JPH05300088A - 移動機間通信の検定方式 - Google Patents

移動機間通信の検定方式

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JPH05300088A
JPH05300088A JP4102895A JP10289592A JPH05300088A JP H05300088 A JPH05300088 A JP H05300088A JP 4102895 A JP4102895 A JP 4102895A JP 10289592 A JP10289592 A JP 10289592A JP H05300088 A JPH05300088 A JP H05300088A
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mobile
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call
dial signal
communication
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JP4102895A
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Shinichi Kuriaki
信一 栗秋
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Fujitsu Ltd
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Fujitsu Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 本発明は移動機間通信の検定方式に関し、着
呼側移動機に対する発呼側ルートを特定できる移動機間
通信の検定方式の提供を目的とする。 【構成】 移動網と固定網とが接続する通信システムに
おける移動機間通信を検定する移動機間通信の検定方式
において、移動機間発呼の状態を検出することにより該
発呼に伴って送出されるダイヤル信号に所定の識別子を
付加する識別子付加部1と、移動機への着呼に伴って該
移動機に送られるダイヤル信号中の前記識別子を検出す
ると共に該識別子を削除する識別子削除部2とを備え、
識別子削除部2の検出結果に基づいて移動機間着呼の状
態を検定する。好ましくは、識別子はダイヤル信号の所
定桁に付加された数値コード又はダイヤル信号に付加さ
れた符号コードである。また好ましくは、識別子削除部
2の検出結果に基づいて当該移動機間発呼の呼情報と移
動機間着呼の呼情報とを関連付ける。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は移動機間通信の検定方式
に関し、更に詳しくは移動網と固定網とが接続する通信
システムにおける移動機間通信を検定する移動機間通信
の検定方式に関する。今日、移動網は既存の固定電話網
と接続しており、ユーザは移動機間の通話のみならず、
移動機−固定機間の通話も行える。しかし、移動網は新
しいサービス網であり、ネットワーク上も従来の固定網
とは異なる構成、機能を備えている。従って、課金方
式、保守等の運用面も異なっており、このために移動機
間通話の状態と移動機−固定機間通話の状態とを明確に
区別する必要がある。
【0002】
【従来の技術】図6は従来の簡易形陸上移動無線電話シ
ステムの構成を示す図で、図においてA,Bは移動(電
話)機、Cは固定(電話)機、11は公衆網交換局、1
2は共通線信号網、13は無線電話システムの基地局、
14は回線交換機、15は無線回線制御装置(MC
U)、16は無線回線ユニット、161 は制御チャネル
(CCH)、162 〜16n は通話チャネル(SC
H)、17は無線ユニット(MU)、181 〜18n
夫々無線機(M)、19はアンテナ共用装置、20はア
ンテナ、21は無線回線制御装置15の制御部、22は
同メモリ、23は運用保守卓、24は課金装置である。
【0003】かかる構成において、移動機Aは固定機C
又は移動機Bに発呼を行う。また移動機Bは移動機A又
は固定機Cからの着呼を受ける。逆に、移動機Bは固定
機C又は移動機Aに発呼を行う。また移動機Aは移動機
