JPH0529906U - 熱可塑性可撓材末端の溶融処理装置 - Google Patents

熱可塑性可撓材末端の溶融処理装置

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JPH0529906U
JPH0529906U JP8629691U JP8629691U JPH0529906U JP H0529906 U JPH0529906 U JP H0529906U JP 8629691 U JP8629691 U JP 8629691U JP 8629691 U JP8629691 U JP 8629691U JP H0529906 U JPH0529906 U JP H0529906U
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JP
Japan
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flexible material
processed
thermoplastic
melting
cutting
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Application number
JP8629691U
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Inventor
喜久 荻野
Original Assignee
シンポ工業株式会社
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 処理時間の短縮、仕上がり品質の向上、処理
工程の自動化、熟練の不要化、処理コストの低減、作業
環境の向上及び火災の防止を可能にし、さらに処理工程
を効率化して生産性を向上させる熱可塑性可撓材末端の
溶融処理装置を提供する。 【構成】 長さ方向に間欠的に移送される、少なくとも
径方向に変形可能な熱可塑性可撓材1をその被処理部4
の両端において挟圧支持する一対の支持部材2と、挟圧
支持された可撓材1の被処理部4側面に沿って設けられ
ると共に該被処理部4を超音波振動により溶融する加振
部材5と、挟圧支持された可撓材1の被処理部4側面に
沿って設けられると共に該被処理部4をその溶融中又は
溶融後に切断する切断刃8(切断部材)とから構成され
る。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
本考案は、少なくとも径方向に変形可能な熱可塑性可撓材、例えば薄膜体、網 目体、編織体、多条引き揃え体等からなる中空又は中実の熱可塑性可撓材の末端 に結束部や補強部等を効率的に形成するための溶融処理装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
熱可塑性可撓材末端の溶融処理装置として、従来、処理すべき可撓材末端をプ ロパンガスその他の可燃性ガスの燃焼や電気抵抗による発熱を利用した温熱ヒー タの熱板に押圧させていたが、この装置では、可撓材末端がその末尾より徐々に 加熱、溶融されるので処理時間の短縮が困難であること、仕上がり状態が温熱ヒ ータの温度及び可撓材末端の加熱時間並びに押圧力等の処理条件に左右され易く 、良好且つ安定な仕上がり品質を得るために処理条件の設定や処理操作に高度の 熟練を要すると共に処理工程の自動化が困難であること、温熱ヒータの放熱量が 大きく、エネルギーの多量消費により処理コストの増大を招くと共に夏期には室 温を上昇させて作業環境を悪化させること、及び可燃性ガスを熱源とする温熱ヒ ータを用いる場合は可燃性の可撓材が着火して火災を起こし易いこと等の問題点 があった。
【0003】 また、前記溶融処理装置では、可撓材末端ごとに前記溶融処理を施すことから 、処理量が多い場合は処理工程に多くの時間を必要とした。
【0004】
【考案が解決しようとする課題】
従って、本考案の課題は、処理時間の短縮、仕上がり品質の向上、処理工程の 自動化、熟練の不要化、処理コストの低減、作業環境の向上及び火災の防止を可 能にする熱可塑性可撓材末端の溶融処理装置を提供することにある。
【0005】 また、本考案の別の課題は、処理工程を効率化して生産性を向上させる熱可塑 性可撓材末端の溶融処理装置を提供することにある。
【0006】
【課題を解決するための手段】
本考案に係る熱可塑性可撓材末端の溶融処理装置は、長さ方向に間欠的に移送 される、少なくとも径方向に変形可能な熱可塑性可撓材をその被処理部の両端に おいて挟圧支持する一対の支持部材と、挟圧支持された可撓材の被処理部側面に 沿って設けられると共に該被処理部を超音波振動により溶融する加振部材と、挟 圧支持された可撓材の被処理部側面に沿って設けられると共に該被処理部をその 溶融中又は溶融後に切断する切断部材とからなるものである。
【0007】
【作用】
長さ方向に間欠的に移送される熱可塑性可撓材の各被処理部は、可撓材の一時 停止中に、両端を支持部材に挟圧支持されると共に加振部材により超音波振動を 与えられて瞬時に溶融し、その溶融中又は溶融後に切断部材により切断され、前 後に分断された各可撓材末端に結束部等が形成される。
【0008】 超音波振動による溶融は、従来の温熱ヒータの場合に比べて処理条件の設定が 容易であり、消費エネルギーが少なく、処理時間も格段に短縮され、しかも火災 の防止に寄与する。
【0009】
【実施例】
