JPH0529886A - 出力回路 - Google Patents
出力回路Info
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- JPH0529886A JPH0529886A JP3179250A JP17925091A JPH0529886A JP H0529886 A JPH0529886 A JP H0529886A JP 3179250 A JP3179250 A JP 3179250A JP 17925091 A JP17925091 A JP 17925091A JP H0529886 A JPH0529886 A JP H0529886A
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- H—ELECTRICITY
- H03—ELECTRONIC CIRCUITRY
- H03K—PULSE TECHNIQUE
- H03K3/00—Circuits for generating electric pulses; Monostable, bistable or multistable circuits
- H03K3/02—Generators characterised by the type of circuit or by the means used for producing pulses
- H03K3/023—Generators characterised by the type of circuit or by the means used for producing pulses by the use of differential amplifiers or comparators, with internal or external positive feedback
- H03K3/0231—Astable circuits
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- Amplifiers (AREA)
- Logic Circuits (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【目的】支線側の負荷電流が変動(オン/オフ)して
も、本線側の出力に電圧変動が発生しないようにするこ
とを目的とする。 【構成】1対の差動トランジスタと、該差動トランジス
タのそれぞれを駆動する一対のエミッタフォロワトラン
ジスタ又はソースフォロワトランジスタと、前記差動ト
ランジスタのそれぞれに流れる電流に比例する2つの電
圧を発生する第1の負荷素子対と、前記エミッタフォロ
ワトランジスタ又はソースフォロワトランジスタのそれ
ぞれに流れる電流に比例する2つの電圧を発生する第2
の負荷素子対とを備え、前記第1の負荷素子対に発生す
る2つの電圧若しくは該2つの電圧に相関する電圧を第
1の出力として取り出し、前記第2の負荷素子対に発生
する2つの電圧若しくは該2つの電圧に相関する電圧を
第2の出力として取り出すことを特徴とする。
も、本線側の出力に電圧変動が発生しないようにするこ
とを目的とする。 【構成】1対の差動トランジスタと、該差動トランジス
タのそれぞれを駆動する一対のエミッタフォロワトラン
ジスタ又はソースフォロワトランジスタと、前記差動ト
ランジスタのそれぞれに流れる電流に比例する2つの電
圧を発生する第1の負荷素子対と、前記エミッタフォロ
ワトランジスタ又はソースフォロワトランジスタのそれ
ぞれに流れる電流に比例する2つの電圧を発生する第2
の負荷素子対とを備え、前記第1の負荷素子対に発生す
る2つの電圧若しくは該2つの電圧に相関する電圧を第
1の出力として取り出し、前記第2の負荷素子対に発生
する2つの電圧若しくは該2つの電圧に相関する電圧を
第2の出力として取り出すことを特徴とする。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、出力回路、例えばリン
グオシレータの増幅器に用いられる出力回路に関する。
一般に、複数の増幅器を多段に連結して構成するリング
オシレータでは、各増幅段の出力を適宜に組み合せるこ
とによって、任意の周波数を生成することができる。
グオシレータの増幅器に用いられる出力回路に関する。
