JPH05300941A - 脳室シャントにおけるシャントバルブの流量のチェック方法 - Google Patents
脳室シャントにおけるシャントバルブの流量のチェック方法Info
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- JPH05300941A JPH05300941A JP4135803A JP13580392A JPH05300941A JP H05300941 A JPH05300941 A JP H05300941A JP 4135803 A JP4135803 A JP 4135803A JP 13580392 A JP13580392 A JP 13580392A JP H05300941 A JPH05300941 A JP H05300941A
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-
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- A61—MEDICAL OR VETERINARY SCIENCE; HYGIENE
- A61M—DEVICES FOR INTRODUCING MEDIA INTO, OR ONTO, THE BODY; DEVICES FOR TRANSDUCING BODY MEDIA OR FOR TAKING MEDIA FROM THE BODY; DEVICES FOR PRODUCING OR ENDING SLEEP OR STUPOR
- A61M27/00—Drainage appliance for wounds or the like, i.e. wound drains, implanted drains
- A61M27/002—Implant devices for drainage of body fluids from one part of the body to another
- A61M27/006—Cerebrospinal drainage; Accessories therefor, e.g. valves
Abstract
(57)【要約】
【目的】 脳室シャントのシャントバルブの流量を、脳
室シャントを体内に埋込んだままチェックする。 【構成】 脳室カテーテル12、頭蓋内圧測定用の弯曲ド
ーム10a付きリザーバ10、シャントバルブ15および還流
カテーテル16をそなえた脳室シャントにおいて、定常状
態のリザーバ内圧Ｐ0を測定し、ついで柔軟チューブ13
を抑圧閉塞してから弯曲ドーム10aを押圧するポンプ作
用で所要の髄液量ΔＶを排出した後シャントバルブ15を
閉じてリザーバ10内圧がＰ0に復帰するまでの時間Ｔ1を
計測し、さらにＴ1時間が経過した後シャントバルブ15
を開いてリザーバ内圧がＰ0に復帰するまでの時間Ｔ0を
計測し、ΔＶ／Ｔ0からシャントバルブ15の流量チェッ
クを行なう。
室シャントを体内に埋込んだままチェックする。 【構成】 脳室カテーテル12、頭蓋内圧測定用の弯曲ド
ーム10a付きリザーバ10、シャントバルブ15および還流
カテーテル16をそなえた脳室シャントにおいて、定常状
態のリザーバ内圧Ｐ0を測定し、ついで柔軟チューブ13
を抑圧閉塞してから弯曲ドーム10aを押圧するポンプ作
用で所要の髄液量ΔＶを排出した後シャントバルブ15を
閉じてリザーバ10内圧がＰ0に復帰するまでの時間Ｔ1を
計測し、さらにＴ1時間が経過した後シャントバルブ15
を開いてリザーバ内圧がＰ0に復帰するまでの時間Ｔ0を
計測し、ΔＶ／Ｔ0からシャントバルブ15の流量チェッ
クを行なう。
Description
【０００１】
【産業上の利用分野】本発明は、水頭症等の患者の体内
に埋込まれている脳室シャントに関し、特に脳室シャン
トのシャントバルブの流量のチェック方法に関する。
に埋込まれている脳室シャントに関し、特に脳室シャン
トのシャントバルブの流量のチェック方法に関する。
【０００２】
【従来の技術】一般に、脳水腫の治療において、脳室か
ら過剰髄液を排出するため、脳室シャントが用いられて
いる。そして、従来の脳室シャントとして、図１に示す
ようなものが知られている。すなわち図１において、符
号11は脳室ポートを示しており、この脳室ポート11には
脳室カテーテル12を介して患者の脳室から髄液が導入さ
れるように構成されている。
ら過剰髄液を排出するため、脳室シャントが用いられて
