JPH05299407A - 回転処理装置 - Google Patents

回転処理装置

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JPH05299407A
JPH05299407A JP12271892A JP12271892A JPH05299407A JP H05299407 A JPH05299407 A JP H05299407A JP 12271892 A JP12271892 A JP 12271892A JP 12271892 A JP12271892 A JP 12271892A JP H05299407 A JPH05299407 A JP H05299407A
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 軸受側からの発塵の影響等をなくすことがで
きる回転処理装置を提供することにある。 【構成】 箱状の筐体50内に処理液の付着した被処理
体Wを保持する被処理体保持機構52を収容すると共に
この保持機構52の回転軸92を回転可能に軸受60に
支持する。そして、この回転軸92に筐体50内をシー
ルする磁性流体シール部材176を設けると共に筐体側
に狭い空間部180を形成し、この空間部180にパー
ジ用の清浄気体、例えば窒素ガスを供給する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、回転処理装置に関す
る。
【0002】
【従来の技術】一般に、半導体ウエハやガラス基板等に
各種の処理を施して半導体製品や液晶表示製品を製造す
る過程においては、半導体ウエハやガラス基板に各種の
薬液を作用させることから例えば薬液処理後にウエハに
残留する薬液を除去するために水洗が行われ、その後、
ウエハ等に付着する水分を除去して乾燥することが行わ
れている。この場合、迅速な乾燥を行って生産効率を高
めることができることから、ウエハ等を回転させて遠心
力により水滴を飛散させるようになした、例えば特開平
1−255227号公報に示されるような回転式の乾燥
処理装置が用いられている。
【0003】この乾燥処理装置は、図13及び図14に
示すように断面矩形の箱状のハウジング2内に両端が回
転軸3を介して軸受4により回転自在に支持されたロー
タ6を有しており、このロータ6内に複数の基板保持棒
8により保持させた複数の被処理体としてのウエハWが
等ピッチで設けられている。上記基板保持棒8の内で上
側の保持棒8は、ハウジング2の側壁に内部へ突出させ
て設けたエアーシリンダ10によりアーム12を介して
揺動可能になされており、上記上側の保持棒8を揺動さ
せることによりウエハWの保持及び解除を行うようにな
っている。
【0004】また、ハウジング2内の上方の角部には清
浄な気体を内部へ導入するためのフィルタ付きの吸気口
14が設けられると共に、この吸気口14が設けられる
壁面の反対側の壁面にはハウジング2内の気体を排出す
るための排気口16が設けられている。そして、このよ
うに構成された乾燥処理装置のモータ18を駆動してロ
ータ6を回転させた状態で上記吸気口14からハウジン
グ2内に清浄気体を流通させることにより、ウエハWに
付着している水分は回転による遠心力により飛散される
と共にウエハ表面に残存する水分は流通する清浄気体に
より蒸発除去される。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】ところで、被処理体で
ある半導体ウエハ等の処理工程においては、その歩留ま
り低下の原因となるパーティクル等をできるだけその処
理空間から排除する必要があるため、乾燥処理中におい
てはフィルタ付きの吸気口14からハウジング2内へ清
浄空気などの清浄気体を常に導入し、また、内部空気を
排気口16から外部へ排出している。しかしながら、前
述した従来装置にあっては、ハウジング内に清浄気体を
常に導入しているとは言え、軸受4側のゴミ、特に高速
回転する軸受4から発生する発塵が回転軸3とハウジン
グ2との間の隙間を介してハウジング内に流入し、パー
ティクルとなってウエハに付着する可能性があるという
改善点があった。
【0006】更には、回転するウエハから飛散する水分
等が逆に回転軸3とハウジング2との間の隙間を介して
軸受4側へ侵入し、例えば軸受4を構成する部材にサビ
等を発生させるという改善点があった。特に、半導体ウ
エハの製造過程においてウエハ径の大型化及び微細化傾
向が進んでいる今日において、上記した問題点の解決が
強く望まれている。本発明は、以上のような問題点に着
目し、これを有効に解決すべく創案されたものである。
本発明の目的は軸受からの発塵の影響等をなくすことが
できる回転処理装置を提供することにある。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明は、上記問題点を
解決するために、軸受に回転自在に支持された回転軸に
取り付けられ、処理液の付着した被処理体の保持された
被処理体保持機構を筐体内で回転させつつ前記被処理体
を処理する回転処理装置において、前記回転軸に前記筐
