JPH05297746A - 静電カラー画像形成装置 - Google Patents
静電カラー画像形成装置Info
- Publication number
- JPH05297746A JPH05297746A JP4124334A JP12433492A JPH05297746A JP H05297746 A JPH05297746 A JP H05297746A JP 4124334 A JP4124334 A JP 4124334A JP 12433492 A JP12433492 A JP 12433492A JP H05297746 A JPH05297746 A JP H05297746A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- image
- recording medium
- transfer
- thin film
- insulating resin
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Withdrawn
Links
Landscapes
- Fixing For Electrophotography (AREA)
- Wet Developing In Electrophotography (AREA)
- Combination Of More Than One Step In Electrophotography (AREA)
- Color Electrophotography (AREA)
- Electrophotography Using Other Than Carlson'S Method (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【目的】 本発明は、良好なカラー画像を多種多様な記
録媒体上に形成できる画像形成方法を提供する。 【構成】 導電性基体上に離型剤層と絶縁性樹脂薄膜を
形成した画像支持体上に、選択的に電荷を付与して静電
潜像を形成する手段と、この静電潜像を現像する液体現
像装置と、画像支持体の絶縁性樹脂薄膜を画像ごと記録
媒体に転写するための転写手段と、転写されたカラー画
像を定着させる定着手段を有し、この転写手段および定
着手段は転写条件,定着条件を変化させることが可能な
制御機構を有する。 【効果】 簡単な機械構成で、高解像度,高階調性のカ
ラー画像を多種多様な記録媒体に形成することができ
る。
録媒体上に形成できる画像形成方法を提供する。 【構成】 導電性基体上に離型剤層と絶縁性樹脂薄膜を
形成した画像支持体上に、選択的に電荷を付与して静電
潜像を形成する手段と、この静電潜像を現像する液体現
像装置と、画像支持体の絶縁性樹脂薄膜を画像ごと記録
媒体に転写するための転写手段と、転写されたカラー画
像を定着させる定着手段を有し、この転写手段および定
着手段は転写条件,定着条件を変化させることが可能な
制御機構を有する。 【効果】 簡単な機械構成で、高解像度,高階調性のカ
ラー画像を多種多様な記録媒体に形成することができ
る。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は静電記録による画像形成
方法に関わり、特に液体現像法を用いて画像支持体上に
形成したカラートナー画像を、画像支持体の一部と共に
記録媒体に転写して記録媒体上にカラー画像を形成する
画像形成装置に関わる。
方法に関わり、特に液体現像法を用いて画像支持体上に
形成したカラートナー画像を、画像支持体の一部と共に
記録媒体に転写して記録媒体上にカラー画像を形成する
画像形成装置に関わる。
【0002】
【従来の技術】従来の電子写真法を用いたカラー画像形
成プロセスでは、感光体を均一に帯電させた後にレーザ
などの露光系により形成した静電潜像を乾式現像法で現
像し、このトナー像を静電気的に紙に転写する工程を繰
り返し行い、紙上に形成された各色粉体トナー像を定着
器で定着させてカラー画像を得る方法がある。
成プロセスでは、感光体を均一に帯電させた後にレーザ
などの露光系により形成した静電潜像を乾式現像法で現
像し、このトナー像を静電気的に紙に転写する工程を繰
り返し行い、紙上に形成された各色粉体トナー像を定着
器で定着させてカラー画像を得る方法がある。
【0003】また電子写真法を用い、画像の転写を熱的
に行う画像形成方法としてUSP−4,686,163
に記載されるように、感光体上に絶縁性の転写材をコー
ティングした中間記録媒体とし、この中間記録媒体表面
を均一に帯電させた後にレーザなどの露光系により裏面
から露光して形成した静電潜像を現像し、この帯電から
現像の工程を繰り返し行って形成された各色トナー像を
紙に転写材ごと転写してカラー画像を得る方法が記載さ
れている。
に行う画像形成方法としてUSP−4,686,163
に記載されるように、感光体上に絶縁性の転写材をコー
ティングした中間記録媒体とし、この中間記録媒体表面
を均一に帯電させた後にレーザなどの露光系により裏面
から露光して形成した静電潜像を現像し、この帯電から
現像の工程を繰り返し行って形成された各色トナー像を
紙に転写材ごと転写してカラー画像を得る方法が記載さ
れている。
【0004】これに対し、イオン流量を画像に対応する
各ドット毎に制御して階調性を再現する静電潜像形成法
があり、その例としてUSP−3,742,516やU
SP−4,463,363などに記載された方法,装置
がある。また静電潜像を忠実に顕像化する方法として液
体現像法があり、乾式現像法に比べてトナーが小粒径で
高解像度の画像を得ることができ、この両者を組み合わ
せることで従来の電子写真法に比べ極めて優れたカラー
画像を形成することができることが知られている。
各ドット毎に制御して階調性を再現する静電潜像形成法
があり、その例としてUSP−3,742,516やU
SP−4,463,363などに記載された方法,装置
がある。また静電潜像を忠実に顕像化する方法として液
体現像法があり、乾式現像法に比べてトナーが小粒径で
高解像度の画像を得ることができ、この両者を組み合わ
せることで従来の電子写真法に比べ極めて優れたカラー
