JPH05300102A - オーディオ信号シリアル伝送装置 - Google Patents

オーディオ信号シリアル伝送装置

Info

Publication number
JPH05300102A
JPH05300102A JP9964292A JP9964292A JPH05300102A JP H05300102 A JPH05300102 A JP H05300102A JP 9964292 A JP9964292 A JP 9964292A JP 9964292 A JP9964292 A JP 9964292A JP H05300102 A JPH05300102 A JP H05300102A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
audio signal
bit
signal
oversampling
serial
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP9964292A
Other languages
English (en)
Inventor
Yukari Ono
由香里 小野
Kazuhiro Sugiyama
和宏 杉山
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Mitsubishi Electric Corp
Original Assignee
Mitsubishi Electric Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Mitsubishi Electric Corp filed Critical Mitsubishi Electric Corp
Priority to JP9964292A priority Critical patent/JPH05300102A/ja
Publication of JPH05300102A publication Critical patent/JPH05300102A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Time-Division Multiplex Systems (AREA)
  • Transmission Systems Not Characterized By The Medium Used For Transmission (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 オーディオ信号をシリアル信号にて伝送する
オーディオ信号シリアル伝送装置において、受信側が従
来に比べて非常に簡単な構成で、しかも高音質なディジ
タル伝送を可能とするオーディオ信号シリアル伝送装置
を得る。 【構成】 送信側に1ビット化オーバーサンプリング回
路3を設け、オーバーサンプリングし、この信号をノイ
ズシェイパ5により1ビット化してからシリアル伝送を
行い、受信側で、フォトディテクタ8とLPF9のみの
簡単な回路で高音質なオーディオ信号を得る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明はオーディオ信号をシリア
ル伝送するオーディオ信号シリアル伝送装置に関するも
のである。
【0002】
【従来の技術】オーディオ信号シリアル伝送装置の一例
に、コードレススピーカを実現する方法として、オーデ
ィオ信号を光空間伝送でスピーカへ伝送する光空間伝送
装置がある。図12は、例えば、特開昭59ー1102
39号公報に示された従来の光空間伝送装置を示した図
であり、図において、70はアナログオーディオ入力信
号をディジタル信号に変換するA/D変換器、71はサ
ンプリング周波数fs,量子化数16ビットのディジタ
ル信号、72は16ビットに量子化されたディジタル信
号にECC,ID等を付加し、フォーマッティングを行
うエンコーダ、73はシリアルデータ、7は光送信部、
8は光受信部、74は信号処理回路、75はディジタル
信号をアナログオーディオ信号に変換するD/A変換
器、76は高次ローパスフィルタである。また、80は
ディジタルオーディオ信号を伝送するディジタルオーデ
ィオインターフェースである。
【0003】次に動作について説明する。入力されたア
ナログオーディオ信号は、A/D変換器70によりサン
プリング周波数fs,量子化数16ビットでディジタル
信号71に変換し、エンコーダー72によりECC、I
D等を付加しフォーマッティングを行う。このデータ7
3は光送信部7で同期信号や誤り検出用のパリティデー
タを付加し、バイフェーズ変調を施した後シリアルデー
タとしてLEDに供給され、光信号に変換して送信す
る。受信側では、光受信部8で受光した光をホトダイオ
ード等の受光素子で電気信号に変換し、バイフェーズ復
調を行いディジタル信号を得る。このディジタル信号を
信号処理回路74により同期検出し、クロック抽出し、
