JPH05297780A - 電子写真装置の感光体 - Google Patents

電子写真装置の感光体

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JPH05297780A
JPH05297780A JP12686692A JP12686692A JPH05297780A JP H05297780 A JPH05297780 A JP H05297780A JP 12686692 A JP12686692 A JP 12686692A JP 12686692 A JP12686692 A JP 12686692A JP H05297780 A JPH05297780 A JP H05297780A
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photoconductor
drum
photosensitive drum
flange
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Yasufumi Nakazato
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  • Discharging, Photosensitive Material Shape In Electrophotography (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 回転ムラを減ずるため感光体ドラム内に重錘
を収納する電子写真装置の感光体において、ランニング
コストを低くする。 【構成】 感光体16は、フランジ43に重錘41を一
体的に備える。そして、その重錘41を、開口40bを
通して感光体ドラム40内に挿入し、フランジ43の外
周ねじ部43bを開口40bの内周ねじ部40cにねじ
込んで感光体ドラム40に対して着脱自在としてなる。
しかして、感光体交換時、フランジ43を感光体ドラム
40から取り外して重錘41を取り出す。そうして、そ
の重錘41をフランジ43とともに、廃棄することなく
そのまま新しい感光体ドラム40に取り付けてその内部
に収納する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、レーザを用いた、プ
リンタ・複写機・ファクシミリなど、電子写真方式(感
光体を回転してその表面に画像を形成し、その画像をシ
ートに転写して記録を行う方式)によりシートに記録を
行う電子写真装置に適用しうる。詳しくは、そのような
電子写真装置において、回転ムラを減ずるための重錘を
備える感光体に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、この種の感光体では、感光体ドラ
ムの片側外端の支持軸に重錘を設け、感光体ドラムを回
転したときその慣性モーメントを増大して回転ムラの発
生を軽減していた。しかし、この従来の感光体は、感光
体ドラムの外側に重錘を設置するため、それだけ大型化
していた。そこで、従来、この種の感光体の中には、た
とえば図23に示すごとく、その感光体1の小型化を図
るために、感光体ドラム2の中空内部に重錘3を固定し
て回転ムラを減ずる構成としたものがあった。そして、
この感光体1は、感光体ドラム2の表面劣化等が原因で
寿命となったとき定期的に交換自在としていた。なお、
図中符号4はモータであり、5はモータギヤ、6は感光
体ギヤである。
【0003】
【発明が解決しよとする課題】ところが、従来のこの種
のものでは、重錘3を感光体ドラム2内に固定するか
ら、感光体1の交換時、そのたびに比較的高価な重錘3
ごと感光体1を廃棄して新しい重錘を内蔵した感光体と
取り換えなければならず、その結果、ランニングコスト
が高くなる問題があつた。
【0004】そこで、この発明の目的は、上述のような
感光体において、そのランニングコストを低くすること
にある。
【0005】
【課題を解決するための手段】そのため、請求項1に記
載のものは、たとえば図1〜図15において示す以下の
実施例とおり、回転ムラを減ずるため感光体ドラム40
内に重錘41を収納する電子写真装置の感光体16にお
いて、前記感光体ドラム40に対して前記重錘41を着
