突起付
きライニング材を生産性良くかつ安価に製造する。 【構成】 ライニング材(11)の回転成形金型(20)の胴壁
部(21)に多数の突起形成用凹陥部(22)を形成しておき、
第1工程において、回転成形金型(20)内に合成樹脂製ラ
イニング材原料を導入して回転成形し、多数の突起(15)
を周壁(14)に備えたライニング材(11)を成形する。第2
工程において、ライニング材(11)の各突起(15)の先端部
にヒーターを押し当てゝ変形せしめ、各突起(15)の先端
に係止用張出部を形成する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、下水道の既設人孔補
修用ライニング材の製造法に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、下水道における既設人孔(いわゆ
るマンホール)の内壁は、長い年月の経過による腐食、
周りからの外圧、あるいは流体中に含まれるタンパク質
の腐食で発生した硫化水素とコンクリート成分中のアル
カリ成分との反応で生じた膨脹性化合物等に起因して、
不測の亀裂や損傷を生じることがある。
【0003】そして、これらの亀裂や損傷を生じると、
地下水等の浸入により、とくに雨天時には、下水道処理
場の処理能力を越える下水量が流入するおそれが出てく
る。
【0004】既設人孔の補修には、近時、下水道におけ
る既設人孔の内壁を覆う合成樹脂製の有底筒形ライニン
グ材を用い、このライニング材を、既設人孔の周壁との
間に所要の間隙をあけた状態に配置し、最後に間隙内
に、エマルジョン系ポリマーセメント・ペースト(いわ
ゆるセメントミルク)等の充填剤を流し込み、これを硬
化せしめていた。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、補修後
に長期間経過したとき、充填剤等の亀裂部分などから地
下水が侵入し、その地下水の圧力で充填剤とライニング
材とが互いに離間せしめられて、ライニング材の壁面、
特に周壁が部分的に内方に膨出するという問題があっ
た。
【0006】そこで従来、ライニング材の周壁外面にア
ンカー用突起を設けて、周壁の膨出を防止することが行
なわれたが(例えば特開平3−293431号公報参
照)、従来は、これらのアンカー用突起を、ライニング
材の成形後に、接着、あるいは溶着などにより個々に取
り付けていたため、その取付けが非常に面倒であるとい
う問題があった。
【0007】この発明の目的は、上記の従来技術の問題
を解決し、下水道の既設人孔補修用ライニング材の周壁
外面に、ライニング材の成形と同時に多数の突起を形成
することができるとともに、各突起の先端部に係止用張
出部を能率良く形成することができて、アンカー効果を
有する突起付きライニング材を非常に生産性良くかつ安
価に製造することができ、ひいては補修後の人孔のライ
ニング材周壁の部分的な膨出を確実に防止し得る、下水
道の既設人孔補修用ライニング材の製造法を提供しよう
とするにある。
【0008】
【課題を解決するための手段】この発明は、上記の目的
を達成するために、下水道の既設人孔補修用合成樹脂製
ライニング材を回転成形により製造する方法であって、
有底筒形の回転成形金型の胴壁部に多数の突起形成用凹
陥部を形成しておき、この回転成形金型内に合成樹脂製
ライニング材原料を導入して回転成形し、多数の突起を
周壁に備えたライニング材を成形する第1工程と、ライ
ニング材の各突起の先端部にヒーターを押し当てゝ部分
的に加熱し、該先端部を外側に張り出すように変形せし
めて、各突起の先端に係止用張出部を形成する第2工程
とよりなる、下水道の既設人孔補修用ライニング材の製
造法を要旨としている。
【0009】上記第1工程において、有底筒形ライニン
グ材を構成する合成樹脂としては、直鎖状低密度ポリエ
チレン(いわゆるリニア・ポリエチレン)、側鎖を有す
る高密度ポリエチレン、およびポリプロピレン等を使用
し得るが、なかでも直鎖状低密度ポリエチレンを用いる
のが、好ましい。このような直鎖状低密度ポリエチレン
よりなるライニング材は、スチームによる折畳み加工お
よび復元が可能であり、なおかつ背面に注入されるポリ
マーセメント・ペーストよりなる充填剤の荷重にも充分
に耐えることができて、変形を生じない。直鎖状低密度
ポリエチレンよりなるライニング材については、本出願
人が先に提案した特願平3−220383号に詳しく述
べられている。
【0010】ここで、図1を参照すると、この発明の方
法の第1工程において用いる回転成形金型(20)は、その
胴壁部(21)に、多数の突起形成用凹陥部(22)を有してい
るが、これらの凹陥部(22)を形成するには、例えば金型
(20)の筒状の胴壁部(21)に多数の貫通孔(23)をあけ、こ
れらの貫通孔(23)の外側周縁部に、テーパ状内周面(22
