JPH0529681Y2 - - Google Patents

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JPH0529681Y2
JPH0529681Y2 JP15523988U JP15523988U JPH0529681Y2 JP H0529681 Y2 JPH0529681 Y2 JP H0529681Y2 JP 15523988 U JP15523988 U JP 15523988U JP 15523988 U JP15523988 U JP 15523988U JP H0529681 Y2 JPH0529681 Y2 JP H0529681Y2
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Description

【考案の詳細な説明】 [考案の利用分野] 本考案は眼鏡レンズの枠入れ加工等に必要な被
検眼の光軸間距離を測定する瞳孔間距離計に関す
るものである。
[従来技術とその解決すべき課題] 眼鏡調整においては、レンズの主光学軸がその
平均的使用状態での注視距離(作業距離という)
の下で、対応する眼球の光学軸と一致するように
しなければならない。近年普及してきた累進焦点
レンズの場合は殊に正確な一致が要求される。こ
のためには、被検者の光学軸間距離(瞳孔間距
離)を正確に測定する必要がある。なお、測定さ
れるのは各眼の光学軸と鼻中心までの距離である
が、慣用上光学軸間距離(瞳孔間距離)と呼称さ
れているので本明細書においてもこれに従う。
一般には瞳孔間距離の測定は被検者に両眼で注
視標を見せた状態で行う。しかし、被検者に斜視
や斜位の異常があつたり、両眼視機能に障害があ
るような場合は、片眼を遮蔽して測定を行なわな
いと正確な測定ができない。
従来の瞳孔間距離計は両眼共用の1つの点光源
を注視用点視標として用いており、片眼遮蔽検査
の時は注視点視標と片眼の間に点視標からの光束
を底部にあるレバー操作により遮蔽する遮光板を
挿入する機構となつていた。
このようなメカ的な機構は極めて単純で壊れに
くいという特徴があるものの、両眼で注視させる
ときはその光路を妨げないように一定の場所に正
確に止どまるようなクリツク機構等を要するの
で、価格的にも安くはない。
また、レバー操作による片眼の切換えは迅速に
行いがたいという欠点があつた。従つて、被検眼
に軽微な異常や障害があるときはその発見が容易
ではないという欠点があつた。
本考案の目的は上記従来技術の問題点に鑑み、
迅速な片眼遮蔽が可能で、しかも安価で操作性の
よい瞳孔間距離計を提供することにある。
[課題を解決する手段] 上記課題を解決するために本考案の瞳孔間距離
計は、被検眼を注視するための光源を含む注視標
の角膜反射像と測定用マークとを所定の関係に位
置合わせし、測定用マークの位置を読込むことに
より眼球の光軸間距離を測定する瞳孔間距離計に
おいて、前記注視標形成手段を左眼用、右眼用と
それぞれ別個に配置し、光源を独立に点滅させる
ことにより片眼遮蔽を行うことを特徴としてい
る。
[実施例] まず、本実施例に係る瞳孔間距離計の測定原理
から説明する。
眼鏡処方のために使用される瞳孔間距離PD値
は眼鏡を掛けたときの眼鏡レンズの位置での値で
ある。角膜頂点からこの位置までの距離は角膜頂
点間距離といわれ、日本人では12mm、欧米人では
13.75mmが代表的な値として参照される。
第1図は本実施例に係る瞳孔間距離計の測定原
理を説明する図である。
なお、眼の輻輳の回旋点は多くの論文では13mm
と推定しているので、本実施例ではこの数値を使
用するが、この値は経験にもとづいて補正して使
用することができる。
図においては被検眼の視軸を前方aの位置にあ
る点視標に向けた状態を示している。視軸上に視
標があるときはその角膜反射像も視軸上にあるの
で、被検眼前方bでの瞳孔間距離をPDm、被検
眼の回旋点を角膜頂点からcとすると、無限遠方
視のときの瞳孔間距離PD∞とPDmの間には、 PDm/PD∞=a−b/a+c の関係が認められる。
a=1000mm b=30mm c=13mmとおくと、 PD∞≒1.0443PDm の関係が認められる。
次に、PD∞と任意の作業距離Lにおける角膜
頂点間距離(VD)での瞳孔間距離PDの間には、 PD=PD∞×L−VD/L+c が成立つ。
VDを12mm、cを13mmとすると、 PD≒1.0443×PDm×L−12/L+13 となる。従つて、PDmを測定することによつて、
