JPH05301157A - 研削ロボット - Google Patents
研削ロボットInfo
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- JPH05301157A JPH05301157A JP10754292A JP10754292A JPH05301157A JP H05301157 A JPH05301157 A JP H05301157A JP 10754292 A JP10754292 A JP 10754292A JP 10754292 A JP10754292 A JP 10754292A JP H05301157 A JPH05301157 A JP H05301157A
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- JP
- Japan
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- force
- grinding
- deviation
- finishing
- setting
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
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- Constituent Portions Of Griding Lathes, Driving, Sensing And Control (AREA)
- Finish Polishing, Edge Sharpening, And Grinding By Specific Grinding Devices (AREA)
Abstract
(57)【要約】 (修正有)
【目的】 研削ロボットにおいて、研削工具の押し付け
力を所望の負荷パターンに従って発生させ、仕上げ位置
の精度を高めかつ仕上げ位置の設定の自由度を高める。 【構成】 研削工具7への力センサ5と位置を検出する
角度計21を備える。研削工具は、位置と力を制御する
制御手段26で設定される仮想バネに基づいて発生する
力で、ワーク6に押し付けられ、研削する。さらに押し
付け力を設定する研削力設定手段44と、研削する時に
生じる位置偏差に基づき押し付け方向の位置偏差を算出
する研削偏差演算手段41と、被加工部の表面の仕上げ
位置を決定するために必要なワーク面の基準位置と仕上
げ位置の差を設定する仕上げ偏差設定手段43と、仮想
バネ定数、研削力、位置偏差、仕上げ偏差を用いて力目
標値を演算する付加力演算手段42を備える。
力を所望の負荷パターンに従って発生させ、仕上げ位置
の精度を高めかつ仕上げ位置の設定の自由度を高める。 【構成】 研削工具7への力センサ5と位置を検出する
角度計21を備える。研削工具は、位置と力を制御する
制御手段26で設定される仮想バネに基づいて発生する
力で、ワーク6に押し付けられ、研削する。さらに押し
付け力を設定する研削力設定手段44と、研削する時に
生じる位置偏差に基づき押し付け方向の位置偏差を算出
する研削偏差演算手段41と、被加工部の表面の仕上げ
位置を決定するために必要なワーク面の基準位置と仕上
げ位置の差を設定する仕上げ偏差設定手段43と、仮想
バネ定数、研削力、位置偏差、仕上げ偏差を用いて力目
標値を演算する付加力演算手段42を備える。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は研削ロボットに関し、特
に、被研削物に対する研削工具の押し付け力を所望の状
態に正確に設定できる研削ロボットに関する。
に、被研削物に対する研削工具の押し付け力を所望の状
態に正確に設定できる研削ロボットに関する。
【0002】
【従来の技術】従来、産業用研削ロボットでは、位置と
力を制御することにより、ロボット本体(多自由度作業
機械)に作業を行なわせる仮想コンプライアンス制御方
式が提案されている(特開昭62−35915号等)。
一般に、かかる制御方式が適用される研削ロボットで
は、アームのリスト部に力センサを設け、この力センサ
を介して研削工具をアームに取り付ける。研削ロボット
の動作を制御する制御装置には、研削工具の運動特性を
決定する仮想の質量、バネ定数、粘性減衰係数などの制
御パラメータが設定される。制御装置は、当該制御装置
に設定された各種の制御パラメータと、外部から付与さ
れる基準位置姿勢指令と、研削工具に加わる力に関する
計測データと、研削工具の位置や姿勢に関する計測デー
タに基づいて研削工具の速度指令値等の制御指令値を演
算する。制御装置で得られた制御指令値は、駆動回路を
経由してロボット本体の各駆動装置に提供される。ロボ
ット本体の姿勢および動作は制御指令値により制御さ
れ、研削工具は所定の研削作業を実行する。研削ロボッ
トでは、研削工具は、被加工物の形態に沿って移動し、
移動しながら研削作業を行う。
力を制御することにより、ロボット本体(多自由度作業
機械)に作業を行なわせる仮想コンプライアンス制御方
式が提案されている(特開昭62−35915号等)。
一般に、かかる制御方式が適用される研削ロボットで
