JPH05298405A - マニホールドブロック設計支援装置 - Google Patents

マニホールドブロック設計支援装置

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JPH05298405A
JPH05298405A JP4097556A JP9755692A JPH05298405A JP H05298405 A JPH05298405 A JP H05298405A JP 4097556 A JP4097556 A JP 4097556A JP 9755692 A JP9755692 A JP 9755692A JP H05298405 A JPH05298405 A JP H05298405A
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JP
Japan
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manifold block
design rule
piping
parts
design
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Application number
JP4097556A
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English (en)
Inventor
Kanji Shirai
甚司 白井
Koichi Yamada
光一 山田
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Tokimec Inc
Original Assignee
Tokimec Inc
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【目的】油圧回路図の中のマニホールドブロック部分の
3次元設計を行なうマニホールドブロック設計支援装置
に関し、自動配管処理を行った後に設計ルールに適合す
るかどうかを自動的に検証して常に正しい設計結果を生
成できる 【構成】自動配管手段3により複数の油圧部品間の配管
接続を終了した後に、予め定めたマニホールドブロック
の設計ルールを満足していない箇所を判断して表示する
設計ルール検証手段7を設ける。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、油圧回路図中のマニホ
ールドブロックの部分の3次元設計を行なうマニホール
ドブロック設計支援装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、油圧機器に使用するマニホールド
ブロックの設計作業は、原寸または1/2縮尺でマニホ
ールドブロックに相当する6面図を方眼用紙に描画し、
また配置される全ての部品を方紙に切断し、設計者が6
面図上でうまく配置されるであろうパターンを想定しな
がら、部品の型紙を配置していきながら配管作業を進め
ていく。
【0003】そして、マニホールドブロックに対する配
管状態が大体見通せた時点で、製作図面を描画してい
き、実際の配管や部品間の干渉がないかどうか、あるい
は設計ルールを満足するかどうかチェックする。不具合
が見つかれば、その部分を修正するか、場合によっては
再度やりなおすことになる。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、このよ
うな従来のマニホールドブロックの設計作業にあって
は、部品の配置、配管、ブロックの大きさ等の変更が極
めて困難なため、机上での構想に非常な労力を要すると
いう問題がある。即ち、設計者は、長時間集中力を保ち
ながら、図面をじっとながめ、頭の中で設計を進めてい
くことになる。このため部品点数が多く配管の密度の高
いブロックを設計する場合には、一週間程度の日数を要
することもあり得る。
【0005】また見落しにより、一旦設計したものの中
に配置と配管に干渉があったり、設計基準を満足しない
ものがあったりする場合も少なくない。本発明は、この
ような従来の問題点に鑑みてなされたもので、設計作業
をコンピュータに取り込んで、設計作業の流れに沿った
色々の機能を提供して支援すると共に、特に自動配管処
