JPH0529924U - たばこ包装用の段ボールケース - Google Patents

たばこ包装用の段ボールケース

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JPH0529924U
JPH0529924U JP7842991U JP7842991U JPH0529924U JP H0529924 U JPH0529924 U JP H0529924U JP 7842991 U JP7842991 U JP 7842991U JP 7842991 U JP7842991 U JP 7842991U JP H0529924 U JPH0529924 U JP H0529924U
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cutting
case
lines
line
cutting lines
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JP7842991U
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Inventor
光正 上田
Original Assignee
光正 上田
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 段ボールケースを中央で切断して、2個に分
割して開封する。 【構成】 段ボールケースからなるケース本体10に、
ケース本体10を一周する一対の切断線11、11と、
連結線11bとを設ける。切断線11、11の間の切断
帯12は、連結線11bを始点として帯状に取り除くこ
とができるから、段ボールケースを簡単に2分割するこ
とができる。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
この考案は、中央部で切断して2個に分割し、開封することができる包装用の 段ボールケース、特に、たばこ包装用の段ボールケースに関する。
【0002】
【従来の技術】
多くの銘柄の紙巻きたばこ(以下、単にたばこという)は、20本入りのソフ トパックを10個単位に中間包装して1カートンとし、50カートン1万本を段 ボールケース詰めにして工場出荷される。
【0003】 このとき使用される段ボールケースは、天面と底面と両側面とを閉じ、左右の つま面にフラップを設けた専用のケースであって、5×5=25(カートン)の たばこを一方のつま面から2回に分けて収納し、フラップを閉じて包装を完了す る。
【0004】 かかる段ボールケースは、50カートン入りであるから、取引単位として1ケ ースの量が過大である上、中のたばこを取り出す際には、一方のつま面のフラッ プを手でこじ開けて開封しなければならないので、フラップを接着する接着材を 弱くしなければならず、段ボールケースを積み重ねたときにフラップがはがれ、 胴ぶくれとなることが少なくなかった。
【0005】 そこで、両面段ボールにより製箱された段ボールケースの中央部に、一対の平 行な切断線を形成したものが知られている。このときの切断線は、表側のライナ を残し、中芯紙と内側のライナとに連続的な切込み線を設けるものであって、切 断線の間を帯状に破断して取り除くことにより、段ボールケースを容易に2個に 分割することができるから、取引単位をカートン単位にし、また、必要十分な強 度にフラップを接着することが可能である。
【0006】
【考案が解決しようとする課題】
かかる従来技術によるときは、中芯紙と内側のライナとに連続的な切込み線を 設けることにより、段ボールケースは、表側のライナのみによって連結されてい ることになり、切断線の部分が非常に弱くなるので、カートンのケース詰め作業 がし難くなったり、中のたばこが変形したりするという問題が避けられなかった 。すなわち、段ボールケースは、輸送時や製箱作業中に切断線に沿って折れ曲が るため、その部分に段差が発生し、製箱後にカートンを挿入するとき、その段差 が障害になって挿入がし難くなり、また、ケース詰め後の段ボールケースを積み 重ねたとき、全体が変形し、中のたばこをつぶしてしまうことがあるからである 。
【0007】 そこで、この考案の目的は、かかる従来技術の問題に鑑み、連続的な切込み線 による切断線に代えて、断続的な切断線を設けることにより、容易に段ボールケ ースを2個に分割することができ、しかも、切断線の部分の強度が十分高く、作 業上や品質上の問題が全くないたばこ包装用の段ボールケースを提供することに ある。
【0008】