画像を形成することができることが知られている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】電子写真法では、カラ
ー画像再現に重要な階調性を得るために疑似的に2値の
ドットで階調性を再現するディザ法などが用いられてい
るが、この方法では階調性を高めようとすると1階調当
たりのドット数が多くなることで解像力が低下し、また
滑らかな色調の再現ができないという欠点があり、さら
に乾式現像では、静電潜像を直径7〜12μmの粉体ト
ナーによって現像を行なった後に静電気的に紙に画像を
転写するので、転写された画像の解像度が悪くなってし
まう。
ー画像再現に重要な階調性を得るために疑似的に2値の
ドットで階調性を再現するディザ法などが用いられてい
るが、この方法では階調性を高めようとすると1階調当
たりのドット数が多くなることで解像力が低下し、また
滑らかな色調の再現ができないという欠点があり、さら
に乾式現像では、静電潜像を直径7〜12μmの粉体ト
ナーによって現像を行なった後に静電気的に紙に画像を
転写するので、転写された画像の解像度が悪くなってし
まう。
【0006】また感光体上に絶縁性の転写材をコーティ
ングした中間記録媒体とし形成された各色トナー像を紙
に転写材ごと転写してカラー画像を得る方法では、コー
ティングされた転写材が中間記録媒体の感光性機能を保
持させる必要があり、加えて裏面露光などが必要となる
ことから装置も非常に複雑な構成を採る必要があった。
ングした中間記録媒体とし形成された各色トナー像を紙
に転写材ごと転写してカラー画像を得る方法では、コー
ティングされた転写材が中間記録媒体の感光性機能を保
持させる必要があり、加えて裏面露光などが必要となる
ことから装置も非常に複雑な構成を採る必要があった。
【0007】このように電子写真法でのカラー画像形成
は、画像の階調性,解像度ともに問題があり、装置の構
成も複雑となる。
は、画像の階調性,解像度ともに問題があり、装置の構
成も複雑となる。
【0008】一方、イオン流量を画像に対応する各ドッ
ト毎に制御して階調性を再現する静電潜像形成法と液体
現像法の組み合わせで画像形成する方法では、画像の階
調性や解像度は改善されるが、トナー粒子の物理特性や
電気特性から紙への良好な画像転写が基本的に困難であ
るという問題がある。
ト毎に制御して階調性を再現する静電潜像形成法と液体
現像法の組み合わせで画像形成する方法では、画像の階
調性や解像度は改善されるが、トナー粒子の物理特性や
電気特性から紙への良好な画像転写が基本的に困難であ
るという問題がある。
【0009】従って従来は、導電性を有する基紙に絶縁
層をコーティングした静電記録紙をカラー画像形成の媒
体として用い、静電記録紙上に直接画像形成してそれを
出力画像とする所謂直接記録方式を行う例が多かった。
層をコーティングした静電記録紙をカラー画像形成の媒
体として用い、静電記録紙上に直接画像形成してそれを
出力画像とする所謂直接記録方式を行う例が多かった。
【0010】そこで本発明は、画像の階調性や解像度を
良好に保ちながら、普通紙に限らず多種多様な記録媒体
にカラー画像を形成することができる小型で簡単な構造
の画像形成装置を提供することを目的とする。
良好に保ちながら、普通紙に限らず多種多様な記録媒体
にカラー画像を形成することができる小型で簡単な構造
の画像形成装置を提供することを目的とする。
【0011】
【課題を解決するための手段】本発明は上記課題を解決
するために、導電性基体上に離型剤層とその上に塗布ま
たはフィルムの張り合わせになどで絶縁性樹脂薄膜を形
成した画像支持体と、選択的に電荷を付与し静電潜像を
形成する手段と、静電潜像を現像する液体現像装置と、
画像支持体上に静電潜像形成と現像する工程を複数回繰
り返すことによりカラートナー画像を形成する機構と、
該支持体と記録媒体を重ねてトナー層と共に絶縁性樹脂
薄膜を転写するための加熱及び加圧するための転写手段
と、記録媒体に転写された絶縁性樹脂薄膜およびカラー
画像を加熱及び加圧によって記録媒体に定着させる定着
手段を有し、転写手段および定着手段は絶縁性樹脂薄膜
が記録媒体に充分に転写,定着できるように、温度や圧
力の転写条件を変化させることが可能な制御機構を有す
ることを特徴とする。
するために、導電性基体上に離型剤層とその上に塗布ま
たはフィルムの張り合わせになどで絶縁性樹脂薄膜を形
成した画像支持体と、選択的に電荷を付与し静電潜像を
形成する手段と、静電潜像を現像する液体現像装置と、
画像支持体上に静電潜像形成と現像する工程を複数回繰
り返すことによりカラートナー画像を形成する機構と、
該支持体と記録媒体を重ねてトナー層と共に絶縁性樹脂
薄膜を転写するための加熱及び加圧するための転写手段
と、記録媒体に転写された絶縁性樹脂薄膜およびカラー
画像を加熱及び加圧によって記録媒体に定着させる定着
手段を有し、転写手段および定着手段は絶縁性樹脂薄膜
が記録媒体に充分に転写,定着できるように、温度や圧
力の転写条件を変化させることが可能な制御機構を有す
ることを特徴とする。
【0012】
【作用】本発明によれば、導電性基体上に離型剤層とそ
の上に塗布またはフィルムの張り合わせなどで絶縁性樹
脂薄膜を形成した画像支持体に、例えばイオノグラフィ
ー法を用いて選択的に電荷を付与する手段で形成した静
電潜像を液体現像法で現像し、この工程を複数回繰り返
すことによりカラートナー画像を形成した後に、画像支
持体上のトナー層と共に絶縁性樹脂薄膜を加熱及び加圧
して記録媒体に転写し、記録媒体に転写された絶縁性樹
脂薄膜およびカラー画像を加熱及び加圧によって記録媒
体に定着させることで、画像の階調性や解像度を良好に
保ちながらカラー画像を形成することができる。
の上に塗布またはフィルムの張り合わせなどで絶縁性樹
脂薄膜を形成した画像支持体に、例えばイオノグラフィ
ー法を用いて選択的に電荷を付与する手段で形成した静
電潜像を液体現像法で現像し、この工程を複数回繰り返
すことによりカラートナー画像を形成した後に、画像支
持体上のトナー層と共に絶縁性樹脂薄膜を加熱及び加圧
して記録媒体に転写し、記録媒体に転写された絶縁性樹
脂薄膜およびカラー画像を加熱及び加圧によって記録媒