脱自在としてなることを特徴とする。
【0006】請求項2に記載のものは、たとえば図16
において示す以下の実施例のとおり、回転ムラを減ずる
ため感光体ドラム40内に重錘41を収納する電子写真
装置の感光体16において、流し込んだ液状物質58を
固化して前記感光体ドラム40内に比較的安価な前記重
錘41を形成してなることを特徴とする。
【0007】請求項3に記載のものは、たとえば図17
において示す以下の実施例のとおり、回転ムラを減ずる
ため感光体ドラム40内に重錘41を収納する電子写真
装置の感光体16において、前記感光体ドラム40内
に、比較的安価な可塑性材料60を押し込んで前記重錘
41を形成してなることを特徴とする。
【0008】請求項4に記載のものは、たとえば図18
において示す以下の実施例のとおり、請求項2または請
求項3に記載の電子写真装置の感光体16において、前
記感光体ドラム40に対して着脱自在な分離部材63を
介して前記重錘41を収納してなることを特徴とする。
【0009】請求項5に記載のものは、たとえば図19
および図20において示す以下の実施例のとおり、請求
項1または請求項2または請求項3に記載の電子写真装
置の感光体16において、前記感光体ドラム40内での
前記重錘41の動きを規制する内向きリブ40e・40
eを、前記感光体ドラム40の内面40dに形成してな
ることを特徴とする。
【0010】
【作用】そして、請求項1に記載のものでは、感光体交
換時、感光体ドラム40から重錘41を取り外し、その
重錘41を廃棄せずそのまま新しい感光体ドラム40に
取り付ける。
【0011】請求項2に記載のものでは、感光体ドラム
40内に液状物質58を流し込んで後に固化して比較的
安価な重錘41を形成する。そして、感光体交換時、こ
の重錘41を感光体ドラム40ごと廃棄する。
【0012】請求項3に記載のものでは、感光体ドラム
40内に比較的安価な可塑性材料60を押し込んで重錘
41を形成する。そして、感光体交換時、この重錘41
を感光体ドラム40ごと廃棄する。
【0013】請求項4に記載のものでは、感光体交換
時、分離部材63を重錘41ごと感光体ドラム40内か
ら取り出して廃棄する。
【0014】請求項5に記載のものでは、記録時、感光
体16を回転するとき、感光体ドラム40内の重錘41
の動きを内向きリブ40e・40eで規制する。
【0015】
【実施例】以下、図面を参照しつつ、この発明の実施例
を説明する。図22は、この発明の一実施例である感光
体を備えるレーザプリンタの外観斜視図であり、そのプ
リンタを、正面側から後述の感光体等を引き出して交換
する状態において示す。図中符号10は、オプションで
ある専用テーブルであり、その専用テ−ブル10上に装
置本体11を載置する。専用テ−ブル11の正面右側に
は、大量給紙装置12を着脱自在に取り付ける。装置本
体11内には、後述の感光体等を収納した作像ケース1
0aを引き出し自在に設ける。その装置本体11の正面
右側には、上下2段に各々給紙カセット13・13を着
脱自在に取り付ける。一方、装置本体11の上側には、
排紙スタック部14および排紙トレイ15を設けてな
る。
【0016】また、図21に、該レーザプリンタの内部
機構の全体概略構成を示す。装置本体11内ほぼ中央に
は、この発明による感光体16を時計方向に回転可能に
備える。その感光体16の周りには、回転方向に順に、
帯電器17・光書込み器18・現像器19・転写器20
・クリ−ニング器21を配置する。そのうち感光体16
・現像器19・転写器20・クリ−ニング器21を、作
像ケース10a内に交換自在に収納してなる。
【0017】一方、転写器20の右側にレジストローラ
22を配置する。他方、転写器20を挟んでレジストロ
ーラ22と反対の側には、搬送器23・定着器24・切
換手段25を順に並べて配置する。
【0018】ところで、専用テ−ブル10には、装置本
体11の図21中左下側に設ける両面プリント排紙路2
6と連絡してシート反転搬送路27を設けるとともに、
そのシート反転搬送路27から装置本体11内へと連絡
する再給紙路28を設ける。
【0019】しかして、図示レ−ザ−プリンタでは、給
紙ロ−ラ31・32・33を適宜選択して駆動し、シー
トSを給紙カセット13・13、大量給紙装置12内か
