JPH05300236A - Isdn回線のinfo監視装置 - Google Patents

Isdn回線のinfo監視装置

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JPH05300236A
JPH05300236A JP4098302A JP9830292A JPH05300236A JP H05300236 A JPH05300236 A JP H05300236A JP 4098302 A JP4098302 A JP 4098302A JP 9830292 A JP9830292 A JP 9830292A JP H05300236 A JPH05300236 A JP H05300236A
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JP
Japan
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line
info
memory
operation period
fault
Prior art date
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Application number
JP4098302A
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English (en)
Inventor
Mitsuo Sato
光夫 佐藤
Masaaki Kitahara
政明 北原
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Anritsu Corp
Original Assignee
Anritsu Corp
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Filing date
Publication date
Application filed by Anritsu Corp filed Critical Anritsu Corp
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Publication of JPH05300236A publication Critical patent/JPH05300236A/ja
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  • Monitoring And Testing Of Exchanges (AREA)
  • Data Exchanges In Wide-Area Networks (AREA)
  • Maintenance And Management Of Digital Transmission (AREA)
  • Use Of Switch Circuits For Exchanges And Methods Of Control Of Multiplex Exchanges (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 ISDNにおいて起動/停止時にR線上およ
びT線上を伝送されるINFOを監視して、異常発生と
その異常種類を適格に検出する。 【構成】 R線上およびT線上を伝送される現在時点の
INFOと、起動動作期間中または停止動作期間中にR
線上およびT線上を伝送された各INFOとを記憶し、
かつ異常発生時における出力された各INFOの組合わ
せと異常種類との関係を異常種類メモリに記憶してい
る。そして、異常が生じた場合には、異常発生自体を検
出できると共に、記憶された起動動作期間中または停止
動作期間中のINFOの組合わせから異常種類メモリを
用いて異常の種類を特定する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明はISDNに係わり、特
に、ISDNの信号回線を用いて例えばDSUと各端末
との間で起動/停止時に授受されるINFOを監視する
ISDN回線のINFO監視装置に関する。
【0002】
【従来の技術】多数かつ多重のデジタルデータを高速で
かつ能率よく伝送する通信システムとしてISDN(サ
ービス総合デジタル網)が採用されている。このISD
Nにおいては、図10に示すように、電話会社の局内に
設置されたISDN交換機1がデータ回線を介して例え
ば企業内に配設されたDSU(回線終端装置)2に接続