体内をシールするために磁性流体シール部材を形成する
と共に前記回転軸を支持する軸受及び前記磁性流体シー
ル部材よりも筐体側に狭い空間部を形成し、前記空間部
に清浄気体を供給するように構成したものである。
【0008】
【作用】本発明は、以上のように構成したので、筺体内
で回転される処理液の付着した被処理体からは処理液が
その遠心力により四方に飛散し、その一部は筺体と回転
軸の隙間を通って軸受側へ侵入しようとするが、この部
分に形成された狭い空間部には例えば窒素ガスなどの清
浄気体が供給されていることから一部が筐体内側に流
れ、その気体流によって水分の侵入が阻止される。ま
た、軸受等から発生する発塵は、上記空間部に直接供給
される気体の一部が筐体外側に向けて流れ、また、この
部分には磁性流体シール部が設けられていることからこ
れらの作用により筐体内に侵入することはない。
【0009】
【実施例】以下に、本発明に係る回転処理装置の一実施
例を添付図面に基づいて詳述する。図1は本発明に係る
回転処理装置の一実施例を示す正側図、図2は図1に示
す装置の側面図、図3は本発明に係る回転処理装置を組
み込んだ化学処理機構を示す斜視図である。本実施例に
おいては、本発明に係る回転処理装置を被処理体として
の半導体ウエハを乾燥させるウエハ乾燥装置に適用した
場合について説明する。
【0010】図3に示すようにこの化学処理機構は、処
理前の被処理体としての半導体ウエハを複数枚収容した
カセット20を外部より受け入れる入力バッファ部22
と、ウエハに各種の薬液処理及びこの洗浄処理を実際に
施すための処理本体部24と、処理済みのウエハをカセ
ット20内に収容して後段の処理のために受け渡しを待
つ出力バッファ部26とにより主に構成されている。上
記入力バッファ部22は、外部からのカセット20を受
け入れてこれをカセット貯蔵部28へ移載するカセット
搬送アーム30と、この貯蔵部28から上記アーム30
により搬送されたカセット20を処理本体部24に向け
て載置する回転可能なローダ部32とにより主に構成さ
れている。
【0011】上記処理本体部24は、その長手方向に沿
って搬送路34が形成されると共にこの搬送路34には
ウエハ搬送アーム36が移動可能に設けられており、処
理前或いは処理後のウエハを搬送し得るように構成され
ている。そして、この処理本体部24には、上記ウエハ
搬送アーム36のチャックを洗浄するチヤック洗浄乾燥
装置38、ウエハに各種の薬液処理を施すための薬液処
理装置40、薬液処理後のウエハを洗浄するための洗浄
装置42、処理後のウエハを最終的に乾燥させる本発明
に係る回転処理装置としてのウエハ乾燥装置44がそれ
ぞれ搬送路34に沿って適当数設けられている。また、
上記搬送路34に並行して空の或いは満杯のカセットを
搬送するカセットライナ46が設けられると共にこの処
理本体部24の端部には前記ローダ部32と同様な構造
の回転可能なアンローダ部48が設けられている。上記
出力バッファ部20は、処理済みのウエハを収容したカ
セットを多段に載置するカセット貯蔵部44と、この貯
蔵部44のカセット14を外部へ受け渡すためのカセッ
ト搬送アーム46とにより主に構成されている。
【0012】このように構成された処理本体部24へ組
み込まれた本発明に係るウエハ乾燥装置44は、図1及
び図2に示すように乾燥すべき被処理体を収容する箱状
の例えばステンレスよりなる筺体50と、被処理体とし
ての例えば半導体ウエハWを例えば52枚並列に等ピッ
チで保持して回転させる被処理体保持機構52と、上記
筺体上部に形成された気体導入口54に取り付けられて
筺体内部に供給される清浄気体G、例えば空気を更に清
浄化するための例えばULPAフィルターよりなるフィ
ルタ手段56と、上記被処理体保持機構52に接続され
る回転軸58を回転可能に保持する軸受60と、筐体内
をシールするための磁性流体シール部材62とにより主
に構成されている。
【0013】上記フィルタ手段56の外枠64は例えば
ステンレス等により矩形状に成形されており、外枠64
内の上段にフィルタ66を収容すると共にこのフィルタ
66の筺体内側にはウエハWから飛散する処理液、例え
ば洗浄後の純水がフィルタ66に付着することを防止す
るための被液防止手段68が設けられている。図8及び
図9に示すようにこの被液防止手段68は、フィルタ6
6の下部に等間隔でもって配設された複数、例えば3枚
のステンレス製のパンチング板70A、70B、70C
よりなり、各パンチング板には多数の通気孔72が形成
されている。そして、最上部のパンチング板70Aはフ
ィルタ66の下面に接して配置され、フィルタ66の重
量を支持するように構成されている。そして、各パンチ
ング板70A、70B、70Cは、その通気孔72が上
下方向において互い違いに位置ズレを生ずるように配置
されており、下方より上方に向けて飛散する水滴が上記
フィルタ66に直接接触しないように構成されている。
【0014】また、最下部のパンチング板70Dの通気
孔72は全面に均等に形成されており、これより流下す
る清浄空気に整流作用を施すように構成されている。
尚、パンチング板の数は3枚に限定されず、必要に応じ