ら順次送り出し、レジストロ−ラ22に突き当てて止め
る。
【0020】他方、感光体16は、図中時計方向に回転
しながら帯電器17で表面を順次帯電し、次の光書込み
器18でレ−ザ−光を照射してその表面に静電潜像を形
成し、続いて現像器19位置を通るときその静電潜像を
逐次可視像化する。そして、その像とタイミングを合わ
せてレジストロ−ラ22を駆動してシートSを感光体1
6に向けて送り出す。しかして、その感光体16上の可
視像を、転写器20でシートSの表面に転写する。転写
後、感光体16の表面を、クリ−ニング器21で清掃す
る一方、シートSを、搬送器23で定着器24へと送
り、その定着器24で画像を定着する。そして、排紙搬
送路35を通して排紙スタック部14または排紙トレイ
15へと排出する。
【0021】さらに、シートSの裏面にも記録したい場
合には、切換手段25で排出方向を切り換え、画像定着
後のシートSを両面プリント排紙路26を通してシート
反転搬送路路27へと導き、そこで反転して再給紙路2
8を通して再び装置本体11内へと搬送し、再度レジス
トロ−ラ22に突き当てて止める。そして、同様に裏面
にも記録して排紙スタック部14または排紙トレイ15
上に排出する。
【0022】ところで、上述した感光体16は、図1に
示すごとく、円筒状の感光体ドラム40内に重錘41を
配置してなる。感光体ドラム40は、アルミ等でつく
り、外周面に感光材を塗布してなる。そして、図2でも
示すように、一端(図中左側)に軸方向外向きに突出す
る取付筒部40aを有し、他端側に開口40bを有す
る。開口40bには、内周ねじ部40cを形成してな
る。そして、図1に示すように、取付筒部40aに取付
軸42を取り付け、開口40bにフランジ43を取り付
ける。
【0023】フランジ43は、図3でも示すように、拡
径な環状フランジ部43aを有し、その左側に外周ねじ
部43bを形成する一方、右側にすり鉢状の凹部を形成
しその内周面に歯部43cを形成してなる。そして、外
周ねじ部43bの左側に、筒状の前記重錘41を一体的
に備えてなる。
【0024】そして、図1に示すように、この重錘41
を、開口40bを通して感光体ドラム40内に挿入し、
フランジ43の外周ねじ部43bを内周ねじ部40cに
ねじ込んで感光体ドラム40に対して着脱自在とする。
しかして、感光体16は、図示省略するが、取付軸42
を前記作像ケース10a一側で保持する一方、前記装置
本体11の側板で保持する傘歯車を歯部43cに噛み合
わせて回転自在に支持してなる。
【0025】そして、記録時、適宜駆動モータの回転を
ギヤ列を介して前記傘歯車に伝達して感光体16を回転
し、感光体ドラム40の外周面に画像を形成する。その
感光体16の回転時、感光体16は、重錘41により感
光体ドラム40の慣性モーメントが増大し、回転ムラを
発生させることなく回転する。しかして後、たとえば感
光体ドラム40の外周面が劣化するなどして感光体が寿
命となったとき、感光体16を新しいものと交換する。
その感光体交換時には、前記作像ケース10aを引き出
し、その作像ケース10a内から感光体16を取り外し
てから、フランジ43を感光体ドラム40から取り外し
て重錘41を取り出す。そして、その重錘41をフラン
ジ43とともに、廃棄することなくそのまま新しい感光
体ドラム40に取り付けてその内部に収納する。
【0026】ところで、上述した図示実施例では、前記
感光体16の回転時に、重錘41により感光体ドラム4
0の慣性モーメントを増大して回転ムラの発生を防止す
る。しかし、この発明では、たとえば以下に図示するよ
うに、感光体の回転ムラの発生を一層確実に防止する構
成とすることもできる。
【0027】この他の実施例では、たとえば図4および
図5に示すとおり、フランジ43と重錘41とを別体に
形成する。そして、フランジ43は、その外周ねじ部4
3bの端面中央に外向きの嵌合突起43dを有する。重
錘41は、比較的長手の円柱部材からなり、その両端中
央にそれぞれ穴41a・41bを設けてなる。そして、
重錘41は、その一端(図中左端)の穴41a内に順
次、圧縮バネ45を入れ規制ピン46の基端を係合して
なる。しかして、感光体16は、図4に示すように、感
光体ドラム40内に重錘41を挿入して規制ピン46の