され、このDSU(回線終端装置)2に信号回線3を介
して例えば電話機,テレックス,パーソナルコンピュー
タ,ファクシミリ等の多数の端末4が接続される。
【0003】そして、DSU(回線終端装置)2と各端
末4との間のインタフェースは、[2B+D]の基本イ
ンタフェースで構成されている。DSU2と各端末4と
を接続する信号回線3は、大きく分けて、DSU(回線
終端装置)2から各端末4方向へ信号を送信するR線
と、各端末4からDSU2へ信号を送信するT線とで構
成されている。そして、R線上およびT線上を伝送され
る制御用の信号は一般にAMI(Alternate Mark Inver
sion)符号化されたデジタルのパルス信号である。
【0004】このような基本インタフェースにおいて
は、消費電力を節減するために、各端末4およびDSU
2は常時起動可能状態にあるのではなく、通信の必要が
生じた場合のみ、この基本インタフェースを活性化し、
通信の必要がない時には不活性化する手順が定められて
いる。そして、端末4とDSU2との間で特定ビットパ
ータンからなる4種類のINFO(インフォ)を授受し
て、起動/停止を行う。これらのINFOはレイヤ1に
おいて授受される。
【0005】図11は端末4からDSU2を起動する手
順を示すシーケンス図である。端末4およびDSU2は
自己が停止状態の場合、無信号を示す全部のビットが
[1]であるINFO0を送出している。そして、端末
4がDSU2を起動する場合は、レイヤ1が起動して、
起動要求を示すINFO1をT線上に送出する。INF
O1を受領したDSU2は応答を示すINFO2をR線
上に送出する。INFO2を受領した端末4はT線を介
して通常の信号であるINFO3をDSU2へ送出す
る。DSU2はこれも通常の信号であるINFO4をR
線上に送出する。以上の各INFOの授受が終了する
と、通常の起動状態に移行する。
【0006】図12は逆にDSU2から端末4を起動す
る手順を示すシーケンス図である。DSU2が端末4を
起動する場合は、起動要求を示すINFO2をR線上に
送出する。INFO2を受領した端末2はT線を介して
通常の信号であるINFO3をDSU2へ送出する。D
SU2はこれも通常の信号であるINFO4をR線上に
送出する。以上の各INFOの授受が終了すると、通常
の起動状態に移行する。すなわち、DSU2から端末4
を起動する手順は、図11における端末4からDSU2
を起動する場合の手順における最初のINFO1を省略
した手順である。
【0007】すなわち、いずれの手順で起動されたとし
ても、正常な起動状態においては、R線上およびT線上
にはINFO4およびINFO3がそれぞれ継続して出
力されている。
【0008】また、起動状態におけるDSU2および端
末4を、端末4側から停止状態に移行させる場合は、端
末4において通信信号であるINFO3をいきなりIN
FO0に移行する。すると、DUS2はINFO4をI
NFO2へ移行する。
【0009】さらに、起動状態におけるDSU2および
端末4を、DSU2側から停止状態に移行させる場合
は、DSU2において通信信号であるINFO4をIN
FO2に変換したのちINFO0に移行する。すると、
端末4はINFO3からINFO0へ移行する。
【0010】すなわち、いずれの手順で停止されたとし
ても、正常な停止状態においては、R線上およびT線上
にはそれぞれ無信号のINFO0が継続して出力されて
いる。
【0011】また、R線上およびT線上を伝送されるI
NFOの種類はそれぞれ3種類であるので、R線およひ
T線における各INFO状態の取り得る組合わせは図1
3に示すように、最大9通り存在する。
【0012】図14(a)は停止状態におけるDSU2
および端末4を起動状態へ移行させる場合におけるR線
上およびT線上におけるINFOの組合わせの変遷を示
す。また、図14(b)は起動状態におけるDSU2お
よび端末4を停止状態へ移行させる場合におけるR線お
よびT線上におけるINFOの組合わせの変遷を示す。
【0013】このような起動/停止動作を行うISDN
を新規に構築した場合や定期的な点検保守時において、
例えばDSU2および各端末4が正しく起動されたり、
正しく停止されることを確認する必要がある。そして、
仮に正しく起動されなかったり、停止されない場合はそ
の原因を究明するために、信号回線のR線上およびT線
上を伝送される各INFOが正しく送受信されているか
否かを調べる必要がある。
【0014】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、従来の
