JPH05296201A - ポジショナ - Google Patents

ポジショナ

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Publication number
JPH05296201A
JPH05296201A JP12795492A JP12795492A JPH05296201A JP H05296201 A JPH05296201 A JP H05296201A JP 12795492 A JP12795492 A JP 12795492A JP 12795492 A JP12795492 A JP 12795492A JP H05296201 A JPH05296201 A JP H05296201A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
signal
air pressure
valve
power
positioner
Prior art date
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Pending
Application number
JP12795492A
Other languages
English (en)
Inventor
Shinichi Akano
信一 赤野
Shunichiro Anami
俊一郎 阿波
Fumio Nagasaka
文雄 長坂
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Azbil Corp
Original Assignee
Azbil Corp
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Filing date
Publication date
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Publication of JPH05296201A publication Critical patent/JPH05296201A/ja
Pending legal-status Critical Current

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Abstract

(57)【要約】 【目的】本発明は、2線の伝送線から4〜20mAの電
流信号を受けると共に、電力の供給を受けるポジショナ
において、空気圧信号から電力を得ることにより、内部
消費電力の供給能力を増加させることを目的とする。 【構成】以上の目的達成のために、ポジショナ内部の電
空変換部またはパイロットリレーの排気により、供給空
気圧源からの空気路内に生ずる空気の流れを利用して空
気圧発電部により電気を起こさせることにより実現し
た。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、電気信号を空気圧信号
に変換し、空気圧で駆動される機器に空気圧信号を与え
る電空変換器に関するものである。例えば、空気圧で駆
動されるアクチュエータを有する調節弁であって、上位
の機器からの電気信号による弁開度信号に応じて、調節
弁を制御するポジショナに使用される。特に2線式で電
流信号(例えば4〜20mA)を送信し、その電流信号
から駆動電力を得るものにおいて有効である。
【0002】
【従来の技術】ポジショナは、通常入力信号として空気
圧を用いるものと電流信号を用いるものがあるが、本発
明は電流信号を入力信号としたポジショナであって、特
にその駆動電源を電流信号の中から取り出し、駆動しよ
うとする場合に有効である。つまり、例えば4〜20m
Aの電流信号を調節弁の弁開度に対応させて2線の伝送
線によって送信するものとすれば、弁開度0パーセント
を4mA、100パーセントを20mAと対応付け、そ
の間をリニアまたは特定の曲線になるような信号を与え
るよう設定されるのが普通である。この場合、4mA以
上の電流をポジショナで消費してしまうと、信号と弁開
度との対応がとれなくなってしまうので、この信号から
ポジショナが電源として利用できる最低の電流は最高で
も4mAしか得られないようになっていた。
【0003】ところが、プロセス機器のインテリジェン
ト化が進み、それまでは入力に対して弁の開度を制御す
るのみの、所謂アクチュエータと言われる物において
も、故障診断やステータスを要求に応じて発信するとい
った通信機能を持ったポジショナも提案され、2線の入
力信号線、或いは別途通信線を設けて通信を行うことが
行われるようになった。この様な機能を実現するために
は、ポジショナ内部にマイクロプロセッサを登載し、プ
ログラムに従って各種処理を行う必要も出てきた。
【0004】以上のような結果、ポジショナ内部で消費
できる電力には制限があるというばかりでなく、機能の
増加の目的でマイクロプロセッサを搭載することによ
り、消費電力が著しく増大し、電力制限が更に厳しくな
り、通信機能等を充分発揮させることが困難になるとい
うことも問題があった。また、この様な問題のために新
たに電源ラインを設けることは、配線コスト上も、或い
は防爆雰囲気においては安全性においても有効ではな
く、通信のためにわざわさ電源ラインを設けるようなこ
とはできなかった。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】以上のように、従来の
ポジショナは電源の制約が大きく、また、そのために電
源ラインを新たに設置するほどのコストもかけられず、
また、危険雰囲気においては、電源のための配線は爆発
の危険性を増すということからも、安全性の上からも弁
の監視を主にする通信のためだけに危険性を増すような
こともできなかった。以上のような制約から、電源の確
保が重要な課題となり、止むなく節電設計に頼るという
状況であった。本発明は、この様な問題点に鑑み、調節
弁で利用される空気圧源が高圧にも関わらず、実際には
かなりの空気圧が排気されていることに着目して、この
排気空気圧を有効利用しようとするものである。
【0006】
【課題を解決するための手段】以上のような課題を解決
するために本発明は、2線の伝送線を通じ、電流信号に
よって与えられる信号を対応した空気圧信号に変換し、
弁の制御を行うポジショナにおいて、電流信号を受信
し、所定の空気圧信号になるように制御する制御部と、
電流信号から駆動電流を得る電源部と、前記制御部から
の電気信号を空気圧信号に変換する電空変換部と、前記
電空変換部への供給空気圧管路の途中に挿入され、前記
電空変換部の消費空気圧に応じて発電を行い、前期電源
部に電力を供給する空気圧発電部とを有する構成をとる
ことにより課題を解決した。
【0007】
【作用】調節弁に与えられる空気圧源の空気圧のうち、
電空変換器或いはパイロットリレーで消費された後排気
する分の空気圧によって生じる空気の流れを利用して発
電を行い、電源部に供給するものである。
【0008】
【実施例】第1図に本発明の一実施例を示す。2線の伝
送線11A,11Bを介してコントローラ(図示せず)
からの4〜20mAの電流信号により調節弁の開度信号
を与える。通常は例えば4mAのときは0%(全閉)、
20mAのときは100%(全開)の状態を設定する。
但し、この設定条件は自由であり、電流値と弁開度との
対応は、リニアであっても特定の曲線を描く特性であっ
てもよく、電流値と弁開度との対応を逆にすることも自
由である。しかし、殆どの制御機器での信号は4〜20
mAの電流信号が通常用いられ、この電流値を自由に設
定できるという意味ではない。
【0009】与えられた弁開度信号は制御部2に入力さ
れ、前記入力信号に対する調節弁の調節信号を弁開度検
出器8の弁開度信号をフィードバック信号をもとに決定
し、電空変換部3に信号線12を介して入力される。こ
の制御部はマイクロコンピュータを具備し、入力信号の
変換ばかりでなく通信部22を介して伝送線11A,1
1Bの電流信号に重畳または時分割等の方法によってコ
ントローラ側に調節弁或いはポジショナ自身の診断情報
やステータス等を伝送することが可能である。
【0010】前記電空変換部3は前記調節信号を空気圧
信号に変換する部分であり、例えばノズルフラッパ機構
により変換が行われる。この時、電空変換部3には供給
空気圧が空気路15から与えられ、その圧力は5〜7K
gFS/cm2 程度ある。
【0011】電空変換部3で変換された空気圧信号は、
このままでは調節弁のアクチュエータ7を直接駆動する
には小さすぎるので、パイロットリレー4によって増幅
することになる。そして、このパイロットリレー4にも
供給空気圧が与えられている。このときの出力は調節弁
の大きさによっても異なるが、0.2〜2.4KgFS
/cm2 程度の圧力である。
【0012】この様に変換された空気圧信号は、空気路
14を介して調節弁のアクチュエータ7に入力されて調
節弁を駆動する。
【0013】ところで、供給空気圧とアクチュエータの
駆動空気圧の差はかなりあり、この差分の空気圧は電空
変換部3またはパイロットリレー4で排気されることに
なる(31,41)。通常、この排気空気圧はアクチュ
エータが駆動されていない状態でも存在するので、空気
路15には常に空気の流れが存在することになり、この
空気の流れを利用して空気路15に挿入された空気圧発
電部5で電力を起こすものである。この空気圧発電部5
は空気の流れの存在するところならどこに置かれてもよ
く、ポジショナ1の内部にあってもよい。
【0014】上記空気圧発電部5として考えられるの
は、タービン風車発電機、圧電素子を利用した発電機、
ボルテックスチューブ等により温度差を作り、ペルチェ
効果を利用した発電機等が挙げられる。
【0015】空気圧発電部5で発電された電力は、前記
制御部内部にあり、伝送線から電力として4mAの電流
を取り出し、電源とすると共に、上記空気圧発電部5か
らの電力を例えばコンデンサのような蓄電手段に蓄える
ことによりポジショナ内部の電源として利用される。
【0016】以上のように蓄積された電源は、制御部2
内のマイクロコンピュータ等の電子機器の電源となるば
かりでなく、マイクロコンピュータにより実現される各
種診断機能用のセンサ、例えば応力センサ、圧力センサ
等の主に調節弁7の動作確認や空気圧の圧力状態確認に
行うセンサの駆動源としても利用できる。
【0017】また、本実施例では示さなかったが、制御
部2で行われる通信は、2線の伝送線を用いるばかりで
なく、別途通信専用線を設けてもよく、これによって通
信の自由度が増し、多種の機能が実現できるばかりでな
く、コントローラからの4〜20mAの信号電流を乱す
こともないので安定した動作が得られる。
【0018】
【発明の効果】以上説明したように、本発明により、従
来はただ排気されていただけの供給空気圧を有効利用す
ることにより、ポジショナの電源を補助し、特にマイク
ロコンピュタにより実現される各種診断機能等の充実を
図れることになる。
【0019】また、常に空気圧により発電を行っている
ので、もし、2線の伝送線からの電流信号がなくなった
場合でも、その後の処理を実行できるので、フェイルセ
ーフ機能やアラーム機能により、大きな事故につながる
こともなくなるという効果もある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明を適用した装置の一実施例を示す図
【符号の説明】
11A,11B 伝送線 2 制御部 3 電空変換部 4 パイロットリレー 5 空気圧発電部 6 調節弁 7 アクチュエータ 8 弁開度検出器