一般に、複数の増幅器を多段に連結して構成するリング
オシレータでは、各増幅段の出力を適宜に組み合せるこ
とによって、任意の周波数を生成することができる。
【0002】
【従来の技術】図6は従来のリングオシレータである。
多段接続された各増幅器G1、G2……G4からの分岐出
力SO1、SO2……SO4をロジック回路G0に取込み(図
の例では3つの分岐出力SO1、SO2、SO4を取込み)、
これらの分岐出力SO1、SO2……SO4を組み合せて、様
々な周期の信号SOUTを生成する。
多段接続された各増幅器G1、G2……G4からの分岐出
力SO1、SO2……SO4をロジック回路G0に取込み(図
の例では3つの分岐出力SO1、SO2、SO4を取込み)、
これらの分岐出力SO1、SO2……SO4を組み合せて、様
々な周期の信号SOUTを生成する。
【0003】ここで、増幅器G1、G2……G4の構成を
説明すると、図7において、Q1、Q 2は相補入力信号
a、b(前段増幅器の出力c、dでもある)のそれぞれ
をエミッタフォロワで取り出す一対のトランジスタ、Q
3、Q4はこのトランジスタQ1、Q2によって駆動される
差動トランジスタである。差動トランジスタQ3、Q4を
流れる各コレクタ電流IC3、IC4は、常にIC3+IC4=
I10となるように定電流源10によって規制されており
(但しI10は定電流源10を流れる電流)、I C3によっ
て発生する負荷抵抗R3の電圧降下ER3及びIC4によっ
て発生するR4の電圧降下ER4がノードN3及びN4から
それぞれ第1の出力c、dとして取り出され、次段の増
幅器に与えられている。第1の出力c、dはそれぞれ次
式で求められる。
説明すると、図7において、Q1、Q 2は相補入力信号
a、b(前段増幅器の出力c、dでもある)のそれぞれ
をエミッタフォロワで取り出す一対のトランジスタ、Q
3、Q4はこのトランジスタQ1、Q2によって駆動される
差動トランジスタである。差動トランジスタQ3、Q4を
流れる各コレクタ電流IC3、IC4は、常にIC3+IC4=
I10となるように定電流源10によって規制されており
(但しI10は定電流源10を流れる電流)、I C3によっ
て発生する負荷抵抗R3の電圧降下ER3及びIC4によっ
て発生するR4の電圧降下ER4がノードN3及びN4から
それぞれ第1の出力c、dとして取り出され、次段の増
幅器に与えられている。第1の出力c、dはそれぞれ次
式で求められる。
【0004】
c=VCC−ER3=VCC−(IC3+IL1c)R3……
d=VCC−ER4=VCC−(IC4+IL1d)R4……
ここに、IL1c、IL1dは次段増幅器の入力インピーダン
スに流れ込む負荷電流(以下、本線側負荷電流)であ
る。一方、ノードN3、N4からは前記ロジック回路G0
に与えるための第2の出力e、fも取り出されており、
第2の出力e、fは次式で求められる。
スに流れ込む負荷電流(以下、本線側負荷電流)であ
る。一方、ノードN3、N4からは前記ロジック回路G0
に与えるための第2の出力e、fも取り出されており、
第2の出力e、fは次式で求められる。
【0005】
e=VCC−ER3=VCC−(IC3+IL2e)R3……
f=VCC−ER4=VCC−(IC4+IL2f)R4……
ここに、IL2e、IL2fはロジック回路G0の入力インピ
ーダンスに流れ込む負荷電流(以下、支線側負荷電流)
である。すなわち、抵抗R3に流れる電流の合計は{I
C3+IL1c+IL2e}になり、また、抵抗R4に流れる電
流の合計は{IC4+IL1d+IL2f}になる。
ーダンスに流れ込む負荷電流(以下、支線側負荷電流)
である。すなわち、抵抗R3に流れる電流の合計は{I
C3+IL1c+IL2e}になり、また、抵抗R4に流れる電
流の合計は{IC4+IL1d+IL2f}になる。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、かかる
従来の出力回路にあっては、第1の出力c、dと第2の
出力e、fとを同一ノードN3、N4から取り出す構成と
なっていたため、例えばロジック回路G0で信号の組み
合せを変更する場合に、支線側負荷電流IL2e、I L2fが
流れたり流れなかったりすることがあり、抵抗R3、R4
の電圧降下が大きくなったり小さくなったりする結果、
第1の出力c、dに電圧変動が発生するといった問題点