先端46aを取付筒部40aに差し込み、他方の穴41
bに嵌合突起43dを係合してフランジ43で開口40
bを塞いでなる。
【0028】そして、この実施例では、記録時、感光体
16を回転するときに、感光体ドラム40と重錘41と
を規制ピン46で連結していることから、感光体ドラム
40の回転中心と重錘41の重心とがずれることを防止
する。しかして、感光体交換時は、フランジ43を感光
体ドラム40から取り外し、さらに、重錘41を感光体
ドラム40内から取り出す。そして、それらフランジ4
3および重錘41を、廃棄することなくそのまま新しい
感光体ドラム40に取り付ける。
【0029】ところで、上述した図示実施例では、いず
れもねじ込み式のフランジ43自体に重錘41を支持す
ることにより、その重錘41を感光体ドラム40に対し
て着脱自在としたが、この発明では、たとえば図6〜図
8において示す以下の実施例のごとく、フランジ43と
は別に、重錘41を感光体ドラム40の内面40dに弾
性的に密着させて保持することにより、重錘41を着脱
自在とすることもできる。
【0030】この他の実施例では、図7および図8に示
すとおり、2つの断面円弧状部材48・49を突き合わ
せて1つの円筒状の重錘41を形成する。そして、その
重錘41には、対向する互いの一側突合せ部48a・4
9a間を回動ピン50で回動自在に連結するとともに、
他側突合せ部48b・49b間に圧縮バネ51を設けて
なる。
【0031】しかして、この重錘41を感光体ドラム4
0内に収納するときは、圧縮バネ51をいったん圧縮状
態にし、図6に示すように重錘41を感光体ドラム40
内に入れる。そして、圧縮バネ51の圧縮状態を開放す
ると、重錘41は、圧縮バネ51の弾性的な復帰力で円
弧状部材48・49の外周面がそれぞれ感光体ドラム4
0の内面40dに密着して保持される。そして、フラン
ジ43を開口40bに取り付けてその開口40bを塞
ぐ。
【0032】そうして、感光体交換時には、フランジ4
3を取り外してから、圧縮バネ51を圧縮状態にして重
錘41を感光体ドラム40内から取り出す。そして、そ
れらフランジ43および重錘41を、廃棄することなく
そのまま新しい感光体ドラム40に取り付ける。
【0033】また、上述の図6〜図8において示した実
施例では、圧縮バネ51の弾性で重錘41を感光体ドラ
ム40の内面40dに密着させて着脱自在としたが、こ
の発明では、たとえば図9〜図11において示す以下の
実施例のごとく、磁石の磁性を利用して重錘41を感光
体ドラム40の内面40dに密着させて着脱自在とする
こともできる。
【0034】この他の実施例において、感光体ドラム4
0は、磁性材料からなる。一方、重錘41は、図10に
示すとおり、2つの半円板状の磁石52・53からな
る。
【0035】そして、この重錘41を感光体ドラム40
内に収納するときは、各磁石52・53は、互いに同一
磁極を対向させた状態で、図9に示すように感光体ドラ
ム40内に収納する。すると、図11中矢示するごと
く、重錘41は、磁石52・53相互の反発力ととも
に、感光体ドラム40の内面40dとの間に作用する吸
着力によってその内面40dに密着して保持される。し
かして、開口40bをフランジ43で塞ぐ。
【0036】そうして、感光体交換時には、フランジ4
3を感光体ドラム40から取り外してから、磁石52・
53を取り出す。そして、磁石52・53をそのまま新
しい感光体ドラム40内に収納し、その開口40bをフ
ランジ43で塞ぐだけでよい。
【0037】さらに、上述した図6〜図11で示した実
施例では、重錘41を感光体ドラム40の内面40dに
密着して保持したが、たとえば図12に示すとおり、重
錘41を円筒状のゴムローラで形成し、図13に示すよ
うに、そのゴムローラの重錘41を感光体ドラム40内
にただ収納するだけの構成としてもよい。
【0038】この他の実施例では、記録時、感光体を回
転するときには、図14に示すように、重錘41の外周
面が感光体ドラム40の内面40dに接触してその内面
40dとの間の摩擦で連れ回りする。そして、感光体交
換時は、フランジ43を感光体ドラム40から取り外し
て該ゴムローラの重錘41を取り出し、廃棄することな
くそのまま新しい感光体ドラム40内に収納し、その開