体に定着させることで、画像の階調性や解像度を良好に
保ちながらカラー画像を形成することができる。
【0013】また画像支持体上のトナー層と共に絶縁性
樹脂薄膜を記録媒体に転写するので、記録媒体の厚みや
材質,平滑度に応じて加熱及び加圧などの転写条件と定
着条件を変化させることで、普通紙に限らず多種多様な
受像媒体に良好なカラー画像を形成することができる。
樹脂薄膜を記録媒体に転写するので、記録媒体の厚みや
材質,平滑度に応じて加熱及び加圧などの転写条件と定
着条件を変化させることで、普通紙に限らず多種多様な
受像媒体に良好なカラー画像を形成することができる。
【0014】
【実施例】以下に本発明の実施例を図面を参照しながら
説明する。図1は本発明による静電カラープリンタの実
施例の概略を示す構成図で、導電性基体上に離型剤層と
その上にフィルムの張り合わせで絶縁性樹脂薄膜を形成
した画像支持体1を、必要量だけ取り出してカッター6
で切り放しアースに接続した導電性ドラム2に巻き付け
る。
説明する。図1は本発明による静電カラープリンタの実
施例の概略を示す構成図で、導電性基体上に離型剤層と
その上にフィルムの張り合わせで絶縁性樹脂薄膜を形成
した画像支持体1を、必要量だけ取り出してカッター6
で切り放しアースに接続した導電性ドラム2に巻き付け
る。
【0015】画像支持体1は帯電器3で全面を均一に帯
電した後に、イオンフローヘッド4で帯電した電荷と逆
極性のイオンを選択的に付与して静電潜像を形成し、こ
の潜像を現像器51で反転現像して画像を顕像化する。
電した後に、イオンフローヘッド4で帯電した電荷と逆
極性のイオンを選択的に付与して静電潜像を形成し、こ
の潜像を現像器51で反転現像して画像を顕像化する。
【0016】帯電,静電潜像形成,現像工程を現像器5
1〜54を交換しながら繰り返し行うことで4色のカラ
ー成分を含む画像が形成され、現像器51〜54は各々
異なる色、例えば印刷で用いられるプロセスカラーのブ
ラック,シアン,マゼンタ,イエローの液体現像剤が配
置されており、これら4色の色の組み合わせで多くの色
を再現した画像を得ることができる。
1〜54を交換しながら繰り返し行うことで4色のカラ
ー成分を含む画像が形成され、現像器51〜54は各々
異なる色、例えば印刷で用いられるプロセスカラーのブ
ラック,シアン,マゼンタ,イエローの液体現像剤が配
置されており、これら4色の色の組み合わせで多くの色
を再現した画像を得ることができる。
【0017】画像支持体1上に形成されたカラー画像
は、支持体とともに導電性ドラム2から分離され、図示
しない搬送機構によって搬送された記録媒体7と重ね合
わせた状態で、転写器8を通過させることで支持体の絶
縁性樹脂皮膜と共に記録媒体に転写され、画像支持体の
導電性基体と導電性基体上の離型剤層を分離して取り去
った後に、記録媒体を定着器9で定着することで記録媒
体上にカラー画像を得ることができる。
は、支持体とともに導電性ドラム2から分離され、図示
しない搬送機構によって搬送された記録媒体7と重ね合
わせた状態で、転写器8を通過させることで支持体の絶
縁性樹脂皮膜と共に記録媒体に転写され、画像支持体の
導電性基体と導電性基体上の離型剤層を分離して取り去
った後に、記録媒体を定着器9で定着することで記録媒
体上にカラー画像を得ることができる。
【0018】図2は転写機構と定着機構の例を示す図
で、内部に転写器ヒーター84を内臓した転写器加熱ロ
ール83と、この転写器加熱ロールにバネで加圧されな
がら圧接する転写器バックアップロール85と、転写器
熱電対温度計86と、転写器加熱調節機構81からな
り、転写器加熱調節機構は転写器熱電対温度計によって
モニターされた温度を検出し、転写器加熱ロールの表面
温度が170℃になるように転写器ヒーター84に電力
を供給するようになっており、転写性の悪い記録媒体を
使用する場合には転写器キー入力82によって転写器加
熱ロールに加わる温度が200℃になるような機構にな
っている。
で、内部に転写器ヒーター84を内臓した転写器加熱ロ
ール83と、この転写器加熱ロールにバネで加圧されな
がら圧接する転写器バックアップロール85と、転写器
熱電対温度計86と、転写器加熱調節機構81からな
り、転写器加熱調節機構は転写器熱電対温度計によって
モニターされた温度を検出し、転写器加熱ロールの表面
温度が170℃になるように転写器ヒーター84に電力
を供給するようになっており、転写性の悪い記録媒体を
使用する場合には転写器キー入力82によって転写器加
熱ロールに加わる温度が200℃になるような機構にな
っている。
【0019】定着機構は、内部に定着器ヒーター94を
内臓した定着器加熱ロール93と、この定着器加熱ロー
ルにバネで加圧されながら圧接する定着器バックアップ
ロール95と、定着器熱電対温度計96と、定着器加熱
調節機構91からなり、定着器加熱調節機構は定着器熱
電対温度計によってモニターされた温度を検出し、定着
器加熱ロールの表面温度が130℃になるように定着器
ヒーター94に電力を供給するようになっており、定着
性の悪い記録媒体を使用する場合には定着器キー入力9
2によって定着器加熱ロールに加わる温度が150℃に
なるような機構になっている。
内臓した定着器加熱ロール93と、この定着器加熱ロー
ルにバネで加圧されながら圧接する定着器バックアップ
ロール95と、定着器熱電対温度計96と、定着器加熱
調節機構91からなり、定着器加熱調節機構は定着器熱
電対温度計によってモニターされた温度を検出し、定着
器加熱ロールの表面温度が130℃になるように定着器
ヒーター94に電力を供給するようになっており、定着
性の悪い記録媒体を使用する場合には定着器キー入力9
2によって定着器加熱ロールに加わる温度が150℃に
なるような機構になっている。
【0020】図3は画像支持体である転写シートの構造
例で、厚みが50μmの導電性紙13上にシリコン樹脂
で形成した絶縁性で厚さ10μmの離型剤層12と、そ
の上にガラス転移温度が60℃で厚さ3μmの絶縁性樹
脂薄膜11を有する。
例で、厚みが50μmの導電性紙13上にシリコン樹脂
で形成した絶縁性で厚さ10μmの離型剤層12と、そ
