JPH05296357A - メタルダイヤフラムバルブ - Google Patents

メタルダイヤフラムバルブ

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Publication number
JPH05296357A
JPH05296357A JP4126793A JP12679392A JPH05296357A JP H05296357 A JPH05296357 A JP H05296357A JP 4126793 A JP4126793 A JP 4126793A JP 12679392 A JP12679392 A JP 12679392A JP H05296357 A JPH05296357 A JP H05296357A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
valve
metal diaphragm
diameter
stem
handle
Prior art date
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Pending
Application number
JP4126793A
Other languages
English (en)
Inventor
Hitoshi Sekiguchi
仁至 関口
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
NEC Corp
Original Assignee
NEC Corp
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Filing date
Publication date
Application filed by NEC Corp filed Critical NEC Corp
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Publication of JPH05296357A publication Critical patent/JPH05296357A/ja
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 メタルダイヤフラムバルブを大口径化する場
合に、メタルダイヤフラムのシール性能と信頼性(長寿
命化)を確保する。 【構成】 メタルダイヤフラムの大径化によってバルブ
の大口径化を図るのではなく、現在実用化され、問題の
ない径のメタルダイヤフラム15を使用する。すなわ
ち、バルブボディ11内にて小径ダイヤフラムに合うサ
イズにガス入口流路12及び出口流路13を分岐、小口
径化し、分岐したそれぞれにバルブ機能を持たせる。ま
た、それぞれのバルブ機能を一括して操作するために、
ハンドル18とステム押え19を有し、ハンドル18の
上下動がステム押え19を介して同一動作をそれぞれの
バルブ機能に行わせている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明はメタルダイヤフラムバル
ブに関し、特に半導体分野にて使用されるクリーンなガ
スの供給に用いられる大口径のメタルダイヤフラムバル
ブに関する。
【0002】
【従来の技術】従来、半導体製造用のクリーンなバルク
ガス供給系には、図5に示すように、バルブボディ31
内に流体を導く入口流路32及び出口流路33とプラス
チック製のシート34,メタルダイヤフラム35,ステ
ム36,スプリング37を備え、ステム36上部にネジ
機構により上下するハンドル38を有する小口径のメタ
ルダイヤフラムバルブが使用される。
【0003】次に動作について説明する。ハンドル38
を右回転させることでネジ機構によりハンドル38が下
降し、その動きはステム36に伝えられる。
【0004】ステム36は予め凸状に加工されたメタル
ダイヤフラム35の頂部を押し、メタルダイヤフラム3
5は自らの弾性変形範囲内で変形し、下側のシート34
に密着することで入口流路32をふさぐ。このとき、バ
ルブ内を流れるガスは遮断された状態となる。
【0005】次にハンドル38を左回転させると、ネジ
機構によりハンドル38は上昇する。ステム36は圧縮
されたスプリング37の復元力により上昇し、またダイ
ヤフラム35も自らの弾性により元の形状に復元する。
【0006】このとき、入口流路32と出口流路33と
は連通が得られ、ガスはバルブ内を流れることができ
る。
【0007】一方、大口径バルブとしては図6に示すス
テンレスベローズバルブが使用されている。41はバル
ブボディ、42は入口流路、43は出口流路、44はシ
ート、45はステンレスベローズ、46はステム、48
はハンドルである。
【0008】これはバルブ駆動部と流体を隔離する隔壁
をダイヤフラムからベローズ45に置き換えたものと考
えれば良く、基本的に動作はメタルダイヤフラムバルブ
と同様である。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】従来、半導体の生産に
必要とされるクリーンなガスの供給配管系のバルブとし
ては、小口径のものから大口径のものまでステンレスベ
ローズバルブが用いられてきた。
【0010】しかし、ステンレスベローズバルブは、そ
のベローズ自身の構造から、図4に示すようにガスの滞
溜部を有するため、ガスの置換性が悪く、パーティクル
のたまりなどを生じさせやすいため、高度化する半導体
の生産には不向きとされた。
【0011】そこで、流体流路構造が単純で、かつ内表
面の平滑化加工性に優れたクリーン化メタルダイヤフラ
ムバルブが開発されたが、メタルダイヤフラムの大口径
化には、そのシール性能及び信頼性が確保できないとい
った問題があり、現在は呼び口径1インチ未満の小口径
のものが実用化されているのみであり、大口径バルブは
いまだステンレスベローズバルブを使用している。
【0012】本発明の目的は、ステンレスベローズバル
ブを用いずに大口径バルブとしたメタルダイヤフラムバ
ルブを提供することにある。
【0013】
【課題を解決するための手段】前記目的を達成するた
め、本発明に係るメタルダイヤフラムバルブは、バルブ
ボディ内に導入したガスの流路を複数に分岐する入口流
路と、分岐した流路それぞれに設けられ、バルブ駆動部
とガスの流れる部分を隔離する複数のメタルダイヤフラ
ムと、各流路のガスを遮断,開放する複数の弁部と、弁
部に開放,遮断の動力を伝えるステムと、各ステムに一
括して動力を伝えるハンドルと、複数に分岐した入口流
路を一本にまとめて外部に導く出口流路とを有するもの
である。
【0014】
【作用】メタルダイヤフラムの大径化により、バルブの
大口径化を図るのではなく、現在、実用化され、問題の
ない径のメタルダイヤフラムを複数個使用して、結果と
して大口径のメタルダイヤフラムバルブを実現しようと
するものである。
【0015】
【実施例】次に本発明について図面を参照して説明す
る。
【0016】(実施例1)図1は、本発明の実施例1に
係るメタルダイヤフラムバルブを示す断面図、図2は、
図1のII−II線断面図である。
【0017】図において、本メタルダイヤフラムバルブ
は、バルブボディ11中に導入したガスの流路を3つに
分岐する入口流路12と、分岐した流路それぞれに設け
られ、バルブ駆動部とガスの流れる部分を隔離し、ガス
を汚染から守るメタルダイヤフラム15と、メタルダイ
ヤフラム15と密着することでガスを遮蔽するシート1
4と、メタルダイヤフラム15を変形させるための動力
を伝えるステム16と、ステム16の位置を復元させる
スプリング17とを備え、各ステム16上にはハンドル
18からの上下動を各ステム16に伝達するステム押え
19が取り付けられている。
【0018】また入口流路12と並んで3つに分岐した
流路を再び一本にまとめ、ガスをバルブ外へと導く出口
流路13を備えている。
【0019】次に動作について説明する。
【0020】ハンドル18を右回転させることでネジ機
構によりハンドル18が下降し、その動きはステム押え
19を介して3つのステム16に伝えられる。
【0021】ステム16は予め凸状に加工されたメタル
ダイヤフラム15の頂部を押し、メタルダイヤフラム1
5は自らの弾性変形範囲内で変形し、下側のシート14
と密着することで分岐した入口流路12をふさぐ。この
とき、バルブ内を流れるガスは遮断された状態となる。
【0022】次にハンドル18を左回転させると、ネジ
機構によりハンドル18は上昇する。ステム16は圧縮
されていたスプリング17の復元力により上昇し、また
弾性変形していたダイヤフラム15も自らの弾性により
元の形状に復元し、ダイヤフラム15とシート14の間
に間隙が生じる。
【0023】このとき、入口流路12と出口流路13と
は導通が得られ、ガスはバルブ内を流れることができ
る。以上の動作をフローシートとして表すと、次のよう
になる。
【0024】
【0025】(実施例2)図3は本発明の実施例2を示
す断面図、図4は、図3のIV−IV線断面図である。
【0026】本実施例では、ステム26にシート24を
はめ込み、ステム26の上方にメタルダイヤフラム25
を設置した。また、ハンドル28,ステム押え29,ス
テム26を結合し、スプリング17を排除した。
【0027】これにより、前述した実施例1のように、
メタルダイヤフラム15が直接入口流路12に取り付け
られたシート14と密着しガスを遮断するのではなく、
ステム26に取り付けられたシート24とバルブボディ
21を密着させることでガスを遮断する。
【0028】この方法によれば、メタルダイヤフラム2
5を大径化することなく、入口流路22,出口流路23
の口径を大きくすることが可能で、バルブの大口径化に
は都合が良い。
【0029】また、スプリング17を排除し、ハンドル
28からシート24までを結合することでスプリング1
7や、メタルダイヤフラム15の弾性復元力にたよら
ず、ハンドル28の操作が直接バルブの開閉動作となる
ため、バルブ操作の確実性を増すことが可能となった。
【0030】
【発明の効果】以上説明したように本発明は、メタルダ
イヤフラムの大径化により、バルブの大口径化を図るの
ではなく、現在実用化され、問題のない径のメタルダイ
ヤフラムを複数個使用して結果として大口径のメタルダ
イヤフラムバルブを実現しようとしたので、メタルダイ
ヤフラムバルブの持つクリーンな性能を生かしつつ、小
口径メタルダイヤフラムと同等のシール性能及び信頼性
を確保することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施例1を示す断面図である。
【図2】図1のII−II線断面図である。
【図3】本発明の実施例2を示す断面図である。
【図4】図3のIV−IV線断面図である。
【図5】従来のメタルダイヤフラムバルブを示す断面図
である。
【図6】従来のステンレスベローズバルブを示す断面図
である。
【符号の説明】
11,21,31,41 バルブボディ 12,22,32,42 入口流路 13,23,33,43 出口流路 14,24,34,44 シート 15,25,35 メタルダイヤフラム 45 ステンレスベローズ 16,26,36,46 ステム 17,37 スプリング 18,28,38,48 ハンドル 19,29 ステム押え