誤り訂正を行ってから信号フォーマット処理を行い、オ
ーディオ信号を得る。このオーディオデータは、D/A
変換器75でディジタルデータからアナログ信号に変換
し、高次ローパスフィルタ76を通し、アナログオーデ
ィオ信号を出力する。また、ディジタルオーディオ信号
が入力された場合はディジタルオーディオインターフェ
ース80を介してディジタル信号71をエンコーダー7
2に入力する。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】従来のオーディオ信号
シリアル伝送方式を用いて、光空間伝送ヘッドホーン
や、光空間伝送小型スピーカ等の受信側の小型化が必要
となる装置を実現しようとすると、上記の光空間伝送装
置では、光受信部8、信号処理回路74、D/A変換器
75、高次ローパスフィルタ76といったかなりの回路
規模を必要とする。つまり、高密度実装が必要となり安
価に実現できない。また、信頼性に欠ける、消費電力が
多くなるため携帯用としてはバッテリが大きくなり重く
なる等の問題点も生じる。
【0005】本発明は上記のような問題点を解消するた
めになされたもので、オーディオ信号シリアル伝送装置
の受信側が、従来に比べて非常に簡単な構成にでき、し
かも高音質なディジタル伝送を可能とするオーディオ信
号シリアル伝送装置を得ることを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】この発明の請求項1に係
るオーディオ信号シリアル伝送装置は、ディジタルオー
ディオ信号をシリアル信号にて送信するオーディオ信号
シリアル伝送装置であり、送信側に1ビット化オーバー
サンプリングフィルタを設け、オーディオ信号をオーバ
ーサンプリングとノイズシェイピングにより1ビット化
を図ってからシリアル伝送を行うようにしたものであ
る。
【0007】この発明の請求項2に係るオーディオ信号
シリアル伝送装置は、アナログオーディオ信号をディジ
タル化しシリアル信号にて送信するオーディオ信号シリ
アル伝送装置であり、送信側に1ビットオーバーサンプ
リングA/D変換器を設け、アナログオーディオ信号を
1ビットオーバーサンプリングA/D変換器により1ビ
ット化を図ってからシリアル伝送を行うようにしたもの
である。
【0008】この発明の請求項3に係るオーディオ信号
シリアル伝送装置は、受信側にシリアルディジタルオー
ディオ信号の検出器と低次のLPFとを設け、オーバー
サンプリングとノイズシェイピングにより1ビットに変
換したシリアルディジタルオーディオ信号を受信し、ア
ナログオーディオ信号を再生するようにしたものであ
る。
【0009】この発明の請求項4に係るオーディオ信号
シリアル伝送装置は、オーバーサンプリングとノイズシ
ェイピングにより1ビットに変換した2chのシリアル
ディジタルオーディオ信号を伝送するオーディオ信号シ
リアル伝送装置であり、異なる光の波長で送信する光送
信器と各光の波長に対応した帯域通過フィルタとを設
け、各chの1ビットデータを異なる光の波長で伝送す
るようにしたものである。
【0010】この発明の請求項5に係るオーディオ信号
シリアル伝送装置は、オーバーサンプリングとノイズシ
ェイピングにより1ビットに変換した2chのシリアル
ディジタルオーディオ信号を伝送するオーディオ信号シ
リアル伝送装置であり、振幅方向の変調手段と復調手段
とを設け、各chの1ビットデータを振幅方向に多重し
て多値で伝送するようにしたものである。
【0011】
【作用】この発明の請求項1における1ビット化オーバ
ーサンプリングフィルタは、オーディオ信号をオーバー
サンプリングとノイズシェイピングにより1ビット化す
ることにより1ビットのシリアル伝送で高品位のディジ
タル伝送を可能にし、また、受信側で信号処理、D/A
コンバータが不要となり、低次のLPFのみの簡単な構
成で所望の性能を達成させるものである。
【0012】この発明の請求項2における1ビットオー
バーサンプリングA/D変換器は、アナログオーディオ
信号をオーバーサンプリングA/D変換により1ビット
のディジタルデータに変換することにより少ない変換回
数で1ビットの高品位ディジタル伝送を可能にし、ま
た、受信側でLPFのみの非常に簡単な回路でアナログ
信号の再生を可能とするものである。
【0013】この発明の請求項3におけるシリアルディ
ジタルオーディオ信号の検出器と低次のLPFは、オー
バーサンプリングとノイズシェイピングにより1ビット
に変換されたシリアルディジタルオーディオ信号を受信
し、アナログオーディオ信号を再生することにより非常
に簡単な回路で小型で高品質な受信装置を実現するもの
である。
【0014】この発明の請求項4における異なる光の波
長で送信する光送信器と各光の波長に対応した帯域通過
フィルタは、各chの1ビットデータを異なる光の波長
で送信し、受信側で各chに対応する光信号をそれぞれ
の波長に対応した帯域通過フィルタで分離することによ
りオーバーサンプリングとノイズシェイピングにより1