a) を有するキャップ状部材(24)を被せて、キャップ状
部材(24)を胴壁部(21)に溶接により固定する。なお、図
示は省略したが、回転成形金型(20)としては、成形品の
型抜きのため、通常、割り型を使用する。
【0011】つぎに、図2と図3を参照すると、このよ
うな回転成形金型(20)を用いて、ライニング材(11)の周
壁(14)に形成される各突起(15)は、例えば高さ(H)1
5〜30mm、および先端部直径(D)10〜50mmであ
り、また各突起(15)にはテーパ状外周面(15a) が設けら
れている。
【0012】また、図3と図4を参照すると、この発明
の方法の第2工程で各突起(15)の先端部にヒーター(25)
を押し当てゝ形成される係止用張出部(16)の直径は、該
突起(15)の変形前の基部直径(D)の1.5倍〜3.0
倍とするのが、好ましい。
【0013】なお、ライニング材(11)の周壁(14)に形成
される各突起(15)の個数は、全体として周壁(14)が1kg
/cm2 の圧力に耐え得るものであれば良く、例えば1個
/20cm2 〜1個/30cm2 、通常、1個/25cm2
するのが、好ましい。
【0014】また、図3を参照すると、第2工程におい
て使用するヒーター(25)としては、例えばニクロム線等
の発熱体(26)とこれを覆う合成樹脂または合成ゴム製の
絶縁被覆部材(27)よりなるバンドヒーターなどをあげる
ことができるが、該ヒーター(25)には、各突起(15)の先
端に係止用張出部(16)を形成するために、半径(R)の
横断面略円弧状の凹部(28)が設けられている。
【0015】ここで、凹部(28)の半径(R)は、通常
0.75D〜1.5Dであり、また凹部(28)の深さ
(h)は、0.2H〜0.8Hであるのが、好ましい。
【0016】そして凹部(28)の半径(R)が0.75D
未満であれば、突起(15)先端の係止用張出部(16)が小さ
くなり、アンカー効果が無いので、好ましくない。また
凹部(28)の半径(R)が1.5Dを越えると、突起(15)
先端の係止用張出部(16)が不均一なものとなりやすく、
強度が不足するので、好ましくない。また凹部(28)の深
さ(h)が0.2H未満であれば、係止用張出部(16)が
小さくなり、アンカー効果が無い。また凹部(28)の深さ
(h)が0.8Hを越えると、相対的に突起(15)の高さ
(H)が低くなって、やはりアンカー効果が無いので、
好ましくない。
【0017】上記ヒーター(25)の温度は、例えばライニ
ング材(11)を構成する合成樹脂として直鎖状低密度ポリ
エチレンを用いた場合には135℃〜155℃である。
ここで、ヒーター(25)の温度が135℃未満であれば、
係止用張出部(16)の形成は不可能であり、またヒーター
(25)の温度が155℃を越えると、係止用張出部(16)に
自重による変形が生じ、充分なアンカー効果を期待する
ことができないので、好ましくない。
【0018】この発明により製造された下水道の既設人
孔補修用ライニング材(11)は、例えば図5に示されてい
る。
【0019】このようなライニング材(11)は、底壁(12)
と上壁(13)とを有し、かつその上壁(13)にスチーム導入
口(17)と空気等排出口(18)があけられている。
【0020】また、ライニング材(11)の周壁(14)に形成
する突起(15)は、いわゆる千鳥状配置とするのが好まし
く、これによって、図7に示すように、既設人孔(1) の
周壁(1c)とライニング材(11)の周壁(14)との間の間隙
に、ポリマーセメント・ペースト等の充填剤(10)が流れ
込むさい、充填剤(10)の流動と回り込みが良好となる。
【0021】
【作用】この発明により製造された下水道の既設人孔補
修用ライニング材(11)は、例えば図5に示されている
が、この発明の場合によれば、まず第1工程において、
図1に示すように、胴壁部(21)にテーパ状内周面(22a)
を有する多数の突起形成用凹陥部(22)を具備する回転成
形金型(20)内に、合成樹脂製ライニング材原料を導入し
て回転成形し、図2に示すように、多数の突起(15)を周
壁(14)に備えたライニング材(11)を成形する。
【0022】この場合、ライニング材(11)の周壁(14)に
形成される突起(15)には、同図に示すように、テーパ状
周面(15a) が設けられているが、これにより該突起(15)
は、同じくテーパ状内周面(22a) を有する金型(20)側の
凹陥部(22)から抜けやすく、成形後の補修用ライニング
材(11)は金型(20)から取り出しやすいので好ましい。
【0023】つぎに、第2工程において、図3に示すよ
うに、ライニング材(11)の各突起(15)の先端部にヒータ
ー(25)を押し当てゝ部分的に加熱し、該先端部を外側に
張り出すように変形せしめて、図4と図5に示すよう