て増加してもよい。また、このフィルタ手段56の外枠
64の下部には所定の高さを有する補助枠74が連設さ
れており、筺体50内に収容されたウエハWの中心部と
最下部のパンチング板70Dとの間に所定の間隔Hを設
けるようになっている。この間隔Hは、例えば乾燥時に
おける所定の回転数のウエハから飛散する所定の粒径、
例えば5mmの水滴が届き得る最大値、例えば本実施例
においては300mmに設定されている。また、上記外
枠64には、内部に臨ませて着脱可能になされたイオナ
イザ76が設けられており、ウエハ乾燥時にプラス及び
マイナスイオンを発生して、ウエハに滞電している電気
を中和して除電し得るように構成されている。
【0015】そして、これら外枠64及び補助枠74を
含むフィルタ手段56の全体は、筺体50の気体導入口
54を開閉する蓋体79として構成されており、この補
助枠74に接続された蓋体アーム78を筺体側に取り付
けたヒンジ80を介して図示しないシリンダ等により回
転することにより上記蓋体79を90°以上開閉し得る
ようになっている。上記蓋体79の開状態においては、
蓋体79の重心の位置を考慮し、開閉機構の故障時にこ
の蓋体が倒れないように構成されている。また、気体導
入口54の周囲に沿って、例えばシリコンゴムよりなる
シール部材82が設けられており、上記蓋体79を気密
に筺体側と接触し得るように構成されている。尚、上記
ヒンジ80には、これを駆動するシリンダ(図示せず)
が設けられている。図4は上記被処理体保持機構を示す
側面図、図5は被処理体保持機構の要部を示す要部拡大
図である。上記被処理体保持機構52は、上記ウエハW
の下部を支持するための下部支持部材82と、上記ウエ
ハWの上部を支持するための上部支持部材84と、この
上部支持部材84を開閉するための開閉アーム86とに
より主に構成されている。
【0016】上記下部支持部材82は、ウエハWの配列
方向に沿って延在された例えば3本の棒状部材よりな
り、立設されたウエハWの下部を3点支持し得るように
なされると共にその両端は中央部が鼓状にくびれた1対
のフライホイール板88にネジ90により取り付け固定
されている。図5においては一側のフライホイール板の
みを記しているが他側のフライホイール板も同様に構成
されている。各フライホイール板88は、中心部が中空
になされた回転軸92の端部に取り付けられると共にこ
れら回転軸92は、基板93上に立設された1対の取付
板94に軸受ユニット95の軸受60を介して回転可能
に取り付けられている。各下部支持部材82は、例えば
ステンレスよりなる丸パイプ96を例えばテフロンパイ
プ98に圧入して構成され、このテフロンパイプ98の
周辺部にはウエハWの下部を挿入して固定するための断
面Y字状になされた多数、例えば52個のY溝100が
等ピッチで或いは異なるピッチで形成されている。この
Y溝100の開口の幅L1は約4.3mmに設定される
と共に基部の幅L2は約0.85mmに設定され、約
0.725mmの厚さのウエハWを上部基部に挿入して
固定するように構成されている。
【0017】上記上部支持部材84は、前記下部支持部
材82と同様にウエハWの配列方向に沿って延在された
例えば2本の棒状部材よりなり、例えばウエハWの上部
オリフラ(オリエンテーションフラットと呼称される切
欠部分)102を2点支持し得るようになされると共に
これら上部支持部材84の両端部は、それぞれの端部に
2個ずつ設けられた合計4個の各開閉アーム86の先端
部に取り付けられている。各開閉アーム86は、円弧状
に成形されると共にそれらの基端部は、上記フライホイ
ール板88に例えばセラミック製のベアリング104及
び固定軸106を介して両方向へ開閉乃至回転可能に取
り付けられている(図4参照)。
【0018】この1対の開閉アーム86の内側には、前
記中空の回転軸92の中心部にベアリング108を介し
て同心状に回転自在に設けられた開閉用中心軸110の
端部に取り付け固定した小径の円板112が設けられて
いる。この円板112と上記1対の開閉アーム86、8
6の略中央部との間にはそれぞれ両端に例えばセラミッ
ク製のベアリング114、116を介して回転可能にな
された連結アーム118が円板112の回転中心に対し
て点対称に掛け渡されており、図4に示すようにこの円
板112を約90°往復回転することにより1対の開閉
アーム86、86を仮想線に示すように開閉し得るよう
に構成されている。従って、これら開閉アーム86、8
6が開状態になされている時に、上方からウエハWの搬
入・搬出が行われることになる。上記各開閉アーム8
6、86の途中には、強度を維持しつつこの重量を低減
するために適当数のバランス孔120が形成されると共
に、一方の上部支持部材84の取付部には、ウエハWの
微小な大きさの相異に対応させて上部支持部材84を上
下方向へ移動可能とするために長孔122が設けられて
おり、ボルト124の調整により上部支持部材84を上
下方向へ僅かに移動し得るように構成されている。
【0019】また、上記2つの上部支持部材84は、前
記下部支持部材82と同様に、例えばステンレスよりな
る丸パイプ126を例えばテフロンパイプ128に圧入
