JPH05300752A - インバータの異常電流検出装置 - Google Patents

インバータの異常電流検出装置

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JPH05300752A
JPH05300752A JP4095402A JP9540292A JPH05300752A JP H05300752 A JPH05300752 A JP H05300752A JP 4095402 A JP4095402 A JP 4095402A JP 9540292 A JP9540292 A JP 9540292A JP H05300752 A JPH05300752 A JP H05300752A
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JP
Japan
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current
inverter
abnormal
abnormal current
duration
Prior art date
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Withdrawn
Application number
JP4095402A
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English (en)
Inventor
Yoshifumi Sakaguchi
佳史 坂口
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NEC Corp
Original Assignee
NEC Corp
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Filing date
Publication date
Application filed by NEC Corp filed Critical NEC Corp
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 インバータの駆動電流を観測し、過負荷時の
異常電流を検出する。 【構成】 インバータに流れる電流を入力し、電流の絶
対値が予め設定されている電流値を越えるかどうかを判
定する電流判定部(1)と電流判定部の結果から電流の
絶対値がしきい値電流よりも大きい時、その持続時間を
測定し、予め設定された許容持続時間に達すると、アラ
ーム信号を出力する持続時間判定部(2)とからなる異
常電流判定部を複数持ち、複数の異常電流判定部(1
0、20、30)からのアラーム信号の論理和をとり、
1本の異常電流アラーム信号を出力する異常電流アラー
ム出力部(3)を有する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、インバータの保護、シ
ステムの異常監視に使われるもので、NC工作機械やロ
ボットなどに使われるサーボモータの駆動部として用い
るインバータに関して、過負荷や誤まって機械をぶつけ
た場合などに異常な電流が流れるのを検出する異常電流
検出装置に関する。
【0002】
【従来の技術】まず、初めにインバータの電流駆動特性
について説明する。
【0003】図3は、インバータの電流駆動性能を表す
動作領域マップで、インバータが駆動できる電流値と駆
動時間の関係を示すものである。一般に、駆動素子の発
熱の問題で、駆動電流が大きいほど駆動時間は短くな
る。図3においてIr は、インバータの定格電流を示
し、定格電流Ir 以下の電流では駆動時間は制限を受け
ない。この領域は、連続領域と呼ばれ、時間の制約を受
けず、連続して駆動することができる電流範囲である。
P は、インバータの瞬時最大電流で、インバータが駆
動できる最大の電流である。IL は、インバータが瞬時
最大電流IP を越えないよう電流値を制限し、保護する
電流リミッタ値で、インバータは、定格電流Ir から瞬
時最大電流IP までの電流を、それぞれの電流値に応じ
た駆動時間の範囲内で駆動することができる。この領域
は瞬時領域と呼ばれ、モータの加速、減速時の短時間で
の駆動として使える領域となっている。
【0004】さて、NC工作機械やロボットなどに使わ
れるサーボモータの駆動部に用いるインバータでは、フ
ィードバック制御により、位置偏差や、速度偏差を0に
するようにモータに電流を流し、トルクを発生させてい
る。この結果、モータの負荷が非常に大きくなったよう
な場合や、誤まって機械をぶつけたような場合には、位
置偏差や速度偏差をなくすように瞬時領域に当たる過大
な電流が長時間流れ続けるため、インバータを破損する
場合がある。このため、この種の異常電流を検出してイ
ンバータの電流駆動を止める異常電流検出装置が必要と
なっている。
【0005】次に、従来のインバータの異常電流保護方
式について説明する。
【0006】図4は、従来のインバータの異常電流保護
方式のブロック図である。図4において、10は、イン
バータに流れる電流を入力して異常電流を判定する異常
電流判定部で、インバータに流れる電流を入力し、電流
の絶対値が予め設定されているしきい値電流Iref を越
えるかどうかを判定する電流判定部1と、電流判定部1
の結果から、電流の絶対値がしきい値電流Iref よりも
大きいとき、その持続時間を測定し、予め設定された許
容持続時間Tref に達すると、アラーム信号を発生する
持続時間判定部2から成る。
【0007】しきい値電流Iref と、許容持続時間T
ref の2つのパラメータは、通常の運転ではアラームに
ならず、異常時にアラームになるよう設定する。一般に
インバータに流れる電流は、モータの加速、減速の時に
大きくなり、定格電流Ir を越えるが、その持続時間
は、インバータの許容持続時間Tref より十分短い。し
たがって、例えば、しきい値電流Iref を定格電流Ir
の2倍、許容持続時間Tref を通常運転におけるモータ