以下、本考案を実施例に基づいて具体的に説明する。 本考案の実施例に係る熱可塑性可撓材末端の溶融処理装置の溶融処理前におけ る斜視図である図1において、筒状の熱可塑性可撓材1が材料供給装置(図示し ない)により長さ方向に間欠的に定寸移送され、その垂直走行路上の可撓材1の 上下位置に支持部材2が設けられる。各支持部材2は、端面にV型溝を有する一 対の挟持体3を両端面のV型溝が段違いで対向しつつ絞り口を形成する配置で接 離可能に設けてなり、一時停止中の可撓材1は上下の支持部材2で挟圧支持され ると共に両支持部材2に挟まれた垂直部分が被処理部4として溶融処理に供され る。
【0010】 可撓材1の被処理部4側面に沿って加振部材5が前記支持部材2と直角をなす 配置で設けられ、該加振部材5は、端面に成形溝6を有する一対の型体7を両端 面の成形溝6が可撓材1の被処理部4側面を挟んで対向する配置で接離可能に設 けてなり、少なくとも一方の型体7が超音波振動発生源(図示しない)に連結さ れる。
【0011】 可撓材1の被処理部4側面に対して移動可能に切断部材としての切断刃8が前 記型体7と直角をなす配置で且つそれらと同じ高さで設けられ、図1における加 振部材の端面構造を示す斜視図である図3(便宜上、両型体の端面が同一方向に 向いた状態で図示する)に明確に示すように、各型体7端面に前記切断刃8を案 内する案内溝9がその移動方向に成形溝6と交差するように穿設される。
【0012】 前記構成において、本考案の実施例に係る熱可塑性可撓材末端の溶融処理装置 の溶融処理中における斜視図である図2に示すように、両型体7を互いに接近方 向に移動させ、両成形溝6により可撓材1の被処理部4側面を挟圧支持させると 共に一方又は両方の型体7により可撓材1に超音波振動を与えると、被処理部4 は瞬時に溶融して閉塞される。なお、少なくとも一方の型体7端面の成形溝6を 挟む縁部にゴムその他からなる弾性体(図示しない)を敷設すると、可撓材1の 被処理部4が両型体7の成形溝6に挟圧されても、両型体7の縁部間に該弾性体 が介在するので両型体7の直接的接触による振動異音の発生が抑制される。
【0013】 前記溶融工程に続いて、切断刃8を可撓材1の被処理部4側面方向に駆動して 両型体7の案内溝9を通過させると、先に溶融された被処理部4は中間で切断さ れ、上下に分断された各可撓材1末端に結束部が同時に形成される。
【0014】 本考案では、前記切断刃8の代わりに他の切断部材を使用してもよい。例えば 、本考案の他の実施例における加振部材の端面構造を示す斜視図である図4(便 宜上、両型体の端面が同一方向に向いた状態で図示する)において、超音波振動 を発生する一方の型体7端面に切断部材としての溶断刃10が可撓材1の被処理 部4側面と対向して突設され、超音波振動を発生する又は発生しない他方の型体 7に前記溶断刃10を案内する案内溝11が穿設される。
【0015】 この場合、前記と同様に両型体7を互いに接近方向に移動させ、両成形溝6に より可撓材1の被処理部4側面を挟持させると共に少なくとも溶断刃10を備え た型体7により可撓材1に超音波振動を与えると、被処理部4は瞬時に溶融して 閉塞され、対向する案内溝11に向って移動する溶断刃10により中間で溶融切 断され、上下に分断された各可撓材1末端に結束部が同時に形成される。
【0016】 前記の両実施例において、可撓材1の間欠移送と連動して前記溶融及び切断を 繰り返すことにより、両方の末端が結束された可撓材1が順次生産されるが、こ れらの可撓材1は中間部を切断することにより内容物の充填が可能になる。また 、前記溶融及び切断と並行して可撓材1をその被処理部4から定寸移送長さの半 分だけ前又は後の位置において切断することにより、一方の末端のみが結束され た可撓材1が順次生産されることになる。さらに、可撓材1を蛇腹状に手繰り込 んだ状態で準備し、その開口部から一定量の内容物を投入すると共に前記溶融及 び切断を行うことにより、両方の末端が結束された可撓材1が内容物を充填した 状態で順次得られる。
【0017】
【考案の効果】
以上のように、請求項1の熱可塑性可撓材末端の溶融処理装置では、溶融手段 として超音波振動を利用するので、処理時間の短縮、仕上がり品質の向上、処理 工程の自動化、熟練の不要化、処理コストの低減、作業環境の向上及び火災の防 止が可能であり、さらに可撓材の被処理部をその溶融中又は溶融後に切断するの で、一度の溶融処理により2個所の可撓材末端に同時に結束部等を形成でき、生 産性が向上する。
【0018】 請求項2の熱可塑性可撓材末端の溶融処理装置では、可撓材の被処理部が、両 型体の成形溝に挟圧支持された状態で超音波振動に供されるので、溶融が効果的 に行われ、可撓材の各末端に前記成形溝の形状に応じた結束部等が得られる。
【0019】 請求項3の熱可塑性可撓材末端の溶融処理装置では、可撓材の被処理部が、両 型体の成形溝に挟圧支持された状態で、各型体の案内溝又は孔に案内された切断 刃により切断されるので、切断のための独立した可撓材の挟圧機構が不要であり 、被処理部の分断が円滑且つ確実に行われる。
【0020】 請求項4の熱可塑性可撓材末端の溶融処理装置では、可撓材の被処理部が、両 型体の成形溝に挟圧支持されると共に溶融処理される過程で、超音波振動を生じ る型体上の溶断刃により溶融切断されるので、切断のための独立した可撓材の挟 圧機構や切断部材の駆動機構が不要であり、溶融と切断とが同時に行われて工程 が簡略化されると共に被処理部の分断が円滑且つ確実に行われる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案の実施例に係る熱可塑性可撓材末端の溶
融処理装置の溶融処理前における斜視図である。
【図2】本考案の実施例に係る熱可塑性可撓材末端の溶
融処理装置の溶融処理中における斜視図である。
【図3】図1における加振部材の端面構造を示す斜視図
である。
【図4】本考案の他の実施例における加振部材の端面構
造を示す斜視図である。
【符号の説明】
1 可撓材 2 支持部材 4 被処理部 5 加振部材 8 切断刃