して構成され、このテフロンパイプ128の周辺部に
は、立設したウエハWの垂直方向の傾斜を規制するため
の断面V字状になされた多数、例えば52個のV溝13
0が前記Y溝100と等ピッチで或いは異なるピッチで
形成されている。このV溝130の開口の幅L3は、例
えば前記Y溝100の開口の幅L1より約1.45mm
広く設定されている。一方、上記各回転軸92と各開閉
用中心軸110の端部には図6及び図7に示すようにこ
れら両軸の連結及び切り離しを行うためのクラッチ機構
132、134が設けられている。これら両クラッチ機
構は、図1に示すように略同様な構造になされている
が、図1中の右側のクラッチ機構132側の回転軸92
にはプーリ136が固設されると共にこのプーリ136
とモータ138の回転軸との間にはベルト140が介設
され(図2参照)、必要に応じて前記被処理体保持機構
52を回転し得るように構成されている。
【0020】他方のクラッチ機構134側は、このプー
リを設けていない点のみが異なり、このクラッチ機構1
34は図6に示される。以下クラッチ機構134を例に
とって説明する。回転軸92自体は軸受60により回転
可能に支持されると共にクラッチ機構134は基板93
上にスライド可能に支持されており、クラッチ水平シリ
ンダ142により水平方向へスライドされる。上記開閉
用中心軸110の端部にはクラッチ円板144が設けら
れると共に中空回転軸92の端部には、上記クラッチ円
板144に対向させて係合板146が設けられ、上記両
軸の端部にはベアリング150が介設されている。
【0021】上記クラッチ円板144には、クラッチア
ーム152の両端から水平方向へ突設されると共に先端
部がテーパ状になされた2本の係合ピン154を貫通さ
せる2つの貫通孔156が形成される。そして、この貫
通孔156に対応する上記係合板146には、上記係合
ピン154の先端部と係合するテーパ状の2つの係合孔
158が形成されており、上記係合ピン154の先端部
を上記係合孔158へ挿脱させることにより、上記クラ
ッチ円板144と係合板146との係合離脱を可能とし
ている。図6においては係合ピン154が左方向へ前進
されて両板144、146とが係合されてこれらが一体
的に回転する状態を示す。上記クラッチアーム152
は、前記クラッチ水平シリンダ142へ取り付けられた
図中逆L字状になされた取り付け板160にベアリング
162及びシャフト164を介して回転可能に取り付け
られている。
【0022】また、上記シャフト164には、上記クラ
ッチアーム152に対して略直交するように軸受金とし
て例えばブッシュ168を介して係合アーム166が回
転可能に取り付けられている。この係合アーム166の
両端部にはクラッチ円板144を越えて水平方向へ延在
された補助アーム170が設けられると共に各補助アー
ム170の先端部には軸心に向けて突出させた係合片1
72が設けられている。そして、上記クラッチ円板14
4の周辺部には上記係合片172と係合する係合溝17
4が設けられており、従って、係合ピン154を図6中
の左方向へ前進させてクラッチ円板144と係合板14
6とを一体固定した時には係合片172とクラッチ円板
144との係合は断たれ、逆に係合ピン154を右方向
へ後退させてクラッチ円板144と係合板146との係
合を断った時には係合片172はクラッチ円板144の
係合溝174内に入ってクラッチ円板144と係合アー
ム166とが係合することになる。そして、図7に示す
ように上記係合アーム166の一端部には上記取り付け
板160側に固定された係合アーム駆動シリンダ176
が連結されており、このシリンダ176を上下方向へ駆
動することにより上記係合アーム166を例えば90°
回転可能に構成している。すなわち、係合片146を係
合溝174へ係合させた状態(係合ピン154は係合孔
158から離脱している)で係合アーム166を90°
回転することにより、クラッチ円板144を介して開閉
用中心軸110のみを90°回転して前記上部支持部材
84を開閉し得るように構成されている。
【0023】尚、前記した構造のクラッチ機構132に
代えて、他の構造、例えば電磁式のクラッチ機構を設け
るようにしてもよい。一方、図10に示すように回転軸
92を支持するために以下に示すような本発明の特長と
する軸受機構が構成される。すなわち、前記取付板94
にはそれぞれ例えば適宜距離だけ離間させた2個の軸受
60、60が固定されており、これら両軸受60、60
間には筺体50内をシールすると共に図10中において
右側の軸受60にて発生する発塵が筺体50内へ侵入す
ることを防止するために磁性流体を用いた磁性流体シー
ル部材176が設けられている。更に、上記磁性流体シ
ール部材176及び軸受60の筺体内側には、ラビリン
スシール178が設けられると共にこの部分に狭い空間
部、すなわちラビリンス空間180を形成している。そ
して、このラビリンス空間180には、この空間に清浄
気体、例えば不純物のほとんど含まれていない窒素ガス
を供給するガス供給通路182が接続されると共に供給
された窒素ガスの一部を排出するためのガス排出通路1
84が接続されており、図中の左側の軸受60にて発生