に、各突起(15)の先端に係止用張出部(16)を形成するも
のである。
【0024】従って、この発明の方法によれば、その第
1工程において、既設人孔補修用ライニング材(11)の周
壁(14)外面に、ライニング材(11)の成形と同時に多数の
突起(15)を形成することができ、つぎに第2工程におい
て、各突起(15)の先端部に係止用張出部(16)を能率良く
形成することができて、アンカー効果を有する突起(15)
付きライニング材(11)を非常に生産性良くかつ安価に製
造することができるものである。
【0025】そして、この発明の方法により製造したラ
イニング材(11)を用いて、既設人孔(1) を補修すること
により、突起(15)先端の係止用張出部(16)の充分なアン
カー効果に基づき、強度が非常に大きく、補修後の人孔
(1) のライニング材周壁(14)の膨出を確実に防止するこ
とができるものである。
【0026】
【実施例】つぎに、この発明の実施例を図面を参照して
説明する。
【0027】この発明の方法により下水道の既設人孔
(1) の補修用合成樹脂製ライニング材(11)を、下記の2
つの工程を実施して製造した。
【0028】第1工程 まず、テーパ状内周面(22a) を有する多数の突起形成用
凹陥部(22)を胴壁部(21)に備えた有底筒形の回転成形金
型(20)に(図1と図2参照)、0.925g/cm3
平均密度を有する直鎖状の低密度ポリエチレンよりなる
ライニング材原料を導入して回転成形し、テーパ状周面
(15a) を有する多数の突起(15)を周壁(14)に備えた厚さ
約6mmのライニング材(11)を成形した(図2参照)。
【0029】ここで、回転成形金型(20)は、図1と図2
に示すように、その胴壁部(21)に多数の貫通孔(23)をあ
け、各貫通孔(23)の外側周縁部に、テーパ状内周面(22
a) を有するキャップ状部材(24)を被せて溶接すること
により、多数の突起形成用凹陥部(22)を形成したもので
あり、回転成形金型(20)は、成形品の型抜きのため、割
り型を使用した。
【0030】なお、ライニング材(11)の周壁(14)に形成
された突起(15)は、それぞれ高さ(H)25mm、および
基部直径(D)10mmであり、各突起(15)の外周面(15
a) のテーパ角度は、3°であった。
【0031】また、テーパ状周面(15a) を有しているた
め、各突起(15)は金型(20)の凹陥部(22)から抜けやす
く、取り出しやすかった。
【0032】また、ライニング材(11)は、底壁(12)と上
壁(13)とを有し、かつその上壁(13)にスチーム導入口(1
7)と空気等排出口(18)があけられているものである。
【0033】第2工程 つぎに、図3に示すように、ライニング材(11)の各突起
(15)の先端部に、ヒーター(25)を押し当てゝ部分的に加
熱し、該先端部を外側に張り出すように変形せしめて、
図4に示すように、各突起(15)の先端に係止用張出部(1
6)を形成した。
【0034】ここで、ヒーター(25)としては、バンドヒ
ーターを使用し、該ヒーター(25)には、各突起(15)の先
端に係止用張出部(16)を形成するため、例えば半径
(R)=1.5D、および深さ(h)=0.6H、であ
る凹部(28)が設けられ、またヒーター(25)の温度は14
5℃とした。
【0035】この第2工程で各突起(15)の先端に形成し
た係止用張出部(16)は、該突起(15)の変形前の基部直径
(D)の1.5倍とした。
【0036】また突起(15)の個数は、全体として周壁(1
4)が1kg/cm2 の圧力に耐え得るものであれば良く、こ
の実施例では、1個/25cm2 とした。
【0037】上記この発明の方法により製造したライニ
ング材(11)を用いて、下水道の既設人孔(1) を、下記の
ようにして補修した。
【0038】まず図6に示すように、ライニング材(11)
を、既設人孔(1) の上端開口部(1b)より小さくなるよう
に、500mmφに大きさに折り畳んで、既設人孔(1)
の上端開口部(1b)より挿入した。
【0039】挿入後、導入口(17)より折畳み状有底筒形
ライニング材(11)の内部に加熱スチームを入れて、ライ
ニング材(11)の構成樹脂を軟化せしめ、ライニング材(1
1)を、蒸気圧1.3kgf/cm2 で、図5に示すよう
な有底筒形に復元した。
【0040】ついで、加熱スチームを圧縮空気に切り替
えて、ライニング材(11)を冷却固化せしめた後、図7に
示すように、ライニング材(11)の上壁(13)を切断除去す
るとともに、ライニング材(11)の底壁(12)に、既設人孔
(1) の底部(1a)の凹溝(2) に対応する通水孔(19)をあけ
た。
【0041】そして最後に、既設人孔(1) の周壁(1c)と
ライニング材(11)の周壁(14)との間の間隙に、比重1.