は、アームのリスト部に力センサを設け、この力センサ
を介して研削工具をアームに取り付ける。研削ロボット
の動作を制御する制御装置には、研削工具の運動特性を
決定する仮想の質量、バネ定数、粘性減衰係数などの制
御パラメータが設定される。制御装置は、当該制御装置
に設定された各種の制御パラメータと、外部から付与さ
れる基準位置姿勢指令と、研削工具に加わる力に関する
計測データと、研削工具の位置や姿勢に関する計測デー
タに基づいて研削工具の速度指令値等の制御指令値を演
算する。制御装置で得られた制御指令値は、駆動回路を
経由してロボット本体の各駆動装置に提供される。ロボ
ット本体の姿勢および動作は制御指令値により制御さ
れ、研削工具は所定の研削作業を実行する。研削ロボッ
トでは、研削工具は、被加工物の形態に沿って移動し、
移動しながら研削作業を行う。
【0003】仮想コンプライアンス制御では、制御装置
に基づいて指定される研削工具が移動すべき位置と研削
工具の実際の位置との偏差、および制御パラメータとし
て設定されている仮想バネ定数に基づいて、前記偏差に
応じたバネ力を算出する。そして、算出されたバネ力の
値に基づき、被加工物に対する研削工具の押し付け力と
して、研削工具に対する力目標指令値を与える。
に基づいて指定される研削工具が移動すべき位置と研削
工具の実際の位置との偏差、および制御パラメータとし
て設定されている仮想バネ定数に基づいて、前記偏差に
応じたバネ力を算出する。そして、算出されたバネ力の
値に基づき、被加工物に対する研削工具の押し付け力と
して、研削工具に対する力目標指令値を与える。
【0004】上記のように、ソフトウェアによって実現
される制御方式に基づき、研削作業を行う研削工具に対
し、あたかも、本当の機械的バネ機構が付設されている
かのような運動特性を与えることができる。
される制御方式に基づき、研削作業を行う研削工具に対
し、あたかも、本当の機械的バネ機構が付設されている
かのような運動特性を与えることができる。
【0005】従来の研削ロボットでは、バネ定数の制御
が適切に行われないため、被加工部の削残し量に対し研
削工具の押し付け力が最適に設定されず、被加工部に削
残しが生ずるという不具合が存在した。
が適切に行われないため、被加工部の削残し量に対し研
削工具の押し付け力が最適に設定されず、被加工部に削
残しが生ずるという不具合が存在した。
【0006】そこで本発明者らは、先に、押し圧制御式
研削装置(特開平3−142159号)を提案した。こ
の押し圧制御式研削装置は、ワークにおける仕上げ位置
と研削工具の実際位置とに基づいて位置偏差を求め、研
削動作中、被加工部の削残し量に関係なく、予め設定し
た所望の研削力が得られるように仮想バネ定数を変更す
るように構成される。これにより、研削作業の開始から
終了まで適切な研削力を得ることができ、また良好な研
削精度を得ることができる。
研削装置(特開平3−142159号)を提案した。こ
の押し圧制御式研削装置は、ワークにおける仕上げ位置
と研削工具の実際位置とに基づいて位置偏差を求め、研
削動作中、被加工部の削残し量に関係なく、予め設定し
た所望の研削力が得られるように仮想バネ定数を変更す
るように構成される。これにより、研削作業の開始から
終了まで適切な研削力を得ることができ、また良好な研
削精度を得ることができる。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】本発明者らによって提
案された研削ロボットでは、位置・力制御演算部で設定
される仮想バネ定数を被研削部での研削量に応じて変更
することにより、研削作業中において、被研削部の状況
に応じて生ずる押し付け力の過不足をなくすように構成
した。しかしながら、例えば、被研削部の仕上げ位置を
ワーク表面よりも削り込んだ位置にする場合には、仮想
バネ定数による調整だけでは、かかる研削を行うことが
できない。
案された研削ロボットでは、位置・力制御演算部で設定
される仮想バネ定数を被研削部での研削量に応じて変更
することにより、研削作業中において、被研削部の状況
に応じて生ずる押し付け力の過不足をなくすように構成
した。しかしながら、例えば、被研削部の仕上げ位置を
ワーク表面よりも削り込んだ位置にする場合には、仮想
バネ定数による調整だけでは、かかる研削を行うことが
できない。
【0008】また、ワーク上の溶接ビード等の被研削部
に対する研削作業では、一般的に、その研削作業中に多
種多様な押し付け力パターンで研削を行うことが要求さ
れる。このような研削作業では、単に仮想バネ定数の変
更による押し付け力の過不足の調整だけでは、不十分で
ある。
に対する研削作業では、一般的に、その研削作業中に多
種多様な押し付け力パターンで研削を行うことが要求さ
れる。このような研削作業では、単に仮想バネ定数の変
更による押し付け力の過不足の調整だけでは、不十分で
ある。
【0009】本発明の目的は、位置と力のフィードバッ
クループを備え、位置と力による制御の下に研削作業が
実行され、研削工具の押し付け力を所望の負荷パターン
に従って発生させ、仕上げ位置の精度を高めかつ仕上げ
位置の設定の自由度を高め、多種多様な研削作業を行え
