JPH0544745Y2 - - Google Patents
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- Publication number
- JPH0544745Y2 JPH0544745Y2 JP2391287U JP2391287U JPH0544745Y2 JP H0544745 Y2 JPH0544745 Y2 JP H0544745Y2 JP 2391287 U JP2391287 U JP 2391287U JP 2391287 U JP2391287 U JP 2391287U JP H0544745 Y2 JPH0544745 Y2 JP H0544745Y2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- flywheel
- magnet
- rotor
- shaft
- rotation
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Lifetime
Links
- 230000005540 biological transmission Effects 0.000 claims description 8
- 238000006073 displacement reaction Methods 0.000 claims description 3
- 230000008878 coupling Effects 0.000 claims description 2
- 238000010168 coupling process Methods 0.000 claims description 2
- 238000005859 coupling reaction Methods 0.000 claims description 2
- 238000000034 method Methods 0.000 description 4
- 229910000831 Steel Inorganic materials 0.000 description 3
- 238000010586 diagram Methods 0.000 description 3
- 230000033001 locomotion Effects 0.000 description 3
- 239000010959 steel Substances 0.000 description 3
- 230000000694 effects Effects 0.000 description 2
- 239000002184 metal Substances 0.000 description 2
- 230000001133 acceleration Effects 0.000 description 1
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Landscapes
- Details Of Flowmeters (AREA)
- Measuring Volume Flow (AREA)
Description
【考案の詳細な説明】
技術分野
本考案は、容積流量計、より詳細には、非円形
歯車式流量計における回転子の回転伝達機構に関
する。
歯車式流量計における回転子の回転伝達機構に関
する。
従来技術
非円形歯車式流量計の要部回転子である非円形
歯車は、計量室内において対をなし被計測流体の
圧力差により噛合回転するもので、非圧縮性流体
が被計測流体の場合は面積速度が一定で回転子回
転数の2倍の周期をもつ関数形をもつた回転をす
る。このような回転変動を伴なう回転を外部に伝
達して指示する場合、回転変動がそのまま指針の
回転ムラとしてあらわれる。回転を液密に外部に
伝達する方法に、回転子に主動磁石を埋設し、回
転子の固定軸内に中空室を設け、前記主動磁石と
対向する位置に同軸に従動磁石を配設した磁気接
手方式を採用するものがある。この方法の磁気接
手部分は磁極の角度範囲において、回転角と磁気
力とがヒステリシスのないばねの作用をもつてい
るため、指針の動きは単に回転子の回転ムラをそ
のまま伝えるのではなく、回転子の周期変動をも
ち、指針までの減速変換部を慣性体とした共振系
をもつているため共振点をもち、この共振回転数
近傍では指針の動きはより大きくなる。このよう
な問題に対処するため実公昭58−50274号公報に