B又は固定機Cからの着呼を受ける。以下に、従来の移
動機間通話の場合の発/着呼処理を説明する。図7は従
来システムの発呼処理を説明する図である。
【0004】移動機Aの電話機をフックオフすると、そ
の本体は電話機に発信音を送出し、これによりユーザは
移動機Bの電話番号「00−×××2」をダイヤルす
る。本体はこれを一時的に記憶し、制御チャネルCCH
を介して無線回線制御装置15に発呼する。制御部21
は、移動機Aからの発呼があると、その呼情報、即ち、
移動機A(00−×××1)から発呼要求の旨の呼情報
をメモリ22に記録する。更に制御部21は、空き通話
チャネルSCH(1)をつかみ、制御チャネルCCHを
介して移動機Aに「SCH(1)」を指定する。これに
より移動機Aは通話チャネルSCH(1)に切替える。
更に制御部21は、通話チャネルSCH(1)を介して
ループチェック要求を送り、移動機Aからの確認応答を
待つ。そして、確認応答を受信すると、通話チャネルS
CH(1)を介してダイヤル送出指令を送り、これによ
り移動機Aは通話チャネルSCH(1)を介してダイヤ
ル信号「00−×××2」を送出する。なお、このダイ
ヤル信号「00−×××2」は上記移動機Aからの発呼
の際に送られても良い。
【0005】更に制御部21は、ダイヤル信号「00−
×××2」を調べ、これは自局「00」内の移動機B宛
てのダイヤル番号であることにより、回線交換機14に
対して交換機折り返し発呼を送出する。これにより回線
交換機14は空き通話チャネルSCH(2)をつかみ、
これを通話チャネルSCH(1)に接続して、通知を行
う。これにより制御部21は通話チャネルSCH(1)
を介してダイヤル信号「00−×××2」を送出する。
【0006】図8は従来システムの着呼処理を説明する
図である。回線交換機14は着呼接続を行ったことによ
り通話チャネルSCH(2)を介してダイヤル信号「0
0−×××2」を送出する。制御部21は、回線交換機
14からの着呼があると、その呼情報、即ち、移動機B
(00−×××2)への着呼要求の旨の呼情報をメモリ
22に記録する。更に制御部21は、制御チャネルCC
Hを介して移動機Bをダイヤル信号「00−×××2」
又は「×××2」により無線で一斉に呼び出し、移動機
Bはこれを受信することにより制御チャネルCCHを介
して着呼応答を返送する。
【0007】これにより、制御部21は制御チャネルC
CHを介して移動機Bに「SCH(2)」を指定し、こ
れにより移動機Bは通話チャネルSCH(2)に切替え
る。更に制御部21は、通話チャネルSCH(2)を介
してループチェック要求を送り、移動機Bからの確認応
答を待つ。そして、確認応答を受信すると、通話チャネ
ルSCH(2)を介して移動機Bにリング起動信号を送
出し、移動機Bはこれを受けて電話機に呼出信号を送
る。
【0008】また同時に、制御部21はループチェック
を確認すると、通話チャネルSCH(2)を介して回線
交換機14にその旨を通知し、これにより回線交換機1
4は移動機Aに対して呼出音信号を送る。一方、移動機
Bでその電話機をフックオフすると、その本体は通話チ
ャネルSCH(2)を介して応答信号を送り、これによ
り移動機A−B間の全通話路が形成される。
【0009】そして、図示しないが、移動機A−B間の
通話が完了すると、制御部21はメモリ22の移動機A
及び移動機Bの呼情報を夫々完了呼と成し、こうして、
移動機Aから移動機Bへの発呼完了と、移動機Bへの着
呼完了とが夫々独自に記録される。ところで、移動機A
からの発呼に注目すると、移動機A(00−×××1)
が移動機B(00−×××2)に発呼した場合は、制御
部21は局番「00」の一致により回線交換機14に対
して回線折り返し発呼を要求することになるから、この
状態を移動機間の発呼と識別できる。また移動機A(0
0−×××1)が固定機C(01−×××3)に発呼し
た場合は、制御部21は局番「00」と「01」の相違
により回線交換機14に対して外線への発呼を要求する
ことになるから、この状態を移動機−固定機間の発呼と
識別できる。即ち、発呼側となった移動機については、
着呼相手が移動機であるのか又は固定機であるのかの区
別が容易につくので、夫々の場合について適正な課金方
式を適用できる。
【0010】一方、移動機Bへの着呼に注目すると、移