ISDN試験装置においては、各端末4およびDUS2
がどの様なINFOを出力していたかを各端末4および
DSU2個別に監視して、その出力状態を例えばLED
等で表示するのみである。図11および図12に示した
各INFOの送出時間間隔は非常に短いので、図14に
示したR線上およびT線上における各INFOの組合わ
せの変遷を目視で観察することはほとんど不可能であ
る。
【0015】また、異常原因として、例えばINFOの
同期外れや特定のINFOの未検出等が想定される。そ
して、このような異常が発生した場合には、システムと
しての安全性を確保するために、端末4とDSU2との
間で実行されている起動動作処理や停止動作処理が中断
されて、元の停止状態または起動状態の安定状態に戻る
ように構成されている。
【0016】よって、この安定状態においてはR線上,
T線上の各INFOは両方ともINFO0(停止状
態)、またはR線がINFO4でT線がINFO3(起
動状態)となる。したがって、この安定状態を示すLE
Dの点灯状態を観察するのみでは、異常原因を究明でき
ない。
【0017】本発明はこのような事情に鑑みてなされた
ものであり、R線上およびT線上を伝送される現在時点
のINFOと、起動動作期間中または停止動作期間中に
R線上およびT線上を伝送された各INFOを記憶する
ことによって、異常が生じた場合には記憶された起動動
作期間中または停止動作期間中のINFOの組合わせか
ら異常の種別を判断でき、異常発生時における原因究明
と、それに続く補修作業の作業能率を大幅に向上できる
ISDN回線のINFO監視装置を提供することを目的
とする。
【0018】
【課題を解決するための手段】上記課題を解消するため
に、本発明のISDN回線のINFO監視装置において
は、ISDNの信号回線を構成するR線上およびT線上
を伝送される各INFOを検出するINFO検出部と、
このINFO検出部にて検出されたR線上およびT線上
における現在の各INFOを記憶する現在INFOメモ
リと、起動動作期間内または停止動作期間内にINFO
検出部にて1回以上検出されたR線上およびT線上にお
ける各INFOを記憶するINFOオアメモリと、起動
動作期間または停止動作期間終了後にINFOオアメモ
リに記憶される各INFOの組合わせと該当組合わせに
対応する各異常種類を記憶する異常種類メモリと、起動
動作期間または停止動作期間終了時点で現在INFOメ
モリに所定INFOが記憶されていたときINFO状態
正常と判断する正常判断手段と、起動動作期間または停
止動作期間終了時点に現在INFOメモリに所定INF
Oが記憶されていないとき、INFOオアメモリに記憶
されたINFOの組合わせに対する異常種類を異常種類
メモリを用いて判断する異常種類判断手段とを備えたも
のである。
【0019】
【作用】このように構成されたISDN回線のINFO
監視装置において、例えば端末とDUSとの間で通信が
おこなわれていない停止状態の場合、および端末とDU
Sとの間で通信が行われている起動状態においては、R
線およびT線上におけるINFOはそれぞれ異なる所定
INFOである。したがって、この所定INFOをIN
FO検出部で検出すると、起動動作期間または停止動作
期間を特定できる。
【0020】そして、例えば、起動動作期間が終了した
時に現在INFOメモリのINFOが起動状態に対応す
る所定INFOであれば正常終了であり、再度停止状態
に対応する所定INFOに戻っていれば異常終了であ
る。また、逆に、停止動作期間が終了した時に停止状態
に対応する所定INFO状態であれば正常終了であり、
再度動作状態に対応する所定INFOに戻っていれば異
常終了である。
【0021】また、その起動動作期間または停止動作期
間にINFO検出部で1回以上検出された各INFOが
INFOオアメモリに記憶される。このINFOオアメ
モリに記憶された各INFOの組合わせは正常終了した
場合と異常終了した場合とでは当然異なる。したがっ
て、各種の異常終了に対応するINFOの組合わせに対
して該当する異常種類が異常種類メモリに記憶されてい
る。
【0022】よって、前述した異常終了が発生した場合
には、INFOオアメモリに記憶されているINFOの
組合わせに対応する異常種類を異常種類メモリから検索
することか可能である。
【0023】したがって、異常発生とその異常種類を簡
単に把握可能となる。
【0024】
【実施例】以下本発明の一実施例を図面を用いて説明す
る。
【0025】図2は実施例のINFO監視装置が組込ま
れたISDN全体を示す模式図である。図10に示す従