おいては従動磁石軸にはずみ車を回動可能に嵌
し、該はずみ車が所定以上の回転速度変化では、
前記従動磁石軸に対してすべりを生じ、所定以下
の回転速度変化では滑りが阻止されるように、一
端が従動磁石軸に固定され、他端がはずみ車の一
面と当接伸張して前記のはずみ車を回転角速度に
応じて半固定する作用を与えている。
歯車は、計量室内において対をなし被計測流体の
圧力差により噛合回転するもので、非圧縮性流体
が被計測流体の場合は面積速度が一定で回転子回
転数の2倍の周期をもつ関数形をもつた回転をす
る。このような回転変動を伴なう回転を外部に伝
達して指示する場合、回転変動がそのまま指針の
回転ムラとしてあらわれる。回転を液密に外部に
伝達する方法に、回転子に主動磁石を埋設し、回
転子の固定軸内に中空室を設け、前記主動磁石と
対向する位置に同軸に従動磁石を配設した磁気接
手方式を採用するものがある。この方法の磁気接
手部分は磁極の角度範囲において、回転角と磁気
力とがヒステリシスのないばねの作用をもつてい
るため、指針の動きは単に回転子の回転ムラをそ
のまま伝えるのではなく、回転子の周期変動をも
ち、指針までの減速変換部を慣性体とした共振系
をもつているため共振点をもち、この共振回転数
近傍では指針の動きはより大きくなる。このよう
な問題に対処するため実公昭58−50274号公報に
おいては従動磁石軸にはずみ車を回動可能に嵌
し、該はずみ車が所定以上の回転速度変化では、
前記従動磁石軸に対してすべりを生じ、所定以下
の回転速度変化では滑りが阻止されるように、一
端が従動磁石軸に固定され、他端がはずみ車の一
面と当接伸張して前記のはずみ車を回転角速度に
応じて半固定する作用を与えている。
第3図は叙上のごとき従来技術の構造概要を示
すもので、図中、1は本体で、該本体1に穿設さ
れた計量室21内には固定軸4に軸承された回転
子3が対をなして噛合して収納され、O(オー)
リング20を埋設した本体蓋2を本体1にボルト
18で冠着している。一方の固定軸4には中空室
5が穿設され、該中空室5内には、回転軸7の端
部に同軸一体に従動磁石6が収納されている。該
従動磁石6はベアリング14を装着した従動磁石
ホルダ8に軸承懸架されている。従動磁石6は該
従動磁石6と対向して回転子軸受11により回転
子3内に挟持固設されている円筒状主動磁石10
と磁気接手機構を形成して、回転子3の回転に従
つて回転する。なお、従動磁石ホルダ8は押え板
12により本体に装着されている。回転軸7の他
の端部には伝動歯車9が配設され、該歯車9を介
して従動歯車19に回転軸7の回転を伝達してい
る。回転軸7の本体1の外部には、はずみ車15
が緩挿されているが、このはずみ車15は一面が
回転軸7に挿設された止め環17と当接し、他面
は伝動歯車9との間に伸張されるばね16により
回転軸7に回動可能に遊嵌されている。
すもので、図中、1は本体で、該本体1に穿設さ
れた計量室21内には固定軸4に軸承された回転
子3が対をなして噛合して収納され、O(オー)
リング20を埋設した本体蓋2を本体1にボルト
18で冠着している。一方の固定軸4には中空室
5が穿設され、該中空室5内には、回転軸7の端
部に同軸一体に従動磁石6が収納されている。該
従動磁石6はベアリング14を装着した従動磁石
ホルダ8に軸承懸架されている。従動磁石6は該
従動磁石6と対向して回転子軸受11により回転
子3内に挟持固設されている円筒状主動磁石10
と磁気接手機構を形成して、回転子3の回転に従
つて回転する。なお、従動磁石ホルダ8は押え板
12により本体に装着されている。回転軸7の他
の端部には伝動歯車9が配設され、該歯車9を介
して従動歯車19に回転軸7の回転を伝達してい
る。回転軸7の本体1の外部には、はずみ車15
が緩挿されているが、このはずみ車15は一面が
回転軸7に挿設された止め環17と当接し、他面
は伝動歯車9との間に伸張されるばね16により
回転軸7に回動可能に遊嵌されている。
従来技術の問題点
上述した従来技術は、回転軸7の角加速度が所
定以上になつたとき、一体的に回転していたはず
み車15は、その慣性のため回転軸との間にすべ
りを生ずるが、はずみ車7と伝動歯車9との間で
伸張しているばね16は、通常、コイルばねを使
用しているので長期使用中において、ばね16が
当接する前記はずみ車7と伝動歯車9の面は摩耗
により摩擦が大きくなり円滑な滑りを阻害し、従
動磁石6は、はずみ車7の慣性力のためスリツプ