の加速、減速時間の最大値の2倍に設定すれば、通常時
に、アラームになることなく、ある程度の異常電流を検
出することができる。
【0008】図5は、モータの加速時にインバータが駆
動する電流を表すタイムチャートである。図5のaは、
通常運転で、アラームにならない場合を示している。イ
ンバータに流れる電流は、電流判定部1に予め設定され
ているしきい値電流Iref を越えるが、持続時間が、予
め設定された許容持続時間Tref より短いため、電流判
定部1の出力、時間測定有効信号が許容持続時間Tref
に達する前に解除され、持続時間判定部2からアラーム
は発生しない。
【0009】一方、図5のbは、過負荷により異常電流
が流れる場合で、インバータに流れる電流がしきい値電
流Iref を越えたまま、持続時間が許容持続時間Tref
に達するため、持続時間測定部2はアラーム信号を出力
する。
【0010】このように従来の異常電流保護方式では、
しきい値電流Iref と、許容持続時間Tref の2つのパ
ラメータを用い、通常の運転ではアラームにならず、異
常時にアラームになるように適当に設定し、過負荷や誤
まって機械をぶつけてしまったような時の異常電流を検
出してインバータの破損を防いでいた。
【0011】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上述し
た従来方式のインバータの異常電流検出方式では、図5
のcのように、定格電流Ir を越えるが、しきい値電流
ref には満たない電流が流れ続けた場合については、
アラームが発生されず、図5のdのようにしきい値電流
ref を大幅に越えた電流に対しては、許容持続時間T
ref が長すぎてアラームにかかる前にインバータが破損
する恐れがある。図6は、従来方式のインバータの異常
電流検出方式により検出する異常電流領域を示す異常電
流検出領域マップである。図6の斜線で示す領域の検出
を行っているため、検出精度の粗さに問題があった。
【0012】そこで、本発明の技術的課題は、上記欠点
に鑑み、検出精度の高いインバータの異常電流検出装置
を提供することである。
【0013】
【課題を解決するための手段】本発明のインバータの異
常電流検出方式は、インバータに流れる電流を入力し、
電流の絶対値が予め設定されている電流値を越えるかど
うかを判定する電流判定部と、電流判定部の結果から電
流の絶対値がしきい値電流よりも大きいとき、その持続
時間を測定し、予め設定された許容持続時間を越える
と、アラーム信号を出力する持続時間判定部とからなる
異常電流判定部を複数持ち、複数の異常電流判定部から
のアラーム信号の論理和をとり、1本の異常電流アラー
ム信号を出力する異常電流アラーム出力部を有する。
【0014】また、本発明のインバータの異常電流検出
方式は、インバータに流れる電流として、インバータに
流す電流指令を用いることを特徴とする。
【0015】
【実施例】図1は、本発明のインバータの異常電流検出
方式の一実施例を示すブロック図である。
【0016】図1において、10は、インバータに流れ
る電流を入力して異常電流を判定する異常電流判定部
で、インバータに流れる電流を入力し、電流の絶対値が
予め設定されているしきい値電流Iref1を越えるかどう
かを判定する電流判定部1と、電流判定部1の結果か
ら、電流の絶対値がしきい値電流Iref1よりも大きいと
き、その持続時間を測定し、予め設定された許容持続時
間Tref1を越えると、アラーム信号を発生する持続時間
判定部2から成る。20,30も10と同じ異常電流判
定部で、それぞれ、しきい値電流と許容持続時間のパラ
メータIref2,Tref2、およびIref3、Tref3を有して
いる。異常電流判定部10,20,30は、従来方式で
説明したものと同じもので、本実施例では、異常電流判
定部を3つとした場合を示している。
【0017】3は、3つの異常電流判定部10,20,
30からのアラーム信号の論理和をとり、1本の異常電
流アラーム信号を出力するためのオアゲートによる異常
電流アラーム出力部である。
【0018】図2は、3つの異常電流判定部10,2
0,30の3組のパラメータを設定した場合のインバー
タの異常電流検出領域マップを示す。従来方式に比べ、
検出領域をきめ細かくすることができる。
【0019】また、第2の発明のインバータの異常電流
検出方式では、インバータに流れる電流として、インバ
ータに流す電流指令を異常電流検出部10,20,30
に入力することにより、インバータの故障も併せて検出
することができる。すなわち、インバータが正常に動作
する場合は、実際に流れる電流は電流指令と一致してい
るため、第1の発明となんら変わりなく過負荷時の異常
電流の検出が可能であり、一方、インバータが故障した
場合には、実際には電流は流れていないが、モータが回
らないため、あたかも、過負荷のためモータが回らない
のと同じ状況となり、電流指令としては異常な指令が出
力されるため、異常電流としてインバータの故障を検出
することができる。
【0020】
【発明の効果】以上説明してきたように、本発明のイン
バータの異常電流検出方式では、異常電流判定部を複数
持つことにより、きめ細かい異常電流検出が可能とな
り、これまで検出できなかった電流や、検出に時間がか
かり保護が間に合わない場合をなくす効果がある。ま
た、インバータに流れる電流として、インバータに流す
電流指令を用いる第2の発明では、インバータの故障も
併せて検出することができる効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例のブロック図である。
【図2】本発明のインバータの異常電流検出領域マップ
である。
【図3】インバータの電流駆動性能を示す動作領域マッ
プである。
【図4】従来のインバータの異常電流検出方式のブロッ
ク図である。
【図5】従来のインバータの異常電流検出方式のタイム
チャートである。
【図6】従来のインバータの異常電流検出領域マップで
ある。
【符号の説明】
1 電流判定部 2 持続時間判定部 3 異常電流アラーム出力部 10,20,30 異常電流判定部