【課題を解決するための手段】
かかる目的を達成するためのこの考案の構成は、天面と底面と両側面とを閉じ 、両つま面にフラップを有するケース本体に対し、ケース本体を一周する一対の 断続的な切断線を設け、切断線は、ケース本体の長手方向の中央部に互いに平行 に形成し、少なくとも1箇所に破断用の連結線を備えることをその要旨とする。
【0009】 なお、切断線は、それぞれの切込み線を互い違いに形成することができ、また 、波形の切込み線によって形成することもできる。
【0010】
【作用】
この構成によるときは、一対の切断線は、その間を帯状に取り除く際の破断線 となり、容易に段ボールケースを2個に分割することができる。なお、このとき 、連結線の部分は、その一方の側を手指で押し破ることにより、他方の側を引き 出し端としてめくり起こすことができる。また、切断線は、その間隔を適当にし て、帯状に取り除く部分(以下、切断帯という)の幅を適切にし、さらに、各切 断線を構成する切込み線の長さと間隔とを適切に設定することにより、切断帯が 千切れることなく、断ボールケースを円滑に2分割することができ、しかも、段 ボールケースの強度を高く維持することが可能である。
【0011】 切断線の切込み線を互い違いにするときは、切断帯を取り除く際に、切断帯の 両側が交互に破断するので、切断帯にかかる力が小さくて済み、段ボールケース を構成する段ボールの各ライナの繊維方向が切断線と直交する方向であっても、 切断帯が途中で千切れてしまうようなことがない。
【0012】 また、切断線の切込み線を波形に形成すれば、その切り口の当りが軟らかくな るので、開封の際に、切り口による手指のけがを防止することができる。
【0013】
【実施例】
以下、図面を以って実施例を説明する。
【0014】 たばこ包装用の段ボールケース(以下、段ボールケースという)は、ケース本 体10の中央部に一対の切断線11、11を形成してなる(図1)。
【0015】 ケース本体10は、天面10aと両側面10b、10bと底面10cとを閉じ 、両つま面10d、10dに、それぞれフラップ10d1 、10d1 、10d2 、10d2 を形成してなる。ただし、図1においては、一方のつま面10dは、 図示しないフラップを閉じた状態を図示し、他方のつま面10dは、それを形成 するフラップ10d1 、10d1 、10d2 、10d2 を開いた状態を図示する ものとする。なお、ケース本体10は、両側面10b、10bにおいて、段の方 向が上下方向となるような1枚の両面段ボールによって形成されているものとす る。
【0016】 切断線11、11は、ケース本体10の長手方向の中央部に、互いに平行に、 ケース本体10を一周するようにして形成されている。
【0017】 各切断線11は、間隔ΔLを介し、長さLの切込み線11a、11a…を直線 的に配列して構成されている(図2)。また、切断線11、11は、間隔dを隔 てて形成されており、さらに、それぞれの切込み線11a、11a…は、互いに ほぼ半ピッチずつ違えることにより、互い違いに配置されている。なお、各切込 み線11aは、ケース本体10の外側から内側にまで貫通しているものとする。 また、切断線11、11の方向は、ケース本体10を形成する段ボールの段と平 行な方向になっている。
【0018】 切断線11、11は、その全長の少なくとも1箇所に、破断用の連結線11b を備えている(図1、図2)。連結線11bは、切断線11、11に属する切込 み線11a、11aを連結する切込み線であって、切込み線11a、11aと同 様に、ケース本体10を形成する段ボールの外側から内側にまで貫通しているも のとする。
【0019】 段ボールケースは、一方のつま面10dを閉じ、他方のつま面10dから、た ばこ10個入りのカートンTを25カートンづつ、2列にして合計50カートン を挿入するものとし(図1)、その後、フラップ10d1 、10d1 、10d2 、10d2 を閉じて、包装を完了する。なお、フラップ10d1 、10d1 、1 0d2 、10d2 は、接着材により、十分な強度に接着する。他方のつま面10 dについても同様である。
【0020】 かかる段ボールケースを開封するときは、連結線11bの一方の側を手指で下 方に押し破るようにして力を加える(図2の矢印A方向)。これにより、切断線 11、11の間に形成されている切断帯12は、連結線11bを先端としてケー ス本体10の内側に向けて押し下げられるから(同図の二点鎖線)、つづいて、 連結線11bの反端側の先端をつまんで上方に引き上げれば(同図の矢印B方向 )、切断帯12は、切断線11、11に沿って、連続的に、ケース本体10から 取り除くことがてきる。なお、このときの、各切断線11は、切込み線11a、 11a…の間隔ΔLの部分が交互に破断することにより、切断帯12の除去に要 する力を小さくすることができ、したがって、切断帯12が途中で千切れてしま うようなことはない。