ビットに変換した2chのシリアルオーディオ信号を高
品質で伝送可能にするものである。
【0015】この発明の請求項5における振幅方向の変
調手段と復調手段は、各chの1ビットデータを振幅方
向に多重し多値で伝送することによりオーバーサンプリ
ングとノイズシェイピングにより1ビットに変換した2
chのシリアルオーディオ信号を高品質で伝送可能にす
るものである。
【0016】
【実施例】実施例1.最近、高精度のD/Aコンバータ
ーを開発する技術として文献:Y.MATSUYA,K.UCHIMURA,
A.IWATA,T.KANEKO■A 17-bit Oversampling D-to-A Con
-version Technology Using Multi-stage Noise Shapin
g■ IEEEJ,Solid-State Circuit,Vol.24,pp.969-975 に
示されるような1ビット方式のD/Aコンバータが注目
されている。この1ビット方式のD/A変換とは、オー
バーサンプリングとノイズシェーピングにより1ビット
で16ビット相当あるいはそれ以上の高精度のD/A変
換を行う技術である。ここで、オーバーサンプリング、
ノイズシェーピングについて簡単に説明し、1ビットで
高精度のD/A変換が行える原理を示す。
【0017】オーバーサンプリングとは、図6に示すよ
うに、ディジタルフィルタによりサンプリング周波数f
sのディジタルデータの間のデータ補間を行い、サンプ
リング周波数をNfsに高めるものである。オーバーサ
ンプリングにより、ノイズとなる信号の折返し成分は図
7に示すように高いサンプリング周波数のところに移動
するため、このノイズ成分をカットするためのフィルタ
は次数の少ない簡単なものでよくなる。また、量子化ノ
イズは図8に示すように帯域がN倍に伸びた分レベルは
1/Nになる。そのため、可聴帯域(DC〜20kH
z)内のノイズパワーは1/Nに減少する。
【0018】次に、ノイズシェーピングとは、1次の場
合を例にとると、図9に示すようなノイズシェーパによ
り量子化ノイズを図10に示すように高域に押しやり、
低域で減少させるようにするものである。これにより、
可聴帯域内の量子化ノイズが減少する。ノイズシェイピ
ングの次数を上げるとさらに可聴帯域内のノイズが減少
する。
【0019】オーバーサンプリングとノイズシェーピン
グを組み合わせることにより、可聴帯域内の量子化ノイ
ズを十分に減少させ、1ビットで16ビットあるいはそ
れ以上の分解能を得ることが可能となる。また、オーバ
ーサンプリングとノイズシェーピングを行った1ビット
のデータは、低次のローパスフィルタでフィルタリング
することによりアナログ出力を得ることが可能である。
【0020】
【実施例】実施例1.図1は、本発明の実施例1の光空
間伝送装置の構成を示した図であり、図において、1は
アナログオーディオ入力信号をディジタル信号に変換す
るA/D変換器、2はA/D変換器1により変換された
サンプリング周波数fs,量子化数16ビットのディジ
タルデータ、3はディジタル信号2をデータ補間し、サ
ンプリング周波数64fsにオーバーサンプリングする
オーバーサンプリング回路、4はオーバーサンプリング
回路3より出力されるサンプリング周波数64fsのデ
ィジタルデータ、5はノイズシェイピングにより1ビッ
トのデータに変換するノイズシェーパ、6はサンプリン
グ周波数64fsの1ビットデータ、7は光送信部、8
は光受信部、9はアナログ信号再生用低次ローパスフィ
ルタである。また、10はディジタルオーディオ信号を
伝送するディジタルオーディオインターフェースであ
る。
【0021】次に動作について説明する。入力されたア
ナログオーディオ信号はA/D変換器1によりサンプリ
ング周波数fs,量子化数16ビットのディジタル信号
2に変換し、オーバーサンプリング回路3によりデータ
補間しサンプリング周波数64fsにオーバーサンプリ
ングする。オーバーサンプリングしたディジタルデータ
4をノイズシェーパ5に入力し、ノイズシェイピングを
行い1ビットのデータに変換する。ノイズシェーパ5よ
り出力されるサンプリング周波数64fsでノイズシェ
イピングされた1ビットデータ6は、光送信部7でLE
Dにより光信号に変換して送信する。
【0022】受信側では、光受信部8で受光した光をホ
トダイオード等の受光素子で電気信号に変換し、1ビッ
トデータを得る。この1ビットデータを、信号再生用低
次ローパスフィルタ9に通し、アナログオーディオ信号
を出力する。また、ディジタルオーディオ信号が入力さ
れた場合はディジタルオーディオインターフェース10
を介してディジタル信号2をオーバーサンプリング回路
3に入力する。
【0023】実施例1によれば、オーバーサンプリング
+ノイズシェイピングを行った1ビットのオーディオ信
号が伝送される。この1ビットデータは2値信号で、高
速伝送可能な光空間伝送に適している。また、受信側で
は、フォトディテクタ+LPFのみの簡単な回路で、1
