JPH05301057A - 回転式分離搬送装置 - Google Patents
回転式分離搬送装置Info
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- JPH05301057A JPH05301057A JP2410292A JP2410292A JPH05301057A JP H05301057 A JPH05301057 A JP H05301057A JP 2410292 A JP2410292 A JP 2410292A JP 2410292 A JP2410292 A JP 2410292A JP H05301057 A JPH05301057 A JP H05301057A
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- separating
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Abstract
(57)【要約】
【目的】 加工後における部品等のワークをライン式に
投入して円滑に搬送すると共に、そのワークに付着して
いる油脂類等を効果的に分離除去する回転式分離搬送装
置を提供する。 【構成】 筒状の分離かご7を一軸線の周りで回転可能
に支持する。その分離かご7内に螺旋状の搬送体10を
設ける。分離かご7及び搬送体10を回転させるための
回転駆動装置13を設け、その回転駆動装置13を制御
装置24により高速回転状態と低速回転状態とに切り換
えて作動させる。分離かご7内にワークを搬入した状態
で、分離かご7が高速回転されることにより、ワーク上
から油脂類等が飛散分離され、搬送体10が低速回転さ
れることにより、ワークが分離かご7内において軸線方
向へ搬送される。
投入して円滑に搬送すると共に、そのワークに付着して
いる油脂類等を効果的に分離除去する回転式分離搬送装
置を提供する。 【構成】 筒状の分離かご7を一軸線の周りで回転可能
に支持する。その分離かご7内に螺旋状の搬送体10を
設ける。分離かご7及び搬送体10を回転させるための
回転駆動装置13を設け、その回転駆動装置13を制御
装置24により高速回転状態と低速回転状態とに切り換
えて作動させる。分離かご7内にワークを搬入した状態
で、分離かご7が高速回転されることにより、ワーク上
から油脂類等が飛散分離され、搬送体10が低速回転さ
れることにより、ワークが分離かご7内において軸線方
向へ搬送される。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、回転力の付与によっ
て、ワークに付着した油脂類等を分離除去すると共に、
ワークの搬送を行うようにした回転式分離搬送装置に関
するものである。
て、ワークに付着した油脂類等を分離除去すると共に、
ワークの搬送を行うようにした回転式分離搬送装置に関
するものである。
【0002】
【従来の技術】一般に、例えばボルトやナットあるいは
ワッシャ等の小物部品を切削加工する場合には、切削油
等の油脂類が使用されるため、加工後の部品の表面に油
脂類が付着した状態にある。ところが、この加工後の部
品に鍍金を施す場合には、油脂類が鍍金不良を招く大き
な原因となった。
ワッシャ等の小物部品を切削加工する場合には、切削油
等の油脂類が使用されるため、加工後の部品の表面に油
脂類が付着した状態にある。ところが、この加工後の部
品に鍍金を施す場合には、油脂類が鍍金不良を招く大き
な原因となった。
【0003】そのために、従来では加工後の部品を、灯
油等に浸漬したり遠心分離装置に掛けたりして、部品の
表面に付着している油脂類を除去していた。
油等に浸漬したり遠心分離装置に掛けたりして、部品の
表面に付着している油脂類を除去していた。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】ところが、前者の灯油
等に浸漬する従来方法においては、部品の表面から油脂
分が過剰に除去されるため、部品に錆が発生し易くなる
という問題があった。
等に浸漬する従来方法においては、部品の表面から油脂
分が過剰に除去されるため、部品に錆が発生し易くなる
という問題があった。
【0005】また、後者の遠心分離装置を使用する従来
