JPH05296585A - 冷凍装置 - Google Patents
冷凍装置Info
- Publication number
- JPH05296585A JPH05296585A JP9257292A JP9257292A JPH05296585A JP H05296585 A JPH05296585 A JP H05296585A JP 9257292 A JP9257292 A JP 9257292A JP 9257292 A JP9257292 A JP 9257292A JP H05296585 A JPH05296585 A JP H05296585A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- stage
- oil
- compressor
- oil separator
- refrigerator
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
Links
Classifications
-
- F—MECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
- F25—REFRIGERATION OR COOLING; COMBINED HEATING AND REFRIGERATION SYSTEMS; HEAT PUMP SYSTEMS; MANUFACTURE OR STORAGE OF ICE; LIQUEFACTION SOLIDIFICATION OF GASES
- F25B—REFRIGERATION MACHINES, PLANTS OR SYSTEMS; COMBINED HEATING AND REFRIGERATION SYSTEMS; HEAT PUMP SYSTEMS
- F25B2500/00—Problems to be solved
- F25B2500/26—Problems to be solved characterised by the startup of the refrigeration cycle
Abstract
(57)【要約】
【構成】半密閉形二段スクリュー圧縮機１，半密閉形単
段スクリュー圧縮機２，油分離器３，凝縮器４，膨張弁
７，蒸発器８で冷凍サイクルを形成し、冷凍機停止中に
油分離器３から半密閉形二段スクリュー圧縮機１吸入側
へ、バイパス電磁弁１３で油分離器３内の冷媒ガスが逃
がす。 【効果】圧縮機再起動時における多量の油圧縮の抑制に
より、起動不良の防止、及び軸受，ロータの損傷あるい
は寿命低下が防止できる。
段スクリュー圧縮機２，油分離器３，凝縮器４，膨張弁
７，蒸発器８で冷凍サイクルを形成し、冷凍機停止中に
油分離器３から半密閉形二段スクリュー圧縮機１吸入側
へ、バイパス電磁弁１３で油分離器３内の冷媒ガスが逃
がす。 【効果】圧縮機再起動時における多量の油圧縮の抑制に
より、起動不良の防止、及び軸受，ロータの損傷あるい
は寿命低下が防止できる。
Description
【産業上の利用分野】本発明は冷凍機，空調機の冷凍サ
イクルに係り、特に、圧縮機への給油を外部給油で行う
冷凍装置に関する。
イクルに係り、特に、圧縮機への給油を外部給油で行う
冷凍装置に関する。
【従来の技術】従来の装置は、冷凍Vol.６３，Ｎo.７３
１昭和６３年９月号５０頁に記載のように、外部給油方
式の圧縮機を用いる冷凍サイクルでは冷凍機停止中圧縮
機内に冷凍機油を保有した状態となっている。
１昭和６３年９月号５０頁に記載のように、外部給油方
式の圧縮機を用いる冷凍サイクルでは冷凍機停止中圧縮
機内に冷凍機油を保有した状態となっている。
【発明が解決しようとする課題】上記従来技術では、圧
縮機内に必要以上に冷凍機油を保有して冷凍機を停止し
た場合、冷媒ガスの圧縮作用を行うスクリューロータが