理を行った後に設計ルールに適合するかどうかを自動的
に検証して常に正しい設計結果を生成できるようにした
マニホールドブロック設計支援装置を提供することを目
的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】図1は本発明の原理説明
図である。まず本発明は、マニホールドブロックの5面
図又は3面図をCRT画面6上に表示する表示手段1
と、油圧回路図から得られた複数の油圧部品をオペレー
タの操作に基づいて5面図又は3面図上に配置する部品
配置手段2と、配置した複数の油圧部品間の接続点を指
定した際に、最短経路探索処理により複数の油圧部品間
を配管接続する自動配管手段3とを備えたマニホールド
ブロック設計支援装置を対象とする。
【0007】このようなマニホールドブロック設計支援
装置につき本発明にあっては、部品配置手段2により油
圧部品を配置した後、あるいは自動配管手段3により複
数の油圧部品間の配管接続を終了した後、あるいはオペ
レータが必要に応じてマニホールドブロックが設計ルー
ルを満たしているかどうか検証を要する時、予め定めた
マニホールドブロックの設計ルールを満足していない箇
所を判断して表示する設計ルール検証手段7を設けたこ
とを特徴とする。
【0008】ここで設計ルール検証手段7は、配管パス
同士が正しく接続しているかどうか判断するクロスチェ
ックと、隣接する配管パスが規定値以上離れているかど
うか、隣接する部品の外形間隔が規定値以上離れている
かどうか、部品からブロック端面までの距離が規定値以
上離れているかどうか、隣接する部品の中心間距離が規
定値以上離れているかどうかを判断する干渉チェックと
を行う。
【0009】また設計ルール検証手段7は、クロスチェ
ックまたは干渉チェックによる設計ルールに違反する部
分を複数発見した場合に、違反箇所を示す一覧表をCR
T画面6に表示し、この一覧表の中の特定の違反箇所を
指定すると対応する5面図又は3面図上の対象部位をハ
イライト表示する。更に、設計ルール検証手段7は、設
計ルールの検証に使用する各種の基準値をオペレータの
指示により変更可能とする。
【0010】
【作用】このような構成を備えた本発明のマニホールド
ブロック設計支援装置によれば、オペレータの指示によ
り、部品配置及び配管結果が予め設定されたデザインチ
ェックルール(DCR)を満足しているかどうかの検証
が自動的に行われ、違反箇所が5面図上にハイライト表
示される。
【0011】このため設計者はCRT画面上で違反箇所
を直ちに知ってデザインルールを満足するような修正変
更を行うことができる。また違反箇所が複数発見された
場合には、違反箇所を示すワーニング表示がCRT画面
に行われ、特定の違反箇所を知りたい場合には、一覧表
の中の違反箇所を選択指定すると、対応する5面図の違
反部分がハイライト表示される。
【0012】
【実施例】図2は本発明のマニホールドブロック支援装
置の全体構成を示したシステム構成説明図である。図2
において、10は本発明の設計支援装置であり、CRT
ディスプレイ6を備えた計算機本体22,キーボード2
4及びマウス26を備える。
【0013】設計支援装置10に対してはハードディス
ク,フロッピーディスク,磁気テープ等の適宜の外部記
憶装置を使用して入力ファイル12,出力ファイル1
6,18が設けられる。入力ファイル12は油圧回路図
の中のマニホールドブロックで形成する部分を1つの単
位として、即ちマニホールドブロック毎にネットリスト
ファイルが格納されている。ネットリストファイルは部
品リストとネットリストで構成されており、部品リスト
によってマニホールドブロックに装着する油圧部品の部
品名と数が特定され、またネットリストにより各油圧部
品間を結ぶ油圧回路のネットが特定される。
【0014】一方、ライブラリーファイル14は設計支
援装置10におけるマニホールドブロックの設計作業の
支援ライブラリーとして使用されるもので、例えば部品
データベース,DRC(デザインルールチェック)テー
ブルファイル,プラグテーブルファイル,カラーテーブ
ルファイル,銘板リストファイル等で構成される。部品
データベースには設計支援装置10で使用する油圧部品
に関する情報が格納されている。DRCテーブルファイ
ルにはマニホールドブロックを設計した際の各種の検査
