JPH05299053A - 液体クロマトグラフ質量分析装置 - Google Patents

液体クロマトグラフ質量分析装置

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JPH05299053A
JPH05299053A JP4130028A JP13002892A JPH05299053A JP H05299053 A JPH05299053 A JP H05299053A JP 4130028 A JP4130028 A JP 4130028A JP 13002892 A JP13002892 A JP 13002892A JP H05299053 A JPH05299053 A JP H05299053A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
pipe
splitter
resistance
ion source
sample liquid
Prior art date
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Withdrawn
Application number
JP4130028A
Other languages
English (en)
Inventor
Tatsuji Kobayashi
達次 小林
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Jeol Ltd
Original Assignee
Jeol Ltd
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Filing date
Publication date
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Publication of JPH05299053A publication Critical patent/JPH05299053A/ja
Withdrawn legal-status Critical Current

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    • GPHYSICS
    • G01MEASURING; TESTING
    • G01NINVESTIGATING OR ANALYSING MATERIALS BY DETERMINING THEIR CHEMICAL OR PHYSICAL PROPERTIES
    • G01N30/00Investigating or analysing materials by separation into components using adsorption, absorption or similar phenomena or using ion-exchange, e.g. chromatography or field flow fractionation
    • G01N30/02Column chromatography
    • G01N30/04Preparation or injection of sample to be analysed
    • G01N30/06Preparation
    • G01N30/10Preparation using a splitter