いる。そして、従来の脳室シャントとして、図１に示す
ようなものが知られている。すなわち図１において、符
号11は脳室ポートを示しており、この脳室ポート11には
脳室カテーテル12を介して患者の脳室から髄液が導入さ
れるように構成されている。
【０００３】符号10は圧力測定（頭蓋内圧測定）用のリ
ザーバを示しており、このリザーバ10は柔軟性の流入チ
ューブ13を介して脳室ポート11に接続されている。リザ
ーバ10に、さらに排出チューブ14を介してシャントバル
ブ15が接続され、シャントバルブ15に腹腔カテーテル16
が接続されて、髄液が腹腔へ還流されるように構成され
ている。リザーバ10は、皮膚（例えば頭皮）17下で皮下
組織（例えば頭蓋骨）18上に固定されたシリコン樹脂製
等の軟質壁からなる埋設物本体10bと、その上部に形成
される薄膜状の弯曲ドーム10aとで構成されている。
ザーバを示しており、このリザーバ10は柔軟性の流入チ
ューブ13を介して脳室ポート11に接続されている。リザ
ーバ10に、さらに排出チューブ14を介してシャントバル
ブ15が接続され、シャントバルブ15に腹腔カテーテル16
が接続されて、髄液が腹腔へ還流されるように構成され
ている。リザーバ10は、皮膚（例えば頭皮）17下で皮下
組織（例えば頭蓋骨）18上に固定されたシリコン樹脂製
等の軟質壁からなる埋設物本体10bと、その上部に形成
される薄膜状の弯曲ドーム10aとで構成されている。
【０００４】なお、上述の各部材は皮膚17下に埋設され
ている。そしてこの脳室シャントは、患者の頭蓋内圧の
測定を行なえるようになっており、その測定は、皮膚17
の外方から、後述する測定具をリザーバ10の弯曲ドーム
10aに当接し、リザーバ10内の髄液の圧力を測定するこ
とにより、行なわれる（なお頭蓋内圧の測定について
は、例えば特開平4-15034号公報を参照）。またシャン
トバルブ15は、開閉機能と逆流防止機能とを併せ有する
とともに、所定の流量に設定されている。（なおシャン
トバルブの詳細については、例えば特公平2-8741号公報
参照）。
ている。そしてこの脳室シャントは、患者の頭蓋内圧の
測定を行なえるようになっており、その測定は、皮膚17
の外方から、後述する測定具をリザーバ10の弯曲ドーム
10aに当接し、リザーバ10内の髄液の圧力を測定するこ
とにより、行なわれる（なお頭蓋内圧の測定について
は、例えば特開平4-15034号公報を参照）。またシャン
トバルブ15は、開閉機能と逆流防止機能とを併せ有する
とともに、所定の流量に設定されている。（なおシャン
トバルブの詳細については、例えば特公平2-8741号公報
参照）。
【０００５】
【発明が解決しようとする課題】ところで、上述のよう
な従来の脳室シャントでは、脳室シャントに分流される
髄液の流量がシャントバルブで調整されるように構成さ
れているものの、一旦患者の体内に埋込まれた後は、シ
ャントバルブによる流量の調整が、当該脳室シャントが
体内に埋込む前に設定された流量通りであるかどうかと
言うチェックを行なうことができないという問題点があ
る。本発明は、このような問題点の解決をはかろうとす
るもので、脳室シャントにおけるリザーバの圧力を計測
することにより、シャントバルブの流量を計測できるよ
うにした、脳室シャントにおけるシャントバルブの流量
のチェック方法を提供することを目的とする。
な従来の脳室シャントでは、脳室シャントに分流される
髄液の流量がシャントバルブで調整されるように構成さ
れているものの、一旦患者の体内に埋込まれた後は、シ
ャントバルブによる流量の調整が、当該脳室シャントが
体内に埋込む前に設定された流量通りであるかどうかと
言うチェックを行なうことができないという問題点があ
る。本発明は、このような問題点の解決をはかろうとす
るもので、脳室シャントにおけるリザーバの圧力を計測
することにより、シャントバルブの流量を計測できるよ
うにした、脳室シャントにおけるシャントバルブの流量
のチェック方法を提供することを目的とする。
【０００６】
【課題を解決するための手段】上述の目的を達成するた
め、本発明の脳室シャントにおけるシャントバルブの流
量のチェック方法は、脳室に挿入される脳室カテーテル
と同脳室カテーテルに柔軟性の流入チューブを介して接
続された弯曲ドーム付きリザーバと同リザーバにシャン
トバルブを介して接続された腹腔カテーテルや心房カテ
ーテルのような還流カテーテルとをそなえた脳室シャン
トを用いて、まず定常状態のリザーバ内圧を測定し、つ