Claims (4)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 長さ方向に間欠的に移送される、少なく
    とも径方向に変形可能な熱可塑性可撓材をその被処理部
    の両端において挟圧支持する一対の支持部材と、挟圧支
    持された可撓材の被処理部側面に沿って設けられると共
    に該被処理部を超音波振動により溶融する加振部材と、
    挟圧支持された可撓材の被処理部側面に沿って設けられ
    ると共に該被処理部をその溶融中又は溶融後に切断する
    切断部材とからなる熱可塑性可撓材末端の溶融処理装
    置。
  2. 【請求項2】 加振部材が端面に成形溝を有する一対の
    型体を両端面の成形溝が可撓材の被処理部側面を挟んで
    対向する配置で接離可能に設けてなり、少なくとも一方
    の型体が超音波振動を発生するものである、請求項1の
    熱可塑性可撓材末端の溶融処理装置。
  3. 【請求項3】 切断部材が可撓材の被処理部側面に対し
    て移動可能に配置された切断刃からなり、各型体に前記
    切断刃を案内する案内溝又は孔が穿設された、請求項2
    の熱可塑性可撓材末端の溶融処理装置。
  4. 【請求項4】 切断部材が超音波振動を発生する一方の
    型体端面に可撓材の被処理部側面と対向して突設された
    溶断刃からなり、他方の型体に前記溶断刃を案内する案
    内溝が穿設された、請求項2の熱可塑性可撓材末端の溶
    融処理装置。
JP8629691U 1991-09-25 1991-09-25 熱可塑性可撓材末端の溶融処理装置 Pending JPH0529906U (ja)

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2001233309A (ja) * 2000-02-23 2001-08-28 Shikoku Kakoki Co Ltd 超音波シール装置

Cited By (2)

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JP2001233309A (ja) * 2000-02-23 2001-08-28 Shikoku Kakoki Co Ltd 超音波シール装置
JP4603122B2 (ja) * 2000-02-23 2010-12-22 四国化工機株式会社 超音波シール装置

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