る研削ロボットを提供することにある。
クループを備え、位置と力による制御の下に研削作業が
実行され、研削工具の押し付け力を所望の負荷パターン
に従って発生させ、仕上げ位置の精度を高めかつ仕上げ
位置の設定の自由度を高め、多種多様な研削作業を行え
る研削ロボットを提供することにある。
【0010】
【課題を解決するための手段】本発明に係る研削ロボッ
トは、上記問題点に鑑み、次のように構成される。
トは、上記問題点に鑑み、次のように構成される。
【0011】まず研削ロボットは、基本的な前提構成と
して、力センサ等を利用して研削工具に加わる力を検出
する力検出手段と、研削工具の位置を検出する位置検出
手段と、力検出手段で得られた力データと位置検出手段
で得られた位置データを入力し、入力した各データを用
いて制御指令のデータを作成し、研削工具の位置と力を
制御する制御手段を備える。研削工具は、制御手段で設
定される仮想バネに基づいて発生する力で、ワークの被
加工部に押し付けられ、被加工部を研削する。研削ロボ
ットは、さらに、研削作業上必要とされる押し付け力を
設定するための研削力設定手段と、研削工具が被加工部
の表面を倣いながら研削する時に生じる位置偏差に基づ
き押し付け方向の位置偏差を算出する研削偏差演算手段
と、被加工部の表面の仕上げ位置を決定するために必要
なワーク面の基準位置と仕上げ位置との差を設定する仕
上げ偏差設定手段と、予め設定されている仮想バネ定
数、研削力設定手段で設定された研削力、研削偏差演算
手段で得られた位置偏差、仕上げ偏差設定手段で設定さ
れた仕上げ偏差を用いて力目標値を演算する付加力演算
手段を備える。付加力演算手段で求められた力目標値
は、力検出手段で得られた力データに加算される。
して、力センサ等を利用して研削工具に加わる力を検出
する力検出手段と、研削工具の位置を検出する位置検出
手段と、力検出手段で得られた力データと位置検出手段
で得られた位置データを入力し、入力した各データを用
いて制御指令のデータを作成し、研削工具の位置と力を
制御する制御手段を備える。研削工具は、制御手段で設
定される仮想バネに基づいて発生する力で、ワークの被
加工部に押し付けられ、被加工部を研削する。研削ロボ
ットは、さらに、研削作業上必要とされる押し付け力を
設定するための研削力設定手段と、研削工具が被加工部
の表面を倣いながら研削する時に生じる位置偏差に基づ
き押し付け方向の位置偏差を算出する研削偏差演算手段
と、被加工部の表面の仕上げ位置を決定するために必要
なワーク面の基準位置と仕上げ位置との差を設定する仕
上げ偏差設定手段と、予め設定されている仮想バネ定
数、研削力設定手段で設定された研削力、研削偏差演算
手段で得られた位置偏差、仕上げ偏差設定手段で設定さ
れた仕上げ偏差を用いて力目標値を演算する付加力演算
手段を備える。付加力演算手段で求められた力目標値
は、力検出手段で得られた力データに加算される。
【0012】前記の構成において、付加力演算手段に研
削作業中の研削工具の押し付け力を負荷パターンとして
設定し、付加力演算手段は負荷パターンに基づいて力目
標値を演算するように構成される。この負荷パターン
は、高い自由度で設定することができ、実行できる研削
作業の自由度を高める。
削作業中の研削工具の押し付け力を負荷パターンとして
設定し、付加力演算手段は負荷パターンに基づいて力目
標値を演算するように構成される。この負荷パターン
は、高い自由度で設定することができ、実行できる研削
作業の自由度を高める。
【0013】
【作用】本発明による研削ロボットでは、研削偏差演算
手段で被研削部の削り残り量を求め、次に、付加力演算
手段で、予め設定された仮想バネ力に基づき削り残り量
に対応させて発生させる研削工具の押し付け力と、所望
の研削工具の押し付け力との差異を求める。そして、実
際の押し付け力の過不足分である前記押し付け力の差異
を、力目標値として制御手段の内部に設定する。これに
より、被研削部の削り残り量が変化しても、研削工具の
押し付け力を、所望の押し付け力に制御することが可能
となる。
手段で被研削部の削り残り量を求め、次に、付加力演算
手段で、予め設定された仮想バネ力に基づき削り残り量
に対応させて発生させる研削工具の押し付け力と、所望
の研削工具の押し付け力との差異を求める。そして、実
際の押し付け力の過不足分である前記押し付け力の差異
を、力目標値として制御手段の内部に設定する。これに
より、被研削部の削り残り量が変化しても、研削工具の
押し付け力を、所望の押し付け力に制御することが可能
となる。
【0014】また仮想バネにおける変位が0になって
も、すなわち仮想バネに基づく押し付け力が0になって
も、力目標値を増加させることにより、研削工具の押し
付け力を所要の分だけ確保することができる。従って、
被研削部の基準面、すなわち、仮想バネが自然長である
ときの研削工具と被研削部との接触面よりも深く被研削
部を削り込むことが可能である。
も、すなわち仮想バネに基づく押し付け力が0になって
も、力目標値を増加させることにより、研削工具の押し
付け力を所要の分だけ確保することができる。従って、
被研削部の基準面、すなわち、仮想バネが自然長である