いで上記シャントバルブの開放状態において上記流入チ
ューブを抑圧閉塞してから上記弯曲ドームを押圧するこ
とにより上記還流カテーテルを介して髄液を排出するポ
ンプ作用を繰返し所要の髄液量ΔＶを排出した後、上記
シャントバルブを閉じ上記ポンプ作用により低下したり
リザーバ内圧が上記定常状態のリザーバ内圧まで復帰す
るまでの時間を計測し、さらに上記時間だけこの状態を
保持して上記リザーバ内へ上記髄液量ΔＶに相当する量
の髄液を流入させてこのときのリザーバの内圧を測定し
た後上記シャントバルブを開いてリザーバ内圧が上記定
常状態のリザーバ内圧まで復帰するまでの時間Ｔを計測
し、ΔＶ／Ｔを算出して上記シャントバルブの流量のチ
ェックを行なうようにしたことを特徴としている。
め、本発明の脳室シャントにおけるシャントバルブの流
量のチェック方法は、脳室に挿入される脳室カテーテル
と同脳室カテーテルに柔軟性の流入チューブを介して接
続された弯曲ドーム付きリザーバと同リザーバにシャン
トバルブを介して接続された腹腔カテーテルや心房カテ
ーテルのような還流カテーテルとをそなえた脳室シャン
トを用いて、まず定常状態のリザーバ内圧を測定し、つ
いで上記シャントバルブの開放状態において上記流入チ
ューブを抑圧閉塞してから上記弯曲ドームを押圧するこ
とにより上記還流カテーテルを介して髄液を排出するポ
ンプ作用を繰返し所要の髄液量ΔＶを排出した後、上記
シャントバルブを閉じ上記ポンプ作用により低下したり
リザーバ内圧が上記定常状態のリザーバ内圧まで復帰す
るまでの時間を計測し、さらに上記時間だけこの状態を
保持して上記リザーバ内へ上記髄液量ΔＶに相当する量
の髄液を流入させてこのときのリザーバの内圧を測定し
た後上記シャントバルブを開いてリザーバ内圧が上記定
常状態のリザーバ内圧まで復帰するまでの時間Ｔを計測
し、ΔＶ／Ｔを算出して上記シャントバルブの流量のチ
ェックを行なうようにしたことを特徴としている。
【０００７】
【作用】上述の本発明の脳室シャントにおけるシャント
バルブの流量のチェック方法では、ポンピング操作で脳
室シャントから所要の髄液量ΔＶを排出した後、リザー
バ内に上記所要の髄液量ΔＶに相当する量の髄液が貯ま
るまでの時間が、リザーバ内圧の測定により計測され
る。その後、これと同じ時間を経過した時点で上述のΔ
Ｖに相当する量の髄液が流入した状態を現出させた後、
シャントバルブを開いてリザーバ内圧が定常状態に戻る
までの時間Ｔを計測し、ΔＶ／Ｔから単位時間当たりの
シャントバルブの流量を算出して、シャントバルブの流
量のチェックを行なうことができる。
バルブの流量のチェック方法では、ポンピング操作で脳
室シャントから所要の髄液量ΔＶを排出した後、リザー
バ内に上記所要の髄液量ΔＶに相当する量の髄液が貯ま
るまでの時間が、リザーバ内圧の測定により計測され
る。その後、これと同じ時間を経過した時点で上述のΔ
Ｖに相当する量の髄液が流入した状態を現出させた後、
シャントバルブを開いてリザーバ内圧が定常状態に戻る
までの時間Ｔを計測し、ΔＶ／Ｔから単位時間当たりの
シャントバルブの流量を算出して、シャントバルブの流
量のチェックを行なうことができる。
【０００９】
【実施例】以下、図面により本発明の一実施例としての
脳室シャントにおけるシャントバルブの流量のチェック
方法について説明すると、図１は脳室シャントの模式
図、図２は頭蓋内圧の測定結果を示すグラフ、図３はリ
ザーバ内圧の測定具の模式側断面図である。
脳室シャントにおけるシャントバルブの流量のチェック
方法について説明すると、図１は脳室シャントの模式
図、図２は頭蓋内圧の測定結果を示すグラフ、図３はリ
ザーバ内圧の測定具の模式側断面図である。
【００１０】図１に示した脳室シャントを例にして実施
例を説明する。まず、弯曲ドーム10aに測定具（詳細は
後述）を当接して定常状態でのリザーバ10の内圧測定を
行なう。図２における０分（試験開始時）のときの圧力
値Ｐ0（この実施例の場合12.5cm／水柱）がこのときの
内圧である。
例を説明する。まず、弯曲ドーム10aに測定具（詳細は
後述）を当接して定常状態でのリザーバ10の内圧測定を
行なう。図２における０分（試験開始時）のときの圧力
値Ｐ0（この実施例の場合12.5cm／水柱）がこのときの
内圧である。
【００１１】次に、柔軟性のチューブ13を皮膚の外方か
ら指で押圧して抑圧閉塞し、脳室ポート11から髄液がリ
ザーバ10内へ流入するのを防止しながら弯曲ドーム10a