8g/cm3 のエマルジョン系ポリマーセメント・ペー
スト(いわゆるセメントミルク)よりなる充填剤(18)を
流し込み、これを硬化せしめて、有底筒形ライニング材
(11)を、既設人孔(1) の周壁(1c)内面に固定し、これに
よって既設人孔(1) の内壁を補修した。
【0042】このように、この発明の方法により製造し
たライニング材(11)の周壁(14)に形成された多数の突起
(15)の先端には、それぞれ係止用張出部(16)設けられて
いるので、ライニング材(11)の背面に注入されたポリマ
ーセメント・ペーストよりなる充填剤(10)の硬化後、充
填剤(10)自体の荷重に充分に耐えることができることは
勿論、補修後の人孔(1) における地下水等の圧力の作用
によるライニング材周壁(14)の部分的な膨出をも防止す
ることができ、既設人孔(1) の補修を確実に行なうこと
ができた。
【0043】
【発明の効果】この発明は、上述のように、下水道の既
設人孔補修用合成樹脂製ライニング材を回転成形により
製造する方法であって、有底筒形の回転成形金型の胴壁
部に、多数の突起形成用凹陥部を形成しておき、この回
転成形金型内に合成樹脂製ライニング材原料を導入して
回転成形し、多数の突起を周壁に備えたライニング材を
成形する第1工程と、ライニング材の各突起の先端部に
ヒーターを押し当てゝ部分的に加熱し、該先端部を外側
に張り出すように変形せしめて、各突起の先端に係止用
張出部を形成する第2工程とよりなるもので、この発明
の方法によれば、第1工程において、ライニング材の周
壁外面に、ライニング材の成形と同時に多数の突起を形
成することができる。また第2工程においては、各突起
の先端部に係止用張出部を能率良く形成することができ
て、結局、アンカー効果を有する突起付きライニング材
を非常に生産性良くかつ安価に製造することができると
いう効果を奏する。
【0044】そして、この発明の方法により製造した既
設人孔補修用ライニング材を用いることにより、ライニ
ング材の背面に注入された充填剤の硬化後、充填剤自体
の荷重に充分に耐えることができることは勿論、補修後
の人孔における地下水等の圧力の作用によるライニング
材周壁の部分的な膨出をも防止することができ、既設人
孔の補修を確実に行なうことができる。しかも現場作業
が非常に少なく、かつ補修作業がきわめて簡単であると
ともに、補修コストが安くつき、また例えば交通量の多
い交差点においても、交通渋滞を最小限にとどめて、既
設人孔の補修作業を実施することができるという利点が
ある。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の既設人孔補修用ライニング材の製造
法の第1工程を実施する回転成形金型の部分切欠き側面
図である。
【図2】同金型の要部拡大断面図で、突起付きライニン
グ材を成形している状態を示すものである。
【図3】この発明の方法の第2工程を実施する前の状態
を示すもので、突起付きライニング材とヒーターの要部
拡大断面図である。
【図4】この発明の方法の第2工程を実施後の突起付き
ライニング材の要部拡大断面図である。
【図5】この発明の方法により製造した既設人孔補修用
突起付きライニング材の部分切欠き側面図である。
【図6】図5の補修用ライニング材を小さく折り畳ん
で、内部に挿入した状態を示す既設人孔の断面図であ
る。
【図7】突起付きライニング材により補修された後の人
孔の断面図である。
【符号の説明】
1 既設人孔 10 充填剤 11 補修用合成樹脂製ライニング材 14 周壁 15 突起 15a テーパ状周面 16 係止用張出部 20 回転成形金型 21 胴壁部 22 突起形成用凹陥部 22a テーパ状内周面 25 ヒーター
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.5 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 B29L 23:22 4F

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 下水道の既設人孔補修用合成樹脂製ライ
    ニング材(11)を回転成形により製造する方法であって、
    有底筒形の回転成形金型(20)の胴壁部(21)に多数の突起
    形成用凹陥部(22)を形成しておき、この回転成形金型(2
    0)内に合成樹脂製ライニング材原料を導入して回転成形
    し、多数の突起(15)を周壁(14)に備えたライニング材(1
    1)を成形する第1工程と、ライニング材(11)の各突起(1
    5)の先端部にヒーター(25)を押し当てゝ部分的に加熱
    し、該先端部を外側に張り出すように変形せしめて、各
    突起(15)の先端に係止用張出部(16)を形成する第2工程
    とよりなる、下水道の既設人孔補修用ライニング材の製
    造法。
JP4109948A 1992-04-28 1992-04-28 下水道の既設人孔補修用ライニング材の製造法 Expired - Lifetime JPH07115365B2 (ja)

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JPH0827822A (ja) * 1994-07-15 1996-01-30 Tokai Rubber Ind Ltd マンホール補修方法及びマンホール補修材
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