【0021】 このようにして、連結線11bを始点として、ケース本体10の全周に亘って 切断帯12を除去すれば、ケース本体10は、切断線11、11を介して長手方 向に2分割することができ、その双方の部分には、25カートンずつのたばこが 収納されている。
【0022】 以上の説明において、各切断線11を構成する切込み線11a、11a…の長 さL、間隔ΔLは、ケース本体10の全体強度に大きな影響を及ぼす。また、切 断線11、11の間隔dは、切断帯12の幅に一致するので、大き過ぎるときは 、切断帯12が剛くなり、除去作業が円滑でなくなる一方、小さ過ぎると、切断 帯12が弱くなり、途中で千切れるおそれがある。そこで、間隔ΔLは、5〜1 0mm程度とし、長さLは、間隔ΔLの5〜10倍程度とするのがよく、また、間 隔dは、1〜3cm程度にするのが最も適当である。
【0023】 また、連結線11bは、一般に、切断線11、11の全長について1箇所に設 ければ十分であるが、たとえば、ケース本体10の天面10aと底面10cとに 設ければ、そのいずれの側からでも切断帯12の除去作業を開始することができ る。
【0024】
【他の実施例】
切込み線11a、11a…と連結線11bとは、それぞれ波形に形成してもよ い(図3)。切込み線11a、11a…等の切り口が手指等に軟らかく当たるの で、切断帯12を除去する際に、手指等を切ったりするおそれがない。なお、波 形は、図示に拘らず、各頂部が円弧からなるものとすれば、安全性を一層高める ことができる。
【0025】
【考案の効果】
以上説明したように、この考案によれば、ケース本体の中央部に、ケース本体 を一周する一対の切断線を断続的に設けることにより、切断線の間に形成される 切断帯は、容易に取り除くことができるから、全体を簡単に2個に分割すること ができ、しかも、切断線の部分は、切断線を構成する切込み線の長さ、間隔等を 適切に選定することにより、十分な強度を維持することができるから、作業上や 品質上の問題を一掃することができるという優れた効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】 全体構成斜視説明図
【図2】 要部斜視説明図
【図3】 他の実施例を示す要部平面図
【符号の説明】
10…ケース本体 10a…天面 10b…側面 10c…底面 10d…つま面 10d1 、10d2 …フラップ 11…切断線 11a…切込み線 11b…連結線

Claims (3)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 天面と底面と両側面とを閉じ、両つま面
    にフラップを有するケース本体に対し、該ケース本体を
    一周する一対の断続的な切断線を設け、該切断線は、前
    記ケース本体の長手方向の中央部に互いに平行に形成
    し、少なくとも1箇所に破断用の連結線を備えることを
    特徴とするたばこ包装用の段ボールケース。
  2. 【請求項2】 前記切断線は、それぞれの切込み線を互
    い違いに形成することを特徴とする請求項1記載のたば
    こ包装用の段ボールケース。
  3. 【請求項3】 前記切断線は、波形の切込み線によって
    形成することを特徴とする請求項1または請求項2記載
    のたばこ包装用の段ボールケース。
JP7842991U 1991-09-27 1991-09-27 たばこ包装用の段ボールケース Pending JPH0529924U (ja)

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JP7842991U JPH0529924U (ja) 1991-09-27 1991-09-27 たばこ包装用の段ボールケース

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP5948463B1 (ja) * 2015-05-29 2016-07-06 大王パッケージ株式会社 箱用シート

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
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