JPH0529789U - 筆記具用キヤツプ - Google Patents
筆記具用キヤツプInfo
- Publication number
- JPH0529789U JPH0529789U JP8670391U JP8670391U JPH0529789U JP H0529789 U JPH0529789 U JP H0529789U JP 8670391 U JP8670391 U JP 8670391U JP 8670391 U JP8670391 U JP 8670391U JP H0529789 U JPH0529789 U JP H0529789U
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- writing instrument
- ink
- cap
- ring
- pen
- Prior art date
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- Pending
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- Pens And Brushes (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【目的】キャップの着脱を繰り返してもバキューム効果
が小さく、インキの「ボタ落ち」が発生することのない
筆記具用キャップを提供する。 【構成】筆記具本体 30 に嵌着する蓋体 10 内に、筆記
具本体 30 の先口 31 から突出するペン体 32 のみを僅
かなクリアランスで覆う有底筒状の密封部 20 を一体に
形成するとともに、密封部 20 の開口部にOリング 21
を配置し、このOリング 21 が先口 31 の先端縁に密着
してペン体 32 を密封するようにする。
が小さく、インキの「ボタ落ち」が発生することのない
筆記具用キャップを提供する。 【構成】筆記具本体 30 に嵌着する蓋体 10 内に、筆記
具本体 30 の先口 31 から突出するペン体 32 のみを僅
かなクリアランスで覆う有底筒状の密封部 20 を一体に
形成するとともに、密封部 20 の開口部にOリング 21
を配置し、このOリング 21 が先口 31 の先端縁に密着
してペン体 32 を密封するようにする。
Description
【0001】
本考案は、蓋体に形成された密封部が筆記具本体のペン体を覆って密封する筆 記具用キャップに関するものである。
【0002】
水性インキを使用する筆記具用のキャップは、不使用時に筆記具本体のペン体 からインキが蒸発するのを防止するとともに、ペン体を保護する機能を有する。 このため、蓋体内に合成樹脂製の内筒を配置し、蓋体を筆記具本体の先口に嵌着 すると、内筒がペン体を覆って密封するようにしたものが多い。かかるキャップ において、筆記するためにキャップを筆記具本体から抜くとき、内筒が移動する 瞬間から内筒内に外気が入るまでに時間差があるので、内筒の有効内容積が増大 し、内筒内部が減圧されてバキューム効果が働く。一方、水性インキを使用する 筆記具は、インキを極細の繊維体からなるインキ吸蔵体に吸蔵させ、このインキ を中継芯を介してペン体に伝達する「中綿タイプ」と、インキ筒内のインキをイ ンキ保留機能を有するペン芯などを介してペン体に伝達する「生インキタイプ」 に大別されるが、「生インキタイプ」の場合は、バキューム効果が働くとインキ がインキ筒から引き出されてペン芯に保留される。そして、キャップの着脱を繰 り返していると、引き出されたインキの量がペン芯のインキ保留能力を超え、イ ンキの「ボタ落ち」が発生する。
【0003】
そこで本考案は、キャップの着脱を繰り返してもバキューム効果が小さく、イ ンキの「ボタ落ち」が発生することのない筆記具用キャップを提供することを目 的とする。
【0004】
本考案の筆記具用キャップは、筆記具本体に嵌着する蓋体内に、筆記具本体の 先口から突出するペン体のみを僅かなクリアランスで覆う有底筒状の密封部が一 体に形成されるとともに、密封部の開口部にOリングが配置され、このOリング が先口の先端縁に密着してペン体を密封することを特徴とする。
【0005】 すなわち、密封部が先口から突出するペン体のみを僅かなクリアランスで覆い 、しかも密封部の開口部に配置されたOリングが先口の先端縁に密着してペン体 を密封するので、密封部の有効内容積が小さくなり、バキューム効果がほとんど 発生しない。従って、キャップの着脱を繰り返しても、インキが引きだされず、 インキの「ボタ落ち」が発生しない。
【0006】