任意の作業距離での瞳孔間距離PDが得られる。
以下、このような測定原理に基づく瞳孔間距離
計の実施例を説明する。
第3図は本考案の1実施例である瞳孔間距離計
の製造図であり、第4−1図はその外観正面図、
第4−2図はその平面図である。
1a,1bはそれぞれ左眼用、右眼用の注視標
照明用光源で、コンデンサレンズ2a,2bの前
側に貼付された点状の注視標を背後から照明す
る。
本瞳孔間距離計は片眼遮蔽用の遮光板を有して
おらず、注視標を左右別個に設け各注視視標照明
用光源を点滅することにより片眼測定を可能にし
ている。
照明用光源1a,1b自体を注視標として用い
ることは可能であるが、本実施例では被検眼への
眩しさを避けるためにこの様な構成としている。
3は全反射ミラーで、注視標の光軸と検者の観
察光軸とは垂直方向にずらして配置されている。
この全反射ミラー3の代りに半反射ミラーで構
成するときは注視標の光軸と検者の観察光軸とを
一致させることができるが、光量は半減する。
4は対物レンズで焦点距離及びその位置は被検
者が注視標を容易に融像できるように考慮されて
配置されている。この実施例では注視距離が1m
となるように設計されている。
なお、対物レンズは固定なので、左右眼に各々
別個に、例えばレンズとプリズムの組合せで光学
的に等価に配置することは容易であり、製造技術
の観点から適宜選択すればよい。
5の接眼レンズは検者が被検者の角膜上に形成
された注視標の角膜反射像を観察するために用い
る。
6は透過型の液晶デイスプレイで、本実施例で
は眼鏡レンズの枠入れ加工に必要有益なデータの
収集という目的に限定しているため、処理・操作
の容易性、経済性を重視して、セグメント型の液
晶を用いている(第5図参照)。各セグメントは
透明金属コートを施されたガラスをフオトエツチ
ングして製造されるため非常に精度が高くなる。
あるセグメントの両端に電圧を掛けると、偏波
面を曲げる液晶の作用がなくなり、その部分は偏
光板により光を透過することができず、黒いライ
ン(ヘアラインパターン)として見える。
液晶デイスプレイ6は被検者の角膜頂点から30
mmの所に配置されているが、30mmという長さそれ
自体は重要ではなく、要は既知であり演算が容易
な位置を選択すればよい。
前記特開昭59−120128号のように液晶デイスプ
レイをマトリツクス型の液晶とするときは測定用
マークをヘアライン状のものとする必要はない。
ヘアラインパターンの移動は次のようにして行
う。
7,8の瞳孔間距離測定ノブはリニアポテンシ
ヨメータ9,10と連動しており、リニアポテン
シヨメータ9,10から瞳孔間距離測定ノブの操
作量に比例した電圧信号が出力される。リニアポ
テンシヨメータ9又は10から出力される電圧信
号をA/D変換した後、マイクロコンピユータに
入力し、この入力値と比例してヘアラインを左右
方向に移動する。
11は回路基盤であり、マイクロコンピユータ
15、演算結果表示用デイスプレイ12の制御系
部品等が組込まれている。
13は注視距離設定用ノブで、14の回転式ポ
テンシヨメータに直結されている。
16のリードスイツチはA/D変換されたリニ
アポテンシヨメータの電圧信号をマイクロコンピ
ユータに入力するためのスイツチで、検者が注視
標の角膜反射像とヘアラインとが一致したところ
で、これを押すことにより角膜反射像の位置を検
出する。
17,18は被検眼左眼及び右眼である。1
9,10は被検眼の保護ガラスである。
21は電源スイツチ、22は片眼検査をするた
めの照明用光源1a,1bの点滅スイツチ、23
は角膜頂点間距離設定スイツチである。
スイツチ22は検者の操作がし易い位置に配置
する。
第6図は本装置の電気系ブロツクダイヤグラム
である。
24はA/D変換器、25,26はLCD駆動
用ドライバである。
27はバツテリ、28はバツテリ電圧検出器で
ある。
以上のような装置の動作を簡単に説明する。
電源21を入れ、被検者と装置とを所定の関係
に位置させる。検者は被検者に注視標を固視する
ように指示して置く。
照明用光源1a,1bを出射し、コンデンサレ
ンズ2a,2bにより集光された照明光はコンデ
ンサレンズ2a,2bの前側に貼付された点状の
注視標を背後から照明する。注視標を透過した照
明光はミラー3で反射し対物レンズ4を介して、
角膜を照射する。角膜は凹面鏡と見做すことがで
きるので、光軸上に虚像を結ぶ。この虚像は角膜