来のISDNと同一部分には同一符号が付してある。し
たがって、重複する部分の詳細説明は省略されている。
【0026】実施例装置において、ISDN交換機1に
はデジタルのDSU2の他に既存のアナログ回線5、お
よび専用のDSU6を介してこのISDN全体の動作を
監視制御するコンピュータからなるセンタ装置7が接続
されている。そして、本発明の実施例のINFO監視装
置8が組込まれた診断装置9が試験対象となる信号回線
3に必要に応じて接続される。また、この診断装置9は
専用のDSU10を介してISDN交換機1に接続され
ている。よって。診断装置9の診断結果は試験対象の信
号線3を介さずに、ISDN交換機1を介してセンタ装
置7へ直接送信することが可能である。逆に、センタ装
置7から診断装置9を直接遠隔操作することも可能であ
る。
【0027】診断装置9内に組込まれたINFO監視装
置8は図1に示すように構成されている。
【0028】DUS2と各端末4とを接続する信号回線
3を構成するR線3aおよびT線3bにはそれぞれR線
INFO検出部12aおよびR線INFO検出部12b
が接続されている。
【0029】R線3a上を伝送されるAMI符号化され
た所定フレームに組込まれたデジタルのパルス信号はR
線INFO検出部12a内のバイオレーション検出回路
13a,同期検出回路13b,INFO0検出回路13
c,INFO2検出回路13d,INFO4検出回路1
3eにそれぞれ入力される。バイオレーション検出回路
13aは、前記所定フレームに組込まれて送信されるA
MI符号化されたパルス信号におけるバイオレーション
位置を検出する。次の同期検出回路13bは検出されバ
イオーション位置から前記パルス信号におけるフレーム
開始位置を検出する。そして、各INFO検出回路13
c,13d,13eに対してフレーム開始位置を示す同
期信号を送出する。
【0030】INFO0検出回路13cは、同期信号を
用いて前記1フレームに含まれる全部のビットが1であ
る信号無し状態を検出すると、INFO0検出信号を例
えばマイクロプロセッサで構成されたR線INFO入力
部15aへ送出する。また、INFO2検出回路13d
は、1フレームに含まれるA,B,D,E ビットが0であるI
NFO2を検出すると、INFO2検出信号をR線IN
FO入力部15aへ送出する。さらに、INFO4検出
回路13eは、1フレームに含まれるAビットが1であ
る通常のフレームを示すINFO4を検出すると、IN
FO4検出信号をR線INFO入力部15aへ送出す
る。
【0031】R線INFO入力部15aは、R線INF
O検出部12aがINFO0又はINFO4を検出した
ときそのINFO0又はINFO4の情報を記憶するR
線現在INFOメモリ16aと、R線INFO検出部1
2aが各INFO0,2,4を検出したことを記憶する
R線INFOオアメモリ17aが形成された2ポートメ
モリの書込端子に接続されている。そして、この2ポー
トメモリの読出端子にはINF0分析処理部18が接続
されている。
【0032】具体的に説明すると、R線INFO入力部
15aは、R線INFO検出部12aからINFO0検
出信号が入力されると、R線現在INFOメモリ16a
の現INFO0メモリに[1]を設定する。同時に、R
線INFOオアメモリ17aのINFO0オアメモリに
記憶されている値との論理和を算出してこのINFO0
オアメモリに設定する。すなわち、1回でもINFO0
が検出されるとINFO0オアメモリは[1]の状態を
維持する。
【0033】同様に、R線INFO入力部15aは、I
NFO2検出信号が入力されると、R線INFOオアメ
モリ17aのINFO2オアメモリの記憶値を[1]に
する。さらに、R線INFO入力部15aは、INFO
4検出信号が入力されると、R線現在INFOメモリ1
6aの現INFO4メモリに[1]を設定する。同時
に、R線INFOオアメモリ17aのINFO4オアメ
モリの記憶値を[1]にする。
【0034】さらに、R線INFO入力部15aは、い
ずれかのINFO検出信号が入力されると、INFO分
析処理部18に対してINFO検出割込信号を送出す
る。
【0035】また、T線3bに接続されたT線INFO
検出部12bは、バイオレーション検出回路14a,同
期検出回路14b,INFO0検出回路14c,INF
O1検出回路14d,INFO3検出回路14eとで構
成されている。そして、バイオレーション検出回路14
aおよび同期検出回路14bはR線INFO検出部12
aのバイオレーション検出回路13aおよび同期検出回
路13bと同一構成である。