に使用するチェックルールが格納されている。プラグテ
ーブルファイルにはマニホールドブロックの端面から穴
を形成した際のプラグに関する情報が格納されている。
カラーテーブルファイルには油圧部品,配管,プラグの
設計作業に応じて特定の色割当てを行うためのカラーデ
ータが格納されている。
【0015】更に出力ファイルとしては設計出力ファイ
ル16と加工データファイル18を得るようにしてい
る。加工データ出力ファイル18はマニホールドブロッ
クの機械加工に使用する。一方、設計出力ファイル16
は既に設計したマニホールドブロックを利用して設計変
更を行う際の入力ファイル12として利用する。このよ
うな本発明の設計支援装置10のシステム構成におい
て、設計支援装置10には図1に示したようにマニホー
ルドブロックの5面図または3面図をCRT画面6上に
表示する表示手段と、入力ファイル12の中のネットリ
ストファイルに含まれる部品リストから得られた複数の
部品をオペレータの操作に基づいて5面図または3面図
上に配置する部品配置手段2と、5面図または3面図上
に配置した複数の油圧部品間の接続点を指定した際に最
短経路探索処理により複数の油圧部品間を配管接続する
自動配管手段3と、更に予め定めたマニホールドブロッ
クの設計ルールを満足していない箇所を判断して表示す
る設計ルール検証手段7が設けられる。
【0016】尚、この実施例にあっては、更に、自動配
管手段3による配管接続が完了した部品を対象にオペレ
ータが指定した位置に配管の接続関係を維持したまま移
動する移動機能、自動配管手段3による配管接続が完了
した後にオペレータが指定した部品又は穴を削除し、同
時に削除によって不要となった他の穴を削除する削除機
能、自動配管手段3による配管接続が完了した後にオペ
レータの指示を受けて初期設定した設計仕様を満足した
配管設計が行われたい否か判定する完了検査機能、全て
の配管接続を完了した後にブロックサイズの適否を判定
し必要に応じてブロックサイズを縮小する機能等が設け
られる。
【0017】図3は図2の設計支援装置10によるマニ
ホールドブロックの設計処理を示したフローチャートで
ある。まず本発明の設計支援装置10を起動して設計を
行うマニホールドブロックのコード番号等を指定すると
ステップS1に進んで、油圧部品の配置処理が行われ
る。
【0018】図4はステップS1の部品配置における初
期画面の一例を示す。図4において、CRT画面6の中
央には、この実施例にあってはマニホールドブロックの
5面図が表示される。即ち、マニホールドブロックの平
面図30,正面図32,右側面図34,左側面図36及
び背面図38が表示される。また初期画面におけるマニ
ホールドブロックの寸法は、全ての設計作業が終了した
後にブロックサイズを限界まで縮小するブロック縮小処
理を予定しているため、初期段階では予定したマニホー
ルドブロックの実際の寸法に対し、ある程度余裕をもっ
た充分な大きさとして設定できる。
【0019】CRT画面6の部品表示枠40の中にはマ
ニホールドブロックの設計に使用する油圧部品がアイコ
ンにより使用される。この実施例にあっては、2つの部
品A,Bを使用する場合を例にとっており、以下の説明
ではアイコン部品A,Bと呼ぶ。このアイコン部品A,
Bは実際のマニホールドブロックの設計に使用するモジ
ュラーコントロール弁,カートリッジ弁,ガスケット
弁,各種ポートをそのイメージを損うことなく省略した
図形として示し、併せて部品番号が示されている。この
ため、部品番号のリストの内容を見なくともアイコン部
品A,Bを見るだけで設計者はどのような油圧部品であ
るかが直ちに判る。
【0020】図5は部品表示枠40の中のアイコン部品
A及びBを指定してマニホールドブロック上に部品配置
を行った状態の説明図である。具体的には、カーソルを
部品表示枠40の中のアイコン部品AまたはBに移動し
てマウスクリックし、続いて移動先のマニホールドブロ
ックの正面図30上の位置に移動してクリック操作を行
うと、正面図30上の指定位置にアイコン部品Aに対応
する実際の油圧部品Aの外形形状をもって部品の配置表
示が行われる。アイコン部品Bの移動についても同様で
ある。
【0021】再び図3を参照するに、ステップS1で部
品配置が終了したならば次のステップS2に進み、各ネ
ットの自動配管処理を実行する。この各ネットの自動配