口40bをフランジ43で塞ぐだけでよい。
【0039】またさらに、図12〜図14では、ゴムロ
ーラで重錘41を形成したが、たとえば図15に示すよ
うに、容器55を使って感光体ドラム40内に顆粒状の
材料56を流し込んで重錘41を形成することもでき
る。
【0040】この他の実施例において、感光体交換時
は、図示省略した前記フランジを感光体ドラム40から
取り外して顆粒状材料56を取り出し、それを廃棄する
ことなくそのまま重錘41として新しい感光体ドラム4
0内に流し込み、その開口40bをフランジ43で塞ぐ
だけでよい。なお、この場合、顆粒状材料56に限ら
ず、砂状の材料・粉末状の材料・また場合によっては液
体等の流体を使用することも可能である。
【0041】ところで、上述した図示実施例では、いず
れも感光体ドラム40に対して重錘41を着脱自在と
し、感光体交換時にそのまま重錘41を再使用可能な構
成とした。しかし、たとえば次の図示実施例のごとく、
重錘41を比較的安価な材料で形成し、感光体交換時に
は、感光体ドラム40ごと内部の重錘41も廃棄する構
成としてもよい。
【0042】その場合は、図16において示す実施例の
ごとく、たとえば接着剤・セメント・石膏・ゲル化を引
き起こす材料と水との混合物等の液状物質58を、容器
55を使って感光体ドラム40内に流し込み、その後固
化させて重錘41を形成する。ただし、重錘41として
固化時に体積が大きくなる液状物質を使用することは好
ましくない。
【0043】また、図17において示す実施例のごと
く、たとえば粘土やゴム等の可塑性材料60を、押し込
み用ピストン61を使って感光体ドラム40内に押し込
んで重錘41を形成する構成とすることもできる。
【0044】ところで、この発明では、交換時に上述の
ように重錘41ごと破棄する感光体16において、たと
えば図18に示す実施例のごとく、感光体ドラム40内
から重錘41を取り出すための分離部材63を、感光体
ドラム40内に着脱自在に備える構成とすることもでき
る。
【0045】この他の図示実施例において、分離部材6
3は、ナイロン等の材料でつくり、中央の取り出し用の
把手部63aと、感光体ドラム40の内面40dに沿っ
て円筒状をなす分離部63bとからなる。そして、予め
分離部材63を感光体ドラム40内に収納してから、た
とえば前記可塑性材料60を押し込み、分離部材63を
介して重錘41を形成する。
【0046】しかして、感光体交換時、感光体16を前
記装置本体11から取り外して後、把手部63aを持っ
て重錘41ごと分離部材63を取り出して破棄する。一
方、感光体ドラム40は、破棄せず回収する。そして、
たとえば感光体ドラム製造用の金属材料として再利用す
る。
【0047】さて、この発明では、上記重錘41を、た
とえば顆粒状材料56や液状物質58や可塑性材料60
で形成する場合などにおいて、たとえば図19および図
20において示す実施例のごとく、感光体ドラム40の
内面40dに互いに内向きのリブ40e・40eを形成
し、その内向きリブ40e・40eで感光体ドラム40
内での顆粒状材料56等を一体化する構成とすることも
できる。
【0048】そして、記録時、感光体16を回転すると
きに、感光体ドラム40内での重錘41の動きを規制し
てガタの発生を防ぐ。しかして、一層確実に感光体16
の回転ムラの発生を防止する。
【0049】
【発明の効果】したがつて、請求項1に記載のものによ
れば、回転ムラを減ずるため感光体ドラム内に重錘を収
納する感光体において、その重錘を感光体ドラムに対し
て着脱自在とし、感光体交換時には、感光体ドラムから
重錘を取り外し、廃棄することなくそのまま新しい感光
体ドラムに取り付けるから、感光体の交換ためのランニ
ングコストを低くすることができる。
【0050】請求項2に記載のものによれば、回転ムラ
を減ずるため感光体ドラム内に重錘を収納する電子写真
装置の感光体において、感光体ドラム内に流し込んだ液
体を固化して比較的安価な重錘を形成することにより、
同様にランニングコストを低くすることができる。
【0051】請求項3に記載のものによれば、回転ムラ
を減ずるため感光体ドラム内に重錘を収納する電子写真
装置の感光体において、感光体ドラム内に比較的安価な
可塑性材料を押し込んで重錘を形成することにより、同