【0036】INFO0検出回路14cはT線3b上を
伝送されるパルス信号におけるINFO0を検出して、
INFO0検出信号をT線INFO入力部15bへ送出
する。また、INFO1検出回路14dはT線3b上を
伝送されるパルス信号における1フレームの先頭の2ビ
ットが[00]であるINFO1を検出して、INFO
1検出情信号をT線INFO入力部15bへ送出する。
さらに、INFO3検出回路14eは、通常のフレーム
を示すINFO3を検出すると、INFO3検出信号を
T線INFO入力部15bへ送出する。
【0037】T線INFO入力部15bには、T線IN
FO検出部12bがINFO0又はINFO3を検出し
たときそのINFO0又はINFO3の情報を記憶する
T線現在INFOメモリ16bと、T線INFO検出部
12bが各INFO0,1,3を検出したことを記憶す
るT線INFOオアメモリ17bが形成された2ポート
メモリが接続されている。T線現在INFOメモリ16
bとT線INFOオアメモリ17bの動作はR線現在I
NFOメモリ16aとR線INFOオアメモリ17aの
動作とほぼ同じである。
【0038】そして、T線INFO入力部15bはT線
INFO検出部12bからいずれかのINFO検出信号
が入力すると、INFO分析処理部18に対してINF
O検出割込信号を送出する。
【0039】INFO分析処理部18は一種のマイクロ
コンピュータで構成されており、各INFO入力部15
a,15bからINFO検出割込信号が入力されると、
現在INFOメモリ16a,16bとINFOオアメモ
リ17a,17bに記憶されている各INFOの組合わ
せ状態を調べて異常発生の有無および異常種類を特定し
て、解析結果を表示部19に表示すると共に、診断装置
9本体へ送信する機能を有する。
【0040】図7および図8は、このINFO分析処理
部18にて分析可能な異常発生状況とその異常発生に至
るまでのDSU2および端末4が出力する各INFOの
変遷を示す模式図である。そして、各図における斜線で
囲むブロックに記載されたINFOで異常が検出される
ことを示す。また、各図の下側に記載されたFX,GY
は、図9に示すように、異常発生して現在のINFOの
状態が[R線0,T線0]又は[R線4,T線3]の元
の定常状態に戻ってしまう直前における端末4側および
DSU2側の状態を示す。
【0041】そして、図7(a)〜図7(d)は、停止
状態[R線0,T線0]において、端末4からDSU2
を起動する場合、途中放棄や異常シーケンスが発生した
場合を示す。図7(e)〜図7(g)は、停止状態にお
いて、DSU2から端末4を起動する場合において、途
中放棄や異常シーケンスが発生した場合を示す。
【0042】また、図8(a)〜図8(d)は、動作状
態[R線4,T線3]において、端末4から先に停止状
態に移行した場合に同期外れシーケンスが発生した場合
を示す。図8(e)(f)は、動作状態[R線4,T線
3]において、DSU2から先に停止状態に移行した場
合に同期外れシーケンスが発生した場合を示す。
【0043】そして、前記INFO分析処理部18の記
憶部内には、図6に示す起動時異常種類メモリ20a
と、停止時異常種類メモリ20bと、起動動作又は停止
動作を指定する起/停フラグ20c,停止動作時にいず
れの側から停止を要求したのかを決定するための端末先
カウンタ20dが形成されている。
【0044】起動時異常種類メモリ20a内には、DS
U2および端末4が停止状態から起動状態へ移行する起
動動作期間内に、INFOオアメモリ17a,17bに
記憶されている各INFOが検出されたことを示す
[1]又は[0]の情報の組合わせ、すなわち、INF
Oの組合わせに対応する異常種類が記憶されている。
【0045】例えば、2番目の分析順位の[10100
0]の組合わせは、T線のINFO0オアメモリに
[1]が設定され、R線のINFO0オアメモリに
[0]が設定され、T線のINFO1オアメモリに
[1]が設定され、R線のINFO2オアメモリに
[1]が設定され、T線のINFO3オアメモリに
[0]が設定され、R線のINFO4オアメモリに
[0]が設定されていることを示す。すなわち、起動動
作期間内に、R線3a上にINFO0,2,4が全く検
出されなく、T線3b上にINFO0,1が検出された
ことを示す。
【0046】そして、例えば、端末4側からDSU2を
起動した場合において、正常に起動された場合、R線3
a上およびT線3b上には、図14(a)で示す順序で
各INFOが検出される筈である。そして、停止状態
[R線0,T線0]からT線ににINFO1が出力され