した発塵をパージして筺体50内へ侵入することを防止
している。また、上記ガス排気通路184は、排気管1
86を介して筺体50の気体排気口側へ接続されてい
る。尚、この場合にラビリンスシール178に代えて或
いはこれと共に取付板94と筺体50との間に環状のリ
ング材188(図1参照)を介設して内部に狭い空間部
を形成し、この空間部に窒素ガスを給排させて発塵等を
パージするように構成してもよい。
【0024】一方、前記被処理体保持機構52を収容す
る前記箱状の筺体50は、図1及び図2にも示すように
気体の流れ方向、すなわち下方向に対して直交する方
向、すなわち水平方向における筺体50の断面積が気体
の流れ方向に沿って順次縮小されており、気体が流下す
るに従ってその流速を次第に高めるようになっている。
この場合、回転するウエハから飛散する洗浄水が直接付
着する1対の壁面190が図2に示すように相互に接近
するように下向き傾斜されてその断面積が順次縮小され
ており、この壁面190に付着する水滴の流下排出を促
進している。この筺体50の上部の気体導入口54は、
前記フィルタ手段56の出口側面積と同一か、またはそ
れ以下に形成されており、水切りを良好にすると共に角
部をなくして気体の滞留が生ずることを防止している。
また、上記筺体50の両壁面190、190には、例え
ばアクリル窓(図示せず)を介してウエハに対して傾め
方向に取り付けた1対の例えば光センサ218、218
が設けられており、ウエハの存否を検出するようになっ
ている。
【0025】上記筺体50の底部192は、前記壁面1
90よりも緩い傾斜面になされており、その中心部には
図11にも示すように矩形状の気体排気口194が形成
されていると共にこの排出口194は気体排気容器19
6に接続されている。この気体排気容器196は箱状に
成形され、この底部198は下方向へ突状に成形される
と共に一側に向けて下向き傾斜されており、最下端部に
トラップした水滴を集めるように構成されている。そし
て、この部分にはドレン抜き口200が形成されてお
り、集めた水を排出し得るように構成されている。
【0026】上記気体排気容器196内には天井部より
途中まで垂下させた仕切板202が設けられており、内
部を2分割すると共にこの仕切板202の下端部には上
下動可能になされた流量調整板204が設けられ、この
下方に形成される流路206の断面積を調整し得るよう
に構成されている。また、気体排気容器196内の下流
側の部屋208の側壁210には排気穴212が形成さ
れると共にこの排気穴212には排気ケーシング214
を介して排気ファン216(図1参照)が接続されてお
り、筺体50内の気体をこれに含まれる水分をトラップ
しつつ排出し得るように構成されている。
【0027】次に、以上のように構成された本実施例の
動作について説明する。まず、図3に示すように入力バ
ッファ部22において、処理前のウエハW(図示せず)
の収容されたカセット20はカセット搬送アーム30に
より外部より受け入れられ、カセット貯蔵部28に一時
的に収容される。この貯蔵部28のカセット20は、ウ
エハの処理が進行するに従ってアーム30によりローダ
部32へ移載される。このローダ部32のカセット20
内の未処理のウエハWはウエハ搬送アーム36により適
宜搬送されて、チャック洗浄乾燥装置38、薬液処理装
置40、洗浄装置42、本発明に係るウエハ乾燥装置4
4にてそれぞれ処理が施され、処理後のウエハは再度カ
セットへ収容された後に出力バッファ部26から外部へ
搬出されることになる。上記薬液処理に使用される薬液
としては、例えばアンモニア水、過酸化水素水、塩酸、
フッ酸、硫酸等が用いられる。
【0028】ここで上記ウエハ乾燥装置44における乾
燥操作について説明すると、図1及び図2に示すように
ウエハ搬送アーム220に保持した洗浄後の多数、例え
ば52枚のウエハWを、フィルタ手段56を有する蓋体
79を図1中の仮想線に示すように開状態にした状態で
降下させ、これを被処理体保持機構52に移載する。こ
の場合、この被処理体保持機構52の上部支持部材8
4、84を図4中の仮想線で示すように左右に展開して
開状態にしておく。このように上部支持部材84、84
を開状態とするためには、図6中の仮想線で示すように
クラッチ水平シリンダ142を駆動することにより、係
合アーム166及びクラッチアーム152を図中仮想線
で示すように右方向へ移動させて係合ピン154を係合
板146の係合孔158から引き抜いてこれらの係合を
断つと同時に係合アーム166の係合片146をクラッ
チ円板144の係合溝174に嵌合させてこれらを係合
する。
【0029】そして、この状態で係合アーム166に取
り付けた係合アーム駆動シリンダ176を図7中の仮想
線で示す位置から実線で示す位置へ駆動することにより
係合アーム166を介してクラッチ円板144を約90
°開方向へ回転する。するとこのクラッチ円板144に
連結されている開閉用中心軸110のみ(回転軸92は
静止)が回転して、図4に示すように被処理体保持機構
52の円板112を矢印A方向へ約90°回転する。こ
の円板112の回転により連結アーム118、118及
び開閉アーム86、86を介して上述したように上部支