があった。
従来の出力回路にあっては、第1の出力c、dと第2の
出力e、fとを同一ノードN3、N4から取り出す構成と
なっていたため、例えばロジック回路G0で信号の組み
合せを変更する場合に、支線側負荷電流IL2e、I L2fが
流れたり流れなかったりすることがあり、抵抗R3、R4
の電圧降下が大きくなったり小さくなったりする結果、
第1の出力c、dに電圧変動が発生するといった問題点
があった。
【0007】このことは、リングオシレータの増幅段毎
の位相を微妙に狂わすことになり、特に高確度の周波数
を要求される用途において大きな問題となることがあ
る。本発明は、このような問題点に鑑みてなされたもの
で、支線側の負荷電流が変動(オン/オフ)しても、本
線側の出力に電圧変動が発生しないようにすることを目
的とする。
の位相を微妙に狂わすことになり、特に高確度の周波数
を要求される用途において大きな問題となることがあ
る。本発明は、このような問題点に鑑みてなされたもの
で、支線側の負荷電流が変動(オン/オフ)しても、本
線側の出力に電圧変動が発生しないようにすることを目
的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】本発明は、上記目的を達
成するために、1対の差動トランジスタと、該差動トラ
ンジスタのそれぞれを駆動する一対のエミッタフォロワ
トランジスタ又はソースフォロワトランジスタと、前記
差動トランジスタのそれぞれに流れる電流に比例する2
つの電圧を発生する第1の負荷素子対と、前記エミッタ
フォロワトランジスタ又はソースフォロワトランジスタ
のそれぞれに流れる電流に比例する2つの電圧を発生す
る第2の負荷素子対とを備え、前記第1の負荷素子対に
発生する2つの電圧若しくは該2つの電圧に相関する電
圧を第1の出力として取り出し、前記第2の負荷素子対
に発生する2つの電圧若しくは該2つの電圧に相関する
電圧を第2の出力として取り出すことを特徴とする。
成するために、1対の差動トランジスタと、該差動トラ
ンジスタのそれぞれを駆動する一対のエミッタフォロワ
トランジスタ又はソースフォロワトランジスタと、前記
差動トランジスタのそれぞれに流れる電流に比例する2
つの電圧を発生する第1の負荷素子対と、前記エミッタ
フォロワトランジスタ又はソースフォロワトランジスタ
のそれぞれに流れる電流に比例する2つの電圧を発生す
る第2の負荷素子対とを備え、前記第1の負荷素子対に
発生する2つの電圧若しくは該2つの電圧に相関する電
圧を第1の出力として取り出し、前記第2の負荷素子対
に発生する2つの電圧若しくは該2つの電圧に相関する
電圧を第2の出力として取り出すことを特徴とする。
【0009】
【作用】本発明では、第1の出力(前記第1の出力c、
dに相当)と第2の出力(前記第2の出力e、fに相
当)がそれぞれ別個の負荷素子すなわち第1の負荷素子
対と第2の負荷素子対によって作られる。したがって、
支線側負荷電流が変動(オン/オフ)した場合でも、第
2の負荷素子対の電圧降下に影響を与えないから、第1
の出力(前記第1の出力cねdに相当)の電圧変動を回
避することができる。
dに相当)と第2の出力(前記第2の出力e、fに相
当)がそれぞれ別個の負荷素子すなわち第1の負荷素子
対と第2の負荷素子対によって作られる。したがって、
支線側負荷電流が変動(オン/オフ)した場合でも、第
2の負荷素子対の電圧降下に影響を与えないから、第1
の出力(前記第1の出力cねdに相当)の電圧変動を回
避することができる。
【0010】
【実施例】以下、本発明の実施例を図面に基づいて説明
する。図1〜図5は本発明に係る出力回路の一実施例を
示す図である。まず、図1を参照しながら本発明を適用
した増幅器を説明すると、入力信号a、bはそれぞれ第
1のエミッタフォロワトランジスタQ11、第2のエミッ
タフォロワトランジスタQ12に与えられ、Q11、Q12の
エミッタ端子からそれぞれ同相信号a’、b’が取り出
される。また、Q11、Q12の各コレクタ端子と高電位側
電源線VCCとの間には、第1の負荷抵抗R11と第2の負
荷抵抗R12が接続されており、これらの負荷抵抗R11、
R12の電圧降下ER11、ER12に相関する信号が支線側出
力(第2の出力)e、fとして取り出される。ここで、
第1の負荷抵抗R 11と第2の負荷抵抗R12は、エミッタ