6ビット相当あるいはそれ以上の高品質なオーディオ信
号が得られる。これにより、非常に小型の受信装置が実
現できる。また、小型の受信装置の実現により、光空間
伝送コードレスヘッドホンが実現できる。
【0024】実施例2.本発明の実施例2は、アナログ
オーディオ信号が入力された場合、デルタ・シグマ型オ
ーバーサンプリングA/D変換を行うことにより高品質
1ビットディジタル光空間伝送を実現するものである。
デルタ・シグマ型オーバーサンプリングA/D変換と
は、1ビット方式のA/D変換に使われる技術であり、
図11に示されるような構成で、通常のサンプリング周
波数fsのN倍のサンプリング周波数Nfsでサンプリン
グを行いつつ、ノイズシェーピングを行って可聴帯域に
おいて量子化ノイズを減少し、量子化数1ビットで16
ビット相当あるいはそれ以上の高精細なA/D変換を行
うとともに、折返しノイズを高域に移動することにより
低次のフィルタにより可聴帯域を分離できるようにする
ものである。
【0025】図2は、本発明の実施例2の光空間伝送装
置の構成を示した図であり、図において、20はアナロ
グオーディオ入力信号をサンプリング周波数64fsで
サンプリングし、ノイズシェイピングにより1ビットの
ディジタル信号に変換するデルタ・シグマ型オーバーサ
ンプリングA/D変換器、21はデルタ・シグマ型オー
バーサンプリングA/D変換器20により変換されたサ
ンプリング周波数64fs,量子化数1ビットのディジ
タルデータ、7は光送信部、8は光受信部、9はアナロ
グ信号再生用低次ローパスフィルタである。
【0026】次に動作について説明する。入力されたア
ナログオーディオ信号は、デルタ・シグマ型オーバーサ
ンプリングA/D変換器20によりサンプリング周波数
64fsでサンプリングし、ノイズシェーピングにより
量子化数1ビットのディジタル信号21に変換し、光送
信部7でLEDにより光信号に変換して送信する。受信
側では、光受信部8で受光した光をホトダイオード等の
受光素子で電気信号に変換し、1ビットデータを得る。
この1ビットデータを、信号再生用低次ローパスフィル
タ9に通し、アナログオーディオ信号を出力する。
【0027】実施例2によれば、アナログオーディオ信
号をデルタ・シグマ型オーバーサンプリングA/D変換
により1ビットのディジタルデータに変換したものを直
接光空間伝送し、受信側はLPFのみの非常に簡単な回
路でアナログ信号を再生できるので、変換回数が少な
く、小型で安価な高品質ディジタルオーディオ光空間伝
送装置が得られる。
【0028】実施例3.実施例1,2は1chのオーデ
ィオ信号を伝送するものであったが、本発明の実施例3
は、2chのオーディオ信号に対し、高品質1ビットデ
ィジタル光空間伝送を実現する。
【0029】図3は、本発明の実施例3の光空間伝送装
置の構成を示した図であり、図において、30はLch
のアナログオーディオ入力信号をディジタル信号に変換
するLch用A/D変換器、31はA/D変換器30に
より変換されたサンプリング周波数fs,量子化数16
ビットのLchのディジタルデータ、32はLchのデ
ィジタル信号31をデータ補間し、サンプリング周波数
64fsにオーバーサンプリングするLch用オーバー
サンプリング回路、33はオーバーサンプリング回路3
2より出力されるサンプリング周波数64fsのLch
のディジタルデータ、34はノイズシェイピングにより
1ビットのデータに変換するLch用ノイズシェーパ、
35はサンプリング周波数64fsのLchの1ビット
データ、36は周波数f1の光波長をもつLch用光送
信部、37は周波数f1のみ通過する帯域通過フィル
タ、38はLch用光受信部、39はLchアナログ信
号再生用低次ローパスフィルタである。
【0030】40はRchのアナログオーディオ入力信
号をディジタル信号に変換するRch用A/D変換器、
41はA/D変換器40により変換されたサンプリング
周波数fs,量子化数16ビットのRchのディジタル
データ、42はRchのディジタル信号41をデータ補
間しサンプリング周波数64fsにオーバーサンプリン
グするRch用オーバーサンプリング回路、43はオー
バーサンプリング回路42より出力されるサンプリング
周波数64fsのRchのディジタルデータ、44はノ
イズシェイピングにより1ビットのデータに変換するR
ch用ノイズシェーパ、45はサンプリング周波数64
fsのRchの1ビットデータ、46は周波数f1の光波
長をもつRch用光送信部、47は周波数f1のみ通過
する帯域通過フィルタ、48はRch用光受信部、49
はRchアナログ信号再生用低次ローパスフィルタであ
る。また、50はディジタルオーディオ信号を伝送し、
Lch,Rchの分離を行うディジタルオーディオイン
ターフェースである。
【0031】次に動作について説明する。入力されたL
ch,Rchのアナログオーディオ信号は、それぞれL
ch用A/D変換器30,Rch用A/D変換器40に