の曲率が小さいため、微小な輝点として見える。
その後、瞳孔間距離測定ノブ7,8を順次又は
同時に操作する。瞳孔間測定ノブ7,8の移動量
に比例して、リニアポテンシヨメータ9,10か
ら電圧信号が出力される。
電圧信号の変化によりヘアラインパターンが移
動し、ヘアラインパターンを注視標の角膜反射像
である輝点と重ねる。重なつたのを確認してリー
ドスイツチ16を押す。
リニアポテンシヨメータから出力される電圧信
号に比例してヘアラインパターンが移動するよう
にコントロールされているので、ヘアラインパタ
ーンが輝点と重なつたときの電圧値を読取れば、
角膜頂点から30mmの位置での瞳孔間距離を測定す
ることができる。そのときの電圧信号はA/D変
換器24によりデジタル信号に変換され、マイク
ロコンピユータ15に入力され記憶される。
被検者の作業距離を設定する注視距離設定用ノ
ブ13はポテンシヨメータ14と連動し、ポテン
シヨメータ14からはその注視距離に対応した電
圧信号が出力され、A/D変換器24によりデジ
タル信号に変換された後、マイクロコンピユータ
15に入力される。
マイクロコンピユータ15は測定された瞳孔間
距離PDmと入力された作業距離のデータ(L)
に基づいて、前記のようにして求めた下記の演算
式により瞳孔間距離PDを PD≒1.0443PDm×L−12/L+13 を求めることができる。
以上の操作が終了したら、片眼検査を行う。
照明用光源1a,1bの点滅スイツチ22を押
し、1a,1bの照明用光源を順次点滅させ、片
眼検査を行う。
両眼検査のとき比較して輝点の位置が移動する
ときには被検眼に異常があることを疑うことにな
る。異常が認められるときは片眼検査による値を
用いてPD値とする。
[考案の効果] 本考案によれば、注視標形成手段を左眼用、右
眼用とそれぞれ別個に配置し、これを電気的に制
御することにより片眼遮蔽を行うので、迅速な片
眼遮蔽が可能であり、微小な被検眼の異常を知る
ことができる。また、スイツチの位置は検者の操
作し易い位置に置くことができるので、操作性の
よい瞳孔間距離計を得ることができる。更には最
部品点数を減少させることができるので、経済性
の優れた装置を提供できた。
【図面の簡単な説明】
第1図、第2図は本実施例に係る瞳孔間距離計
の測定原理を説明する図、第3図は1実施例であ
る瞳孔間距離計の構造図、第4−1図はその外観
正面図、第4−2図はその平面図、第5図はセグ
メント型液晶デイスプレイで構成した測定用マー
クの説明図、第6図は電気系ブロツクダイヤグラ
ムである。 1a,1b……照明用光源、4……対物レン
ズ、6……セグメント型液晶デイスプレイ、7,
8……瞳孔間測定ノブ、9,10……リニアポテ
ンシヨメータ、13……注視距離設定用ノブ、1
4……回転式ポテンシヨメータ、15……マイク
ロコンピユータ、22……片眼遮蔽用スイツチ。

Claims (1)

  1. 【実用新案登録請求の範囲】 (1) 被検眼を注視するための光源を含む注視標の
    角膜反射像と測定用マークとを所定の関係に位
    置合わせし、測定用マークの位置を読込むこと
    により眼球の光軸間距離を測定する瞳孔間距離
    計において、 前記注視標形成手段を左眼用、右眼用とそれ
    ぞれ別個に配置し、光源を独立に点滅させるこ
    とにより片眼遮蔽を行うことを特徴とする瞳孔
    間距離計。 (2) 第1項の注視標形成手段は点状視標を背後か
    ら照明することを特徴とする瞳孔間距離計。
JP15523988U 1988-11-29 1988-11-29 Expired - Lifetime JPH0529681Y2 (ja)

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JP15523988U JPH0529681Y2 (ja) 1988-11-29 1988-11-29

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JP15523988U JPH0529681Y2 (ja) 1988-11-29 1988-11-29

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JPH0274005U JPH0274005U (ja) 1990-06-06
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