冷凍機油で浸された状態でも、その状態から冷凍機は再
起動する。そのため、ロータは冷媒ガスのみならず冷凍
機油も同時に圧縮し、これに伴いロータ内部の圧力，軸
受荷重が異常に高い値となり、圧縮機のロータ面、およ
び軸受摺動部，軸受等の損傷あるいは寿命低下を招くと
いう点について考慮がなされていなかった。本発明の目
的は、冷凍機再起動時の油圧縮を防止し、圧縮機のロー
タ，軸受等の損傷あるいは寿命低下を防止し、安定した
圧縮機の起動及び軸受の給油を図ることにある。
縮機内に必要以上に冷凍機油を保有して冷凍機を停止し
た場合、冷媒ガスの圧縮作用を行うスクリューロータが
冷凍機油で浸された状態でも、その状態から冷凍機は再
起動する。そのため、ロータは冷媒ガスのみならず冷凍
機油も同時に圧縮し、これに伴いロータ内部の圧力，軸
受荷重が異常に高い値となり、圧縮機のロータ面、およ
び軸受摺動部，軸受等の損傷あるいは寿命低下を招くと
いう点について考慮がなされていなかった。本発明の目
的は、冷凍機再起動時の油圧縮を防止し、圧縮機のロー
タ，軸受等の損傷あるいは寿命低下を防止し、安定した
圧縮機の起動及び軸受の給油を図ることにある。
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、電磁弁を介して油分離器から圧縮機吸入口上流側へ
バイパス配管系統を設け、制御回路上の限時継電器の動
作により冷凍機が停止した直後から一定時間、あるい
は、冷凍機が再起動する迄の時間について、油分離器内
部の高圧冷媒ガスを低圧力部へ逃がすことにより、油分
離器内の圧力を低下させる。
に、電磁弁を介して油分離器から圧縮機吸入口上流側へ
バイパス配管系統を設け、制御回路上の限時継電器の動
作により冷凍機が停止した直後から一定時間、あるい
は、冷凍機が再起動する迄の時間について、油分離器内
部の高圧冷媒ガスを低圧力部へ逃がすことにより、油分
離器内の圧力を低下させる。
【作用】バイパス配管途中に設けた電磁弁を開くことに
より、油分離器内の冷媒ガスを逃がす流路が形成される
ため、この動作により圧縮機内の圧力に比して、まず、
油分離器内の圧力が低下し、圧縮機の油排出口から油分
離器の油溜に接続されている配管を流路とし、圧縮機に
保有している必要量以上の冷凍機油は、圧力差により冷
凍機停止中に油分離器内下部の油溜へ排出することがで
き、冷凍機再起動時の油圧縮を防ぐことができる。バイ
パス電磁弁の開時間は限時継電器により制限するため、
圧縮機の冷凍機油が油分離器から吸入側に無制限に連続
的に流れ込むことはない。
より、油分離器内の冷媒ガスを逃がす流路が形成される
ため、この動作により圧縮機内の圧力に比して、まず、
油分離器内の圧力が低下し、圧縮機の油排出口から油分
離器の油溜に接続されている配管を流路とし、圧縮機に
保有している必要量以上の冷凍機油は、圧力差により冷
凍機停止中に油分離器内下部の油溜へ排出することがで
き、冷凍機再起動時の油圧縮を防ぐことができる。バイ
パス電磁弁の開時間は限時継電器により制限するため、
圧縮機の冷凍機油が油分離器から吸入側に無制限に連続
的に流れ込むことはない。
【実施例】以下、本発明の一実施例を図１により説明す
る。図１は三段圧縮機冷凍サイクルのサイクル系統図で
あり、図中の実線の矢印は冷媒及び冷凍機油の流れ方向
を示す。半密閉形二段スクリュー圧縮機１で冷媒は中間
圧力に圧縮，吐出させ、半密閉形単段スクリュー圧縮機
２でさらに高温高圧となった後、冷媒ガスと冷凍機油は
分離され冷媒ガスは吐出され、油分離器３内で、再び、
冷媒ガスと油に分離される。冷媒ガスは凝縮器４で凝縮
液となり、過冷却器５及び６で液温を下げ、主膨張弁７
の作用により低圧の湿りガスとなり蒸発器８内で蒸発し
て被冷却物の冷却作用を行った後、半密閉形二段スクリ
ュー圧縮機１へ吸入される。一方、半密閉形単段スクリ
ュー圧縮機２で分離された冷凍機油は油分離器３の下部