管は、例えば図5に示すように、油圧部品Aと油圧部品
Bを配置した状態で、油圧部品Aのポートと油圧部品B
のポートの2点間を指定して自動配管をオペレータが指
令すると、最短経路探索処理を3次元的に実行して、例
えば図6に示す自動配管結果を生成する。
【0022】続いてステップS3に進み、自動配管が済
んだ状態でオペレータは移動したい部品やネットがある
か否か判断し、もし移動したい部品やネットがあればス
テップS4で本発明の対象である移動処理を行う。この
移動処理は移動対象となったネットや部品にカーソルを
合わせて移動対象として指定し、続いて移動したい位置
にカーソルを移動してクリックすれば、全体の配管接続
関係を維持したまま部品またはネットを移動することが
できる。
【0023】続いてステップS5で削除したい部品やネ
ット(穴)があるか否かチェックし、もしあればステッ
プS6で削除を行う。この削除処理は、削除したい部品
やネットにカーソルを合わせて指定し、削除のコマンド
を実行させればよい。続いてステップS7に進み配管完
了検査を行う。この配管完了検査は、現在の設計状態が
入力ファイルとして与えられたマニホールドブロックの
設計仕様を満足しているかどうかを自動的に判定する。
【0024】続いてステップS8で全てのネットの配管
完了の有無をチェックし、配管が完了していなければス
テップS1に戻って次の部品配置から同様な操作を繰り
返すか、あるいはステップS2に戻って次のネットの自
動配管からの処理を繰り返す。ステップS8で全てのネ
ットの配管完了が判別されるとステップS9に進み、現
在の設計状態におけるブロックサイズが適当かどうか判
定する。
【0025】本発明の設計支援装置にあっては、図4に
示した初期画面の5面図では寸法的に余裕をもってマニ
ホールドブロックを設定していれば、全ネットの配管が
完了した段階でブロックサイズは大きめとなっている。
そこで、ステップS10に進み、ブロック縮小処理を行
う。ブロック縮小処理は、画面上で水平方向及び垂直方
向で削除するブロック範囲を指定することでブロックサ
イズを縮小することができる。尚、ブロックサイズの変
更は、縮小のみならずブロックサイズを拡大することも
できる。
【0026】ステップS10でブロック縮小処理が済ん
だならば、ステップS11で部品やネットに移動や削除
の必要があるか否かチェックし、もし必要が生じればス
テップS3に戻って移動及びまたは削除の処理を行う。
部品やネットに移動や削除が必要なければ再びステップ
S9に戻って、ブロック縮小により得られたブロックサ
イズが適当か否か判断し、最適サイズであれば一連の設
計処理を終了する。
【0027】また、一連のステップにおいてオペレータ
からの指示により、マニホールドブロックが予め定めら
れた設計ルールを満足するのかどうかの検証を自動的に
行う。次に本発明における設計ルール検証処理を詳細に
説明する。本発明の設計ルール検証処理にあっては、ク
ロスチェックと干渉チェックの2つを行う。 (1)クロスチェック クロスチェックとは同一のネットにおける穴同士が正し
く接続しているかどうかを調べる検証処理のことをい
う。
【0028】具体的には、例えば図7に示すように配管
パス50に対し直交する方向から2つの配管パス52,
54が図示のように接続されている場合を例にとるとク
ロスチェックは次のようにして行う。まず、配管パス5
0と配管パス52のクロスチェックにあっては、配管パ
ス52の中心が配管パス50の直径内の中心にあること
から正しい接続であると判定する。一方、配管パス54
は中心が配管パス50の直径内にないため、正しく接続
されていないと判断する。
【0029】具体的には、配管パス50の中心に対する
配管パス52,54の中心の距離をL1,L2とする
と、配管パス50の半径rとの間で L1≦r L2≦r となるクロスチェック条件が成立するか否か判断し、こ
の条件が成立すれば正しい接続であり、成立しなければ
離れ過ぎていると判断する。
【0030】図8は直交する配管パスのクロスチェック
を示すもので、直交する配管パス56と配管パス54が
先端部でクロスする場合には、配管パス54,56の中
心位置での交差に加えて、いずれか一方の先端部を更に
伸ばす追い込み量が必要となる。従って、交差する配管
パス54,56のクロスチェックにあっては、例えば配