持部材84、84が開状態となる。
【0030】前述のようにして被処理体保持機構52に
ウエハWの移載が完了したならば、前述したと逆の操作
を行って、上部支持部材84、84を閉状態として各ウ
エハWを上部支持部材84と下部支持部材82との間で
強固に保持する。すなわち、上部支持部材84を閉じる
ためには、係合アーム166に取り付けた係合アーム1
66を図7中の実線で示す位置から仮想線で示す位置へ
駆動することにより係合アーム166を介してクラッチ
円板144を約90°閉方向へ回転する。すると、開閉
用中心軸110のみが前述と逆方向に回転して被処理体
保持機構52の円板112を矢印B方向へ約90°回転
し、これにともなって上部支持部材84、84は図4中
の実線に示すように閉じられ、ウエハWをクランプす
る。
【0031】この時、図5に示すようにウエハWの下部
は3点で指示されると共に下部支持部材82の表面に形
成したY溝100の基部に入ってしまい、横方向の移動
が確実に規制される。また、ウエハWの上部のオリフラ
部分は上部支持部材84の表面に形成したV溝130に
より2点支持され、しかもウエハWがクランプ直前に僅
かに傾斜していた場合にはV溝130の溝面の作用によ
り傾きが規制されて、ウエハWはほぼ垂直状態にクラン
プされることになる。このように被処理体保持機構52
が各ウエハWを確実にクランプ乃至支持固定したなら
ば、筺体50の上部に設けた蓋体79を図1中の実線で
示すように閉めてウエハの回転乾燥操作に移行する。
【0032】そのために、まず、クラッチ水平シリンダ
142を駆動することにより図6中において係合アーム
166及びクラッチアーム152を左方向へスライドさ
せ、係合ピン154を係合板146の係合孔158内へ
挿入することによりこの係合ピン154を介して係合板
146とクラッチ円板144とを一体的に結合すると共
に、係合アーム166の係合片172をクラッチ円板1
44の係合溝174から離脱させることにより係合アー
ム166とクラッチ円板144との係合を断つ。従っ
て、この状態では中空回転軸92と開閉用中心軸110
とが係合板146、係合ピン154及びクラッチ円板1
44を介して一体的に回転可能になされている。尚、こ
の時、クラッチアーム152はベアリング162を介し
てシャフト164の回りを回転することになる。
【0033】このようにしてクラッチ機構132による
連結が終了したならば、図1中に示すモータ138を駆
動することによりプーリ136を介して中空回転軸92
及び開閉用中心軸110を一体的に回転し、これにより
ウエハWを保持した被処理体保持機構52の全体を、所
定の回転で回転すると共に排気ファン216を駆動して
蓋体79に設けたフィルタ手段56を介して筺体50内
へ清浄気体、例えば清浄空気Gを導入する。清浄空気G
の流量は、例えば筺体50の大きさ580mm×550
mmに対して例えば17m3 /min程度にすると共に
筺体の内外圧力差を例えば50mmH2 O程度に設定
し、被処理体保持機構52の回転数を0から200rp
mまでまず立ち上げて200rpmの回転数で例えば6
0秒間程度維持し、これによりウエハWに付着している
大きな水滴を振り切る。その後、被処理体保持機構52
の回転数を例えば1500rpmまで上昇させて、この
回転数で2〜3分程度維持し、これによりウエハWに付
着している小さな水滴を振り切ると同時にウエハ表面の
乾燥を行う。その後、モータ138の駆動を停止してウ
エハWの乾燥を完成させるために例えば20秒程度かけ
て回転を停止する。
【0034】このように、ウエハWの回転初期時におけ
る回転数を例えば約200rpmと低めに設定し、この
回転数における比較的大粒径(約5mm)の水滴が上方
へ飛散し得る最大の高さ以上に被液防止手段68とウエ
ハWとの間隔Hを設定しているので、フィルタ手段56
乃至被液防止手段68に水分が付着することがほとんど
ない。また、このフィルタ手段56の下部には、例えば
3枚のパンチング板70A、70B、70C、70D
(図8及び図9参照)よりなる被液防止手段68が設け
られているので、回転するウエハWより飛散する大きな
水滴或いは高速回転時の小さな水滴がこの被液防止手段
68に付着しても、パンチング板相互間の通気孔72が
互い違いに配列されているので水分は内部に侵入でき
ず、従ってフィルタ66の機能が水分により損なわれる
ことを確実に防止することができる。また、最下部のパ
ンチング板70Dの多数の通気孔72は面内に均等に設
けられているので、この通気孔72を流下する清浄気体
Gは偏流することがなく、整流されて層流状態で流下す
る。また、ウエハWの上部を支持する上部支持部材84
は開閉用中心軸110を介して確実に回転軸92側へ固
定されているので、高速回転時にこの上部支持部材84
に大きな負荷が加わっても、ウエハWを確実に保持固定
することが可能となる。
【0035】尚、被液防止手段68としては、複数のパ
ンチング板に限定されず、通気性がありフィルタ66へ
の被水を防止し得る部材であればどのようなものを用い
てもよい。一方、フィルタ手段56を通過して特に清浄
化された気体Gは筺体50内を上方から下方に向けて流