の上にガラス転移温度が60℃で厚さ3μmの絶縁性樹
脂薄膜11を有する。
【0021】図1,図2の機構と図3の画像支持体を用
い、様々な記録媒体にカラー画像を出力した。
い、様々な記録媒体にカラー画像を出力した。
【0022】実施例−1 記録媒体に厚みが75μmの普通紙を使用し、転写器加
熱ロールの温度が170℃、定着器加熱ロールの温度が
130℃になるように制御して画像を出力させたとこ
ろ、各ドット毎に階調性を制御した静電潜像を液体現像
剤が忠実に顕像化した良好な画像が得られ、記録媒体上
での定着性に優れた画像が得られた。
熱ロールの温度が170℃、定着器加熱ロールの温度が
130℃になるように制御して画像を出力させたとこ
ろ、各ドット毎に階調性を制御した静電潜像を液体現像
剤が忠実に顕像化した良好な画像が得られ、記録媒体上
での定着性に優れた画像が得られた。
【0023】定着器加熱ロールの温度が130℃になる
ように制御し、図2で示した転写器キー入力82で転写
性の悪い記録媒体を使用することを転写器加熱調節機構
81に入力し、加熱ロールの温度が200℃になるよう
に制御しながら画像を出力したところ、紙の白度が若干
低下した。
ように制御し、図2で示した転写器キー入力82で転写
性の悪い記録媒体を使用することを転写器加熱調節機構
81に入力し、加熱ロールの温度が200℃になるよう
に制御しながら画像を出力したところ、紙の白度が若干
低下した。
【0024】転写器加熱ロールの温度が170℃になる
ように制御し、図2で示した定着器キー入力92で定着
性の悪い記録媒体を使用することを定着器加熱調節機構
91に入力し、定着器加熱ロールの温度が150℃にな
るように制御しながら画像を出力したところ、転写した
絶縁性樹脂薄膜の透明度が若干低下した。
ように制御し、図2で示した定着器キー入力92で定着
性の悪い記録媒体を使用することを定着器加熱調節機構
91に入力し、定着器加熱ロールの温度が150℃にな
るように制御しながら画像を出力したところ、転写した
絶縁性樹脂薄膜の透明度が若干低下した。
【0025】また転写器加熱ロールの温度が170℃に
なるように制御しながら定着機構を取り外して定着工程
を省いた画像は、部分的に未定着の部位があって擦ると
画像が剥がれが発生した。
なるように制御しながら定着機構を取り外して定着工程
を省いた画像は、部分的に未定着の部位があって擦ると
画像が剥がれが発生した。
【0026】実施例−2 記録媒体に厚みが30μmの薄い紙を使用し、転写器加
熱ロールの温度が170℃、定着器加熱ロールの温度が
130℃になるように制御して画像を出力させたとこ
ろ、各ドット毎に階調性を制御した静電潜像を液体現像
剤が忠実に顕像化した良好な画像が得られ、記録媒体上
での定着性に優れた画像が得られたが、紙のカールが強
くて丸まった状態になった。
熱ロールの温度が170℃、定着器加熱ロールの温度が
130℃になるように制御して画像を出力させたとこ
ろ、各ドット毎に階調性を制御した静電潜像を液体現像
剤が忠実に顕像化した良好な画像が得られ、記録媒体上
での定着性に優れた画像が得られたが、紙のカールが強
くて丸まった状態になった。
【0027】定着器加熱ロールの温度が130℃になる
ように制御し、図2で示した転写器キー入力82で転写
性の悪い記録媒体を使用することを転写器加熱調節機構
81に入力し、転写器加熱ロールの温度が200℃にな
るように制御しながら画像を出力したところ、紙が黄色
っぽく変色してしまい、紙のカールが強く丸まった状態
になった。
ように制御し、図2で示した転写器キー入力82で転写
性の悪い記録媒体を使用することを転写器加熱調節機構
81に入力し、転写器加熱ロールの温度が200℃にな
るように制御しながら画像を出力したところ、紙が黄色
っぽく変色してしまい、紙のカールが強く丸まった状態
になった。
【0028】また転写器加熱ロールの温度が170℃に
なるように制御しながら定着機構を取り外して定着工程
を省いた画像は、紙のカールも少なく定着性に優れた画
像が得られた。
なるように制御しながら定着機構を取り外して定着工程
を省いた画像は、紙のカールも少なく定着性に優れた画
像が得られた。
【0029】実施例−3 記録媒体に厚みが500μmの厚紙を使用し、転写器加
熱ロールの温度が170℃、定着器加熱ロールの温度が
130℃になるように制御して画像を出力したところ、
部分的に画像が転写されず、画像に抜けた部分があっ
た。
熱ロールの温度が170℃、定着器加熱ロールの温度が
130℃になるように制御して画像を出力したところ、
部分的に画像が転写されず、画像に抜けた部分があっ
た。
【0030】定着器加熱ロールの温度が130℃になる
ように制御し、図2で示した転写器キー入力82で転写
性の悪い記録媒体を使用することを転写器加熱調節機構
81に入力し、転写器加熱ロールの温度が200℃にな
るように制御しながら画像を出力したところ、各ドット
毎に階調性を制御した静電潜像を液体現像剤が忠実に顕
像化した良好な画像が得られ、記録媒体上での定着性に
優れた画像が得られた。
ように制御し、図2で示した転写器キー入力82で転写
性の悪い記録媒体を使用することを転写器加熱調節機構
81に入力し、転写器加熱ロールの温度が200℃にな
るように制御しながら画像を出力したところ、各ドット
毎に階調性を制御した静電潜像を液体現像剤が忠実に顕
像化した良好な画像が得られ、記録媒体上での定着性に
優れた画像が得られた。
【0031】また転写器加熱ロールの温度が200℃に
なるように制御しながら定着機構を取り外して定着工程
を省いた画像は、部分的に未定着の部位があって擦ると
画像が剥がれが発生した。
なるように制御しながら定着機構を取り外して定着工程
を省いた画像は、部分的に未定着の部位があって擦ると
画像が剥がれが発生した。
【0032】実施例−4 記録媒体に厚みが100μmのOHPシートを使用し、
転写器加熱ロールの温度が170℃、定着器加熱ロール
の温度が130℃になるように制御して画像を出力した
ところ、部分的に透光性が悪い画像となった。
転写器加熱ロールの温度が170℃、定着器加熱ロール
の温度が130℃になるように制御して画像を出力した