方法においては、装置内の中心部付近では部品に掛かる
遠心力が小さくて脱油効果が少ないため、部品の相互間
で脱油ムラが生じやすく、さらに、バッチ式の脱油処理
であるため、脱油時に部品に付着した油脂類が冷却固化
して、脱油効果が悪くなるという問題があった。
方法においては、装置内の中心部付近では部品に掛かる
遠心力が小さくて脱油効果が少ないため、部品の相互間
で脱油ムラが生じやすく、さらに、バッチ式の脱油処理
であるため、脱油時に部品に付着した油脂類が冷却固化
して、脱油効果が悪くなるという問題があった。
【0006】この発明は、このような従来の技術に存在
する問題点に着目してなされたものであって、その目的
とするところは、加工後における部品等のワークをライ
ン式に投入して円滑に搬送することができると共に、そ
のワークに付着している油脂類等を効果的に分離除去す
ることができる回転式分離搬送装置を提供することにあ
る。
する問題点に着目してなされたものであって、その目的
とするところは、加工後における部品等のワークをライ
ン式に投入して円滑に搬送することができると共に、そ
のワークに付着している油脂類等を効果的に分離除去す
ることができる回転式分離搬送装置を提供することにあ
る。
【0007】
【課題を解決するための手段】上記の目的を達成するた
めに、第1の発明においては、一軸線の周りで回転可能
に支持された筒状の分離かごと、その分離かご内に設け
られた螺旋状の搬送体と、前記分離かご及び搬送体を回
転させるための回転駆動装置と、その回転駆動装置を高
速回転状態と低速回転状態とに切り換えて作動制御する
制御装置とを備えたものである。また、第2の発明で
は、前記分離かごの高速回転による分離動作と、搬送体
の低速回転による搬送動作とを交互に行うようにしたも
のである。
めに、第1の発明においては、一軸線の周りで回転可能
に支持された筒状の分離かごと、その分離かご内に設け
られた螺旋状の搬送体と、前記分離かご及び搬送体を回
転させるための回転駆動装置と、その回転駆動装置を高
速回転状態と低速回転状態とに切り換えて作動制御する
制御装置とを備えたものである。また、第2の発明で
は、前記分離かごの高速回転による分離動作と、搬送体
の低速回転による搬送動作とを交互に行うようにしたも
のである。
【0008】
【作用】上記のように構成された回転式分離搬送装置に
おいて、第1の発明では回転駆動装置が制御装置により
高速回転状態と低速回転状態とに交互に切り換えて作動
されると、分離かごが高速で回転されると共に、螺旋状
の搬送体が低速で回転される。この状態で、分離かご内
にワークが投入されると、分離かごの高速回転に伴い、
ワークに遠心力が付与されて、その表面に付着した油脂
類等が分離かごの外方に飛散分離される。また、搬送体
の低速回転に伴い、ワークが分離かご内において軸線方
向へ搬送される。従って、加工後における部品等のワー
クをライン式に投入して搬送することができると共に、
そのワークに付着している油脂類等を効果的に分離する
ことができる。
おいて、第1の発明では回転駆動装置が制御装置により
高速回転状態と低速回転状態とに交互に切り換えて作動
されると、分離かごが高速で回転されると共に、螺旋状
の搬送体が低速で回転される。この状態で、分離かご内
にワークが投入されると、分離かごの高速回転に伴い、
ワークに遠心力が付与されて、その表面に付着した油脂
類等が分離かごの外方に飛散分離される。また、搬送体
の低速回転に伴い、ワークが分離かご内において軸線方
向へ搬送される。従って、加工後における部品等のワー
クをライン式に投入して搬送することができると共に、
そのワークに付着している油脂類等を効果的に分離する
ことができる。
【0009】第2の発明では、分離かごの高速回転と搬
送体の低速回転が交互に行われる。そのため、ワークか
らの油脂類の分離除去とワークの搬送とが円滑に行われ
る。
送体の低速回転が交互に行われる。そのため、ワークか
らの油脂類の分離除去とワークの搬送とが円滑に行われ
る。
【0010】
【実施例】以下、この発明を具体化した回転式分離搬送
装置の第1実施例を、図1及び図2に基づいて詳細に説
明する。
装置の第1実施例を、図1及び図2に基づいて詳細に説
明する。