下し、この時被処理体保持機構52に保持されて回転す
るウエハ表面と接触してこれを乾燥し、この気体は更に
流下して筺体50の下部に設けた気体排気口194を通
過し、更に気体排気容器196にて含有水分が除去乃至
トラップされた後に系外へ排出されることになる。
【0036】この場合、フィルタ手段56の出口側面積
と筺体50の上部の気体導入口54の面積とはほぼ同一
に設定されているので筺体の上部の角部において何ら気
体の滞留部分が発生せず、しかも乱流を生ずることなく
清浄気体は層流状態となってそのまま筺体50内を流下
する。この時、筺体50の断面積は、気体の流れ方向、
すなわち下方向に向かって次第に小さくなされているの
で気体の流速は次第に大きくなる。この時の気体の流速
は、例えば下部の気体排気口194において例えば1m
/sec程度である。従って、図2に示すように筺体5
0の側壁面190に衝突した水滴222が微細化されて
壁面190よりはね返っても、このはね返った水滴は流
速の大きくなった気体によって下方向へ効率良く排出さ
れてしまい、再度ウエハWに付着することはない。
【0037】また、傾斜壁面190に付着した水滴も、
上記したように流速の大きくなった気体により壁面19
0に沿って下方向への流下が促進される。このように、
筺体50の断面積を気体の流れ方向に沿って順次縮小す
るようにしたので、気体の流速が次第に早くなり、ウエ
ハWから飛散した細かな水滴及び壁面190よりはね返
った細かな水滴などの筺体50内に存在する水滴をすみ
やかに且つ迅速に排出することができる。特に、本実施
例においては清浄気体Gの流れ方向を従来装置のような
横方向ではなく下方向に向けているので、水滴は重力に
抗することなく効率的に排出され、その排出を促進する
ことができる。
【0038】また、本実施例においては、筺体50内に
例えば従来装置において設けられたような突起物、例え
ばエアーシリンダが形成されていない。すなわち前述の
ようにウエハWを保持する上部支持部材84の開閉は中
空回転軸92内に同軸支持された開閉用中心軸110
(図5参照)の回転により行われるので筺体内の突起物
がなくなり、そのために筺体50内を流下する気体に乱
流が生ずることが少なく、水滴の排出を一層促進させる
ことが可能となる。そして、気体排気口194から排出
されて流下した水分の含有された気体は図11中の矢印
Dに示すように気体排気容器196の底部198に衝突
した後に水平方向に流れが変わり、流路調整板204の
下方の流路206を通過した後に部屋208の壁面に衝
突して更に真横に流れ方向が変えられ、その後、排気穴
212から系外へ排出される。従って、気体の流れ方向
が変えられる時に気体中に含まれる水分が効率的に除去
されることから上記気体排気容器196は水分の2段ト
ラップ構造になされており、気体中に含まれる水分を効
率的に除去することが可能となる。
【0039】また、気体排気容器196内の流量調整板
206を適宜上下動させて流路206の断面積を変える
ことにより、排出される気体流量を調整することができ
る。一方、前述のように被処理体保持機構52を回転し
つつ乾燥操作を行っている間にはこの両端を支持する軸
受け近傍には清浄気体としての窒素ガスが供給されてい
る。具体的には、図10に示すように、まず、回転軸9
2を支持する軸受60、60間には磁性流体シール部材
176が設けられており、筺体50内側をシールすると
共に2つの軸受のうち筺体50よりも遠く離れたところ
に位置する軸受60にて発生する発塵が磁性流体の作用
によって筺体50内に侵入することを確実に防止するこ
とが可能となる。
【0040】また、磁性流体シール部材176及び筺体
側の軸受60よりも筺体側にはラビリンスシール178
を設け、ここに形成されるラビリンス空間180にはガ
ス供給通路182を介して例えば窒素ガスが供給されて
パージがかけられているので、この窒素ガスは図中左右
に分離して軸受60方向と筺体50方向に流れ、一部の
ガスはガス排出通路184を介して筺体50の下部に排
気される。軸受60方向に向かう一部のパージガスは軸
受60にて発生する発塵及び磁性流体シール部材176
のゴミが筺体50内へ侵入することを防止し、また、筐
体50内へ向かうパージガスは、筺体50側から水分が
磁性流体シール部材176へ侵入することを防止でき、
従って、水分に弱い磁性流体シール部材176の機能を
損なうことがない。特に、軸受60側の被水を防止する
ためには、回転軸92の外周とこれを貫通する筺体50
との間の隙間224をできるだけ小さく設定するのが好
ましい。
【0041】また、図5に示すように被処理体保持機構
52の開閉アーム86及び連結アームを回転可能に支持
する各ベアリング104、114、116等には高速回
転時に大きな荷重がかかり、しかもウエハWから飛散し
た水分により被水するが、これらの各ベアリングはステ
ンレスではなく耐摩耗性及び被水に対して強いセラミッ
クスにより構成されているので、発塵が少なく、しかも
サビも発生せず、保持機構52を安定的に高速回転させ
ることが可能となる。このように、本実施例によれば水
のごとき処理液の付着した被処理体としての半導体ウエ