動機Aからの着呼を受けた場合も、また固定機Cからの
着呼を受けた場合も、着呼の際には共に移動機Bのダイ
ヤル信号「00−×××2」を受け取るだけであるか
ら、制御部21は発呼相手が移動機であるのか固定機で
あるのかの区別がつかない。このために、従来は、着呼
側移動機に対する発呼側ルートを特定できず、着呼側移
動機区間の課金、保守等の運用面において支障が生じて
いた。
【0011】なお、図6のような簡易形陸上移動無線電
話システムにおいては、移動機Aの発呼情報から出発し
て移動機Bの着呼状態を区別する方法も考えられるが、
処理が複雑になる上、処理の一般性も失われる。
【0012】
【発明が解決しようとする課題】上記のように従来の移
動機間通信の検定方式では、着呼側移動機に対する発呼
側ルートを特定できないので、着呼側移動機区間の課
金、保守等の運用面において支障が生じていた。本発明
の目的は、着呼側移動機に対する発呼側ルートを特定で
きる移動機間通信の検定方式を提供することにある。
【0013】
【課題を解決するための手段】上記の課題は図1の構成
により解決される。即ち、本発明の移動機間通信の検定
方式は、移動網と固定網とが接続する通信システムにお
ける移動機間通信を検定する移動機間通信の検定方式に
おいて、移動機間発呼の状態を検出することにより該発
呼に伴って送出されるダイヤル信号に所定の識別子を付
加する識別子付加部1と、移動機への着呼に伴って該移
動機に送られるダイヤル信号中の前記識別子を検出する
と共に該識別子を削除する識別子削除部2とを備え、識
別子削除部2の検出結果に基づいて移動機間着呼の状態
を検定するものである。
【0014】
【作用】図1において、移動機A,Bは移動網の交換局
(00)に接続しており、該交換局(00)は固定網
(公衆網)を介して他局(01)の固定機Cに接続して
いる。かかる構成において、移動機A(00−×××
1)より移動機B(00−×××2)に発呼した場合
は、識別子付加部1は、例えばダイヤル信号の局番「0
0」の一致により移動機間発呼と識別でき、該発呼に伴
って送出されるダイヤル信号「00−×××2」に所定
の識別子「9」を付加する。一方、識別子削除部2は、
移動機Bへの着呼に伴って該移動機Bに送られるダイヤ
ル信号「9−00−×××2」中の識別子「9」を検出
すると共に、該識別子「9」を削除する。これにより、
移動機Bに対する無線呼び出しはダイヤル信号「00−
×××2」で行われ、一般性を失わない。そして、この
場合は、識別子削除部2により識別子「9」が検出され
ているから、移動機Bに対する発呼側ルートは移動機で
あると独自に特定できる。
【0015】次に、固定機C(01−×××3)より移
動機B(00−×××2)に発呼した場合は、従来の固
定網側には識別子付加部1の機能が無いから、固定機C
の発呼に伴って送出されるダイヤル信号「00−×××
2」には識別子「9」は付加されない。従って、識別子
削除部2は、移動機Bへの着呼の際に識別子「9」を検
出しないし、これを削除することもない。そして、この
場合は識別子削除部2により識別子「9」が検出されて
いないから、移動機Bに対する発呼側ルートは固定機で
あると独自に特定できる。
【0016】また、本発明による移動機間通信の検定方
式は一般の広域タイプの移動通信システムにも適用でき
る。即ち、移動機Aより移動機Bに発呼する場合は、従
来に習い、ユーザは「030−00−×××2」とダイ
ヤルする。ここで、「030」中の「30」は自動車電
話識別番号、続く「00」は地域識別番号、続く「××
×2」は加入者番号(通常は5桁)である。この場合の
識別子付加部1は、ダイヤル信号「030」の存在によ
り移動機間発呼と識別できるから、該発呼に伴って送出
されるダイヤル信号「030−03−×××2」に所定
の識別子「9」を付加する。
【0017】移動網交換局は、ダイヤル信号中の自動車
電話識別番号「030」及び地域識別番号「00」によ
りダイヤル信号「9−030−00−×××2」中の例
えば「9−00−×××2」の部分を着呼側に中継す
る。そして、識別子削除部2は、移動機Bへの着呼に伴
って該移動機Bに送られるダイヤル信号「9−00−×
××2」中の識別子「9」を検出すると共に、該識別子
「9」を削除する。そして、この場合は識別子削除部2