ときの研削工具と被研削部との接触面よりも深く被研削
部を削り込むことが可能である。
【0015】
【実施例】以下に、本発明の実施例を添付図面に基づい
て説明する。
て説明する。
【0016】図1は、本発明に係る研削ロボットの全体
構成を示す。図1で、1はロボット本体であり、複数の
関節部を有するアーム2が基台3に取り付けられる。各
関節部にはモータ等の駆動装置が配設され、各関節部は
可動作用を有する。アーム2の各関節部の可動作用によ
り、アーム全体の姿勢は作業上必要な姿勢に変化し、ア
ーム2の先部は作業上必要とされる位置に移動する。ア
ーム2のリスト部4には6軸の力センサ5が取り付けら
れる。力センサ5の先には、ワーク6に対して研削工具
7が取り付けられる。8はコントローラであり、コント
ローラ8はコンピュータで構成される。コントローラ8
は、位置と力の制御のため予め設定された演算式を用い
て、ロボット本体1の動作を制御する。
構成を示す。図1で、1はロボット本体であり、複数の
関節部を有するアーム2が基台3に取り付けられる。各
関節部にはモータ等の駆動装置が配設され、各関節部は
可動作用を有する。アーム2の各関節部の可動作用によ
り、アーム全体の姿勢は作業上必要な姿勢に変化し、ア
ーム2の先部は作業上必要とされる位置に移動する。ア
ーム2のリスト部4には6軸の力センサ5が取り付けら
れる。力センサ5の先には、ワーク6に対して研削工具
7が取り付けられる。8はコントローラであり、コント
ローラ8はコンピュータで構成される。コントローラ8
は、位置と力の制御のため予め設定された演算式を用い
て、ロボット本体1の動作を制御する。
【0017】コントローラ8は、信号ライン9でロボッ
ト本体1に対して研削作業の動作を指令するための指令
信号を与える。またコントローラ8は、力センサ5から
研削工具7に加わる力およびモーメントに関する検出信
号、すなわち力信号10を与えられる。11は研削ロボ
ットに対し諸条件をセットするための操作器である。操
作器11は、テンキー、および各種の指令を与えるため
の操作スイッチを有する。この操作器11によって、例
えば、研削動作の教示、研削条件の設定、研削工具7の
研削力の設定、仕上げ位置に対する仕上げ偏差の設定が
行われる。
ト本体1に対して研削作業の動作を指令するための指令
信号を与える。またコントローラ8は、力センサ5から
研削工具7に加わる力およびモーメントに関する検出信
号、すなわち力信号10を与えられる。11は研削ロボ
ットに対し諸条件をセットするための操作器である。操
作器11は、テンキー、および各種の指令を与えるため
の操作スイッチを有する。この操作器11によって、例
えば、研削動作の教示、研削条件の設定、研削工具7の
研削力の設定、仕上げ位置に対する仕上げ偏差の設定が
行われる。
【0018】図2に基づき、コントローラ8内に形成さ
れる制御機構の詳細構成について説明する。
れる制御機構の詳細構成について説明する。
【0019】研削作業を行うロボット本体1に対し適用
される制御方式は、コンピュータを利用してソフト的に
実現される。図2は、その制御要素および接続関係を示
すブロック図である。
される制御方式は、コンピュータを利用してソフト的に
実現される。図2は、その制御要素および接続関係を示
すブロック図である。
【0020】ロボット本体1の内部にはアーム2の各関
節部を動作させるため駆動モータが複数内蔵されてい
る。これらの駆動モータには、それぞれ、駆動量を計測
する角度計21が取り付けられる。角度計21によって
各関節部の軸角度データを測定する。
節部を動作させるため駆動モータが複数内蔵されてい
る。これらの駆動モータには、それぞれ、駆動量を計測
する角度計21が取り付けられる。角度計21によって
各関節部の軸角度データを測定する。
【0021】位置・力制御演算系の構成を説明する。ロ
ボット本体1のアームの先端部に取り付けられた力セン
サ5で検出される力信号10は、力演算部22に送られ
る。力演算部22は、入力した力信号をセンサ座標系か
ら基準座標系(絶対座標系)に変換し、かつ力信号から
研削工具7の重力分を差し引いて重力補償を行う。こう
して力演算部22で、ワーク6と研削工具7の接触点部
分で発生する力〈f〉が算出される。ここで、記号
「〈f〉」はfがベクトル量であること意味する。
「〈 〉」の意味は以下同じである。
ボット本体1のアームの先端部に取り付けられた力セン
サ5で検出される力信号10は、力演算部22に送られ
る。力演算部22は、入力した力信号をセンサ座標系か
ら基準座標系(絶対座標系)に変換し、かつ力信号から
研削工具7の重力分を差し引いて重力補償を行う。こう
して力演算部22で、ワーク6と研削工具7の接触点部
分で発生する力〈f〉が算出される。ここで、記号
「〈f〉」はfがベクトル量であること意味する。
「〈 〉」の意味は以下同じである。
【0022】力演算部22で得られた力〈f〉は、後述
する付加力演算部42で求められた力目標値frと、加
算器45で加算され、力〈f′〉として位置・力制御演
算部26に送られる。力目標値frは、研削工具7の押
し付け方向の力の過不足を調整し、所望の負荷パターン