【0011】図1に示すように、基台1は枠材2により
組立構成され、その上面には水平面に対して所定角度で
傾斜した傾斜支持部3が設けられている。そして、この
傾斜支持部3の傾斜角度は、搬送するワークの形状や量
に応じて適宜に設定されている。一対の軸支体4は基台
1の傾斜支持部3上に所定間隔をおいて立設され、その
中央には軸受5が設けられている。金属あるいはプラス
チック等よりなる円筒状の本体ケース6は傾斜支持部3
に沿って傾斜状態で延びるように、図示しないボルト等
により両軸支体4間に架設固定され、分離物を回収する
機能を有している。
組立構成され、その上面には水平面に対して所定角度で
傾斜した傾斜支持部3が設けられている。そして、この
傾斜支持部3の傾斜角度は、搬送するワークの形状や量
に応じて適宜に設定されている。一対の軸支体4は基台
1の傾斜支持部3上に所定間隔をおいて立設され、その
中央には軸受5が設けられている。金属あるいはプラス
チック等よりなる円筒状の本体ケース6は傾斜支持部3
に沿って傾斜状態で延びるように、図示しないボルト等
により両軸支体4間に架設固定され、分離物を回収する
機能を有している。
【0012】図1及び図2に示すように、円筒状の分離
かご7は前記軸受5により本体ケース6内に傾斜軸線の
周りで回転可能に支持され、その下端部にはワーク搬入
口8が設けられると共に、上端部にはワーク搬出口9が
設けられている。また、この分離かご7の本体胴部は、
多数の小孔を有するパンチングメタルや網状板等の板材
を円筒状に成形したもの、あるいは複数の棒状体を所定
間隙おきで円筒状に組み付けたものによって構成され、
その小孔又は間隙が、ワークから分離される液体又は粉
体等の分離物の大きさに応じて適宜に設定されている。
かご7は前記軸受5により本体ケース6内に傾斜軸線の
周りで回転可能に支持され、その下端部にはワーク搬入
口8が設けられると共に、上端部にはワーク搬出口9が
設けられている。また、この分離かご7の本体胴部は、
多数の小孔を有するパンチングメタルや網状板等の板材
を円筒状に成形したもの、あるいは複数の棒状体を所定
間隙おきで円筒状に組み付けたものによって構成され、
その小孔又は間隙が、ワークから分離される液体又は粉
体等の分離物の大きさに応じて適宜に設定されている。
【0013】螺旋状の搬送体10は前記分離かご7の内
面に一体回転可能に形成され、この搬送体10により分
離かご7の内周面に螺旋溝11が設けられている。複数
の止め板部12は必要に応じて螺旋溝11の適宜箇所に
形成され、この止め板部12により分離かご7の分離効
果が高められている。回転駆動装置としての1つのモー
タ13は本体ケース6の上下方向の投影領域内の下方に
位置するように基台1に装着され、周波数の切り換えに
より回転数が変化するモータによって構成されている。
駆動プーリ14はモータ13の回転軸に固定され、この
駆動プーリ14と分離かご7の下端外周に固定された従
動プーリ15との間にはベルト16が掛装されている。
面に一体回転可能に形成され、この搬送体10により分
離かご7の内周面に螺旋溝11が設けられている。複数
の止め板部12は必要に応じて螺旋溝11の適宜箇所に
形成され、この止め板部12により分離かご7の分離効
果が高められている。回転駆動装置としての1つのモー
タ13は本体ケース6の上下方向の投影領域内の下方に
位置するように基台1に装着され、周波数の切り換えに
より回転数が変化するモータによって構成されている。
駆動プーリ14はモータ13の回転軸に固定され、この
駆動プーリ14と分離かご7の下端外周に固定された従
動プーリ15との間にはベルト16が掛装されている。
【0014】外カバー17は前記軸支体4上に嵌着固定
され、この外カバー17により本体ケース6の上方及び
両側方が覆われている。ホッパ18は外カバー17の下
端縁に設けられ、加工後のボルトやナット等の小物部品
よりなるワークが、このホッパ18から分離かご7のワ
ーク搬入口8に搬入される。ワーク搬入フード19はホ
ッパ18の下部外側を覆うように配設され、このワーク
搬入フード19及び本体ケース6の下端外周には分離物
排出口20,21が設けられている。ワーク搬出フード
22は分離かご7のワーク搬出口9に対向して外カバー
