JPH0529987B2 - - Google Patents

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JPH0529987B2
JPH0529987B2 JP24746585A JP24746585A JPH0529987B2 JP H0529987 B2 JPH0529987 B2 JP H0529987B2 JP 24746585 A JP24746585 A JP 24746585A JP 24746585 A JP24746585 A JP 24746585A JP H0529987 B2 JPH0529987 B2 JP H0529987B2
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JP
Japan
Prior art keywords
cleaning tape
cleaning
electret
magnetic media
tape
Prior art date
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Expired - Lifetime
Application number
JP24746585A
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English (en)
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JPS62107485A (ja
Inventor
Soshichi Fukaya
Etsuro Nakao
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Japan Vilene Co Ltd
Original Assignee
Japan Vilene Co Ltd
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Publication date
Application filed by Japan Vilene Co Ltd filed Critical Japan Vilene Co Ltd
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  • Electrostatic Separation (AREA)
  • Laminated Bodies (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
〔産業上の利用分野〕 本発明はエレクトレツトクリーニングテープに
関する。さらに詳しくは磁気メデイアに傷をつけ
ることがなく、優れたクリーニング性能を呈する
エレクトレツトクリーニングテープに関する。 〔従来の技術〕 従来より磁気メデイア製造ラインは、磁気メデ
イア表面に付着した異物や磁気メデイアを切断し
た際に生じた磁性粉などは、第1図や第2図に示
されるような接触方式あるいは第3図に示される
ようなエアーナイフ方式によつて除去されてい
る。 第1図に示される接触方式は一般に表面ワイピ
ング法とよばれているものであるが、磁気メデイ
ア1の上方にクリーニングテープ2を設け、さら
にその上方に、下面にノズル3を有するダクト4
を設け、バキユーム口5からダクト4内の空気を
排出してノズル3から空気を吸引すると同時に磁
気メデイア1とクリーニングテープ2を吸引し、
磁気メデイア1を矢印A方向に移動させながら送
り出しロール6に巻きつけたクリーニングテープ
2を矢印B方向に移動させ、巻取りロール7に巻
き取ることによつて、クリーニングテープ2と磁
気メデイア1とを捺り合わせて磁気メデイア1に
付着した異物や磁性粉を除去する方法である。 第2図に示される接触方式は一般にブラシ吸引
法とよばれているものであるが、磁気メデイア1
を回転ドラム9によつて矢印A方向に移動させる
とともにダクト4内に設けられた回転ブラシ10
を矢印C方向に回転させて磁気メデイア3表面に
付着した異物や磁性粉を除去し、回転ブラシ10
に付着した異物や磁性粉はブラシクリーニングバ
ー11ではらい、ついでバキユーム口5に吸引し
て矢印D方向に排出する方法である。 第3図に示されるエアーナイフ方式は高圧エア
ーパイプ12に設けられたノズル3を通して矢印
E方向に高圧エアーを磁気メデイア1に吹き付け
ることにより、磁気メデイア1表面に付着した異
物や磁性粉を除去すると同時に空気中に浮遊した