よりサンプリング周波数fs,量子化数16ビットのL
chディジタル信号31,Rchディジタル信号41に
変換し、Lch用オーバーサンプリング回路32,Rc
h用オーバーサンプリング回路42によりデータ補間し
サンプリング周波数64fsにオーバーサンプリングす
る。
【0032】オーバーサンプリングしたLchディジタ
ルデータ33,Rchディジタルデータ34をそれぞれ
Lch用ノイズシェーパー34,Rch用ノイズシェー
パ44に入力し、ノイズシェイピングを行い1ビットの
データに変換する。Lch用ノイズシェーパ34,Rc
h用ノイズシェーパ44より出力されるサンプリング周
波数64fsでノイズシェイピングされたLchの1ビ
ットデータ35,Rchの1ビットデータ45は、それ
ぞれLch用光送信部36,Rch用光送信部46でL
EDにより光信号に変換して送信する。このとき、Lc
hのオーディオ信号を光の波長f1で、Rchのオーデ
ィオ信号をLchと異なる光の波長f2で送信する。
【0033】受信側では、各chに対応する光をそれぞ
れf1帯域通過フィルタ37,f2帯域通過フィルタ47
で分離し、Lch用光受信部38,Rch用光受信部4
8で受光した光をホトダイオード等の受光素子で電気信
号に変換し、各chの1ビットデータを得る。この各c
hの1ビットデータを、それぞれLch信号再生用低次
ローパスフィルタ39,Rch信号再生用低次ローパス
フィルタ49に通し、各chのアナログオーディオ信号
を出力する。
【0034】また、ディジタルオーディオ信号が入力さ
れた場合は、ディジタルオーディオインターフェース5
0を介して分離したLchのディジタル信号31,Rc
hのディジタル信号41を、それぞれLch用オーバー
サンプリング回路32,Rch用オーバーサンプリング
回路42に入力する。
【0035】実施例3によれば、Lchのオーディオ信
号を光の波長f1で、Rchのオーディオ信号をLch
とは異なる光の波長f2で送信し、受信側では、各ch
に対応する光信号をそれぞれf1通過フィルタおよびf2
通過フィルタで分離することにより、LchおよびRc
hの独立オーディオ信号を高品質で伝送できる。
【0036】実施例4.図4は、本発明の実施例4の光
空間伝送装置の構成を示した図であり、図において、3
0はLchのアナログオーディオ入力信号をディジタル
信号に変換するLch用A/D変換器、31はA/D変
換器30により変換されたサンプリング周波数fs,量
子化数16ビットのLchのディジタルデータ、32は
Lchのディジタル信号31をデータ補間しサンプリン
グ周波数64fsにオーバーサンプリングするLch用
オーバーサンプリング回路、33はオーバーサンプリン
グ回路32より出力されるサンプリング周波数64fs
のLchのディジタルデータ、34はノイズシェイピン
グにより1ビットのデータに変換するLch用ノイズシ
ェーパである。
【0037】40はRchのアナログオーディオ入力信
号をディジタル信号に変換するRch用A/D変換器、
41はA/D変換器40により変換されたサンプリング
周波数fs,量子化数16ビットのRchのディジタル
データ、42はRchのディジタル信号41をデータ補
間しサンプリング周波数64fsにオーバーサンプリン
グするRch用オーバーサンプリング回路、43はオー
バーサンプリング回路42より出力されるサンプリング
周波数64fsのRchのディジタルデータ、44はノ
イズシェイピングにより1ビットのデータに変換するR
ch用ノイズシェーパである。
【0038】60はLch用ノイズシェーパ34から出
力される1ビットのLchデータの振幅を2倍にする増
幅器、61は2倍に増幅されたLchデータとRchデ
ータを加算する加算器、62は光送信部、63は光受信
部、64は受信したデータのピークレベルを検出するピ
ークレベル検出器、65は受信したデータのスレッショ
ルドレベルを定める抵抗器、66は各スレッショルドレ
ベルと受信信号の比較を行うコンバータ、67はEX−
OR素子、39はLchアナログ信号再生用低次ローパ
スフィルタ、49はRchアナログ信号再生用低次ロー
パスフィルタである。
【0039】図5は、本発明の他の実施例である光空間
伝送装置の動作を示す各部の波形を示した図である。図
における波形A〜Fは図4に示したA〜Fの位置におけ
る波形を示す。また、スレッショルドレベルs1 〜s3
は図4に示したs1 〜s3 の各位置におけるスレッショ
ルドレベルを示す。
【0040】次に動作について説明する。入力されたL
ch,Rchのアナログオーディオ信号は、それぞれL
ch用A/D変換器30,Rch用A/D変換器40に
より、サンプリング周波数fs,量子化数16ビットの
Lchディジタル信号31,Rchディジタル信号41
に変換し、Lch用オーバーサンプリング回路32、R
ch用オーバーサンプリング回路42によりデータ補間
し、サンプリング周波数64fsにオーバーサンプリン
グする。
【0041】オーバーサンプリングしたLchディジタ