管パス56の先端部分が追い込み量を加えて配管パス5
4の中心位置を越えたときに初めて正しく接続されてい
ると判断する。 (2)干渉チェック 干渉チェックとは部品,穴,取り付けネジ等のオブジェ
クト間の距離が一定の許容値以上離れているかどうかを
調べる検証をいう。この干渉チェックには 内部デザインルールチェック 外形デザインルールチェック 端面距離チェック ピッチチェック の4つがある。
【0031】まず図9を参照して内部デザインルールチ
ェックを説明する。内部デザインルールチェック(内部
DRC)はブロック内部にあるオブジェクト間の距離の
チェックを行う。図9にあっては、ブロック内に隣接し
て2つの配管パス58,60を形成した状態であり、配
管パス58と配管パス60の隣り合う距離Lを検出し、
予め定めた内部デザインルールチェックの許容値と比較
し、許容値以上離れていれば設計ルールを満足し、許容
値より小さければ設計ルールに違反していると判断す
る。
【0032】図10は外形デザインルールチェックを示
したもので、外形デザインルールチェック(外形DR
C)とはバルブ等のブロック表面に配置したときに外形
を持つオブジェクト同士の外形間の距離のチェックを行
う。図10にあっては、ブロック上にバルブ62,64
を配置した状態であり、バルブ62,64の外形部分の
隣接する距離Lを検出し、予め設定した外形デザインル
ールチェックの許容値と比較する。外形間の距離Lが許
容値以上であれば設計ルールを満足し、許容値より小さ
ければ設計ルールに違反するものと判断する。
【0033】図11は端面距離チェックを示したもの
で、端面距離チェックとは埋め込みタイプのバルブ及び
プラグ等のオブジェクトについて、オブジェクトの中心
からブロック端面までの距離のチェックを意味する。図
11にあっては、埋め込みタイプのバルブ66を配置し
た場合であり、バルブ66の中心からブロック端面まで
の距離Lを検出し、端面距離チェックのために予め定め
た許容値と比較し、許容値以上であれば設計ルールを満
足し、許容値より小さければ設計ルールに違反するもの
と判断する。
【0034】図12はピッチチェックを示したもので、
ピッチチェックとは埋め込みタイプのバルブ及びプラグ
等のオブジェクトについて2つのオブジェクトの中心間
距離のチェックを意味する。図12にあっては、埋め込
みタイプのバルブ68,70を配置した場合であり、2
つのバルブ68,70の中心間距離Lpを検出し、予め
定めたピッチチェックの許容値と比較し、許容値以上離
れていれば設計ルールを満足すると判断し、許容値より
小さければ設計ルールに違反すると判断する。
【0035】このような図9〜図12に示した干渉チェ
ックについては、次の3つの判断結果に分ける。 オブジェクト同士が設計ルールを満足している状態 ぶつかっていないが接近し過ぎている状態 完全にぶつかっている状態 この内、の完全にぶつかっている状態については禁止
事項として部品配置や配管設計自体を禁止する。また、
のぶつかってはいないが接近し過ぎている状態につい
ては、この状態が発生した時点で5面図上でワーニング
対象オブジェクトをハイライト表示する。
【0036】このようにワーニング対象オブジェクトと
して5面図上でハイライト表示が行われたならば、設計
者はワーニング対象オブジェクトを確認することにより
強制的に配置変えや配管変えを行うことになる。次に干
渉チェックにより設計ルールに対する違反が判断された
ときのオペレータに対する表示動作を具体的に説明す
る。
【0037】図13はCRT画面6の5面図において、
平面図30上にガスケット弁72を配置して穴74を形
成し、続いて正面図32からプラグ付きの穴76を独立
に設けた場合である。この状態で設計ルール検証処理を
行うと、穴74と76の干渉チェック即ち内部デザイン
ルールチェックの実行により穴76が穴74に近付き過
ぎていることが判断され、設計ルールに違反している穴
76の輪郭線を明るい白または黄色のラインで表したハ
イライト表示によって設計ルールに違反していることが
オペレータに示される。
【0038】図14は干渉チェックにおいて複数のルー
ル違反が起きた場合のCRT画面の画面説明図である。
図14において、5面図中の平面図30にはモジュラー
コントロール弁76,78が配置されており、また正面
図32にはポート80,82が配置されており、これら