を作るための指令値である。
する付加力演算部42で求められた力目標値frと、加
算器45で加算され、力〈f′〉として位置・力制御演
算部26に送られる。力目標値frは、研削工具7の押
し付け方向の力の過不足を調整し、所望の負荷パターン
を作るための指令値である。
【0023】また、角度計21によって検出された各軸
に関する角度データは、位置演算部23に送られる。位
置演算部23では、入力された角度データに基づいて絶
対座標系における研削工具7の位置〈x〉(姿勢データ
を含む)を算出する。算出された位置〈x〉は、位置偏
差演算部25において、位置目標値設定部24で設定さ
れた位置の目標値〈xr〉と比較され、それらの間の位
置偏差〈Δx〉が求められる。
に関する角度データは、位置演算部23に送られる。位
置演算部23では、入力された角度データに基づいて絶
対座標系における研削工具7の位置〈x〉(姿勢データ
を含む)を算出する。算出された位置〈x〉は、位置偏
差演算部25において、位置目標値設定部24で設定さ
れた位置の目標値〈xr〉と比較され、それらの間の位
置偏差〈Δx〉が求められる。
【0024】上記のごとく、加算器45で得られた力
〈f′〉と位置偏差演算部25で得られた位置偏差〈Δ
x〉は、位置・力制御演算部26に入力される。
〈f′〉と位置偏差演算部25で得られた位置偏差〈Δ
x〉は、位置・力制御演算部26に入力される。
【0025】位置・力制御演算部26は、減算器27
と、バネ定数演算部28と、特性補償演算部29を有す
る。加算器45から出力された力〈f′〉は、減算器2
7に入力される。位置偏差演算部25から出力された位
置偏差〈Δx〉は、バネ定数演算部28に入力される。
バネ定数演算部28には仮想バネ定数行列Kが設定され
る。バネ定数演算部28は、入力された位置偏差〈Δ
x〉に対し、設定された仮想バネ定数行列Kを乗算する
ことによりK〈Δx〉を算出する。バネ定数演算具28
で算出されたK〈Δx〉は減算器27に対して出力され
る。減算器27では〈f′〉−K〈Δx〉が演算され
る。減算器27で求められた演算結果は特性補償演算部
29に与えられる。
と、バネ定数演算部28と、特性補償演算部29を有す
る。加算器45から出力された力〈f′〉は、減算器2
7に入力される。位置偏差演算部25から出力された位
置偏差〈Δx〉は、バネ定数演算部28に入力される。
バネ定数演算部28には仮想バネ定数行列Kが設定され
る。バネ定数演算部28は、入力された位置偏差〈Δ
x〉に対し、設定された仮想バネ定数行列Kを乗算する
ことによりK〈Δx〉を算出する。バネ定数演算具28
で算出されたK〈Δx〉は減算器27に対して出力され
る。減算器27では〈f′〉−K〈Δx〉が演算され
る。減算器27で求められた演算結果は特性補償演算部
29に与えられる。
【0026】特性補償演算部29にはコントローラゲイ
ンKcが設定される。特性補償演算部29ではコントロ
ーラゲインKcに基づいて入力された〈f′〉−K〈Δ
x〉が制御上の特性補償を受け、それにより速度指令値
〈v〉が算出される。位置・力制御演算部26で求めら
れた速度指令値〈v〉は駆動指令部31〈θ〉に供給さ
れ、この駆動指令部31において、速度指令値〈v〉
は、ロボット本体1の各駆動モータの駆動指令値〈θ〉
に変換される。得られた駆動指令値は、ロボット本体1
の各駆動モータに供給され、各駆動モータの動作に基づ
きロボット本体1は所望の位置および姿勢で動作する。
ンKcが設定される。特性補償演算部29ではコントロ
ーラゲインKcに基づいて入力された〈f′〉−K〈Δ
x〉が制御上の特性補償を受け、それにより速度指令値
〈v〉が算出される。位置・力制御演算部26で求めら
れた速度指令値〈v〉は駆動指令部31〈θ〉に供給さ
れ、この駆動指令部31において、速度指令値〈v〉
は、ロボット本体1の各駆動モータの駆動指令値〈θ〉
に変換される。得られた駆動指令値は、ロボット本体1
の各駆動モータに供給され、各駆動モータの動作に基づ
きロボット本体1は所望の位置および姿勢で動作する。
【0027】次に、研削工具7の押し付け力の過不足を
調整するために必要とされる力目標値frを算出する力
目標値演算部40の構成と、力目標値の算出方法につい
て説明する。
調整するために必要とされる力目標値frを算出する力
目標値演算部40の構成と、力目標値の算出方法につい
て説明する。
【0028】図示されるごとく、力目標値演算部40
は、研削偏差演算部41と、前述の付加力演算部42
と、仕上げ偏差設定部43と、研削力設定部44とによ
って構成される。
は、研削偏差演算部41と、前述の付加力演算部42
と、仕上げ偏差設定部43と、研削力設定部44とによ
って構成される。
【0029】研削偏差演算部41は、図3に示すごと
く、ワーク基準面51と、研削工具7の位置偏差ΔHを
演算する機能を有する。ワーク基準面51は、被研削部
52が形成されたワーク6の表面である。研削偏差演算
部41は、前記の位置偏差演算部25で得られた位置偏
差〈Δx〉の値に基づいて押し付け方向の位置偏差を求
める。
く、ワーク基準面51と、研削工具7の位置偏差ΔHを
演算する機能を有する。ワーク基準面51は、被研削部