ところ、部分的に透光性が悪い画像となった。
【0033】定着器加熱ロールの温度が130℃になる
ように制御し、図2で示した転写器キー入力82で転写
性の悪い記録媒体を使用することを転写器加熱調節機構
81に入力し、加熱ロールの温度が200℃になるよう
に制御しながら画像を出力したところ、画像の透光性は
良好になったが、OHPシートが熱変形して結果的に静
電潜像に忠実な画像を得ることができなかった。
ように制御し、図2で示した転写器キー入力82で転写
性の悪い記録媒体を使用することを転写器加熱調節機構
81に入力し、加熱ロールの温度が200℃になるよう
に制御しながら画像を出力したところ、画像の透光性は
良好になったが、OHPシートが熱変形して結果的に静
電潜像に忠実な画像を得ることができなかった。
【0034】転写器加熱ロールの温度が170℃になる
ように制御し、図2で示した定着器キー入力92で定着
性の悪い記録媒体を使用することを定着器加熱調節機構
91に入力し、定着器加熱ロールの温度が150℃にな
るように制御しながら画像を出力したところ、透光性に
優れ各ドット毎に階調性を制御した静電潜像を液体現像
剤が忠実に顕像化した良好な画像が得られた。
ように制御し、図2で示した定着器キー入力92で定着
性の悪い記録媒体を使用することを定着器加熱調節機構
91に入力し、定着器加熱ロールの温度が150℃にな
るように制御しながら画像を出力したところ、透光性に
優れ各ドット毎に階調性を制御した静電潜像を液体現像
剤が忠実に顕像化した良好な画像が得られた。
【0035】実施例−5 記録媒体に厚みが120μmの記録面に凹凸が大きい和
紙を使用し、転写器加熱ロールの温度が170℃、定着
器加熱ロールの温度が130℃になるように制御し画像
を出力したところ、部分的に画像が転写されず定着性も
不充分であった。
紙を使用し、転写器加熱ロールの温度が170℃、定着
器加熱ロールの温度が130℃になるように制御し画像
を出力したところ、部分的に画像が転写されず定着性も
不充分であった。
【0036】定着器加熱ロールの温度が130℃になる
ように制御し、図2で示した転写器キー入力82で転写
性の悪い記録媒体を使用することを転写器加熱調節機構
81に入力し、転写器加熱ロールの温度が200℃にな
るように制御しながら画像を出力したが転写性が不充分
で、部分的に画像が転写されず定着性も不充分であっ
た。
ように制御し、図2で示した転写器キー入力82で転写
性の悪い記録媒体を使用することを転写器加熱調節機構
81に入力し、転写器加熱ロールの温度が200℃にな
るように制御しながら画像を出力したが転写性が不充分
で、部分的に画像が転写されず定着性も不充分であっ
た。
【0037】転写器加熱ロールの温度が200℃になる
ように制御し、図2で示した定着器キー入力92で定着
性の悪い記録媒体を使用することを定着器加熱調節機構
91に入力し、定着器加熱ロールの温度が150℃にな
るように制御しながら画像を出力したが、転写性が不充
分で部分的に画像が転写されず、転写された絶縁性樹脂
皮膜の一部が黄色く変色した。
ように制御し、図2で示した定着器キー入力92で定着
性の悪い記録媒体を使用することを定着器加熱調節機構
91に入力し、定着器加熱ロールの温度が150℃にな
るように制御しながら画像を出力したが、転写性が不充
分で部分的に画像が転写されず、転写された絶縁性樹脂
皮膜の一部が黄色く変色した。
【0038】そこで転写器のバックアップロールを加熱
ロールに圧接するバネを交換して、2倍の圧力で画像支
持体と記録媒体が圧力を受けるようにし、転写器加熱ロ
ールの温度が200℃、定着器加熱ロ−ルの温度が13
0℃になるように制御して画像を出力したところ、転写
性は良くなったが充分な定着性が得られなかった。
ロールに圧接するバネを交換して、2倍の圧力で画像支
持体と記録媒体が圧力を受けるようにし、転写器加熱ロ
ールの温度が200℃、定着器加熱ロ−ルの温度が13
0℃になるように制御して画像を出力したところ、転写
性は良くなったが充分な定着性が得られなかった。
【0039】転写器のバックアップロ−ルを加熱ロ−ル
に圧接するバネを交換して、2倍の圧力で画像支持体と
記録媒体が圧力を受けるようにし、定着器のバックアッ
プロ−ルを加熱ロ−ルに圧接するバネを交換して記録媒
体が2倍の圧力を受けるようにし、転写器加熱ロ−ルの
温度が200℃、定着器加熱ロ−ルの温度が130℃に
なるように制御して画像を出力したところ、各ドット毎
に階調性を制御した静電潜像を液体現像剤が忠実に顕像
化した良好な画像が得られ、記録媒体上での定着性に優
れた画像が得られた。
に圧接するバネを交換して、2倍の圧力で画像支持体と
記録媒体が圧力を受けるようにし、定着器のバックアッ
プロ−ルを加熱ロ−ルに圧接するバネを交換して記録媒
体が2倍の圧力を受けるようにし、転写器加熱ロ−ルの
温度が200℃、定着器加熱ロ−ルの温度が130℃に
なるように制御して画像を出力したところ、各ドット毎
に階調性を制御した静電潜像を液体現像剤が忠実に顕像
化した良好な画像が得られ、記録媒体上での定着性に優
れた画像が得られた。
【0040】実施例−6 記録媒体に厚みが300μmのポリエステル製の布を使
用し、転写器加熱ロールの温度が170℃、定着器加熱
ロールの温度が130℃になるように制御し画像を出力
したところ、画像が転写されなかった。
用し、転写器加熱ロールの温度が170℃、定着器加熱
ロールの温度が130℃になるように制御し画像を出力
したところ、画像が転写されなかった。
【0041】定着器加熱ロールの温度が130℃になる
ように制御し図2で示した転写器キー入力82で定着性
の悪い記録媒体を使用することを転写器加熱調節機構8
1に入力し、転写器加熱ロールの温度が200℃になる
ように制御しながら画像を出力したが、画像が転写され
なかった。
ように制御し図2で示した転写器キー入力82で定着性
の悪い記録媒体を使用することを転写器加熱調節機構8
1に入力し、転写器加熱ロールの温度が200℃になる
ように制御しながら画像を出力したが、画像が転写され
なかった。
【0042】そこで転写器のバックアップロールを加熱
ロールに圧接するバネを交換して、2倍の圧力で画像支