ルデータ33,Rchディジタルデータ34を、それぞ
れLch用ノイズシェーパ34,Rch用ノイズシェー
パ44に入力しノイズシェイピングを行い、1ビットの
データに変換する。Lch用ノイズシェーパ34より出
力されるサンプリング周波数64fsでノイズシェイピ
ングされたLchの1ビットデータは、2倍増幅器60
により振幅2倍に増幅する。この2倍に増幅したLch
データAとRchデータBを加算器61により加算し、
加算後のデータCを光送信部62でLEDにより光信号
に変換して送信する。
【0042】受信側では、光受信部63で受光した光を
ホトダイオード等の受光素子で電気信号に変換し、受信
データを得る。この受信データのピークレベルをピーク
レベル検出器64により検出し、抵抗器65によりピー
クレベルの間に3つのスレッショルドレベルs1 〜s3
を決定する。コンバータ66により抵抗器65で定めら
れたスレッショルドレベルs1 〜s3 と受信データcの
比較を行う。
【0043】コンバータ66の出力Eに得られるLch
データをLch信号再生用低次ローパスフィルタ39に
通しLchのアナログオーディオ信号を出力する。ま
た、コンバータ66の出力D,E,FをEX−OR素子
67で排他的論理和をとってRchデータを分離し、R
ch信号再生用低次ローパスフィルタ49に通して、R
chのアナログオーディオ信号を出力する。
【0044】実施例4によれば、Lchのオーディオ信
号とRchのオーディオ信号を光信号の振幅方向に多重
し、4値で伝送することにより、比較的簡単な受信装置
でLch及びRchの独立オーディオ信号を高品質で伝
送できる。
【0045】上記実施例1〜4ではシリアル伝送の例と
して光空間伝送を用いて説明したが、伝送路としてはシ
リアル伝送であればいずれでもよく、例えば電波、ワイ
ヤード等にも本発明が適用できることはいうまでもな
い。
【0046】
【発明の効果】以上のように、この発明によれば、受信
側を光受信機、およびLPF等の非常に簡単な回路で実
現でき、小型で安価な高品質ディジタルオーディオ信号
シリアル伝送装置が得られる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の実施例1による光空間伝送装置のブ
ロック回路図である。
【図2】この発明の実施例2による光空間伝送装置のブ
ロック回路図である。
【図3】この発明の実施例3による光空間伝送装置のブ
ロック回路図である。
【図4】この発明の実施例4による光空間伝送装置のブ
ロック回路図である。
【図5】実施例4における各部の波形図である。
【図6】オーバーサンプリングの説明図である。
【図7】オーバーサンプリングを行った場合の折返し成
分の変化を示す図である。
【図8】オーバーサンプリングを行った場合の量子化ノ
イズレベルの変化を示す図である。
【図9】1次ノイズシェーパの構成を示したブロック回
路図である。
【図10】1次ノイズシェイピングを行った場合の量子
化ノイズレベルの変化を示す図である。
【図11】デルタ・シグマ型オーバーサンプリングA/
D変換器の構成を示すブロック回路図である。
【図12】従来の光空間伝送装置のブロック回路図であ
る。
【符号の説明】
1 A/D変換器 3 オーバーサンプリング回路 5 ノイズシェイパ 6 1ビットデータ 7 光送信部 8 光受信部 9 信号再生用低次ローパスフィルタ 20 デルタ・シグマ型オーバーサンプリングA/D変
換器 21 1ビット量子化ディジタルデータ 37 f1通過フィルタ 47 f2通過フィルタ 60 2倍増幅器 61 加算器 64 ピークレベル検出器 65 抵抗器 66 コンバータ 67 EX−OR素子
─────────────────────────────────────────────────────
【手続補正書】
【提出日】平成4年6月24日
【手続補正1】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0016
【補正方法】変更
【補正内容】
【0016】
【実施例】近、高精度のD/Aコンバーターを開発す
る技術として文献:Y.MATSUYA,K.UCHIMURA,A.IWATA,T.K
ANEKO■A 17-bit Oversampling D-to-A Con-version Te
chnology Using Multi-stage Noise Shaping■ IEEEJ,S
olid-State Circuit,Vol. 24,pp.969-975 に示されるよ
うな1ビット方式のD/Aコンバータが注目されてい
る。この1ビット方式のD/A変換とは、オーバーサン
プリングとノイズシェーピングにより1ビットで16ビ
ット相当あるいはそれ以上の高精度のD/A変換を行う
技術である。ここで、オーバーサンプリング、ノイズシ
ェーピングについて簡単に説明し、1ビットで高精度の
D/A変換が行える原理を示す。
【手続補正2】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0020