52が形成されたワーク6の表面である。研削偏差演算
部41は、前記の位置偏差演算部25で得られた位置偏
差〈Δx〉の値に基づいて押し付け方向の位置偏差を求
める。
【0030】研削力設定部44は、研削工具7の有する
能力やワーク6の材質等を配慮して、最も効率良く研削
できる研削工具の押し付け力Fgrを設定する機能を有す
る。さらに、仕上げ偏差設定部43は、図3に示すごと
く、ワーク基準面51と仕上げ位置53との差ΔHeを
設定する機能を有する。ΔHeの符号について、ワーク
基準面51に対し削り込む方向を負(−)とする。
能力やワーク6の材質等を配慮して、最も効率良く研削
できる研削工具の押し付け力Fgrを設定する機能を有す
る。さらに、仕上げ偏差設定部43は、図3に示すごと
く、ワーク基準面51と仕上げ位置53との差ΔHeを
設定する機能を有する。ΔHeの符号について、ワーク
基準面51に対し削り込む方向を負(−)とする。
【0031】研削偏差演算部41で求められた位置偏差
ΔH、研削力設定部44で設定された押し付け力Fgr、
仕上げ偏差設定部43で設定された仕上げ偏差ΔHe
は、それぞれ、付加力演算部42に入力される。付加力
演算部42には、さらに、仮想バネ定数演算部28に予
め設定されている押し付け力方向のバネ定数Kiが入力
される。
ΔH、研削力設定部44で設定された押し付け力Fgr、
仕上げ偏差設定部43で設定された仕上げ偏差ΔHe
は、それぞれ、付加力演算部42に入力される。付加力
演算部42には、さらに、仮想バネ定数演算部28に予
め設定されている押し付け力方向のバネ定数Kiが入力
される。
【0032】付加力演算部42は、入力されたFgr,Δ
He,ΔH,Kiに基づいて、仮想バネによる押し付け
力の過不足を、所望の研削力になるように調整するため
の力目標値frを算出する機能を有している。付加力演
算部42には、研削作業にて必要とされる研削工具7の
押し付け力が、負荷パターンとして設定される。付加力
演算部42では、設定された負荷パターンに基づいて力
目標値frが演算される。負荷パターンは、多種多様の
ものを設定することが可能である。
He,ΔH,Kiに基づいて、仮想バネによる押し付け
力の過不足を、所望の研削力になるように調整するため
の力目標値frを算出する機能を有している。付加力演
算部42には、研削作業にて必要とされる研削工具7の
押し付け力が、負荷パターンとして設定される。付加力
演算部42では、設定された負荷パターンに基づいて力
目標値frが演算される。負荷パターンは、多種多様の
ものを設定することが可能である。
【0033】力目標値演算部40における力目標値〈f
r〉の算出方法を説明する。
r〉の算出方法を説明する。
【0034】図4に、仕上げ位置53に達するまでの研
削工具7の負荷パターンの一例を示す。図4(a)の負
荷パターンはΔHeが負である例を示し、図4(b)の
負荷パターンはΔHeが正である例を示す。図4に示さ
れる負荷パターン61では、ΔHeを境として立ち下が
るステップ状のパターンであり、ΔHe<ΔHの範囲で
は一定のFgr、ΔH≦ΔHeの範囲では0である。
削工具7の負荷パターンの一例を示す。図4(a)の負
荷パターンはΔHeが負である例を示し、図4(b)の
負荷パターンはΔHeが正である例を示す。図4に示さ
れる負荷パターン61では、ΔHeを境として立ち下が
るステップ状のパターンであり、ΔHe<ΔHの範囲で
は一定のFgr、ΔH≦ΔHeの範囲では0である。
【0035】ロボット本体1の研削工具7は、図2に示
した位置・力制御演算部26による位置と力の制御に基
づいて、ワーク6の被研削部を研削する。研削ロボット
では位置と力の制御に基づき、仮想コンプライアンス制
御が実行される。研削工具7は、仮想バネの作用に基づ
いてワーク6の被研削部52に必要な押し付け力で押し
付けられる。仮想バネによって生じる押し付け力は、仮
想バネの強さが一定に保持される場合には、図3に示す
被研削部52の高さΔHによって決まる。図4において
62は仮想バネによって発生する負荷を示し、仮想バネ
による負荷62は直線的に変化する。仮想バネによる負
荷62の特性で明らかなように、ΔHが小さくなるに従
い、仮想バネによる押し付け力は減少する。すなわち、
仮想バネによる押し付け力だけでは、負荷パターン61
を得ることができない。
した位置・力制御演算部26による位置と力の制御に基
づいて、ワーク6の被研削部を研削する。研削ロボット
では位置と力の制御に基づき、仮想コンプライアンス制
御が実行される。研削工具7は、仮想バネの作用に基づ
いてワーク6の被研削部52に必要な押し付け力で押し
付けられる。仮想バネによって生じる押し付け力は、仮
想バネの強さが一定に保持される場合には、図3に示す
被研削部52の高さΔHによって決まる。図4において
62は仮想バネによって発生する負荷を示し、仮想バネ
による負荷62は直線的に変化する。仮想バネによる負
荷62の特性で明らかなように、ΔHが小さくなるに従
い、仮想バネによる押し付け力は減少する。すなわち、
仮想バネによる押し付け力だけでは、負荷パターン61
を得ることができない。
【0036】そこで、所望の負荷パターン61を生成す