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  • Other Investigation Or Analysis Of Materials By Electrical Means (AREA)
  • Electron Tubes For Measurement (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 空圧スプリッタを備えた液体クロマトグラフ
質量分析装置において、移動相の粘性が変化した場合に
おいてもイオン源に導入される試料液の流量を一定にす
ることのできる装置を提供する。 【構成】 このグラジェントコントローラ18によって
所定の混合比に調整された移動相は分離カラム1,導入
管3を介してイオン源へ供給される。導入管3には排出
管5が接続されており、余剰試料液は排出管5によって
分割されて排出される。排出管5には、切換コック22
a,22bおよびその間に抵抗管24a、24b,配管
23が設けられており、切換コックにより排出管5に抵
抗管24a,24b又は配管23を選択的に接続でき、
配管23を用いた空圧スプリッタとしての動作と、抵抗
管を用いた流路抵抗に基づくスプリッタとしての動作を
させることができる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、液体クロマトグラフで
分離された試料液をイオン源内に導入してイオン化する
方式の質量分析装置に関する。
【0002】
【従来の技術】図1は空圧スプリッタを用いた液体クロ
マトグラフ質量分析装置の一例であり、図中20は、移
動相とインジェクタ19で導入される試料液を分離カラ
ム1を介して多孔性部材に移送するための送液ポンプで
ある。分離カラム1には導入管3が接続されており、分
離カラム1で分離された試料液は導入管3を介してイオ
ン化室内2へと移相される。イオン化室2の側壁に接続
された導入管3の外側には絶縁パイプ13が同心状に配
置されている。また、導入管3と絶縁パイプ13の間に
はシール部材14が挿入され、絶縁パイプ13の尾部に
わたってシールされている。イオン化室2内に配置され
る絶縁パイプ13の先端部には多孔性部材が取り付けら
れている。8はイオン化室2の上部に設けられた電子の
入射口であり、フィラメント7から発生される電子が入
射口8を通ってイオン化室内に導入される。その後、電
子は、イオン化室2の下部に設けられた出射口9を介し
て捕集電極10へ到達する。この時、イオン化室2内に
導入された電子は前記多孔性部材4から滲出する試料液
を電子衝撃によってイオン化し、イオン化によって生成
された試料イオンは出口11から取出される。その後、
試料イオンはスリット電極12によって加速および集束
を受けて、質量分析系へと送られる。5はイオン化室2
内に導入される試料液のうち余剰試料液を排出するため
に導入管3に接続された排出管であり、導入管3から取
出される余剰試料液を排出している。また、排出管5に
は送気管15が接続され、ガスボンベ16からのガスが
定圧弁17を介して排出管5内へ供給される。6は排出
管5の末端に設けられた排出弁である。
【0003】このような構成において、例えば、分離カ
ラム1から導入管3を介して1000μl/min の流量
で試料液が送られると、その内の5μl/min が多孔性
部材4に、995μl/min が排出管5へとスプリット
される。一方、排出管5には送気管15を介して100
cc/min 程度の流量で一定圧力のガス(窒素ガスな
ど)が混入されており、このガスは余剰試料液と共に排
出弁6を介して排出される。このように排出管に定圧の
ガスを混入させることにより、送液ポンプによって発生
する脈流などの流量変動をガスの容積変化により吸収し
てしまうことができる。これにより、試料液に印加され
る圧力は一定に保たれ、多孔性部材4から滲出する試料
液は一定に保たれる。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】このように、空圧スプ
リッタを用いると、液体クロマトグラフの流量変化があ
っても、一定量をイオン源側へ送ることができるが、空
圧スプリッタは移動相の粘性変化に弱く、例えば、粘性
の異なる2種類の移動相の混合比を連続的に変化させる
グラジェント測定を行った場合、移動相の粘性変化によ
って多孔性部材から滲出する試料液の流出量が変化して
しまう。
【0005】そこで本発明はかかる問題点に鑑みてなさ
れたものであり、移動相の粘性が変化した場合において
もイオン源に導入される試料液の流量を一定にすること
のできる装置を提供することを目的とするものである。
【0006】
【課題を解決するための手段】この目的を達成するた
め、本発明は、イオン源と、液体クロマトグラフと、該
液体クロマトグラフで分離された試料液を前記イオン源
内に導入するための導入管と、余剰試料液を排出するた
めに前記導入管に接続されるスプリッタと、該スプリッ
タから取出された余剰試料を排出する排出流路に一定圧
力のガスを供給し、該流路に一定圧力を印加する手段と
からなる装置において、前記排出流路の一定圧力のガス
が供給される部分の流路またはその上流側の流路を抵抗
管つき流路と切り換える切換手段を設けたことを特徴と
するものである。
【0007】
【作用】本発明では、排出流路の一定圧力のガスが供給
される部分の流路またはその上流側の流路を抵抗管と切
り換える切換手段を設けたことにより、空圧スプリッタ
として使用するモードと、抵抗管式スプリッタとして使
用するモードの2つのモードに切り換えることが可能で
あり、グラジェント測定を行う場合には、移動相の粘性
変化に強い抵抗管式スプリッタモードを選択することが
できる。
【0008】
【実施例】以下、本発明の実施例を図面に基づいて説明
する。
【0009】図2において、図1と同一番号のものは同
一構成要素を示す。図中、18は予め設定されたプログ
ラムに応じて粘性の異なる2種類の移動相の混合比を連
続的に変化させるグラジェントコントローラである。こ
のグラジェントコントローラ18によって所定の混合比
に調整された移動相は分離カラム1を介して導入管3へ
送られた後、イオン化室2内に設けられた多孔性部材4
に供給される。この分離カラム1に接続された導入管3
には排出管5が接続されており、イオン化室2内に導入
される試料液の量を超える余剰試料液は排出管5によっ
て分割されて排出される。この排出管5には、切換コッ
ク22a,22bおよびその間に接続された抵抗管24
a、24b,配管23が取り付けられている。
【0010】かかる構成において、グラジェント測定で
はなく一定の移動相で測定を行う場合、切換コック22
a,22bは図2において実線で示すように配管23側
に切り換えられる。この配管23の流路抵抗は抵抗管2
4a,24bに比べて十分に小さくされており、この配
管23を使用すれば図1と全く同様に空圧スプリッタと
して動作する。
【0011】一方、グラジェントコントローラ18によ
って移動相の混合比を変化させてグラジェント測定を行
う場合、切換コック22a,22bは抵抗管24aまた
は24b側へ、例えば図2において破線で示すように抵
抗管24a側に切り換えられる。これにより、余剰試料
液は、排出管5及び抵抗管24aを介して排出される。
この時、定圧弁17を閉じることにより、排出管へのガ
スの供給は停止される。このようにすれば、液体クロマ
トグラフからの試料液はイオン源側の流路抵抗と排出管
5側の流路抵抗の比に応じてスプリットされ、流路抵抗
に基づくスプリッタとして動作する。この流路抵抗に基
づくスプリッタは、圧力変動があってもイオン源側に定
流量での送液を行えるという空圧スプリッタの特性はな
いが、試料液の粘性が変化しても流量が一定であるかぎ
り分割比が変わらないため、イオン源側に定流量での送
液ができる。
【0012】分離カラムは、通常1000μl/min ,
500μl/min 等の条件下で使用されるため、カラム
条件(流量)に合った抵抗管を切換コックで選択して使
用すれば良い。例えば、抵抗管24a,24bは夫々5
00μl/min ,1000μl/min 用で、各流量にお
いてイオン源側に常に一定量の送液ができるように抵抗
が選定されている。
【0013】なお、ミクロカラム等による100μl/
min 以下の流量条件では、流路抵抗に基づくスプリット
ができにくいため、配管23を用いて空圧スプリッタと
して動作させることが好ましい。
【0014】また、上記実施例では、抵抗管を使用した
場合定圧弁17を閉じたが、定圧弁17を開いて適当な
圧力のガスを流路に導入することにより、スプリット比
を連続的に調節できるため、その導入ガス圧を調節すれ
ばイオン源への試料液の導入量を最適な状態に設定でき
る。
【0015】また、さらに多数の抵抗管を設けて切り換
えて使用できるようにすれば、さらに多数の異なった流
量の分離カラムに対応することができる。
【0016】また、切換コック22a,22bのどちら
か一方はすべての配管を単に集合的に接続する構造に置
き換えても良い。
【0017】図3は本発明の他の実施例の要部を示す概
略図である。本実施例では、一定圧力のガスを導入する
構成が配管23に接続されており、この様にしても空圧
スプリッタとしての動作と抵抗管を用いた流路抵抗に基
づくスプリッタとしての動作を選択的に行わせることが
できる。ただし、この実施例では抵抗管を使用した時に
流路へガスを導入することはできない。
【0018】
【発明の効果】以上詳述したように、本発明によれば、
空圧スプリッタとしての動作と、流路抵抗に基づくスプ
リッタとしての動作を切り換えて行うことのできる液体
クロマトグラフ質量分析装置が提供されるため、グラジ
ェント測定を行う場合であってもグラジェント測定では
ない通常の測定を行う場合であっても、イオン源側へ定
量送液を行うことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】従来例を説明するための図である。
【図2】本発明の一実施例を示す図である。
【図3】本発明の他の実施例の要部を示す概略図であ
る。
【符号の説明】
22a、22b 切換コック 23 配管 24a、24b 抵抗管