17の上端縁に設けられ、その下方にはワーク搬出ガイ
ド23が対向配置されている。
され、この外カバー17により本体ケース6の上方及び
両側方が覆われている。ホッパ18は外カバー17の下
端縁に設けられ、加工後のボルトやナット等の小物部品
よりなるワークが、このホッパ18から分離かご7のワ
ーク搬入口8に搬入される。ワーク搬入フード19はホ
ッパ18の下部外側を覆うように配設され、このワーク
搬入フード19及び本体ケース6の下端外周には分離物
排出口20,21が設けられている。ワーク搬出フード
22は分離かご7のワーク搬出口9に対向して外カバー
17の上端縁に設けられ、その下方にはワーク搬出ガイ
ド23が対向配置されている。
【0015】制御装置24は前記基台1上に配設され、
その前面には起動スイッチ25や停止スイッチ26等が
設けられている。そして、起動スイッチ25がオンされ
たとき、制御装置24による周波数の変換にて、モータ
13が高速回転状態と低速回転状態とに所定時間おきで
交互に切り換えて回転され、その回転に伴い駆動プーリ
14、ベルト16及び従動プーリ15を介して分離かご
7及び搬送体10が一体的に回転される。
その前面には起動スイッチ25や停止スイッチ26等が
設けられている。そして、起動スイッチ25がオンされ
たとき、制御装置24による周波数の変換にて、モータ
13が高速回転状態と低速回転状態とに所定時間おきで
交互に切り換えて回転され、その回転に伴い駆動プーリ
14、ベルト16及び従動プーリ15を介して分離かご
7及び搬送体10が一体的に回転される。
【0016】次に、前記のように構成された回転式分離
搬送装置について動作を説明する。さて、この回転式分
離搬送装置において、制御装置24の前面の起動スイッ
チ25をオンすると、モータ13が制御装置24により
高速回転状態と低速回転状態とに所定時間おきで交互に
切り換えて回転される。そして、このモータ13の回転
に伴い、プーリ14,15及びベルト16を介して、分
離かご7及び搬送体10が一体的に回転される。この状
態で、切削加工を終了したボルトやナット等の小物部品
よりなるワークがホッパ18内に投入されると、そのワ
ークはワーク搬入口8から分離かご7内に搬入される。
搬送装置について動作を説明する。さて、この回転式分
離搬送装置において、制御装置24の前面の起動スイッ
チ25をオンすると、モータ13が制御装置24により
高速回転状態と低速回転状態とに所定時間おきで交互に
切り換えて回転される。そして、このモータ13の回転
に伴い、プーリ14,15及びベルト16を介して、分
離かご7及び搬送体10が一体的に回転される。この状
態で、切削加工を終了したボルトやナット等の小物部品
よりなるワークがホッパ18内に投入されると、そのワ
ークはワーク搬入口8から分離かご7内に搬入される。
【0017】そして、前記分離かご7の高速回転時に
は、ワークに遠心力が付与されて、そのワークの表面に
付着している油脂類等が分離かご7の外方に飛散分離さ
れ、搬送体10の低速回転時には、ワークが分離かご7
内において斜上方に搬送される。また、分離かご7から
飛散分離した油脂類等の分離物は、本体ケース6によっ
て回収された後、分離物排出口21を通して外部に排出
され、分離かご7の上端部まで搬送されたワークは、ワ
ーク搬出口9からワーク搬出ガイド23上を経て外部に
排出された後、鍍金等の次工程に送り込まれる。
は、ワークに遠心力が付与されて、そのワークの表面に
付着している油脂類等が分離かご7の外方に飛散分離さ
れ、搬送体10の低速回転時には、ワークが分離かご7
内において斜上方に搬送される。また、分離かご7から
飛散分離した油脂類等の分離物は、本体ケース6によっ
て回収された後、分離物排出口21を通して外部に排出
され、分離かご7の上端部まで搬送されたワークは、ワ
ーク搬出口9からワーク搬出ガイド23上を経て外部に
排出された後、鍍金等の次工程に送り込まれる。
【0018】従って、加工後における部品等のワークを
ホッパ18内へライン式に投入して、鍍金等の次工程へ
円滑に搬送することができると共に、そのワークに付着
している油脂類等を効果的に分離して、次工程で鍍金不
良等を招くおそれを確実に防止することができる。
ホッパ18内へライン式に投入して、鍍金等の次工程へ