を生じ、主動磁石10の回転即ち回転子3の回転
を従動歯車19へ伝達することが不能となる問題
がある。また、ばね16の伸張力は外径、長さ及
び、線材の太さ等により大きく変化するので、こ
れらの微小な変化は伸張力に大きく影響し、一定
した特性のものは得られず、製品のロツド毎に調
整するという不便があつた。更に、ばね16の巻
線の方向とはずみ車15の回転方向とが逆のとき
は、不安定な運動をもたらすことがある。
定以上になつたとき、一体的に回転していたはず
み車15は、その慣性のため回転軸との間にすべ
りを生ずるが、はずみ車7と伝動歯車9との間で
伸張しているばね16は、通常、コイルばねを使
用しているので長期使用中において、ばね16が
当接する前記はずみ車7と伝動歯車9の面は摩耗
により摩擦が大きくなり円滑な滑りを阻害し、従
動磁石6は、はずみ車7の慣性力のためスリツプ
を生じ、主動磁石10の回転即ち回転子3の回転
を従動歯車19へ伝達することが不能となる問題
がある。また、ばね16の伸張力は外径、長さ及
び、線材の太さ等により大きく変化するので、こ
れらの微小な変化は伸張力に大きく影響し、一定
した特性のものは得られず、製品のロツド毎に調
整するという不便があつた。更に、ばね16の巻
線の方向とはずみ車15の回転方向とが逆のとき
は、不安定な運動をもたらすことがある。
問題解決のための手段
本考案は、叙上のごとき問題を解決するために
なされたもので、従動磁石を一体固設した回転軸
にはずみ車を装設することにより、不等速回転を
等速化し、該はずみ車にガバナを内装することに
より、小形で回転変動の大きさに従つて慣性を変
化させ、効率よく不等速回転の等速化を実現する
ことを目的としてなされたものである。
なされたもので、従動磁石を一体固設した回転軸
にはずみ車を装設することにより、不等速回転を
等速化し、該はずみ車にガバナを内装することに
より、小形で回転変動の大きさに従つて慣性を変
化させ、効率よく不等速回転の等速化を実現する
ことを目的としてなされたものである。
実施例
第1図は、本考案の一実施例を説明するための
図で、図中、第3図に示した従来技術と同様の作
用をする部分は第3図の場合と同一の参照番号が
付してある。而して、第1図は、流量計本体の重
複説明をさけ、本考案を説明するに足る要部構成
部のみの縦断面を示し、回転子軸に挟持された主
動磁石10との磁気結合により従動する従動磁石
6以降の構成のみを示している。従つて、共通す
る構成要素には第3図の場合と同一符号を付し、
その説明を省略する。第1図において、回転軸7
の端部に固設された従動磁石6の回転は、他端に
止めビス92で固設された伝動歯車9を介して従
動歯車19に噛合伝達される。伝導歯車9の回転
軸7の下部にはガバナ付はずみ車20が該はずみ
車20と一体加工されたボス27部において止め
ビス28で螺合されている。第2図は、該ガバナ
付はずみ車の平面を示す図で、該ガバナ付はずみ
車は円板状の金属性はずみ車本体21を有し、該
はずみ車21には直交する直径上に高密度硬質な
鋼球25のような金属球を枢支する溝22が穿設
されており、鋼球25は各々等しいばね定数をも
つ外側ばね23および内側ばね24で挟持されて
いる。なお、内側ばね24の他端は溝底部29
に、外側ばね23の他端は円板状はずみ車本体2
1の円周上に冠装された押えリング26内面に当
接する。従つて、鋼球25は外側および内側のば
ね23,24に挟持され、溝22内を移動可能と
なり、ガバナ付はずみ車20の回転数が増すと外
側に移動するガバナとなる。なお、内側バネ24
は必ずしも必要としない。このように、ガバナ付
はずみ車20を使用すると高速回転の高流量時に
おいて、慣性モーメントが大きくなるのでより効
果的に回転ムラを除くことができる。
図で、図中、第3図に示した従来技術と同様の作
用をする部分は第3図の場合と同一の参照番号が
付してある。而して、第1図は、流量計本体の重
複説明をさけ、本考案を説明するに足る要部構成
部のみの縦断面を示し、回転子軸に挟持された主
動磁石10との磁気結合により従動する従動磁石
6以降の構成のみを示している。従つて、共通す
る構成要素には第3図の場合と同一符号を付し、
その説明を省略する。第1図において、回転軸7
の端部に固設された従動磁石6の回転は、他端に
止めビス92で固設された伝動歯車9を介して従
動歯車19に噛合伝達される。伝導歯車9の回転
軸7の下部にはガバナ付はずみ車20が該はずみ
車20と一体加工されたボス27部において止め