た時点を起動開始とし、最終の起動状態[R線4,T線
3]を起動終了とすると、R線にはINFO0,2,4
が現れ、T線にはINFO1,3が現れる筈である。
【0047】しかし、起動時異常種類メモリ20aの2
番目の順位の[101000]の組合わせには、R線に
おけるINFO2,4およびT線におけるINFO3が
欠落している。そして、これらの欠落したINFO相互
間において、最初にINFO2が出現する筈であるの
で、このINFO2が出力されなかったのが異常原因と
推定できる。よって、この2番目の組合わせに対する異
常種類は[INFO2未検出]となる。
【0048】そして、この場合、R線3aおよびT線3
b上の各INFOの変遷は図7(a)に示すようにな
る。すなわち、停止状態を示す[R線0,T線0]か
ら、端末4が起動要求を示すINFO1を出力したが、
所定の許容時間内に、DSU2からINFO2が返信さ
れなかった。したがって、端末4は起動動作を中断し
て、元の停止状態を示すINFO0を出力した[R線
0,T線0]。
【0049】また、起動時異常種類メモリ20aにおけ
る6番目の分析順位の[110110]の組合わせは、
DSU2から端末4を起動する場合における異常発生状
態を示す。この場合、正常に起動された場合、図14
(a)に示すように、R線にINFO0,2,4が現
れ、T線にINFO0,3が現れる筈である。しかし、
R線にINFO4が検出できなかったので、図7(f)
又は図7(g)の変遷を経て、元の停止状態を示す[R
線0,T線0]へ戻ったと判断できる。よって、この場
合の異常種類は[INFO4未検出]となる。
【0050】このように、起動時異常種類メモリ20a
内には、起動動作期間中に発生する各異常における各異
常種類に対応する各INFOの組合わせが記憶されてい
る。
【0051】停止時異常種類メモリ20bには停止動作
期間中に発生する各異常における各異常種類に対応する
各INFOの組合わせが記憶されている。
【0052】起動時異常種類メモリ20aと同様に具体
例を用いて説明する。例えば、2番目の分析順位の組合
わせ[100010]は停止動作期間中にT線3b上に
INFO0,3が検出されたが、R線3a上にINF0
は全く検出されなかったことを示す。この場合、端末4
はR線3a上から必要とする図14に示すINFO0又
はINFO2を得られない。そして、端末4から先に停
止要求を送出した場合は、図8(a)に示すように、I
NFO0を送出したが、DSU2からINFO0が返信
されなかったので、元の起動状態[R線4,T線3]へ
戻る。そして、この場合の異常種類は[T線同期外れ]
となる。
【0053】そして、前記INFO分析処理部18は、
図3,図4,図5に示す各流れ図にしたがって、起動/
停止動作時における異常発生の有無と異常種類の特定処
理を実行する。
【0054】各INFOI入力部15a,15bからI
NFO検出割込信号が入力すると、図4に示す割込処理
が起動される。
【0055】割込処理が開始されると、まず、起/停フ
ラグ20cの状態を判断する。1に設定されていた場
合、起動動作期間中であると判断して(P1)、図5に
示すR/W処理を実行する。
【0056】図5のR/W処理ルーチンが開始される
と、再度起/停フラグ20cの状態を調べる。1に設定
されていれば、P4へ進み、R線現在INFOメモリ1
6a,T線現在INFOメモリ16bに、起動状態を示
すINFO4およびINFO3が設定されていないこと
を確認する。そして、同じくR線現在INFOメモリ1
6a,T線現在INFOメモリ16bに、停止状態を示
すINFO0およびINFO0が設定されていないこと
を確認する。すなわち、R線3a上,T線3b上に安定
した起動状態[R線4,T線3]又は停止状態[R線
0,T線0]が出力されていない場合は、現在起動動作
期間中であるので、このまま図4に示す今回の割込処理
を終了する。
【0057】そして、P4にて、R線3a上およびT線
3b上に起動状態を示すINFO4,INFO3が出力
されていれば、今回の起動動作が正常に終了したと判断
する。そして、次には、必然的に停止動作が開始される
ので、起/停フラグを0に解除する(P6)。そして、
各INFOオアメモリ17a,17bをクリアする(P
7)。その後、1msの待ち時間経過後にこの割込処理を
終了する。
【0058】また、P5にて、現在INFOメモリ16
a,16bにおける現在のINFO状態が、停止状態を
示すINFO0,INFO0であれば、起動動作期間中
に何等かの異常が発生して、元の停止状態[R線0,T