油圧部品を配置した後に自動配管処理を行うことで図示
の配管接続が得られている。
【0039】この配管接続終了後に設計ルール検証処理
を行うと複数のルール違反が判断され、CRT画面6の
例えば左上隅のワーニング表示部84にルール違反を起
こした項目の一覧表が表示される。この例では、1〜4
の番号で示す4つのルール違反が5面図の中にあること
を示している。そこで、5面図の中でルール違反を起こ
している場所を見たい場合には、例えば図示のようにワ
ーニング表示部84の中の4番の部分にカーソル75を
合わせてマウスクリックすると、5面図に配置している
2つのモジュラーコントロール弁76,78が近付き過
ぎて外形デザインルールチェック及びピッチチェックで
違反と判断されているため、モジュラーコントロール弁
76,78の輪郭線を白線あるいは黄色線で示すハイラ
イト表示によりカーソル75で指定した違反箇所をオペ
レータに表示する。
【0040】従って、この場合にはカーソル75でモジ
ュラーコントロール弁76,78を指定して両者の間隔
を離すように広げることで設計ルールを満足させること
ができる。図15は本発明のクロスチェックにより違反
と判断されたときの画面説明図である。図15におい
て、5面図中の平面図30上には3つのモジュラーコン
トロール弁86,88,90が配置され、また正面図3
2にはプラグ92が配置され、更に右側面図34にはブ
ラグ94が配置されている。
【0041】このような油圧部品の配置状態で自動配管
を行うと図示の配管接続が得られ、続いて設計ルールの
検証処理を実行するとワーニング表示部84に示すよう
に3つの設計ルールの違反項目が起きていることが示さ
れる。この違反項目の中で2番目の違反項目がクロスチ
ェックのルール違反であり、カーソル75を移動してマ
ウスクリックを行うと正面図32及び背面図38から明
らかなように、ガスケット弁88とプラグ94を繋ぐ2
つの穴96,98の先端の交差位置での追い込み量の不
足によりクロスチェック違反が判断されたことが穴9
6,98の周囲を白または黄色のラインで表示するハイ
ライト表示によりオペレータに示される。
【0042】従って、オペレータは例えば穴98の先端
に更に追い込み量を加えることでクロスチェックを満足
する配管接続を実現できる。このようなクロスチェック
及び干渉チェックを行う本発明の設計ルール検証処理の
手法としては、検証処理のプログラム中には各デザイン
ルールが計算式として格納しており、この計算式に適応
する具体的な判断基準値、即ち許容値の値は別途ファイ
ル中に定義している。
【0043】従って、設計者はマニホールドブロックの
仕様に合せてファイル中のパラメータの値を変えること
で設計ルールを変更でき、種々の設計要求に柔軟に対応
することができる。更に、干渉チェックに続いてはマニ
ホールドブロック内の一部分だけ内部デザインルールチ
ェックあるいは外部デザインルールチェックの許容値を
変更したいという場合があり、このため設計作業中に一
時的に内部デザインルールチェックあるいは外形デザイ
ンルールチェック等の許容値を変更することもできる。
【0044】尚、上記の実施例はCRT画面6に5面図
を表示する場合を例にとるものであったが、他の実施例
として3面図を表示するようにしてもよい。3面図を表
示した場合には1つの図の表示面積を大きくできるた
め、部品数の多い複雑な設計処理に有利である。
【0045】
【発明の効果】以上説明してきたように本発明によれ
ば、部品配置後の自動配管処理を行った後に設計ルール
を満足しているかどうかの設計ルール検証判断が自動的
に行われ、設計ルールに違反する部分をオペレータに表
示することによって常に設計ルールに従った配管設計作
業を効率よく進めることができる。
【0046】また、設計ルールは処理プログラムの中に
固定的に存在するのではなく、プログラム中には設計ル
ールを判断する計算式のみが存在し、この計算式に設定
するパラメータについては別途ファイル中に存在するた
め、設計者はファイル中で設計ルールの許容値となるパ
ラメータを必要に応じて自由に変更でき、一義的な設計
ルール許容値に拘束されることなく柔軟な設計作業を進
めることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の原理説明図
【図2】本発明のシステム構成図