【補正方法】変更
【補正内容】
【0020】施例1.図1は、本発明の実施例1の光
空間伝送装置の構成を示した図であり、図において、1
はアナログオーディオ入力信号をディジタル信号に変換
するA/D変換器、2はA/D変換器1により変換され
たサンプリング周波数fs,量子化数16ビットのディ
ジタルデータ、3はディジタル信号2をデータ補間し、
サンプリング周波数64fsにオーバーサンプリングす
るオーバーサンプリング回路、4はオーバーサンプリン
グ回路3より出力されるサンプリング周波数64fsの
ディジタルデータ、5はノイズシェイピングにより1ビ
ットのデータに変換するノイズシェーパ、6はサンプリ
ング周波数64fsの1ビットデータ、7は光送信部、
8は光受信部、9はアナログ信号再生用低次ローパスフ
ィルタである。また、10はディジタルオーディオ信号
を伝送するディジタルオーディオインターフェースであ
る。
【手続補正3】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0039
【補正方法】変更
【補正内容】
【0039】図5は、本発明の実施例4の光空間伝送装
置の動作を示す各部の波形を示した図である。図におけ
る波形A〜Fは図4に示したA〜Fの位置における波形
を示す。また、スレッショルドレベルs1 〜s3 は図4
に示したs1 〜s3 の各位置におけるスレッショルドレ
ベルを示す。
【手続補正4】
【補正対象書類名】図面
【補正対象項目名】図12
【補正方法】変更
【補正内容】
【図12】

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ディジタルオーディオ信号をシリアル信
    号にて送信するオーディオ信号シリアル伝送装置におい
    て、オーバーサンプリング手段とノイズシェイピング手
    段とを備え、ディジタルオーディオ信号を上記オーバー
    サンプリング手段とノイズシェーピング手段にて1ビッ
    ト信号に変換したのち、伝送するようにしたことを特徴
    とするオーディオ信号シリアル伝送装置。
  2. 【請求項2】 アナログオーディオ信号をディジタル化
    しシリアル信号にて送信するオーディオ信号シリアル伝
    送装置において、1ビットオーバーサンプリングA/D
    変換手段を備えアナログオーディオ信号を上記1ビット
    オーバーサンプリングA/D変換手段にて1ビット信号
    に変換したのち、伝送するようにしたことを特徴とする
    オーディオ信号シリアル伝送装置。
  3. 【請求項3】 オーバーサンプリング手段とノイズシェ
    イピング手段とにより1ビット信号に変換したシリアル
    ディジタルオーディオ信号を受信するオーディオ信号シ
    リアル伝送装置において、シリアルディジタルオーディ
    オ信号の検出手段と、LPFとを備え、受信した1ビッ
    トのシリアルオーディオ信号をアナログオーディオ信号
    に再生することを特徴とするオーディオ信号シリアル伝
    送装置。
  4. 【請求項4】 オーバーサンプリング手段とノイズシェ
    イピング手段とにより1ビット信号に変換した2chの
    シリアルディジタルオーディオ信号を伝送するオーディ
    オ信号シリアル伝送装置において、異なる光の波長で送
    信する光送信器と各光の波長に対応した帯域通過フィル
    タとを備え、各chの1ビットデータを異なる光の波長
    で伝送するようにしたことを特徴とするオーディオ信号
    シリアル伝送装置。
  5. 【請求項5】 オーバーサンプリング手段とノイズシェ
    イピング手段とにより1ビット信号に変換した2chの
    シリアルディジタルオーディオ信号を伝送するオーディ
    オ信号シリアル伝送装置において、振幅方向の変調手段
    と、復調手段とを備え、各chの1ビットデータを振幅
    方向に多重して多値で伝送するようにしたことを特徴と
    するオーディオ信号シリアル伝送装置。
JP9964292A 1992-04-20 1992-04-20 オーディオ信号シリアル伝送装置 Pending JPH05300102A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP9964292A JPH05300102A (ja) 1992-04-20 1992-04-20 オーディオ信号シリアル伝送装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP9964292A JPH05300102A (ja) 1992-04-20 1992-04-20 オーディオ信号シリアル伝送装置

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH05300102A true JPH05300102A (ja) 1993-11-12