へ流出し、油分離器３内で分離された冷凍機油は油タン
ク１１に一時溜まり、油冷却器１２で冷却水又は液冷媒
によって冷却された後、半密閉形二段スクリュー圧縮機
１，半密閉形単段スクリュー圧縮機２の各軸受へ給油さ
れる。過冷却器５を出た液冷媒は二方向に分岐し、一方
は過冷却器６へ入る主液となり他方は過冷却器用膨張弁
９で中間圧力の湿りガスに変化し、過冷却器５内で主液
を過冷却する。この後、湿りガスは半密閉形二段スクリ
ュー圧縮機１から吐出された冷媒ガスを冷却後、半密閉
形単段スクリュー圧縮機２へ吸入される。過冷却器５で
過冷却された主液はさらに過冷却器６を出た後、二方向
に分岐し、一方は主膨張弁７へ入る主液となり他方は前
述と同様に湿りガスに変化し、過冷却器６内で主液を再
度過冷却する。この後、湿りガスは半密閉形二段スクリ
ュー圧縮機１の中間ケーシング部に吸入され、低段吐出
ガスを冷却した後、高段側に吸入される。図２に本発明
のシーケンス図を示す。冷凍機停止指令により冷凍機が
停止すると、限時継電器１４のコイルに通電され限時継
電器１４の設定時間中、バイパス電磁弁１３は開状態と
なり逆止弁１５により隔離された油分離器３内の冷媒ガ
スは、半密閉形二段スクリュー圧縮機１の吸入口上流側
へバイパスされる。従って、油分離器３内の圧力は、半
密閉形単段スクリュー圧縮機２内の圧力に比して低くな
り、半密閉形単段スクリュー圧縮機２内で分離され停止
直後内部に溜まっていた冷凍機油は、圧力差により油排
出口から油分離器３内下部の油溜へ流出する。この動作
により冷凍機停止中に必要量以上の油は圧縮機外へ排出
され、再起動時の油圧縮を防ぐことができる。
る。図１は三段圧縮機冷凍サイクルのサイクル系統図で
あり、図中の実線の矢印は冷媒及び冷凍機油の流れ方向
を示す。半密閉形二段スクリュー圧縮機１で冷媒は中間
圧力に圧縮，吐出させ、半密閉形単段スクリュー圧縮機
２でさらに高温高圧となった後、冷媒ガスと冷凍機油は
分離され冷媒ガスは吐出され、油分離器３内で、再び、
冷媒ガスと油に分離される。冷媒ガスは凝縮器４で凝縮
液となり、過冷却器５及び６で液温を下げ、主膨張弁７
の作用により低圧の湿りガスとなり蒸発器８内で蒸発し
て被冷却物の冷却作用を行った後、半密閉形二段スクリ
ュー圧縮機１へ吸入される。一方、半密閉形単段スクリ
ュー圧縮機２で分離された冷凍機油は油分離器３の下部
へ流出し、油分離器３内で分離された冷凍機油は油タン
ク１１に一時溜まり、油冷却器１２で冷却水又は液冷媒
によって冷却された後、半密閉形二段スクリュー圧縮機
１，半密閉形単段スクリュー圧縮機２の各軸受へ給油さ
れる。過冷却器５を出た液冷媒は二方向に分岐し、一方
は過冷却器６へ入る主液となり他方は過冷却器用膨張弁
９で中間圧力の湿りガスに変化し、過冷却器５内で主液
を過冷却する。この後、湿りガスは半密閉形二段スクリ
ュー圧縮機１から吐出された冷媒ガスを冷却後、半密閉
形単段スクリュー圧縮機２へ吸入される。過冷却器５で
過冷却された主液はさらに過冷却器６を出た後、二方向
に分岐し、一方は主膨張弁７へ入る主液となり他方は前
述と同様に湿りガスに変化し、過冷却器６内で主液を再
度過冷却する。この後、湿りガスは半密閉形二段スクリ
ュー圧縮機１の中間ケーシング部に吸入され、低段吐出
ガスを冷却した後、高段側に吸入される。図２に本発明
のシーケンス図を示す。冷凍機停止指令により冷凍機が
停止すると、限時継電器１４のコイルに通電され限時継
電器１４の設定時間中、バイパス電磁弁１３は開状態と
なり逆止弁１５により隔離された油分離器３内の冷媒ガ
スは、半密閉形二段スクリュー圧縮機１の吸入口上流側
へバイパスされる。従って、油分離器３内の圧力は、半
密閉形単段スクリュー圧縮機２内の圧力に比して低くな
り、半密閉形単段スクリュー圧縮機２内で分離され停止
直後内部に溜まっていた冷凍機油は、圧力差により油排
出口から油分離器３内下部の油溜へ流出する。この動作