円滑に搬送することができると共に、そのワークに付着
している油脂類等を効果的に分離して、次工程で鍍金不
良等を招くおそれを確実に防止することができる。
【0019】また、この実施例の回転式分離搬送装置に
おいては、特に分離かご7の高速回転による分離動作
と、搬送体10の低速回転による搬送動作とが交互に行
われるようになっているため、この分離搬送装置をボル
トやナット等の小物部品の製造工程中で、例えば切削加
工工程と鍍金工程との間等に設置して、それらの部品を
次工程へ搬送しながら、その部品に付着した油脂類等の
分離を連続的に行うことができる。 (第2実施例)次に、この発明の第2実施例を図3及び
図4に基づいて説明する。
おいては、特に分離かご7の高速回転による分離動作
と、搬送体10の低速回転による搬送動作とが交互に行
われるようになっているため、この分離搬送装置をボル
トやナット等の小物部品の製造工程中で、例えば切削加
工工程と鍍金工程との間等に設置して、それらの部品を
次工程へ搬送しながら、その部品に付着した油脂類等の
分離を連続的に行うことができる。 (第2実施例)次に、この発明の第2実施例を図3及び
図4に基づいて説明する。
【0020】さて、この実施例においては、本体ケース
6が四角筒状に形成され、その両側開口部には蓋体27
が着脱可能に取り付けられている。そして、この本体ケ
ース6は加工機械等のフレームF上において、水平面に
対し所定角度の傾斜状態で設置されるようになってい
る。支軸28は軸受5を介して本体ケース6内に傾斜軸
線の周りで回転可能に支持され、その上端には従動プー
リ15が固定されている。
6が四角筒状に形成され、その両側開口部には蓋体27
が着脱可能に取り付けられている。そして、この本体ケ
ース6は加工機械等のフレームF上において、水平面に
対し所定角度の傾斜状態で設置されるようになってい
る。支軸28は軸受5を介して本体ケース6内に傾斜軸
線の周りで回転可能に支持され、その上端には従動プー
リ15が固定されている。
【0021】搬送体10は前記支軸28の外周に一体回
転可能に嵌着固定され、中心の円筒部29と外周の螺旋
状部30とから構成されている。分離かご7は搬送体1
0の外周に一体回転可能に嵌挿固定され、その上端部が
端板31により閉塞されている。また、分離かご7の下
端部にはワーク搬入口8が設けられ、上端外周にはワー
ク搬出口9が形成されている。
転可能に嵌着固定され、中心の円筒部29と外周の螺旋
状部30とから構成されている。分離かご7は搬送体1
0の外周に一体回転可能に嵌挿固定され、その上端部が
端板31により閉塞されている。また、分離かご7の下
端部にはワーク搬入口8が設けられ、上端外周にはワー
ク搬出口9が形成されている。
【0022】回転駆動装置としてのモータ13は前記本
体ケース6の上下方向の投影領域内の上方に位置するよ
うに、本体ケース6の上面に装着され、その回転軸上の
駆動プーリ14と支軸28上の従動プーリ15との間に
はベルト16が掛装されている。制御装置24は本体ケ
ース6の上下方向の投影領域内の上方に位置するよう
に、本体ケース6の上面に配設され、その上面には起動
スイッチ25及び停止スイッチ26等が設けられてい
る。
体ケース6の上下方向の投影領域内の上方に位置するよ
うに、本体ケース6の上面に装着され、その回転軸上の
駆動プーリ14と支軸28上の従動プーリ15との間に
はベルト16が掛装されている。制御装置24は本体ケ
ース6の上下方向の投影領域内の上方に位置するよう
に、本体ケース6の上面に配設され、その上面には起動
スイッチ25及び停止スイッチ26等が設けられてい
る。
【0023】ホッパ18は前記分離かご7のワーク搬入
口8に対向して本体ケース6の下端上面に取り付けら
れ、このホッパ18と対応するように本体ケース6の下
端内部には、ホッパ18から搬入されるワークをワーク
搬入口8に案内誘導するためのワーク案内部32が設け
られている。ワーク排出口33は分離かご7のワーク搬
出口9に対向して本体ケース6の上端下面に形成され、
分離かご7のワーク搬出口9から搬出されるワークが、
このワーク排出口33を通して本体ケース6外に排出さ
れる。
口8に対向して本体ケース6の下端上面に取り付けら