により識別子「9」が検出されているから、移動機Bに
対する発呼側ルートは移動機であると独自に特定でき
る。
【0018】一方、固定機C(01−×××3)より移
動機B(00−×××2)に発呼した場合は、従来の固
定網側には識別子付加部1の機能が無いから、固定機C
の発呼に伴って送出されるダイヤル信号「030−00
−×××2」には識別子「9」は付加されない。従っ
て、識別子削除部2は、移動機Bへの着呼の際に識別子
「9」を検出しないし、これを削除することもない。そ
して、この場合は識別子削除部2により識別子「9」が
検出されていないから、移動機Bに対する発呼側ルート
は固定機であると独自に特定できる。
【0019】好ましくは、所定の識別子はダイヤル信号
の所定桁に付加された数値コードである。また好ましく
は、所定の識別子はダイヤル信号に付加された記号、ア
ルファベット等の符号コードである。また好ましくは、
識別子削除部2の検出結果に基づいて当該移動機間発呼
の呼情報と移動機間着呼の呼情報とを関連付ける。
【0020】
【実施例】以下、添付図面に従って本発明による実施例
を詳細に説明する。なお、全図を通して同一符号は同一
又は相当部分を示すものとする。図2は実施例の簡易形
陸上移動無線電話システムの構成を示す図で、図におい
てA,Bは移動(電話)機、Cは固定(電話)機、11
は公衆網交換局、12は共通線信号網、13は無線電話
システムの基地局、14は回線交換機、15´は無線回
線制御装置(MCU)、16は無線回線ユニット、16
1 は制御チャネル(CCH)、162 〜16n は通話チ
ャネル(SCH)、17は無線ユニット(MU)、18
1 〜18n は夫々無線機(M)、19はアンテナ共用装
置、20はアンテナ、21´は実施例の制御部、22は
メモリ、23は運用保守卓、24は課金装置である。
【0021】なお、図1の識別子付加部1及び識別子削
除部2の各機能は制御部21´により実現される。図3
は実施例システムの発呼処理を説明する図である。図7
の従来例と同一処理については説明を省略する。移動機
A(00−×××1)より移動機B(00−×××2)
に発呼した場合は、制御部21´は、移動機Aより送ら
れたダイヤル信号「00−×××2」を調べ、これは自
局「00」内の移動機B宛てのダイヤル番号であること
により、回線交換機14に対して交換機折り返し発呼を
送出する。これにより回線交換機14は空き通話チャネ
ルSCH(2)をつかみ、これを通話チャネルSCH
(1)に接続して、通知を行う。これにより、制御部2
1´は識別子「9」を発生し、これをダイヤル信号「0
0−×××2」に付加し、通話チャネルSCH(1)を
介してダイヤル信号「9−00−×××2」を送出す
る。
【0022】なお、移動機A(00−×××1)より固
定機C(01−×××3)に発呼した場合は、制御部2
1´は、移動機Aより送られたダイヤル信号「01−×
××3」を調べ、これは固定局「01」宛てのダイヤル
番号であることにより、回線交換機14に対して外線接
続発呼を送出する。これにより回線交換機14は外線の
通話チャネルをつかみ、これを通話チャネルSCH
(1)に接続して、通知を行う。この場合は、制御部2
1´は識別子「9」を発生せず、通話チャネルSCH
(1)を介してダイヤル信号「01−×××3」をその
まま送出する。
【0023】図4は実施例システムの着呼処理を説明す
る図である。図8の従来例と同一処理については説明を
省略する。移動機A(00−×××1)より移動機B
(00−×××2)に発呼した場合は、回線交換機14
は着呼接続を行ったことにより通話チャネルSCH
(2)にダイヤル信号「9−00−×××2」を送出す
る。制御部21´は、回線交換機14からの着呼がある
と、所定桁における識別子「9」の存在有無を調べ、識
別子「9」を検出すると、該識別子「9」を削除すると
共に、移動機からの着呼要求の旨の呼情報をメモリ22
に記録する。
【0024】なお、固定機C(01−×××3)より移
動機B(00−×××2)に発呼した場合は、回線交換
機14は着呼接続を行ったことにより通話チャネルSC
H(2)にダイヤル信号「00−×××2」を送出す
る。制御部21´は、回線交換機14からの着呼がある
と、所定桁における識別子「9」の存在有無を調べる