により冷凍機停止中に必要量以上の油は圧縮機外へ排出
され、再起動時の油圧縮を防ぐことができる。
【発明の効果】本発明によれば、冷凍機停止直前に圧縮
機に必要以上の冷凍機油を保有していても、冷凍機停止
中に圧縮機内の冷凍機油を外部給油系統へ排出できるた
め、再起動時の多量の油圧縮を防止でき、起動負荷軽減
による起動不良防止及び、圧縮機の軸受，ロータ等の損
傷あるいは寿命低下の防止が可能である。また、外部給
油系統に冷凍機油を集められるため、再起動後の圧縮機
軸受への給油の安定化と、圧縮機からサイクルの低圧部
への油の移動（油上り）減少を図ることができる。
機に必要以上の冷凍機油を保有していても、冷凍機停止
中に圧縮機内の冷凍機油を外部給油系統へ排出できるた
め、再起動時の多量の油圧縮を防止でき、起動負荷軽減
による起動不良防止及び、圧縮機の軸受，ロータ等の損
傷あるいは寿命低下の防止が可能である。また、外部給
油系統に冷凍機油を集められるため、再起動後の圧縮機
軸受への給油の安定化と、圧縮機からサイクルの低圧部
への油の移動（油上り）減少を図ることができる。
【図１】本発明の一実施例を示す冷凍サイクルの系統
図。
図。
【図２】図１に対応する制御回路図。
【符号の説明】 １…半密閉形二段スクリュー圧縮機、２…半密閉形単段
スクリュー圧縮機、３…油分離器、４…凝縮器、５，６
…過冷却器、７…主膨張弁、８…蒸発器、９…過冷却用
電磁弁、１０…過冷却用膨張弁、１１…油タンク、１２
…油冷却器、１３…バイパス電磁弁、１４…限時継電
器、１５…逆止弁。
スクリュー圧縮機、３…油分離器、４…凝縮器、５，６
…過冷却器、７…主膨張弁、８…蒸発器、９…過冷却用
電磁弁、１０…過冷却用膨張弁、１１…油タンク、１２
…油冷却器、１３…バイパス電磁弁、１４…限時継電
器、１５…逆止弁。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 鈴木 義文 静岡県清水市村松390番地 日立清水エン ジニアリング株式会社内
Claims (1)
- 【請求項１】低段側に二段スクリュー圧縮機を用い、高
段側に単段スクリュー圧縮機を用いて、油分離器，油タ
ンク，凝縮器，膨張弁，蒸発器等を配管接続して三段圧
縮冷凍サイクルを形成し、前記二段および単段圧縮機の
停止中に、前記油分離器内の冷媒ガスを前記圧縮機の吸
入側へ逃がすことを特徴とする冷凍装置。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP9257292A JPH05296585A (ja) | 1992-04-13 | 1992-04-13 | 冷凍装置 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP9257292A JPH05296585A (ja) | 1992-04-13 | 1992-04-13 | 冷凍装置 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH05296585A true JPH05296585A (ja) | 1993-11-09 |
Family
ID=14058146
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP9257292A Pending JPH05296585A (ja) | 1992-04-13 | 1992-04-13 | 冷凍装置 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH05296585A (ja) |
-
1992
- 1992-04-13 JP JP9257292A patent/JPH05296585A/ja active Pending
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