れ、このホッパ18と対応するように本体ケース6の下
端内部には、ホッパ18から搬入されるワークをワーク
搬入口8に案内誘導するためのワーク案内部32が設け
られている。ワーク排出口33は分離かご7のワーク搬
出口9に対向して本体ケース6の上端下面に形成され、
分離かご7のワーク搬出口9から搬出されるワークが、
このワーク排出口33を通して本体ケース6外に排出さ
れる。
【0024】従って、この第2実施例においては、モー
タ13が制御装置24により高速回転状態と低速回転状
態とに所定時間おきで交互に切り換えて回転されると、
分離かご7及び搬送体10が支軸28と一体的に回転さ
れ、分離かご7の高速回転時に、ワークの表面に付着し
ている油脂類等が分離かご7の外方に飛散分離されると
共に、搬送体10の低速回転時には、ワークが分離かご
7内において斜上方に搬送される。
タ13が制御装置24により高速回転状態と低速回転状
態とに所定時間おきで交互に切り換えて回転されると、
分離かご7及び搬送体10が支軸28と一体的に回転さ
れ、分離かご7の高速回転時に、ワークの表面に付着し
ている油脂類等が分離かご7の外方に飛散分離されると
共に、搬送体10の低速回転時には、ワークが分離かご
7内において斜上方に搬送される。
【0025】また、この実施例においては、搬送体10
及び分離かご7が支軸28を介して本体ケース6内に回
転可能に支持され、モータ13の回転時に、支軸28を
介して搬送体10及び分離かご7が一体的に回転される
ようになっているため、軸受5を小型にして回転支持構
成を簡素化することができると共に、搬送体10及び分
離かご7を安定状態で回転させることができる。
及び分離かご7が支軸28を介して本体ケース6内に回
転可能に支持され、モータ13の回転時に、支軸28を
介して搬送体10及び分離かご7が一体的に回転される
ようになっているため、軸受5を小型にして回転支持構
成を簡素化することができると共に、搬送体10及び分
離かご7を安定状態で回転させることができる。
【0026】なお、この発明は前述した各実施例の構成
に限定されるものではなく、この発明の趣旨から逸脱し
ない範囲で、次のように変更して具体化してもよい。 (1)分離かご7を搬送体10に対して相対回転可能に
配設し、回転駆動装置として、分離かご7を高速回転さ
せるための高速モータと、搬送体10を低速回転させる
ための低速モータとを各別に設け、この高速モータと低
速モータとを制御装置24により所定時間おきで交互に
回転させるように構成すること。 (2)この発明の回転式分離搬送装置を、加工後の小物
部品から水等の液体分を分離する場合に利用したり、鋳
物製品から砂等を分離する場合に利用したりすること。
に限定されるものではなく、この発明の趣旨から逸脱し
ない範囲で、次のように変更して具体化してもよい。 (1)分離かご7を搬送体10に対して相対回転可能に
配設し、回転駆動装置として、分離かご7を高速回転さ
せるための高速モータと、搬送体10を低速回転させる
ための低速モータとを各別に設け、この高速モータと低
速モータとを制御装置24により所定時間おきで交互に
回転させるように構成すること。 (2)この発明の回転式分離搬送装置を、加工後の小物
部品から水等の液体分を分離する場合に利用したり、鋳
物製品から砂等を分離する場合に利用したりすること。
【0027】
【発明の効果】以上説明したように第1の発明によれ
ば、加工後における部品等のワークをライン式に投入し
て円滑に搬送することができると共に、そのワークに付
着している油脂類等を効果的に分離除去することができ
るという優れた効果を奏する。
ば、加工後における部品等のワークをライン式に投入し
て円滑に搬送することができると共に、そのワークに付
着している油脂類等を効果的に分離除去することができ
るという優れた効果を奏する。
【0028】また、第2の発明によれば、ワークからの
油脂類の除去とワークの搬送とが円滑に、しかも確実に
行われるという効果を奏する。
油脂類の除去とワークの搬送とが円滑に、しかも確実に
行われるという効果を奏する。
【図1】この発明を具体化した回転式分離搬送装置の第
1実施例を部分的に断面にして示す正面図である。
1実施例を部分的に断面にして示す正面図である。