が、この場合は識別子「9」は検出されない。これによ
り制御部21´は固定機からの着呼要求の旨の呼情報を
メモリ22に記録する。
【0025】そして、図示しないが、移動機A,B間の
通話が完了すると、制御部21´はメモリ22の移動機
A及び移動機Bの呼情報を夫々完了呼と成し、こうし
て、発呼側の移動機Aについては移動機Aから移動機B
への発呼完了が、また着呼側の移動機Bについては、い
ずれかの移動機から移動機Bへの着呼完了が、夫々独自
に記録される。
【0026】なお、その際には、着呼側の移動機Bの呼
情報よりシステム内のいずれかの移動機からの着呼であ
ることを知れるから、メモリ22を検索することで移動
機Bに発呼した相手が移動機Aであることを知ることが
できる。かくして、移動機A,B間発呼の呼情報と移動
機A,B間着呼の呼情報とを一つの呼情報として関連付
けることができ、この呼情報に基づいて所定の課金方式
を適用したり、又はこの呼情報をシステム利用状況の管
理や、保守の目的で利用可能である。
【0027】なお、識別子は、ダイヤル信号の後「00
−×××2−9」に付加しても良い。また識別子はダイ
ヤル信号の中間にあっても良く、この場合は予めシステ
ムにおいて識別子を付加すべき桁位置や数値コードを定
義しておく。また、識別子は記号やアルファベットの符
号コードでも良く、例えば識別子をAとすると、これを
付加したダイヤル信号は「A−00−×××2」又は
「00−×××2−A」の如くになる。ここで、記号
「−」は説明の便宜上設けたものであり、実際には無く
て良い。一般に、識別子Aは加入者がダイヤルする時に
入力できないコードであるから、加入者が故意に識別子
Aをダイヤルすることで呼を移動機間通話たらしめんと
するような行為の防止にもつながる。また識別子Aは加
入者が入力できないコードであるから、このような識別
子Aは予めシステムにより付加位置を定義していなくて
も良く、ダイヤル信号のどの位置に付加してもこれを容
易に検出できる。
【0028】更に、符号コードと数値コードを組み合せ
ることにより、識別子付加部1と識別子削除部2との間
でさらに詳細は情報を送受することができる。例えば、
識別子を「A」とし、それに続く2桁分の数値「ii」
は発呼側の通話チャネル番号を表すように定義した場合
は、上記の例では、発呼側の通話チャネルSCH(1)
が使用されたのであるから、そのダイヤル信号は「A0
1−00−×××2」又は「00−×××2−A01」
のようになる。一方、着呼側ではどの通話チャネルが着
呼時に使用されたかを知ることができるから、これによ
り発/着呼情報のより正確な対応がとれる。
【0029】更にまた、識別子を複数個定義して情報の
更に細分化を図ることもできる。例えば移動機番号の桁
数が4桁のものと8桁のものとが存在する場合に、例え
ば4桁のものについては識別子Aを、また8桁のものに
ついては識別子Bを割り当てれば、これを着信移動機の
移動機番号桁数の識別に利用できる。即ち、着信側では
ダイヤル信号の桁数を識別子により判断でき、移動機の
呼び出し処理が容易となる。
【0030】図5は他の実施例の移動無線電話システム
を説明する図で、図は本発明の広域移動通信システムへ
の適用例を示している。図において、EOは加入者線交
換機、TCは市外発着信交換機、RCは市外中継交換
機、41,42は自動車電話交換局(AMC)、31〜
34は無線回線制御局(MCS)、MBSは無線基地
局、SE00〜SE03は夫々移動通信サービスのサービス
エリア(地域)である。
【0031】なお、図1の識別子付加部1及び識別子削
除部2の各機能は各無線回線制御局31〜34内に含ま
れる。移動機Aより移動機Bに発呼する場合は、従来に
習い、ユーザは「030−03−×××2」とダイヤル
する。ここで、先頭の「030」中の「30」は自動車
電話識別番号、続く「03」は地域識別番号、続く「×
××2」は加入者番号(通常は5桁)である。無線回線
制御局31は、ダイヤル信号「030」の存在により移
動機間発呼と識別できるから、該発呼に伴って送出され
るダイヤル信号「030−03−×××2」に所定の識
別子「9」を付加する。
【0032】そして、識別子「9」を付加されたダイヤ
ル信号「9−030−03−×××2」は、自動車電話
識別番号「30」及び地域識別番号「03」に従って最