異物や磁性粉を矢印F方向にバキユーム口5から
吸引して排出するという方法である。 〔発明が解決しようとする問題点〕 しかしながら、表面ワイピング法で磁気メデイ
ア表面に付着した異物や磁性粉を除去するばあ
い、スクラツチなどの傷が生じることはないが、
磁気メデイアに付着した異物や磁性粉を物理的に
クリーニングテープに吸着させているのみである
からクリーニング性能が低いという欠点がある。 また、ブラシ吸引法で磁気メデイア表面に付着
した異物や磁性粉を除去するばあい、磁気メデイ
ア表面を回転ブラシで擦るため磁気メデイア表面
にはスクラツチが生じたり、長期間使用している
うちにブラシの形状が変化し、クリーニング性能
が低下するという問題があるとともに複雑な構造
を有する装置を必要とする。 またエアーナイフ方式で磁気メデイア表面に付
着した異物や磁性粉を除去するばあい、単に磁気
メデイア表面にエアーを吹付けるだけであるか
ら、磁気メデイア表面には異物や磁性粉が残留す
ることがあり、決して好ましい方法であるとはい
えない。 そこで本発明者らは、上記のような従来の磁気
メデイア表面に付着した異物や磁性粉の除去方法
の問題点を解決するべく鋭意研究を重ねたとこ
ろ、表面ワイピング法において、クリーニングテ
ープとしてポリオレフイン系繊維からなる不織布
を帯電処理してなるエレクトレツトクリーニング
テープを用いたばあい、磁気メデイア表面に付着
した異物や磁性粉などの優れた除去効果を呈する
とともに磁気メデイア表面にはスクラツチなどの
傷が全く生じないという事実を見出し本発明を完
成するに至つた。 〔問題点を解決するための手段〕 本発明は、ポリオレフイン系繊維を20〜100重
量%含む不織布を帯電化処理してなるエレクトレ
ツトクリーニングテープに関する。 〔作用および実施例〕 ポリオレフイン系繊維からなる不織布を帯電処
理してなるエレクトレツトクリーニングテープを
従来の表面ワイピング法で用いられているクリー
ニングテープのかわりに用いたばあい、従来の物
理的吸着作用および該エレクトレツトクリーニン
グテープが有する帯電効果による電気的ダスト吸
引力で従来の方法よりもさらに優れたクリーニン
グ性能を発揮することができる。 本発明で使用される不織布には、ポリオレフイ
ン系繊維を20〜100%(重量%、以下同様)含む
不織布を用いる。該不織布を構成する全繊維中に
少なくとも20%以上のポリオレフイン系繊維が含
まれるばあい、充分な帯電効果をうるうえで好ま
しいが、該不織布中にはエレクトレツトクリーニ
ングテープとしての強度を持たせるために天然繊
維、再生繊維、あるいはポリオレフイン系繊維以
外の合成繊維を混合してもよく、とくに耐摩耗性
の点からポリアミド系繊維が含まれるのが好まし
い。 前記ポリオレフイン系繊維の具体例としてはポ
リエチレン繊維、ポリプロピレン繊維、ポリプロ
ピレン−ポリエチレン複合繊維、鞘成分がポリエ
チレンまたはポリプロピレンで芯成分がポリエス
テルやポリアミドの複合繊維、あるいはそれらを
難燃化処理、柔軟化処理、ハイクリンプ処理した
ものなどがあげられる。 前記天然繊維、再生繊維、あるいはポリオレフ
イン系繊維以外の合成繊維の具体例としてはコツ
トン、レーヨン、6ナイロン、66ナイロン、12ナ
イロン、芳香族ポリアミド、ポリエステル、ポリ
アクリロニトリル、ポリ塩化ビニル、ポリカーボ
ネート、アセテートなどがあげられる。 不織布化法としては、スパンボンド法、メルト
ブロー法などの直接不織布化法や従来より行なわ
れている繊維接着法(フアイバーボンデイング
法)、ポイント接着法、ニードルパンチ法、水流
パンチ法などの乾式法を採用しうる。 かくしてえられる不織布を帯電化処理すること
により、本発明のエレクトレツトクリーニングテ
ープがえられる。帯電化処理としては、従来より
通常行なわれているコロナ放電を利用した方式が
採用される。コロナ放電法は、通常コロナ電極と
接地電極間に不織布ウエブを通しつつ、両電極間
に高電圧を印加してコロナ放電を生ぜしめること
により、不織布を帯電せしめる方法である。 なお、さらに優れた集塵効果を呈するために、
クリーニング面には繊維径0.5〜30μmのポリオレ
フイン系繊維を20〜100%使用し、裏面にはポリ
エステルなどの繊維を使用した2層構造とした
り、また部分的または全面的に点状あるいは線状
の凹凸ののあるリブを熱エンボスロールなどによ
つて形成せしめてもよい。 えられた本発明のエレクトレツトクリーニング
テープは送り出しロールに巻き取つた後、第1図
に示されるように設置して該送り出しロール6か
ら巻取りロール7に移動させながら、磁気メデイ