ビス28で螺合されている。第2図は、該ガバナ
付はずみ車の平面を示す図で、該ガバナ付はずみ
車は円板状の金属性はずみ車本体21を有し、該
はずみ車21には直交する直径上に高密度硬質な
鋼球25のような金属球を枢支する溝22が穿設
されており、鋼球25は各々等しいばね定数をも
つ外側ばね23および内側ばね24で挟持されて
いる。なお、内側ばね24の他端は溝底部29
に、外側ばね23の他端は円板状はずみ車本体2
1の円周上に冠装された押えリング26内面に当
接する。従つて、鋼球25は外側および内側のば
ね23,24に挟持され、溝22内を移動可能と
なり、ガバナ付はずみ車20の回転数が増すと外
側に移動するガバナとなる。なお、内側バネ24
は必ずしも必要としない。このように、ガバナ付
はずみ車20を使用すると高速回転の高流量時に
おいて、慣性モーメントが大きくなるのでより効
果的に回転ムラを除くことができる。
効 果
以上の説明から明らかなように、ガバナ付はず
み車20を従動側回転軸に固設することにより偏
平小形で、高速回転時に回転変動を効果的に除去
することができ、また、はずみ車本体21を必要
最小量以下に固有回転数となる慣性モーメントに
選ぶことにより全域において円滑な回転が得られ
る。
み車20を従動側回転軸に固設することにより偏
平小形で、高速回転時に回転変動を効果的に除去
することができ、また、はずみ車本体21を必要
最小量以下に固有回転数となる慣性モーメントに
選ぶことにより全域において円滑な回転が得られ
る。
第1図は、本考案の一実施例を説明するための
要部構成図、第2図は、第1図におけるガバナ付
はずみ車の詳細を示す平面図、第3図は、従来技
術を示す非円形歯車式流量計の側断面図である。 1……本体、2……本体蓋、3……回転子、4
……固定軸、5……中空室、6……従動磁石、1
0……主動磁石、20……ガバナ付はずみ車。
要部構成図、第2図は、第1図におけるガバナ付
はずみ車の詳細を示す平面図、第3図は、従来技
術を示す非円形歯車式流量計の側断面図である。 1……本体、2……本体蓋、3……回転子、4
……固定軸、5……中空室、6……従動磁石、1
0……主動磁石、20……ガバナ付はずみ車。
Claims (1)
- 計量室内の固定軸まわりに噛合回転する一対の
非円形歯車からなる回転子の一方の回転子軸部に
円筒状主動磁石を配設し、該主動磁石により固定
軸内に穿設した中空室内に軸承された従動磁石を
磁気結合により駆動し、該従動磁石と同軸に一体
接合した回転軸を介して回転子の回転を外部に液
密に伝達する容積流量計の回転伝達機構におい
て、前記回転軸にガバナを内装したはずみ車を同
軸に配設したことを特徴とする容積流量計。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2391287U JPH0544745Y2 (ja) | 1987-02-19 | 1987-02-19 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2391287U JPH0544745Y2 (ja) | 1987-02-19 | 1987-02-19 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS63129828U JPS63129828U (ja) | 1988-08-24 |
JPH0544745Y2 true JPH0544745Y2 (ja) | 1993-11-15 |
Family
ID=30822656
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2391287U Expired - Lifetime JPH0544745Y2 (ja) | 1987-02-19 | 1987-02-19 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH0544745Y2 (ja) |
-
1987
- 1987-02-19 JP JP2391287U patent/JPH0544745Y2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPS63129828U (ja) | 1988-08-24 |
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