Family

ID=14252712

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP9964292A Pending JPH05300102A (ja) 1992-04-20 1992-04-20 オーディオ信号シリアル伝送装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH05300102A (ja)

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2011517256A (ja) * 2008-04-15 2011-05-26 クゥアルコム・インコーポレイテッド オーバーサンプリングされたデータ用のデータ置換スキーム
JP2016029799A (ja) * 2015-08-27 2016-03-03 住友電気工業株式会社 放送用コンテンツの提供方法

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2011517256A (ja) * 2008-04-15 2011-05-26 クゥアルコム・インコーポレイテッド オーバーサンプリングされたデータ用のデータ置換スキーム
US8879643B2 (en) 2008-04-15 2014-11-04 Qualcomm Incorporated Data substitution scheme for oversampled data
JP2016029799A (ja) * 2015-08-27 2016-03-03 住友電気工業株式会社 放送用コンテンツの提供方法

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US6064700A (en) 1-bit digital signal processing device, recording device, and reproducing device
US5719571A (en) Sampling rate converting method and apparatus
US5701124A (en) 1-bit signal processing apparatus capable of amplitude modulation and recording or reproducing apparatus having loaded thereon the signal processing apparatus
JPH09153806A (ja) 信号処理装置
CN1092865C (zh) 用于传输具有特定字长的样本形式且以特定采样速率出现的数字音频信号的数字传输系统
JPH0897723A (ja) 波形符号化/復号化方法及びその装置
GB2280556A (en) Method of processing an analog signal
JPH05300102A (ja) オーディオ信号シリアル伝送装置
JP3334413B2 (ja) ディジタル信号処理方法及び装置
AU710193B2 (en) Signal processing apparatus for converting multi-bit signal having sub-data added thereto into one-bit signal
JP3465401B2 (ja) オーデイオ信号処理装置及びオーデイオ記録装置
JP3308758B2 (ja) 信号伝送装置
EP0822665B1 (en) Data compression encoder, decoder, and record carrier
EP0822666B1 (en) 1-bit digital signal processing device, recording device and reproducing device
JP4180124B2 (ja) 伝送システムにおけるデータの予測
EP0890949A2 (en) Digital audio processing system compatible with digital versatile disk video standard
JPH09153814A (ja) ディジタル信号処理装置及び記録装置
JP3378173B2 (ja) 1ビットデジタル信号の再生または受信装置
JP3807599B2 (ja) 記録装置
JP4121199B2 (ja) 信号処理装置
JPH09321630A (ja) ミキシング回路、符号化装置および符復号化装置
KR100648474B1 (ko) 디지털신호 처리장치
JP3384262B2 (ja) オーディオデータの入力方式
JP2003242726A (ja) オーディオ信号伝送装置、マイクロフォン装置、オーディオ再生装置
JPH05290509A (ja) オーディオ信号の記録信号生成装置及び再生装置