JPH0530108Y2 - - Google Patents

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JPH0530108Y2
JPH0530108Y2 JP1987088639U JP8863987U JPH0530108Y2 JP H0530108 Y2 JPH0530108 Y2 JP H0530108Y2 JP 1987088639 U JP1987088639 U JP 1987088639U JP 8863987 U JP8863987 U JP 8863987U JP H0530108 Y2 JPH0530108 Y2 JP H0530108Y2
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bourdon tube
case
rotation
pointer
rotating shaft
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Description

【考案の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本考案は、ブルドン管式計器に係り、特に、ブ
ルドン管を複数巻回した計器に関し、圧力計、温
度計に利用できるものである。
〔従来の技術〕
第2図は従来のブルドン管式圧力計のうち、感
度を高めるためにブルドン管21を複数巻回した
タイプの圧力計20を示す。ブルドン管21は偏
平な断面形状を有し、かつ、第3図の通りスパイ
ラル、あるいは第4図の通りヘリカル、または第
5図A,B,Cの通りスパイラルとヘリカルを組
み合わせた形状に巻回されている。第2図の通り
ブルドン管21の一端は固定端21Aとされ、他
端は自由端21Bとされ、この自由端21Bに指
針22が取り付けられる。
圧力導入部となつている固定端21Aに供給さ
れる圧力の大きさに応じてブルドン管21は拡張
変形あるいは縮小変形し、自由端21Bの変位に
基づき指針22が目盛板23に対し回動すること
により、圧力が指示される。
以上の従来技術は、ブルドン管21が固定端2
1Aから自由端21Bまで延びる長い長さを有す
るため、外的衝撃力等により容易に振動を起こし
易い構造となつており、低い周波数の振動で共振
する。
第6図は改良が加えられた従来の圧力計30を
示す。ブルドン管31の自由端31Bには連結部
材33を介して回動軸34が連結され、この回動
軸34は座板35、関板36の軸受37,38で
支持され、回動軸34の先端に指針32が取り付
けられる。
この従来技術では、連結部材33と回動軸34
とにより回動運動部39が構成され、この回動運
動部39は軸受37,38により軸方向およびこ
れと直角方向の移動が阻止されたものとなつてお
り、回動のみできる。ブルドン管31の固定端3
1Aに圧力が供給されると、回動運動部39によ
り指針32は回動する。
〔考案が解決しようとする問題点〕
この従来技術においては、ブルドン管31の自
由端31Bが軸方向およびこれと直角方向に振動
するのを防止できるが、回動方向の振動は防止で
きない。このため圧力の急激な変動が生じた場合
等においては指針32の振れが生じ、指示値の読
み取りが困難になるという問題があつた。
本考案の目的は、軸方向およびこれと直角方向
の振動は勿論のこと、回動方向の振動も防止でき
るようにした複数巻回ブルドン管式計器を提供す
るところである。
〔問題点を解決するための手段〕
このため本考案では、スパイラル、ヘリカル、
またはこれらの組み合わせ形状に複数巻回したブ
ルドン管の一端を固定端としかつ他端を自由端と
するとともに、この自由端に回動運動部を連結
し、この回動運動部により指針を回動させる複数
巻回ブルドン管式計器において、前記回動運動部
は、前記ブルドン管の中心部に挿入された筒状の
ケースと、このケース内に隙間を開けて挿入され
た回動軸とを含んで構成され、前記ケースは前記
ブルドン管の固定端が結合された座板に取り付け
られ、前記回動軸は前記ケースの両端に設けられ
た密閉型軸受で回動方向のみ運動可能に配置され
ているとともに、これらの軸受で両端が塞がれた
前記隙間に粘性流体が充填され、前記ケースの一
端から突出した前記回動軸の先端に指針が取り付
けられ、前記ケースの他端から突出した前記回動
軸の後端に連結部材を介して前記ブルドン管の自
由端が連結されていることを特徴とするものであ
る。
〔作用〕 軸受により軸方向およびこれと直角方向の振動
が防止される。
回動軸、筒状のケースおよび粘性流体によりダ
ンパ手段が構成され、筒状のケースに対する回動
軸の急激な回動時には粘性流体の粘性に基づくダ
ンパ力が生じるため、回動方向の振動が防止され
る。
〔実施例〕
第1図は本考案の実施例に係る圧力計を示す。
ブルドン管1の一端は座板4の結合部4Aに結合
されて固定端1Aとなつており、この座板4には
目盛板3が取り付けられている。また座板4には
ブルドン管1の中心部に挿入された筒状のケース
5が取り付けられ、このケース5の内部に回動軸
6が挿通される。
回動軸6は中央の大径部6Aと両端の小径部6
B,6Cとからなり、小径部6B,6Cに嵌合し
たボールベアリングによる軸受7,8により回動
軸6はケース5に回動自在に支持される。軸受
7,8は閉塞リング部材7A,8Aを有する密閉
型のものが使用される。回動軸6の前側の小径部
6Bには指針2が取り付けられ、後側の小径部6
CはL字型の連結部材9を介してブルドン管1の
自由端1Bと連結される。この連結部材9の指針
2の向きと反対側の端部には指針2の偏心重量と
均衡するバランスウエイト10が設けられる。
ケース5の内周面と回動軸6の大径部6Aの外
周面との間には〓間11が設けられ、軸方向への
奥行きを有するこの〓間11には粘性流体12が
封入される。この粘性流体12は例えばシリコン
オイルである。粘性流体12の封入はケース5、
回動軸6、軸受7,8の組み立て作業時に行われ
る。
以上の構造において、ケース5、回動軸6、連
結部材9により回動運動部13が構成されてい
る。回動軸6は回動のみできるように軸受7,8