を他の指で皮膚の外方から押圧し、ポンプ作用により髄
液を腹腔側に流出させる。髄液の流出が終了すると、導
入チューブ13および弯曲ドーム10aから指をはなす。な
おこの場合、弯曲ドーム10aを押すことにより、リザー
バ10内から排出される髄液の容量が予め計測されてい
る。本実施例の場合、弯曲ドーム10aを１回押すことに
より、約0.3mlの髄液が腹腔側に流出される。
ら指で押圧して抑圧閉塞し、脳室ポート11から髄液がリ
ザーバ10内へ流入するのを防止しながら弯曲ドーム10a
を他の指で皮膚の外方から押圧し、ポンプ作用により髄
液を腹腔側に流出させる。髄液の流出が終了すると、導
入チューブ13および弯曲ドーム10aから指をはなす。な
おこの場合、弯曲ドーム10aを押すことにより、リザー
バ10内から排出される髄液の容量が予め計測されてい
る。本実施例の場合、弯曲ドーム10aを１回押すことに
より、約0.3mlの髄液が腹腔側に流出される。
【００１２】このポンピング操作を10回繰り返して、
（この間シャントバルブ15は「開」状態にある）３mlの
髄液を流出させた後、シャントバルブ15を閉じる。この
ときリザーバ10の内圧は上記のポンプ作用により低下し
てＰ1となる。ポンピング操作を中止すると、リザーバ1
0には脳室から髄液が供給され続けるから、リザーバ10
の内圧Ｐがやがて上記の定常状態のＰ0に復帰する。そ
こで、リザーバ内圧がＰ1からＰ0に復帰するまでの時間
Ｔ1（図２のグラフの場合は10分）を測定する。
（この間シャントバルブ15は「開」状態にある）３mlの
髄液を流出させた後、シャントバルブ15を閉じる。この
ときリザーバ10の内圧は上記のポンプ作用により低下し
てＰ1となる。ポンピング操作を中止すると、リザーバ1
0には脳室から髄液が供給され続けるから、リザーバ10
の内圧Ｐがやがて上記の定常状態のＰ0に復帰する。そ
こで、リザーバ内圧がＰ1からＰ0に復帰するまでの時間
Ｔ1（図２のグラフの場合は10分）を測定する。
【００１３】これにより時間Ｔ1（図２のグラフでは10
分間）で３mlの髄液の産出が行なわれていることが判明
する。そこで、さらにＴ1（すなわち10分間）の間この
状態を保持することにより、リザーバ10内へ所定容量Δ
Ｖ（この実施例では３ml）の髄液が流入した状態を現出
させ、そしてそのときのリザーバ10の内圧ＰPの測定を
行なう。そして、リザーバ10の内圧ＰPの計測後、シャ
ントバルブ15を開くと、リザーバ10の内圧は図２のよう
に低下して、Ｔ2時間（この実施例の場合約14分）経過
後にＰ0に戻り、脳室シャントは正常な作動状態に復帰
する。
分間）で３mlの髄液の産出が行なわれていることが判明
する。そこで、さらにＴ1（すなわち10分間）の間この
状態を保持することにより、リザーバ10内へ所定容量Δ
Ｖ（この実施例では３ml）の髄液が流入した状態を現出
させ、そしてそのときのリザーバ10の内圧ＰPの測定を
行なう。そして、リザーバ10の内圧ＰPの計測後、シャ
ントバルブ15を開くと、リザーバ10の内圧は図２のよう
に低下して、Ｔ2時間（この実施例の場合約14分）経過
後にＰ0に戻り、脳室シャントは正常な作動状態に復帰
する。
【００１４】ここで、ΔＶ／Ｔ2を計算して、単位時間
当たりのシャントバルブ15の流量を求めることができ
る。この実施例の場合、３mlの排出に14分要したため、
毎分(３/14）mlの髄液がシャントバルブ15を通過したこ
とになる。なお、シャントバルブ15の流量は、シャント
バルブ15を流れる髄液の圧力の影響を受けることは言う
までもない。
当たりのシャントバルブ15の流量を求めることができ
る。この実施例の場合、３mlの排出に14分要したため、
毎分(３/14）mlの髄液がシャントバルブ15を通過したこ
とになる。なお、シャントバルブ15の流量は、シャント
バルブ15を流れる髄液の圧力の影響を受けることは言う
までもない。
【００１５】一方、弯曲ドーム10の内圧は、図２に示す
ように、ＰPからＰ0まで変化するため、上記の計算によ
り求められた流量は、平均圧（ＰP＋Ｐ0）／２のもとに
おける流量であるということができる。
ように、ＰPからＰ0まで変化するため、上記の計算によ
り求められた流量は、平均圧（ＰP＋Ｐ0）／２のもとに
おける流量であるということができる。
【００１６】このようにして、シャントバルブの単位時
間当たりの流量を計測することにより、シャントバルブ
の性能のチェックが行なえるほか、脳室シャントを流れ