持体と記録媒体が圧力を受けるようにし、転写器加熱ロ
ールの温度が200℃、定着器加熱ロールの温度が13
0℃になるように制御して画像を出力したところ、転写
性が不充分で部分的に画像が転写されなかった。
ロールに圧接するバネを交換して、2倍の圧力で画像支
持体と記録媒体が圧力を受けるようにし、転写器加熱ロ
ールの温度が200℃、定着器加熱ロールの温度が13
0℃になるように制御して画像を出力したところ、転写
性が不充分で部分的に画像が転写されなかった。
【0043】転写器のバックアップロールを加熱ロール
に圧接するバネを交換して、3倍の圧力で画像支持体と
記録媒体が圧力を受けるようにし、定着器のバックアッ
プロールを加熱ロールに圧接するバネを交換して記録媒
体が2倍の圧力を受けるようにし、転写器加熱ロールの
温度が200℃、定着器加熱ロールの温度が150℃に
なるように制御して画像を出力したところ、良好な画像
が得られ、記録媒体上での定着性に優れた画像が得られ
た。
に圧接するバネを交換して、3倍の圧力で画像支持体と
記録媒体が圧力を受けるようにし、定着器のバックアッ
プロールを加熱ロールに圧接するバネを交換して記録媒
体が2倍の圧力を受けるようにし、転写器加熱ロールの
温度が200℃、定着器加熱ロールの温度が150℃に
なるように制御して画像を出力したところ、良好な画像
が得られ、記録媒体上での定着性に優れた画像が得られ
た。
【0044】さらに転写器のバックアップロールを加熱
ロールに圧接するバネを交換して、2倍の圧力で画像支
持体と記録媒体が圧力を受けるようにし、転写器の加熱
ロールの温度が200℃、定着器の加熱ロールの温度が
150℃になるように制御し、転写器および定着器の速
度を通常の半分にして記録媒体と画像支持体である転写
シートを通過させたところ、充分な定着性を得ることが
できた。
ロールに圧接するバネを交換して、2倍の圧力で画像支
持体と記録媒体が圧力を受けるようにし、転写器の加熱
ロールの温度が200℃、定着器の加熱ロールの温度が
150℃になるように制御し、転写器および定着器の速
度を通常の半分にして記録媒体と画像支持体である転写
シートを通過させたところ、充分な定着性を得ることが
できた。
【0045】以上の実施例−1から実施例−6のよう
に、記録媒体の厚みや材質,平滑度が変化すると適正な
転写条件,定着条件が変化しており、様々な記録媒体に
カラー画像を形成するために転写器および定着器の温
度,圧力などの転写,定着条件を記録媒体の厚みや材
質,平滑度に合わせる必要がある。
に、記録媒体の厚みや材質,平滑度が変化すると適正な
転写条件,定着条件が変化しており、様々な記録媒体に
カラー画像を形成するために転写器および定着器の温
度,圧力などの転写,定着条件を記録媒体の厚みや材
質,平滑度に合わせる必要がある。
【0046】実施例のように図2に示した転写器キー入
力82や定着器キー入力92で温度条件のみを選択する
のではなく、普通紙,薄紙,厚紙,和紙,布など複数の
記録媒体に対応した切り替え機構を持たせ、転写媒体の
転写性,定着性を考慮して転写器および定着器加熱ロー
ルの温度や圧力,転写速度,定着速度を含めた複数の転
写条件をコントロールできるようにすることで様々な記
録媒体に良好な画像を形成することができることがわか
った。
力82や定着器キー入力92で温度条件のみを選択する
のではなく、普通紙,薄紙,厚紙,和紙,布など複数の
記録媒体に対応した切り替え機構を持たせ、転写媒体の
転写性,定着性を考慮して転写器および定着器加熱ロー
ルの温度や圧力,転写速度,定着速度を含めた複数の転
写条件をコントロールできるようにすることで様々な記
録媒体に良好な画像を形成することができることがわか
った。
【0047】もちろん転写器キー入力82や定着器キー
入力92は、記録媒体の熱特性を調べるセンサによって
記録媒体を判別する方法や、記録媒体の厚みを検出する
方法,記録媒体の平滑度を検出する方法など、転写性,
定着性に影響のある物理特性を検出する手段によって、
加熱ロールの温度や画像支持体と記録媒体に加わる圧
力,転写速度,定着速度などの転写条件を自動的に制御
することで簡単に定着性の優れた画像を得ることはいう
までもない。
入力92は、記録媒体の熱特性を調べるセンサによって
記録媒体を判別する方法や、記録媒体の厚みを検出する
方法,記録媒体の平滑度を検出する方法など、転写性,
定着性に影響のある物理特性を検出する手段によって、
加熱ロールの温度や画像支持体と記録媒体に加わる圧
力,転写速度,定着速度などの転写条件を自動的に制御
することで簡単に定着性の優れた画像を得ることはいう
までもない。
【0048】実施例では画像支持体を導電性ドラムに巻
き付けて画像形成を行ったが、画像支持体をシートまた
はロール紙状のまま帯電,静電潜像,現像工程を繰り返
し行うこともでき、画像支持体の導電性基体としてアル
ミ,ステンレスなどの金属シートや導電性樹脂シート,
カーボンや導電剤を分散させた導電性紙などが使用可能
で、離型剤もシリコン樹脂以外にテフロン樹脂やポリイ
ミドなどの耐熱性のある樹脂が使用できる。
き付けて画像形成を行ったが、画像支持体をシートまた
はロール紙状のまま帯電,静電潜像,現像工程を繰り返
し行うこともでき、画像支持体の導電性基体としてアル
ミ,ステンレスなどの金属シートや導電性樹脂シート,
カーボンや導電剤を分散させた導電性紙などが使用可能
で、離型剤もシリコン樹脂以外にテフロン樹脂やポリイ
ミドなどの耐熱性のある樹脂が使用できる。
【0049】さらに、転写器を板状の形状にして画像支
持体と転写媒体を一括転写することも、定着器を板状の
形状にして一括定着することも可能で、転写器と定着器
を画像形成装置と切り放し、画像形成装置によって画像
支持体上に形成された画像を出力画像とし、これを転写
器で立体の形状を持つ物質に転写することも可能とな
る。
持体と転写媒体を一括転写することも、定着器を板状の
形状にして一括定着することも可能で、転写器と定着器
を画像形成装置と切り放し、画像形成装置によって画像
支持体上に形成された画像を出力画像とし、これを転写
器で立体の形状を持つ物質に転写することも可能とな
る。
【0050】