ア1表面と擦り合わせることにより該磁気メデイ
ア1表面に付着した異物や磁気メデイアを切断し
た際に生じた磁性粉などを除去することができ
る。 つぎに本発明を実施例に基づいて説明するが、
本発明はかかる実施例のみに限定されるものでは
ない。 実施例 1 ポリプロピレンステープル繊維(繊維径:1.5
デニール、繊維長:51mm)20%および66ナイロン
ステープル繊維(繊維径:1.5デニール、繊維
長:38mm)80%を均一に分散するように混合した
のちウエブを形成し、ポイント接着法による不織
布(目付:35g/m2、厚さ:0.25mm)をえた。 つぎにこの不織布を直流電圧14KVで5秒間コ
ロナ帯電処理させて引張り強度10Kg、表面電気抵
抗1014Ωのエレクトレツトクリーニングテープを
えた。 えられたエレクトレツトクリーニングテープの
異物や磁性粉のクリーニング効率を以下の方法に
より評価した。 (試験用テープの作製) 市販の磁気用テープ(ポリエステル製、幅25
mm、厚さ0.05mm)の表面をバニシイングテープで
研磨し、粒径が0.1〜200μmのダスト粒子を発生
させて試験用テープを作製した。 (クリーニング効率の測定) 作製した試験用テープ表面のダスト粒子の粒径
およびその数を倍率が100倍の顕微鏡で測定した。 つぎに第4図に示されるように押え板13上に
試験用テープ14を設置し、ついでその上面にク
リーニングテープ2を重ね、20gの押え板15を
のせた後、クリーニングテープ2を固定し、試験
用テープ14を矢印A方向に10cm移動させた。 クリーニングさせた試験用テープ14の表面上
に残留したダスト粒子の粒径およびその数を測定
してクリーニング前後のダスト粒子の粒径および
その数からクリーニング効率を求めた。その結果
を第1表に示す。 実施例 2 スパンボンド法によるポリプロピレン100%の
不織布(目付:40g/m2、厚さ:0.28mm)を形成
したのち、直流電圧14KVで5秒間コロナ帯電処
理させて引張り強度7Kg、表面電気抵抗1015Ωの
エレクトレツトクリーニングテープをえた。 えられたエレクトレツトクリーニングテープを
送り出しロールに巻き取り、実施例1と同様にし
てクリーニング効率を求めた。その結果を第1表
に示す。 比較例 1 従来のクリーニングテープとして目付40g/
m2、厚さ0.32mmの日本バイリーン(株)製4000CR(引
張り強度5Kg、表面電気抵抗:5.3×1010Ω)を
用いたほかは実施例1と同様にしてクリーニング
効率を求めた。その結果を第1表に示す。
〔発明の効果〕
本発明のエレクトレツトクリーニングテープは
従来のクリーニングテープが捕捉する異物や磁性
粉よりもさらに微細な粒子を捕捉することができ
るという効果を奏する。 また本発明のエレクトレツトクリーニングテー
プを用いても磁気メデイア表面にはスクラツチな
どの傷が全く生じないので表面ワイピング法に好
適に使用しうるという効果を奏する。
【図面の簡単な説明】
第1図〜第3図は、それぞれ磁気メデイア表面
に付着した異物や磁気メデイアを切断した際に生
じた磁性粉などを除去する表面ワイピング法、ブ
ラシ吸引法およびエアーナイフ方式の概略図、ま
た第4図は実施例で行なつたクリーニング効率の
測定方法を示す概略図を示す。 (図面の主要符号)、1:磁気メデイア、2:
クリーニングテープ、3:ノズル、5:バキユー
ム口、6:送り出しロール、7:巻取りロール、
8:除電バー、13,15:押え板、14:試験
用テープ、矢印、A:磁気メデイアの移動方向を
示す矢印、B:クリーニングテープの移動方向を
示す矢印、C:回転ブラシの回転方向を示す矢
印、D,E,F:エアーの流れ方向を示す矢印。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1 ポリオレフイン系繊維を20〜100重量%含む
    不織布を帯電化処理してなるエレクトレツトクリ
    ーニングテープ。 2 その表面に凹凸を部分的に設けてなる特許請
    求の範囲第1項記載のエレクトレツトクリーニン
    グテープ。 3 前記エレクトレツトクリーニングテープが2
    層構造を有するものである特許請求の範囲第1項
    記載のエレクトレツトクリーニングテープ。
JP24746585A 1985-11-05 1985-11-05 エレクトレツトクリ−ニングテ−プ Granted JPS62107485A (ja)

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