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 バルブボディ内に導入したガスの流路を
    複数に分岐する入口流路と、 分岐した流路それぞれに設けられ、バルブ駆動部とガス
    の流れる部分を隔離する複数のメタルダイヤフラムと、 各流路のガスを遮断,開放する複数の弁部と、 弁部に開放,遮断の動力を伝えるステムと、 各ステムに一括して動力を伝えるハンドルと、 複数に分岐した入口流路を一本にまとめて外部に導く出
    口流路とを有することを特徴とするメタルダイヤフラム
    バルブ。
JP4126793A 1992-04-20 1992-04-20 メタルダイヤフラムバルブ Pending JPH05296357A (ja)

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JP4126793A JPH05296357A (ja) 1992-04-20 1992-04-20 メタルダイヤフラムバルブ

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JP4126793A JPH05296357A (ja) 1992-04-20 1992-04-20 メタルダイヤフラムバルブ

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JPH05296357A true JPH05296357A (ja) 1993-11-09

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JP4126793A Pending JPH05296357A (ja) 1992-04-20 1992-04-20 メタルダイヤフラムバルブ

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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR20120046191A (ko) * 2009-07-24 2012-05-09 베에스하 보쉬 운트 지멘스 하우스게랫테 게엠베하 가스 밸브 유닛의 구조
KR20210083410A (ko) * 2019-12-05 2021-07-07 주식회사 케이엘테크 고압가스 용기용 밸브유닛

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Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR20120046191A (ko) * 2009-07-24 2012-05-09 베에스하 보쉬 운트 지멘스 하우스게랫테 게엠베하 가스 밸브 유닛의 구조
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