終的には無線回線制御局34に中継される。無線回線制
御局34は、移動機Bへの着呼に伴って該移動機Bに送
られるダイヤル信号「9−030−03−×××2」中
の識別子「9」を検出すると共に、該識別子「9」を削
除する。また必要なら、無線回線制御局34は、従来に
習い、ダイヤル信号「030−03−×××2」中の
「030」又は「030−03」を削除する。従って、
移動機Bに対する無線の呼び出しはダイヤル信号「03
−×××2」又は単に「×××2」で行われ、これは一
般性を失わない。そして、この場合は無線回線制御局3
4により識別子「9」が検出されているから、着呼側の
移動機Bについては独自に移動機−移動機間の着呼と識
別できる。そして、必要ならこの移動機Bについての呼
情報は、不図示のホームメモリに送られ、管理される。
【0033】一方、固定機Cより移動機Bに発呼した場
合は、固定網の側には無線回線制御局が無いから、固定
機Cの発呼に伴って送出されるダイヤル信号「030−
03−×××2」には識別子「9」は付加されない。従
って、無線回線制御局34は、移動機Bへの着呼の際に
識別子「9」を検出しないし、これを削除することもな
い。そして、この場合は無線回線制御局34により識別
子「9」が検出されていないから、着呼側の移動機Bに
ついては独自に固定機−移動機間の着呼と識別できる。
【0034】なお、上記実施例は通話の場合を示した
が、本発明は通信一般について適用可能である。
【0035】
【発明の効果】以上述べた如く本発明によれば、移動機
間発呼の状態を検出することにより該発呼に伴って送出
されるダイヤル信号に所定の識別子を付加する識別子付
加部1と、移動機への着呼に伴って該移動機に送られる
ダイヤル信号中の前記識別子を検出すると共に該識別子
を削除する識別子削除部2とを備え、識別子削除部2の
検出結果に基づいて移動機間着呼の状態を検定するの
で、着呼側移動機についても移動機間着呼であるのか、
または固定機−移動機間着呼であるのかを独自に明確に
識別でき、もってシステム全体について適正な課金方式
を適用でき、併せて保守等の運用が円滑、安全に行え
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】図1は本発明の原理的構成図である。
【図2】図2は実施例の簡易形陸上移動無線電話システ
ムの構成を示す図である。
【図3】図3は実施例システムの発呼処理を説明する図
である。
【図4】図4は実施例システムの着呼処理を説明する図
である。
【図5】図5は他の実施例の移動無線電話システムを説
明する図である。
【図6】図6は従来の簡易形陸上移動無線電話システム
の構成を示す図である。
【図7】図7は従来システムの発呼処理を説明する図で
ある。
【図8】図8は従来システムの着呼処理を説明する図で
ある。
【符号の説明】
1 識別子付加部 2 識別子削除部

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 移動網と固定網とが接続する通信システ
    ムにおける移動機間通信を検定する移動機間通信の検定
    方式において、 移動機間発呼の状態を検出することにより該発呼に伴っ
    て送出されるダイヤル信号に所定の識別子を付加する識
    別子付加部(1)と、 移動機への着呼に伴って該移動機に送られるダイヤル信
    号中の前記識別子を検出すると共に該識別子を削除する
    識別子削除部(2)とを備え、 識別子削除部(2)の検出結果に基づいて移動機間着呼
    の状態を検定することを特徴とする移動機間通信の検定
    方式。
  2. 【請求項2】 所定の識別子はダイヤル信号の所定桁に
    付加された数値コードであることを特徴とする請求項1
    の移動機間通信の検定方式。
  3. 【請求項3】 所定の識別子はダイヤル信号に付加され
    た符号コードであることを特徴とする請求項1の移動機
    間通信の検定方式。
  4. 【請求項4】 識別子削除部(2)の検出結果に基づい
    て当該移動機間発呼の呼情報と移動機間着呼の呼情報と
    を関連付けることを特徴とする請求項1の移動機間通信
    の検定方式。
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