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 インバータに流れる電流を入力し、電流
    の絶対値が予め設定されているしきい値電流を越えるか
    どうかを判定する電流判定部と、該電流判定部の結果か
    ら、電流の絶対値がしきい値電流よりも大きいとき、そ
    の持続時間を測定し、予め設定された許容持続時間に達
    すると、アラーム信号を発生する持続時間判定部とを含
    む複数の異常電流判定部と、該複数の異常電流判定部か
    らのアラーム信号の論理和をとり、1本の異常電流アラ
    ーム信号を出力する異常電流アラーム出力部とを有する
    ことを特徴とするインバータの異常電流検出装置。
  2. 【請求項2】 請求項1記載のインバータの異常電流検
    出装置において、 前記インバータに流れる電流は、インバータに流す電流
    指令を用いることを特徴とするインバータの異常電流検
    出装置。
JP4095402A 1992-04-15 1992-04-15 インバータの異常電流検出装置 Withdrawn JPH05300752A (ja)

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JP4095402A JPH05300752A (ja) 1992-04-15 1992-04-15 インバータの異常電流検出装置

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JP4095402A JPH05300752A (ja) 1992-04-15 1992-04-15 インバータの異常電流検出装置

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JPH05300752A true JPH05300752A (ja) 1993-11-12

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ID=14136676

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JP4095402A Withdrawn JPH05300752A (ja) 1992-04-15 1992-04-15 インバータの異常電流検出装置

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
EP2991228A1 (en) 2014-08-29 2016-03-02 Fuji Electric Co., Ltd. Alarm processing circuit

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
EP2991228A1 (en) 2014-08-29 2016-03-02 Fuji Electric Co., Ltd. Alarm processing circuit
US9842480B2 (en) 2014-08-29 2017-12-12 Fuji Electric Co., Ltd. Alarm processing circuit

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Effective date: 19990706