ハWを、短時間で迅速に且つウエハ表面にパーティクル
等を付着させることなく乾燥させることができる。
【0042】また、ウエハWの乾燥時に蓋体50に設け
たイオナイザ76を駆動することによりウエハWの帯電
は防止され、ウエハ表面へのパーティクルの付着を一層
確実に阻止することが可能となる。また、前記軸受機構
の他の例として、図12に示すように構成してもよい。
尚、図10の各部と同一部分については同一番号を付し
てあり、詳細な説明は省略する。回転軸92の軸受及び
磁性流体シール部材(何れも図示せず)等からなる磁気
シールユニット176Aの筐体50側の端部は、取付板
94を貫通させると共にOリング176B等のシール部
材により取付板94と気密にシールする。
【0043】上記端部と筐体50の中間には、ラビリン
スシール178が設けられたラビリンスシール部178
Aが、筐体50と取付板94とに密着して取着されてい
る。そして、窒素ガスを、ガス供給通路182を通して
ラビリンス空間180に供給し、上記端部の空間部18
0Aを経由してガス排出通路184から排出する。この
ガス排出通路184から排出される窒素ガスは、筐体5
0の排出口194に接続された排気管186を通って排
気される。尚、この排気管186は、上記排出口194
に接続する代わりに専用の排気ファン(図示せず)を設
けてこれに接続し、排気するように構成してもよい。動
作等の説明は、図10の場合と同等の為、ここでは省略
する。尚、上記実施例にあっては回転処理装置をウエハ
乾燥装置に適用した場合について説明したが、これに限
定されず、例えば被処理体としてLCD基板、プリント
基板を乾燥させる場合にも適用することができる。更に
は、本発明は、他の回転処理装置、例えばレジスト塗布
装置、現像液塗布装置等にも適用し得るのは勿論であ
る。
【0044】
【発明の効果】以上説明したように、本発明の回転処理
装置によれば次のような優れた作用効果を発揮すること
ができる。軸受の筐体側に形成した空間部に清浄気体を
供給するようにしたので、軸受側で発生したパーティク
ルが筐体内に侵入することを防止することができるのみ
ならず、被処理体から飛散した処理液が軸受側に侵入す
ることを防止することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る回転処理装置の一実施例を示す概
略断面図である。
【図2】図1に示す装置の側面を示す概略側断面図であ
る。
【図3】本発明に係る回転処理装置を組み込んだ化学処
理機構を示す斜視図である。
【図4】回転処理装置内に設けられる被処理体保持機構
を示す拡大側面図である。
【図5】図4に示す被処理体保持機構を示す要部拡大図
である。
【図6】回転処理装置に設けたクラッチ機構を示す拡大
断面図である。
【図7】図6に示すクラッチ機構の拡大側面図である。
【図8】回転処理装置に設けるフィルタ手段の組み付け
状態を説明するための説明図である。
【図9】図8に示すフィルタ手段の断面図である。
【図10】回転処理装置の軸受機構を示す拡大断面図で
ある。
【図11】回転処理装置に設けた気体排気容器を示す一
部破断斜視図である。
【図12】回転処理装置の軸受機構の他の例を示す拡大
断面図である。
【図13】従来の回転処理装置の一例を示す断面図であ
る。
【図14】図13に示す装置の側断面図である。
【符号の説明】
44 ウエハ乾燥装置(回転処理装置) 50 筺体 52 被処理体保持機構 54 気体導入口 56 フィルタ手段 60 軸受 62 磁性流体シール部材 66 フィルタ 68 被液防止手段 70A、70B、70C、70D パンチング板 82 下部支持部材 84 上部支持部材 86 開閉アーム 92 回転軸 110 開閉用中心軸 132、134 クラッチ機構 180 ラビリンス空間(狭い空間部) 196 気体排気容器 W 半導体ウエハ(被処理体) G 清浄空気(清浄気体)
─────────────────────────────────────────────────────
【手続補正書】
【提出日】平成5年3月10日
【手続補正1】
【補正対象書類名】図面
【補正対象項目名】全図
【補正方法】変更
【補正内容】
【図4】
【図8】
【図9】
【図1】
【図2】
【図3】
【図11】
【図13】
【図5】
【図6】
【図7】
【図10】
【図12】
【図14】

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 軸受に回転自在に支持された回転軸に取
    り付けられ、処理液の付着した被処理体の保持された被
    処理体保持機構を筐体内で回転させつつ前記被処理体を
    処理する回転処理装置において、前記回転軸に前記筐体
    内をシールするために磁性流体シール部材を形成すると
    共に前記回転軸を支持する軸受及び前記磁性流体シール
    部材よりも筐体側に狭い空間部を形成し、前記空間部に
    清浄気体を供給するように構成したことを特徴とする回
    転処理装置。
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