線0]に戻ってしまったので、この異常発生を分析する
ために図4へ戻る。
【0059】図4のP8およびP9において、再度、現
在INFOメモリ16a,16bに停止状態を示す[R
線0,T線0]が設定されていることを確認すると、P
10にて起動分析処理を実行する。P10においては、
この時点で、各INFOオアメモリ17a,17bの各
オアメモリに記憶されているR線3a,T線3bの6ビ
ットの組合わせ[T0,R0,T1,R2,T3,R
4]を読取って、図6に示す起動時異常種類メモリ20
a内から該当する組合わせに対応する故障種類を検索す
る。なお、[000000]の場合は正常であると判断
する。
【0060】そして、異常が検索されれば(P11)、
その異常情報を表示部19に表示すると同時に、診断装
置9へ送信する(P12)。その後、各INFOオアメ
モリ17a,17bをクリアして(P13)、今回の割
込処理を終了する。
【0061】P1において、起/停フラグ20cが0の
場合は、停止動作期間中であるので、P14へ進み、図
5に示すR/W処理を開始する。
【0062】図5において、流れ図が開始されると、再
度起/停フラグ20cが0に設定されていることを確認
する。その後、P15にて図3に示す端末先カウンタ処
理を実行する。すなわち、図3において、流れ図が開始
されると、現在時点で、T線3bにINFO0があり
(P16)、R線3aにINFO0がない(P17)条
件で端末先カウンタ20dの計数値CNに1を加算す
る。T線3bにINFO0が記憶されていなければ、計
数値を0にクリアする。すなわち、この計数値CNはI
NFO0が連続する場合に2になり、DSU2側から停
止動作が開始されたと判断する。
【0063】図5のR/W処理のP18にて、現在のI
NFO状態が停止状態を示す[R線0,T線0]でな
く、かつ起動状態を示す[R線4,T線3]でない場合
(P19)は、停止動作期間中であるので、図4に示す
今回の割込処理を終了する。
【0064】また、P18において、現在のINFO状
態が[R線0,T線0]であれば、今回の停止動動作が
正常に終了したと判断する。そして、次には、必然的に
起動動作が開始されるので、起/停フラグを1に設定す
る(P20)。そして、各INFOオアメモリ17a,
17bをクリアする(P21)。その後、1msの待ち時
間経過後にこの割込処理を終了する。
【0065】また、P18にて、現在のINFO状態が
[R線0,T線0]でなく、[R線4,T線3]の場合
(P19)は、停止動動作期間中に何等かの異常が発生
して、元の起動状態[R線4,T線3]に戻ってしまっ
たので、この異常発生を分析するために図4へ戻る。
【0066】図4のP22およびP23において、再
度、現在INFOメモリ16a,16bに停止状態[R
線4,T線3]が設定されていることを確認すると、P
24にて起動分析処理を実行する。P24においては、
この時点で、各INFOオアメモリ17a,17bの各
オアメモリに記憶されているR線3a,T線3bの6ビ
ットの組合わせ[T0,R0,T1,R2,T3,R
4]を読取って、図6に示す停止時時異常種類メモリ2
0b内から該当する組合わせに対応する故障種類を検索
する。なお、この停止動作が端末4から先に開始された
か、DSU2から先に開始されたかは、端末先カウンタ
20dの計数値CNにて判断できる。
【0067】そして、異常が検索されれば(P25)、
その異常情報を表示部19に表示すると同時に、診断装
置9へ送信する(P26)。その後、各INFOオアメ
モリ17a,17bをクリアして(P27)、今回の割
込処理を終了する。
【0068】このように構成されたISDN回線のIN
FO監視装置であれば、異常種類メモリ20a,20b
に起動動作期間中および停止動作期間中に発生した異常
発生時における、異常種類毎に、R線上およびT線上を
どの種類のINFOが伝送されたか記憶されている。
【0069】したがって、異常が発生して、停止状態
[R線0,T線0]又は起動状態[R線4,T線3]等
の元の定常状態に戻ってしまったとしても、異常発生に
至るまでのR線3a上よおびT線3b上における各IN
FOの伝送変遷を解明することが可能である。
【0070】したがって、異常発生を発生とほぼ同時に
検出できると共に、異常発生時には、その異常の種類も
同時に把握できる。よって、異常原因の究明が短時間で
実行でき、その後のISDNにおける補修の作業能率を
大幅に向上できる。
【0071】
【発明の効果】以上説明したように、本発明のISDN
回線のINFO監視装置によれば、R線上およびT線上