フォロワトランジスタQ11、Q12のそれぞれに流れるコ
レクタ電流IC11、IC12に比例する2つの電圧を発生す
る第2の負荷素子対として機能する。なお、20、21
はそれぞれQ11、Q12の定電流源、VEEは低電位側電源
線である。
する。図1〜図5は本発明に係る出力回路の一実施例を
示す図である。まず、図1を参照しながら本発明を適用
した増幅器を説明すると、入力信号a、bはそれぞれ第
1のエミッタフォロワトランジスタQ11、第2のエミッ
タフォロワトランジスタQ12に与えられ、Q11、Q12の
エミッタ端子からそれぞれ同相信号a’、b’が取り出
される。また、Q11、Q12の各コレクタ端子と高電位側
電源線VCCとの間には、第1の負荷抵抗R11と第2の負
荷抵抗R12が接続されており、これらの負荷抵抗R11、
R12の電圧降下ER11、ER12に相関する信号が支線側出
力(第2の出力)e、fとして取り出される。ここで、
第1の負荷抵抗R 11と第2の負荷抵抗R12は、エミッタ
フォロワトランジスタQ11、Q12のそれぞれに流れるコ
レクタ電流IC11、IC12に比例する2つの電圧を発生す
る第2の負荷素子対として機能する。なお、20、21
はそれぞれQ11、Q12の定電流源、VEEは低電位側電源
線である。
【0011】一方、Q11、Q12から取り出された同相信
号a’、b’は、差動増幅器を構成する一対の差動トラ
ンジスタQ13、Q14に与えられ、これらのトランジスタ
Q13、Q14を流れるコレクタ電流IC13、IC14には、同
相信号a’、b’の電位差に対応する電流差が発生す
る。また、Q13及びQ14のコレクタ端子と高電位側電源
線VCCとの間には、第3の負荷抵抗R13及び第4の負荷
抵抗R14が接続されており、これらの負荷抵抗R13、R
14の電圧降下ER13、ER14に相関する信号が本線側出力
(第1の出力)c、dとして取り出される。ここで、第
3の負荷抵抗R13と第4の負荷抵抗R14は、差動トラン
ジスタQ13、Q14のそれぞれに流れるコレクタ電流I
C13、IC14に比例する2つの電圧を発生する第1の負荷
素子対として機能する。なお、22はQ13及びQ14の定
電流源である。
号a’、b’は、差動増幅器を構成する一対の差動トラ
ンジスタQ13、Q14に与えられ、これらのトランジスタ
Q13、Q14を流れるコレクタ電流IC13、IC14には、同
相信号a’、b’の電位差に対応する電流差が発生す
る。また、Q13及びQ14のコレクタ端子と高電位側電源
線VCCとの間には、第3の負荷抵抗R13及び第4の負荷
抵抗R14が接続されており、これらの負荷抵抗R13、R
14の電圧降下ER13、ER14に相関する信号が本線側出力
(第1の出力)c、dとして取り出される。ここで、第
3の負荷抵抗R13と第4の負荷抵抗R14は、差動トラン
ジスタQ13、Q14のそれぞれに流れるコレクタ電流I
C13、IC14に比例する2つの電圧を発生する第1の負荷
素子対として機能する。なお、22はQ13及びQ14の定
電流源である。
【0012】図2は上記の増幅器を多段連結(図では3
段連結の例を示している)したリングオシレータのブロ
ック図である。G1、G2及びG3が増幅器で、G1の本線
側出力c、dがG2の入力a、b(c→a、d→b)と
なり、また、G2の本線側出力c、dがG3の入力a、b
(c→a、d→b)となり、さらにG3の本線側出力
c、dがG1の入力a、b(c→b、d→a)となって
ループを形成している。
段連結の例を示している)したリングオシレータのブロ
ック図である。G1、G2及びG3が増幅器で、G1の本線
側出力c、dがG2の入力a、b(c→a、d→b)と
なり、また、G2の本線側出力c、dがG3の入力a、b
(c→a、d→b)となり、さらにG3の本線側出力
c、dがG1の入力a、b(c→b、d→a)となって
ループを形成している。
【0013】G1、G2及びG3の各支線側出力e、f
(添字1、2、3は増幅器の識別符号)は、セレクタ
(レベル変換回路)30を通してロジック回路G0に入
力されており、セレクタ(レベル変換回路)30は、所
定の制御信号に従って6個のセレクタ(レベル変換回
路)(○印参照)を個別にオンオフさせ、各支線側出力
e、fを任意に選択してロジック回路G0に与えるよう
になっている。
(添字1、2、3は増幅器の識別符号)は、セレクタ