る髄液量の計測をも行なうことができる。
間当たりの流量を計測することにより、シャントバルブ
の性能のチェックが行なえるほか、脳室シャントを流れ
る髄液量の計測をも行なうことができる。
【００１７】次に、リザーバ内圧の測定具の一例を図３
により説明する。圧力測定具は、フレーム１とプローブ
（押圧部）３とをそなえ、プローブ３はフレーム１内に
装着されたＤＣモータ２により一定速度でフレーム１の
下端開口部から出没可能に取付けられている。
により説明する。圧力測定具は、フレーム１とプローブ
（押圧部）３とをそなえ、プローブ３はフレーム１内に
装着されたＤＣモータ２により一定速度でフレーム１の
下端開口部から出没可能に取付けられている。
【００１８】符号２aはＤＣモータ２の回転軸を示して
おり、その外周面に沿ってネジが刻設されるとともに、
そのネジに螺合可能なナット３aがプローブ３に固着さ
れている。符号１aはフレーム１の下端部に蝶ネジ１bで
その取付け位置を調整可能に装着された脚部を示してい
る。プローブ３の下端部に、内部に流体を充填された可
撓膜５が取付けられるとともに、可撓膜５内の流体圧を
測定するための圧力トランスジューサ６が取付けられて
いて可撓膜５と圧力トランスジューサ６とで圧力センサ
を構成している。圧力トランスジューサ６の検出信号は
ケーブル21を介してコントローラ22に送られ、さらにケ
ーブル23を介して記録計24に送られる。符号24aは記録
紙を示している。
おり、その外周面に沿ってネジが刻設されるとともに、
そのネジに螺合可能なナット３aがプローブ３に固着さ
れている。符号１aはフレーム１の下端部に蝶ネジ１bで
その取付け位置を調整可能に装着された脚部を示してい
る。プローブ３の下端部に、内部に流体を充填された可
撓膜５が取付けられるとともに、可撓膜５内の流体圧を
測定するための圧力トランスジューサ６が取付けられて
いて可撓膜５と圧力トランスジューサ６とで圧力センサ
を構成している。圧力トランスジューサ６の検出信号は
ケーブル21を介してコントローラ22に送られ、さらにケ
ーブル23を介して記録計24に送られる。符号24aは記録
紙を示している。
【００１９】さらに、可撓膜５の内部に連通する排気管
５aが設けられて排気管５aにソレノイドバルブ７が接続
されている。なお、可撓膜５としては薄膜で弾力に富ん
だものが望ましく、例えば、シリコンゴム、弗素ゴムあ
るいはウレタンなどが適している。圧力測定具をリザー
バ10を埋め込んだ皮膚17の上に乗せ、可撓膜５の中心と
リザーバの弯曲ドーム10aの中心とが一致するようにし
て、軽くフレーム１を手で支えて、皮膚に対してフレー
ム１を垂直に保持する。なおこのとき、蝶ネジ１bをゆ
るめて可撓膜５と皮膚17とが適当な間隔となるように調
整する。そして、コントローラ22のスイッチ操作でソレ
ノイドバルブ７を開いて可撓膜の内圧を大気圧と同圧に
し、０点補正後にソレノイドバルブは閉鎖される。
５aが設けられて排気管５aにソレノイドバルブ７が接続
されている。なお、可撓膜５としては薄膜で弾力に富ん
だものが望ましく、例えば、シリコンゴム、弗素ゴムあ
るいはウレタンなどが適している。圧力測定具をリザー
バ10を埋め込んだ皮膚17の上に乗せ、可撓膜５の中心と
リザーバの弯曲ドーム10aの中心とが一致するようにし
て、軽くフレーム１を手で支えて、皮膚に対してフレー
ム１を垂直に保持する。なおこのとき、蝶ネジ１bをゆ
るめて可撓膜５と皮膚17とが適当な間隔となるように調
整する。そして、コントローラ22のスイッチ操作でソレ
ノイドバルブ７を開いて可撓膜の内圧を大気圧と同圧に
し、０点補正後にソレノイドバルブは閉鎖される。
【００２０】次に、コントローラのスイッチ操作でＤＣ
モータ２を駆動させてプローブ３を一定速度で下降させ
る。プローブ３の下降につれて、可撓膜５が皮膚17を介
して弯曲ドーム10aを押圧し圧力センサから得られる圧
力信号により、リザーバ1０の内圧を測定することがで
きる。
モータ２を駆動させてプローブ３を一定速度で下降させ
る。プローブ３の下降につれて、可撓膜５が皮膚17を介
して弯曲ドーム10aを押圧し圧力センサから得られる圧
力信号により、リザーバ1０の内圧を測定することがで
きる。
【００２１】
【発明の効果】以上詳述したように、本発明の脳室シャ
ントにおけるシャントバルブの流量のチェック方法によ
れば、脳室シャントのシャントバルブの流量チェック
を、脳室シャントを体内に埋込んだままで、しかも簡単