を伝送される現在時点のINFOと、起動動作期間中ま
たは停止動作期間中にR線上およびT線上を伝送された
各INFOとを記憶し、かつ異常発生時における前記動
作期間内に出力された各INFOの組合わせと異常種類
との関係を異常種類メモリに記憶している。したがっ
て、異常が生じた場合には、異常発生自体を検出できる
と共に、記憶された起動動作期間中または停止動作期間
中のINFOの組合わせから異常種類メモリを用いて異
常の種類を自動的に特定される。その結果、ISDNの
異常発生時における原因究明と、それに続く補修作業の
作業能率を大幅に向上できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の一実施例に係わるINDS回線のI
NFO監視装置の概略構成を示すブロック図、
【図2】 同実施例装置が組込まれたISDN全体構成
を示す模式図、
【図3】 同実施例装置の動作を示す流れ図、
【図4】 同実施例装置の動作を示す流れ図、
【図5】 同実施例装置の動作を示す流れ図、
【図6】 同実施例装置の記憶部に形成された各メモリ
を示す図、
【図7】 起動動作期間中に発生する異常シーケンスを
示す図、
【図8】 停止動作期間中に発生する異常シーケンスを
示す図、
【図9】 DSUおよび端末の各状態と送信INFOと
の関係を示す図、
【図10】 一般的なISDNを示すブロック図、
【図11】 起動動作期間中における端末とDUSとの
間で授受される各INFOを示す図、
【図12】 停止動作期間中における端末とDUSとの
間で授受される各INFOを示す図、
【図13】 R線上およびT線上を伝送される各INF
Oの可能な全組合わせを示す図、
【図14】 正常な起動動作および停止動作が実行され
た場合におけるR線上およびT線上における各INFO
の遍歴を示す図。
【符号の説明】
1…ISDN交換機、2…DSU(回線終端装置)、3
…信号回線、3a…R線、3b…T線、4…端末、8…
INFO監視装置、9…診断装置、12a…R線INF
O検出部、12b…T線INFO検出部、15a…R線
INFO入力部、15b…T線INFO入力部、16a
…R線現在INFOメモリ、16b…T線現在INFO
メモリ、17a…R線INFOオアメモリ、17b…T
線INFOオアメモリ、18…INFO分析処理部、1
9…表示部、20a…起動時異常種類メモリ、20b…
停止時異常種類メモリ。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.5 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 H04M 11/00 303 8627−5K H04Q 11/04 9076−5K H04Q 11/04 L

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ISDNの信号回線を構成するR線上お
    よびT線上を伝送される各INFOを検出するINFO
    検出部(12a,12b) と、このINFO検出部にて検出され
    たR線上およびT線上における現在の各INFOを記憶
    する現在INFOメモリ(16a,16b) と、起動動作期間内
    または停止動作期間内に前記INFO検出部にて1回以
    上検出された前記R線上およびT線上における各INF
    Oを記憶するINFOオアメモリ(17a,17b) と、前記起
    動動作期間または停止動作期間終了後に前記INFOオ
    アメモリに記憶される各INFOの組合わせと該当組合
    わせに対応する各異常種類を記憶する異常種類メモリ(2
    0a,20b) と、前記起動動作期間または停止動作期間終了
    時点で前記現在INFOメモリに所定INFOが記憶さ
    れていたときINFO状態正常と判断する正常判断手段
    (P4,P18)と、前記起動動作期間または停止動作期間終了
    時点に前記現在INFOメモリに前記所定INFOが記
    憶されていないとき、前記INFOオアメモリに記憶さ
    れたINFOの組合わせに対する異常種類を前記異常種
    類メモリを用いて判断する異常種類判断手段(P10,P23)
    とを備えたISDN回線のINFO監視装置。
JP4098302A 1992-04-17 1992-04-17 Isdn回線のinfo監視装置 Pending JPH05300236A (ja)

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