【図2】その分離搬送装置の搬入側の側面図である。
【図3】この発明の回転式分離搬送装置の第2実施例を
示す断面図である。
示す断面図である。
【図4】図3のA−A線における拡大断面図である。
7…分離かご、10…搬送体、13…回転駆動装置とし
てのモータ、24…制御装置。
てのモータ、24…制御装置。
Claims (2)
- 【請求項1】 一軸線の周りで回転可能に支持された筒
状の分離かごと、 その分離かご内に設けられた螺旋状の搬送体と、 前記分離かご及び搬送体を回転させるための回転駆動装
置と、 その回転駆動装置を高速回転状態と低速回転状態とに切
り換えて作動制御する制御装置とを備えたことを特徴と
する回転式分離搬送装置。 - 【請求項2】 前記分離かごの高速回転による分離動作
と、搬送体の低速回転による搬送動作とを交互に行うよ
うにしたことを特徴とする請求項1に記載の回転式分離
搬送装置。
Applications Claiming Priority (2)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP3-37006 | 1991-04-23 | ||
JP3700691 | 1991-04-23 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH05301057A true JPH05301057A (ja) | 1993-11-16 |
Family
ID=12485613
Family Applications (3)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2410292A Pending JPH05301057A (ja) | 1991-04-23 | 1992-02-10 | 回転式分離搬送装置 |
JP2410392A Pending JPH05301058A (ja) | 1991-04-23 | 1992-02-10 | 回転式分離搬送装置 |
JP2410192A Pending JPH05309541A (ja) | 1991-04-23 | 1992-02-10 | 回転式分離搬送装置 |
Family Applications After (2)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2410392A Pending JPH05301058A (ja) | 1991-04-23 | 1992-02-10 | 回転式分離搬送装置 |
JP2410192A Pending JPH05309541A (ja) | 1991-04-23 | 1992-02-10 | 回転式分離搬送装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (3) | JPH05301057A (ja) |
Families Citing this family (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH0563651U (ja) * | 1992-02-10 | 1993-08-24 | 株式会社エヌ・エス・ピー | 回転式分離搬送装置 |
JPH0563650U (ja) * | 1992-02-10 | 1993-08-24 | 株式会社エヌ・エス・ピー | 回転式分離搬送装置 |
-
1992
- 1992-02-10 JP JP2410292A patent/JPH05301057A/ja active Pending
- 1992-02-10 JP JP2410392A patent/JPH05301058A/ja active Pending
- 1992-02-10 JP JP2410192A patent/JPH05309541A/ja active Pending
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH05301058A (ja) | 1993-11-16 |
JPH05309541A (ja) | 1993-11-22 |
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