様にランニングコストを低くすることができる。
【0052】請求項4に記載のものによれば、請求項2
または3に記載のものにおいて、感光体ドラムに対して
着脱自在な分離部材を介して重錘を収納するから、感光
体交換時、重錘を感光体ドラム内から分離部材ごと簡単
に取り出すことができる。
【0053】請求項5に記載のものによれば、請求項
1、2または3に記載のものにおいて、感光体ドラム内
での重錘の動きを規制する内向きリブを感光体ドラムの
内面に形成するから、重錘を感光体ドラム内で確実に保
持して一層感光体の回転ムラの発生を防止することがで
きる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の一実施例である感光体の縦断面図で
ある。
【図2】その感光体の感光体ドラムの縦断面図である。
【図3】その感光体の重錘を有するフランジの斜視図で
ある。
【図4】回転中心のズレ防止構造を備える他の実施例に
おける感光体の縦断面図である。
【図5】その感光体の重錘とフランジの分解斜視図であ
る。
【図6】弾性的に重錘を感光体ドラムの内面に密着して
保持する他の実施例における感光体の縦断面図である。
【図7】その感光体の重錘の斜視図である。
【図8】その重錘の側面図である。
【図9】重錘を磁石で形成した他の実施例における感光
体の縦断面図である。
【図10】その重錘の斜視図である。
【図11】その重錘の磁性による吸引・反発の作用説明
図である。
【図12】重錘をゴムローラで形成した他の実施例にお
けるその重錘の斜視図である。
【図13】その重錘を収納した感光体の縦断面図であ
る。
【図14】その感光体回転時の重錘の連れ回り状態を示
す状態説明図である。
【図15】重錘を顆粒状材料で形成し、その顆粒状材料
を感光体ドラム内に流し込む状態を示す他の実施例の状
態説明図である。
【図16】重錘を固化性の液体で形成し、その液体を感
光体ドラム内に流し込む状態を示す他の実施例の状態説
明図である。
【図17】重錘を可塑性材料で形成し、その可塑性材料
を感光体ドラム内に押し込む状態を示す他の実施例の状
態説明図である。
【図18】重錘取り出し用の分離部材を備える構成とし
た他の実施例における感光体の縦断面図である。
【図19】感光体ドラムの内面に内向きリブを設ける構
成とした他の実施例における感光体の縦断面図である。
【図20】その感光体の感光体ドラムの横断面図であ
る。
【図21】この発明の感光体を備えるレーザプリンタの
内部構造を示す全体概略構成図である。
【図22】そのレーザプリンタの外観斜視図である。
【図23】従来の感光体の縦断面図である。
【符号の説明】
16 感光体 40 感光体ドラム 40d 感光体ドラムの内面 40e 内向きリブ 41 重錘 58 固化性の液体 60 可塑性材料 63 分離部材

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 回転ムラを減ずるため感光体ドラム内に
    重錘を収納する電子写真装置の感光体において、前記感
    光体ドラムに対して前記重錘を着脱自在としてなる、電
    子写真装置の感光体。
  2. 【請求項2】 回転ムラを減ずるため感光体ドラム内に
    重錘を収納する電子写真装置の感光体において、流し込
    んだ液状物質を固化して前記感光体ドラム内に比較的安
    価な前記重錘を形成してなる、電子写真装置の感光体。
  3. 【請求項3】 回転ムラを減ずるため感光体ドラム内に
    重錘を収納する電子写真装置の感光体において、前記感
    光体ドラム内に、比較的安価な可塑性材料を押し込んで
    前記重錘を形成してなる、電子写真装置の感光体。
  4. 【請求項4】 前記感光体ドラムに対して着脱自在な分
    離部材を介して前記重錘を収納してなる、請求項2また
    は請求項3に記載の電子写真装置の感光体。
  5. 【請求項5】 前記感光体ドラム内での前記重錘の動き
    を規制する内向きリブを、前記感光体ドラムの内面に形
    成してなる、請求項1または請求項2または請求項3に
    記載の電子写真装置の感光体。
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