(レベル変換回路)30を通してロジック回路G0に入
力されており、セレクタ(レベル変換回路)30は、所
定の制御信号に従って6個のセレクタ(レベル変換回
路)(○印参照)を個別にオンオフさせ、各支線側出力
e、fを任意に選択してロジック回路G0に与えるよう
になっている。
【0014】また、選択しない支線出力e、fが存在す
る場合は、該当する支線出力のR11、R12をショート
(0Ω)し、そのセレクタを見えなくする。図3は各支
線側出力のタイミングチャートであり、増幅器の連結順
に位相差が与えられたf1、e2、f2、e2、f3、e3が
認められる。ここで、上記の支線側出力のうちの例えば
f1、e2及びf3がセレクタ(レベル変換回路)30に
よって選択されたと仮定する。
る場合は、該当する支線出力のR11、R12をショート
(0Ω)し、そのセレクタを見えなくする。図3は各支
線側出力のタイミングチャートであり、増幅器の連結順
に位相差が与えられたf1、e2、f2、e2、f3、e3が
認められる。ここで、上記の支線側出力のうちの例えば
f1、e2及びf3がセレクタ(レベル変換回路)30に
よって選択されたと仮定する。
【0015】ロジック回路G0の構成が、例えば図4に
示すように、4つのNANDゲート31、32、33、
34の組合せ回路であったとすると、それぞれのゲート
出力α、β、γ及びOUTのタイミングは、図5のよう
になる。すなわち、αはf1とf3が共にハイレベルのと
きにローレベルとなり、またβはf1とe2が共にハイレ
ベルのときにローレベルとなり、さらにγはe2とf3が
共にハイレベルのときにローレベルとなる。したがっ
て、f1、e2及びf3を組み合せた場合には、上記α、
β及びγから、支線側出力e、fの3倍の周波数を持つ
信号OUTを生成することができる。
示すように、4つのNANDゲート31、32、33、
34の組合せ回路であったとすると、それぞれのゲート
出力α、β、γ及びOUTのタイミングは、図5のよう
になる。すなわち、αはf1とf3が共にハイレベルのと
きにローレベルとなり、またβはf1とe2が共にハイレ
ベルのときにローレベルとなり、さらにγはe2とf3が
共にハイレベルのときにローレベルとなる。したがっ
て、f1、e2及びf3を組み合せた場合には、上記α、
β及びγから、支線側出力e、fの3倍の周波数を持つ
信号OUTを生成することができる。
【0016】支線側出力eの振幅は、高電位側電源線V
CCの電位から第1の抵抗素子R11の電圧降下ER11を引
いた値(VCC−ER11)で与えられ、fの振幅は、高電
位側電源線VCCの電位から第2の抵抗素子R12の電圧降
下ER12を引いた値(VCC−ER 12)で与えられる。ま
た、本線側出力cの振幅は、高電位側電源線VCCの電位
から第3の抵抗素子R13の電圧降下ER13を引いた値
(VCC−ER13)で与えられ、dの振幅は、高電位側電
源線VCCの電位から第4の抵抗素子R14の電圧降下ER1
4を引いた値(VCC−ER14)で与えられる。
CCの電位から第1の抵抗素子R11の電圧降下ER11を引
いた値(VCC−ER11)で与えられ、fの振幅は、高電
位側電源線VCCの電位から第2の抵抗素子R12の電圧降
下ER12を引いた値(VCC−ER 12)で与えられる。ま
た、本線側出力cの振幅は、高電位側電源線VCCの電位
から第3の抵抗素子R13の電圧降下ER13を引いた値
(VCC−ER13)で与えられ、dの振幅は、高電位側電
源線VCCの電位から第4の抵抗素子R14の電圧降下ER1
4を引いた値(VCC−ER14)で与えられる。
【0017】ここに、ER11、ER12、ER13及びE
R14は、次式〜で求められる。 ER11=(IC11+ILe)R11 …… ER12=(IC12+ILf)R12 …… ER13=(IC13+ILc)R13 …… ER14=(IC11+ILd)R14 …… 式中のILe、ILf、ILc及びILdは、それぞれ負荷電流
であり、添字e、fの付いたものが支線側出力e、fの
負荷電流、添字c、dの付いたものが本線側出力c、d
の負荷電流である。
R14は、次式〜で求められる。 ER11=(IC11+ILe)R11 …… ER12=(IC12+ILf)R12 …… ER13=(IC13+ILc)R13 …… ER14=(IC11+ILd)R14 …… 式中のILe、ILf、ILc及びILdは、それぞれ負荷電流