以下に図面に示す実施例に基いて本考案を具体的に説明する。図1において、 筆記具本体 30 は、水性インキを使用する「生インキタイプ」のマーキングペン であり、環状の係止突起 33 を有する先口 31 が筆記具本体 30 の先端に取り付 けられている。そして、先口 31 から、内部にインキ通過孔を有する棒状のペン 体 32 が突出している。次に、キャップの構造を説明すると、筆記具本体 30 に 嵌着する蓋体 10 は、合成樹脂製の筒状体であり、内周面に環状の係止突起 11 を有し、先口 31 の係止突起 33 を乗り越えて係合する。蓋体 10 内には有底筒 状の密封部 20 が一体に形成されている。この密封部 20 はペン体 32 のみを覆 うが、その内容積は小さくて蓋体 10 を先口 31 に嵌着したときの密封部 20 の 内面とペン体 32 の隙間は極く僅かである。そして、密封部 20 の開口部に軟弾 性材料からなるOリング 21 が配置されている。
【0007】 しかして、蓋体 10 を筆記具本体 30 に嵌着すると、係止突起 11 が先口 31 の係止突起 33 を乗り越えて係合するが、このとき先口 31 の先端縁がOリング 21 に衝合する。つまり、密封部 20 がOリング 21 と協働してペン体 32 のみ を密封するが、密封部 20 とペン体 32 の隙間は極く僅かであるので、蓋体 10 を筆記具本体 30 に嵌着した状態における密封部 20 の有効内容積はきわめて小 さい。従って、キャップを引き抜いたときにバキューム効果がほとんど生じない 。このため、キャップの着脱を繰り返しても、筆記具本体 30 内のインキが引き 出されず、インキの「ボタ落ち」が発生しない。
【0008】
以上説明したように、本考案の筆記具用キャップは、筆記具本体に嵌着する蓋 体内に、筆記具本体の先口から突出するペン体のみを僅かなクリアランスで覆う 有底筒状の密封部を一体に形成するとともに、密封部の開口部にOリングを配置 し、このOリングが先口の先端縁に密着するようにしたので、キャップの着脱を 繰り返してもバキューム効果が小さく、インキの「ボタ落ち」が発生することの ない筆記具用キャップとすることができる。
【図1】本考案実施例の断面図である。
10 蓋体 11 係止突起 20 密封部 21 Oリング 30 筆記具本体 31 先口 32 ペン体 33 係止突起
Claims (1)
- 【請求項1】 筆記具本体に嵌着する蓋体内に、筆記具
本体の先口から突出するペン体のみを僅かなクリアラン
スで覆う有底筒状の密封部が一体に形成されるととも
に、密封部の開口部にOリングが配置され、このOリン
グが先口の先端縁に密着してペン体を密封することを特
徴とする筆記具用キャップ。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP8670391U JPH0529789U (ja) | 1991-09-30 | 1991-09-30 | 筆記具用キヤツプ |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP8670391U JPH0529789U (ja) | 1991-09-30 | 1991-09-30 | 筆記具用キヤツプ |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0529789U true JPH0529789U (ja) | 1993-04-20 |
Family
ID=13894296
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP8670391U Pending JPH0529789U (ja) | 1991-09-30 | 1991-09-30 | 筆記具用キヤツプ |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH0529789U (ja) |
Citations (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS6129004A (ja) * | 1984-07-19 | 1986-02-08 | 松下電工株式会社 | 照明器具の透光カバ− |
JPS6282338A (ja) * | 1985-10-07 | 1987-04-15 | Yokogawa Electric Corp | 光フアイバ試験装置 |
-
1991
- 1991-09-30 JP JP8670391U patent/JPH0529789U/ja active Pending
Patent Citations (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS6129004A (ja) * | 1984-07-19 | 1986-02-08 | 松下電工株式会社 | 照明器具の透光カバ− |
JPS6282338A (ja) * | 1985-10-07 | 1987-04-15 | Yokogawa Electric Corp | 光フアイバ試験装置 |
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