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 イオン源と、液体クロマトグラフと、該
    液体クロマトグラフで分離された試料液を前記イオン源
    内に導入するための導入管と、余剰試料液を排出するた
    めに前記導入管に接続されるスプリッタと、該スプリッ
    タから取出された余剰試料を排出する排出流路に一定圧
    力のガスを供給し、該流路に一定圧力を印加する手段と
    からなる装置において、前記排出流路の一定圧力のガス
    が供給される部分の流路またはその上流側の流路を抵抗
    管つき流路と切り換える切換手段を設けたことを特徴と
    する液体クロマトグラフ質量分析装置
JP4130028A 1992-04-23 1992-04-23 液体クロマトグラフ質量分析装置 Withdrawn JPH05299053A (ja)

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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
EP1111381A1 (en) * 1999-01-25 2001-06-27 Shimadzu Corporation Liquid chromatograph with fraction collector
JP2006208334A (ja) * 2005-01-31 2006-08-10 Gl Sciences Inc 微小流量の流体制御方法及び抵抗体

Cited By (3)

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JP2006208334A (ja) * 2005-01-31 2006-08-10 Gl Sciences Inc 微小流量の流体制御方法及び抵抗体
JP4643290B2 (ja) * 2005-01-31 2011-03-02 ジーエルサイエンス株式会社 微小流量の流体制御方法及び装置

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Effective date: 19990706