な操作で行なうことができるという利点がある。
ントにおけるシャントバルブの流量のチェック方法によ
れば、脳室シャントのシャントバルブの流量チェック
を、脳室シャントを体内に埋込んだままで、しかも簡単
な操作で行なうことができるという利点がある。
【図１】本発明の脳室シャントにおけるシャントバルブ
の流量のチェック方法の対象となる脳室シャントの一例
を示す模式図。
の流量のチェック方法の対象となる脳室シャントの一例
を示す模式図。
【図２】図１に示した脳室シャントにおける頭蓋内圧の
測定結果を示すグラフ。
測定結果を示すグラフ。
【図３】リザーバ内圧測定具の一例の模式側断面図。
10 リザーバ 10ａ 弯曲ドーム 12 脳室カテーテル 13 柔軟性の流入チューブ 15 シャントバルブ 16 腹腔カテーテル 17 皮膚 18 皮下組織
Claims (1)
- 【請求項１】 脳室に挿入される脳室カテーテルと同脳
室カテーテルに柔軟性の流入チューブを介して接続され
た弯曲ドーム付きリザーバと同リザーバにシャントバル
ブを介して接続された腹腔カテーテルや心房カテーテル
のような還流カテーテルとをそなえた脳室シャントを用
いて、まず定常状態のリザーバ内圧を測定し、ついで上
記シャントバルブの開放状態において上記流入チューブ
を抑圧閉塞してから上記弯曲ドームを押圧することによ
り上記還流カテーテルを介して髄液を排出するポンプ作
用を繰返し所要の髄液量ΔＶを排出した後、上記シャン
トバルブを閉じ上記ポンプ作用により低下したりリザー
バ内圧が上記定常状態のリザーバ内圧まで復帰するまで
の時間を計測し、さらに上記時間だけこの状態を保持し
て上記リザーバ内へ上記髄液量ΔＶに相当する量の髄液
を流入させてこのときのリザーバの内圧を測定した後上
記シャントバルブを開いてリザーバ内圧が上記定常状態
のリザーバ内圧まで復帰するまでの時間Ｔを計測し、Δ
Ｖ／Ｔを算出して上記シャントバルブの流量のチェック
を行なうようにしたことを特徴とする、脳室シャントに
おけるシャントバルブの流量のチェック方法。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP4135803A JPH05300941A (ja) | 1992-04-28 | 1992-04-28 | 脳室シャントにおけるシャントバルブの流量のチェック方法 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP4135803A JPH05300941A (ja) | 1992-04-28 | 1992-04-28 | 脳室シャントにおけるシャントバルブの流量のチェック方法 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH05300941A true JPH05300941A (ja) | 1993-11-16 |
Family
ID=15160188
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP4135803A Pending JPH05300941A (ja) | 1992-04-28 | 1992-04-28 | 脳室シャントにおけるシャントバルブの流量のチェック方法 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH05300941A (ja) |
Cited By (3)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2005013704A (ja) * | 2002-12-23 | 2005-01-20 | Codman & Shurtleff Inc | 音響モニター・システム |
| JP2009502374A (ja) * | 2005-08-02 | 2009-01-29 | メラー メディカル ゲーエムベーハー ウント コンパニー カーゲー | 脳脊髄液用の排出システム |
| JP2010518924A (ja) * | 2007-02-22 | 2010-06-03 | アエスキュラップ アーゲー | 生理学的パラメータ用測定装置 |
-
1992
- 1992-04-28 JP JP4135803A patent/JPH05300941A/ja active Pending
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