で位置決めされているため、回動運動部13は軸
方向およびこれと直角方向に移動を生じない構造
となつており、回動だけができる構造となつてい
る。
またケース5、回動軸6、粘性流体12により
ダンパ手段14が構成され、回動運動部13はこ
のダンパ手段14を備えるものとなつている。
次に作用について述べる。
ブルドン管1の圧力導入部となつている固定端
1Aに圧力が供給されると、この圧力の大きさに
応じて変位するブルドン管1の自由端1Bにより
連結部材9を介して回動軸6が回動せしめられ、
目盛板3に対する指針2の回動で圧力の大きさが
指示される。この場合、回動軸6の回動速度は速
くないため、粘性流体12の粘性の影響を受ける
ことはない。また、指針2は偏心重量が前記バラ
ンスウエイト10でバランスされながら回動し、
指針2は偏心重量による振動を生じることなく円
滑に回動する。
圧力計に外的衝撃力等が作用し、これによりブ
ルドン管1の自由端1Bが軸方向およびこれと直
角方向に振動しようとしても、前述の通りこれら
の方向には回動運動部13は移動できない構造に
なつているため、これらの方向への振動は阻止さ
れる。
またブルドン管1の固定端1Aから供給される
圧力の急激な変動等に基づき回動軸6が急激に回
動しようとした場合には、不動部材であるケース
5と回動部材である回動軸6との間に充填されて
いる粘性流体12の粘性によつて回動軸6の急激
な回動は阻止され、すなわち、前記ダンパ手段1
4はダンパ力を発生し、回動方向への振動が防止
される。
以上のように本実施例によれば、軸方向および
これと直角方向の振動は勿論のこと、回動方向の
振動もなくすことができるようになり、あらゆる
方向の振動もしくは脈動を防止できるようにな
る。また回動軸6はボールベアリングによる軸受
7,8で円滑に回転できるように支持されている
ため、軸受部分で摩耗が生ずることはなく、長期
間に亘り回動軸6の滑らかな回動を保証できる。
さらに本実施例では前述の通り軸受7,8は閉塞
リング部材7A,8Aを有する密閉型となつてい
るため、粘性流体12自体の粘性と併せ、粘性流
体12が洩れるのを防止できる。
なお、前記実施例は計器が圧力計の場合であつ
たが、本考案は温度変化により圧力が増減するこ
とを利用した温度計にも適用できる。
また前記実施例はブルドン管1を第3図と同じ
くスパイラルに複数巻回したものであつたが、本
考案はブルドン管を第4図と同じくヘリカルに、
または第5図A,B,Cと同じくスパイラルとヘ
リカルを組み合わせた形状に複数巻回した場合に
も適用できる。
〔考案の効果〕
本考案によれば、軸方向およびこれと直角方向
の振動は勿論のこと、回動方向の振動も防止でき
るようになり、振動もしくは脈動に対し強い構造
の計器を得られるようになる。
また、本考案によれば、内部に粘性流体が充填
される筒状のケースはブルドン管の中心部に挿入
されているため、粘性流体との大きな接触面積を
確保するために軸方向に長いこのケースおよび回
動軸を合理的に配置できるようになり、ブルドン
管式計器全体を小型化できる。また、回動軸を回
動自在に支持するための筒状のケースの両端に配
置された軸受は密閉型軸受であるため、ケースと
回動軸との間の〓間に充填された粘性流体が流出
するのをこれらの軸受で防止でき、軸受は回動軸
の回動支持部材と粘性流体の流出防止部材とを兼
ねるため、それだけ部品点数の削減、構造の簡単
化を達成できる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案の実施例を示す断面図、第2図
は従来例を示す正面図、第3図は第2図の−
線断面図であつて、ブルドン管がスパイラルに巻
回された状態を示す断面図、第4図はブルドン管
がヘリカルに巻回された状態を示す第3図と同様
の図、第5図A,B,Cはブルドン管がスパイラ
ルとヘリカルを組み合わせた形状に巻回された状
態を示す第3図と同様の図、第6図は第2図の従
来技術に改良を加えた従来の圧力計を示す断面図
である。 1……ブルドン管、1A……固定端、1B……
自由端、2……指針、3……目盛板、5……不動
部材であるケース、6……回動部材である回動
軸、7,8……軸受、9……連結部材、10……
バランスウエイト、11……〓間、12……粘性
流体、13……回動運動部、14……ダンパ手
段。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. スパイラル、ヘリカル、またはこれらの組み合
    わせ形状に複数巻回したブルドン管の一端を固定
    端としかつ他端を自由端とするとともに、この自
    由端に回動運動部を連結し、この回動運動部によ
    り指針を回動させる複数巻回ブルドン管式計器に
    おいて、前記回動運動部は、前記ブルドン管の中
    心部に挿入された筒状のケースと、このケース内
    に隙間を開けて挿入された回動軸とを含んで構成
    され、前記ケースは前記ブルドン管の固定端が結
    合された座板に取り付けられ、前記回動軸は前記
    ケースの両端に設けられた密閉型軸受で回動方向
    のみ運動可能に配置されているとともに、これら
    の軸受で両端が塞がれた前記隙間に粘性流体が充
    填され、前記ケースの一端から突出した前記回動
    軸の先端に指針が取り付けられ、前記ケースの他
    端から突出した前記回動軸の後端に連結部材を介
    して前記ブルドン管の自由端が連結されているこ
    とを特徴とする複数巻回ブルドン管式計器。
JP1987088639U 1987-06-08 1987-06-08 Expired - Lifetime JPH0530108Y2 (ja)

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JPS63200145U JPS63200145U (ja) 1988-12-23
JPH0530108Y2 true JPH0530108Y2 (ja) 1993-08-02

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