【発明の効果】以上説明したように本発明によれば、導
電性基体上に離型剤層とその上に比較的低いガラス転移
温度の絶縁性樹脂薄膜を形成した画像支持体上に、選択
的に電荷を付与した静電潜像を液体現像装置により現像
して顕像化する工程を複数回繰り返してカラートナー画
像を形成し、画像支持体と記録媒体を重ねて加熱及び加
圧することにより記録媒体に絶縁性樹脂薄膜ごとカラー
画像を記録媒体に転写して画像形成するという簡単な構
成で、画像の階調性や解像度を良好に保ちながらカラー
画像を得ることができる。
電性基体上に離型剤層とその上に比較的低いガラス転移
温度の絶縁性樹脂薄膜を形成した画像支持体上に、選択
的に電荷を付与した静電潜像を液体現像装置により現像
して顕像化する工程を複数回繰り返してカラートナー画
像を形成し、画像支持体と記録媒体を重ねて加熱及び加
圧することにより記録媒体に絶縁性樹脂薄膜ごとカラー
画像を記録媒体に転写して画像形成するという簡単な構
成で、画像の階調性や解像度を良好に保ちながらカラー
画像を得ることができる。
【0051】さらに転写媒体の転写性,定着性を考慮し
て転写器加熱ロールの温度や圧力や転写速度などの転写
条件や、定着器加熱ロールの温度や圧力や定着速度など
の定着条件をコントロールできるようにすることで様々
な記録媒体に良好な画像を形成することができる。
て転写器加熱ロールの温度や圧力や転写速度などの転写
条件や、定着器加熱ロールの温度や圧力や定着速度など
の定着条件をコントロールできるようにすることで様々
な記録媒体に良好な画像を形成することができる。
【0052】また記録媒体の転写性,定着性を調べる方
法としては、熱特性,厚み,表面の平滑度などの物理特
性を検出する手段があり、転写媒体の転写性,定着性を
検出して自動的に加熱ロールの温度や画像支持体と記録
媒体に加わる圧力,転写速度を制御することで、普通紙
以外にも様々な記録媒体に定着性の優れた良好な画像を
得ることができる。
法としては、熱特性,厚み,表面の平滑度などの物理特
性を検出する手段があり、転写媒体の転写性,定着性を
検出して自動的に加熱ロールの温度や画像支持体と記録
媒体に加わる圧力,転写速度を制御することで、普通紙
以外にも様々な記録媒体に定着性の優れた良好な画像を
得ることができる。
【図1】本発明による静電カラープロッタの実施例の概
略を説明する説明図である。
略を説明する説明図である。
【図2】図1における転写機構と定着機構の概略を示す
説明図である。
説明図である。
【図3】転写シートの説明図である。
1 画像支持体 2 導電性ドラム 3 帯電器 4 イオンフローヘッド 6 カッター 7 記録媒体 8 転写器 9 定着器 11 絶縁性樹脂薄膜 12 離型剤層 13 導電性紙 51 Ye現像器 52 Ma現像器 53 Cy現像器 54 Bk現像器 81 転写器加熱調節機構 82 転写器キー入力 83 転写器加熱ロール 84 転写器ヒーター 85 転写器バックアップロール 86 転写器熱電対温度計 91 定着器加熱調節機構 92 定着器キー入力 93 定着器加熱ロール 94 定着器ヒーター 95 定着器バックアップロール 96 定着器熱電対温度計
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.5 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 G03G 15/20 109 15/22 103 Z 6830−2H
Claims (4)
- 【請求項1】 導電性基体上に離型剤層と絶縁性樹脂薄
膜を形成した画像支持体上に、選択的に電荷を付与し静
電潜像を形成した後、それを液体現像装置により現像し
て顕像化する工程を複数回繰り返すことによりカラート
ナー画像を形成し、該支持体と記録媒体を重ねて該絶縁
性樹脂薄膜のガラス転移温度以上に加熱及び加圧して絶
縁性樹脂薄膜をカラートナー画像と共に記録媒体に転写
することでカラー画像を得る画像形成装置において、 記録媒体に転写された絶縁性樹脂薄膜およびカラー画像
を加熱及び加圧によって記録媒体に定着させることを特
徴とする静電カラー画像形成装置。 - 【請求項2】 請求項1において、前記定着器は記録媒
体の定着性に応じて加熱及び加圧の転写条件を変化させ
る手段を有し、記録媒体の熱的,物理的,化学的特性に
応じて定着器の加熱および圧力もしくはいずれかの定着
条件を制御して、絶縁性樹脂薄膜を記録媒体に充分に定
着できる定着条件で定着を行うことを特徴とする静電カ
ラー画像形成装置。 - 【請求項3】 請求項1において、前記転写器は記録媒
体の転写性に応じて加熱及び加圧の転写条件を変化させ
る手段を有し、記録媒体の熱的,物理的,化学的特性に
応じて転写器の加熱および圧力もしくはいずれかの転写
条件を制御して、絶縁性樹脂薄膜を記録媒体に充分に転
写できる転写条件で転写を行うことを特徴とする静電カ
ラー画像形成装置。 - 【請求項4】 請求項1において、記録媒体の転写性,
定着性に影響のある物理特性を検出する手段を設けるこ
とを特徴とする静電カラー画像形成装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP4124334A JPH05297746A (ja) | 1992-04-17 | 1992-04-17 | 静電カラー画像形成装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP4124334A JPH05297746A (ja) | 1992-04-17 | 1992-04-17 | 静電カラー画像形成装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH05297746A true JPH05297746A (ja) | 1993-11-12 |
Family
ID=14882773
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP4124334A Withdrawn JPH05297746A (ja) | 1992-04-17 | 1992-04-17 | 静電カラー画像形成装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH05297746A (ja) |