【図3】本発明の設計処理を示したフローチャート
【図4】本発明による初期画面の説明図
【図5】本発明による部品配置の説明図
【図6】本発明による自動配管の説明図
【図7】本発明における隣接する配管パスのクロスチェ
ックを示した説明図
【図8】本発明における交差する配管パスのクロスチェ
ックを示した説明図
【図9】本発明における内部配管パスの干渉チェックを
示した説明図
【図10】本発明における部品外形の干渉チェックを示
した説明図
【図11】本発明における端面距離の干渉チェックを示
した説明図
【図12】本発明における部品配置ピッチの干渉チェッ
クを示した説明図
【図13】本発明による干渉チェックの具体例を示した
画面説明図
【図14】本発明の干渉チェックにより複数のルール違
反が見つかった場合の画面説明図
【図15】本発明によるクロスチェックの具体例を示し
た画面説明図
【符号の説明】
1:表示手段 2:部品配置手段 3:自動配管手段 6:CRT画面 7:設計ルール検証手段 10:設計支援装置 12:入力ファイル 14:ライブラリーファイル 16:設計出力ファイル 18:出力ファイル(加工データ) 22:計算機本体 24:キーボード 26:マウス 30:平面図 32:正面図 34:右側面図 36:左側面図 38:背面図 40:部品表示枠 A,B:アイコン部品 50,52,54,56,58,60:配管パス 64,62,66,68,70:バルブ 72,76,78,86,88,90:ガスケット弁 74,76,96,98:穴 80,82,92,94:ポート

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】マニホールドブロックの5面図又は3面図
    をCRT画面(6)上に表示する表示手段(1)と、油
    圧回路図から得られた複数の油圧部品をオペレータの操
    作に基づいて5面図又は3面図上に配置する部品配置手
    段(2)と、配置した複数の油圧部品間の接続点を指定
    した際に、最短経路探索処理により複数の油圧部品間を
    配管接続する自動配管手段(3)とを備えたマニホール
    ドブロック設計支援装置に於いて、 前記部品配置手段(2)により油圧部品を配置した後、
    あるいは前記自動配管手段(3)により複数の油圧部品
    間の配管接続を終了した後、あるいはオペレータが必要
    に応じてマニホールドブロックが設計ルールを満たして
    いるかどうか検証を要する時、予め定めたマニホールド
    ブロックの設計ルールを満足していない箇所を判断して
    表示する設計ルール検証手段(7)を設けたことを特徴
    とするマニホールドブロック設計支援装置。
  2. 【請求項2】請求項1記載のマニホールドブロック設計
    支援装置に於いて、前記設計ルール検証手段(7)は、
    配管パス同士が正しく接続しているかどうか判断するク
    ロスチェックと、隣接する配管パスが規定値以上離れて
    いるかどうか、隣接する部品の外形間隔が規定値以上離
    れているかどうか、部品からブロック端面までの距離が
    規定値以上離れているかどうか、隣接する部品の中心間
    距離が規定値以上離れているかどうかを判断する干渉チ
    ェックとを行うことを特徴とするマニホールドブロック
    設計支援装置。
  3. 【請求項3】請求項2記載のマニホールドブロック設計
    支援装置に於いて、前記設計ルール検証手段(7)は、
    クロスチェックまたは干渉チェックによる設計ルールに
    違反する部分を複数発見した場合に、違反箇所を示す一
    覧表をCRT画面(6)に表示し、該一覧表の中の特定
    の違反箇所を指定すると対応する5面図又は3面図上の
    対象部位をハイライト表示することを特徴とするマニホ
    ールドブロック設計支援装置。
  4. 【請求項4】請求項1記載のマニホールドブロック設計
    支援装置に於いて、前記設計ルール検証手段(7)は、
    設計ルールの検証に使用する各種の基準値をオペレータ
    の指示により変更可能としたことを特徴とするマニホー
    ルドブロック設計支援装置。
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