るために、力目標値演算部40で付加するための力目標
値frを算出し、加算器45を介して、位置・力制御演
算部26に与える。付加する力目標値frは、図4中特
性63で示される。かかる力目標値frは、次式で与え
られる。
るために、力目標値演算部40で付加するための力目標
値frを算出し、加算器45を介して、位置・力制御演
算部26に与える。付加する力目標値frは、図4中特
性63で示される。かかる力目標値frは、次式で与え
られる。
【0037】
【数1】ΔHe<ΔHの条件が満たされているときに
は、 fr=Fgr−Ki・ΔH なお、ΔH≦ΔHeの範囲では削り過ぎになるために、
力目標値frを次のように設定する。
は、 fr=Fgr−Ki・ΔH なお、ΔH≦ΔHeの範囲では削り過ぎになるために、
力目標値frを次のように設定する。
【0038】
【数2】ΔH≦ΔHeの条件となったときには、 fr=F0 =−Ki・ΔHe 上記の条件の判定、および付加する力目標値frの算出
は、付加力演算部42で行われる。こうして求められた
力目標値frを付加することにより、仕上げ位置ΔHe
に至るまで所望する研削力Fgrで研削作業を行うことが
できる。
は、付加力演算部42で行われる。こうして求められた
力目標値frを付加することにより、仕上げ位置ΔHe
に至るまで所望する研削力Fgrで研削作業を行うことが
できる。
【0039】図5に基づいて、他の負荷パターンによっ
て研削作業を行う例について説明する。この実施例で
は、位置・力制御演算部26で予め設定されている仮想
バネの特性を利用して研削工具7における押し付け力の
過不足を調整し、かつ定められた仕上げ位置まで削り過
ぎないように研削する負荷パターンを用いる。図5にお
いて61が負荷パターンを示す。この負荷パターン61
では、押し付け力変更位置ΔHfまでは一定の押し付け
力Fgrとし、ΔHe〜ΔHfの間では一定の変化率で徐
々に減少する。図4と同様に、62は仮想バネによる負
荷特性を示す。負荷パターン61を生成するために、力
目標値演算部40では、図5において特性63で示され
る力目標値frを生成する。かかる力目標値frは、次
式で与えられる。
て研削作業を行う例について説明する。この実施例で
は、位置・力制御演算部26で予め設定されている仮想
バネの特性を利用して研削工具7における押し付け力の
過不足を調整し、かつ定められた仕上げ位置まで削り過
ぎないように研削する負荷パターンを用いる。図5にお
いて61が負荷パターンを示す。この負荷パターン61
では、押し付け力変更位置ΔHfまでは一定の押し付け
力Fgrとし、ΔHe〜ΔHfの間では一定の変化率で徐
々に減少する。図4と同様に、62は仮想バネによる負
荷特性を示す。負荷パターン61を生成するために、力
目標値演算部40では、図5において特性63で示され
る力目標値frを生成する。かかる力目標値frは、次
式で与えられる。
【0040】
【数3】ΔHf<ΔHの条件のときには、 fr=Fgr−Ki・ΔH ここで、ΔHf=Fgr/K+ΔHeである。
【0041】ΔH≦ΔHfの条件のときには、 fr=F0 =−Ki・ΔH 前記の実施例では、2種類の負荷パターンについて説明
したが、負荷パターンは上記のものに限定されず、任意
のものを設定することができる。
したが、負荷パターンは上記のものに限定されず、任意
のものを設定することができる。
【0042】前述の付加力演算部42で演算される力目
標値frは、任意の時間間隔ごと、または繰り返し行わ
れる研削動作ごとに出力される。
標値frは、任意の時間間隔ごと、または繰り返し行わ
れる研削動作ごとに出力される。
【0043】さらに、前記実施例では研削ロボットにつ
いて説明したが、被加工部を加工するに当たって設定し
た任意の負荷パターンに基づいて加工する制御方式を、
研削ロボットに類似する他の作業ロボットに適用するこ
とができるは勿論である。
いて説明したが、被加工部を加工するに当たって設定し
た任意の負荷パターンに基づいて加工する制御方式を、
研削ロボットに類似する他の作業ロボットに適用するこ
とができるは勿論である。
【0044】
【発明の効果】以上の説明で明らかなように本発明によ
れば、位置と力の制御に基づいてワーク表面上に形成さ
れた被研削部を研削する研削ロボットにおいて、力目標
値演算部を設け、仮想バネ定数で調整できない研削工具
の押し付け力の過不足を、力目標値を与えることにより
補うように構成したため、研削残量が0になっても、ま
たは研削り量がマイナスに設定されても、所望の研削仕
上げ面を形成することができる。これにより、被研削部
の研削作業に関し、ワーク基準面に対して削り込むこと
が可能となる。
れば、位置と力の制御に基づいてワーク表面上に形成さ
れた被研削部を研削する研削ロボットにおいて、力目標
値演算部を設け、仮想バネ定数で調整できない研削工具
の押し付け力の過不足を、力目標値を与えることにより
補うように構成したため、研削残量が0になっても、ま
たは研削り量がマイナスに設定されても、所望の研削仕
上げ面を形成することができる。これにより、被研削部
の研削作業に関し、ワーク基準面に対して削り込むこと
が可能となる。