Cited By (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
EP0864934A2 (en) * | 1997-02-27 | 1998-09-16 | Hitachi, Ltd. | Ion flow recording apparatus and liquid developing method |
JP2008209935A (ja) * | 2008-03-21 | 2008-09-11 | Ricoh Co Ltd | 画像形成装置 |
CN110192156A (zh) * | 2017-01-20 | 2019-08-30 | 惠普深蓝有限责任公司 | 用于液体电子照相印刷的显影器辊 |
JP2020529043A (ja) * | 2017-10-13 | 2020-10-01 | エイチピー・インディゴ・ビー・ブイHP Indigo B.V. | 布地上への液体電子写真印刷 |
-
1992
- 1992-04-17 JP JP4124334A patent/JPH05297746A/ja not_active Withdrawn
Cited By (7)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
EP0864934A2 (en) * | 1997-02-27 | 1998-09-16 | Hitachi, Ltd. | Ion flow recording apparatus and liquid developing method |
US6069641A (en) * | 1997-02-27 | 2000-05-30 | Hitachi, Ltd. | Ion flow recording apparatus and liquid developing method |
JP2008209935A (ja) * | 2008-03-21 | 2008-09-11 | Ricoh Co Ltd | 画像形成装置 |
CN110192156A (zh) * | 2017-01-20 | 2019-08-30 | 惠普深蓝有限责任公司 | 用于液体电子照相印刷的显影器辊 |
CN110192156B (zh) * | 2017-01-20 | 2022-10-11 | 惠普深蓝有限责任公司 | 用于液体电子照相印刷的显影器辊 |
JP2020529043A (ja) * | 2017-10-13 | 2020-10-01 | エイチピー・インディゴ・ビー・ブイHP Indigo B.V. | 布地上への液体電子写真印刷 |
US11487225B2 (en) | 2017-10-13 | 2022-11-01 | Hp Indigo B.V. | Liquid electrophotography printing on fabrics |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
US5247334A (en) | Image formation method and apparatus with preheating and pressure image transfer with liquid toner development | |
JPH07160090A (ja) | 画像形成装置 | |
US5640659A (en) | Dry powder or liquid toner image transfixing system | |
US5418105A (en) | Simultaneous transfer and fusing of toner images | |
JPH09185284A (ja) | ローラ定着装置用rtdセンサ | |
JPH05297746A (ja) | 静電カラー画像形成装置 | |
JPH08234614A (ja) | ストリークの除去工程を備えたカラー透明体定着装置および構造 | |
JP3137276B2 (ja) | フューザ部材にオフセット防止液体を供給するための装置 | |
JP3191727B2 (ja) | 画像形成装置および画像形成方法 | |
JPH05297680A (ja) | 静電カラー画像形成装置 | |
JPH02137857A (ja) | 粉末画像を画像形成媒体から画像受納媒体に転写する方法及び装置 | |
JP3211721B2 (ja) | 画像形成方法および画像形成装置 | |
JP2708577B2 (ja) | 熱可逆性記録媒体及び画像形成装置 | |
JPS5917567A (ja) | 静電印刷方法 | |
JPH04369677A (ja) | 画像形成装置 | |
JP2003091106A (ja) | 画像形成装置 | |
JP3800851B2 (ja) | 画像形成装置、中間転写体、および中間転写体の製造方法 | |
JP3884868B2 (ja) | 画像形成装置 | |
JP2698079B2 (ja) | 容器の多色印刷方法 | |
JP4438026B2 (ja) | カラー画像形成装置 | |
JP2003005489A (ja) | カラー画像形成装置 | |
JP3350256B2 (ja) | カラー画像形成装置 | |
JPS58224360A (ja) | 画像記録方法 | |
JPH08160756A (ja) | カラー画像形成装置 | |
JPS6183553A (ja) | 転写装置 |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A300 | Application deemed to be withdrawn because no request for examination was validly filed |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A300 Effective date: 19990706 |