であり、添字e、fの付いたものが支線側出力e、fの
負荷電流、添字c、dの付いたものが本線側出力c、d
の負荷電流である。
【0018】したがって、本発明によれば、支線側の負
荷電流ILe、ILfが変動(オン/オ)フしても、ER13
及びER14に影響を与えないから、本線側出力c、dの
レベル変動を回避することができる。その結果、リング
オシレータの各増幅段の位相を正確に保持することがで
き、発信周波数の安定化を図ることができる。なお、実
施例ではバイポーラトランジスタを用いているが、これ
に限るものではなく、例えばMOSトランジスタであっ
てもよい。この場合、Q11、Q12はソースフォロワトラ
ンジスタと読み代えることになる。
荷電流ILe、ILfが変動(オン/オ)フしても、ER13
及びER14に影響を与えないから、本線側出力c、dの
レベル変動を回避することができる。その結果、リング
オシレータの各増幅段の位相を正確に保持することがで
き、発信周波数の安定化を図ることができる。なお、実
施例ではバイポーラトランジスタを用いているが、これ
に限るものではなく、例えばMOSトランジスタであっ
てもよい。この場合、Q11、Q12はソースフォロワトラ
ンジスタと読み代えることになる。
【0019】
【発明の効果】本発明によれば、支線側の負荷電流が変
動(オン/オフ)した場合でも、本線側の出力に電圧変
動を発生しないようにすることができ、例えばリングオ
シレータの各増幅段の位相を正確に保持して、発信周波
数の安定化を図ることができる。
動(オン/オフ)した場合でも、本線側の出力に電圧変
動を発生しないようにすることができ、例えばリングオ
シレータの各増幅段の位相を正確に保持して、発信周波
数の安定化を図ることができる。
【図1】出力回路の実施例構成図である。
【図2】図1の出力回路を用いたリングオシレータのブ
ロック図である。
ロック図である。
【図3】図2のリングオシレータの支線側出力タイミン
グチャートである。
グチャートである。
【図4】図2のロジック回路の一例構成図である。
【図5】図4のロジック回路の内部波形タイミングチャ
ートである。
ートである。
【図6】リングオシレータの従来例ブロック図である。
【図7】出力回路の従来構成図である。
Q13、Q14:差動トランジスタ
Q11:第1のエミッタフォロワトランジスタ、
Q12:第2のエミッタフォロワトランジスタ、
R13、R14:第3の負荷抵抗、第4の負荷抵抗(第1の
負荷素子対) R11、R12:第1の負荷抵抗、第2の負荷抵抗(第2の
負荷素子対) c、d:本線側出力(第1の出力) e、f:支線側出力(第2の出力)
負荷素子対) R11、R12:第1の負荷抵抗、第2の負荷抵抗(第2の
負荷素子対) c、d:本線側出力(第1の出力) e、f:支線側出力(第2の出力)
Claims (3)
- 【請求項1】1対の差動トランジスタと、 該差動トランジスタのそれぞれを駆動する一対のエミッ
タフォロワトランジスタ又はソースフォロワトランジス
タと、 前記差動トランジスタのそれぞれに流れる電流に比例す
る2つの電圧を発生する第1の負荷素子対と、 前記エミッタフォロワトランジスタ又はソースフォロワ
トランジスタのそれぞれに流れる電流に比例する2つの
電圧を発生する第2の負荷素子対とを備え、 前記第1の負荷素子対に発生する2つの電圧若しくは該
2つの電圧に相関する電圧を第1の出力として取り出
し、 前記第2の負荷素子対に発生する2つの電圧若しくは該
2つの電圧に相関する電圧を第2の出力として取り出す
ことを特徴とする出力回路。 - 【請求項2】請求項1の出力回路を備える増幅器を複数
有し、各増幅器の出力回路のうち、第1の出力を次段の
増幅器にそれぞれ入力してリング帰還を構成するととも
に、それぞれの第2の出力をロジック回路に入力して各
第2の出力の信号の論理を取ることで、所望の周期の信
号を出力することを特徴とするリングオシレータ。 - 【請求項3】請求項2記載のリングオシレータであっ
て、前記増幅器を3段以上備え、ロジック回路は、該3
段以上の増幅器のうち、2段以上の出力を選択し、その
論理を取ることで出力信号を得ることを特徴とするリン
グオシレータ。
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