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 2線の伝送線を通じ、電流信号によって
    与えられる信号を対応した空気圧信号に変換し、弁の制
    御を行うポジショナにおいて、電流信号を受信し、所定
    の空気圧信号になるように制御する制御部と、電流信号
    から駆動電流を得る電源部と、前記制御部からの電気信
    号を空気圧信号に変換する電空変換部と、前記電空変換
    部への供給空気圧管路の途中に挿入され、前記電空変換
    部の消費空気圧に応じて発電を行い、前期電源部に電力
    を供給する空気圧発電部とを有することを特徴とする電
    空変換器。
JP12795492A 1992-04-22 1992-04-22 ポジショナ Pending JPH05296201A (ja)

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JP12795492A JPH05296201A (ja) 1992-04-22 1992-04-22 ポジショナ

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JP12795492A Pending JPH05296201A (ja) 1992-04-22 1992-04-22 ポジショナ

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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2001517821A (ja) * 1997-09-22 2001-10-09 フィッシャー コントロールズ インターナショナル, インコーポレイテッド インテリジェント圧力レギュレータ
US7539560B2 (en) * 2007-01-05 2009-05-26 Dresser, Inc. Control valve and positioner diagnostics

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2001517821A (ja) * 1997-09-22 2001-10-09 フィッシャー コントロールズ インターナショナル, インコーポレイテッド インテリジェント圧力レギュレータ
US7539560B2 (en) * 2007-01-05 2009-05-26 Dresser, Inc. Control valve and positioner diagnostics
US7890216B2 (en) 2007-01-05 2011-02-15 Dresser, Inc. Control valve and positioner diagnostics

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