【0045】また力目標値演算部で求められる力目標値
は、予め設定された負荷パターンを基準にして算出され
るので、その結果、負荷パターンを変更することによ
り、研削工具に必要な押し付け力の条件を変更すること
ができる。従って、研削効率を高めることができ、精度
良く研削作業を行うことができ、また負荷パターンを任
意に変更することにより、多種多様な研削加工を行うこ
とができる。
は、予め設定された負荷パターンを基準にして算出され
るので、その結果、負荷パターンを変更することによ
り、研削工具に必要な押し付け力の条件を変更すること
ができる。従って、研削効率を高めることができ、精度
良く研削作業を行うことができ、また負荷パターンを任
意に変更することにより、多種多様な研削加工を行うこ
とができる。
【図1】本発明に係る研削ロボットの全体構成を示す構
成図である。
成図である。
【図2】制御装置の内部構成を示すブロック図である。
【図3】研削工具による研削作業の一態様を示す図であ
る。
る。
【図4】負荷パターンの第1実施例を示す図である。
【図5】負荷パターンの第2実施例を示す図である。
1 ロボット本体 5 力センサ 6 ワーク 7 研削工具 8 コントローラ 24 位置目標値設定部 26 位置・力制御演算部 40 力目標値演算部 41 研削偏差演算部 42 付加力演算部 43 仕上げ偏差設定部 44 研削力設定部 45 加算器
Claims (2)
- 【請求項1】 研削工具に加わる力を検出する力検出手
段と、前記研削工具の位置を検出する位置検出手段と、
前記力検出手段で得られた力データと前記位置検出手段
で得られた位置データを入力し、前記各データを用いて
制御指令のデータを作成し、前記研削工具の位置と力を
制御する制御手段を備え、前記制御手段で設定される仮
想バネに基づいて発生する力でワークの被加工部に前記
研削工具を押し付けながら前記被加工部を研削する研削
ロボットにおいて、 研削作業上必要とされる押し付け力を設定するための研
削力設定手段と、 前記研削工具が前記被加工部の表面を倣いながら研削す
る時に生じる位置偏差に基づき押し付け方向の位置偏差
を算出する研削偏差演算手段と、 前記被加工部の表面の仕上げ位置を決定するために必要
なワーク面の基準位置と仕上げ位置との差を設定する仕
上げ偏差設定手段と、 予め設定されている仮想バネ定数、前記研削力設定手段
で設定された研削力、前記研削偏差演算手段で得られた
位置偏差、前記仕上げ偏差設定手段で設定された仕上げ
偏差を用いて力目標値を演算する付加力演算手段と、 を備え、前記力検出手段で得られた前記力データに前記
付加力演算手段で演算された前記力目標値を加算するよ
うに構成したことを特徴とする研削ロボット。 - 【請求項2】 請求項1記載の研削ロボットにおいて、
前記付加力演算手段に研削作業中の研削工具の押し付け
力を負荷パターンとして設定し、前記付加力演算手段は
前記負荷パターンに基づいて前記力目標値を演算するこ
とを特徴とする研削ロボット。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP10754292A JPH05301157A (ja) | 1992-04-27 | 1992-04-27 | 研削ロボット |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP10754292A JPH05301157A (ja) | 1992-04-27 | 1992-04-27 | 研削ロボット |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH05301157A true JPH05301157A (ja) | 1993-11-16 |
Family
ID=14461834
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP10754292A Pending JPH05301157A (ja) | 1992-04-27 | 1992-04-27 | 研削ロボット |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH05301157A (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
CN116648329A (zh) * | 2020-12-25 | 2023-08-25 | 千贝克科技有限公司 | 研磨具保持座的控制方法、研磨具保持座、及研磨工具 |
-
1992
- 1992-04-27 JP JP10754292A patent/JPH05301157A/ja active Pending
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
CN116648329A (zh) * | 2020-12-25 | 2023-08-25 | 千贝克科技有限公司 | 研磨具保持座的控制方法、研磨具保持座、及研磨工具 |
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